JP2674436B2 - 台車使用の搬送設備 - Google Patents
台車使用の搬送設備Info
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- JP2674436B2 JP2674436B2 JP23872792A JP23872792A JP2674436B2 JP 2674436 B2 JP2674436 B2 JP 2674436B2 JP 23872792 A JP23872792 A JP 23872792A JP 23872792 A JP23872792 A JP 23872792A JP 2674436 B2 JP2674436 B2 JP 2674436B2
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- traveling
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- Special Conveying (AREA)
- Control Of Conveyors (AREA)
- Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レールに支持案内され
て一定経路上を走行自在な台車を使用した搬送設備に関
するものである。
て一定経路上を走行自在な台車を使用した搬送設備に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の設備としては、たとえば
特開昭62−65822 号公報に見られる構成が提供されてい
る。この従来形式では、左右一対のガイドレールに車輪
を介して自走搬送台車を支持させるとともに、この自走
搬送台車の上部に荷台を設けている。この荷台は荷支持
台を載置自在であって、その載置時に位置ずれを防止す
るために、荷台から昇降ガイドピンを立設するととも
に、荷支持台に昇降ガイド穴を形成している。
特開昭62−65822 号公報に見られる構成が提供されてい
る。この従来形式では、左右一対のガイドレールに車輪
を介して自走搬送台車を支持させるとともに、この自走
搬送台車の上部に荷台を設けている。この荷台は荷支持
台を載置自在であって、その載置時に位置ずれを防止す
るために、荷台から昇降ガイドピンを立設するととも
に、荷支持台に昇降ガイド穴を形成している。
【0003】前記荷支持台は両側にローラを有し、これ
らローラを支持案内する昇降レール部分が昇降手段を介
して配設してある。また昇降レール部分を配設した箇所
には荷支持台を下方から支持自在な固定受け台が配設さ
れ、その支持時に位置ずれを防止するために、固定受け
台から位置決め用ピンを立設するとともに、荷支持台に
位置決め用ピン穴を形成している。
らローラを支持案内する昇降レール部分が昇降手段を介
して配設してある。また昇降レール部分を配設した箇所
には荷支持台を下方から支持自在な固定受け台が配設さ
れ、その支持時に位置ずれを防止するために、固定受け
台から位置決め用ピンを立設するとともに、荷支持台に
位置決め用ピン穴を形成している。
【0004】上記した従来形式によると、自走搬送台車
は、その荷台に荷支持台を載置して走行自在であり、そ
の際に昇降ガイド穴に昇降ガイドピンが嵌合して荷支持
台の位置ずれが防止されている。そして昇降手段により
昇降レール部分を上昇させ、ローラを介して荷支持台を
上昇させることで、この荷支持台は、自走搬送台車から
の走行力を受けかつ昇降レール部分に支持案内されて移
動する。
は、その荷台に荷支持台を載置して走行自在であり、そ
の際に昇降ガイド穴に昇降ガイドピンが嵌合して荷支持
台の位置ずれが防止されている。そして昇降手段により
昇降レール部分を上昇させ、ローラを介して荷支持台を
上昇させることで、この荷支持台は、自走搬送台車から
の走行力を受けかつ昇降レール部分に支持案内されて移
動する。
【0005】所定の箇所において自走搬送台車を停止さ
せるとともに、台車位置決め手段により位置決めした状
態で、昇降手段により昇降レール部分を下降させること
で、荷支持台を固定受け台に載置し得、その際に位置決
め用ピン穴に位置決め用ピンが嵌合して、荷支持台の載
置を正確な位置にし得る。
せるとともに、台車位置決め手段により位置決めした状
態で、昇降手段により昇降レール部分を下降させること
で、荷支持台を固定受け台に載置し得、その際に位置決
め用ピン穴に位置決め用ピンが嵌合して、荷支持台の載
置を正確な位置にし得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来形式による
と、固定受け台に荷支持台を載置する複数箇所のそれぞ
れに台車位置決め手段が必要であることから、全体の構
造ならびに制御が複雑になる。また自走搬送台車の停止
位置が僅かでもずれていたとき、あるいはピン立設位置
やピン穴形成位置の精度が悪かったとき、位置決め用ピ
ン穴に位置決め用ピンが正しく対向しないことになり、
したがって下降により荷支持台を固定受け台に載置する
際に、位置決め用ピン穴と位置決め用ピンとの嵌合がス
ムースに行えない。そして自走搬送台車は、その昇降ガ
イドピンを昇降ガイド穴に嵌合して常に荷支持台と対に
なっていることから、たとえばループ状の走行経路(作
業ライン)に多数台が必要になって経済性が悪いものに
なる。
と、固定受け台に荷支持台を載置する複数箇所のそれぞ
れに台車位置決め手段が必要であることから、全体の構
造ならびに制御が複雑になる。また自走搬送台車の停止
位置が僅かでもずれていたとき、あるいはピン立設位置
やピン穴形成位置の精度が悪かったとき、位置決め用ピ
ン穴に位置決め用ピンが正しく対向しないことになり、
したがって下降により荷支持台を固定受け台に載置する
際に、位置決め用ピン穴と位置決め用ピンとの嵌合がス
ムースに行えない。そして自走搬送台車は、その昇降ガ
イドピンを昇降ガイド穴に嵌合して常に荷支持台と対に
なっていることから、たとえばループ状の走行経路(作
業ライン)に多数台が必要になって経済性が悪いものに
なる。
【0007】本発明の目的とするところは、停止位置で
の台車位置決め手段を不要にし得るものでありながら、
ピン嵌合により位置決めはスムースに確実に行え、しか
もパレット数に対する台車の使用台数を減少し得る台車
使用の搬送設備を提供する点にある。
の台車位置決め手段を不要にし得るものでありながら、
ピン嵌合により位置決めはスムースに確実に行え、しか
もパレット数に対する台車の使用台数を減少し得る台車
使用の搬送設備を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために本発明の台車使用の搬送設備は、走行レールに支
持案内されて一定経路上を走行自在な台車を設け、この
台車にパレット載置用のパレット受け台を、少なくとも
走行方向で移動自在にかつ昇降自在に設けるとともに、
上昇したパレット受け台の移動を阻止する位置決め装置
を設け、前記パレット受け台とパレットとの間に、上下
方向の第1嵌合部を設け、前記一定経路の側部で所定箇
所に、前記パレットを支持自在な地上側固定台を配設す
るとともに、この地上側固定台とパレットとの間に上下
方向の第2嵌合部を設けている。
ために本発明の台車使用の搬送設備は、走行レールに支
持案内されて一定経路上を走行自在な台車を設け、この
台車にパレット載置用のパレット受け台を、少なくとも
走行方向で移動自在にかつ昇降自在に設けるとともに、
上昇したパレット受け台の移動を阻止する位置決め装置
を設け、前記パレット受け台とパレットとの間に、上下
方向の第1嵌合部を設け、前記一定経路の側部で所定箇
所に、前記パレットを支持自在な地上側固定台を配設す
るとともに、この地上側固定台とパレットとの間に上下
方向の第2嵌合部を設けている。
【0009】
【作用】かかる本発明の構成によると、走行レール上の
台車は一定経路上を走行される。この走行時において、
被加工物などを支持したパレットはパレット受け台に載
置されるとともに、第1嵌合部の嵌合により載置姿勢は
位置ずれすることなく維持される。さらにパレット受け
台が台車の本体に対して上昇され、位置決め装置が位置
決め作用していることで、パレット受け台は、台車本体
に対して走行方向に位置ずれしない。
台車は一定経路上を走行される。この走行時において、
被加工物などを支持したパレットはパレット受け台に載
置されるとともに、第1嵌合部の嵌合により載置姿勢は
位置ずれすることなく維持される。さらにパレット受け
台が台車の本体に対して上昇され、位置決め装置が位置
決め作用していることで、パレット受け台は、台車本体
に対して走行方向に位置ずれしない。
【0010】そして台車は所定箇所に入り、目的とする
地上側固定台に対向して停止される。次いでパレット受
け台を下降させると、その下降に伴って位置決め装置に
よる位置決めが開放されて、パレット受け台は走行方向
へ移動自在になる。したがって第2嵌合部の嵌合は、パ
レットに対してパレット受け台を走行方向へ移動させな
がらスムースに円滑に行える。このような嵌合を行いな
がら、パレットは地上側固定台上に載置される。そして
第1嵌合部の嵌合が外れた状態で、台車は、パレットな
どを残したまま一定経路を走行される。
地上側固定台に対向して停止される。次いでパレット受
け台を下降させると、その下降に伴って位置決め装置に
よる位置決めが開放されて、パレット受け台は走行方向
へ移動自在になる。したがって第2嵌合部の嵌合は、パ
レットに対してパレット受け台を走行方向へ移動させな
がらスムースに円滑に行える。このような嵌合を行いな
がら、パレットは地上側固定台上に載置される。そして
第1嵌合部の嵌合が外れた状態で、台車は、パレットな
どを残したまま一定経路を走行される。
【0011】なお地上側固定台にパレットを介して支持
された被加工物に対して、各種作業が遂行される。所期
の作業を終えた被加工物は、前述とは逆作用によりパレ
ットとともに台車に受け取られ、次の箇所に順送りされ
たり、卸し場所へと搬送されて一定経路外へ取り出され
る。
された被加工物に対して、各種作業が遂行される。所期
の作業を終えた被加工物は、前述とは逆作用によりパレ
ットとともに台車に受け取られ、次の箇所に順送りされ
たり、卸し場所へと搬送されて一定経路外へ取り出され
る。
【0012】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。1は左右一対の走行レールで、それぞれ保持部材
2などを介して床3からのベース枠4上に固定してあ
る。両走行レール1の上方で上部から両側部に亘って断
面が門形状のカバー5が配設され、このカバー5は両走
行レール1間に位置するサポートブラケット6を介して
前記ベース枠4側に固定されている。そして前記サポー
トブラケット6の側面には給電装置7が横向きに配設さ
れている。
する。1は左右一対の走行レールで、それぞれ保持部材
2などを介して床3からのベース枠4上に固定してあ
る。両走行レール1の上方で上部から両側部に亘って断
面が門形状のカバー5が配設され、このカバー5は両走
行レール1間に位置するサポートブラケット6を介して
前記ベース枠4側に固定されている。そして前記サポー
トブラケット6の側面には給電装置7が横向きに配設さ
れている。
【0013】10は台車の一例である自走車で、その本体
11の下部四箇所からL字状の脚部材12が対称状に連設し
てあり、これら脚部材12に取り付けた車輪13が前記走行
レール1の上面に支持される。さらに脚部材12には、前
記走行レール1の下面に対向する複数の浮き上がり防止
ローラ14が取り付けられるとともに、少なくとも一方の
脚部材12には、前記走行レール1の両側面に当接自在な
複数のガイドローラ15が取り付けられている。
11の下部四箇所からL字状の脚部材12が対称状に連設し
てあり、これら脚部材12に取り付けた車輪13が前記走行
レール1の上面に支持される。さらに脚部材12には、前
記走行レール1の下面に対向する複数の浮き上がり防止
ローラ14が取り付けられるとともに、少なくとも一方の
脚部材12には、前記走行レール1の両側面に当接自在な
複数のガイドローラ15が取り付けられている。
【0014】そして一方の脚部材12には走行駆動装置16
が設けられ、その下向きの出力軸17には駆動輪体18が取
り付けられる。この駆動輪体18は、走行レール1の内側
面に当接するローラ形式や、走行レール1の内側面に設
けたラックに噛合するピニオン形式などで構成される。
さらに走行駆動装置16側には前記給電装置7に摺接自在
な集電装置19が設けられ、以て自走車10は、走行レール
1に支持案内されて一定経路9上で走行自在となる。
が設けられ、その下向きの出力軸17には駆動輪体18が取
り付けられる。この駆動輪体18は、走行レール1の内側
面に当接するローラ形式や、走行レール1の内側面に設
けたラックに噛合するピニオン形式などで構成される。
さらに走行駆動装置16側には前記給電装置7に摺接自在
な集電装置19が設けられ、以て自走車10は、走行レール
1に支持案内されて一定経路9上で走行自在となる。
【0015】前記自走車10の本体11上には、パレット載
置用のパレット受け台20が、走行方向Aならびに横方向
Bに移動自在にかつ昇降自在に設けられる。すなわちパ
レット受け台20は方形板状であって、その四隅の下面に
は、スライドベアリングやLMガイドなどのスライド部
21を介してスライドプレート22が、走行方向Aならびに
横方向Bに相対的に移動自在に設けられている。各スラ
イドプレート22からロッド23が垂設され、これらロッド
23が昇降自在に嵌合する筒体24が前記本体11上の四隅か
らそれぞれ立設され、さらにスライドプレート22を上昇
付勢するばね25が、これらスライドプレート22と本体11
との間に設けられる。
置用のパレット受け台20が、走行方向Aならびに横方向
Bに移動自在にかつ昇降自在に設けられる。すなわちパ
レット受け台20は方形板状であって、その四隅の下面に
は、スライドベアリングやLMガイドなどのスライド部
21を介してスライドプレート22が、走行方向Aならびに
横方向Bに相対的に移動自在に設けられている。各スラ
イドプレート22からロッド23が垂設され、これらロッド
23が昇降自在に嵌合する筒体24が前記本体11上の四隅か
らそれぞれ立設され、さらにスライドプレート22を上昇
付勢するばね25が、これらスライドプレート22と本体11
との間に設けられる。
【0016】前記パレット受け台20を昇降させる昇降動
装置26は、本体11の上面中央部に配置されかつ昇降用モ
ータ27に連動した減速機28と、この減速機28から横方向
に突出する左右一対の出力軸29に固定したピニオン30
と、本体11からの支持部材31により前後動自在に支持さ
れかつ前記ピニオン30が噛合するラック部32を形成した
左右一対のロッド体33と、これらロッド体33の両端に固
定したカム体34と、このカム体34の上面に形成したカム
面(傾斜面)に上方から当接べく前記スライドプレート
22からのブラケット35に取り付けたカムローラ36とによ
り構成される。
装置26は、本体11の上面中央部に配置されかつ昇降用モ
ータ27に連動した減速機28と、この減速機28から横方向
に突出する左右一対の出力軸29に固定したピニオン30
と、本体11からの支持部材31により前後動自在に支持さ
れかつ前記ピニオン30が噛合するラック部32を形成した
左右一対のロッド体33と、これらロッド体33の両端に固
定したカム体34と、このカム体34の上面に形成したカム
面(傾斜面)に上方から当接べく前記スライドプレート
22からのブラケット35に取り付けたカムローラ36とによ
り構成される。
【0017】前記パレット受け台20と本体11との間に
は、上昇したパレット受け台20の走行方向Aの移動を阻
止する前後位置決め装置40と、横方向Bの移動を阻止す
る左右位置決め装置41とが設けられる。これら位置決め
装置40,41は同様な構成であって、それぞれ対角位置と
なるように左右に振り分けて、かつその方向性を90度変
位して配設してある。
は、上昇したパレット受け台20の走行方向Aの移動を阻
止する前後位置決め装置40と、横方向Bの移動を阻止す
る左右位置決め装置41とが設けられる。これら位置決め
装置40,41は同様な構成であって、それぞれ対角位置と
なるように左右に振り分けて、かつその方向性を90度変
位して配設してある。
【0018】すなわち各位置決め装置40,41は、本体11
から立設したガイド体42を有し、このガイド体42は一対
の部材により、上部に幅狭の直状ガイド部43を上下方向
に形成するとともに、中間部から下部に亘っては、下部
ほど広い傾斜状ガイド部44を形成している。そして直状
ガイド部43に対して密状の嵌合となる位置決めローラ45
が、前記パレット受け台20から垂設したローラ支持体46
に遊転自在に支持されている。
から立設したガイド体42を有し、このガイド体42は一対
の部材により、上部に幅狭の直状ガイド部43を上下方向
に形成するとともに、中間部から下部に亘っては、下部
ほど広い傾斜状ガイド部44を形成している。そして直状
ガイド部43に対して密状の嵌合となる位置決めローラ45
が、前記パレット受け台20から垂設したローラ支持体46
に遊転自在に支持されている。
【0019】前記パレット受け台20とパレット48との間
に、上下方向の第1嵌合部50を設けている。この第1嵌
合部50は、パレット受け台20の前後二箇所でかつ横方向
の中央部から立設した第1ピン51と、これら第1ピン51
が嵌合すべくパレット48に形成した上下方向の第1孔52
とにより構成される。なおピンと孔は逆であつてもよ
く、またテーパ嵌合であってもよい。49は被加工物を示
す。
に、上下方向の第1嵌合部50を設けている。この第1嵌
合部50は、パレット受け台20の前後二箇所でかつ横方向
の中央部から立設した第1ピン51と、これら第1ピン51
が嵌合すべくパレット48に形成した上下方向の第1孔52
とにより構成される。なおピンと孔は逆であつてもよ
く、またテーパ嵌合であってもよい。49は被加工物を示
す。
【0020】前記一定経路9は長円のループ状に形成さ
れ、たとえば一方の直線部(所定箇所)を作業経路部9a
に形成している。そして作業経路部9aに、前記パレット
48を支持自在な地上側固定台55を所定ピッチ置きで複数
箇所に設けている。これら地上側固定台55は作業経路部
9aの両側方に振り分けて配設され、その上部には、上面
を載置面56とした受け部材57が設けられる。ここで載置
面56は、下降限の第1ピン51よりも上位となるように設
定してある。
れ、たとえば一方の直線部(所定箇所)を作業経路部9a
に形成している。そして作業経路部9aに、前記パレット
48を支持自在な地上側固定台55を所定ピッチ置きで複数
箇所に設けている。これら地上側固定台55は作業経路部
9aの両側方に振り分けて配設され、その上部には、上面
を載置面56とした受け部材57が設けられる。ここで載置
面56は、下降限の第1ピン51よりも上位となるように設
定してある。
【0021】前記地上側固定台55とパレット48との間に
上下方向の第2嵌合部60を設けている。この第2嵌合部
60は、左右の地上側固定台55から立設したそれぞれ前後
二箇所の第2ピン61と、これら第2ピン61が嵌合すべく
パレット48の四隅部に形成した上下方向の第2孔62とに
より構成される。なおピンと孔は逆であつてもよく、ま
たテーパ嵌合であってもよい。
上下方向の第2嵌合部60を設けている。この第2嵌合部
60は、左右の地上側固定台55から立設したそれぞれ前後
二箇所の第2ピン61と、これら第2ピン61が嵌合すべく
パレット48の四隅部に形成した上下方向の第2孔62とに
より構成される。なおピンと孔は逆であつてもよく、ま
たテーパ嵌合であってもよい。
【0022】次に上記実施例において搬送、ならびに加
工作業を説明する。各車輪13を介して走行レール1上に
載置した自走車10は、走行指示により走行駆動装置16を
作動させ、駆動輪体18を強制回転させることで一定経路
9上を所定の速度により走行される。その際に自走車10
は、走行レール1に浮き上がり防止ローラ14が案内され
ることで浮き上がりが防止され、またガイドローラ15が
案内されることで横ずれが防止される。
工作業を説明する。各車輪13を介して走行レール1上に
載置した自走車10は、走行指示により走行駆動装置16を
作動させ、駆動輪体18を強制回転させることで一定経路
9上を所定の速度により走行される。その際に自走車10
は、走行レール1に浮き上がり防止ローラ14が案内され
ることで浮き上がりが防止され、またガイドローラ15が
案内されることで横ずれが防止される。
【0023】このような走行状態において、被加工物49
を支持したパレット48は、パレット受け台20に載置され
るとともに、第1ピン51と第1孔52からなる第1嵌合部
50が嵌合状態であることから、その載置姿勢は位置ずれ
することなく維持される。そして昇降動装置26が作動さ
れ、そのピニオン30の回転によりラック部32を介してロ
ッド体33を一方へと移動させることにより、カム体34と
カムローラ36を介してスライドプレート22を押し上げ、
以て図2の仮想線イで示すように本体11に対してパレッ
ト受け台20を上昇させ得る。
を支持したパレット48は、パレット受け台20に載置され
るとともに、第1ピン51と第1孔52からなる第1嵌合部
50が嵌合状態であることから、その載置姿勢は位置ずれ
することなく維持される。そして昇降動装置26が作動さ
れ、そのピニオン30の回転によりラック部32を介してロ
ッド体33を一方へと移動させることにより、カム体34と
カムローラ36を介してスライドプレート22を押し上げ、
以て図2の仮想線イで示すように本体11に対してパレッ
ト受け台20を上昇させ得る。
【0024】さらにパレット受け台20とともに両位置決
め装置40,41の位置決めローラ45がローラ支持体46を介
して上昇し、これら位置決めローラ45は傾斜状ガイド部
44から直状ガイド部43に入り、以て図1の仮想線ロで示
すように、この直状ガイド部43に密状に嵌合している。
したがって自走車10は、パレット受け台20が本体11に対
して走行方向Aならびに横方向Bに位置ずれすることな
く走行し得る。
め装置40,41の位置決めローラ45がローラ支持体46を介
して上昇し、これら位置決めローラ45は傾斜状ガイド部
44から直状ガイド部43に入り、以て図1の仮想線ロで示
すように、この直状ガイド部43に密状に嵌合している。
したがって自走車10は、パレット受け台20が本体11に対
して走行方向Aならびに横方向Bに位置ずれすることな
く走行し得る。
【0025】そして自走車10は作業経路部9aに入り、目
的とする地上側固定台55に対向して停止される。次いで
昇降動装置26を逆作動させ、本体11に対してパレット受
け台20を下降させる。すると、その下降に伴って両位置
決め装置40,41の位置決めローラ45が、図1で示すよう
に直状ガイド部43から傾斜状ガイド部44へと入って行
き、これによりパレット受け台20は、本体11に対する走
行方向Aならびに横方向Bの拘束が開放されて、両方向
A,Bへ移動自在になる。
的とする地上側固定台55に対向して停止される。次いで
昇降動装置26を逆作動させ、本体11に対してパレット受
け台20を下降させる。すると、その下降に伴って両位置
決め装置40,41の位置決めローラ45が、図1で示すよう
に直状ガイド部43から傾斜状ガイド部44へと入って行
き、これによりパレット受け台20は、本体11に対する走
行方向Aならびに横方向Bの拘束が開放されて、両方向
A,Bへ移動自在になる。
【0026】したがって第2嵌合部60の嵌合、すなわち
第2ピン61と第2孔62の嵌合は、スライド部21のスライ
ド許容により、パレット48に対してパレット受け台20を
両方向A,Bへ移動させながらスムースに円滑に行え
る。このような嵌合を行いながら、パレット48は図1、
図2で示すように受け部材57の載置面56に載置され、そ
の載置の際に生じる衝撃はばね25により緩衝し得る。そ
して第1嵌合部50において第1孔52から第1ピン51を下
方に抜出した状態で、自走車10は、パレット48などを残
したまま一定経路9を走行される。
第2ピン61と第2孔62の嵌合は、スライド部21のスライ
ド許容により、パレット48に対してパレット受け台20を
両方向A,Bへ移動させながらスムースに円滑に行え
る。このような嵌合を行いながら、パレット48は図1、
図2で示すように受け部材57の載置面56に載置され、そ
の載置の際に生じる衝撃はばね25により緩衝し得る。そ
して第1嵌合部50において第1孔52から第1ピン51を下
方に抜出した状態で、自走車10は、パレット48などを残
したまま一定経路9を走行される。
【0027】なお地上側固定台55にパレット48を介して
支持された被加工物49に対して、たとえば溶接などの各
種作業が遂行される。このようにして所期の作業を終え
た被加工物49は、自走車10によりパレット48とともに次
の地上側固定台55に順送りされたり、卸し場所へと搬送
されて一定経路9外へ取り出される。その際に、前述と
は逆作用により地上側固定台55のパレット48が自走車10
に受け取られる。
支持された被加工物49に対して、たとえば溶接などの各
種作業が遂行される。このようにして所期の作業を終え
た被加工物49は、自走車10によりパレット48とともに次
の地上側固定台55に順送りされたり、卸し場所へと搬送
されて一定経路9外へ取り出される。その際に、前述と
は逆作用により地上側固定台55のパレット48が自走車10
に受け取られる。
【0028】上記実施例では一定経路9としてループ状
の一方向経路を示したが、この一定経路9は直線状の往
復経路であってもよい。また上記実施例では走行方向A
を拘束する前後位置決め装置40と、横方向Bを拘束する
左右位置決め装置41とを設けているが、これは前後位置
決め装置40のみで左右位置決め装置41を省略してもよ
い。
の一方向経路を示したが、この一定経路9は直線状の往
復経路であってもよい。また上記実施例では走行方向A
を拘束する前後位置決め装置40と、横方向Bを拘束する
左右位置決め装置41とを設けているが、これは前後位置
決め装置40のみで左右位置決め装置41を省略してもよ
い。
【0029】
【発明の効果】上記した本発明の構成によると、各地上
側固定台の位置には、停止させた台車を位置決めする手
段が不要となって、全体の構造ならびに制御を簡素化で
きる。また台車の停止位置がずれていたとき、あるいは
両嵌合部の形成精度が悪かったとき、台車本体に対して
パレット受け台を移動し得ることで、その誤差を吸収す
ることができ、第2嵌合部の嵌合による位置決めは、常
にスムースに確実に行うことができる。
側固定台の位置には、停止させた台車を位置決めする手
段が不要となって、全体の構造ならびに制御を簡素化で
きる。また台車の停止位置がずれていたとき、あるいは
両嵌合部の形成精度が悪かったとき、台車本体に対して
パレット受け台を移動し得ることで、その誤差を吸収す
ることができ、第2嵌合部の嵌合による位置決めは、常
にスムースに確実に行うことができる。
【0030】そして台車はパレットと切り離し自在であ
ることから、たとえばループ状の一定経路(作業ライ
ン)に多数の地上側固定台を配置した形式であったとし
ても、パレット数に対する台車の使用台数は少数台でよ
く、設備全体を経済性の良いものにできる。
ることから、たとえばループ状の一定経路(作業ライ
ン)に多数の地上側固定台を配置した形式であったとし
ても、パレット数に対する台車の使用台数は少数台でよ
く、設備全体を経済性の良いものにできる。
【図1】本発明の一実施例を示し、台車使用の搬送設備
における要部の側面図である。
における要部の側面図である。
【図2】同台車使用の搬送設備における正面図である。
【図3】同台車使用の搬送設備における要部の平面図で
ある。
ある。
【図4】同台車使用の搬送設備における全体の概略平面
図である。
図である。
1 走行レール 5 カバー 7 給電装置 9 一定経路 9a 作業経路部 10 自走車(台車) 11 本体 13 車輪 16 走行駆動装置 19 集電装置 20 パレット受け台 21 スライド部 22 スライドプレート 23 ロッド 24 筒体 25 ばね 26 昇降動装置 33 ロッド体 34 カム体 36 カムローラ 40 前後位置決め装置 41 左右位置決め装置 43 直状ガイド部 44 傾斜状ガイド部 45 位置決めローラ 48 パレット 49 被加工物 50 第1嵌合部 51 第1ピン 52 第1孔 55 地上側固定台 56 載置面 60 第2嵌合部 61 第2ピン 62 第2孔 A 走行方向 B 横方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 47/88 B65G 47/88 D
Claims (1)
- 【請求項1】 走行レールに支持案内されて一定経路上
を走行自在な台車を設け、この台車にパレット載置用の
パレット受け台を、少なくとも走行方向で移動自在にか
つ昇降自在に設けるとともに、上昇したパレット受け台
の移動を阻止する位置決め装置を設け、前記パレット受
け台とパレットとの間に、上下方向の第1嵌合部を設
け、前記一定経路の側部で所定箇所に、前記パレットを
支持自在な地上側固定台を配設するとともに、この地上
側固定台とパレットとの間に上下方向の第2嵌合部を設
けたことを特徴とする台車使用の搬送設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23872792A JP2674436B2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 台車使用の搬送設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23872792A JP2674436B2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 台車使用の搬送設備 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26605595A Division JPH08133462A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 台車使用の搬送設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0687529A JPH0687529A (ja) | 1994-03-29 |
JP2674436B2 true JP2674436B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=17034364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23872792A Expired - Fee Related JP2674436B2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 台車使用の搬送設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2674436B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4659006B2 (ja) * | 2007-08-30 | 2011-03-30 | 本田技研工業株式会社 | パレット搬送システム |
JP6222865B1 (ja) * | 2016-06-03 | 2017-11-01 | 株式会社 メンテック | 搬送台車 |
CN108673077B (zh) * | 2018-04-19 | 2023-06-20 | 国网湖南省电力有限公司 | 电表模块安装装置及其安装方法 |
-
1992
- 1992-09-08 JP JP23872792A patent/JP2674436B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0687529A (ja) | 1994-03-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |