JP2674929B2 - 粉体供給装置 - Google Patents
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Description
より詳しくは、エチレンやプロピレン等のオレフィン類
の気相重合に適した粉体供給装置の改良に関するもので
ある。
の改良により、単位遷移金属当たりのオレフィン重合体
生産能力が飛躍的に向上し、その結果、重合後における
触媒除去操作が省略されるようになっている。
重合後の操作が最も簡単であるという理由から、一般的
には、オレフィンの重合を気相で行う方法が採用されて
いる。
の円滑化という観点から流動層型反応器が多用され、導
入管から流動層型反応器の下部に導入したオレフィン、
又は、オレフィン含有ガスをガス分散板で均一に分散さ
せて上昇させ、流動層型反応器内で粉体触媒をオレフィ
ンの重合体と共に流動させつつ重合するようしている。
置を使用して、粉体触媒を加圧下の該反応器内に連続的
に、又は、間欠的に常時供給する必要がある。
426号や特開昭60ー227824号公報に開示され
ているように、不活性ガス或いは水素ガスを用い粉体触
媒計量装置を経て粉体触媒供給容器より圧送された粉体
触媒を、ベンチュリー弁或いは中間室を介して、重合原
料となるガス或いは不活性ガスに同伴させて供給するよ
うにしている。
「重合体」という用語には、それぞれ「単独重合」及び
「共重合」、並びに、「単独重合体」及び「共重合体」
の意義が包含される。
は、以上のように構成されているので、重合原料ガスが
不活性ガス又は水素ガスに徐々に拡散し、粉体触媒供給
容器、又は、その下流ラインで重合を生起し、塊化物が
生成される虞れがあった。
給ラインでは、粉体触媒の重合に伴ない、暫し塊化物が
付着して配管の閉塞を惹起するが、この弊害を未然に察
知して防止する方法が全くなかった。
触媒の滞留を排除でき、且つ、粉体吸引室に塊化物が付
着することによる閉塞を未然に防止し得る粉体供給装置
を提供することを目的としている。
置は、粉体を粉体供給口からエジェクタの粉体吸引部に
供給する粉体供給手段と、該エジェクタに設けられ重合
原料となるガスをガス供給源から導入する重合原料導入
部と、この重合原料導入部の端部に形成され該粉体吸引
部の内部に位置するノズルと、該エジェクタに設けられ
て重合原料導入部に対向し、粉体をガスとともにオレフ
ィン気相重合反応手段に強制排出する重合原料排出部
と、この重合原料排出部の内部に形成されたディフュー
ザーと、粉体吸引部の内部で対向するノズルとディフュ
ーザーとの間に介装されると共にガスの導入に伴なって
粉体供給口から粉体含有ガスを吸引する粉体吸引室とを
備えた粉体供給装置において、重合原料導入部のノズル
の先端部の周囲には、リング状の瞭間が形成され、粉体
吸引部には、隙間と外部とを連通させて、隙間に外部か
らガスを流入させる孔が設けられたことを特徴とする。
原料導入部のノズル、及び粉体吸引室が形成する角度を
90度にすると好ましい。
原料導入部のノズル、及び粉体吸引室が形成する角度を
90度末満にすると好ましい。
を通常のエジェクタの粉体吸引室の容量よりも縮小する
と好ましい。
ノズルの先端を、粉体吸引部の中心線からガス供給源の
方向に偏位させると好ましい。
原料排出部のディフューザーとの内径を粉体の粉径の1
0倍以上にすると好ましい。
させ、この粉体吸引部の水平方向に対する角度を、粉体
の安息角以上にすると好ましい。
方向に対する角度を、60度以上にすると好ましい。
入させるガスは不活性ガスであり、この不活性ガスを乾
燥済みの窒素ガスにすると好ましい。
原料導入部、及び重合原料排出部に、粉体の滞留を検出
する圧力計をそれぞれ設置すると好ましい。
原料排出部とに、圧力差から粉体の滞留を検出する差圧
計を設置すると好ましい。
給源から排出されたガスを重合原料導入部から重合原料
排出部に向けて流動させる際、このガスは、粉体吸引室
を通過して、粉体吸引室に負圧を発生させ、この負圧に
より、粉体供給口から粉体含有ガスが粉体吸引室内に導
入される。このとき、粉体は、ノズルの先端部の周囲に
滞留しようとするが、ノズルの先端部の周囲に形成され
たリング状の隙間に向け、孔からガスが噴出するので、
ノズルの先端部の周囲に粉体が滞留する事態が回避され
る。そして、粉体吸引室に導入された粉体は、ガスに同
伴された状態でオレフィン気相重合反応手段に供給され
ることになる。
ル、及び粉体吸引室が形成する角度を90度、又は、9
0度末満にしているので、ノズル上に粉体が極めて堆積
し難くなる。
タの粉体吸引室の容量よりも縮小しているので、粉体の
滞留を効率良く抑制・防止することができる。
粉体吸引部の中心線からガス供給源の方向に偏位させて
いるので、粉体が堆積して滞留するのを効率良く抑制・
防止することが可能となる。
フューザーとの内径を粉体の粉径の10倍以上に構成し
ているので、粉体の管内閉塞を適切に防止することかで
きる。
引部の水平方向に対する角度を、粉体の安息角以上又は
60度以上にしているので、粉体は、何等外力が作用し
なくても、粉体吸引部の内面を円滑に滑走して流下する
こととなる。
スとして、安価な乾燥済みの窒素ガスを使用するので、
製造コストの大幅な抑制が期待できる。
重合原料排出部の圧力を圧力計で常時監視することによ
り、該圧力の上昇に基づいて、オレフィン気相重合反応
手段への重合原料供袷ライン内における重合塊化物の生
成を察知することが可能となる。
原料排出部の差圧を常時監視することかできるので、粉
体供給手段とエジェクタとの間における粉体の圧密に伴
なう配管の閉塞等を察知することが可能となる。
ついて説明する。
原料導入管22のノズル23と重合原料排出管24のデ
ィフューザー26との間に、重合原料ガスの導入に伴な
い粉体触媒供給容器1の粉体供給口laから、粉体触媒
を含む不活性ガス又は水素ガス(粉体含有ガス)を吸引
する粉体触媒吸引室25を介装させている。
は、例えばチーグラーナッタ触媒等が挙げられ、図1に
示す如く、貯蔵機能を有する粉体触媒供給容器1の内部
に貯蔵されている。
に、粉体触媒を自由落下させる粉体触媒供給口1aが穿
設され、この粉体触媒供給口1aには、粉体触媒を移送
する粉体触媒吸引管21が接続して垂下されている。
用するものを示すが、粉体触媒供給容器1の代わりに粉
体触媒計量装置等を使用するようにしても良い。
の管内閉塞を防止する観点から、口径が粉体触媒の粒径
の10倍以上に構成され、その一部分には、図1に示す
如く、粉体触媒の流通を遮断する遮断弁3が取着される
とともに、圧力差を調整する均圧管4が接続され、この
屈曲した均圧管4の端部が粉体触媒供給容器1に接続さ
れている。
如く、その下端部の粉体触媒吸引口21aがエジェクタ
2のハウジング20に挿着して接続されている。
み、均圧管4を使用するものを示すが、自由落下させな
い場合には、均圧管4を省略するようにしても良い。
1や図3に示す如く、ほぼT字形に構成され、ハウジン
グ20の上部の接続口には、垂下した粉体触媒吸引管2
1の粉体触媒吸引口21aが挿着して接続され、その左
右両側には、相互に対向する重合原料導入管22と重合
原料排出管24とがそれぞれ水平に挿着して接続されて
いる。
その水平方向に対する角度が粉体触媒粒子の安息角以上
になるよう、好ましくは60度以上、さらに好ましくは
鉛直になるよう接続されている。
おいて粉体層の自由表面が釣合の限界状態にあるとき、
その面と水平面との間の角度をいう。
対する角度が粉体触媒粒子の安息角以上であれば、粉体
触媒は、何等外力が作用しなくても、粉体触媒吸引管2
1の内周面を円滑に滑走して流下することとなる。
に示す如く、ハウジング20の左側部接続口に接続さ
れ、その先端部には、粉体触媒吸引管21の内部に位置
する先細りのノズル23が一体的に突設されており、重
合原料となる重合原料ガスをガス供給源(図示せず)か
らハウジング20に導入する機能を有している。
上部に粉体触媒が上方から堆積して滞留するのを防止す
る観点から、粉体触媒吸引管21の中心線を越えて図2
の右方向に突出しないよう、ガス供給源の方向、換言す
れば、図2の左方向に引っ込んで偏位している。
3に示す如く、ハウジング20の右側部接続口に接続さ
れ、その一端部が粉体触媒吸引管21の内部に位置する
とともに、ノズル23の先端に粉体触媒吸引室25を介
して横一直線に対向している。
く、ノズル23とディフューザー26との間の空間から
成り、その容量が粉体触媒の滞留を抑制・防止する観点
から、膨らんだ通常の粉体触媒吸引室25の容量よりも
縮小されている。
滞留を防止する観点から、粉体触媒吸引管21の中心
線、及び重合原料導入管22のノズル23と相俟って、
90度、又は、それ以下の角度を形成している。
装置の作動に伴ない負圧化されて、粉体触媒供給容器1
の粉体供給口1aから粉体触媒を含む不活性ガス又は水
素ガスを吸引する機能を有している。
内周面には、図2に示す如く、重合ガスの運動エネルギ
ーを圧力エネルギーに変換するディフューザー26が設
けられている。
管21と同様に、粉体触媒の管内閉塞防止の観点から、
口径が粉体触媒の粒径の10倍以上に構成され、その中
心線が図3に示す如く、ノズル23の中心線と合致して
いる。
す如く、その他端部がオレフィン気相重合反応容器5に
接続され、粉体触媒を伴なって流入してくる重合原料ガ
スをオレフィン気相重合反応容器5に強制的に排出する
機能を有しており、単一の差圧計6が設置されている。
合原料排出管24とに屈曲した配管7を介して接続さ
れ、粉体触媒吸引管21と重合原料排出管24との圧力
差から粉体触媒の滞留を検出する機能を有している。
入管22、及び重合原料排出管24には、図1に示す如
く、エジェクタの運転状況を監視するための圧力計8が
それぞれ設置され、この複数の圧力計8の監視に基づ
き、粉体触媒の重合に伴ない暫し塊化物が付着して配管
を閉塞するのを未然に察知して防止することができるよ
うになっている。
気相重合反応容器5を使用してポリオレフィンを製造す
る場合には、粉体触媒吸引管21の遮断弁3を開放操作
し、且つ、重合原料ガスをガス供給源からエジェクタ2
内部に導入すれば良い。
の粉体触媒供給口1aから粉体触媒吸引管21に案内さ
れつつ流下してエジェクタ2のハウジング20に導入さ
れ、負圧化した粉体触媒吸引室25に流入する。
合原料導入管22に案内されてエジェクタ2のハウジン
グ20に導入され、ノズル23の先端から粉体触媒吸引
室25を経由して重合原料排出管24の一端部に噴射さ
れ、粉体触媒を同伴した状態で重合原料排出管24に案
内されつつ流通してオレフィン気相重合反応容器5に供
給される。
転時におけるエジェクタ2の圧力バランスは、粉体触媒
吸引管21の圧力をP1、重合原料導入管22の圧力を
P2、そして重合原料排出管24の圧力をP3とする
と、P2>P3>P1の関係になる。
と重合原料排出管24のディフューザー26との形状を
適当に選択して組み合わせることにより、重合原料ガス
は、粉体触媒吸引管21に流入することなく、その全量
がノズル23から粉体触媒吸引室25を経由して重合原
料排出管24に流入することとなる。
り、流れの境界面で粉体触媒を含む不活性ガスの巻き込
み現象が発生し、結果的に、粉体触媒吸引管21が重合
原料導入管22、及び重合原料排出管24に対して負圧
となる。
に、又は、連続的に粉体触媒吸引管21に供給される粉
体触媒は、粉体触媒吸引管21から粉体触媒吸引室25
に落下・吸引され、重合原料ガスに同伴された状態でオ
レフィン気相重合反応容器5に供給される。
と重合原料排出管24の圧力P3との差圧ΔPは、重合
原料ガスの質量・流量、ノズル23の内径、及びディフ
ューザー26の径により決定される。
重合圧力として定まるので、粉体触媒吸引管21の圧力
P1も又自ずと決定されることとなる。
管22、及び重合原料排出管24の圧力P1、P2、P
3を圧力計8で常時監視することにより、例えば重合原
料ガスの質量・流量を一定に保持する運転を行う場合、
上記P2、P3の上昇に基づいて、オレフィン気相重合
反応容器5への重合原料供給ライン内における重合塊化
物の生成を察知することが可能となる。
じて、配管の閉塞等のトラブルを未然に防止することが
できる。
管21と重合原料排出管24の差圧ΔPを常時監視する
ことにより、例えば、上記差圧ΔPの低下に基づいて、
粉体触媒供給容器1とエジェクタ2との間の粉体触媒の
圧密に伴なう配管の閉塞等を察知することが可能とな
る。
体触媒吸引管21から粉体触媒供給容器1に重合原料が
逆流するような事態が発生した場合でも、遮断弁3を直
ちに閉塞操作することにより、逆流の防止が期待でき
る。
この場合には、粉体触媒吸引管21を同図の左方向に傾
斜させてハウジング20に接続し、この粉体触媒吸引管
21の中心線、粉体触媒吸引室25,及び重合原料導入
管22のノズル23に30度〜90度の角度を形成させ
るようにしている。その他の部分については上記実施例
と同様である。
用効果が期待し得られ、ノズル23上に粉体触媒が堆積
しやすいという弊害を排除でき、しかも、仮に粉体触媒
が堆積しても粉体触媒の堆積量を大幅に減少させること
ができるのは明白である。
21をハウジング20に接続したものを示したが、削成
して粉体触媒吸引管21、ハウジング20、重合原料導
入管22、及び重合原料排出管24を一体的な構造にし
ても良く、この場合には、粉体触媒の漏洩等を簡単に防
止することができるのは明白である。
を示すもので、この場合には、ノズル23を縮径に構成
してその外周にリング状の隙間9を形成し、粉体触媒吸
引管(粉体吸引部)21の下部には、外部から重合原料
ガス、又は、微量の不活性ガス(図示せず)を隙間9に
流入させる孔10を縦貫して穿設し、且つ、重合原料ガ
ス、又は、微量の不活性ガスを孔10に供給するガス管
(図示せず)を別に接続している。
性ガスをガス管から隙間9に連続的、又は、間欠的に噴
出させ、ノズル23の周面上部に堆積した粉体触媒を除
去するようにしている。その他の部分については上記諸
実施例と同様である。
への逆流が懸念されることから、不活性ガスが好まし
く、この場合、安価な乾燥済みの窒素ガスの使用が望ま
しい。
用効果が期待し得られ、ノズル23の周面上部に粉体触
媒が極めて滞留しやすいという弊害を排除でき、しか
も、仮に粉体触媒が堆積しても粉体触媒を全て除去し得
るのは明白である。
下部に、隙間9の下方に連通して位置する孔10を穿設
したものを示したが、隙間9の側部等に孔10を穿設し
ても良い。
この場合には、対向するノズル23の先端下部と重合原
料排出管24の端部との間に、粉体触媒の滞留を防止す
る滞留除去部材11を介在配置し、この滞留除去部材1
1の上面をノズル23の方向から重合原料排出管24の
ディフューザー26方向に下降状態で傾斜させるように
している。その他の部分については上記諸実施例と同様
である。
用効果が期待し得られ、対向するノズル23の先端下部
と重合原料排出管24の端部との間に粉体触媒が極めて
滞留しやすいという弊害を排除でき、しかも、仮に粉体
触媒が堆積しても粉体触媒を全て除去し得るのは明白で
ある。
ものを示したが、粉体であれば、何等これに限定される
ものではない。また、上記諸実施例では粉体供給装置を
各実施例に則して使用するものを示したが、各実施例の
粉体供給装置を適宜組み合わせて使用しても上記諸実施
例と同様の作用効果を奏する。
合の具体的な効果を示す。
タイプの構造に構成し、エチレン及び1−ブデンの気相
共重合に使用した。
触媒吸引室25、及び重合原料導入管22のノズル23
には、45度の角度を形成させた。
rで供給した場合、粉体触媒吸引管21の圧力P1と重
合原料排出管24の圧力P3との差圧ΔPは、約1.0
kgf/cm2であった。
微量の乾燥済み窒素ガスを導入し、ノズル23とその周
囲の隙間9からノズル23の周面上部に該窒素ガスを噴
出させた。
てエチレン及び1−ブデンの気相共重合を行ったとこ
ろ、エジェクタ2の内部、エジェクタ2と粉体触媒供給
容器1の内部、又は、両装置のライン間で、重合塊化物
を生成することなく、長期間安定して直鎖状低密度ポリ
エチレンを製造することが可能となった。
いて、重合原料導入部のノズルの先端部の周囲には、リ
ング状の隙間が形成され、粉体吸引部には、隙間と外部
とを連通させて、隙間に外部からガスを流入させる孔が
設けられたことにより、ノズルの先端部の周囲に粉体が
滞留する事態が回避される。その結果、粉体触媒の滞留
を排除でき、且つ、粉体吸引室に塊化物が付着すること
による閉塞を未然に防止することができる。
略図である。
を示す断面図である。
である。
タを示す断面図である。
タを示す断面図である。
タを示す断面図である。
媒供給口(粉体供給口)、2…エジェクタ、3…遮断
弁、5…オレフィン気相重合反応容器(オレフィン気相
重合反応手段)、6…差圧計、8…圧力計、9…隙間、
10…孔、11…滞留除去部材、20…ハウジング、2
1…粉体触媒吸引管(粉体吸引部)、21a…粉体触媒
吸引口、22…重合原料導入管(重合原料導入部)、2
3…ノズル、24…重合原料排出管(重合原料排出
部)、25…粉体触媒吸引室(粉体吸引室)、26…デ
ィフューザー。
Claims (11)
- 【請求項1】 粉体を粉体供給口からエジェクタの粉体
吸引部に供給する粉体供給手段と、該エジェクタに設け
られ重合原料となるガスをガス供給源から導入する重合
原料導入部と、この重合原料導入部の端部に形成され該
粉体吸引部の内部に位置するノズルと、該エジェクタに
設けられて前記重合原料導入部に対向し、粉体をガスと
ともにオレフィン気相重合反応手段に強制排出する重合
原料排出部と、この重合原料排出部の内部に形成された
ディフューザーと、前記粉体吸引部の内部で対向する前
記ノズルと前記ディフューザーとの間に介装されると共
に前記ガスの導入に伴なって前記粉体供給口から粉体含
有ガスを吸引する粉体吸引室とを備えた粉体供給装置に
おいて、 前記重合原料導入部の前記ノズルの先端部の周囲には、
リング状の隙間が形成され、前記粉体吸引部には、前記
隙間と外部とを運通させて、前記隙間に外部からガスを
流入させる孔が設けられたことを特徴とする粉体供給装
置。 - 【請求項2】 前記粉体吸引部、前記重合原料導入部の
前記ノズル、及び前記粉体吸引室が形成する角度を90
度にしたことを特徴とする請求項1に記載の粉体供給装
置。 - 【請求項3】前記粉体吸引部、前記重合原料導入部の前
記ノズル、及び前記粉体吸引室が形成する角度を90度
末満にしたことを特徴とする請求項1に記載の粉体供給
装置。 - 【請求項4】 前記粉体吸引室の容量を通常の前記エジ
ェクタの前記粉体吸引室の容量よりも縮小したことを特
徴とする請求項lに記載の粉体供給装置。 - 【請求項5】 前記重合原料導入部の前記ノズルの先端
を、前記粉体吸引部の中心線から前記ガス供給源の方向
に偏位させたことを特徴とする請求項1に記載の粉体伏
給装置。 - 【請求項6】 前記粉体吸引部と前記重合原料排出部の
前記ディフューザーとの内径を粉体の粉径の10倍以上
にしたことを特徴とする請求項1に記載の粉体供給装
置。 - 【請求項7】 前記粉体吸引部を傾斜させ、この粉体吸
引部の水平方向に対する角度を、粉体の安息角以上にし
たことを特徴とする請求項1に記載の粉体供給装置。 - 【請求項8】 前記粉体吸引部の水平方向に対する角度
を、60度以上にしたことを特徴とする請求項7記載の
粉体供給装置。 - 【請求項9】 前記隙間に外部から流入させる前記ガス
は不活性ガスであり、この不活性ガスを乾燥済みの窒素
ガスとしたことを特徴とする請求項1記載の粉体供給装
置。 - 【請求項10】 前記粉体吸引部、前記重合原料導入
部、及び前記重合原料排出部に、粉体の滞留を検出する
圧力計をそれぞれ設置したことを特徴とする請求項1に
記載の粉体供給装置。 - 【請求項11】 前記粉体吸引部と前記重合原料排出部
とに、圧力差から粉体の滞留を検出する差圧計を設置し
たことを特徴とする請求項1に記載の粉体供給装置。
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