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JP2687483B2 - ディジタル・タイム・コード伝送方式 - Google Patents

ディジタル・タイム・コード伝送方式

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JP2687483B2
JP2687483B2 JP63241779A JP24177988A JP2687483B2 JP 2687483 B2 JP2687483 B2 JP 2687483B2 JP 63241779 A JP63241779 A JP 63241779A JP 24177988 A JP24177988 A JP 24177988A JP 2687483 B2 JP2687483 B2 JP 2687483B2
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digital
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加一 立沢
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Sony Corp
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本発明は、ビデオ信号編集等のためのアドレス情報と
なる所謂VITCとして知られているアナログ・タイム・コ
ード信号をディジタル伝送するためのディジタル・タイ
ム・コード伝送方式に関し、特に、テレビジョン標準方
式のビデオ信号のディジタル・コード化された輝度信号
と色差信号とを交互に所定のシーケンスで時分割多重伝
送するためのディジタル・インターフェイス・フォーマ
ットにより伝送されるディジタル・コンポーネント・ビ
デオ信号の垂直ブランキング期間の所定走査線位置に、
上記輝度信号のデータ・ワードによって、タイム・コー
ドのアナログ信号波形に対応するデータ列を上記タイム
・コードの連続する2ビット当たり奇数個のサンプル数
で形成し、このタイム・コードのアナログ信号波形をデ
ィジタル信号として伝送するディジタル・タイム・コー
ド伝送方式に関する。
B 発明の概要 本発明は、テレビジョン標準方式のビデオ信号のディ
ジタル・コード化された輝度信号と色差信号とを交互に
所定のシーケンスで時分割多重伝送するためのディジタ
ル・インターフェイス・フォーマットにより伝送される
ディジタル・コンポーネント・ビデオ信号の垂直ブラン
キング期間の所定走査線位置に、上記輝度信号のデータ
・ワードによって、タイム・コードのアナログ信号波形
に対応するデータ列を上記タイム・コードの連続する2
ビット当たり奇数個のサンプル数で形成し、このタイム
・コードのアナログ信号波形をディジタル信号として伝
送するディジタル・タイム・コード伝送方式において、
上記データ列の連続する2つのデータのサンプル点間に
上記タイム・コードのアナログ信号波形のビット境界が
位置するような上記タイム・コードのアナログ信号のレ
ベル遷移波形を上記データ列によって形成するに際し、
上記データ列の中の上記ビット境界を挟む2つのデータ
の値を、上記タイム・コードのアナログ信号波形の高レ
ベルに対応する値よりも小で、上記タイム・コードのア
ナログ信号波形の低レベルに対応する値よりも大で、か
つ上記レベル遷移波形が高レベルから低レベルへ経時変
化する場合は、上記2つのサンプル点のうちの先行する
サンプル点のデータの値は後行のサンプル点のデータの
値よりも大で、上記レベル遷移波形が低レベルから高レ
ベルへ経時変化する場合は、上記先行するサンプル点の
データの値は上記後行のサンプル点のデータの値よりも
小と定めることによって、受信側でディジタル・タイム
・コードのタイミングエッジを確実に検出できるように
し、アナログ・ビデオ信号のタイム・コードとの互換性
の保たれたディジタル・タイム・コードを正確に再生で
きるようにしたものである。
C 従来の技術 例えば放送局用アナログVTR(ビデオ・テープ・レコ
ーダ)においては、テープ編集のためのアドレス情報と
して用いられるタイム・コードとして、テープ長手方向
のキュートラック上に記録する形態の長手方向タイム・
コード(いわゆるLTC)と、テープ走行方向に対して傾
斜して設けられるビデオ・トラックの垂直ブランキング
期間の記録部に記録する形態のタイム・コード(いわゆ
るVITC)とが知られている。
これに対して、ディジタルVTRにおいては、このよう
なタイム・コード信号を上記テープ長手方向に記録する
ことは従来より行われている。また傾斜トラックにタイ
ム・コード信号を記録することについては、本件出願人
が先に特開昭62-237876号公報において提案している。
この先願技術は、いわゆる4:2:2規格(あるいはD−1
規格)のディジタル・コンポーネントVTRのテープ上の
傾斜トラックにタイム・コード信号を記録するための記
録方式に関するものである。この先願技術において、テ
ープ上に1フィールドにつき複数本の傾斜トラックが形
成され、1本の傾斜トラックには、オーディオ・トラッ
ク部がヘッド走査方向の中間に、ビデオ・トラック部が
このオーディオ・トラック部の前後にそれぞれ設けられ
ており、上記オーディオ・トラック部の一部の複数箇所
にタイム・コード信号をいわゆるASTC(オーディオ・セ
クタ・タイム・コード)として記録している。
D 発明が解決しようとする課題 ところで、上述のようなディジタルVTRにて再生され
たディジタル信号をアナログ信号に変換して用いる際等
において、従来より用いられているアナログ・ビデオ信
号との互換性を保つことが好ましく、タイム・コード信
号についても、従来のアナログのVITCと等価なディジタ
ル・ビデオ信号フォーマットとすることが望まれる。
ここで上記ディジタルVTRにて記録再生されるディジ
タル・ビデオ信号とアナログ・ビデオ信号とのインター
フェース・フォーマットとして、CCIRの656号勧告(あ
るいはSMPTEのRP-125)によるディジタル・コンポーネ
ント・ビデオ信号インターフェース・フォーマットが知
られているが、該フォーマットにはアナログ・ビデオ信
号のVITCに該当するものが規定されていないのが現状で
ある。
本出願人は、このような実情に鑑みて、従来よりアナ
ログ・ビデオ信号のタイム・コードとして規格化されて
いるVITC等のタイム・コードを、上記CCIR656号勧告等
のディジタル・コンポーネント・ビデオ信号インターフ
ェース・フォーマット上で実現可能なディジタル・タイ
ム・コード伝送方式として、テレビジョン標準方式のビ
デオ信号のディジタル・コード化された輝度信号と色差
信号とを交互に所定のシーケンスで時分割多重伝送する
ためのディジタル・インターフェイス・フォーマットに
より伝送されるディジタル・コンポーネント・ビデオ信
号の垂直ブランキング期間の所定走査線位置に、上記輝
度信号のデータ・ワードによって、タイム・コードの第
6図のA〜Hに示すようなアナログ信号波形に対応する
例えば第1表に示す如き数値のディジタル・データ列を
形成し、このタイム・コードのアナログ信号波形をディ
ジタル信号として伝送することを特徴とするディジタル
・タイム・コード伝送方式を先に提案している(特願昭
63-136826号参照)。
この第1表中の各データの数値はいずれも16進数を示
しており、例えばC0は通常C0Hと表示され10進数の192を
示すものであるが、表のスペースの都合上Hを省いて示
している。
ところで、本出願人が先に提案しているようなディジ
タル・タイム・コード伝送方式では、タイム・コードの
アナログ信号波形に対応するデータ列を上記タイム・コ
ードの連続する2ビット当たり奇数個のサンプル数で形
成されるので、上記データ列の連続する2つのデータの
サンプル点間に上記タイム・コードのアナログ信号波形
のビット境界が位置するような上記タイム・コードのア
ナログ信号のレベル遷移波形を上記データ列によって形
成するに際し、上記データ列の中の上記ビット境界を挟
む2つのデータの連続する2ビット当たり奇数個のサン
プル数で形成し、このタイム・コードのアナログ信号波
形をディジタル信号として伝送するディジタル・タイム
・コード伝送方式において、上記データ列の連続する2
つのデータのサンプル点間に上記タイム・コードのアナ
ログ信号波形のビット境界が位置する場合にも、上記ビ
ット境界部分のタイミングを受信側で正確に検出するこ
とができるようにすることを目的とする。
E 課題を解決するための手段 本発明は、上述したような課題を解決するために、テ
レビジョン標準方式のビデオ信号のディジタル・コード
化された輝度信号と色差信号とを交互に所定のシーケン
スで時分割多重伝送するためのディジタル・インターフ
ェイス・フォーマットにより伝送されるディジタル・コ
ンポーネント・ビデオ信号の垂直ブランキング期間の所
定走査線位置に、上記輝度信号のデータ・ワードによっ
て、タイム・コードのアナログ信号波形に対応するデー
タ列を上記タイム・コードの連続する2ビット当たり奇
数個のサンプル数で形成し、このタイム・コードのアナ
ログ信号波形をディジタル信号として伝送するディジタ
ル・タイム・コード伝送方式において、上記データ列の
連続する2つのデータのサンプル点間に上記タイム・コ
ードのアナログ信号波形のビット境界が位置するような
上記タイム・コードのアナログ信号のレベル遷移波形を
上記データ列によって形成するに際し、上記データ列の
中の上記ビット境界を挟む2つのデータの値を、上記タ
イム・コードのアナログ信号波形の高レベルに対応する
値よりも小で、上記タイム・コードのアナログ信号波形
の低レベルに対応する値よりも大で、かつ上記レベル遷
移波形が高レベルから低レベルへ経時変化する場合は、
上記2つのサンプル点のうちの先行するサンプル点のデ
ータの値は後行のサンプル点のデータの値よりも大で、
上記レベル遷移波形が低レベルから高レベルへ経時変化
する場合は、上記先行するサンプル点のデータの値は上
記後行のサンプル点のデータの値よりも小と定めること
を特徴としている。
F 作用 本発明に係るディジタル・タイム・コード伝送方式で
は、ディジタル・コンポーネント・ビデオ信号の垂直ブ
ランキング期間の所定走査線位置の輝度信号データ・ワ
ードによって、タイム・コードのアナログ信号波形に対
応するデータ列を形成しているため、このディジタル輝
度信号をD/A変換によりアナログ信号に変換すると、そ
のままVITC等のアナログ・タイム・コードが得られ、し
かも、上記データ列の連続する2つのデータのサンプル
点間に上記タイム・コードのアナログ信号波形のビット
境界が位置する場合にも、上記ビット境界部分のアナロ
グ波形の連続性を確保しており、上記ビット境界部分の
タイミングを受信側で正確に検出することができる。
G 実施例 第1図は、本発明に係るディジタル・タイム・コード
伝送方式の一実施例を説明するための模式図であり、第
1図Aに示すアナログ・ビデオ信号のVITC(垂直ブラン
キング期間タイム・コード)のアナログ信号波形(第1
図B)を、第1図Cに示すようなフォーマットのディジ
タル・コンポーネント・ビデオ信号の輝度信号(Y)の
データ・ワードにより表している。
この第1図Cに示すフォーマットは、例えば第2図に
示すように、テレビジョン標準方式のアナログ・ビデオ
信号(第2図A)に対応する輝度信号(Y)と2つの色
差信号(CB≡B−Y、CR≡R−Y)とを、輝度信号につ
いて13.5M Hz、各色差信号については6.75M Hzのサンプ
リング周波数でディジタル・コード化して、第2図Bに
示すようなYとCが交互の所定のシーケンスで、すなわ
ちCB,Y,CR,Y,…の順序で時分割多重伝送するようなデ
ィジタル・インターフェイス・フォーマットである。こ
の時分割多重ビデオ・データが配される1440T(Tは全
ビデオ・データの1サンプル周期)のディジタル・アク
ティブ・ライン期間内に、アナログ・ビデオ信号のVITC
を表すアナログ信号波形に対応するデータ列を形成す
る。このVITCに対応するデータ列は、元のアナログVITC
と同様に、ビデオ信号の垂直ブランキング期間の所定走
査線位置、すなわち12H目及び14H目に配置される。
ここで、本実施例においては、ディジタル・ビデオ信
号の1ワード8ビットを並列(パラレル)伝送するため
のCCIRの656号勧告(あるいはSMPTEのRP-125)のインタ
ーフェース・フォーマットを想定しており、上記ディジ
タル・アクティブ・ラインの1440T中の1350Tをアナログ
VITCの90ビットの信号波形を形成するために用いてい
る。すなわちVITCの1ビットは、第1図Cに示すように
ディジタル・ビデオ信号のデータ・ワードの15ワード
(15T)に対応しており、この15ワード中の輝度信号
(Y)のデータ・ワードによって、VITCのアナログ信号
波形に対応するデータ列を形成している。この15ワード
中には、輝度信号ワードが8ワード入る場合と7ワード
入る場合とがあるが、VITC内の9箇所の各同期ビットの
いずれもが輝度信号(Y)のデータ・ワードで始まるよ
うに配設している。具体的には、アナログVITC信号の開
始タイミングが水平同期の立上りから最小で10.0μsの
ところと規定されていることを考慮して、第2図Cに示
すように、水平同期の立上り(図中の立下り)からディ
ジタル・タイム・コードまでの時間を271T(=10.04μ
s)とし、SAV(スタート・オブ・アクティブ・ビデ
オ)後のアクティブ・ワード中の28ワード目の輝度ワー
ド(Y)からディジタル・タイム・コードが始まるよう
にしている。なお、第2図中の数値はいずれもNTSC(52
5/60)方式の場合の時間をサンプル周期T(≒37ns)を
単位として示しているが、参考のためPAL,SECAM(625/5
0)方式の場合の時間を括弧内に示している。
次に上記アナログVITC信号波形を形成するための輝度
信号(Y)のワード・データの具体例について説明す
る。第1図Cの例において、上記アナログVITC信号波形
の1ビットに対応するディジタル・ビデオ信号の15ワー
ド中に輝度信号(Y)の8ワードが入る場合にこれらの
各ワードのデータを順次D1,D2,D3,D4,D5,D6,D7,D8
し、上記15ワード中に輝度信号(Y)が7ワード入る偶
数ブロックについては上記データD1〜D8中のデータD4
抜いた残りの7ワードのデータD1,D2,D3,D4,D5,D6,D7,D
8を順次割り当てるものとする。
ここで、アナログ信号波形の連続性を考慮して、当該
ビットの値が“1"か“0"かのみならず、その前後のビッ
トの値によってデータ列が形成する波形を最適なものと
するために、第3図および第4図に示すように、上記デ
ータ列の連続する2つのデータのサンプル点間に上記タ
イム・コードのアナログ信号波形のビット境界が位置す
るような上記タイム・コードのアナログ信号のレベル遷
移波形を上記データ列によって形成するに際し、上記デ
ータ列の中の上記ビット境界を挟む2つのデータD8,D1
の値を、上記タイム・コードのアナログ信号波形の高レ
ベルに対応する値よりも小で、上記タイム・コードのア
ナログ信号波形の低レベルに対応する値よりも大で、か
つ上記レベル遷移波形が高レベルから低レベルへ経時変
化する場合は、第3図中に●にて示すように、上記2つ
のサンプル点のうちの先行するサンプル点のデータD8
値は後行のサンプル点のデータの値D1よりも大で、上記
レベル遷移波形が低レベルから高レベルへ経時変化する
場合は、第3図中に◎にて示すように、上記先行するサ
ンプル点のデータの値は上記後行のサンプル点のデータ
の値よりも小と定める。
第4図A〜Hは前後のビットを考慮した奇数ブロック
および偶数ブロックの各データとアナログ信号波形を示
している。例えば第4図Aは、“0"から“1"“0"を経て
“1"に変化するアナログ信号波形の中央の“1"“0"のビ
ットのアナログ信号波形を取り出して示すものであり、
このビットを前後のビットも含めて(0)10(1)と表
す。以下同様に、第4図Bは(1)01(0)、すなわち
“1"→“0"→“1"→“0"と変化する場合の中央のビット
“0"“1"の信号波形を示し、第4図Cは(0)11
(0)、第4図Dは(1)00(1)、第4図Eは(1)
10(0)、第4図Fは(0)01(1)、第4図Gは
(1)11(1)、第4図Hは(0)00(0)の信号波形
をそれぞれ示している。これらの各ビットの信号波形を
上記8ワード(あるいは7ワード)のディジタル・デー
タ列により表す具体的な数値の一例を第2表に示す。
この第2表中の各データの数値はいずれも16進数を示
しており、例えばC0は通常C0Hと表示され10進数の192を
示すものであるが、表のスペースの場合上Hを省いて示
している。ここでディジタル輝度信号においては、アナ
ログ輝度信号の黒レベル(01RE)を16(10H)、白ピー
ク・レベル(100IRE)を235(EBH)でそれぞれ表してい
ることにより、上記192(C0H)は801REのレベルに相当
することになる。これもアナログVITCとの対応関係を考
慮したものである。なお、このタイム・コードが配され
るディジタル・アクティブ・ライン中の色差信号ワード
については、アナログ色差信号の中間0レベルに対応す
る80Hとしておけばよい。
次に、このようなディジタル・タイム・コード伝送方
法の適用例として、前述した4:2:2規格(あるいはD−
1規格)のディジタル・コンポーネントVTRのディジタ
ル・オーディオ信号中に設けられるASTC(オーディオ・
セクタ・タイム・コード)を外部に取り出す際のインタ
ーフェースに適用した例について、第5図を参照しなが
ら説明する。
この第5図において、入力端子1にはコンポーネント
・ビデオ信号、すなわち輝度信号(Y)及び2つの色差
信号(CB≡B−Y、CR≡R−Y)が例えば並列に入力さ
れており、前述したいわゆるRP-125のインターフェース
回路(デコーダ)2により、前述したようなビット・パ
ラレルで上記輝度信号と色差信号とが交互に所定シーケ
ンスで時分割多重化されたフォーマットに変換される。
この1ワード8ビットのディジタル・ビデオ信号は、ビ
デオ処理回路3、加算器4及び記録処理回路5を介して
記録ヘッド6に送られ、磁気テープ7に記録される。こ
こで、デコーダ2からの出力は8ビット・パラレルのデ
ィジタル・ビデオ信号であるが、ビデオ処理回路3、加
算器4及び記録処理回路5においては4チャンネルのデ
ィジタル・ビデオ信号となっている。
デコーダ2からのディジタル・ビデオ信号出力の垂直
ブランキング期間内のタイム・コード信号、いわゆるD-
VITC信号は、D-VITCリーダ11にて読み取られ、セレクタ
12に送られる。上記D-VITC信号は、元のアナログ・ビデ
オ信号中のVITCをそのままA/D変換して得られた信号
も、上述したような実施例のディジタル・タイム・コー
ド・フォーマットの信号も含むものである。このD-VITC
リーダ11にて読み取られたタイム・コード・データと、
端子13からの外部タイム・コード・データとの一方がセ
レクタ12で選択され、ASTCエンコーダ14を介してオーデ
ィオ処理回路15に送られる。オーディオ処理回路15には
端子16からのディジタル・オーディオ信号が供給されて
おり、ディジタル・オーディオ・フォーマット中の例え
ばユーザ用データ領域へのタイム・コード挿入等の信号
処理が施されて、上記加算器4に送られる。ここで磁気
テープ7上には、前述したように、1フィールドにつき
複数本の傾斜トラックが形成され、1本の傾斜トラック
には、オーディオ・トラック部がヘッド走査方向の中間
に、ビデオ・トラック部がこのオーディオ・トラック部
の前後にそれぞれ設けられている。従って、このオーデ
ィオ・トラック部の一部の複数箇所に上記ASTC(オーデ
ィオ・セクタ・タイム・コード)が記録されることにな
る。
次に磁気テープ7から再生ヘッド21により再生された
ディジタル・ビデオ及びオーディオ信号は、再生処理回
路22を介してビデオ信号とオーディオ信号とに分けら
れ、ビデオ信号はフレーム・メモリ23、補間回路24等を
介してセレクタ25に送られる。オーディオ信号は、オー
ディオ・メモリ26を介してオーディオ処理系及びASTCデ
コーダ27に送られ、ASTCデコーダ27でデコードされたAS
TC(オーディオ・セクタ・タイム・コード)信号は、D-
VITCエンコーダ28に送られる。このD-VITCエンコーダ28
は、ASTCデコーダ27からのタイム・コード・データを、
上述した本発明実施例のフォーマットに従ってディジタ
ル・タイム・コード信号に変換し、セレクタ25に送る。
セレクタ25においては、必要に応じて補間回路24からの
ディジタル・ビデオ信号の垂直ブランキング期間の所定
ライン位置(12H目及び14H目)をD-VITCエンコーダ28か
らのディジタル・タイム・コード信号に置換し、いわゆ
るRP-125のインターフェース回路(エンコーダ)29を介
して出力端子30より取り出している。なお、各回路での
信号処理に伴う時間遅延により生ずるフレーム番号ず
れ、すなわちD-VITCエンコーダ28からのタイム・コード
・データと再生出力ビデオ信号の実際のフレームとの対
応関係のずれは、エンコーダ28等でタイム・コード・デ
ータのフレーム数を加減算することにより補償してい
る。
この第5図に示す具体例においては、磁気テープ7を
高速送りしながら再生する場合等に、ビデオ信号からVI
TCを読み取るのが困難(例えばいわゆるダイナミック・
トラッキング・ヘッドが必要となる)であっても、オー
ディオ信号からのASTCを最終的な端子30からの再生ビデ
オ信号中のVITCとして利用することができる。また、VI
TCはビデオ信号と一体となって伝送されるため、インタ
ーフェースが簡略化されると共に、中間の機器で発生す
るフレーム単位の遅延に対してもビデオ信号と同一の遅
延となり、取り扱いが容易である。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、上記実施例においては1ワード8ビットを並列伝送
するビット・パラレル・インターフェース・フォーマッ
トについて説明したが、CCIRの656号勧告(あるいはSMP
TEのRP-125)中のシリアル伝送フォーマットに本発明を
適用することも容易に実現可能である。この他本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能であ
ることは勿論である。
H 発明の効果 本発明に係るディジタル・タイム・コード伝送方式に
よれば、ディジタル・コンポーネント・ビデオ信号の垂
直ブランキング期間の所定走査線位置の輝度信号データ
・ワードによって、タイム・コードのアナログ信号波形
に対応するデータ列を形成しているので、アナログ信号
のVITCとの互換性の高いディジタル・タイム・コード伝
送が可能となる。従って、ディジタル機器間でVITC相当
のタイム・コードを取り扱うことができ、このタイム・
コードはビデオ信号と一体となって伝送されるため、イ
ンターフェースが容易であり、遅延等に伴う悪影響も無
い。しかも、本発明に係るディジタル・タイム・コード
伝送方式では、上記データ列の連続する2つのデータの
サンプル点間に上記タイム・コードのアナログ信号波形
のビット境界が位置する場合にも、上記ビット境界部分
のアナログ波形の連続性を確保しているので、上記ビッ
ト境界部分のタイミングを受信側で正確に検出すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るディジタル・タイム・コード伝送
方式の一実施例の伝送フォーマットを示す図、第2図は
該実施例を説明するためのタイミング・チャート、第3
図および第4図はそれぞれタイム・コードのアナログ信
号波形の2ビット分の例を示す波形図、第5図は上記一
実施例をディジタルVTRに適用した例を示すブロック
図、第6図は先に提案したディジタル・タイム・コード
伝送方式におけるタイム・コードのアナログ信号波形の
1ビット分の例を示す波形図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビジョン標準方式のビデオ信号のディ
    ジタル・コード化された輝度信号と色差信号とを交互に
    所定のシーケンスで時分割多重伝送するためのディジタ
    ル・インターフェイス・フォーマットにより伝送される
    ディジタル・コンポーネント・ビデオ信号の垂直ブラン
    キング期間の所定走査線位置に、上記輝度信号のデータ
    ・ワードによって、タイム・コードのアナログ信号波形
    に対応するデータ列を上記タイム・コードの連続する2
    ビット当たり奇数個のサンプル数で形成し、このタイム
    ・コードのアナログ信号波形をディジタル信号として伝
    送するディジタル・タイム・コード伝送方式において、 上記データ列の連続する2つのデータのサンプル点間に
    上記タイム・コードのアナログ信号波形のビット境界が
    位置するような上記タイム・コードのアナログ信号のレ
    ベル遷移波形を上記データ列によって形成するに際し、 上記データ列の中の上記ビット境界を挟む2つのデータ
    の値を、上記タイム・コードのアナログ信号波形の高レ
    ベルに対応する値よりも小で、上記タイム・コードのア
    ナログ信号波形の低レベルに対応する値よりも大で、か
    つ上記レベル遷移波形が高レベルから低レベルへ経時変
    化する場合は、上記2つのサンプル点のうちの先行する
    サンプル点のデータの値は後行のサンプル点のデータの
    値よりも大で、上記レベル遷移波形が低レベルから高レ
    ベルへ経時変化する場合は、上記先行するサンプル点の
    データの値は上記後行のサンプル点のデータの値よりも
    小と定めることを特徴とするディジタル・タイム・コー
    ド伝送方式。
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