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JP2671356B2 - 成形装置 - Google Patents

成形装置

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Publication number
JP2671356B2
JP2671356B2 JP5589588A JP5589588A JP2671356B2 JP 2671356 B2 JP2671356 B2 JP 2671356B2 JP 5589588 A JP5589588 A JP 5589588A JP 5589588 A JP5589588 A JP 5589588A JP 2671356 B2 JP2671356 B2 JP 2671356B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
block
mold body
resin product
molding
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP5589588A
Other languages
English (en)
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JPH01228808A (ja
Inventor
禎宣 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP5589588A priority Critical patent/JP2671356B2/ja
Publication of JPH01228808A publication Critical patent/JPH01228808A/ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は、樹脂成形金型などにアンダーカット処理機
構を設けた成形装置に関する。
b. 従来の技術 射出成形法により成形される樹脂製品には、その機能
上の必要性から、いわゆるアンダーカット部と称する金
型の開き方向では離型できない形状を有するものがあ
る。このようなアンダーカット部は成形品を金型から取
出すのに支障となる部分であるから、この種の樹脂製品
を成形する場合は、それぞれのアンダーカット部の形状
に応じたアンダーカット処理機構をもつ成形金型が必要
となる。
従来のアンダーカット処理機構を有する成形装置とし
ては、例えば第3図に示すものがある。すなわち、この
成形装置のアンダーカット処理機構は、金型51と別体に
設けられかつ金型51と相俟って樹脂製品52のアンダーカ
ット部53を形成する入子ブロック54と、この入子ブロッ
ク54を傾斜スライドロッド55を介して斜め方向へ往復動
させる駆動装置56とから構成され、駆動装置56は上下方
向に移動するエジェクタプレート57,該エジェクタプレ
ート57に固設されたスライドレール58および該スライド
レール58内に摺動自在に設けられかつ傾斜スライドロッ
ド55の下端部が取付けられたスライドブロック59を備え
ている。
しかして、上記成形装置によって射出成形された樹脂
製品52を離型するには、まず駆動装置56および傾斜スラ
イドロッド55によって入子ブロック54を矢印方向へ押圧
する。すると、入子ブロック54は樹脂製品52を押上げる
とともに、アンダーカット部53から離間する方向(図中
右方向)に移動し、これに伴ってアンダーカット部53が
金型51および入子ブロック54から離脱する。そののち、
ボール盤などの工作機械にてアンダーカット部53に製品
取付用の取付孔61を穿設する。
c. 発明が解決しようとする課題 しかしながら、上述した従来の成形装置にあっては、
傾斜スライドロッド55および駆動装置56によって入子ブ
ロック54を駆動しているので、アンダーカット処理機構
の構造が複雑でかつ部品点数が多くなり、成形装置の製
作が困難であった。また、入子ブロック54および傾斜ス
ライドロッド55は駆動装置56の垂直方向の押圧力に対し
て傾斜して摺動するため、傾斜スライドロッド55とスラ
イドブロック59との連結部を高強度材を用いて製作しな
ければならないとともに、駆動装置56の摺動部に定期的
な注油作業が必要となり、装置の保守管理が煩雑であっ
た。それに加えて、金型51内には傾斜スライドロッド55
を案内するガイド孔60を穿設しなければならないが、こ
のガイド孔60は傾斜しているため、大型工作機械を用い
て高精度に角度加工することが要求され、成形装置の製
作費が嵩むという欠点があった。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、上述の如き欠点を解消し得る成形装置
を提供することにある。
d. 課題を解決するための手段 上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明
においては、アンダーカット部を有する樹脂製品を成形
する成形装置において、前記アンダーカット部の成形部
を金型本体と入子ブロックとにより形成し、前記金型本
体および入子ブロックに型開き方向へ向かうに従って前
記アンダーカット部から離れるように形成した傾斜面を
それぞれ設け、前記入子ブロック内に附勢手段および案
内用長孔を配設し、前記附勢手段にて前記入子ブロック
を前記金型本体の傾斜面側に常時附勢する一方、前記金
型本体内に、先端に係合ピンを設けたエジェクタロッド
を型開き方向に沿って挿通配置するとともに、このエジ
ェクタロッドの先端を前記入子ブロックに接続し、前記
金型本体から樹脂製品を離型するとき、前記エジェクタ
ロッドを移動させることによって前記樹脂製品を前記入
子ブロックを介して前記金型本体から型開き方向へ押上
げるとともに、前記入子ブロックを前記附勢手段の附勢
力および前記係合ピンと長孔との係合作用により前記金
型本体の傾斜面に沿って摺動させて、前記入子ブロック
が前記アンダーカット部から離脱するように構成してい
る。
以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図および第2図は本発明の一実施例を示すもの
で、図において1は自動車用バンパ等の樹脂製品2を射
出成形する成形装置であり、成形装置1は金型本体3
と、この金型本体3の上部に対向して配置される金型4
と、金型本体3側に設けられたアンダーカット処理機構
5とを備えている。樹脂製品2は、金型本体3と金型4
とを閉じ合わせて閉成した成形空隙6に合成樹脂等の成
形材料を注入して成形され、樹脂製品2は取付部となる
アンダーカット部7を有し、アンダーカット部7には取
付孔8が形成されている。
上記アンダーカット処理機構5は、金型本体3の凹部
9内に上下動可能に嵌入して配設された入子ブロック10
と、金型本体3のガイド孔11内に挿通配置された摺動可
能なエジェクタロッド12と、このエジェクタロッド12を
型開き方向(図中矢印A方向)へ摺動させるエジェクタ
プレート13とをそれぞれ具備している。入子ブロック10
の左側面14には段部15が設けられ、これら左側面14およ
び段部15と金型本体3とによってアンダーカット部7の
成形部が形成される。そして、入子ブロック10の左側面
14には樹脂製品2の成形後に取付孔8となる形成ピン16
が突設され、形成ピン16の先端面は樹脂製品2の成形時
には金型本体3に密接している。なお、入子ブロック10
は、金型本体3の凹部9内に収納された状態で、その上
面が金型本体3の成形面3aと面一になるように形成さ
れ、成形面3aの一部を構成している。
また、上記入子ブロック10の右側面には型開き方向に
対して上方へ行くに従って外方へ傾斜するように形成さ
れた傾斜面17が設けられ、この傾斜面17に対応して金型
本体3の凹部9にも同方向へ傾斜した傾斜面18が設けら
れている。入子ブロック10の内部には、型開き方向に対
して直交する方向に形成された収納孔19が設けられ、収
納孔19内には入子ブロック10を金型本体3の傾斜面18側
(図中矢印B方向)に常時附勢する附勢ばね20が収納さ
れている。このため、附勢ばね20はエジェクタロッド12
の上端部21と蓋体22との間に配設されている。また、入
子ブロック10にはエジェクタロッド12の上端部21に取付
けられた係合ピン23にて案内される案内用長孔24がエジ
ェクタロッド12と直交する方向に沿って穿設されてい
る。この長孔24の長さは、樹脂製品2の離型時に、形成
ピン16がアンダーカット部7の取付孔8から離脱し得る
ストロークlの大きさに形成されている。
一方、上記金型本体3のガイド孔11は型開き方向であ
る垂直方向に沿って穿設されており、ガイド孔11にはエ
ジェクタロッド12を摺動自在に支持するブシュ25が嵌着
されている。しかして、エジェクタロッド12の上端部21
は入子ブロック10に接続され、下端部26はエジェクタプ
レート13に固設されている。なお、エジェクタプレート
13は図外の駆動装置によって上下方向に駆動されるよう
になっている。
上記構成の成形装置1において、射出成形後の樹脂製
品2を離型するには、まず金型4を樹脂製品2が付着し
た金型本体3から引離して型開きを行う。次いで、エジ
ェクタプレート13を型開き方向(図中矢印A方向)に上
昇させると、これに伴い入子ブロック10がエジェクタロ
ッド12を介して同方向へ移動する。入子ブロック10の上
方への移動に伴って、樹脂製品2が金型本体3の成形面
3aより押上げられると同時に、入子ブロック10自体も附
勢ばね20の附勢力にて金型本体3の傾斜面18に沿って摺
動する。しかして、入子ブロック10は係合ピン23を介し
て長孔24に沿ってストロークlの距離だけ矢印B方向へ
移動し、形成ピン16がアンダーカット部7の取付孔8か
ら抜け出て入子ブロック10がアンダーカット部7から離
脱し、樹脂製品2の離型が完了する(第2図参照)。
このように構成した成形装置1によれば、入子ブロッ
ク10の内部に附勢ばね20および長孔24を設けかつエジェ
クタロッド12の先端部21に係合ピン23を取付けているた
め、エジェクタロッド12を矢印A方向へ移動させるのみ
で、入子ブロック10は金型本体3より同方向へ押上げら
れるとともに、金型本体3の傾斜面18に沿って矢印B方
向へ移動することが可能となる。また、入子ブロック10
の左側面14には形成ピン16が突設されているため、樹脂
製品2の成形時に、アンダーカット部7に取付孔8が形
成され、従来の如く射出成形後にアンダーカット部7に
取付孔8を穿孔する必要がなくなり、加工工数を低減で
きる。
以上、本発明の一実施例につき述べたが、本発明は既
述の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的
思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、既述の実施例における型開き方向は上方であ
るが、左右方向であってもよい。また、金型本体3の凹
部9および入子ブロック10の形状は本実施例に示すもの
に限られず、射出成形する樹脂製品2の形状に対応させ
て適宜選択することができることは言う迄もない。
e. 発明の効果 上述の如く、本発明に係る成形装置は、金型本体から
樹脂製品を離型するとき、エジェクタロッドを移動させ
ることによって樹脂製品を入子ブロックを介して金型本
体から型開き方向へ押上げるとともに、入子ブロックを
附勢手段の附勢力および係合ピンと長孔との係合作用に
より金型本体の傾斜面に沿って摺動させつつアンダーカ
ット部から離れる方向へ移動させて、入子ブロックがア
ンダーカット部から離脱するように構成したので、金型
本体およびアンダーカット処理機構の構造が簡単とな
り、成形装置を容易に製作することができるとともに、
装置製作コストの低減化が図れる。また、本発明の成形
装置は、従来装置に比して部品点数および摺動部分が少
ないので、装置の保守点検が容易となり、メンテナンス
性に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明に係る成形装置の一実施例
を示すものであって、第1図は樹脂製品の射出成形時の
断面図、第2図は樹脂製品の離型時の断面図、第3図は
従来の成形装置を示す断面図である。 1……成形装置、2……樹脂製品、 3……金型本体、 5……アンダーカット処理機構、 7……アンダーカット部、9……凹部、 10……入子ブロック、11……ガイド孔、 12……エジェクタロッド、 13……エジェクタプレート、 14……入子ブロックの左側面、 15……段部、17,18……傾斜面、 19……収納孔、20……附勢ばね、 21……エジェクタロッドの先端部、 23……係合ピン、24……案内用長孔、 26……エジェクタロッドの下端部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンダーカット部を有する樹脂製品を成形
    する成形装置において、前記アンダーカット部の成形部
    を金型本体と入子ブロックとにより形成し、前記金型本
    体および入子ブロックに型開き方向へ向かうに従って前
    記アンダーカット部から離れるように形成した傾斜面を
    それぞれ設け、前記入子ブロック内に附勢手段および案
    内用長孔を配設し、前記附勢手段にて前記入子ブロック
    を前記金型本体の傾斜面側に常時附勢する一方、前記金
    型本体内に、先端に係合ピンを設けたエジェクタロッド
    を型開き方向に沿って挿通配置するとともに、このエジ
    ェクタロッドの先端を前記入子ブロックに接続し、前記
    金型本体から樹脂製品を離型するとき、前記エジェクタ
    ロッドを移動させることによって前記樹脂製品を前記入
    子ブロックを介して前記金型本体から型開き方向へ押上
    げるとともに、前記入子ブロックを前記附勢手段の附勢
    力および前記係合ピンと長孔との係合作用により前記金
    型本体の傾斜面に沿って摺動させて、前記入子ブロック
    が前記アンダーカット部から離脱するように構成したこ
    とを特徴とする成形装置。
JP5589588A 1988-03-09 1988-03-09 成形装置 Expired - Lifetime JP2671356B2 (ja)

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