JP2682653B2 - カメラのレンズシャッタ機構 - Google Patents
カメラのレンズシャッタ機構Info
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- JP2682653B2 JP2682653B2 JP20110988A JP20110988A JP2682653B2 JP 2682653 B2 JP2682653 B2 JP 2682653B2 JP 20110988 A JP20110988 A JP 20110988A JP 20110988 A JP20110988 A JP 20110988A JP 2682653 B2 JP2682653 B2 JP 2682653B2
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- Japan
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- gear
- shutter
- cam
- pin
- blade
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、一眼レフレックスカメラ(以下、一眼レフ
カメラと略記する)等のカメラに用いられるレンズシャ
ッタの機構に関する。
カメラと略記する)等のカメラに用いられるレンズシャ
ッタの機構に関する。
[従来の技術] 周知のように、一眼レフカメラ等に用いられるものと
して、通常全開状態にあり、撮影時に一旦閉じた後、開
閉するレンズシャッタが知られている。この種のシャッ
タにおいては、シャッタの駆動力のチャージはカメラの
本体側から行なうものであったので、例えば、フィルム
巻き上げ操作や絞りレバー等の操作に連動してシャッタ
チャージを行なうようにしていた。しかし、このような
操作は、極めて煩雑な手続きを必要としていた。
して、通常全開状態にあり、撮影時に一旦閉じた後、開
閉するレンズシャッタが知られている。この種のシャッ
タにおいては、シャッタの駆動力のチャージはカメラの
本体側から行なうものであったので、例えば、フィルム
巻き上げ操作や絞りレバー等の操作に連動してシャッタ
チャージを行なうようにしていた。しかし、このような
操作は、極めて煩雑な手続きを必要としていた。
そこで、本出願人は先に、特公昭58−34818号公報に
て、シャッタ開リングとシャッタ閉リングとで、レンズ
シャッタのシャッタ羽根の開閉を行なうようにし、レン
ズシャッタの開閉動作を、カメラ本体側のシャッタレリ
ーズに連動してすべて自動的に行ない得るようにした一
眼レフカメラ用レンズシャッタを提案した。
て、シャッタ開リングとシャッタ閉リングとで、レンズ
シャッタのシャッタ羽根の開閉を行なうようにし、レン
ズシャッタの開閉動作を、カメラ本体側のシャッタレリ
ーズに連動してすべて自動的に行ない得るようにした一
眼レフカメラ用レンズシャッタを提案した。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、上記本出願人の提案によるレンズシャッタに
おいても、シャッタのチャージを、カメラ本体内部の絞
りレバーで行なうため、その分機構が複雑にならざるを
得なかった。
おいても、シャッタのチャージを、カメラ本体内部の絞
りレバーで行なうため、その分機構が複雑にならざるを
得なかった。
そこで、本発明の目的は、上述の不具合を除去し、レ
ンズシャッタの駆動源をレンズ側に設け、カメラ本体側
からのチャージを不用にし、機構を簡単にした、通常、
初期状態で全開状態にあるレンズシャッタ機構を提供す
るにある。
ンズシャッタの駆動源をレンズ側に設け、カメラ本体側
からのチャージを不用にし、機構を簡単にした、通常、
初期状態で全開状態にあるレンズシャッタ機構を提供す
るにある。
[問題点を解決するための手段および作用] 本発明によるカメラのレンズシャッタ機構は、撮影レ
ンズ開口を開閉するシャッタ羽根を有し、撮影開始以前
の初期状態で該シャッタ羽根は所定の開放状態にあり、
撮影操作に応じて一旦全閉した後、撮影露光のための開
閉動作を行なうカメラのレンズシャッタ機構において、 揺動によってシャッタ羽根を開閉する羽根駆動部材
と、不動部材に回動可能に軸支されていて、かつ、上記
羽根駆動部材を揺動自在に支持し、上記シャッタ羽根を
開口可能にする第1の位置と上記シャッタ羽根を閉じる
第2の位置とに回動する支持アームと、上記羽根駆動部
材を揺動させて、上記シャッタ羽根の開口量を制御する
AE手段と、このAE手段を駆動する電動駆動源と、上記支
持アームが上記第1の位置に機械的に保持する保持手段
とを具備し、 撮影開始以前の初期状態にある際には、上記保持手段
により上記支持アームを上記第1の位置に機械的に保持
し、かつ上記AE手段により上記シャッタ羽根が所定の開
放状態となる位置に、上記羽根駆動部材を揺動させてい
て、被写体光が撮影レンズを通過可能としていることを
特徴とする。
ンズ開口を開閉するシャッタ羽根を有し、撮影開始以前
の初期状態で該シャッタ羽根は所定の開放状態にあり、
撮影操作に応じて一旦全閉した後、撮影露光のための開
閉動作を行なうカメラのレンズシャッタ機構において、 揺動によってシャッタ羽根を開閉する羽根駆動部材
と、不動部材に回動可能に軸支されていて、かつ、上記
羽根駆動部材を揺動自在に支持し、上記シャッタ羽根を
開口可能にする第1の位置と上記シャッタ羽根を閉じる
第2の位置とに回動する支持アームと、上記羽根駆動部
材を揺動させて、上記シャッタ羽根の開口量を制御する
AE手段と、このAE手段を駆動する電動駆動源と、上記支
持アームが上記第1の位置に機械的に保持する保持手段
とを具備し、 撮影開始以前の初期状態にある際には、上記保持手段
により上記支持アームを上記第1の位置に機械的に保持
し、かつ上記AE手段により上記シャッタ羽根が所定の開
放状態となる位置に、上記羽根駆動部材を揺動させてい
て、被写体光が撮影レンズを通過可能としていることを
特徴とする。
[実 施 例] 本発明の実施例が説明するのに先立ち、第2図を用い
て本発明が適用される一眼レフカメラの撮影時における
基本動作を説明する。第2図において、撮影者は、撮影
レンズ60を通過し可動反射ミラー65で反射し、さらにペ
ンタプリズム66およびファインダレンズ64を通過して撮
影者の眼67に入射した被写体光を捉えて構図を決定した
り、ピントを合わせたりする。従って、この段階では撮
影レンズ60のレンズシャッタ61が開いていて、被写体光
をファインダ光学系に導くと共に、フィルム62は感光し
ないように遮光部材63により被写体光を遮光した状態に
おかれている。
て本発明が適用される一眼レフカメラの撮影時における
基本動作を説明する。第2図において、撮影者は、撮影
レンズ60を通過し可動反射ミラー65で反射し、さらにペ
ンタプリズム66およびファインダレンズ64を通過して撮
影者の眼67に入射した被写体光を捉えて構図を決定した
り、ピントを合わせたりする。従って、この段階では撮
影レンズ60のレンズシャッタ61が開いていて、被写体光
をファインダ光学系に導くと共に、フィルム62は感光し
ないように遮光部材63により被写体光を遮光した状態に
おかれている。
撮影に際しては、まずレンズシャッタ61が閉じて被写
体光をカットした後、可動反射ミラー65が上昇すると共
に遮光部材63がフィルム62の前から取り除かれてファイ
ンダ光学系から撮影光学系に切換えられている。次い
で、フィルム62に必要とする露光量の被写体光が照射さ
れるように、レンズシャッタ61の開閉、つまり露光時間
と絞り値が制御される。
体光をカットした後、可動反射ミラー65が上昇すると共
に遮光部材63がフィルム62の前から取り除かれてファイ
ンダ光学系から撮影光学系に切換えられている。次い
で、フィルム62に必要とする露光量の被写体光が照射さ
れるように、レンズシャッタ61の開閉、つまり露光時間
と絞り値が制御される。
以下、本発明に係わるカメラのレンズシャッタ機構
を、第1図に示す第1実施例の分解斜視図に基づいて説
明する。第1図において、電動駆動源であるモータ11は
図示しない制御回路からの制御信号により正,逆,両方
向に回転自在で、その出力軸に設けられた駆動ギア12の
回転はギア13,14を介してギア15に伝達されるようにな
っている。ギア13には白(反射面)と黒(非反射面)の
パターンを形成してなる反射板28が固定され、この反射
板28に対向して配置されたフォトリフレクタ27により、
モータ11の回転に応じたパルスが検出されるようになっ
ている。
を、第1図に示す第1実施例の分解斜視図に基づいて説
明する。第1図において、電動駆動源であるモータ11は
図示しない制御回路からの制御信号により正,逆,両方
向に回転自在で、その出力軸に設けられた駆動ギア12の
回転はギア13,14を介してギア15に伝達されるようにな
っている。ギア13には白(反射面)と黒(非反射面)の
パターンを形成してなる反射板28が固定され、この反射
板28に対向して配置されたフォトリフレクタ27により、
モータ11の回転に応じたパルスが検出されるようになっ
ている。
ギア15以降は伝達系が二系統に分かれており、一方の
伝達系は、ギア16,17と、ギア17に形成された切欠部17a
に嵌合している一方向クラッチ18と、同クラッチ18に同
軸一体のラチェット19およびAFカム部材20からなる自動
焦点伝達系(以下、AF伝達系とする)である。このAF伝
達系の一方向クラッチ18は、ギア17が反時計方向(回転
方向は第1図の上方側,すなわち被写体側から見た方向
とする、以下同様)に回転するときこのギア17の切欠部
17aに係合して回転伝達するが、ギア17が時計方向に回
転するとき切欠部17aでスリップして回転を伝達しな
い。
伝達系は、ギア16,17と、ギア17に形成された切欠部17a
に嵌合している一方向クラッチ18と、同クラッチ18に同
軸一体のラチェット19およびAFカム部材20からなる自動
焦点伝達系(以下、AF伝達系とする)である。このAF伝
達系の一方向クラッチ18は、ギア17が反時計方向(回転
方向は第1図の上方側,すなわち被写体側から見た方向
とする、以下同様)に回転するときこのギア17の切欠部
17aに係合して回転伝達するが、ギア17が時計方向に回
転するとき切欠部17aでスリップして回転を伝達しな
い。
他方の伝達系は、ギア15に形成された切欠部15aに嵌
合している一方向クラッチ21と、同クラッチ21に同軸一
体のギア22と、ギア23,24およびAEカムギア25からなる
自動露出伝達系(以下、AE伝達系とする)である。AEカ
ムギア25の下面には露光用開口部の周囲にAE手段である
AEカム26が一体に形成され、さらに、このAEカム26の外
側には光軸Oから等距離の位置に略半周に亘って保持手
段である規制カム49が一体に形成されている。このAE伝
達系の一方向クラッチ21は、ギア15が時計方向に回転す
るときこのギア15の切欠部15aに係合して回転を伝達す
るが、ギア15が反時計方向に回転するとき切欠部15a内
でスリップして回転を伝達しない。
合している一方向クラッチ21と、同クラッチ21に同軸一
体のギア22と、ギア23,24およびAEカムギア25からなる
自動露出伝達系(以下、AE伝達系とする)である。AEカ
ムギア25の下面には露光用開口部の周囲にAE手段である
AEカム26が一体に形成され、さらに、このAEカム26の外
側には光軸Oから等距離の位置に略半周に亘って保持手
段である規制カム49が一体に形成されている。このAE伝
達系の一方向クラッチ21は、ギア15が時計方向に回転す
るときこのギア15の切欠部15aに係合して回転を伝達す
るが、ギア15が反時計方向に回転するとき切欠部15a内
でスリップして回転を伝達しない。
上記AF伝達系のラチェット19には係止爪29がばねによ
る付勢力を与えられて係合している。AFカム部材20の側
部には突出部20a,20bが形成されていて、突出部20aはAF
スイッチ30に対向する初期位置で同スイッチ30をオン状
態にするものであり、突出部20bはAFカム部材20の回転
方向とは逆方向に付勢されているブレーキばね31によっ
て係止されてAFカム部材20を初期位置で停止させるもの
である。
る付勢力を与えられて係合している。AFカム部材20の側
部には突出部20a,20bが形成されていて、突出部20aはAF
スイッチ30に対向する初期位置で同スイッチ30をオン状
態にするものであり、突出部20bはAFカム部材20の回転
方向とは逆方向に付勢されているブレーキばね31によっ
て係止されてAFカム部材20を初期位置で停止させるもの
である。
AFカム部材20の下面には立体カム面20cが形成されて
いる。この立体AFカム面20cは、撮影レンズ(図示され
ず)を保持したレンズ保持筒32に一体のシャッタケース
33上の植設ピン33aに対向している。このレンズ保持筒3
2に一体のシャッタケース33は、その案内溝33c,33dに、
地板40が取り付けられた案内部材40c,40dが係合し、光
軸Oに沿った方向(以下、光軸方向とする)に移動自在
であり、常時、ばね34により図中上方の被写体側に付勢
されているので、上記AFカム部材20が回転するとき、AF
カム面20cにピン33aが摺接し、シャッタケース33はAFカ
ム面20cの形状にしたがって光軸方向に移動することに
なる。
いる。この立体AFカム面20cは、撮影レンズ(図示され
ず)を保持したレンズ保持筒32に一体のシャッタケース
33上の植設ピン33aに対向している。このレンズ保持筒3
2に一体のシャッタケース33は、その案内溝33c,33dに、
地板40が取り付けられた案内部材40c,40dが係合し、光
軸Oに沿った方向(以下、光軸方向とする)に移動自在
であり、常時、ばね34により図中上方の被写体側に付勢
されているので、上記AFカム部材20が回転するとき、AF
カム面20cにピン33aが摺接し、シャッタケース33はAFカ
ム面20cの形状にしたがって光軸方向に移動することに
なる。
シャッタケース33にはその下面側でバリオ型のシャッ
タ35を形成する2枚の羽根35a,35bが取り付けられ、シ
ャッタケース33に植設された支持ピン37,38により支持
されている。シャッタケース33に穿設された長孔33bに
は、その上方より羽根駆動部材である羽根駆動レバー39
の一端に固設された駆動ピン39aが貫通し、同駆動ピン3
9aは羽根35a,35bの駆動用長孔に嵌合している。この駆
動用長孔に嵌合した駆動ピン39aはさらに光軸方向に延
び、ズーム環50の内側に配置された規制アーム51の規制
面51aに係止されている。規制アーム51の基端はシャッ
タケース33の図示されない位置に設けられたボスに回動
自在に支持されている。この規制アーム51はばね52によ
り一方向に付勢されてその先端51bがズーム環50の内周
のカム面50aに当接している。従って、回転方向には不
動のシャッタケース33に対してズーム環50を回転させる
とき、規制アーム51の先端51bがカム面50aを摺動するの
で、規制アーム51の規制面51aの位置がカム面50aの形状
にしたがって変位し、上記駆動ピン39aが移動する通路
上の開放側位置を規制する。
タ35を形成する2枚の羽根35a,35bが取り付けられ、シ
ャッタケース33に植設された支持ピン37,38により支持
されている。シャッタケース33に穿設された長孔33bに
は、その上方より羽根駆動部材である羽根駆動レバー39
の一端に固設された駆動ピン39aが貫通し、同駆動ピン3
9aは羽根35a,35bの駆動用長孔に嵌合している。この駆
動用長孔に嵌合した駆動ピン39aはさらに光軸方向に延
び、ズーム環50の内側に配置された規制アーム51の規制
面51aに係止されている。規制アーム51の基端はシャッ
タケース33の図示されない位置に設けられたボスに回動
自在に支持されている。この規制アーム51はばね52によ
り一方向に付勢されてその先端51bがズーム環50の内周
のカム面50aに当接している。従って、回転方向には不
動のシャッタケース33に対してズーム環50を回転させる
とき、規制アーム51の先端51bがカム面50aを摺動するの
で、規制アーム51の規制面51aの位置がカム面50aの形状
にしたがって変位し、上記駆動ピン39aが移動する通路
上の開放側位置を規制する。
地板40の図示しないボスに支持アームであるマグネッ
ト連動アーム41が回動自在に取り付けられており、同ア
ーム41の先端に固設されたピン41aを中心として上記羽
根駆動レバー39が回動自在に配設されている。羽根駆動
レバー39はばね42により常時反時計方向に付勢されてい
る。そして、この羽根駆動レバー39の他端にはピン39b
が固設され、同ピン39bは上記AEカム26のカム面に当接
しているので、上記AEカムギア25が回転するとき、AEカ
ム26のカム面の形状にしたがってピン39bの位置が変位
して羽根駆動レバー39が回動し、これにより駆動ピン39
aの位置が変位する。
ト連動アーム41が回動自在に取り付けられており、同ア
ーム41の先端に固設されたピン41aを中心として上記羽
根駆動レバー39が回動自在に配設されている。羽根駆動
レバー39はばね42により常時反時計方向に付勢されてい
る。そして、この羽根駆動レバー39の他端にはピン39b
が固設され、同ピン39bは上記AEカム26のカム面に当接
しているので、上記AEカムギア25が回転するとき、AEカ
ム26のカム面の形状にしたがってピン39bの位置が変位
して羽根駆動レバー39が回動し、これにより駆動ピン39
aの位置が変位する。
上記マグネット連動アーム41はばね43により反時計方
向に付勢されている。また、マグネット連動アーム41の
先端にはマグネット44に吸着可能なアーマチュア45がコ
イルばね46を介してねじ47により取り付けられており、
連動アーム41はアーマチュア45を介したマグネット44に
より、上記ばね43による付勢方向とは逆の方向に吸着さ
れるようになっている。そして、上記マグネット連動ア
ーム41の図中上面にピン41bが固設されていて、同ピン4
1b(保持手段)は上記規制カム49と対向するAEカムギア
25の回転状態では、この規制カム49(保持手段)に当接
するようになっているので、この状態では、マグネット
連動アーム41は上記コイルばね46を緊縮してアーマチュ
ア45をマグネット44に圧接させたオーバチャージ位置に
あって上記ばね43による付勢力を保持した状態で回動を
規制されている。従って、このあとマグネット連動アー
ム41はアーマチュア45を介してマグネット44に吸着され
ると、後述するように、吸着状態が保持される。
向に付勢されている。また、マグネット連動アーム41の
先端にはマグネット44に吸着可能なアーマチュア45がコ
イルばね46を介してねじ47により取り付けられており、
連動アーム41はアーマチュア45を介したマグネット44に
より、上記ばね43による付勢方向とは逆の方向に吸着さ
れるようになっている。そして、上記マグネット連動ア
ーム41の図中上面にピン41bが固設されていて、同ピン4
1b(保持手段)は上記規制カム49と対向するAEカムギア
25の回転状態では、この規制カム49(保持手段)に当接
するようになっているので、この状態では、マグネット
連動アーム41は上記コイルばね46を緊縮してアーマチュ
ア45をマグネット44に圧接させたオーバチャージ位置に
あって上記ばね43による付勢力を保持した状態で回動を
規制されている。従って、このあとマグネット連動アー
ム41はアーマチュア45を介してマグネット44に吸着され
ると、後述するように、吸着状態が保持される。
地板40にはAEスイッチ48が取付けられていて、同スイ
ッチ48はAEカムギア25の上面の周縁部に形成された突起
部25aの有無によってオンまたはオフするようになって
いる。
ッチ48はAEカムギア25の上面の周縁部に形成された突起
部25aの有無によってオンまたはオフするようになって
いる。
次に、上記第1図に示した実施例の動作について、第
3図に示すタイムチャートと、第4図に示すAEカム26と
規制カム49の形状を参照して説明する。
3図に示すタイムチャートと、第4図に示すAEカム26と
規制カム49の形状を参照して説明する。
まず、始めに制御回路からの制御信号によりモータ11
が正転駆動される。すると、駆動ギア12が時計方向に回
転するので、その駆動力はギア13,14を介してギア15に
伝達され、同ギア15は反時計方向に回転する。さらにギ
ア16を介してギア17に伝達され、同ギア17は反時計方向
に回転する。ギア15,17が反時計方向に回転するとき、
モータ11の駆動力は、一方向クラッチ21からAEカムギア
25に至るAE伝達系には伝達されず、AF伝達系のみに伝達
されて一方向クラッチ18に一体のラチェット19およびAF
カム部材20が反時計方向に回転する。
が正転駆動される。すると、駆動ギア12が時計方向に回
転するので、その駆動力はギア13,14を介してギア15に
伝達され、同ギア15は反時計方向に回転する。さらにギ
ア16を介してギア17に伝達され、同ギア17は反時計方向
に回転する。ギア15,17が反時計方向に回転するとき、
モータ11の駆動力は、一方向クラッチ21からAEカムギア
25に至るAE伝達系には伝達されず、AF伝達系のみに伝達
されて一方向クラッチ18に一体のラチェット19およびAF
カム部材20が反時計方向に回転する。
AFカム部材260がある角度を回転すると、突出部20aが
AFスイッチ30から離間して同スイッチ30をオフする。す
ると、これによりフォトリフレクタ27がギア13の回転量
をカウントし始める。また、AFカム部材20が回転する
と、その下端のAFカム面20cによって、レンズ保持筒32
に一体のシャッタケース33が繰り込まれていく。AFカム
部材30が回転している間、ラチェット19が係止爪29によ
り一段ずつ送られて回転する。そして、図示しない別の
AF検出装置より得たAF情報に適当なシャッタケース33の
繰り込み量に相当するパルス数をフォトリフレクタ27が
カウントすると、制御回路はモータ11に対してショート
ブレーキをかけ、その後、モータ11を逆転させる。
AFスイッチ30から離間して同スイッチ30をオフする。す
ると、これによりフォトリフレクタ27がギア13の回転量
をカウントし始める。また、AFカム部材20が回転する
と、その下端のAFカム面20cによって、レンズ保持筒32
に一体のシャッタケース33が繰り込まれていく。AFカム
部材30が回転している間、ラチェット19が係止爪29によ
り一段ずつ送られて回転する。そして、図示しない別の
AF検出装置より得たAF情報に適当なシャッタケース33の
繰り込み量に相当するパルス数をフォトリフレクタ27が
カウントすると、制御回路はモータ11に対してショート
ブレーキをかけ、その後、モータ11を逆転させる。
モータ11が逆転駆動されると、駆動ギア12が反時計方
向に回転するので、ギア15,17は時計方向に回転する。
したがって、この場合、一方向クラッチ21からAEカムギ
ア25までのAE伝達系にモータ11の駆動力が伝達される状
態となるが、AF伝達系の一方向クラッチ18に駆動力は伝
達されず、しかも、このクラッチ18に一体のラチェット
19が係止爪29によりこの方向の回転が規制されているこ
ともあるため、AFカム部材20は回転せずに上記レンズ保
持筒32と一体のシャッタケース33の繰り込み位置を維持
する。
向に回転するので、ギア15,17は時計方向に回転する。
したがって、この場合、一方向クラッチ21からAEカムギ
ア25までのAE伝達系にモータ11の駆動力が伝達される状
態となるが、AF伝達系の一方向クラッチ18に駆動力は伝
達されず、しかも、このクラッチ18に一体のラチェット
19が係止爪29によりこの方向の回転が規制されているこ
ともあるため、AFカム部材20は回転せずに上記レンズ保
持筒32と一体のシャッタケース33の繰り込み位置を維持
する。
モータ11の駆動力がAE伝達系に伝達されると、そのAE
カムギア25は反時計方向に回転し、同カムギア25に一体
にAEカム26と規制カム49も同方向に回転する。後述する
ように、マグネット連動アーム41はチャージ状態(オー
バチャージ位置)に保持されているので、マグネット連
動アーム41の先端部、すなわち羽根駆動レバー39の回動
中心部は光軸Oから遠い位置に保持されている。
カムギア25は反時計方向に回転し、同カムギア25に一体
にAEカム26と規制カム49も同方向に回転する。後述する
ように、マグネット連動アーム41はチャージ状態(オー
バチャージ位置)に保持されているので、マグネット連
動アーム41の先端部、すなわち羽根駆動レバー39の回動
中心部は光軸Oから遠い位置に保持されている。
その後、羽根駆動レバー39は、上記回転するAEカム26
のカム面の形状にしたがって回動する。AEカム26と規制
カム49のカム面を上方、つまり被写体側から見た形状に
ついては第4図から明らかなように、初期状態で、羽根
駆動レバー39のピン39bはAEカム26の最も光軸Oに近い
円周方向のカム面26b上の中程の位置26aに対向し、マグ
ネット連動アーム41のピン41bは規制カム49の中程の初
期位置49aに対向している。この後、AEカム26と規制カ
ム49が反時計方向に回転すると、ピン39bは上記光軸O
に近接した円周方向のカム面26bに当接した状態から、
光軸Oより急峻に遠去かる傾斜カム面26cに当接する状
態となるので、羽根駆動レバー39は時計方向に回動し始
める。したがって、駆動ピン39aがシャッタケース33の
長孔33bを光軸OHに近づく方向に移動し、これによっ
て、羽根35a,35bが閉じる。そして第2図に示す遮光部
材63と可動反射ミラーが図示しない機構により開いてフ
ァインダ光学系から撮影光学系に切換えられる。
のカム面の形状にしたがって回動する。AEカム26と規制
カム49のカム面を上方、つまり被写体側から見た形状に
ついては第4図から明らかなように、初期状態で、羽根
駆動レバー39のピン39bはAEカム26の最も光軸Oに近い
円周方向のカム面26b上の中程の位置26aに対向し、マグ
ネット連動アーム41のピン41bは規制カム49の中程の初
期位置49aに対向している。この後、AEカム26と規制カ
ム49が反時計方向に回転すると、ピン39bは上記光軸O
に近接した円周方向のカム面26bに当接した状態から、
光軸Oより急峻に遠去かる傾斜カム面26cに当接する状
態となるので、羽根駆動レバー39は時計方向に回動し始
める。したがって、駆動ピン39aがシャッタケース33の
長孔33bを光軸OHに近づく方向に移動し、これによっ
て、羽根35a,35bが閉じる。そして第2図に示す遮光部
材63と可動反射ミラーが図示しない機構により開いてフ
ァインダ光学系から撮影光学系に切換えられる。
ところで、連動アーム41のピン41bは、未だ規制カム4
9上にあってチャージ状態を保持しているが、ここで、
マグネット44が通電によって励磁され、アーマチュア45
を介しマグネット44に連動アーム41が吸着されると、AE
カムギア25の回動につれて上記ピン41bが規制カム49の
端末49cから外れる。ピン41bが規制カム49から外れてマ
グネット連動アーム41のオーバチャージが解除されても
チャージ状態は保たれているので、羽根駆動レバー39の
支点位置は光軸Oから遠い位置に固定されたままであ
る。
9上にあってチャージ状態を保持しているが、ここで、
マグネット44が通電によって励磁され、アーマチュア45
を介しマグネット44に連動アーム41が吸着されると、AE
カムギア25の回動につれて上記ピン41bが規制カム49の
端末49cから外れる。ピン41bが規制カム49から外れてマ
グネット連動アーム41のオーバチャージが解除されても
チャージ状態は保たれているので、羽根駆動レバー39の
支点位置は光軸Oから遠い位置に固定されたままであ
る。
つまり、マグネット連動アーム41は、未だシャッタ羽
根を開口可能とする第1の位置にある。
根を開口可能とする第1の位置にある。
AEカムギア25がさらに反時計方向に回動し、羽根駆動
レバー39のピン39bが光軸Oより最も遠去かった位置の
カム面26d0を経て次第に光軸Oに近づく形状のカム面26
dに当接する状態となると、羽根駆動レバー39は反時計
方向に回動し始める。従って、駆動ピン39aが光軸Oか
ら遠ざかる方向に移動し、これによって、シャッタ35の
羽根35a,35bが開き始め、露光が開始される。
レバー39のピン39bが光軸Oより最も遠去かった位置の
カム面26d0を経て次第に光軸Oに近づく形状のカム面26
dに当接する状態となると、羽根駆動レバー39は反時計
方向に回動し始める。従って、駆動ピン39aが光軸Oか
ら遠ざかる方向に移動し、これによって、シャッタ35の
羽根35a,35bが開き始め、露光が開始される。
AEスイッチ48は、始めはオンの状態になっているが、
露光の開始直前に突起部25aによってオフする。する
と、これをトリガーとして制御回路でAE積分が開始され
る。そして積分が終り、制御回路より露光終了の信号が
出力されると、マグネット44が連動アーム41の吸着保持
を解除するので、連動アーム41はばね43の付勢力により
反時計方向に回動し、羽根駆動レバー39の回動中心部を
変位させ、シャッタ羽根を閉じる第2の位置に変位させ
て、駆動ピン39aを一挙に光軸O寄りに移動させる。こ
れにより羽根35a,35bが閉じる。長時間露光の場合に
は、羽根駆動レバー39のピン39bが最も光軸Oに近いカ
ム面26eに位置している状態で、AEカムギア25の回転が
一時停止し、適当な露光秒時の経過後に再びAEカムギア
25が回転する。
露光の開始直前に突起部25aによってオフする。する
と、これをトリガーとして制御回路でAE積分が開始され
る。そして積分が終り、制御回路より露光終了の信号が
出力されると、マグネット44が連動アーム41の吸着保持
を解除するので、連動アーム41はばね43の付勢力により
反時計方向に回動し、羽根駆動レバー39の回動中心部を
変位させ、シャッタ羽根を閉じる第2の位置に変位させ
て、駆動ピン39aを一挙に光軸O寄りに移動させる。こ
れにより羽根35a,35bが閉じる。長時間露光の場合に
は、羽根駆動レバー39のピン39bが最も光軸Oに近いカ
ム面26eに位置している状態で、AEカムギア25の回転が
一時停止し、適当な露光秒時の経過後に再びAEカムギア
25が回転する。
ところで、焦点距離を変える場合には、予めズーム環
50を回転させて焦点距離に応じた位置に設定しておく。
ズーム環50が回転すると、規制アーム51の先端51bがカ
ム面50aを摺動し、駆動ピン39aの通路上に存在している
規制アーム51の規制面51aの位置が変化するので、焦点
距離の変化に応じて、駆動ピン39aの通路上の開放側位
置を規制する状態となる。したがって、羽根35a,35bが
上記駆動ピン39aによって開かれると、駆動ピン39aは上
記規制面51aに規制されたとき停止し、このときの最大
絞り開口径は焦点距離に応じた上記規制面51aの位置に
よって決定される。
50を回転させて焦点距離に応じた位置に設定しておく。
ズーム環50が回転すると、規制アーム51の先端51bがカ
ム面50aを摺動し、駆動ピン39aの通路上に存在している
規制アーム51の規制面51aの位置が変化するので、焦点
距離の変化に応じて、駆動ピン39aの通路上の開放側位
置を規制する状態となる。したがって、羽根35a,35bが
上記駆動ピン39aによって開かれると、駆動ピン39aは上
記規制面51aに規制されたとき停止し、このときの最大
絞り開口径は焦点距離に応じた上記規制面51aの位置に
よって決定される。
適当な秒時の露光が行なわれて羽根35a,35bが閉じた
後、AEカムギア25がさらに回転してマグネット連動アー
ム41のチャージが行なわれる。すなわち、露光終了後、
AEカムギア25がさらに回転し、AEカム26の上記カム面26
eに連続した、光軸Oより急峻に遠去かる傾斜カム面26f
によって羽根駆動レバー39のピン39bが光軸Oから離れ
る方向に押し動かされ、ピン39bがさらに光軸Oから最
も離間したカム面26gに至ると、駆動ピン39aは羽根35a,
35bを閉じてシャッタケース33に当て付いているので、
羽根駆動レバー39の回動中心であるマグネット連動アー
ム41の先端に、ばね43の付勢力に抗した力が作用し、連
動アーム41はコイルばね46を緊縮させながらアーマチュ
ア45を介してマグネット44に押し付けられてオーバチャ
ージ位置に至る。
後、AEカムギア25がさらに回転してマグネット連動アー
ム41のチャージが行なわれる。すなわち、露光終了後、
AEカムギア25がさらに回転し、AEカム26の上記カム面26
eに連続した、光軸Oより急峻に遠去かる傾斜カム面26f
によって羽根駆動レバー39のピン39bが光軸Oから離れ
る方向に押し動かされ、ピン39bがさらに光軸Oから最
も離間したカム面26gに至ると、駆動ピン39aは羽根35a,
35bを閉じてシャッタケース33に当て付いているので、
羽根駆動レバー39の回動中心であるマグネット連動アー
ム41の先端に、ばね43の付勢力に抗した力が作用し、連
動アーム41はコイルばね46を緊縮させながらアーマチュ
ア45を介してマグネット44に押し付けられてオーバチャ
ージ位置に至る。
上記連動アーム41のチャージ後、AEカムギア25がさら
に回転し、ピン39bAEカム26のカム面26gから光軸O寄り
に急峻に近づく傾斜カム面26hに移行しかけると、上記
連動アーム41のピン41bか規制カム49の一端49dに至り、
同一端49dに係止される。従って、以後のチャージ状態
は、ピン41bが規制カム49に当接し同カムに規制されな
がら移動することによって維持される。
に回転し、ピン39bAEカム26のカム面26gから光軸O寄り
に急峻に近づく傾斜カム面26hに移行しかけると、上記
連動アーム41のピン41bか規制カム49の一端49dに至り、
同一端49dに係止される。従って、以後のチャージ状態
は、ピン41bが規制カム49に当接し同カムに規制されな
がら移動することによって維持される。
さらにAEカムギア25が回動して、羽根駆動レバー39の
ピン39bがAEカム26のカム面26hに至ると、羽根駆動レバ
ー39は急峻に反時計方向に回動し始め、駆動ピン39aが
光軸Oから遠去かる方向に移動し、これによってシャッ
タ35の羽根35a,35bが開く。そして、ピン39bがカム面26
上に至ると、羽根35a,35bが全開する。このシャッタ羽
根35a,35bが開く動作に先立って、可動反射ミラー65と
遮光部材63とが第2図に示す初期状態に設定され、光学
系は撮影光学系からファインダ光学系へ切換えられる。
ピン39bがAEカム26のカム面26hに至ると、羽根駆動レバ
ー39は急峻に反時計方向に回動し始め、駆動ピン39aが
光軸Oから遠去かる方向に移動し、これによってシャッ
タ35の羽根35a,35bが開く。そして、ピン39bがカム面26
上に至ると、羽根35a,35bが全開する。このシャッタ羽
根35a,35bが開く動作に先立って、可動反射ミラー65と
遮光部材63とが第2図に示す初期状態に設定され、光学
系は撮影光学系からファインダ光学系へ切換えられる。
この後、AEスイッチ48がオフからオンに切り換わり、
その信号によってモータ11が停止し、AEカム26の初期位
置26aに羽根駆動レバー39のピン39bが、規制カム49の初
期位置49aに連動アーム41のピン41bが、それぞれリセッ
トされる。その後、モータ11が再び正転してAFカム部材
20に回転が伝達され、そのAFカム面20cによってシャッ
タケーシ33がリセット位置に向かう方向に繰り込まれ
る。そして、リセット位置の直前のAFスイッチ30がオフ
からオンに切り換わり、その信号でモータ11にショート
ブレーキがかけられる。このとき、AFスイッチ30の切り
換わり後にAFカム部材20の突出部20bとブレーキばね31
とが当て付いてAFカム部材20にブレーキが作用し、AFカ
ム部材20は初期位置で停止する。
その信号によってモータ11が停止し、AEカム26の初期位
置26aに羽根駆動レバー39のピン39bが、規制カム49の初
期位置49aに連動アーム41のピン41bが、それぞれリセッ
トされる。その後、モータ11が再び正転してAFカム部材
20に回転が伝達され、そのAFカム面20cによってシャッ
タケーシ33がリセット位置に向かう方向に繰り込まれ
る。そして、リセット位置の直前のAFスイッチ30がオフ
からオンに切り換わり、その信号でモータ11にショート
ブレーキがかけられる。このとき、AFスイッチ30の切り
換わり後にAFカム部材20の突出部20bとブレーキばね31
とが当て付いてAFカム部材20にブレーキが作用し、AFカ
ム部材20は初期位置で停止する。
なお、本実施例では、シャッタ35のチャージ状態を保
持するのに、AEカムギア25上の規制カム49により直接行
なうようにしているが、別部材を用いて保持するように
してもよいこと勿論である。
持するのに、AEカムギア25上の規制カム49により直接行
なうようにしているが、別部材を用いて保持するように
してもよいこと勿論である。
次に本発明の第2実施例について説明する。
第5図にレンズシャッタ機構の第2実施例の分解斜視
図を示す。
図を示す。
第5図において、オートフォーカスおよびシャッタ駆
動のための駆動源としてのモータ71を取付けた本体72に
は、その背面側にフォーカシング枠73がビス74により固
定される。このフォーカシング枠73にはフォーカシング
機構75が設けられている。フォーカシング機構75として
は、撮影光学系の光軸Oの周りでフォーカシング枠73に
回動自在に取付けられた円筒状のAFカム部材76を有し、
同カム部材76の内周に光軸方向に変位するカム面76aが
形成されている。また、フォーカシング機構75は、AFカ
ム部材76の外周に形成されたギア部に噛合するフォーカ
シング駆動ギア列77と、AFカム部材76の外周面に接触す
るタイミングスイッチ78とを備えている。このタイミン
グスイッチ78は、フォーカシング開始時における上記カ
ム部材76の初期位置を検出するとともに、フォトインタ
ラプタ86(第6図参照)からの信号に応じて上記カム部
材76の回転量を制御するスイッチである。さらにフォー
カシング枠73には、シャッタ駆動ギア列79と、両ギア列
77,79間に位置した遊星クラッチ80とが設けられてい
る。遊星クラッチ80の太陽ギアとなる駆動ギア81はモー
タ71の出力軸71aに固定されている。
動のための駆動源としてのモータ71を取付けた本体72に
は、その背面側にフォーカシング枠73がビス74により固
定される。このフォーカシング枠73にはフォーカシング
機構75が設けられている。フォーカシング機構75として
は、撮影光学系の光軸Oの周りでフォーカシング枠73に
回動自在に取付けられた円筒状のAFカム部材76を有し、
同カム部材76の内周に光軸方向に変位するカム面76aが
形成されている。また、フォーカシング機構75は、AFカ
ム部材76の外周に形成されたギア部に噛合するフォーカ
シング駆動ギア列77と、AFカム部材76の外周面に接触す
るタイミングスイッチ78とを備えている。このタイミン
グスイッチ78は、フォーカシング開始時における上記カ
ム部材76の初期位置を検出するとともに、フォトインタ
ラプタ86(第6図参照)からの信号に応じて上記カム部
材76の回転量を制御するスイッチである。さらにフォー
カシング枠73には、シャッタ駆動ギア列79と、両ギア列
77,79間に位置した遊星クラッチ80とが設けられてい
る。遊星クラッチ80の太陽ギアとなる駆動ギア81はモー
タ71の出力軸71aに固定されている。
遊星クラッチ80は、第6図に詳細を示すように、2つ
の遊星ギア82,83を駆動ギア81に同時に噛合させた状態
で、これらのギアを遊星レバー84に保持させてなるもの
である。遊星レバー84はモータ71の出力軸71aに対して
所定の摩擦力を有して回動自在に取付けられているの
で、モータ71の出力軸71aが矢印Aの方向に正回転する
と、遊星レバー84も同方向に回動し、一方の遊星ギア82
がフォーカシング駆動ギア列77と噛合する。これにより
AFカム部材76が回動してフォーカシングが行われる。ま
た、出力軸71aが矢印Aとは逆の方向に回転すると、他
方の遊星ギア83がシャッタ駆動ギア列79と噛合して同ギ
ア列79を駆動する。モータ71の出力軸71aの先端には、
周縁部に等間隔にスリットを形成された回転部材85が固
定されていて、この回転部材85の周縁部を挾んでフォト
インタラプタ86が配置されている。このフォトインタラ
プタ86はモータ71の回転時に回転部材85のスリットをパ
ルスカウントして電気信号に変換して図示しない制御回
路に送り、モータ71の回転制御を行う。
の遊星ギア82,83を駆動ギア81に同時に噛合させた状態
で、これらのギアを遊星レバー84に保持させてなるもの
である。遊星レバー84はモータ71の出力軸71aに対して
所定の摩擦力を有して回動自在に取付けられているの
で、モータ71の出力軸71aが矢印Aの方向に正回転する
と、遊星レバー84も同方向に回動し、一方の遊星ギア82
がフォーカシング駆動ギア列77と噛合する。これにより
AFカム部材76が回動してフォーカシングが行われる。ま
た、出力軸71aが矢印Aとは逆の方向に回転すると、他
方の遊星ギア83がシャッタ駆動ギア列79と噛合して同ギ
ア列79を駆動する。モータ71の出力軸71aの先端には、
周縁部に等間隔にスリットを形成された回転部材85が固
定されていて、この回転部材85の周縁部を挾んでフォト
インタラプタ86が配置されている。このフォトインタラ
プタ86はモータ71の回転時に回転部材85のスリットをパ
ルスカウントして電気信号に変換して図示しない制御回
路に送り、モータ71の回転制御を行う。
本体72の前面側にはレンズ保持枠87が配置されてい
る。このレンズ保持枠87は、光軸Oに平行して設けられ
たフォーカシングガイド軸88および本体72に植設された
ガイドポスト89によって本体72に対して光軸方向に移動
できる構成とされている。レンズ保持枠87の前保持部87
aのフランジ91aと後保持部87bのフランジ91bは光軸Oに
対して垂直な方向に互いに平行に対向して設けられてい
る。2枚のフランジ91a,91b間には、第7図(A),
(B)に示すように、2枚の羽根92a,92bから形成され
たバリオ型のシャッタ92が配設されている。後保持部87
bの外周の、上記AFカム部材76のカム面76aと対向する位
置にピン93が植設されている。このレンズ保持枠87は図
示しない弾性部材により後方に付勢されているため、後
保持部87bが本体72の開口72aを通じてAFカム部材76の内
側に位置し、そのカム面76aに上記カムピン93が当接し
ている。
る。このレンズ保持枠87は、光軸Oに平行して設けられ
たフォーカシングガイド軸88および本体72に植設された
ガイドポスト89によって本体72に対して光軸方向に移動
できる構成とされている。レンズ保持枠87の前保持部87
aのフランジ91aと後保持部87bのフランジ91bは光軸Oに
対して垂直な方向に互いに平行に対向して設けられてい
る。2枚のフランジ91a,91b間には、第7図(A),
(B)に示すように、2枚の羽根92a,92bから形成され
たバリオ型のシャッタ92が配設されている。後保持部87
bの外周の、上記AFカム部材76のカム面76aと対向する位
置にピン93が植設されている。このレンズ保持枠87は図
示しない弾性部材により後方に付勢されているため、後
保持部87bが本体72の開口72aを通じてAFカム部材76の内
側に位置し、そのカム面76aに上記カムピン93が当接し
ている。
2枚のフランジ91a,91b間に配置されたシャッタ92
は、第7図(A),(B)に示すように、フランジ91b
に植設されたピン94a,94bにより一対の羽根92a,92bが回
動自在に支持されている。また羽根92a,92bにはそれぞ
れ長孔96a,96bが形成され、これらの長孔96a,96bの互い
に重なる部分に、後述の駆動ピン95が嵌合している。こ
の駆動ピン95がフランジ91a,91bの開口97の中心に向か
って、すなわち、撮影光学系の光軸Oに向かって移動す
るとき羽根92a,92bが閉じ(第7図(A)参照)、フラ
ンジ91a,91bの開口97の中心から遠ざかって、すなわ
ち、撮影光学系の光軸Oから離れる向きに移動するとき
羽根92a,92bが開く(第7図(B)参照)。
は、第7図(A),(B)に示すように、フランジ91b
に植設されたピン94a,94bにより一対の羽根92a,92bが回
動自在に支持されている。また羽根92a,92bにはそれぞ
れ長孔96a,96bが形成され、これらの長孔96a,96bの互い
に重なる部分に、後述の駆動ピン95が嵌合している。こ
の駆動ピン95がフランジ91a,91bの開口97の中心に向か
って、すなわち、撮影光学系の光軸Oに向かって移動す
るとき羽根92a,92bが閉じ(第7図(A)参照)、フラ
ンジ91a,91bの開口97の中心から遠ざかって、すなわ
ち、撮影光学系の光軸Oから離れる向きに移動するとき
羽根92a,92bが開く(第7図(B)参照)。
上記レンズ保持枠98の前面側にはシャッタ枠98が配置
され、同シャッタ枠98にシャッタ駆動機構99が設けられ
ている。またシャッタ枠98の前面側にはシャッタ駆動機
構99を覆うカバー100がビス101により取付けられてい
る。
され、同シャッタ枠98にシャッタ駆動機構99が設けられ
ている。またシャッタ枠98の前面側にはシャッタ駆動機
構99を覆うカバー100がビス101により取付けられてい
る。
シャッタ駆動機構99は、AEカムギア102を有し、同カ
ムギア102はアイドラギア103,104および連結ギア105を
介して上記シャッタ駆動ギア列79に連結されている。第
8図に示すように、AEカムギア102の上面には、このカ
ムギア102の回転中心から偏心してピン102a(AE手段)
が植設され、AEカムギア102の下面にはカム面102bが形
成されている。このカム面102bには、ある角度範囲に亘
って凹部102cが形成されている。そして、このカム面10
2bにはシャッタ枠98に取付けられたAEスイッチ106の可
変リード端子が対接するようになっている。また、シャ
タ駆動機構99は、マグネット連動アーム107(支持アー
ム)および羽根駆動レバー108を有している。マグネッ
ト連動アーム107の中間部はシャッタ枠98に植設した支
軸109により回動自在に支持されている。マグネット連
動アーム107の一端には、同アーム107をオーバチャージ
位置に変移させたときに緊縮するばね110aを介してアー
マチュア110(保持手段)が取付けられ、同アーマチュ
ア110はシャッタ枠98に固定されたオンタイプのマグネ
ット111(保持手段)と対向している。このマグネット
連動アーム107の他端には羽根駆動レバー108の中間部が
支軸112により回動自在に支持されている。マグネット
連動アーム107は捩りばね113aの付勢力により支軸109の
周りに時計方向に回動する習性を有し、羽根駆動レバー
108は捩りばね113bの付勢力により支軸112の周りに時計
方向に回動する習性を有している。羽根駆動レバー108
の一端部近傍には上記AEカムギア102のピン102aに当接
しうるカム面108a(AE手段)が形成されている。また羽
根駆動レバー108の他端にはシャッタ枠98と対向する面
に駆動ピン95が植設されていて、この駆動ピン95はシャ
ッタ枠98に形成された長孔114を貫通し、さらにレンズ
保持枠87のフランジ91aに形成された透孔115を通じて上
記シャッタ92の羽根92a,92bの長孔96a,96bに貫通してい
る。
ムギア102はアイドラギア103,104および連結ギア105を
介して上記シャッタ駆動ギア列79に連結されている。第
8図に示すように、AEカムギア102の上面には、このカ
ムギア102の回転中心から偏心してピン102a(AE手段)
が植設され、AEカムギア102の下面にはカム面102bが形
成されている。このカム面102bには、ある角度範囲に亘
って凹部102cが形成されている。そして、このカム面10
2bにはシャッタ枠98に取付けられたAEスイッチ106の可
変リード端子が対接するようになっている。また、シャ
タ駆動機構99は、マグネット連動アーム107(支持アー
ム)および羽根駆動レバー108を有している。マグネッ
ト連動アーム107の中間部はシャッタ枠98に植設した支
軸109により回動自在に支持されている。マグネット連
動アーム107の一端には、同アーム107をオーバチャージ
位置に変移させたときに緊縮するばね110aを介してアー
マチュア110(保持手段)が取付けられ、同アーマチュ
ア110はシャッタ枠98に固定されたオンタイプのマグネ
ット111(保持手段)と対向している。このマグネット
連動アーム107の他端には羽根駆動レバー108の中間部が
支軸112により回動自在に支持されている。マグネット
連動アーム107は捩りばね113aの付勢力により支軸109の
周りに時計方向に回動する習性を有し、羽根駆動レバー
108は捩りばね113bの付勢力により支軸112の周りに時計
方向に回動する習性を有している。羽根駆動レバー108
の一端部近傍には上記AEカムギア102のピン102aに当接
しうるカム面108a(AE手段)が形成されている。また羽
根駆動レバー108の他端にはシャッタ枠98と対向する面
に駆動ピン95が植設されていて、この駆動ピン95はシャ
ッタ枠98に形成された長孔114を貫通し、さらにレンズ
保持枠87のフランジ91aに形成された透孔115を通じて上
記シャッタ92の羽根92a,92bの長孔96a,96bに貫通してい
る。
さらに、シャンタ枠98には駆動ピン95の移動量を調整
する規制レバー116が回動自在に取付けられている。規
制レバー116はばね117により反時計方向に付勢され、規
制レバー116の一端116aはシャッタ開放時の開口径を規
制するための開口規制部材118に押し付けられている。
また、規制レバー116の他端116bはこの規制レバー116の
回動に伴って駆動ピン95の移動通路内に進入できるよう
になっている。
する規制レバー116が回動自在に取付けられている。規
制レバー116はばね117により反時計方向に付勢され、規
制レバー116の一端116aはシャッタ開放時の開口径を規
制するための開口規制部材118に押し付けられている。
また、規制レバー116の他端116bはこの規制レバー116の
回動に伴って駆動ピン95の移動通路内に進入できるよう
になっている。
次に、上記第2実施例の動作について、第9図(A)
〜(E)に示す作動図および第10図に示すタイムチャー
トを用いて説明する。なお第9図(A)〜(E)におい
て、マグネット連動アーム107および羽根駆動レバー108
の動きを解り易くするために、上記捩りばね113a,113b
を通常のばねで表わしてある。
〜(E)に示す作動図および第10図に示すタイムチャー
トを用いて説明する。なお第9図(A)〜(E)におい
て、マグネット連動アーム107および羽根駆動レバー108
の動きを解り易くするために、上記捩りばね113a,113b
を通常のばねで表わしてある。
モータ71が正回転され、遊星クラッチ80の遊星ギア82
がフォーカシング駆動ギア列77と噛合すると、フォーカ
シング駆動ギア列77を介してAFカム部材76が回動し、こ
のカム部材76のカム面76aに押し付けられている後保持
部87bのピン93はカム面76aの変位に追従して移動する。
その結果、レンズ保持枠87が光軸方向に沿って移動して
フォーカシングが行われる。この際、AFカム部材76の初
期位置を検出するタイミングスイッチ78はカム部材76の
回動開始と同時にオフとなり、これと同期してフォトイ
ンタラプタ76は駆動パルスのカウントを行う。そして、
カウント数が所定値に達すると、すなわち、AFカム部材
76の回動量が所定値に達すると、モータ71が停止してフ
ォーカシングが終了する。
がフォーカシング駆動ギア列77と噛合すると、フォーカ
シング駆動ギア列77を介してAFカム部材76が回動し、こ
のカム部材76のカム面76aに押し付けられている後保持
部87bのピン93はカム面76aの変位に追従して移動する。
その結果、レンズ保持枠87が光軸方向に沿って移動して
フォーカシングが行われる。この際、AFカム部材76の初
期位置を検出するタイミングスイッチ78はカム部材76の
回動開始と同時にオフとなり、これと同期してフォトイ
ンタラプタ76は駆動パルスのカウントを行う。そして、
カウント数が所定値に達すると、すなわち、AFカム部材
76の回動量が所定値に達すると、モータ71が停止してフ
ォーカシングが終了する。
続いて、モータ71は逆転を開始し、シャッタ駆動機構
99の駆動が開始される。つまり、モータ71の逆転によ
り、遊星クラッチ80の遊星ギア83がシャッタ駆動ギア列
79と噛合してこれを駆動する。この駆動力は連結ギア10
5を介してアイドラギア104,103に伝達され、その結果、
AEカムギア102が矢印Bの方向に回動する。初期状態で
は、第8図および第9図(A)に示す状態にあって、マ
グネット連動アーム107のアーマチュア110は通電、オフ
状態のマグネット111に吸着され機械的に保持されてお
り、シャッタ92の羽根92a,92bは第7図(B)に示すよ
うに開放している。さらに、第9図(B)に示すよう
に、AEカムギア102の回転当初においては、羽根駆動レ
バー108はAEカムギア102上のピン102aによりカム面108a
を押圧され、捩りばね113bの付勢力に抗して反時計方向
に回動する。この状態において、羽根駆動レバー108の
駆動ピン95は長孔114(第8図参照)の光軸O寄りの下
端に位置し、シャッタ羽根92a,92bが閉じる。なお、駆
動ピン95が長孔114の光軸O寄りの下端に至って羽根駆
動レバー108の支軸112を中心とした回動が阻止される
と、この後はマグネット連動アーム107が支軸109を中心
として僅かに反時計方向に回動力を与えられ、アーマチ
ュア110がマグネット111に強く押し付けられるオーバチ
ャージ位置を経過する。
99の駆動が開始される。つまり、モータ71の逆転によ
り、遊星クラッチ80の遊星ギア83がシャッタ駆動ギア列
79と噛合してこれを駆動する。この駆動力は連結ギア10
5を介してアイドラギア104,103に伝達され、その結果、
AEカムギア102が矢印Bの方向に回動する。初期状態で
は、第8図および第9図(A)に示す状態にあって、マ
グネット連動アーム107のアーマチュア110は通電、オフ
状態のマグネット111に吸着され機械的に保持されてお
り、シャッタ92の羽根92a,92bは第7図(B)に示すよ
うに開放している。さらに、第9図(B)に示すよう
に、AEカムギア102の回転当初においては、羽根駆動レ
バー108はAEカムギア102上のピン102aによりカム面108a
を押圧され、捩りばね113bの付勢力に抗して反時計方向
に回動する。この状態において、羽根駆動レバー108の
駆動ピン95は長孔114(第8図参照)の光軸O寄りの下
端に位置し、シャッタ羽根92a,92bが閉じる。なお、駆
動ピン95が長孔114の光軸O寄りの下端に至って羽根駆
動レバー108の支軸112を中心とした回動が阻止される
と、この後はマグネット連動アーム107が支軸109を中心
として僅かに反時計方向に回動力を与えられ、アーマチ
ュア110がマグネット111に強く押し付けられるオーバチ
ャージ位置を経過する。
そして、第9図(C)に示すように、AEカムギア102
がさらに回動すると、ピン102aは羽根駆動レバー108か
ら離れる方向に移動するので、羽根駆動レバー108は捩
りばね113bの付勢力によりピン102aに追従しながら時計
方向に回動する。それにより、羽根駆動レバー108の駆
動ピン95は長孔114を光軸Oから遠ざかるように上方へ
移動し、シャッタ92の羽根92a,92bは徐々に開放する。
ここで、AEスイッチ106の可変リード端子がAEカムギア1
02のカム面102bの凹部102cに落ち込むので、一旦、この
AEスイッチ106がオンになり、このあと上記シャッタ羽
根92a,92bが開き始めると同時に、AEスイッチ106の可変
リード端子が再びカム面102bに接触してAEスイッチ106
がオフになる。そして、AEスイッチ106がオフに切換え
られた時点で、図示しないシャッタ制御回路が作動し、
適正なシャッタ開口時間が決定される。適正な開口時間
に達すると、つまり、適正露出に至ると、モータ71の駆
動が停止されるとともに、マグネット111がオンにな
り、アーマチュア110の吸着が解除される。これによ
り、マグネット連動アーム107は、捩りばね113aの付勢
力により、第9図(D)に示すように支軸109の周りに
羽根駆動レバー108とともに時計方向に回動する。従っ
て、羽根駆動レバー108の駆動ピン95は長孔114の光軸O
寄りの下端位置まで下降し、これに連動してシャッタ92
の羽根92a,92bが閉じられる。
がさらに回動すると、ピン102aは羽根駆動レバー108か
ら離れる方向に移動するので、羽根駆動レバー108は捩
りばね113bの付勢力によりピン102aに追従しながら時計
方向に回動する。それにより、羽根駆動レバー108の駆
動ピン95は長孔114を光軸Oから遠ざかるように上方へ
移動し、シャッタ92の羽根92a,92bは徐々に開放する。
ここで、AEスイッチ106の可変リード端子がAEカムギア1
02のカム面102bの凹部102cに落ち込むので、一旦、この
AEスイッチ106がオンになり、このあと上記シャッタ羽
根92a,92bが開き始めると同時に、AEスイッチ106の可変
リード端子が再びカム面102bに接触してAEスイッチ106
がオフになる。そして、AEスイッチ106がオフに切換え
られた時点で、図示しないシャッタ制御回路が作動し、
適正なシャッタ開口時間が決定される。適正な開口時間
に達すると、つまり、適正露出に至ると、モータ71の駆
動が停止されるとともに、マグネット111がオンにな
り、アーマチュア110の吸着が解除される。これによ
り、マグネット連動アーム107は、捩りばね113aの付勢
力により、第9図(D)に示すように支軸109の周りに
羽根駆動レバー108とともに時計方向に回動する。従っ
て、羽根駆動レバー108の駆動ピン95は長孔114の光軸O
寄りの下端位置まで下降し、これに連動してシャッタ92
の羽根92a,92bが閉じられる。
このあと、さらにモータ71の駆動によってAEカムギア
102が矢印B方向に回転すると、第9図(E)に示すよ
うに、羽根駆動レバー108はカム面108aに当接したピン1
02aにより押圧され、マグネット連動アーム107は捩りば
ね113aの付勢力に抗して支軸109の周りに反時計方向に
回動する。これによりマグネット連動アーム107は一旦
オーバチャージ位置まで至って、アーマチュア110はマ
グネット111に確実に吸着される。マグネット連動アー
ム107のチャージが終了し、さらにAEカムギア102が回転
することにより羽根駆動レバー108は時計方向に回動
し、シャッタ92の羽根92a,92bは開放する。そこで、モ
ータ71の駆動が停止し、第9図(A)の初期状態に戻
る。
102が矢印B方向に回転すると、第9図(E)に示すよ
うに、羽根駆動レバー108はカム面108aに当接したピン1
02aにより押圧され、マグネット連動アーム107は捩りば
ね113aの付勢力に抗して支軸109の周りに反時計方向に
回動する。これによりマグネット連動アーム107は一旦
オーバチャージ位置まで至って、アーマチュア110はマ
グネット111に確実に吸着される。マグネット連動アー
ム107のチャージが終了し、さらにAEカムギア102が回転
することにより羽根駆動レバー108は時計方向に回動
し、シャッタ92の羽根92a,92bは開放する。そこで、モ
ータ71の駆動が停止し、第9図(A)の初期状態に戻
る。
規制レバー116は開口規制部材118に押圧されて反時計
方向の回動量が規制される。この回動量に応じて規制レ
バー116の他端116bは駆動ピン95の移動通路内に突出す
るので、駆動ピン95の移動量は規制レバ116により規制
され、シャッタ羽根92a,92bの最大開口径が規制され
る。
方向の回動量が規制される。この回動量に応じて規制レ
バー116の他端116bは駆動ピン95の移動通路内に突出す
るので、駆動ピン95の移動量は規制レバ116により規制
され、シャッタ羽根92a,92bの最大開口径が規制され
る。
この実施例においても、前述したように、上記一連の
動作を行うレンズシャッタと、例えば、ミラーシャッタ
或いはフォーカルプレーンシャッタ等の他の遮光部材63
(第2図参照)とを組み合わせて用い、第10図に示すタ
イミングで制御すれば、一眼レフカメラ用シャッタを実
現することができる。
動作を行うレンズシャッタと、例えば、ミラーシャッタ
或いはフォーカルプレーンシャッタ等の他の遮光部材63
(第2図参照)とを組み合わせて用い、第10図に示すタ
イミングで制御すれば、一眼レフカメラ用シャッタを実
現することができる。
この実施例では、AEカムギア102として小径のギアを
使用しているので、駆動力が小さくてもよく、またスペ
ースを小さくできる。さらに、羽根駆動レバー108を、
前記第1実施例のように規制カム49(第1図参照)等に
よって機械的に係止させる必要がなく、部品点数が減
り、安価で簡単な構成になる。
使用しているので、駆動力が小さくてもよく、またスペ
ースを小さくできる。さらに、羽根駆動レバー108を、
前記第1実施例のように規制カム49(第1図参照)等に
よって機械的に係止させる必要がなく、部品点数が減
り、安価で簡単な構成になる。
次に、本発明の第3実施例を説明する。
第11図に示した実施例のレンズシャッタ機構では、焦
点調節(AF)動作および露出制御(AE)動作を行わせる
ための駆動源となるモータ201の回転駆動力は、AE/AF切
換用の差動歯車機構203に伝達されるようになってい
る。すなわち、モータ201の出力軸201aには、差動歯車
機構203の太陽ギア204が結合し、この太陽ギア204のボ
ス部の周りには大径のキャリアギア(以下、キャリアと
する)205が回転自在に配設されている。太陽ギア204に
は、キャリア25の前面がわに突出した位置で上記キャリ
ア205の前面がわに等角度で配置し植設された3つの支
軸205aに回動自在に支持された3つの遊星ギア206が噛
合している。この3つの遊星ギア206は内歯ギア207の内
歯207aに噛合している。内歯ギア207の外周には外歯2b
が形成されている。
点調節(AF)動作および露出制御(AE)動作を行わせる
ための駆動源となるモータ201の回転駆動力は、AE/AF切
換用の差動歯車機構203に伝達されるようになってい
る。すなわち、モータ201の出力軸201aには、差動歯車
機構203の太陽ギア204が結合し、この太陽ギア204のボ
ス部の周りには大径のキャリアギア(以下、キャリアと
する)205が回転自在に配設されている。太陽ギア204に
は、キャリア25の前面がわに突出した位置で上記キャリ
ア205の前面がわに等角度で配置し植設された3つの支
軸205aに回動自在に支持された3つの遊星ギア206が噛
合している。この3つの遊星ギア206は内歯ギア207の内
歯207aに噛合している。内歯ギア207の外周には外歯2b
が形成されている。
ここで、上記差動歯車機構203の作動について説明す
ると、太陽ギア204の回転は上記遊星ギア206に伝達され
る。上記キャリア205の回転が拘束されている場合に
は、支軸205aも不動であり、この支軸205aを中心に遊星
ギア206がそれぞれ回転し、これによって内歯ギア207が
回転する。一方、内歯ギア207の回転が拘束されている
場合には、遊星ギア206がそれぞれ支軸205aを中心に回
転しながら内歯ギア207の内歯207aに沿って太陽ギア204
の周りを公転移動していく。従って、支軸205aも遊星ギ
ア206の移動に伴って移動し、この結果キャリア205が回
転することになる。
ると、太陽ギア204の回転は上記遊星ギア206に伝達され
る。上記キャリア205の回転が拘束されている場合に
は、支軸205aも不動であり、この支軸205aを中心に遊星
ギア206がそれぞれ回転し、これによって内歯ギア207が
回転する。一方、内歯ギア207の回転が拘束されている
場合には、遊星ギア206がそれぞれ支軸205aを中心に回
転しながら内歯ギア207の内歯207aに沿って太陽ギア204
の周りを公転移動していく。従って、支軸205aも遊星ギ
ア206の移動に伴って移動し、この結果キャリア205が回
転することになる。
上記差動歯車機構203の内歯ギア207の外歯207bはAFギ
ア208に噛み合っている。このAFギア208には内歯ギア20
7との噛み合いを防げない位置でクリックばね210が圧接
しているので、AFギア208の回転にはクリックによる負
荷がかけられている。AFギヤ208の前端にはAFカム面208
aが形成され、同カム面208aには、撮影レンズ211を保持
した鏡枠212に一体の突起部212aが当接している。鏡枠2
12は、回転止め213のガイド溝213aに凸部212bが嵌合し
て光軸oに沿った方向に移動自在に支持された状態で、
支軸214に介挿されたばね215によって上記突起部212aが
上記AFカム面208aに押し付けられているので、鏡枠212
はAFギア208の回転時に光軸方向に繰り出され、または
繰り込まれるようになっている。AFギア208の背面には
反射パターン(図示されず)が適宜数形成されていて、
同反射パターンと対向する位置に、AFギア208の回転方
向のよび回転量を検出するための2組のフォトリフレク
タからなる回転検出器216が配置されている。
ア208に噛み合っている。このAFギア208には内歯ギア20
7との噛み合いを防げない位置でクリックばね210が圧接
しているので、AFギア208の回転にはクリックによる負
荷がかけられている。AFギヤ208の前端にはAFカム面208
aが形成され、同カム面208aには、撮影レンズ211を保持
した鏡枠212に一体の突起部212aが当接している。鏡枠2
12は、回転止め213のガイド溝213aに凸部212bが嵌合し
て光軸oに沿った方向に移動自在に支持された状態で、
支軸214に介挿されたばね215によって上記突起部212aが
上記AFカム面208aに押し付けられているので、鏡枠212
はAFギア208の回転時に光軸方向に繰り出され、または
繰り込まれるようになっている。AFギア208の背面には
反射パターン(図示されず)が適宜数形成されていて、
同反射パターンと対向する位置に、AFギア208の回転方
向のよび回転量を検出するための2組のフォトリフレク
タからなる回転検出器216が配置されている。
一方、差動歯車機構203のキャリア205はAEギア218と
噛み合っている。AEギア218の背面に形成されたピン219
a(AE手段)は羽根駆動レバー219(羽根駆動部材)の一
腕に形成されたカム面218a(AE手段)と係合できる位置
に至っている。羽根駆動レバー219は支点をマグネット
連動アーム220(支持アーム)上の支持ピン221に支持さ
れていて、他腕に掛けられたばね222により第11図中時
計方向の回動習性を与えられている。この羽根駆動レバ
ー219の他腕にはバリオ型のシャッタ224を形成する2枚
の羽根224a,224bを開閉させるための駆動ピン223が固植
されている。そして、羽根224a,224bを開かせる方向
の、上記駆動ピン223の進路上に、シャッタ開放時の開
口径を規制するための規制部材225が、例えば図示しな
いズーム環に連動して変位するように設けられている。
また、羽根駆動レバー219の他腕に近傍位置には、同レ
バー219の回動によりオン,オフするAEスイッチ226が配
設されている。
噛み合っている。AEギア218の背面に形成されたピン219
a(AE手段)は羽根駆動レバー219(羽根駆動部材)の一
腕に形成されたカム面218a(AE手段)と係合できる位置
に至っている。羽根駆動レバー219は支点をマグネット
連動アーム220(支持アーム)上の支持ピン221に支持さ
れていて、他腕に掛けられたばね222により第11図中時
計方向の回動習性を与えられている。この羽根駆動レバ
ー219の他腕にはバリオ型のシャッタ224を形成する2枚
の羽根224a,224bを開閉させるための駆動ピン223が固植
されている。そして、羽根224a,224bを開かせる方向
の、上記駆動ピン223の進路上に、シャッタ開放時の開
口径を規制するための規制部材225が、例えば図示しな
いズーム環に連動して変位するように設けられている。
また、羽根駆動レバー219の他腕に近傍位置には、同レ
バー219の回動によりオン,オフするAEスイッチ226が配
設されている。
上記AEギア218に一体の小径ギア218bには係止ギア227
が噛み合っている。小径ギア218bと係止ギア227とのギ
ア比は1:2とされている。つまりAEギア218が1回転する
間に、係止ギア227は1/2回転するようになっている。
が噛み合っている。小径ギア218bと係止ギア227とのギ
ア比は1:2とされている。つまりAEギア218が1回転する
間に、係止ギア227は1/2回転するようになっている。
この係止ギア227の背面には、第12図(A)〜(F)
に示すような形状のカム部228が形成されている。この
カム部228(保持手段)はマグネット連動アーム220に固
植されたピン220a(保持手段)を係合させてその動きを
規制するもので、係止ギア227の周面に沿うガイド部228
aと、その一部に内側に向かって突出して形成された係
止部228bと、この係止部228bの、係止ギア227の背面か
ら見て(すなわち、第12図(A)〜(F)において)反
時計方向がわの近傍位置から、この係止ギア227の回転
中心にかけて形成された係止部228c(保持手段)とから
なる。係止ギア227にはさらに図示しない初期位置検出
用カムがあり、係止ギア227の近傍に設けられたスイッ
チ233がこの検出用カムによってオフとされることによ
り初期位置の検出が行われる。マグネット連動アーム22
0は図示されない支持軸に嵌合する支持筒220bを中心と
してばね229により第11図中時計方向の回動習性を与え
られている。そして、このマグネット連動アーム220の
マグネット230と対向する位置には、マグネット連動ア
ーム220をオーバチャージ位置に変移させるときに緊縮
するばね231を介してアーマチュア232が取り付けられて
いる。
に示すような形状のカム部228が形成されている。この
カム部228(保持手段)はマグネット連動アーム220に固
植されたピン220a(保持手段)を係合させてその動きを
規制するもので、係止ギア227の周面に沿うガイド部228
aと、その一部に内側に向かって突出して形成された係
止部228bと、この係止部228bの、係止ギア227の背面か
ら見て(すなわち、第12図(A)〜(F)において)反
時計方向がわの近傍位置から、この係止ギア227の回転
中心にかけて形成された係止部228c(保持手段)とから
なる。係止ギア227にはさらに図示しない初期位置検出
用カムがあり、係止ギア227の近傍に設けられたスイッ
チ233がこの検出用カムによってオフとされることによ
り初期位置の検出が行われる。マグネット連動アーム22
0は図示されない支持軸に嵌合する支持筒220bを中心と
してばね229により第11図中時計方向の回動習性を与え
られている。そして、このマグネット連動アーム220の
マグネット230と対向する位置には、マグネット連動ア
ーム220をオーバチャージ位置に変移させるときに緊縮
するばね231を介してアーマチュア232が取り付けられて
いる。
次に、このように構成されている第3実施例における
動作を、第12図(A)〜(F)および第13図を用いて説
明する。
動作を、第12図(A)〜(F)および第13図を用いて説
明する。
シャッタレリーズ釦を押し下げることにより、まず、
1段目レリーズスイッチがオンになると、モータ201が
正回転するとともにマグネット230が通電され励磁状態
になる。モータ201の回転駆動力は太陽ギア204を介して
差動歯車機構203に伝達されるが、AFギア208にはクリッ
クばね210によって負荷がかけられているので、内歯ギ
ア207は回転せず、キャリア205に回転が伝達されAEギア
218が回転する。
1段目レリーズスイッチがオンになると、モータ201が
正回転するとともにマグネット230が通電され励磁状態
になる。モータ201の回転駆動力は太陽ギア204を介して
差動歯車機構203に伝達されるが、AFギア208にはクリッ
クばね210によって負荷がかけられているので、内歯ギ
ア207は回転せず、キャリア205に回転が伝達されAEギア
218が回転する。
今、初期状態で、AEギア218と係止ギア227とは第12図
(A)に示す回転位置関係にあり、マグネット連動アー
ム220はオーバチャージ位置にあって、このアーム220の
ピン220aが係止ギア227の係止部228cにより係止されて
いる。さらに羽根駆動レバー219は、ばね222により付勢
されて開口径規制部材225に当接し、羽根224a,224bは開
放状態になっている。
(A)に示す回転位置関係にあり、マグネット連動アー
ム220はオーバチャージ位置にあって、このアーム220の
ピン220aが係止ギア227の係止部228cにより係止されて
いる。さらに羽根駆動レバー219は、ばね222により付勢
されて開口径規制部材225に当接し、羽根224a,224bは開
放状態になっている。
この初期状態から、キャリア205が矢印方向に回転し
て、第12図(A)に示すように、AEギア218が矢印aで
示す方向に回転していくと、第12図(B)に示すよう
に、マグネット駆動アーム220上のピン220aは係止部228
bと係止部228cとの間に落ち込み、バネ231の緊縮力に抗
した弾撥復帰力によりマグネット連動アーム220はオー
バチャージした分だけチャージ量が戻る。すると、この
第12図(B)に示す状態では、マグネット連動アーム22
0のピン220aが係止ギア227の係止部228bと係止部228cと
の間に挟持され、係止ギア227の回転、すなわち、キャ
リア205の回転が双方向ともに阻止される。
て、第12図(A)に示すように、AEギア218が矢印aで
示す方向に回転していくと、第12図(B)に示すよう
に、マグネット駆動アーム220上のピン220aは係止部228
bと係止部228cとの間に落ち込み、バネ231の緊縮力に抗
した弾撥復帰力によりマグネット連動アーム220はオー
バチャージした分だけチャージ量が戻る。すると、この
第12図(B)に示す状態では、マグネット連動アーム22
0のピン220aが係止ギア227の係止部228bと係止部228cと
の間に挟持され、係止ギア227の回転、すなわち、キャ
リア205の回転が双方向ともに阻止される。
キャリア205の回転が阻止されると、AFギア208がクリ
ックばね210による押圧力に打ち勝って内歯ギア207の回
転により回転する。このときモータ201は焦点状態に応
じて正,逆いずれの方向にも回転し、AFギア208の回転
による鏡枠212のピント合せのための移動は、繰り出
し,繰り込みのいずれの方向にも行われる。鏡枠212の
移動方向および位置はAFギア208の背面に形成された反
射パターンを回転検出器216の2組のフォトリフレクタ
で読み取ることにより検知される。
ックばね210による押圧力に打ち勝って内歯ギア207の回
転により回転する。このときモータ201は焦点状態に応
じて正,逆いずれの方向にも回転し、AFギア208の回転
による鏡枠212のピント合せのための移動は、繰り出
し,繰り込みのいずれの方向にも行われる。鏡枠212の
移動方向および位置はAFギア208の背面に形成された反
射パターンを回転検出器216の2組のフォトリフレクタ
で読み取ることにより検知される。
回転検出器216の出力が図示しない測距部の出力と一
致することにより焦点調節が行われると、この後、マグ
ネット230が非励磁状態になりマグネット連動アーム220
はばね229による回動習性により第12図(F)に示した
矢印e方向とは逆の方向に回動する。すると、第12図
(C)に示すように上記ピン220aは係止ギア227の中心
に近い係止部228cの基部まで落ち込み、係止部228bとの
間に挟持された係止状態が解除される。このときピン22
1の部分で羽根駆動レバー219も下るので、AEギア218の
ピン218aと羽根駆動レバー219のカム面219aとの当接も
解除される。上記係止状態が解除されると、これによ
り、再び負荷の重いAFギア208が回転を停止し、上記AE
ギア218が回転できるようになる。
致することにより焦点調節が行われると、この後、マグ
ネット230が非励磁状態になりマグネット連動アーム220
はばね229による回動習性により第12図(F)に示した
矢印e方向とは逆の方向に回動する。すると、第12図
(C)に示すように上記ピン220aは係止ギア227の中心
に近い係止部228cの基部まで落ち込み、係止部228bとの
間に挟持された係止状態が解除される。このときピン22
1の部分で羽根駆動レバー219も下るので、AEギア218の
ピン218aと羽根駆動レバー219のカム面219aとの当接も
解除される。上記係止状態が解除されると、これによ
り、再び負荷の重いAFギア208が回転を停止し、上記AE
ギア218が回転できるようになる。
したがって、このとき2段目レリーズスイッチがオン
になっていれば、引き続き露出制御のために、モータ20
1の正回転によりAEギア218が矢印a方向に回転し始め
る。上記第12図(C)の状態からAEギア218が略半回転
した状態になると、ピン218aが再びカム面219aに当接
し、このあとは、再びピン218aが羽根駆動レバー219を
矢印c方向に回動させてこれを押し上げていく。そし
て、第12図(D)に示すように、マグネット連動アーム
220は再びオーバチャージ位置にチャージされ、アーマ
チュア232は再び励磁されたマグネット230に吸着され
る。なお、このときのピン220aの移動で、係止部228b,2
28cは上記ピン220aから遠ざかった位置にあるので、上
記ピン220aの移動が妨げられることはない。
になっていれば、引き続き露出制御のために、モータ20
1の正回転によりAEギア218が矢印a方向に回転し始め
る。上記第12図(C)の状態からAEギア218が略半回転
した状態になると、ピン218aが再びカム面219aに当接
し、このあとは、再びピン218aが羽根駆動レバー219を
矢印c方向に回動させてこれを押し上げていく。そし
て、第12図(D)に示すように、マグネット連動アーム
220は再びオーバチャージ位置にチャージされ、アーマ
チュア232は再び励磁されたマグネット230に吸着され
る。なお、このときのピン220aの移動で、係止部228b,2
28cは上記ピン220aから遠ざかった位置にあるので、上
記ピン220aの移動が妨げられることはない。
さらにAEギア218が矢印a方向に回転してピン218aが
移動し、同ピン218aが羽根駆動レバー219のカム面219a
に対する上方向への押圧力を失うと、この時点で、ピン
220a,221の位置はオーバチャージ分だけ下る。この後、
さらにAEギア218が回転すると、ピン218aにカム面219a
で当接している羽根駆動レバー219はばね222による回動
習性により、ピン218aの移動に追従して矢印d方向(第
12図(C)参照)に回動する。この羽根駆動レバー19の
回動によってシャッタ224の羽根224a,224bが開方向に回
動するが、羽根224a,224bの実際の開口に先立って、AE
スイッチ226がオンからオフとなり露出制御が開始され
る。そして、第12図(E)に示すように、AEギア218が
さらに回転していくことによりシャッタ224の羽根224a,
224bが次第に大きく開いていき露出が行なわれる。羽根
224a,224bは駆動ピン223が規制部材225に当接する位置
で開放状態となる。羽根224a,224bの開放時の口径は規
制部材225の位置を変移させることにより可変すること
ができる。そして、図示しないAE制御回路より適正露出
信号が出力されると、マグネット230が再び非励磁にな
り、マグネット連動アーム220がばね229の付勢力によっ
て回動し、羽根224a,224bが閉じて露出を終了する。露
出終了後は、モータ201の正回転によりAEギア218が矢印
a方向に回転し、ピン218aは羽根駆動レバー219のカム
面219aに再び対向し、この羽根駆動レバー219は図示さ
れない当付け面に駆動ピン223の基部を当接させながら
矢印cの方向に回動する。この羽根駆動レバー219の動
きにより支持ピン221を介してマグネット連動アーム220
はばね229の付勢力に抗して矢印e方向に回動してチャ
ージされ、第12図(A)の初期状態に戻って停止する。
移動し、同ピン218aが羽根駆動レバー219のカム面219a
に対する上方向への押圧力を失うと、この時点で、ピン
220a,221の位置はオーバチャージ分だけ下る。この後、
さらにAEギア218が回転すると、ピン218aにカム面219a
で当接している羽根駆動レバー219はばね222による回動
習性により、ピン218aの移動に追従して矢印d方向(第
12図(C)参照)に回動する。この羽根駆動レバー19の
回動によってシャッタ224の羽根224a,224bが開方向に回
動するが、羽根224a,224bの実際の開口に先立って、AE
スイッチ226がオンからオフとなり露出制御が開始され
る。そして、第12図(E)に示すように、AEギア218が
さらに回転していくことによりシャッタ224の羽根224a,
224bが次第に大きく開いていき露出が行なわれる。羽根
224a,224bは駆動ピン223が規制部材225に当接する位置
で開放状態となる。羽根224a,224bの開放時の口径は規
制部材225の位置を変移させることにより可変すること
ができる。そして、図示しないAE制御回路より適正露出
信号が出力されると、マグネット230が再び非励磁にな
り、マグネット連動アーム220がばね229の付勢力によっ
て回動し、羽根224a,224bが閉じて露出を終了する。露
出終了後は、モータ201の正回転によりAEギア218が矢印
a方向に回転し、ピン218aは羽根駆動レバー219のカム
面219aに再び対向し、この羽根駆動レバー219は図示さ
れない当付け面に駆動ピン223の基部を当接させながら
矢印cの方向に回動する。この羽根駆動レバー219の動
きにより支持ピン221を介してマグネット連動アーム220
はばね229の付勢力に抗して矢印e方向に回動してチャ
ージされ、第12図(A)の初期状態に戻って停止する。
この実施例においても、他の遮光部材63と組み合わせ
て用い、第13図に示したタイミングで制御することによ
り一眼レフカメラのシャッタを実現することができる。
て用い、第13図に示したタイミングで制御することによ
り一眼レフカメラのシャッタを実現することができる。
この第3実施例では、軸支したAEギア218を使用して
いるため、駆動力が小さく、またスペースも少なくて済
む。
いるため、駆動力が小さく、またスペースも少なくて済
む。
次に本発明の第4実施例を、第14図以下の図面を用い
て説明する。
て説明する。
この実施例は、第14図から明らかなように、前記第11
図に示した第3実施例と略同様に構成されている。そこ
で、第14図において、前記第11図に示した部材と同一の
部材には同一の符号を付してその詳細な説明は省略し、
第11図に示した部材に類似し相応する部材には、第11図
で付した3桁の数値符号の100位の“2"を“3"に代えて
付す。
図に示した第3実施例と略同様に構成されている。そこ
で、第14図において、前記第11図に示した部材と同一の
部材には同一の符号を付してその詳細な説明は省略し、
第11図に示した部材に類似し相応する部材には、第11図
で付した3桁の数値符号の100位の“2"を“3"に代えて
付す。
羽根駆動レバー319(羽根駆動部材)は、その一腕と
不動部材との間に掛けられたばね322により第14図中反
時計方向の回動習性を与えられている。つまり、この実
施例では、シャッタ羽根224a,224bは、羽根駆動レバー3
19の回動習性により、駆動ピン223によって閉じる方向
に付勢されている。そして、この羽根駆動レバー319の
一腕に形成されたガム面319aにAEギア318の背面に形成
されたピン318aが係合できるようになっている。
不動部材との間に掛けられたばね322により第14図中反
時計方向の回動習性を与えられている。つまり、この実
施例では、シャッタ羽根224a,224bは、羽根駆動レバー3
19の回動習性により、駆動ピン223によって閉じる方向
に付勢されている。そして、この羽根駆動レバー319の
一腕に形成されたガム面319aにAEギア318の背面に形成
されたピン318aが係合できるようになっている。
また、AEギア318に噛合す係止ギア327の背面には、第
15図(A)〜(Fに示すような形状のカム部328が形成
されている。このカム部328(保持手段)も、前記第3
実施例の場合と同様に、マグネット連動アーム220(支
持アーム)に固植されたピン220a(保持手段)を係止さ
せてその動きを規制するもので、係止ギア327の周面に
沿うガイド部328aと、その一部に内側に向かって突出し
て形成された係止部328bと、この係止部328bの、係止ギ
ア327の背面側から見て、反時計方向側の近傍位置か
ら、この係止ギア327の回転中心にかけて形成された係
止部328cと、この係止部328c(保持手段)と一体かつ略
同一のカム形状で略90゜ずれた位置に形成された係止部
328dとからなる。
15図(A)〜(Fに示すような形状のカム部328が形成
されている。このカム部328(保持手段)も、前記第3
実施例の場合と同様に、マグネット連動アーム220(支
持アーム)に固植されたピン220a(保持手段)を係止さ
せてその動きを規制するもので、係止ギア327の周面に
沿うガイド部328aと、その一部に内側に向かって突出し
て形成された係止部328bと、この係止部328bの、係止ギ
ア327の背面側から見て、反時計方向側の近傍位置か
ら、この係止ギア327の回転中心にかけて形成された係
止部328cと、この係止部328c(保持手段)と一体かつ略
同一のカム形状で略90゜ずれた位置に形成された係止部
328dとからなる。
その他の構成は前記第3実施例と同様に構成されてい
る。また、キャリア205以降のAF伝達系については、こ
の第14図では図示を省略している。
る。また、キャリア205以降のAF伝達系については、こ
の第14図では図示を省略している。
次に、この第4実施例の動作を第15図(A)〜(F)
および第16図により説明する。
および第16図により説明する。
第15図(A)に示した初期状態では、マグネット連動
アーム220はオーバチャージ位置にあって、このアーム2
20のピン220aが係止ギア327の係止部328cにより係止さ
れ、羽根駆動レバー319はAEギア318上のピン318aにより
ばね322の付勢力に抗して押され、シャッタ224の羽根22
4a,224bは開放状態になっている。
アーム220はオーバチャージ位置にあって、このアーム2
20のピン220aが係止ギア327の係止部328cにより係止さ
れ、羽根駆動レバー319はAEギア318上のピン318aにより
ばね322の付勢力に抗して押され、シャッタ224の羽根22
4a,224bは開放状態になっている。
今、キャリア205が第14図中矢印方向に回転すると、
第15図(A)に示すようにAEギア318が矢印aで示す方
向に回転し、第15図(B)に示すように、マグネット連
動アーム220のピン220aは係止部328bと係止部328cとの
間に落ち込み、ばね231の緊縮力に抗した弾撥復帰力に
よりマグネット連動アーム220はオーバチャージした分
だけチャージ量が戻る。すると、第15図(B)に示す状
態では、マグネット連動アーム220のピン220a(保持手
段)が係止ギア327の係止部328bと係止部328cとの間に
挟持され、係止ギア327の回転、すなわち、キャリア205
の回転が双方向に阻止される。キャリア205の回転が阻
止されると、第3実施例で示したAF駆動系が作動する。
そして、焦点調節が行われると、マグネット230が非励
磁状態になり、マグネット連動アーム220はばね229によ
る回動習性により、矢印eの方向(第15図(F)参照)
とは逆の方向に回動する。すると、第15図(C)に示す
ように、ピン220aは係止ギア327の中心に近い係止部328
cの基部まで落ち込み、係止部328bとの間に挟持された
係止状態が解除される。このときピン221の部分で羽根
駆動レバー319も下がるので、羽根224a,224bは閉じ状態
となる。上記係止状態が解除されると、これにより負荷
の重いAF駆動系が回転を停止し、上記AFギア318が回転
できるようになる。
第15図(A)に示すようにAEギア318が矢印aで示す方
向に回転し、第15図(B)に示すように、マグネット連
動アーム220のピン220aは係止部328bと係止部328cとの
間に落ち込み、ばね231の緊縮力に抗した弾撥復帰力に
よりマグネット連動アーム220はオーバチャージした分
だけチャージ量が戻る。すると、第15図(B)に示す状
態では、マグネット連動アーム220のピン220a(保持手
段)が係止ギア327の係止部328bと係止部328cとの間に
挟持され、係止ギア327の回転、すなわち、キャリア205
の回転が双方向に阻止される。キャリア205の回転が阻
止されると、第3実施例で示したAF駆動系が作動する。
そして、焦点調節が行われると、マグネット230が非励
磁状態になり、マグネット連動アーム220はばね229によ
る回動習性により、矢印eの方向(第15図(F)参照)
とは逆の方向に回動する。すると、第15図(C)に示す
ように、ピン220aは係止ギア327の中心に近い係止部328
cの基部まで落ち込み、係止部328bとの間に挟持された
係止状態が解除される。このときピン221の部分で羽根
駆動レバー319も下がるので、羽根224a,224bは閉じ状態
となる。上記係止状態が解除されると、これにより負荷
の重いAF駆動系が回転を停止し、上記AFギア318が回転
できるようになる。
そして、2段目レリーズスイッチがオンになっていれ
ば、引き続き露出制御のために、モータ201の正転によ
りAEギア318が矢印a方向に回転し始める。上記第15図
(C)の状態からAEギア318がさらに回転すると、羽根
駆動レバー319はAEギア318のピン318aに追従して矢印c
方向に回動していき、AEギア318が略1/4回転した状態と
なると、マグネット連動アーム220のピン220aが係止部3
28dのカム面により押し上げられ、第15図(D)に示す
ように、マグネット連動アーム220は再びオーバチャー
ジ位置にチャージされ、アーマチュア232は再び励磁さ
れたマグネット230に吸着される。この後、ピン220aと
係止部328dのカム面との係合が外れると、この時点でピ
ン220aの位置はオーバチャージ分だけ下がる。
ば、引き続き露出制御のために、モータ201の正転によ
りAEギア318が矢印a方向に回転し始める。上記第15図
(C)の状態からAEギア318がさらに回転すると、羽根
駆動レバー319はAEギア318のピン318aに追従して矢印c
方向に回動していき、AEギア318が略1/4回転した状態と
なると、マグネット連動アーム220のピン220aが係止部3
28dのカム面により押し上げられ、第15図(D)に示す
ように、マグネット連動アーム220は再びオーバチャー
ジ位置にチャージされ、アーマチュア232は再び励磁さ
れたマグネット230に吸着される。この後、ピン220aと
係止部328dのカム面との係合が外れると、この時点でピ
ン220aの位置はオーバチャージ分だけ下がる。
さらに、AEギア318が矢印a方向に回転すると、ピン3
18aが移動し、羽根駆動レバー319のカム面319aに当接
し、ばね322の付勢力に抗して羽根駆動レバー319を矢印
d方向(第15図(C)参照)に回動させていく。この羽
根駆動レバー319の回動によって羽根224a,224bが開き方
向に回動するが、羽根224a,224bの実際の開口に先立っ
てAEスイッチ226がオンからオフとなり、露出制御が開
始される。そして、第15図(E)に示すように、AEギア
318がさらに回転していくことにより羽根駆動レバー319
が矢印d方向に回動していくので、シャッタ224の羽根2
24a,224bが次第に大きく開いていき露出が行われる。そ
して、図示しないAE制御回路より適正露出信号が出力さ
れると、マグネット230が再び非励磁状態になり、マグ
ネット連動アーム220がばね229の付勢力によって回動
し、羽根224a,224bが閉じて露出を終了する。露出終了
後は、モータ201の正回転によりAEギア318が再び矢印a
方向に回転すると、係止ギア327が回転し、係止部328c
のカム面によりマグネット連動アーム220のピン220aを
押し上げマグネット連動アーム220を矢印e方向に回動
させてオーバチャージ位置にチャージしたのち、AEスイ
ッチ233をオフしてモータ201を停止させ、第15図(A)
に示す初期状態に戻る。
18aが移動し、羽根駆動レバー319のカム面319aに当接
し、ばね322の付勢力に抗して羽根駆動レバー319を矢印
d方向(第15図(C)参照)に回動させていく。この羽
根駆動レバー319の回動によって羽根224a,224bが開き方
向に回動するが、羽根224a,224bの実際の開口に先立っ
てAEスイッチ226がオンからオフとなり、露出制御が開
始される。そして、第15図(E)に示すように、AEギア
318がさらに回転していくことにより羽根駆動レバー319
が矢印d方向に回動していくので、シャッタ224の羽根2
24a,224bが次第に大きく開いていき露出が行われる。そ
して、図示しないAE制御回路より適正露出信号が出力さ
れると、マグネット230が再び非励磁状態になり、マグ
ネット連動アーム220がばね229の付勢力によって回動
し、羽根224a,224bが閉じて露出を終了する。露出終了
後は、モータ201の正回転によりAEギア318が再び矢印a
方向に回転すると、係止ギア327が回転し、係止部328c
のカム面によりマグネット連動アーム220のピン220aを
押し上げマグネット連動アーム220を矢印e方向に回動
させてオーバチャージ位置にチャージしたのち、AEスイ
ッチ233をオフしてモータ201を停止させ、第15図(A)
に示す初期状態に戻る。
この実施例では、シャッタ224の羽根224a,224bの開き
動作をモータ201の駆動力で行うようにしているので、
安定したシャッタ動作になる。
動作をモータ201の駆動力で行うようにしているので、
安定したシャッタ動作になる。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、カメラ本体側と
の機械的連動の必要がなく、簡単な構成により、通常、
初期状態で全開状態にあるレンズシャッタ機構を提供す
ることができる。
の機械的連動の必要がなく、簡単な構成により、通常、
初期状態で全開状態にあるレンズシャッタ機構を提供す
ることができる。
第1図は、本発明の第1実施例を示すレンズシャッタ機
構の分解斜視図、 第2図は、本発明が適用される一眼レフカメラの光学系
を示す図、 第3図は、上記第1図に示す実施例の動作を説明するた
めのタイムチャート、 第4図は、上記第1図におけるAEカムと規制カムの平面
図、 第5図は、本発明の第2実施例を示すレンズシャッタ機
構の分解斜視図、 第6図は、上記第5図中の遊星クラッチの周辺部分の構
成を示した拡大斜視図、 第7図(A)および(B)は、上記第5図中のレンズ保
持枠のフランジ間に設けられているシャッタの、それぞ
れ閉じ状態および開き状態を示した正面図、 第8図は、上記第5図中のシャッタ駆動機構を示した正
面図、 第9図(A)〜(E)は、上記第5図中のAEギアと羽根
駆動レバーとの関係を示す作動図、 第10図は、上記第5図に示す実施例の動作を説明するた
めのタイムチャート、 第11図は、本発明の第3実施例を示すレンズシャッタ機
構の分解斜視図、 第12図(A)〜(F)は、上記第11図中のAEギアと羽根
駆動レバーとの関係を示す作動図、 第13図は、上記第11図に示す実施例の動作を説明するた
めのタイムチャート、 第14図は、本発明の第4実施例を示すレンズシャッタ機
構の分解斜視図、 第15図(A)〜(F)は、上記第14図中のAEギアと羽根
駆動レバーとの関係を示す作動図、 第16図は、上記第14図に示す実施例の動作を説明するた
めのタイムチャートである。 11,71,201……モータ 25……AEカムギア(カム部材) 26……AEカム 35,92,224……シャッタ 35a,35b,92a,92b,224a,224b……シャッタ羽根 39,108,219,319……羽根駆動レバー 39a,95,223……駆動ピン 41,107,220……マグネット連動アーム(支持アーム) 44,111,230……マグネット 49……規制カム(保持手段) 61……レンズシャッタ
構の分解斜視図、 第2図は、本発明が適用される一眼レフカメラの光学系
を示す図、 第3図は、上記第1図に示す実施例の動作を説明するた
めのタイムチャート、 第4図は、上記第1図におけるAEカムと規制カムの平面
図、 第5図は、本発明の第2実施例を示すレンズシャッタ機
構の分解斜視図、 第6図は、上記第5図中の遊星クラッチの周辺部分の構
成を示した拡大斜視図、 第7図(A)および(B)は、上記第5図中のレンズ保
持枠のフランジ間に設けられているシャッタの、それぞ
れ閉じ状態および開き状態を示した正面図、 第8図は、上記第5図中のシャッタ駆動機構を示した正
面図、 第9図(A)〜(E)は、上記第5図中のAEギアと羽根
駆動レバーとの関係を示す作動図、 第10図は、上記第5図に示す実施例の動作を説明するた
めのタイムチャート、 第11図は、本発明の第3実施例を示すレンズシャッタ機
構の分解斜視図、 第12図(A)〜(F)は、上記第11図中のAEギアと羽根
駆動レバーとの関係を示す作動図、 第13図は、上記第11図に示す実施例の動作を説明するた
めのタイムチャート、 第14図は、本発明の第4実施例を示すレンズシャッタ機
構の分解斜視図、 第15図(A)〜(F)は、上記第14図中のAEギアと羽根
駆動レバーとの関係を示す作動図、 第16図は、上記第14図に示す実施例の動作を説明するた
めのタイムチャートである。 11,71,201……モータ 25……AEカムギア(カム部材) 26……AEカム 35,92,224……シャッタ 35a,35b,92a,92b,224a,224b……シャッタ羽根 39,108,219,319……羽根駆動レバー 39a,95,223……駆動ピン 41,107,220……マグネット連動アーム(支持アーム) 44,111,230……マグネット 49……規制カム(保持手段) 61……レンズシャッタ
Claims (1)
- 【請求項1】撮影レンズ開口を開閉するシャッタ羽根を
有し、撮影開始以前の初期状態で該シャッタ羽根は所定
の開放状態にあり、撮影操作に応じて一旦全閉した後、
撮影露光のための開閉動作を行なうカメラのレンズシャ
ッタ機構において、 揺動によってシャッタ羽根を開閉する羽根駆動部材と、 不動部材に回動可能に軸支されていて、かつ、上記羽根
駆動部材を揺動自在に支持し、上記シャッタ羽根を開口
可能にする第1の位置と上記シャッタ羽根を閉じる第2
の位置とに回動する支持アームと、 上記羽根駆動部材を揺動させて、上記シャッタ羽根の開
口量を制御するAE手段と、 このAE手段を駆動する電動駆動源と、 上記支持アームを上記第1の位置に機械的に保持する保
持手段と、 を具備し、 撮影開始以前の初期状態にある際には、上記保持手段に
より上記支持アームを上記第1の位置に機械的に保持
し、かつ、上記AE手段により上記シャッタ羽根が所定の
開放状態となる位置に、上記羽根駆動部材を揺動させて
いて、被写体光が撮影レンズを通過可能としていること
を特徴とするカメラのレンズシャッタ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20110988A JP2682653B2 (ja) | 1987-09-08 | 1988-08-12 | カメラのレンズシャッタ機構 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22566987 | 1987-09-08 | ||
JP62-225669 | 1987-09-08 | ||
JP20110988A JP2682653B2 (ja) | 1987-09-08 | 1988-08-12 | カメラのレンズシャッタ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01158420A JPH01158420A (ja) | 1989-06-21 |
JP2682653B2 true JP2682653B2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=26512574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20110988A Expired - Fee Related JP2682653B2 (ja) | 1987-09-08 | 1988-08-12 | カメラのレンズシャッタ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2682653B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03127330U (ja) * | 1990-04-04 | 1991-12-20 | ||
JPH05210147A (ja) * | 1992-01-30 | 1993-08-20 | Olympus Optical Co Ltd | レンズの繰り出し制御装置 |
JP4785445B2 (ja) * | 2005-07-04 | 2011-10-05 | キヤノン株式会社 | 撮像装置 |
-
1988
- 1988-08-12 JP JP20110988A patent/JP2682653B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01158420A (ja) | 1989-06-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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