JP2676079B2 - 連続ビス締め付け機 - Google Patents
連続ビス締め付け機Info
- Publication number
- JP2676079B2 JP2676079B2 JP6060002A JP6000294A JP2676079B2 JP 2676079 B2 JP2676079 B2 JP 2676079B2 JP 6060002 A JP6060002 A JP 6060002A JP 6000294 A JP6000294 A JP 6000294A JP 2676079 B2 JP2676079 B2 JP 2676079B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- electric motor
- bit
- tip
- continuous
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25B—TOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
- B25B23/00—Details of, or accessories for, spanners, wrenches, screwdrivers
- B25B23/02—Arrangements for handling screws or nuts
- B25B23/04—Arrangements for handling screws or nuts for feeding screws or nuts
- B25B23/045—Arrangements for handling screws or nuts for feeding screws or nuts using disposable strips or discs carrying the screws or nuts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Description
る鉄材に木材等の建材などを固定するためにビスを打ち
込む場合に使用する連続ビス締め付け機に関するもので
ある。
連続ビス締め付け機は、例えば特公平1−58029号
公報に記載されているように、従来より公知であり、か
かる連続ビス締め付け機は、図15及び図16に示すよ
うな構造を成している。
部ハウジング101の前端に突設して取り付けられ、電
動機部100に収容した電動機により回転駆動されるビ
ス打ち込み用ビット102と、上記電動機部100から
の駆動動力を断続するクラッチ103と、図示しないビ
ス連綴体として連綴されたビス105を所定位置に保持
して上記ビット102の前方に突設するようにスプリン
グにより付勢されて前後動可能に配設されたブロック1
06と、該ブロック106の前後動に連動して上記ビス
105を上記所定位置に係止させるビス送り機構107
とを備えたものである。
打ち込む建材に上記ブロック106の前端を押し当て、
上記スプリングの付勢力に抗して電動機部ハウジング1
01をこの建材に押し付けると、電動機部ハウジング1
01に対するブロック106の後動により、上記クラッ
チ103が接続されてビット102が回転するようにな
り、回転しているビット102が上記ブロック106に
保持されたビス105の皿頭部に嵌入してこのビス10
5を建材に打ち込み、上記電動機部100をこの建材か
ら離すと、上記ブロック106が、上記スプリングの付
勢力により元に復帰する。この復帰時に、上記ビス送り
機構107により連綴されている次のビス105が所定
位置に送られる。
め付け機においては、ビット102によりビス105を
打ち込む場合に、その打ち込み前には、ビット102と
ビス105とが、図15に示すような位置関係を成して
いるため、ビットに送りをかけている間は、常にこの連
続ビス締め付け機の機体に大きな力を付与し続けなけれ
ばならない。
5を建材に打ち込むためには、ビット102に生じる反
力と、次に打ち込むべきビスを所要の位置に移送するた
めの駆動力を蓄えるスプリングの反力と、雌クラッチ1
12と雄クラッチ113との間のスプリング111によ
り生じる抗力との合力に打ち勝つだけの力を、常にこの
連続ビス締め付け機のハウジングに付与していなければ
ならない、という問題がある。また、上記スプリングの
力で次のビスを所定の位置に移送するため、安定的に望
ましい位置までビスを移送するための機構を開発するの
に非常に大きな困難性を伴うことになる。
ては、ビットの前方にビス105を送出するビス送り機
構は、通常、リンク機構と送り爪により構成され、ビス
連綴体の各ビスの中腹部に往復動する送り爪が順次係合
し、そのビスを引っ掛かけてビットの前に送り出すた
め、送り爪とビスとの係合が不安定で、ビスの空送りや
ビスの姿勢が傾斜し易いなどの問題がある。
は、建材などにビスを打ち込む連続ビス締め付け機にお
いて、ビスが所定の深さに締め付けられたことを検出し
て、電動機の駆動により次に打ち込むべきビスを所要位
置に自動的に送り出すようにし、それによって作業者の
負担を軽減できるようにした連続ビス締め付け機を得る
ことにある。本発明の他の技術的課題は、電動機の回転
によるビットの打ち込み作業中に、次に打ち込むべきビ
スを所要の位置に移送するための駆動力をスプリングに
蓄えるという構成を排除し、該ビスの移送を電動機によ
り行って、作業者においてスプリングに上記駆動力を蓄
積するための肉体的疲労を軽減できるようにした連続ビ
ス締め付け機を得ることにある。
け動作と関連して次に打ち込むべきビスをマガジンから
ビットの前方の所定位置に自動的に送るための制御を、
極めて簡単な制御手段で行えるようにした連続ビス締め
付け機を得ることにある。また、本発明の他の技術的課
題は、ビスの打ち込み完了の検出信号が出力されてビス
打ち込みのための電動機が停止するところのビスの打ち
込み深さを簡単に調節し、それを任意に設定できるよう
にした連続ビス締め付け機を提供することにある。本発
明の他の技術的課題は、極めて安定的にビス送りを行う
ことができるビス送り機構を提供することにある。
の本発明の連続ビス締め付け機は、第1電動機の回転に
よりビットを回転駆動し、多数のビスを帯状部材により
連綴したビス連綴体の各ビスを、ビス打ち込み動作と関
連して順次そのビットの前方に供給し、そのビスを上記
第1電動機によるビットの回転で対象物にねじ込むよう
にした連続ビス締め付け機において、次に打ち込むべき
ビスをマガジンからビットの前方の所定位置に送るため
の手段を駆動する第2電動機と、ハウジングの先端側か
らスプリングにより突出させたホルダブロックにより一
定量のビスの打ち込みが行われたときに動作する螺挿深
さ検出用スイッチと、上記第2電動機により駆動され、
次に打ち込むべきビスをマガジンからビットの前方の所
定位置に送る1サイクルの動作の後に切り替えられる回
転検出用スイッチとを備え、さらにそれらを制御する制
御装置を備えたことを特徴とするものである。
ッチによるビス締め付け動作完了の信号に基づいて、上
記ビットを回転させる第1電動機を停止させ、該螺挿深
さ検出用スイッチの復帰の信号に基づいて上記第1電動
機及び第2電動機を回転させ、上記回転検出用スイッチ
の1サイクル後の信号に基づいて第2電動機を停止させ
る、という制御を行うことを特徴とするものである。ま
た、上記連続ビス締め付け機においては、ホルダブロッ
クにより動作する螺挿深さ検出用スイッチを、該ホルダ
ブロックにおける螺挿深さ検出バーに対して接離する方
向に位置調節可能にし、それによってビスの螺挿深さ調
節を可能にしすることができる。
るビス送り機構としては、第2の電動機により駆動され
て回転運動を往復動に変換するスライダ・クランク機構
と、上記スライダ・クランク機構により駆動され、ハウ
ジングの先端の筒体部において往復動する先端ブロック
と、上記先端ブロック内において、マガジンからのビス
連綴体のビスを隣接するフィード歯間の凹部に保持して
移送するフィードホイールと、上記先端ブロックの往復
動を該先端ブロック内のフィードホイールの回転に変換
する手段と、上記フィードホイールによって押し出され
たビスが、上記スライダ・クランク機構による先端ブロ
ックの復帰動作によりビットの先端に装着されるように
配設されたチャンバーとを備えた構成が、好適に採用さ
れる。
電動機を回転させると、ビット駆動機構によりビットが
回転駆動されて、ビスが建材に打ち込まれる。ビスが予
め設定した打ち込み深さに達し、ホルダブロックがその
建材に突き当たって、螺挿深さ検出用スイッチによりビ
スの打ち込み完了が検出されると、この検出信号に基づ
いて第1電動機を停止させ、ビットの回転を停止させ
る。
離すと、ホルダブロックは元の位置に復帰し、上記ビス
深さ検出用スイッチによりこの復帰が検出され、この検
出信号に基づいて、第1電動機及び第2電動機が回転
し、第2電動機の駆動により自動送り機構が動作してマ
ガジンから導出されている次のビスをビットの前方に送
り出すと同時に、上記第1電動機によりビットを回転さ
せ、ビットの先端に上記ビスを係合させて、ビス連綴体
の帯状部材からビスを離脱させる。第2電動機は、回転
検出用スイッチの1サイクル後の信号に基づいて停止さ
せる。
られたことを検出して、電動機の駆動により次に打ち込
むべきビスを所要位置に自動的に送り出すようにしてい
るので、作業者の負担を軽減でき、また、従来のビス締
め付け機のように、電動機の回転によるビットの打ち込
み作業中に、次に打ち込むべきビスを所要の位置に移送
するための駆動力をスプリングに蓄えるという構成を排
除し、該ビスの移送を電動機により行っているので、作
業者においてスプリングに上記駆動力を蓄積するための
肉体的疲労を軽減することができる。しかも、上述した
手段によれば、ビスの締め付け動作と関連して次に打ち
込むべきビスをマガジンからビットの前方の所定位置に
自動的に送るための制御を、極めて簡単な制御手段で実
現することができる。
する回転機構により動作させ、さらに、スライダ・クラ
ンク機構による先端ブロックの往復動で、ビスの送り出
しの最終段階で次のビスをビットの先端に装着する操作
を行いながら、先端ブロックでその往復動をフィードホ
イールの回転に変換し、このフィードホイールのフィー
ド歯とそれを収容した凹部内壁との間で各ビスを安定的
に保持してチャンバーに送出するようにしているので、
ビスの送りを安定的、且つ確実に行うことができる。
機の縦断面図、図2は同平面図、図3は図1の左側面図
であり、図4は同連続ビス締め付け機のハウジング先端
部の斜視図を示している。本連続ビス締め付け機は、全
体としてピストル型の外観形状を成すハウジング1を備
え、このハウジング1を、左右に分割したハウジング部
材の接合により構成している。該ハウジング1における
上記形状の銃身に相当する筒体部1aの先端部には、後
述する第1の電動機8により回転駆動されて、その筒体
部1aの軸線方向にビス4をねじ込むための、先端がビ
ス4の頭部に係合するビット2を備え、また、上記筒体
部1aの先端部に設けた先端ブロック6内には、上記ビ
ット2の前方に次にねじ込むべきビス4を順次送り込む
ため、後述する第2の電動機10により駆動されるビス
送り機構を備え、該先端ブロック6には、それらのビス
4をビス連綴体3として収容しておくマガジン5を備え
ている。
いて容体5aに開閉自在に取付けた蓋体5bを、フック
5dにより容体5aの上部に係合させたものである。ま
た、このマガジン5に収容しておくビス連綴体3は、合
成樹脂によって形成した帯状部材3aに一定の間隔でビ
ス4を連綴したものである。このビス連綴体3は、図3
に概略的に示すように、それを捲回した状態で略円筒状
をなすマガジン5に収容され、その際、各ビスが筒体部
1aにおけるビス4の打ち込み方向に対して平行な状態
で送り込まれるように、略円筒状をなすマガジンの軸線
が筒体部1aの軸線と平行になるように配設されてい
る。
の外観形状を成す上記ハウジング1の略中央下部には、
上記筒体部1aを支持する形で前筐体部1bが設けら
れ、また、該前筐体部1bに連設されて、上記筒体部1
aの基端側には後筐体部1cが設けられている。そし
て、上記筒体部1aの上方後端部にガード1dを設ける
と共に、このガード1dからそれに連なる後筐体部1c
の上方グリップ部1eに向かって凹部1fが形成されて
いる。これにより、グリップ部1eを把持する際に、上
記ガード1dに親指と人差し指とを当てて把持すれば、
この連続ビス締め付け機が把持し易くなると共に、その
重量が受け止め易くなる。
には、ビット2を回転駆動してビス4の打ち込みを行う
ためのユニバーサルモータからなる第1電動機8を収容
し、それによって駆動されるビット駆動機構11を、上
記グリップ部1e側に導出している。この第1電動機8
は、特にユニバーサルモータに限るものではないが、ブ
レーキ力を作用させ得るものであることが必要である。
また、ハウジング1の前筐体部1b内には、ビス送り機
構に駆動力を供給するための直流モータからなる第2の
電動機10を収容し、この第2電動機10の下方に延出
する回転軸に歯車13aを固定して、該歯車13aを、
電動機10の回転軸と平行する回転軸13c上の歯車1
3bと噛合させ、該歯車13bから上方に延出する回転
軸13c上に、三段の遊星歯車機構13d〜13fによ
り構成される高トルク減速歯車列を配設し、その出力軸
を、トルクリミッタ13gを介してビス送り機構に駆動
力を伝達するためのスライダ・クランク機構13hに接
続している。
を配設するに当たっては、この連続ビス締め付け機の把
持し易さに着目し、特に、上記電動機8をハウジング1
の後筐体部1c内の下方、即ち、作業者が把持するグリ
ップ部1eの真下に配置すると共に、第2電動機10を
後筐体部1cに近い前筐体部1b内に配置するようにし
て、手元重心になるように重量バランスを配慮している
ので、上述したハウジング形状自体の把持し易さと相俟
って、非常に操作し易くなり、結果的にグリップ部1e
を握るための握力も軽減することができる。
ハウジング1の後筐体部1c内の下方には、ビット2を
回転駆動してビス4の打ち込みを行うための前記ユニバ
ーサルモータからなる第1電動機8を収容し、その後筐
体部1cの上方のグリップ部1e及び筒体部1a内に
は、この第1電動機8に連結されてビット2を回転駆動
するためのビット駆動機構11が収容されて、筒体部1
aの先端部に位置するビット2に動力を伝達するように
構成している。
の回転軸11aをその上方に延出させ、この回転軸11
a上のピニオンを、グリップ部1e内に回転自在に挿通
支持させた回転軸11cの下端の歯車11bに噛合さ
せ、更に上方に延出する回転軸11cの先端に固定した
かさ歯車11dを、筒体部1a内に挿通支持させたソケ
ット軸11fの一端のかさ歯車11eに噛合させること
により構成したものである。上記ソケット軸11fは、
その端部にビット2の基端を嵌入させる6角形状を成す
凹穴11gを設け、該凹穴11gの中心軸に直交して穿
設された小孔にスチールボール11hを嵌装して、それ
を上記ビット2の端部に設けられた溝2aに係止させ、
このスチールボール11hの周囲に位置させてその飛び
出しを規制するスリーブ11jを摺動自在に嵌合してい
る。そして、ソケット軸11fの端部には、このスリー
ブ11jがソケット軸11fから抜け出すのを防止する
スナップリング11kを設け、スプリング11mにより
このスリーブ11jをスナップリング11k側に付勢し
ている。スリーブ11jは、それをスプリング11mに
抗して押圧したとき、上記スチールボール11hが嵌入
する逃げ溝11nをその内周面に備えたものである。
8の回転がソケット軸11fを介して伝達され、また、
ハウジング1の上部に設けた操作穴1gを通して上記ス
リーブ11jをスプリング11mの付勢力に抗して押圧
し、スチールボール11hを逃げ溝11nに嵌入させた
状態でビット2を引き抜くことにより、上記スチールボ
ール11hで係止状態にあったビット2を、容易にソケ
ット軸11fから取り外すことができ、新たなビット2
との交換を容易に行うことができる。
0により駆動されるビス送り機構の構成について説明す
る。第2電動機10は、上述したように、その下方に延
出する回転軸から、該回転軸に軸着された歯車13a、
該歯車13aに噛合する歯車13b、該歯車13bの上
方に延出する回転軸13c、該回転軸13c上の三段の
遊星歯車機構13d〜13f、過大トルクを阻止する安
全装置として機能するトルクリミッタ13gを介して、
回転運動を上記先端ブロック6の直線運動に変換するス
ライダ・クランク機構13hを駆動するものである。
す入力側部材14aに径方向に穿設した孔14b内か
ら、スプリング14cの付勢力によりボール14dを周
面に突出させ、このボール14dを、筒状をなす出力側
部材14eの内面の凹部14f内に嵌入させたもので、
通常は上記ボール14dを介して回転を滑りなく伝達す
るが、出力側部材14eに過大トルクが作用したときに
は、ボール14dがスプリング14cの付勢力に抗して
孔14b内に押し込まれ、入力側部材14aが空転する
ようにしたものである。
は、第1リンク13iの一端を上記トルクリミッタ13
gに連結すると共に、その他端をピン13jにより第2
リンク13kの一端と回動可能に連結し、その第2リン
ク13kの他端を先端ブロック6にピン13mにより回
転可能に連結したものである。従って、上記第2電動機
10の回転駆動により、先端ブロック6はハウジング1
の筒体部1a内をその軸線方向に直線的に往復運動する
ことになる。
端側においては、図3及び図4において明らかなよう
に、ハウジング1にその一部を構成するローラガイド板
15を取り付けている。このローラガイド板15は、ハ
ウジング1の欠如部分を補って筒体部1aを部分変形角
筒状に形成し、ハウジング1に収容した先端ブロック6
が筒体部1aの軸線方向に摺動するのをガイドすると共
に、先端ブロック6から突出させた後述の案内ローラ3
0c(図6及び図7参照)をガイドするための案内溝1
5aを設けたものである。
及びその内部のビス送り機構の構成を示している。特
に、図5〜図10は該先端ブロック6の構成の詳細を示
し、図5は図10におけるP−P断面を、図6は図10
のQ−Q断面を示し、また、図7〜図10は、それぞれ
図6におけるR−R位置ないしU−U位置での断面を示
している。
ビット挿通孔18が穿設され、このビット挿通孔18の
前方には、次にねじ込まれるビス4を送り込むためのチ
ャンバー20が、また該チャンバー20の後方にはビッ
ト用ブッシュ21が嵌装されている。このビット用ブッ
シュ21は、ビット2の略中央部を支持し、ビット2の
回転振れを防止するためのものである。また、先端ブロ
ック6内には、上記ビット挿通孔18の下方に位置し、
且つこのビット挿通孔18と平行に、螺挿深さ検出バー
24aを挿通する小孔22が穿設されている。この螺挿
深さ検出バー24aは、先端ブロック6の先端に設けら
れた後述するホルダブロック24に取り付けられたもの
である。
〜図10に明確に示すように、上記ビット挿通孔18の
斜め下方に位置させて、フィード軸28の挿通孔26を
穿設し、この挿通孔26に沿って所要の形状を有する第
1凹部30〜第3凹部32を凹設し、該凹部30〜32
を貫通して挿通孔26にフィード軸28を軸架させてい
る。
図7に明確に示すように、フィード軸28上に、フィー
ド軸28の回転方向を規制するワンウェイクラツチ30
aを介してブッシュ30bを取り付け、このブッシュ3
0bに、案内ローラ30cをピン30dにより回転自在
に支持させている。なお、フィード軸28はワンウェイ
クラツチ30aに対して軸線方向に摺動可能に挿通して
いる。上記ワンウェイクラツチ30aは、案内ローラ3
0cが図7においてフィード軸28の周りに時計方向に
回転する場合には、その回転をフィード軸28に伝達す
るが、案内ローラ30cが反時計方向に回転する場合に
は、回転をフィード軸28に伝達しないものである。
ロック6の直線的な往復動に基づいて、ビス4を先端ブ
ロック6内におけるビット2の前方のチャンバー20に
送り込むため、前記ローラガイド板15には案内溝15
aを設けているが、この案内溝15aは、図4に詳細に
示すように、先端ブロック6の摺動方向に平行な直線溝
の部位と、筒体部1aの先端側において略「へ」の字型
に屈曲する屈曲溝の部位を有するものである。そして、
上述した案内ローラ30cは、このローラガイド板15
における案内溝15aに嵌入してガイドさせている。上
記案内溝15aの直線溝の部位から曲線溝の部位に切り
替わる位置は、後述するチャンバー20に係止するビス
4の頭部と回転しているビット2の先端とが干渉しない
ように配慮されていることは、言うまでもない。
ク6の往復動によって、案内ローラ30cが前記ローラ
ガイド板15の案内溝15aに沿ってガイドされると、
案内溝15aにおける直線溝の部位では案内ローラ30
cがフィード軸28の周りで回転しないが、案内溝15
aの屈曲溝の部位においては、案内ローラ30cがフィ
ード軸28の周りで回転し、フィード軸28をその屈曲
溝形状によって与えられる角度だけ回転させることにな
る。この場合のフィード軸28の回転角度は、後述する
フィードホイール32f(図10)が次のビス4を送る
のに必要な回転角度から決まるもので、ここでは約60
°に設定している。なお、上記案内溝15aの長さは、
前記スライダ・クランク機構13hによる先端ブロック
6の移動を許容するものであることは勿論である。
ィード軸28に固定されたラチェットホイール31a
と、ピン31cにより支持されて上記ホイール31aの
回転方向を規制するラチェット31bと、該ラチェット
31bをホイール31aに対する係合方向に付勢するス
プリング31dとを備えている。このラチェットホイー
ル31aとラチェット31bは、上記ワンウェイクラツ
チ30aを介して駆動されるフィード軸28の逆転を防
止するものである。
うに、先端に半円形状のビス受け溝32cを設けたビス
プッシャ32aをピン32bにより軸着し、該ビスプッ
シャ32aにそのビス受け溝32cを前記チャンバー2
0に向けて付勢するスプリング32dを係合させ、上記
チャンバー20に保持するビス4の頭部をこのビス受け
溝に係合させるように構成している。
すように、マガジン5からビス連綴体3を供給するため
の開口32eを備え、第3凹部32内においては、フィ
ード軸28上に、ビス4のネジ部を嵌入保持可能な複数
のフィード歯32gを外周に設けたフィードホイール3
2fを嵌装し、第3凹部32の内壁と相隣り合う二つの
フィード歯32gの間に形成される凹部に順次ビス4の
ネジ部を保持して、該フィードホイール32fの回転で
ビス4を移送できるようにしている。また、チャンバー
20の入口付近では、第3凹部32の内壁に突壁部32
hを形成し、ビス連綴体3をフィードホイール32f側
に押し付けるようにしている。従って、ビス連綴体3に
おける隣接するビス4間の間隔は、フィードホイール3
2fの隣接するフィード歯32gの間の凹部のピッチと
実質的に同一になるように形成される。
されビス4は、該ホイール32fの回転に従ってチャン
バー20に送られ、このチャンバー20の入口付近で上
記突壁部32hにより押し下げられた後、チャンバー2
0に押し込まれる。この押し込みに当たっては、ビス4
を連綴している帯状部材3aの剛性を利用してビス4を
押し出すと共に、このビス4の頭部がビス受け溝32c
に係止した後、スプリング32dの付勢力に抗してビス
プッシャ32aを押し下げ、ビス4が上記突壁部32h
を越えたところで、ビス連綴体3における帯状部材3a
の弾発力とスプリング32dの付勢力により、ビス4が
弾発的にチャンバー20に押し込まれ、ビスプッシャ3
2aによりそこに確実に保持される。
保持されたビス4は、回転するビット2により対象物に
ねじ込まれるが、そのビス打ち作業に連動して、以下に
説明する自動送り機構により、次に打ち込むべきビスが
順次上記チャンバー20に押し出され、ビスプッシャ3
2aによりそのチャンバー20内に安定的に保持され
る。なお、マガジン5に収容したビス連綴体3における
ビスの打ち込みが進行し、最後のビスをチャンバー20
に送り込むときには、そのビスがフィードホイール32
fに把持されて、第3凹部32内の突壁部32hを越え
て送り込まれたところで上記ビスプッシャ32aにより
弾性的に保持され、従って最後のビスまでも安定的に打
ち込むことができる。また、ビス4のねじ込みを行った
後に残る合成樹脂製の帯状部材3aは、先端ブロック6
における反対側の出口32iから外部に排出される。
に、ホイール31aに係合してそれに固定されたフィー
ド軸28をビス4の螺挿方向に付勢するスプリング33
を設けている。このスプリング33は、フィード軸28
の角軸部28aをフィードホイール32fの内周の角穴
32jに押入し、両者間で回転が伝達されるように連結
するものであるが、フィード軸28の先端を先端ブロッ
ク6から若干突出させているので、その突出部分をスプ
リング33の付勢力に抗して押圧することにより、フィ
ード軸28とフィードホイール32fの連結状態を解除
することができる。このような連結状態の解除を行う
と、ビス打ち作業の終了等に伴って、フィードホイール
32fに保持されたビス連綴体3を抜き出すときに、フ
ィードホイール32fの回転を自由にすることができる
ので、ビス連綴体3を容易に引き抜くことが可能にな
る。
る軸方向移動に伴って、ラチェットホイール31aも軸
方向に移動することになるので、その移動によりラチェ
ット31bがラチェットホイール31aから離脱するこ
とがないように、ラチェットホイール31aの幅には十
分な余裕をもたせている。
は、ビス4を建材に打ち込む作業をするような場合に、
マガジン5内にビス連綴体3として収容されているビス
4が、一つのビス4の打ち込みが完了する毎に、第2電
動機10の駆動によってチャンバー20内に順次送り込
まれ、そのため、従来のスプリングの力を利用する場合
のように、多くの力を加える必要がなく、作業者の肉体
的疲労を軽減することができる。また、ビス連綴体3の
各ビス4が、フィードホイール32fの相隣り合う二つ
のフィード歯32gの間に保持されて、次々と連続的
に、且つ、確実にチャンバー20に送り込まれるので、
従来のつめを用いる場合のようにビスの空送りや動作不
良等は発生しない。
イール32fの互いに相隣り合う二つのフィード歯32
gの間に保持され、予めチャンバー20に平行な相対位
置を保持させて該チャンバー20に押し入れるため、ビ
スの中心線が傾いたりふらついたりせず、ビス4の送り
が、ビス連綴体3の抵抗によって妨げられることもな
い。また、図3に示したように、マガジン5を操作者か
ら見てハウジング1の左側下部に装着すると、特に、右
利きの者には、ビス4の打ち込み作業がし易くなるとい
う効果があり、またハウジング1に対し右側の隅打ちが
し易くなるという効果もある。
上記連続ビス締め付け機においては、ビス4の螺挿深さ
を調整する深さ調整機構35を備えている。この深さ調
整機構35は、ハウジング1における先端ブロック6に
近接して、筒体部1aの軸線方向に摺動可能なスイッチ
ホルダ35aを備え、該スイッチホルダ35aにピン3
5bでスイッチプレート35cを回動可能に取り付け、
そのプレート35cをスプリング35dによって螺挿深
さ検出用スイッチ36の操作子に圧接する方向(図1に
おいて反時計方向)に付勢している。螺挿深さ検出用ス
イッチ36は、その切換えによって、後述するように、
ビットを駆動する第1電動機8にブレーキ作用を生じさ
せるものであり、そのスイッチ自体は上記スイッチホル
ダ35aに固定されて、スイッチ操作子がプレート35
cの一端部に対向配置され、その操作子の押圧を解除す
ることにより通電状態を切換えられるものである。一
方、上記プレート35cの他端部は、前記ホルダブロッ
ク24の螺挿深さ検出バー24aの先端に臨ませてい
る。
により回転可能に支持させて、その周面の一部をハウジ
ング1から外部に露出させた円筒形状の螺挿深さ調整ロ
ーラ35fに、アジャスタネジ35hを取り付け、その
ネジ部を上記スイッチホルダ35aに螺挿している。従
って、調整ローラ35fを操作して、アジャスタネジ3
5hを回転させることにより、スイッチホルダ35aの
位置決めを自由に行うことができ、それによってホルダ
ブロック24の螺挿深さ検出バー24aの先端がプレー
ト35cに作用する深さが変わるので、以下の説明から
分かるように、結果的にビスの螺挿深さを調整できるこ
とになる。
(a)及び(b)から分かるように、一対の脚部24b
を先端ブロック6に摺動自在に保持させ、ブロック用ス
プリング24cの付勢力で先端ブロック6から一定の距
離だけ突出せしめられたもので、該ホルダブロック24
に固定した前記螺挿深さ検出バー24aを、上記プレー
ト35cの端部35kに対向する位置まで延出させてい
る。また、このホルダブロック24には、ビット2の先
端にビス4を係合させた状態状態で保持するための一対
のビスホルダ24dを対向配置して、ピン24eにより
回転可能に取り付け、それぞれスプリングで内側に付勢
することによりビスを保持できるように構成している。
用スプリング24cで前方に突出した状態でビス4を建
材等に打ち込み、そのビス4がほぼ所期の打ち込み深さ
に達して、ホルダブロック24がその建材に突き当り、
それがスプリング24cの付勢力に抗して押入される
と、螺挿深さ検出バー24aの端部がプレート35cを
押圧してそれを回転させるものである。そのため、螺挿
深さ検出用スイッチ36が動作してビス4の打ち込み完
了が検出され、上記第1電動機8の制御回路が動作して
ビット駆動機構11の回転駆動を停止し、更にブレーキ
の作用によりビット2の回転を停止させる。なお、ビス
4の打ち込み完了後、ホルダブロック24を建材から離
すと、このホルダブロック24がスプリング24cによ
り元の位置に復帰する。
制御系〉ビット駆動機構11を第1電動機8により駆動
するために、ハウジング1の後筐体部1c内の略中央に
はトリガ39を設け、更に電動機8を電源接続端子40
を通して駆動電源に接続するマイクロスイッチ41を設
けている。なお、このスイッチ41は、駆動電源に対し
両切り構造にするために、同一のものを二つ重ねて配設
されている。トリガ39は、レバーの略中央部を後筐体
部1c内に固定されたピン39aに軸支させ、このピン
39aを中心にして、その両端が揺動自在に支持され、
その一方の端部39bが上記マイクロスイッチ41のス
イッチ端子に近接して配設され、他方の端部に形成した
押圧部39cが、この後筐体部1c内から外部に臨ませ
て設けられ、トリガスプリング39dにより押圧部39
cが突出する方向に付勢されている。
用する者が上記グリップ部1eを把持し、中指でトリガ
39の押圧部39cを押圧すると、トリガスプリング3
9dの付勢力に抗して該押圧部39cが押し込まれ、端
部39bがマイクロスイッチ41のスイッチ端子に接触
して電動機8を回転することになる。
ミッタ13gには、その外周に近接して回転検出用スイ
ッチ38が配設され、このトルクリミッタ13gの出力
側部材14eの外周には、上記スイッチ38の操作端の
ローラ38aが落ち込む切欠き溝38bが凹設されてい
る。該切欠き溝38bは、先端ブロック6がハウジング
1内に向かって挿入されてその内端に達したときの位置
(スライダ・クランク機構13hの下死点位置)でロー
ラ38aを係止させるように配設され、そのため、上記
下死点位置から先端ブロック6が僅かに移動した位置、
即ち、トルクリミッタ13gが5°〜10°正回転した
位置から、上記スイッチ38が閉成されるようにしてい
る。
機10が回転駆動され、該第2電動機10の回転がスラ
イダ・クランク機構13hを介して直線運動に変換され
ることにより、先端ブロック6はハウジング1の筒体部
1aにおいてその軸線方向に往復移動することができる
が、スライダ・クランク機構13hの一回転について一
往復動作し、即ち、先端ブロック6が筒体部1aの先端
側で停止する位置(上死点位置)と上記下死点位置と間
の距離(本実施例では78mmとしている)の往復動を完
了すると共に、上記スイッチ38の動作によりこのスラ
イダ・クランク機構13hの一回転を精度よく検出し
て、第2電動機10を駆動停止させ、先端ブロック6
が、常に下死点位置で停止することを保証している。
を示すものである。この制御回路では、上記第1電動機
8と、該第1電動機8の界磁コイル45と、上記マイク
ロスイッチ41と、二つのリレースイッチ46及び47
とを備えている。上記スイッチ46及び47には、それ
ぞれ螺挿深さ検出用スイッチ36の閉成に連動して切替
わる端子46b及び47b、及びこのスイッチ36の開
成に連動して切替わる端子46a及び47aがそれぞれ
設けられ、スイッチ41は上述したように両切り構造に
してあるために、駆動電源に接続する端子41a及び4
1bがそれぞれ設けられ、この端子41aと上記端子4
6bとが、また端子41bと端子47aとがそれぞれ接
続されている。
6及び47において、端子46a及び47a側に切替え
られた場合には第1電動機8が回転駆動されるが、端子
46b及び47aに切替えられた場合には、スイッチ4
1を介した駆動電源との接続が遮断されるので、スイッ
チ41自体の作動状態とは無関係に、第1電動機8がが
発電機として機能し、ブレーキ力が作用することにな
る。この場合の発電電流は、スパークやコイル45内で
消費される。
が開成状態にあるときに、マイクロスイッチ41が閉成
されていると、界磁コイル45に一定の磁界が形成され
て、ビット駆動機構11が回転駆動され、ビット2に、
ビス4の打ち込みを可能にする回転が与えられる。そし
て、ビス4の打ち込み深さが所定深さに達し、上記スイ
ッチ36が閉成されると、スイッチ41との接続が断絶
され、界磁コイル45の磁界は、第1電動機8の回転を
制動するように作用するので、ビット駆動機構11の回
転駆動が停止し、ビット2は停止する。
いが、回転検出用スイッチ38からの検出信号に基づい
て第2電動機10を駆動停止させ、あるいは螺挿深さ検
出用スイッチ36からのビス4の打ち込み完了の検出信
号に基づいて第1電動機8および第2電動機10に回転
駆動を指示する制御装置を備えている。
本連続ビス締め付け機を使用した場合のその制御動作
を、図13に基づいて説明する。図13は、本連続ビス
締め付け機の制御動作を示すタイムチャート図である。
この制御動作を説明するに当たり、ビット2の先端にビ
ス4が係合している状態、即ち、ビット2の先端がビス
4の皿頭部に嵌入し、このビス4がホルダブロック24
に取り付けられたビスホルダ24dに挟持されている、
という状態から説明を始める。これは、通常、その状態
に保持されて次々とビスの打ち込みを連続的に行うため
である。
端を当て、作業者がトリガ39の押圧部39cを押圧す
ると、スイッチ41が閉成されて第1電動機8が回転
し、ビット駆動機構11によりビット2が回転駆動され
て、ビス4が対象物の建材等に打ち込まれていく。そし
て、ビス4が打ち込み深さに達し、ホルダブロック24
が、その建材に突き当って、このホルダブロック24
を、更にスプリング24cに抗して先端ブロック6内に
押入すると、螺挿深さ検出バー24aが同様に押入さ
れ、この螺挿深さ検出バー24aの端部がプレート35
cの端部35kを押圧して螺挿深さ検出用スイッチ36
を閉成させる。なお、上記スプリング24cは、スイッ
チ36からプレート35cを離間させておくだけのもの
であるから、ビス打ち操作の抵抗になるものではない。
出の後、制御装置により与えられる0.1〜0.3秒の
タイムラグで第1電動機8の制御回路が動作し、ビット
2の回転を停止させると同時に、第1電動機8において
ブレーキ力を発生させる。このタイムラグは、この制御
回路が第1電動機8に電気的制動力を作用させるように
している回路において必要とされる時間である。この
時、ビス4を挟持していたビスホルダ24dは、スプリ
ングの付勢力に抗してビス4の皿頭部の形状に沿って開
いた状態になり、ビス4全体が建材に所定の深さまで打
ち込まれて上記ブレーキ力が自動的に作用し、打ち込み
動作が完了する。
を後退させ、ホルダブロック24を対象物から離すと、
ホルダブロック24がスプリング24cの付勢力により
元の位置に復帰し、それによってプレート35cが復帰
動作すると、スイッチ36が動作して制御装置において
ホルダブロック24の復帰が検出される。ビス4の打ち
込み深さは、予め螺挿深さ調整ローラ35fを操作し、
スイッチホルダ35aの位置調整により螺挿深さ検出バ
ー24aの先端がプレート35cに作用する深さを変え
ることにより、調整することができる。
与えられる0.5〜1.0秒のタイムラグで、リレー回
路が作動して電動機8及び電動機10が回転を始める。
このタイムラグは、動作の安全性を考慮して設けられた
ものである。そして、再び第1電動機8が回転してビッ
ト2を回転駆動させると共に、第2電動機10が回転し
てビス送り機構が駆動され、スライダ・クランク機構1
3hを介して先端ブロック6が僅かに移動した後、図1
4におけるスイッチ38のローラ38aが切欠き溝38
bから脱して回転検出用スイッチ38が閉成され、この
閉成状態は、先端ブロック6が上死点位置に移動してか
ら再び下死点位置に戻る間の、先端ブロック6の往復動
作が完了するまで継続する。
上死点位置の近傍に達すると、ビス送り機構によりビス
連綴体3のビス4がチャンバー20に押し入れられ、回
転しているビット2の前方に保持される(図11
(a))。そして、先端ブロック6が、チャンバー20
にこのビス4を保持したまま下死点位置側に移動すると
きに、ビット2の先端がそのビス4の皿頭部に嵌入し
て、ビス4がビット2と共に回転し、ビス4がビス連綴
体3における帯状部材3aの一部を切断して、該ビス連
綴体3から離脱せしめられる(図11(b))。上記先
端ブロック6が下死点位置に達すると、スイッチ38が
開成されて第2電動機10の回転が停止し、先端ブロッ
ク6は停止するが、この時、ビス4の皿頭部がビット2
の先端に嵌入されて、該ビスがホルダブロック24にお
いてビスホルダ24dに挟持された最初の状態に戻る。
この状態では、第1電動機8によるビット2の回転・停
止を、トリガ39の操作によりスイッチ41を開閉して
自由に行うことができる。
端にビス4が係合している状態からビス4の打ち込みを
開始する場合について説明したが、最初にビス4をビッ
ト2の先端に装着する場合には、予めマガジン5に収容
したビス連綴体3の先端のビス4を、先端ブロック6に
おけるビス連綴体3の供給開口32eから挿入して、フ
ィードホイール32f(図9及び図10参照)に係合さ
せた状態において、トリガ39によりスイッチ41を閉
成して第1電動機8を回転させ、この状態で先端ブロッ
ク6から突出しているホルダブロック24を手などで押
し込んで、螺挿深さ検出バー24aにより螺挿深さ検出
用スイッチ36を動作させればよく、これにより上述し
た場合と同様にして、次に打ち込むべきビス4がビット
2の先端に装着される。
してビス4の打ち込み作業を行う場合には、ビス4をビ
スホルダ24dにより保持させている状態で打ち込み作
業を開始できるので、ビス4を落とすこともなく、打ち
込もうとする場所に正確に打ち込むことができる。ま
た、ビス4の打ち込みを連続的に行う場合にも、前述し
たように、ハウジング1に大きな力を付与してビス締め
付け機を押し付ける必要がないので、肉体的疲労が軽減
され、しかも、ビス4が次々と連続的にチャンバー20
に確実に送られるので、ビスの空送り等が発生させず、
能率よくビス4の打ち込みを行うことができる。
込む際に、従来の装置のように、スプリングの付勢力に
抗してハウジング1に大きな力を付与し続ける必要がな
く、さらにビット2の回転を保持すべくクラッチの接続
に要する押圧力を作用させておく必要もないため、ビス
の打ち込み作業をしている者の肉体的負担を低減し、そ
の作業効率を向上させると共に、クラッチの断続に伴う
ノイズ等の発生がなくなるため、その使用に当たって不
快感を受けることはない。
け機によれば、ビスが所定の深さに締め付けられたこと
を検出して、電動機の駆動により次に打ち込むべきビス
を所要位置に自動的に送り出すようにし、さらに、電動
機の回転によるビットの打ち込み作業中に、次に打ち込
むべきビスを所要の位置に移送するための駆動力をスプ
リングに蓄えるという構成を排除し、該ビスの移送を電
動機により行っているので、作業者においてスプリング
に上記駆動力を蓄積するための肉体的疲労等の負担を軽
減することができる。また、本発明によれば、ビスの締
め付け動作と関連して次に打ち込むべきビスをマガジン
からビットの前方の所定位置に自動的に送るための制御
を、極めて簡単な制御手段で行うことができる。
である。
平面図である。
面図である。
おける先端ブロックの嵌入状態を示す斜視図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
る。
ビットの先端に係合させる動作について説明するための
要部拡大説明図である。
の制御回路の構成を示す回路図である。
るためのタイムチャートである。
ある。
示す部分断面図である。
ビットに伝達する伝達機構を示す部分拡大断面図であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】第1の電動機の回転によりビットを回転駆
動し、多数のビスを帯状部材により連綴したビス連綴体
の各ビスを、ビス打ち込み動作と関連してビス送り機構
により順次そのビットの前方に供給し、そのビスを上記
第1電動機によるビットの回転で対象物にねじ込むよう
にした連続ビス締め付け機において、 次に打ち込むべきビスをマガジンからビットの前方の所
定位置に送るための手段を駆動する第2電動機と、 ハウジングの先端側からスプリングにより突出させたホ
ルダブロックにより一定量のビスの打ち込みが行われた
ときに動作する螺挿深さ検出用スイッチと、 上記第2電動機により駆動され、次に打ち込むべきビス
をマガジンからビットの前方の所定位置に送る1サイク
ルの動作の後に切り替えられる回転検出用スイッチと、
を備え、上記螺挿深さ検出用スイッチによるビス締め付
け動作完了の信号に基づいて、上記ビットを回転させる
第1電動機を停止させ、該螺挿深さ検出用スイッチの復
帰の信号に基づいて上記第1電動機及び第2電動機を回
転させ、上記回転検出用スイッチの1サイクル後の信号
に基づいて第2電動機を停止させる制御装置を備えた、
ことを特徴とする連続ビス締め付け機。 - 【請求項2】請求項1に記載の連続ビス締め付け機にお
いて、 ホルダブロックにより動作する螺挿深さ検出用スイッチ
を、該ホルダブロックにおける螺挿深さ検出バーに対し
て接離する方向に位置調節可能にし、それによってビス
の螺挿深さ調節を可能にした、ことを特徴とする連続ビ
ス締め付け機。 - 【請求項3】請求項1または2に記載の連続ビス締め付
け機において、 マガジンからビットの前方にビスを供給するビス送り機
構として、 第2の電動機により駆動されて回転運動を往復動に変換
するスライダ・クランク機構と、 上記スライダ・クランク機構により駆動され、ハウジン
グの先端の筒体部において往復動する先端ブロックと、 上記先端ブロック内において、マガジンからのビス連綴
体のビスを隣接するフィード歯間の凹部に保持して移送
するフィードホイールと、 上記先端ブロックの往復動を該先端ブロック内のフィー
ドホイールの回転に変換する手段と、 上記フィードホイールによって押し出されたビスが、上
記スライダ・クランク機構による先端ブロックの復帰動
作によりビットの先端に装着されるように配設されたチ
ャンバーと、を備えたことを特徴とする連続ビス締め付
け機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6060002A JP2676079B2 (ja) | 1994-03-05 | 1994-03-05 | 連続ビス締め付け機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6060002A JP2676079B2 (ja) | 1994-03-05 | 1994-03-05 | 連続ビス締め付け機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07241779A JPH07241779A (ja) | 1995-09-19 |
JP2676079B2 true JP2676079B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=13129469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6060002A Expired - Fee Related JP2676079B2 (ja) | 1994-03-05 | 1994-03-05 | 連続ビス締め付け機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2676079B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111206785B (zh) * | 2020-02-19 | 2021-12-17 | 山东中元绿色生物工程有限公司 | 一种化学锚栓胶管插入器 |
-
1994
- 1994-03-05 JP JP6060002A patent/JP2676079B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07241779A (ja) | 1995-09-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8240534B2 (en) | Driving tool | |
US7766204B2 (en) | Hand-held drive-in tool | |
US6123235A (en) | Caulking gun | |
JP4891061B2 (ja) | ねじ締め機のねじ送り装置 | |
US4688710A (en) | Modular tool having interchangeable handle and magazine units | |
US6887176B2 (en) | Torque transmission mechanisms and power tools having such torque transmission mechanisms | |
CN109866165B (zh) | 进给装置和附带进给装置的螺钉紧固器 | |
US8006881B2 (en) | Magazines in fastener driving tools | |
EP3478457B1 (en) | Cordless concrete nailer with improved power take-off mechanism | |
EP1231029A2 (en) | Magazine assembly for fastening tool | |
JP2010089255A (ja) | 手持ち式打込み機 | |
EP1925404A2 (en) | Power tool | |
US20090071998A1 (en) | Driving machine | |
JPH0759409B2 (ja) | 締付片用自動銃 | |
WO2012169943A1 (en) | A quick-action chain tensioning device for a chainsaw, and such mechanism and method | |
US4541266A (en) | Riveting motor tool | |
JP2007136662A (ja) | 手動式動力打ち込み機のための固定手段供給装置 | |
EP1020256A3 (de) | Pulverkraftbetriebenes Setzgerät | |
JP2009166155A (ja) | 留め具打込機 | |
GB2331945A (en) | Spindle brake | |
JP4917612B2 (ja) | 固定エレメントをセッティングするための装置 | |
JP2676079B2 (ja) | 連続ビス締め付け機 | |
JPH07241780A (ja) | 連続ビス締め付け機 | |
KR20120137234A (ko) | 타정 요소,이송 유닛 및 타정 장치 | |
CN116461079A (zh) | 扩管工具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070725 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080725 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080725 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090725 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100725 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100725 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725 Year of fee payment: 14 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |