JP3457447B2 - 一眼レフカメラのクイックリターン機構 - Google Patents
一眼レフカメラのクイックリターン機構Info
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- 230000011514 reflex Effects 0.000 claims description 9
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 15
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- WHXSMMKQMYFTQS-UHFFFAOYSA-N Lithium Chemical compound [Li] WHXSMMKQMYFTQS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052744 lithium Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
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- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Cameras In General (AREA)
- Shutter-Related Mechanisms (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レリーズ動作にし
たがってリターンミラーをアップさせリターンミラーア
ップ終了時のタイミングでシャッタユニットの緊定を解
除し、モータ駆動によりミラーダウンとシャッタのチャ
ージを行う一眼レフカメラのクイックリターン機構に関
する。
たがってリターンミラーをアップさせリターンミラーア
ップ終了時のタイミングでシャッタユニットの緊定を解
除し、モータ駆動によりミラーダウンとシャッタのチャ
ージを行う一眼レフカメラのクイックリターン機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】一眼レフカメラの撮影動作ではレリーズ
操作に伴いミラーをアップさせ、絞りを設定値にし、シ
ャッタを走行させて露光した後、ミラーダウンさせると
ともにシャッタチャージし、さらにフィルム巻き上げす
るという一連の動作を行う。ミラー駆動ユニットは、上
記動作の中で、レリーズ操作に対しミラーをアップさせ
シャッタの緊定を解除することによりシャッタユニット
を走行させ、露光した後、ミラーをダウンさせてミラー
アップのスプリングをチャージするとともにシャッタの
チャージを行うという動作を司る。
操作に伴いミラーをアップさせ、絞りを設定値にし、シ
ャッタを走行させて露光した後、ミラーダウンさせると
ともにシャッタチャージし、さらにフィルム巻き上げす
るという一連の動作を行う。ミラー駆動ユニットは、上
記動作の中で、レリーズ操作に対しミラーをアップさせ
シャッタの緊定を解除することによりシャッタユニット
を走行させ、露光した後、ミラーをダウンさせてミラー
アップのスプリングをチャージするとともにシャッタの
チャージを行うという動作を司る。
【0003】このミラー駆動ユニットは、他の駆動系を
駆動するモータとは別に独立したモータを設け、このモ
ータ出力によりシャッタをチャージさせながらミラーを
ダウンさせることによりクイックリターン機構を実現さ
せている。上記クイックリターン機構は、シャッタとミ
ラーアップ用バネのチャージを同時に行っておりミラー
ダウン速度が遅くなることを克服するために2つのカム
とそれぞれのカムによって独立して作動するレバーを用
いることによりミラーのすばやいダウンを実現させてい
る。しかしながら、上記のような機構を配置するにはカ
メラ内にそれなりのスペースが必要である。そのため、
スペースも従来ほど必要としない、しかもシャッタ機構
に対し合理的に配置できる機構の実現が望まれている。
また、AF制御に際し動体予測制御がしやすくなるよう
なクイックリターン機構が要請されている。
駆動するモータとは別に独立したモータを設け、このモ
ータ出力によりシャッタをチャージさせながらミラーを
ダウンさせることによりクイックリターン機構を実現さ
せている。上記クイックリターン機構は、シャッタとミ
ラーアップ用バネのチャージを同時に行っておりミラー
ダウン速度が遅くなることを克服するために2つのカム
とそれぞれのカムによって独立して作動するレバーを用
いることによりミラーのすばやいダウンを実現させてい
る。しかしながら、上記のような機構を配置するにはカ
メラ内にそれなりのスペースが必要である。そのため、
スペースも従来ほど必要としない、しかもシャッタ機構
に対し合理的に配置できる機構の実現が望まれている。
また、AF制御に際し動体予測制御がしやすくなるよう
なクイックリターン機構が要請されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本件出願人
は、従来のマニュアルレンズを使用してAF撮影ができ
るバックフォーカス制御方式AFカメラを提案してお
り、このカメラは、撮影用レンズマウントおよびカメラ
の外観を形成する外郭部を含む固定ボディーと、ファイ
ンダ機構,測距機構,露出機構およびフィルム給送機構
等の撮影機能を有し、固定ボディー内を光軸方向に移動
可能な可動ボディーとを組み込んで構成されている点に
特徴がある。
は、従来のマニュアルレンズを使用してAF撮影ができ
るバックフォーカス制御方式AFカメラを提案してお
り、このカメラは、撮影用レンズマウントおよびカメラ
の外観を形成する外郭部を含む固定ボディーと、ファイ
ンダ機構,測距機構,露出機構およびフィルム給送機構
等の撮影機能を有し、固定ボディー内を光軸方向に移動
可能な可動ボディーとを組み込んで構成されている点に
特徴がある。
【0005】そのため、ミラー駆動ユニットは可動ボデ
ィー側に設けられることになり、ミラーボックスが光軸
に沿って移動するものにミラー駆動ユニットを設けるに
は、ミラー駆動ユニットが他の機能に機構的に関わりが
少ない方が良い。そのような点では上記独立のモータを
シャッタチャージおよびミラーアップのチャージ源とす
るミラー駆動機構は好都合である。本発明の課題は、シ
ャッタ機構に対し合理的に、しかも従来の機構より狭い
機構に配置可能とし、さらにAFの動体予測制御をし易
くするとともに他のユニットに対する独立性を出すこと
によりバックフォーカス制御式AFカメラにも好適に適
用できる一眼レフカメラのクイックリターン機構を提供
することにある。
ィー側に設けられることになり、ミラーボックスが光軸
に沿って移動するものにミラー駆動ユニットを設けるに
は、ミラー駆動ユニットが他の機能に機構的に関わりが
少ない方が良い。そのような点では上記独立のモータを
シャッタチャージおよびミラーアップのチャージ源とす
るミラー駆動機構は好都合である。本発明の課題は、シ
ャッタ機構に対し合理的に、しかも従来の機構より狭い
機構に配置可能とし、さらにAFの動体予測制御をし易
くするとともに他のユニットに対する独立性を出すこと
によりバックフォーカス制御式AFカメラにも好適に適
用できる一眼レフカメラのクイックリターン機構を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明による一眼レフカメラのクイックリターン機構
は、第1の付勢手段によってダウン方向に付勢力が与え
られているリターンミラーと、シャッタレリーズに従い
発生するミラーアップおよびシャッタ動作のための信号
により作動する電磁マグネット手段と、前記電磁マグネ
ット手段の作動によりミラーアップをスタートさせるミ
ラーアップスタート手段と、シャッタチャージ完了の状
態ではチャージ位置にあり、前記ミラーアップスタート
手段の動作により係止が解かれ、第2の付勢手段の付勢
力によって回転するミラーシャッタレバーと、前記ミラ
ーシャッタレバーの上に設けられたクイックリターンレ
バーと、前記クイックリターンレバーに係合した状態で
前記ミラーシャッタレバーに従動して前記第1の付勢手
段に抗して前記リターンミラーを押し上げるミラーアッ
プレバーと、前記ミラーシャッタレバーに係合し、前記
ミラーシャッタレバーの回転によりシャッタの緊定を解
除するとともに前記電磁マグネット手段を作動前の状態
に復帰させる緊定解除手段と、露光終了後にシャッタチ
ャージおよび前記第2の付勢手段チャージのために起動
させられるチャージモータと、前記チャージモータの回
転により、前記ミラーシャッタレバーを前記第2の付勢
手段の付勢力に抗してシャッタチャージ完了の位置に復
帰させるミラーシャッタチャージレバーとを含み、前記
ミラーシャッタチャージレバーのチャージ動作の初期動
作において前記クイックリターンレバーの回転動作によ
って前記ミラーアップレバーと前記クイックリターンレ
バーとの係合状態を解除し前記ミラーアップレバーのリ
ターンミラー押し上げ状態を解放することにより前記リ
ターンミラーを前記第1の付勢手段によってミラーダウ
ンさせるとともに前記ミラーシャッタチャージレバーの
引き続くチャージ動作により前記第2の付勢手段チャー
ジおよび前記緊定解除手段に連動するシャッタをチャー
ジするように構成してある。
に本発明による一眼レフカメラのクイックリターン機構
は、第1の付勢手段によってダウン方向に付勢力が与え
られているリターンミラーと、シャッタレリーズに従い
発生するミラーアップおよびシャッタ動作のための信号
により作動する電磁マグネット手段と、前記電磁マグネ
ット手段の作動によりミラーアップをスタートさせるミ
ラーアップスタート手段と、シャッタチャージ完了の状
態ではチャージ位置にあり、前記ミラーアップスタート
手段の動作により係止が解かれ、第2の付勢手段の付勢
力によって回転するミラーシャッタレバーと、前記ミラ
ーシャッタレバーの上に設けられたクイックリターンレ
バーと、前記クイックリターンレバーに係合した状態で
前記ミラーシャッタレバーに従動して前記第1の付勢手
段に抗して前記リターンミラーを押し上げるミラーアッ
プレバーと、前記ミラーシャッタレバーに係合し、前記
ミラーシャッタレバーの回転によりシャッタの緊定を解
除するとともに前記電磁マグネット手段を作動前の状態
に復帰させる緊定解除手段と、露光終了後にシャッタチ
ャージおよび前記第2の付勢手段チャージのために起動
させられるチャージモータと、前記チャージモータの回
転により、前記ミラーシャッタレバーを前記第2の付勢
手段の付勢力に抗してシャッタチャージ完了の位置に復
帰させるミラーシャッタチャージレバーとを含み、前記
ミラーシャッタチャージレバーのチャージ動作の初期動
作において前記クイックリターンレバーの回転動作によ
って前記ミラーアップレバーと前記クイックリターンレ
バーとの係合状態を解除し前記ミラーアップレバーのリ
ターンミラー押し上げ状態を解放することにより前記リ
ターンミラーを前記第1の付勢手段によってミラーダウ
ンさせるとともに前記ミラーシャッタチャージレバーの
引き続くチャージ動作により前記第2の付勢手段チャー
ジおよび前記緊定解除手段に連動するシャッタをチャー
ジするように構成してある。
【0007】また、本発明は上記構成において、前記ミ
ラーアップスタート手段は、前記電磁マグネット手段の
吸着板が先端に取り付けられ、回動可能に支持されたミ
ラーアップ・マグネットレバーと、回動可能に支持され
前記ミラーアップ・マグネットレバーの吸着板から離れ
る方向に従動するミラーアップ・マグネットチャージレ
バーと、回動可能に支持され前記ミラーアップ・マグネ
ットチャージレバーの従動方向の回転により、前記ミラ
ーシャッタレバーの係止を解除するミラーアップスター
トレバーとからなり、前記ミラーアップ・マグネットチ
ャージレバーは、前記緊定解除手段のシャッタの緊定解
除の動作により前記吸着板を前記電磁マグネット手段に
吸着させる方向に前記ミラーアップ・マグネットレバー
を回転させるように構成し、かつ、前記電磁マグネット
手段は、非作動状態ではミラーアップ・マグネットレバ
ーの回転を阻止するために前記吸着板を吸着状態であ
り、前記ミラーアップおよびシャッタ動作のための信号
入力により吸着力を消滅させて前記ミラーアップ・マグ
ネットレバーを解放するように構成してある。
ラーアップスタート手段は、前記電磁マグネット手段の
吸着板が先端に取り付けられ、回動可能に支持されたミ
ラーアップ・マグネットレバーと、回動可能に支持され
前記ミラーアップ・マグネットレバーの吸着板から離れ
る方向に従動するミラーアップ・マグネットチャージレ
バーと、回動可能に支持され前記ミラーアップ・マグネ
ットチャージレバーの従動方向の回転により、前記ミラ
ーシャッタレバーの係止を解除するミラーアップスター
トレバーとからなり、前記ミラーアップ・マグネットチ
ャージレバーは、前記緊定解除手段のシャッタの緊定解
除の動作により前記吸着板を前記電磁マグネット手段に
吸着させる方向に前記ミラーアップ・マグネットレバー
を回転させるように構成し、かつ、前記電磁マグネット
手段は、非作動状態ではミラーアップ・マグネットレバ
ーの回転を阻止するために前記吸着板を吸着状態であ
り、前記ミラーアップおよびシャッタ動作のための信号
入力により吸着力を消滅させて前記ミラーアップ・マグ
ネットレバーを解放するように構成してある。
【0008】さらに本発明は上記構成において、前記チ
ャージモータの回転出力を略直線運動に変換するカム手
段を設け、前記ミラーシャッタチャージレバーの一端を
前記カム手段に当接させることにより、前記ミラーシャ
ッタチャージレバーを一往復運動させ、シャッタチャー
ジおよび前記第2の付勢手段チャージを行うように構成
してある。さらには本発明は上記構成において、前記緊
定解除手段に連動して動作するスイッチ手段を設け、前
記スイッチの動作によりミラーアップ完了を認識するよ
うに構成してある。
ャージモータの回転出力を略直線運動に変換するカム手
段を設け、前記ミラーシャッタチャージレバーの一端を
前記カム手段に当接させることにより、前記ミラーシャ
ッタチャージレバーを一往復運動させ、シャッタチャー
ジおよび前記第2の付勢手段チャージを行うように構成
してある。さらには本発明は上記構成において、前記緊
定解除手段に連動して動作するスイッチ手段を設け、前
記スイッチの動作によりミラーアップ完了を認識するよ
うに構成してある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳しく説明する。図1は、本発明によるクイ
ックリターン機構を適用したバックフォーカス制御方式
AFカメラを断面で示した概略正面図である。固定ボデ
ィー61は、カバー62,裏蓋等よりなる外郭ケース,
リチウム電池55を収納する電池室および絞り制御機構
59等を含んで構成されている。
施の形態を詳しく説明する。図1は、本発明によるクイ
ックリターン機構を適用したバックフォーカス制御方式
AFカメラを断面で示した概略正面図である。固定ボデ
ィー61は、カバー62,裏蓋等よりなる外郭ケース,
リチウム電池55を収納する電池室および絞り制御機構
59等を含んで構成されている。
【0010】一方、可動ボディー53はフィルム開口部
63,ミラーボックス,ユニット66,AF測距ユニッ
ト56,ファインダ機構64ならびにスプール54およ
びパトローネ60等を含むフィルム給送機構等の撮影機
能を搭載して構成されている。本発明によるクイックリ
ターン機構を含むミラー駆動ユニット51は上記ミラー
ボックスの左側面に配置されている。可動ボディー53
は、リニアレール52,ガイドレール57によって固定
ボディー61内をレンズ光軸方向に滑動可能に支持さ
れ、AF駆動ユニット58の駆動により無限遠位置から
最至近位置の間を移動し合焦位置にもたらされるように
なっている。
63,ミラーボックス,ユニット66,AF測距ユニッ
ト56,ファインダ機構64ならびにスプール54およ
びパトローネ60等を含むフィルム給送機構等の撮影機
能を搭載して構成されている。本発明によるクイックリ
ターン機構を含むミラー駆動ユニット51は上記ミラー
ボックスの左側面に配置されている。可動ボディー53
は、リニアレール52,ガイドレール57によって固定
ボディー61内をレンズ光軸方向に滑動可能に支持さ
れ、AF駆動ユニット58の駆動により無限遠位置から
最至近位置の間を移動し合焦位置にもたらされるように
なっている。
【0011】図2は、本発明によるクイックリターン機
構のチャージモータからMSチャージレバーまでの機構
を示す図で、(a)はモータ出力軸を伝達するギヤを直
線的に配置して示した断面図、(b)は上から見た図で
ある。レリーズ操作がなされ、ミラーアップ,露光が終
了した後、シャッタチャージおよびミラーアップ用の第
2の付勢手段であるミラーアップ(以下「MU」とい
う)バネ28(図4参照)をチャージするための信号が
モータ1に入力される。モータ1のモータ出力軸ギヤ2
は第1,第2および第3ミラーシャッタ(以下「MS」
という)チャージギヤ3,4および5よりなる減速ギヤ
列に接続されている。第3MSチャージギヤ5は、カム
部6aを有するMSチャージカム6のギヤ部6bに歯合
している。カム部6aの上面にはMSチャージ接片7が
設けられている。
構のチャージモータからMSチャージレバーまでの機構
を示す図で、(a)はモータ出力軸を伝達するギヤを直
線的に配置して示した断面図、(b)は上から見た図で
ある。レリーズ操作がなされ、ミラーアップ,露光が終
了した後、シャッタチャージおよびミラーアップ用の第
2の付勢手段であるミラーアップ(以下「MU」とい
う)バネ28(図4参照)をチャージするための信号が
モータ1に入力される。モータ1のモータ出力軸ギヤ2
は第1,第2および第3ミラーシャッタ(以下「MS」
という)チャージギヤ3,4および5よりなる減速ギヤ
列に接続されている。第3MSチャージギヤ5は、カム
部6aを有するMSチャージカム6のギヤ部6bに歯合
している。カム部6aの上面にはMSチャージ接片7が
設けられている。
【0012】MSチャージレバー8は、軸9に回動可能
に取り付けられ、他端8bに設けられているカム接触ロ
ーラ8aがバネ12によりカム6aの周囲面に当接する
方向に付勢されている。したがってカム接触部8aは常
時カム6aの周囲面に突き当った状態になっている。M
Sチャージレバー8の他端8cは、MSレバー8の他端
に設けられている接触ピン15aをシャッタチャージお
よびミラーアップ用のバネ28をチャージするために押
して戻る一往復運動を行う。図2(a)および(b)の
実線で示したMSチャージレバー8はチャージ待機の位
置にあり、図2(b)の二点鎖線で示したMSチャージ
レバー8はチャージ完了位置にある状態をそれぞれ示し
ている。
に取り付けられ、他端8bに設けられているカム接触ロ
ーラ8aがバネ12によりカム6aの周囲面に当接する
方向に付勢されている。したがってカム接触部8aは常
時カム6aの周囲面に突き当った状態になっている。M
Sチャージレバー8の他端8cは、MSレバー8の他端
に設けられている接触ピン15aをシャッタチャージお
よびミラーアップ用のバネ28をチャージするために押
して戻る一往復運動を行う。図2(a)および(b)の
実線で示したMSチャージレバー8はチャージ待機の位
置にあり、図2(b)の二点鎖線で示したMSチャージ
レバー8はチャージ完了位置にある状態をそれぞれ示し
ている。
【0013】図3は、本発明によるクイックリターン機
構の主構成要素を示す分解斜視図で、チャージモータか
らの伝達機構および各バネを省略して示した図である。
図4は、本発明によるクイックリターン機構をミラーボ
ックス左側面から見た図で、シャッタチャージが完了し
たミラーダウンの状態を示す図である。本発明によるク
イックリターン機構の各部品が取り付けられるMU地板
26はミラーボックス側面に取り付けられる。電磁マグ
ネット手段であるMUプランジャ24は非動作の状態で
は吸着板25を吸着した状態にあり、チャージ時に印加
される信号により吸着力を消滅させるように構成されて
いる。
構の主構成要素を示す分解斜視図で、チャージモータか
らの伝達機構および各バネを省略して示した図である。
図4は、本発明によるクイックリターン機構をミラーボ
ックス左側面から見た図で、シャッタチャージが完了し
たミラーダウンの状態を示す図である。本発明によるク
イックリターン機構の各部品が取り付けられるMU地板
26はミラーボックス側面に取り付けられる。電磁マグ
ネット手段であるMUプランジャ24は非動作の状態で
は吸着板25を吸着した状態にあり、チャージ時に印加
される信号により吸着力を消滅させるように構成されて
いる。
【0014】ミラーアップ・マグネット(以下「MU・
MG」という)チャージレバー23と同じ軸41に回動
可能に取り付けられているMU・MGレバー22の先端
には上記吸着板25が回動可能にピン29によって取り
付けられている。MU・MGレバー22は、バネ35に
よって時計方向に付勢されており、立ち上げ部22aが
MU・MGチャージレバー23の係止部23aに係止さ
れている。MU・MGチャージレバー23は、バネ30
によって反時計方向に付勢されており、MU・MGレバ
ー22を介してMUプランジャ24によって係止されて
いる。また、立ち上げ部23bがMUスタートレバー2
1の突起部21aに当接している。MU・MGチャージ
レバー23はさらに突起部23cを有し、突起部23c
はマグネット(以下「M」という)レバー18の立ち上
げ部18aに突き当たるようになっている。
MG」という)チャージレバー23と同じ軸41に回動
可能に取り付けられているMU・MGレバー22の先端
には上記吸着板25が回動可能にピン29によって取り
付けられている。MU・MGレバー22は、バネ35に
よって時計方向に付勢されており、立ち上げ部22aが
MU・MGチャージレバー23の係止部23aに係止さ
れている。MU・MGチャージレバー23は、バネ30
によって反時計方向に付勢されており、MU・MGレバ
ー22を介してMUプランジャ24によって係止されて
いる。また、立ち上げ部23bがMUスタートレバー2
1の突起部21aに当接している。MU・MGチャージ
レバー23はさらに突起部23cを有し、突起部23c
はマグネット(以下「M」という)レバー18の立ち上
げ部18aに突き当たるようになっている。
【0015】MUスタートレバー21は、軸41に回動
可能に取り付けられバネ31によって反時計方向に付勢
されており、一端側に設けられた係合溝21bはMSレ
バー15の立ち上げ部15aを係止している。また、他
端にはクイックリターン(以下「QR」という)レバー
17の立ち上げ部17aを係止するフック部21cを有
している。MSレバー15はMUレバー16と同じ軸4
3に回動可能に取り付けられており、バネ28によって
時計方向に付勢されている。MSレバー15の上には軸
44が設けられ、軸44にQRレバー17が回動可能に
取り付けられている。QRレバー17はMSレバー15
の上でバネ33によって反時計方向に付勢されている。
可能に取り付けられバネ31によって反時計方向に付勢
されており、一端側に設けられた係合溝21bはMSレ
バー15の立ち上げ部15aを係止している。また、他
端にはクイックリターン(以下「QR」という)レバー
17の立ち上げ部17aを係止するフック部21cを有
している。MSレバー15はMUレバー16と同じ軸4
3に回動可能に取り付けられており、バネ28によって
時計方向に付勢されている。MSレバー15の上には軸
44が設けられ、軸44にQRレバー17が回動可能に
取り付けられている。QRレバー17はMSレバー15
の上でバネ33によって反時計方向に付勢されている。
【0016】MSレバー15は歯車15bを有してお
り、Mギヤレバー18の歯車18aに歯合している。M
Uレバー16は、バネ34によって反時計方向に付勢さ
れており、その立ち上げ部16aはQRレバー17の係
止部17bによって係止されている。また、ミラー40
を支持している部材に設けられているコロ40aを押し
上げるための押し上げ部16bを有している。ミラーを
支持している部材は軸45によって回動可能に支持さ
れ、ミラー40はバネ32によってミラーダウン方向
(時計方向)に付勢されている。Mギヤレバー18は一
端に上述したMU・MGチャージレバー23の突起部2
3cが突き当たる立ち上げ部18aを有しており、他端
にピン18bを有している。ピン18bはシャッタ(以
下「S」という)チャージレバー19を支持している。
り、Mギヤレバー18の歯車18aに歯合している。M
Uレバー16は、バネ34によって反時計方向に付勢さ
れており、その立ち上げ部16aはQRレバー17の係
止部17bによって係止されている。また、ミラー40
を支持している部材に設けられているコロ40aを押し
上げるための押し上げ部16bを有している。ミラーを
支持している部材は軸45によって回動可能に支持さ
れ、ミラー40はバネ32によってミラーダウン方向
(時計方向)に付勢されている。Mギヤレバー18は一
端に上述したMU・MGチャージレバー23の突起部2
3cが突き当たる立ち上げ部18aを有しており、他端
にピン18bを有している。ピン18bはシャッタ(以
下「S」という)チャージレバー19を支持している。
【0017】Sチャージレバー19の先端部にはピン1
9aが植設され、ピン19aにはSチャージリンク20
の先端部が回動可能に取り付けられている。Sチャージ
リンク20は、回動可能に取り付けられ、立ち上げ部2
0aがMUスイッチ27に対面させられている。Sチャ
ージレバー19が下降した場合にはSチャージリンク2
0は反時計方向に回転してMUスイッチ27を動作させ
る。
9aが植設され、ピン19aにはSチャージリンク20
の先端部が回動可能に取り付けられている。Sチャージ
リンク20は、回動可能に取り付けられ、立ち上げ部2
0aがMUスイッチ27に対面させられている。Sチャ
ージレバー19が下降した場合にはSチャージリンク2
0は反時計方向に回転してMUスイッチ27を動作させ
る。
【0018】以下、図5,図6および図7も参照しなが
ら一連の動作を説明する。先ず、図4の状態、すなわち
シャッタチャージが完了したミラーダウンの状態では、
MSチャージレバー8はチャージ待機の位置にある。シ
ャッタレリーズがなされ、ミラーアップおよびシッャタ
動作のための信号が図示しないCPUから入力すると、
MUプランジャ24は吸着力を失い吸着板25を離脱可
能にする。MU・MGチャージレバー23はバネ35の
付勢力により反時計方向に回転し、それに伴ってMU・
MGレバー22も反時計方向に回転させられる。これに
よってMU・MGチャージレバー23の立ち上げ部23
bが突起部21aを押すため、MUスタートレバー21
は時計方向に回転する(図5の状態)。そのため係合溝
21bより立ち上げ部15aが外れ、MSレバー15が
バネ28によって時計方向に回転する。
ら一連の動作を説明する。先ず、図4の状態、すなわち
シャッタチャージが完了したミラーダウンの状態では、
MSチャージレバー8はチャージ待機の位置にある。シ
ャッタレリーズがなされ、ミラーアップおよびシッャタ
動作のための信号が図示しないCPUから入力すると、
MUプランジャ24は吸着力を失い吸着板25を離脱可
能にする。MU・MGチャージレバー23はバネ35の
付勢力により反時計方向に回転し、それに伴ってMU・
MGレバー22も反時計方向に回転させられる。これに
よってMU・MGチャージレバー23の立ち上げ部23
bが突起部21aを押すため、MUスタートレバー21
は時計方向に回転する(図5の状態)。そのため係合溝
21bより立ち上げ部15aが外れ、MSレバー15が
バネ28によって時計方向に回転する。
【0019】MSレバー15の回転によってMSレバー
15に取り付けられているQRレバー17も同様に時計
方向に回転するため、QRレバー17の係止部17bに
係止されているMUレバー16も時計方向に回転する。
これによってMUレバー16の押し上げ部16bはコロ
40aを回転させながら押し上げるため、ミラー40は
バネ32に抗してアップさせられる。同時にMSレバー
15の歯車15bも時計方向に回転するためMギヤレバ
ー18は反時計方向に回転しSチャージレバー19を押
し下げ図示しないシャッタの緊定を解除する。さらにS
チャージレバー19の押し下げによってSチャージリン
ク20が反時計方向に回転し立ち上げ部20aがMUス
イッチ27を動作させる。このためCPUはスイッチ動
作によりミラーアップが完了したことを知る。
15に取り付けられているQRレバー17も同様に時計
方向に回転するため、QRレバー17の係止部17bに
係止されているMUレバー16も時計方向に回転する。
これによってMUレバー16の押し上げ部16bはコロ
40aを回転させながら押し上げるため、ミラー40は
バネ32に抗してアップさせられる。同時にMSレバー
15の歯車15bも時計方向に回転するためMギヤレバ
ー18は反時計方向に回転しSチャージレバー19を押
し下げ図示しないシャッタの緊定を解除する。さらにS
チャージレバー19の押し下げによってSチャージリン
ク20が反時計方向に回転し立ち上げ部20aがMUス
イッチ27を動作させる。このためCPUはスイッチ動
作によりミラーアップが完了したことを知る。
【0020】また、MSレバー15が回転してミラーが
ほぼ上昇しきった位置でMUスタートレバー21のフッ
ク部21cにQRレバー17の立ち上げ部17aが係止
する。Mギヤレバー18の反時計方向の回転では、立ち
上げ部18aがMU・MGチャージレバー23の突起部
23cを押しMU・MGチャージレバー23を時計方向
に回転させる。そのため係止部23aも時計方向に回転
するためバネ35の付勢力によってMU・MGレバー2
2の立ち上げ部22aが係止部23aについて回転し吸
着板25をMUプランジャ24に吸着させる。図6はこ
の時の状態を示している。
ほぼ上昇しきった位置でMUスタートレバー21のフッ
ク部21cにQRレバー17の立ち上げ部17aが係止
する。Mギヤレバー18の反時計方向の回転では、立ち
上げ部18aがMU・MGチャージレバー23の突起部
23cを押しMU・MGチャージレバー23を時計方向
に回転させる。そのため係止部23aも時計方向に回転
するためバネ35の付勢力によってMU・MGレバー2
2の立ち上げ部22aが係止部23aについて回転し吸
着板25をMUプランジャ24に吸着させる。図6はこ
の時の状態を示している。
【0021】この状態でシャッタ膜が走行し露光が行わ
れる。露光の終了後、CPUはミラーダウンとシャッタ
チャージのためにチャージモータ1を回転させる。MS
チャージカム6は回転させられ、MSチャージレバー8
の先端部8cは矢印A方向に移動しMSレバー15は反
時計方向に回転させられる。MSレバー15が反時計方
向に回転すると、QRレバー17の立ち上げ部17aが
MUスタートレバー21のフック部21cに引っ掛かり
QRレバー17がバネ33に抗して時計方向に回転する
ためMUレバー16の立ち上げ部16aがQRレバー1
7の係止部17bより外れる。そのためバネ34の付勢
力によってMUレバー16は反時計方向に回転し押し上
げ部16bが下降し、ミラー40はバネ32の付勢力に
よって下降する。この動作はMSレバー15のチャージ
のための初期の回転で行われる。図7はこの状態を示し
ている。
れる。露光の終了後、CPUはミラーダウンとシャッタ
チャージのためにチャージモータ1を回転させる。MS
チャージカム6は回転させられ、MSチャージレバー8
の先端部8cは矢印A方向に移動しMSレバー15は反
時計方向に回転させられる。MSレバー15が反時計方
向に回転すると、QRレバー17の立ち上げ部17aが
MUスタートレバー21のフック部21cに引っ掛かり
QRレバー17がバネ33に抗して時計方向に回転する
ためMUレバー16の立ち上げ部16aがQRレバー1
7の係止部17bより外れる。そのためバネ34の付勢
力によってMUレバー16は反時計方向に回転し押し上
げ部16bが下降し、ミラー40はバネ32の付勢力に
よって下降する。この動作はMSレバー15のチャージ
のための初期の回転で行われる。図7はこの状態を示し
ている。
【0022】さらにMSレバー15が回転すると、ミラ
ーアップ用のバネ28がチャージされ、QRレバー17
の係止部17bがMUレバー16の立ち上げ部16bに
再度係止され、立ち上げ部15aがMUスタートレバー
21の係合溝21bに係合する。同時にMSレバー15
の歯車15bに歯合しているMギヤレバー18も時計方
向に回転しSチャージレバー19を上昇させ図示しない
シャッタをチャージする。MSチャージレバー8の接触
ローラ8aはMSチャージカム6の1回転によりカム部
6aの元の位置に戻るため、一旦、チャージ終了位置ま
で移動したMSチャージレバー8は元の位置に戻り図4
の状態に復帰する。
ーアップ用のバネ28がチャージされ、QRレバー17
の係止部17bがMUレバー16の立ち上げ部16bに
再度係止され、立ち上げ部15aがMUスタートレバー
21の係合溝21bに係合する。同時にMSレバー15
の歯車15bに歯合しているMギヤレバー18も時計方
向に回転しSチャージレバー19を上昇させ図示しない
シャッタをチャージする。MSチャージレバー8の接触
ローラ8aはMSチャージカム6の1回転によりカム部
6aの元の位置に戻るため、一旦、チャージ終了位置ま
で移動したMSチャージレバー8は元の位置に戻り図4
の状態に復帰する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、リターン
ミラーを第1の付勢手段によってダウン方向に移動習性
を与えておき、電磁マグネット手段の作動によりミラー
アップスタート手段を動作させミラーアップ用の第2の
付勢手段によってミラーアップを行うとともにシャッタ
の緊定を解除し、露光終了後、チャージモータの出力に
よりチャージ動作を行い、このチャージ動作の初期動作
によってリターンミラーの押し上げ状態を解放して第1
の付勢手段によってミラーダウンさせ、引き続くチャー
ジ動作によりミラーアップ用付勢手段のチャージおよび
シャッタチャージを行うように構成してあるので、ミラ
ーアップ用バネのチャージとシャッタチャージを同時に
行いつつすばやいミラーダウンを行うクイックリターン
機構を、シャッタ機構に対し合理的に配置できるととも
に従来に比較し狭いスペースに設置可能となる。シャッ
タ機構の中にはシャッタチャージがなされた場合、自ら
がそのシャッタチャージを保持する機能を持たないもの
があるが、そのようなシャッタ機構に対し当該クイック
リターン機構は適用されるもので、シャッタチャージを
保持する機能を有している。
ミラーを第1の付勢手段によってダウン方向に移動習性
を与えておき、電磁マグネット手段の作動によりミラー
アップスタート手段を動作させミラーアップ用の第2の
付勢手段によってミラーアップを行うとともにシャッタ
の緊定を解除し、露光終了後、チャージモータの出力に
よりチャージ動作を行い、このチャージ動作の初期動作
によってリターンミラーの押し上げ状態を解放して第1
の付勢手段によってミラーダウンさせ、引き続くチャー
ジ動作によりミラーアップ用付勢手段のチャージおよび
シャッタチャージを行うように構成してあるので、ミラ
ーアップ用バネのチャージとシャッタチャージを同時に
行いつつすばやいミラーダウンを行うクイックリターン
機構を、シャッタ機構に対し合理的に配置できるととも
に従来に比較し狭いスペースに設置可能となる。シャッ
タ機構の中にはシャッタチャージがなされた場合、自ら
がそのシャッタチャージを保持する機能を持たないもの
があるが、そのようなシャッタ機構に対し当該クイック
リターン機構は適用されるもので、シャッタチャージを
保持する機能を有している。
【0024】また電磁マグネット手段に短時間通電する
だけでミラーアップとシャッタ緊定解除がなされるため
AFの動体予測制御が容易になる。さらにミラーアップ
のときに電磁マグネット手段を動作前の状態に復帰させ
るように構成しているので、他の機構から独立できバッ
クフォーカス制御式AFカメラの可動ボディーに設ける
ミラー駆動ユニットとして最適である。
だけでミラーアップとシャッタ緊定解除がなされるため
AFの動体予測制御が容易になる。さらにミラーアップ
のときに電磁マグネット手段を動作前の状態に復帰させ
るように構成しているので、他の機構から独立できバッ
クフォーカス制御式AFカメラの可動ボディーに設ける
ミラー駆動ユニットとして最適である。
【図1】本発明による一眼レフカメラのクイックリター
ン機構を適用したバックフォーカス制御方式AFカメラ
を示す概略正面図である。
ン機構を適用したバックフォーカス制御方式AFカメラ
を示す概略正面図である。
【図2】本発明によるクイックリターン機構のチャージ
モータからMSチャージレバーまでの機構を示す図で、
(a)は途中のギヤを直線的に配置して示した断面図、
(b)は上から見た図である。
モータからMSチャージレバーまでの機構を示す図で、
(a)は途中のギヤを直線的に配置して示した断面図、
(b)は上から見た図である。
【図3】本発明によるクイックリターン機構の主構成要
素を示す分解斜視図で、チャージモータからの伝達機構
を除く部分を示した図である。
素を示す分解斜視図で、チャージモータからの伝達機構
を除く部分を示した図である。
【図4】本発明によるクイックリターン機構をミラーボ
ックス左側面から見た図で、シャッタチャージが完了し
たミラーダウンの状態を示す図である。
ックス左側面から見た図で、シャッタチャージが完了し
たミラーダウンの状態を示す図である。
【図5】ミラーアップスタートした状態を示す図であ
る。
る。
【図6】シャッタ緊定解除した直後のミラーアップ状態
を示す図である。
を示す図である。
【図7】シャッタチャージ途中でミラーダウン完了の状
態を示す図である。
態を示す図である。
1…モータ
2…モータ出力軸ギヤ
3…第1MSチャージギヤ
4…第2MSチャージギヤ
5…第3MSチャージギヤ
6…MSチャージカム
7…MSチャージ接片
8…MSチャージレバー
9,41,42,43,44,45…軸
10,11…地板
12,28,30,31,32,33,34,35…バ
ネ 15…MSレバー 16…MUレバー 17…QRレバー 18…Mギヤレバー 19…Sチャージレバー 20…Sチャージリンク 21…MUスタートレバー 22…MU・MGレバー 23…MU・MGチャージレバー 24…MUプランジャ 25…吸着板 26…MU地板 27…MUスイッチ 28…MUバネ 29…ピン 40…ミラー
ネ 15…MSレバー 16…MUレバー 17…QRレバー 18…Mギヤレバー 19…Sチャージレバー 20…Sチャージリンク 21…MUスタートレバー 22…MU・MGレバー 23…MU・MGチャージレバー 24…MUプランジャ 25…吸着板 26…MU地板 27…MUスイッチ 28…MUバネ 29…ピン 40…ミラー
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 奥谷 剛
東京都世田谷区玉川台2丁目14番9号
京セラ株式会社 東京用賀事業所内
(56)参考文献 実開 平7−36140(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G03B 19/12
G03B 9/66
G03B 17/42
Claims (4)
- 【請求項1】 第1の付勢手段によってダウン方向に付
勢力が与えられているリターンミラーと、 シャッタレリーズに従い発生するミラーアップおよびシ
ャッタ動作のための信号により作動する電磁マグネット
手段と、 前記電磁マグネット手段の作動によりミラーアップをス
タートさせるミラーアップスタート手段と、 シャッタチャージ完了の状態ではチャージ位置にあり、
前記ミラーアップスタート手段の動作により係止が解か
れ、第2の付勢手段の付勢力によって回転するミラーシ
ャッタレバーと、前記ミラーシャッタレバーの上に設けられたクイックリ
ターンレバーと 、前記クイックリターンレバーに係合した状態で 前記ミラ
ーシャッタレバーに従動して前記第1の付勢手段に抗し
て前記リターンミラーを押し上げるミラーアップレバー
と、 前記ミラーシャッタレバーに係合し、前記ミラーシャッ
タレバーの回転によりシャッタの緊定を解除するととも
に前記電磁マグネット手段を作動前の状態に復帰させる
緊定解除手段と、 露光終了後にシャッタチャージおよび前記第2の付勢手
段チャージのために起動させられるチャージモータと、 前記チャージモータの回転により、前記ミラーシャッタ
レバーを前記第2の付勢手段の付勢力に抗してシャッタ
チャージ完了の位置に復帰させるミラーシャッタチャー
ジレバーとを含み、 前記ミラーシャッタチャージレバーのチャージ動作の初
期動作において前記クイックリターンレバーの回転動作
によって前記ミラーアップレバーと前記クイックリター
ンレバーとの係合状態を解除し前記ミラーアップレバー
のリターンミラー押し上げ状態を解放することにより前
記リターンミラーを前記第1の付勢手段によってミラー
ダウンさせるとともに前記ミラーシャッタチャージレバ
ーの引き続くチャージ動作により前記第2の付勢手段チ
ャージおよび前記緊定解除手段に連動するシャッタをチ
ャージすることを特徴とする一眼レフカメラのクイック
リターン機構。 - 【請求項2】 前記ミラーアップスタート手段は、前記
電磁マグネット手段の吸着板が先端に取り付けられ、回
動可能に支持されたミラーアップ・マグネットレバー
と、回動可能に支持され前記ミラーアップ・マグネット
レバーの吸着板から離れる方向に従動するミラーアップ
・マグネットチャージレバーと、回動可能に支持され前
記ミラーアップ・マグネットチャージレバーの従動方向
の回転により、前記ミラーシャッタレバーの係止を解除
するミラーアップスタートレバーとからなり、 前記ミラーアップ・マグネットチャージレバーは、前記
緊定解除手段のシャッタの緊定解除の動作により前記吸
着板を前記電磁マグネット手段に吸着させる方向に前記
ミラーアップ・マグネットレバーを回転させるように構
成し、 かつ、前記電磁マグネット手段は、非作動状態ではミラ
ーアップ・マグネットレバーの回転を阻止するために前
記吸着板を吸着状態であり、前記ミラーアップおよびシ
ャッタ動作のための信号入力により吸着力を消滅させて
前記ミラーアップ・マグネットレバーを解放することを
特徴とする請求項1記載の一眼レフカメラのクイックリ
ターン機構。 - 【請求項3】 前記チャージモータの回転出力を略直線
運動に変換するカム手段を設け、前記ミラーシャッタチ
ャージレバーの一端を前記カム手段に当接させることに
より、前記ミラーシャッタチャージレバーを一往復運動
させ、シャッタチャージおよび前記第2の付勢手段チャ
ージを行うことを特徴とする請求項1または2記載の一
眼レフカメラのクイックリターン機構。 - 【請求項4】 前記緊定解除手段に連動して動作するス
イッチ手段を設け、前記スイッチの動作によりミラーア
ップ完了を認識することを特徴とする請求項1または2
記載の一眼レフカメラのクイックリターン機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35137195A JP3457447B2 (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 一眼レフカメラのクイックリターン機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35137195A JP3457447B2 (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 一眼レフカメラのクイックリターン機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09179191A JPH09179191A (ja) | 1997-07-11 |
JP3457447B2 true JP3457447B2 (ja) | 2003-10-20 |
Family
ID=18416844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35137195A Expired - Fee Related JP3457447B2 (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 一眼レフカメラのクイックリターン機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3457447B2 (ja) |
-
1995
- 1995-12-26 JP JP35137195A patent/JP3457447B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09179191A (ja) | 1997-07-11 |
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---|---|---|---|
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