JP2669342B2 - 流体制御弁および衛生洗浄便座の水流制御装置 - Google Patents
流体制御弁および衛生洗浄便座の水流制御装置Info
- Publication number
- JP2669342B2 JP2669342B2 JP6050279A JP5027994A JP2669342B2 JP 2669342 B2 JP2669342 B2 JP 2669342B2 JP 6050279 A JP6050279 A JP 6050279A JP 5027994 A JP5027994 A JP 5027994A JP 2669342 B2 JP2669342 B2 JP 2669342B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve body
- housing
- fluid control
- control valve
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
- Taps Or Cocks (AREA)
- Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
- Multiple-Way Valves (AREA)
Description
制御が可能な流体制御弁および用便後の人体局部の洗浄
を行う衛生洗浄便座に好適な水流制御装置に関するもの
である。
や、小用時、生理時の女性局部の洗浄を目的とする装置
であるが、肛門洗浄は強い洗浄力が要求され、ビデ洗浄
は、ソフト感等が要求される。これに対応するため専用
の2本のノズルを有する衛生洗浄便座がある。この2系
統のノズルの選択切替を行うために、次のような流体制
御弁が提案されている。
した衛生洗浄便座(例えば特開昭60−51237号公
報)を図8に示す。同図において、1は洗浄水の給水路
2中に設けた給水ポンプ、3は女性の局部を洗浄するビ
デ洗浄ノズル、また4は肛門部の洗浄を行う肛門洗浄ノ
ズルであり、5はビデ洗浄ノズルと肛門洗浄ノズルを選
択する流体制御弁で、6はその切換つまみである。7は
温水タンク、8は洗浄つまみ9と連動する電磁弁であ
る。
プ1が作動し、ポンプ1の水圧により流体制御弁5へ洗
浄水が送られ、流体制御弁5を切換えることによりビデ
洗浄ノズル3および肛門洗浄ノズル4から選択的に洗浄
水を噴出させてビデ洗浄および肛門洗浄を行う。
ズル3へ通ずる流出口11と肛門洗浄ノズル4へ通ずる
流出口12を有するハウジング13と、そのハウジング
13の中で回転自在の弁体14とを有し、その弁体14
には、ハウジング13と弁体14のシールのため0リン
グ15、0リング16がその溝17、溝18にはめ込ま
れている。19は弁ふたで、20は弁体14内部の通水
路で、21はその通水路20の出口部である。
10に洗浄水が供給されると、図8のように弁体14内
の通水路20を通り、出口部21を経てビデ洗浄ノズル
3へと洗浄水が流れてビデ洗浄ノズル3から洗浄水が噴
出し、ビデ洗浄が行われる。
14が回転し、水路が肛門洗浄ノズル4への流出口12
に切換わり、上記と同様に肛門洗浄ノズル4から洗浄水
が噴出し、肛門洗浄が行われる。
浄ノズル3、4の選択切換えが可能であり、また給水ポ
ンプ1の回転数制御により吐出流量の調節ができるもの
である。
ような従来の水流制御装置では、ノズル切換えのための
流体制御弁5のハウジング13と弁体14との径すきま
22が大きいと、肛門洗浄時洗浄水は、肛門洗浄ノズル
4へ流れているにもかかわらず、その径すきま22の部
分からビデ洗浄ノズル3の流出口11の方にも漏れて流
れ、肛門洗浄ノズル4で洗浄しているのと同時に、ビデ
洗浄ノズル3から洗浄水が漏れたりする。
径すきま22を小さくする必要があり、この加工は高精
度を要し加工費が高くなったり、良品の歩留まりが悪く
生産性を上げられないなどの課題があった。
のためにハウジング13と弁体14との径すきま22を
小さくしようとした場合、寸法ばらつきにより弁体14
がハウジング13にしまりばめ状態のものが発生し、弁
体14を回転駆動する際の必要トルクが大きくなり、切
換つまみ6を回転しようとしても固くて回せないものが
あるなどの課題があった。
(例えば特開昭60−51237号公報)に示すよう
に、弁体23の出口部24を囲むようにその外周に溝2
5を設け、この溝25に弾性シール部材26を設けた流
体制御弁27等が提案されている。しかしこの場合、弁
体23を回転させてシール部材26がハウジング28の
横穴29、30を横断するとき、弾性シール部材26が
横穴29、30にくい込むようにして変形したり、部分
的に損傷するなどの課題があった。
でなく、弁体23の回転角を制御して流量制御に利用し
ようとした場合、弾性シール部材26の永久変形ひずみ
を生じて、正確な流量コントロールには、利用できない
などの課題があった。
簡単な構成で弁開度に応じた流量が得られ、かつ必要駆
動トルクが小さい流体制御弁31を提供することを第一
の目的としている。
漏れ流量を最小限にでき、かつ必要駆動トルクが小さ
く、複数の流路の選択切換えと、各々の流路における流
量制御を可能にする流体制御弁43を提供することにあ
る。
な構成で所定流路以外への漏れ流量を最小限にでき、か
つ必要駆動トルクが小さく、複数の流路の選択切換え
と、各々の流路における流量制御を可能とし、小型、低
コストで耐久信頼性の優れた流体制御弁56を提供する
ことにある。
門第二の洗浄ノズルを別々に設けるとともに、簡単な構
成により上記ノズルの選択切換えと水勢調節が可能な衛
生洗浄便座に好適な水流制御装置を提供することにあ
る。
るために本発明の流体制御弁は、流入路と流出路を有す
るハウジングと、前記ハウジング内に回動可能に設けら
れた弁体と、前記流入路と前記流出路とを連通ないし遮
断する前記弁体内部の流路の出口部が前記ハウジングと
の摺動接触面に設けられ、前記弁体は前記出口部の孔形
状を流路に沿って高分子材料からなる凸部により形成し
たものである。
流体制御弁は、ハウジングは前記流入路から各々分岐し
て設けられた複数の流出路を有するものである。
流体制御弁は、前記弁体を回動するモータを有する駆動
手段と、前記モータの回転角を制御することにより前記
複数の流出路の選択切換えと流量制御を行う回転角制御
手段を設けたものである。
水流制御装置は、洗浄水を供給する給水路に設け洗浄水
を加熱する温水タンクと、前記温水タンクに連通する流
入路および前記流入路から各々分岐して設けた第一の流
出路と第二の流出路を有するハウジングと、前記ハウジ
ング内に回動可能に設けられた弁体と、前記弁体内部の
流路の出口部が前記ハウジングとの摺動接触面に設けら
れ、前記出口部の孔形状を流路に沿って形成した高分子
材料からなる凸部と、前記弁体を回動するステッピング
モータを有する駆動手段から構成される流体制御弁と、
前記流体制御弁の第一および第二の流出路に各々連通す
る第一および第二の洗浄ノズルと、前記第一および第二
の洗浄ノズルを選択駆動する洗浄スイッチと水量を調節
する水勢調節スイッチを有する操作手段と、前記操作手
段の信号により前記ステッピングモータの回転角を制御
する回転角制御手段を設けたものである。
る弁体に設けられた流路の出口部に、その出口部の孔形
状を流路に沿って形成した高分子材料からなる凸部を設
けることにより、この凸部がハウジングとの摺動接触面
のすきまを小さくするので、弁体外周のすきまからの漏
れが著しく減少し、所定流路以外への漏れ流量を最小限
にでき弁開度に応じた流量が得られる。
らなる凸部により、摺動接触面積が減少し、弁体を回転
させるのに必要な駆動トルクを小さくできる。
を有するハウジング内で回転する弁体に設けられた流路
の出口部に、その出口部の孔形状を流路に沿って囲むよ
うに形成した高分子材料からなる凸部を設けることによ
り、この凸部がハウジングとの摺動接触面のすきまを小
さくし、弁体外周のすきまからの漏れが著しく減少す
る。このことにより他方流路への漏れを最小限にでき、
複数の流路の選択切換えと、各々の流路における流量制
御が可能になる。
を有するハウジングと、略円筒形で外周出口部の孔形状
を流路に沿って形成した高分子材料からなる凸部を有す
る弁体を回転駆動するモータと、そのモータの回転角制
御手段を設けたことにより、単一の駆動手段でかつ簡単
な構成で所定流路以外への漏れ流量を最小限にでき、か
つ必要駆動トルクが小さく、遠隔制御で複数の流路の選
択切換えと、各々の流路における流量制御を可能な流体
制御弁の、小型化、低コスト化、耐久信頼性の向上が図
れる。
ピングモータを駆動手段とし、第一および第二の洗浄ノ
ズルの選択切換えと各々の洗浄ノズルから吐出される洗
浄水の流量調節を行う出口部の孔形状を流路に沿って囲
むように形成した高分子材料からなる凸部を形成した弁
体を有する流体制御弁と、前記洗浄ノズルの操作手段
と、この操作手段の信号により前記ステッピングモータ
の回転角を制御する回転角制御手段を設けたものである
ので、操作手段からの信号により、ステッピングモータ
へ供給されるパルス信号が制御され、ビデ洗浄用の第一
の洗浄ノズルと、肛門洗浄用の第二の洗浄ノズルを選択
的に切換えることが可能で、第一および第二の洗浄ノズ
ルから吐出される洗浄水量(水勢)を操作手段の信号に
応じてきめ細かい調節ができるコンパクトな水流制御装
置が可能となる。
する。
御弁31の構成図であり、図2(a)〜(c)は図1の
A−A断面図である。同図において32はハウジングで
あり、流入路33と流出路34を有している。35はハ
ウジング32内に回動可能に設けらた弁体であり、内部
に流入路33と流出路34とを連通ないし遮断する流路
36が形成されている。弁体35の流路36の出口部3
7は、ハウジング32との摺動接触面38に設けられ、
この出口部37の孔形状を流路に沿って囲むように形成
した高分子材料からなる凸部39が、弁体35と一体成
型されている。40および41はシールパッキンで、4
2は回転つまみである。
て説明する。図2(a)は弁閉止状態を示したものであ
り、流入路33に連通する流路36は、流出路34とは
連通せず、出口部37の孔形状を流路に沿って囲むよう
に形成された高分子材料からなる凸部39によって、ハ
ウジング32とのすきまを微小にして流体の漏れが防止
されている。図2(b)は弁半開状態、図2(c)は弁
全開状態をそれぞれ示したものである。なおここで、凸
部39は弁体35と一体的に高分子材料で成型できるの
で加工生産性もよく、ハウジング32とは部分的な小さ
い接触面積なので、弁体35の回動時に必要な駆動トル
クを小さく押さえることができる。
口部24を囲むようにその外周に溝25を設け、この溝
25に弾性シール部材26を設けた流体制御弁27のよ
うに、弁体23を回転させてシール部材26がハウジン
グ28の横穴29、30を横断するとき、弾性シール部
材26が横穴29、30にくい込むようにして変形した
り、部分的に損傷するなどといったような不都合がな
く、弁体35が軽く滑らかに回転できるだけでなく、弁
体35の回転角に応じた流量コントロールができ、耐久
性も向上できる。
35の出口部37の孔形状を流路に沿って囲むように高
分子材料からなる凸部39を設けたことにより、凸部3
9がハウジング32との摺動接触面38のすきまを小さ
くし、弁体35の外周のすきまからの漏れが著しく減少
し、所定流路以外への漏れ流量を最小限にできる。ま
た、凸部39はゴム等の弾性体ではなく弁体35と一体
成型した高分子材料なので、凸部39がゴムのように変
形することがなく、弁体35の回転位置に応じた開口面
積が変動せず正確な流量が得られる。
により、摺動接触面積が減少し、弁体35を回転させる
のに必要な駆動トルクを小さくでき、軽く滑らかに回転
操作することができる。また、凸部39はゴム等の弾性
体ではなく弁体35に成形した高分子材料なので、凸部
39がゴムのようにハウジング32の流出路34の孔の
縁にくい込むように変形することがないことや、ゴムよ
り摩擦係数が小さく粘着したりしないため、弁体35を
回転させるのに必要な駆動トルクを小さくでき、軽く滑
らかに回転操作することができる。
制御弁43の構成図であり、図4(a)〜(d)は図3
のB−B断面図である。同図において44はハウジング
であり、流入路45と、第一および第二の流出路46、
47を有している。48はハウジング44内に回動可能
に設けられた弁体であり、内部に流入路45と第一ある
いは第二の流出路46、47とを選択的に連通する流路
49が形成されている。弁体48の流路49の出口部5
0は、ハウジング44との摺動接触面51に設けられ、
この出口部50の孔形状の流路に沿って形成した高分子
材料からなる凸部52が、弁体48と一体成型されてい
る。53および54はシールパッキンで、55は回転つ
まみである。
て説明する。図4(a)は弁閉止状態を示したものであ
り、流入路45に連通する流路49は、第一および第二
の流出路46、47のいずれにも連通せず、出口部50
を囲むように形成された凸部52によって、ハウジング
44とのすきまを微小にして流体の漏れが防止されてい
る。図4(b)弁体48を回転し、出口部50がハウジ
ング44の第一の流出路46の方へ向いて第一の流出路
46を全開した状態、図4(c)は弁体48が回転して
第二の流出路47を半開した状態、図4(d)は弁体4
8をさらに回転して第二の流出路47を全開した状態を
それぞれ示したものである。なおここで、凸部52は弁
体48と一体的に高分子材料で成型できるので加工生産
性もよく、ハウジング44とは部分的な小さい接触面積
なので、弁体48の回動時に必要な駆動トルクを小さく
押さえることができる。
口部24を囲むようにその外周に溝25を設け、この溝
25に弾性シール部材26を設けた流体制御弁27のよ
うに、弁体23を回転させてシール部材26がハウジン
グ28の横穴29、30を横断するとき、弾性シール部
材26が横穴29、30にくい込むようにして変形した
り、部分的に損傷するなどといったような不都合がな
く、弁体48が軽く滑らかに回転できるだけでなく、弁
体48の回転角に応じた流量コントロールができ、耐久
性も向上できる。
48の出口部50の孔形状を流路に沿って形成した高分
子材料からなる凸部52を設けたことにより、凸部52
がハウジング44との摺動接触面51のすきまを小さく
し、弁体48の外周のすきまからの漏れが著しく減少
し、所定流路以外への漏れ流量を最小限にできる。ま
た、凸部52はゴム等の弾性体ではなく弁体48に成型
した高分子材料なので、凸部52がゴムのように変形す
ることがなく、弁体48の回転位置に応じた開口面積が
変動せず正確な流量が得られる。
により、摺動接触面積が減少し、弁体48を回転させる
のに必要な駆動トルクを小さくでき、軽く滑らかに回転
操作することができる。また、凸部52はゴム等の弾性
体ではなく弁体48に成形した高分子材料なので、凸部
52がゴムのようにハウジング44の流出路46,47
の孔の縁にくい込むように変形することがないことや、
ゴムより摩擦係数が小さく粘着したりしないため、弁体
48を回転させるのに必要な駆動トルクを小さくでき、
軽く滑らかに回転操作することができる。
れ流量を最小限にでき、かつ必要駆動トルクが小さく、
複数の流路の選択切換えと、各々の流路における流量制
御を可能にする流体制御弁43を提供することができ
る。
制御弁56の構成図であり、図6(a)〜(d)は図5
のC−C断面図である。同図において57はハウジング
であり、流入路58と、第一および第二の流出路59、
60を有している。61はハウジング57内に回動可能
に設けられた略円筒形の弁体であり、内部に流入路62
と第一あるいは第二の流出路59、60とを選択的に連
通する流路62が形成されている。弁体61の流路62
の出口部63は、ハウジング57との摺動接触面64に
設けられ、この出口部63の孔形状を流路に沿って囲む
ように形成した高分子材料からなる凸部65が、弁体6
1と一体成型されている。66および67はシールパッ
キンで、68は正逆転回転可能なモータにてなる駆動手
段である。モータ68の出力軸69は、O形断面形状で
弁体61の同じくO形断面形状の穴70に挿入し、モー
タ68の取付フランジ71の穴径はハウジング57の取
付ボス72の径に対し大きく、取付スキマガタを有し、
ハウジング57と弁体61との軸心の偏心を吸収する構
成である。なお、ハウジング57の取付ボス72の高さ
寸法は、モータ68の取付フランジ71の板厚より大き
く、モータ68はビス73、74で締め付け後も、上記
した取付スキマガタの範囲内で偏心を補償する動きの自
由度を有する構成である。
て説明する。図6(a)は弁閉止状態を示したものであ
り、流入路58に連通する流路62は、第一および第二
の流出路59、60のいずれにも連通せず、出口部63
の孔形状を流路に沿って囲むように形成した高分子材料
からなる凸部65によって、ハウジング57とのすきま
を微小にして流体の漏れが防止されている。図6(b)
弁体61を回転し、出口部63がハウジング57の第一
の流出路59の方へ向いて第一の流出路59を全開した
状態、図6(c)は弁体61が回転して第二の流出路6
0を半開した状態、図6(d)は弁体61をさらに回転
して第二の流出路60を全開した状態をそれぞれ示した
ものである。なおここで、凸部65は弁体61と一体的
に高分子材料で成型できるので加工生産性もよく、ハウ
ジング57とは部分的な小さい接触面積なので、弁体6
1の回動時に必要な駆動トルクを小さく押さえることが
できる。
口部24を囲むようにその外周に溝25を設け、この溝
25に弾性シール部材26を設けた流体制御弁27のよ
うに、弁体23を回転させてシール部材26がハウジン
グ28の横穴29、30を横断するとき、弾性シール部
材26が横穴29、30にくい込むようにして変形した
り、部分的に損傷するなどといったような不都合がな
く、弁体61が軽く滑らかに回転できるだけでなく、弁
体61の回転角に応じた流量コントロールができ、耐久
性も向上できる。
61の出口部63の孔形状を流路に沿って形成した高分
子材料からなる凸部65を設けたことにより、凸部65
がハウジング57との摺動接触面64のすきまを小さく
し、弁体61の外周のすきまからの漏れが著しく減少
し、所定流路以外への漏れ流量を最小限にできる。ま
た、凸部65はゴム等の弾性体ではなく弁体61に成型
した高分子材料なので、凸部65がゴムのように変形す
ることがなく、弁体61の回転位置に応じた開口面積が
変動せず正確な流量が得られる。
により、摺動接触面積が減少し、弁体61を回転させる
のに必要な駆動トルクを小さくでき、かつ、凸部65は
ゴム等の弾性体ではなく弁体61に成形した高分子材料
なので、凸部65がゴムのようにハウジング57の流出
路59,60の孔の縁にくい込むように変形することが
ないことや、ゴムより摩擦係数が小さく粘着したりしな
いため、弁体61を回転させるのに必要な駆動トルクを
小さくでき、小型で低トルクのモータで軽く滑らかに回
転駆動することができ、コンパクトで安価で高耐久寿命
の流体制御弁56を実現できる。また、必要駆動トルク
が小さくできることにより、駆動手段であるモータ68
の減速ギアの減速比を低減できる。これにより切換えや
流量調節の応答性を向上できる。
で所定流路以外への漏れ流量を最小限にでき、かつ必要
駆動トルクが小さく、複数の流路の選択切換えと、各々
の流路における流量制御を可能とし、小型、低コストで
耐久信頼性の優れた流体制御弁56を提供することがで
きる。
置の構成図であり、同図において7は、洗浄水を供給す
る給水路2に設けられ加熱ヒータ75を有する温水タン
クであり、その温水タンク7の下流側に図5に示した流
体制御弁56が設けられている。76および77は流体
制御弁56の第一、第二の流出路59、60にそれぞれ
連通可能に設けられた第一、第二の洗浄ノズルであり、
第一の洗浄ノズル76は、ビデ洗浄用であり、また第二
の洗浄ノズル77は肛門洗浄用である。
一および第二の洗浄ノズル76、77を選択するための
洗浄スイッチ79、80、各々の洗浄において水量を調
節する水勢調節スイッチ81、82、選択している水勢
を表示するための表示手段83および停止スイッチ84
から構成されている。85は操作手段78の信号により
流体制御弁56の駆動手段であるステッピングモータ8
6の回転角を制御する回転角制御手段である。
て説明する。使用者が衛生便座(図示せず)に着座して
用便後、洗浄スイッチ79、80を選択する、例えば肛
門洗浄を行う第二の洗浄ノズル77を駆動させるために
洗浄スイッチ80が投入されると、その信号が回転角制
御手段85を介してステッピングモータ86が回転駆動
され、図6(c)に示した位置、すなわち標準水勢にな
る位置に弁体61が回転される。これにより洗浄水が給
水路2、温水タンク7などを経て流体制御弁56の流入
路58から第二の流出路60へ吐出され、第二の洗浄ノ
ズル77へと流入される。回転角制御手段85は、洗浄
スイッチ80が押されると、まず標準水勢となるように
ステッピングモータ86を制御し、弁体61を回転す
る。また水勢調節スイッチ81、82によって好みの水
勢を指示することにより、弁体61の回転角が制御さ
れ、吐出流量を任意に増減することが可能となる。
ばステッピングモータ86が駆動されて図6(a)に示
す位置に弁体61が制御されて水回路が閉止される。ま
たビデ洗浄を行う場合は、洗浄スイッチ79を選択すれ
ば同様に制御される。
ッピングモータ86を駆動手段とし、第一および第二の
洗浄ノズル76、77の選択切換えと各々の洗浄ノズル
から吐出される洗浄水の流量調節を行う流体制御弁56
と、洗浄ノズルの操作手段78と、操作手段78の信号
によりステッピングモータ86の回転角を制御する回転
角制御手段85を設けたものであるので、操作手段78
を投入することにより、ステッピングモータ86へ供給
されるパルス信号が制御され、ビデ洗浄用の第一の洗浄
ノズル76と、肛門洗浄用の第二の洗浄ノズル77を選
択的に切換えることが可能となるとともに各々の洗浄ノ
ズルから吐出される洗浄水量(水勢)を操作手段78の
信号に応じて任意に調節可能となる。
に沿って形成した高分子材料からなる凸部65を設けた
ことにより、凸部65がハウジング57との摺動接触面
64のすきまを小さくし、弁体61の外周のすきまから
の漏れが著しく減少し、例えば第一の洗浄ノズル76で
洗浄しているとき、他方の第二の洗浄ノズルへの漏れ流
量は、ほとんど無しといえる最小限レベルにできる。
により、摺動接触面積が減少し、弁体61を回転させる
のに必要な駆動トルクを小さくでき、小型で低トルクの
ステッピングモータ86で軽く滑らかに回転駆動するこ
とができ、コンパクトで安価で高耐久寿命の流体制御弁
56を実現できる。また、必要駆動トルクが小さくでき
ることにより、駆動手段であるステッピングモータ86
の内蔵減速ギアの減速比を低減できる。これにより切換
えや流量調節の応答性を向上できる。
構成で所定流路以外への漏れ流量を最小限にでき、かつ
必要駆動トルクが小さく、複数の流路の選択切換えと、
各々の流路における流量制御を可能とし、小型、低コス
トで耐久信頼性の優れた水流制御装置を提供することが
できる。
グモータ86を用いるので、供給するパルス信号により
高精度に弁体61の回転角、すなわち弁開度制御が可能
となるとともに、正逆転が可能となる。この結果、例え
ば洗浄水量にゆらぎを与えることが可能となり、強弱水
流の繰り返しにより人体局部に付着した汚物の剥離効果
が向上して効率的な洗浄ができるとともに、洗浄時の単
調感が解消される。
ルの選択切換えと水勢調節が可能な衛生洗浄便座に好適
な水流制御装置を提供することができる。
は、ハウジング内に回動可能に設けられた弁体の流路の
出口部の孔形状を流路に沿って前記ハウジングとの摺動
接触面に高分子材料からなる凸部を設けたものであり、
以下の効果が得られる。
って形成した高分子材料からなる凸部39がハウジング
32との摺動接触面38のすきまを小さくするので、弁
体外周のすきまからの漏れが著しく減少し、所定流路以
外への漏れ流量を最小限にでき弁体35の回転位置に応
じた出口部37の開度および流量が得られる。
形成した高分子材料からなる凸部39により、摺動接触
面積が減少し、弁体を回転させるのに必要な駆動トルク
を小さくできる。
路46,47を有するハウジング44内で回転する弁体
48に設けられた流路49の出口部50に、その出口部
50の孔形状を流路に沿って形成した高分子材料からな
る凸部52を設けたものであり、以下の効果が得られ
る。
形成した高分子材料からなる凸部52がハウジング44
との摺動接触面51のすきまを小さくし、弁体外周のす
きまからの漏れが著しく減少することにより他方流路へ
の漏れを最小限にでき、かつ弁体48の回転位置に応じ
た出口部50の開度および流量が得られる。
数の流路の選択切換えと、各々の流路における流量制御
が、軽く滑らかなに操作可能にできる。
路59,60を有するハウジング57と、略円筒形で外
周出口部63の孔形状を流路に沿って形成した高分子材
料からなる凸部65を有する弁体61を回転駆動するモ
ータと、そのモータの回転角制御手段を設けたものであ
り、以下の効果が得られる。
流路以外への漏れ流量を極少にでき、複数の流路の選択
切換えと、各々の流路における流量制御を遠隔制御可能
にできる。
で、小型で低トルクのモータで弁体を回転駆動でき、コ
ンパクトで安価で高耐久寿命の流体制御弁を実現でき
る。
により、駆動手段であるモータの減速ギアの減速比を低
減できので、流路切換や流量調節の応答性を向上でき
る。
は、ステッピングモータ86を駆動手段とし、第一およ
び第二の洗浄ノズル76,77の選択切換えと各々の洗
浄ノズルから吐出される洗浄水の流量調節を行う出口部
63の孔形状を流路に沿って形成した高分子材料からな
る凸部65を形成した弁体61を有する流体制御弁56
と、前記洗浄ノズルの操作手段78と、この操作手段の
信号により前記ステッピングモータの回転角を制御する
回転角制御手段85を設けたものであり、以下の効果が
得られる。
って形成した高分子材料からなる凸部65を設けた構成
において、操作手段からの信号によって、ステッピング
モータへ供給されるパルス信号が制御され、ビデ洗浄用
の第一の洗浄ノズルと、肛門洗浄用の第二の洗浄ノズル
を選択的に切換えることが可能で、第一および第二の洗
浄ノズルから吐出される洗浄水量(水勢)を操作手段の
信号に応じて任意にきめ細かい調節ができる。
って形成した高分子材料からなる凸部65を設けたこ
と、及び駆動手段としてステッピングモータを用いたの
で、供給するパルス信号に応じて高精度の位置制御が可
能となり、弁体の回転位置検出センサなど、流量検出手
段なしに、正確な水勢調節ができる。
って形成した高分子材料からなる凸部65を設けたこと
により、弁体回動時の摩擦抵抗を低減できステッピング
モータの回転トルクの低減が可能となり、ステッピング
モータの小型、低コスト化が図れ、またステッピングモ
ータの減速比を低減できるため、切換・流量可変の応答
性を向上できる。
って形成した高分子材料からなる凸部65を設けたこと
により、ステッピングモータに供給するパルス信号によ
り高精度に回転角制御ができ、正逆転動作を任意回転角
範囲においてできるので、洗浄水量にゆらぎを与えるこ
とが可能となり、人体局部に付着した汚物の剥離効果が
向上して効率的な洗浄ができるとともに洗浄時の単調感
が解消される。
図
図
図
生洗浄便座における水流制御装置の構成図
Claims (4)
- 【請求項1】流入路33と流出路34を有するハウジン
グ32と、前記ハウジング32内に回動可能に設けられ
た弁体35と、前記流入路33と前記流出路34とを連
通ないし遮断する前記弁体35内部の流路36の出口部
37が前記ハウジング32との摺動接触面38に設けら
れ、前記出口部37の孔形状に沿って囲むように形成し
た高分子材料からなる凸部39を前記弁体35と一体に
設けた流体制御弁。 - 【請求項2】ハウジング44は、流入路45から各々分
岐して設けられた複数の流出路46,47を有する請求
項1記載の流体制御弁。 - 【請求項3】弁体61を回動するモータを有する駆動手
段68と、前記モータの回転角を制御することにより前
記複数の流出路59,60の選択切換えと流量制御を行
う回転角制御手段85を設けた請求項1または2記載の
流体制御弁。 - 【請求項4】洗浄水を供給する給水路2に設け洗浄水を
加熱する温水タンク7等の加熱手段と、前記温水タンク
7に連通する流入路2および前記流入路2から各々分岐
して設けた第一の流出路59と第二の流出路60を有す
るハウジング57と、前記ハウジング57内に回動可能
に設けられた弁体61と、前記弁体61内部の流路の出
口部63が前記ハウジング57との摺動接触面64に設
けられ、前記出口部63の孔形状に沿って囲むように形
成した高分子材料からなる凸部65と、前記弁体61を
回動するステッピングモータ86を有する駆動手段から
構成される流体制御弁56と、前記流体制御弁56の第
一および第二の流出路59,60に各々連通する第一お
よび第二の洗浄ノズル76,77と、前記第一および第
二の洗浄ノズル76,77を選択駆動する洗浄スイッチ
80と水量を調節する水勢調節スイッチ81,82を有
する操作手段78と、前記操作手段78の信号により前
記ステッピングモータ68の回転角を制御する回転角制
御手段85を設けた衛生洗浄便座の水流制御装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6050279A JP2669342B2 (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | 流体制御弁および衛生洗浄便座の水流制御装置 |
CN95103126A CN1073218C (zh) | 1994-03-22 | 1995-03-20 | 流体控制阀及装有该流体控制阀的水流控制装置 |
KR1019950005903A KR0150852B1 (ko) | 1994-03-22 | 1995-03-21 | 유체제어밸브 및 그것을 가진 수류제어장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6050279A JP2669342B2 (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | 流体制御弁および衛生洗浄便座の水流制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07260019A JPH07260019A (ja) | 1995-10-13 |
JP2669342B2 true JP2669342B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=12854499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6050279A Expired - Lifetime JP2669342B2 (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | 流体制御弁および衛生洗浄便座の水流制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2669342B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008190587A (ja) * | 2007-02-02 | 2008-08-21 | Hitachi Metals Ltd | 管継手 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4774968B2 (ja) * | 2005-12-09 | 2011-09-21 | パナソニック電工株式会社 | 流路制御弁 |
JP2011117614A (ja) * | 2011-03-17 | 2011-06-16 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 流路制御弁 |
US20230278046A1 (en) * | 2020-06-29 | 2023-09-07 | Tetra Laval Holdings & Finance S.A. | A valve for providing pulses of air |
KR20220134957A (ko) * | 2021-03-29 | 2022-10-06 | 엘지전자 주식회사 | 유로전환장치 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5013499B1 (ja) * | 1970-07-27 | 1975-05-20 | ||
JPS6054874U (ja) * | 1983-09-22 | 1985-04-17 | 三和化成工業株式会社 | プラスチツク製コツク |
JPH02605Y2 (ja) * | 1985-02-16 | 1990-01-09 | ||
JPS61257546A (ja) * | 1985-05-10 | 1986-11-15 | 松下電器産業株式会社 | 衛生洗浄装置 |
JP2898477B2 (ja) * | 1992-06-30 | 1999-06-02 | 小糸工業株式会社 | 流量調節におけるモータの制御方法及びこの方法を用いた衛生洗浄装置 |
JP3259336B2 (ja) * | 1992-07-13 | 2002-02-25 | アイシン精機株式会社 | 切替弁装置 |
-
1994
- 1994-03-22 JP JP6050279A patent/JP2669342B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008190587A (ja) * | 2007-02-02 | 2008-08-21 | Hitachi Metals Ltd | 管継手 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07260019A (ja) | 1995-10-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4653538A (en) | Hot and cold water mixing faucet | |
KR20000069447A (ko) | 유체 유량 서보 제어용 밸브 시스템 | |
JP2998519B2 (ja) | 流体制御装置 | |
JPH109417A (ja) | 弁 | |
JP2669342B2 (ja) | 流体制御弁および衛生洗浄便座の水流制御装置 | |
JP3011043B2 (ja) | 流量制御弁 | |
JP2950162B2 (ja) | 流体制御弁 | |
KR0150852B1 (ko) | 유체제어밸브 및 그것을 가진 수류제어장치 | |
JP2009014170A (ja) | 流体制御弁およびそれを用いた衛生洗浄便座の水流制御装置 | |
JP2755169B2 (ja) | 流体制御弁および水流制御装置 | |
JP3052726B2 (ja) | 人体局部洗浄装置 | |
JP3018945B2 (ja) | 湯水混合装置 | |
JPH09229212A (ja) | 弁装置 | |
JP3123354B2 (ja) | 流体制御弁およびそれを用いた水流制御装置 | |
JP2755171B2 (ja) | 流体制御装置 | |
JP3259336B2 (ja) | 切替弁装置 | |
JPH07119195A (ja) | 流体制御弁および衛生洗浄便座の水流制御装置 | |
JPH01176864A (ja) | 湯水混合弁 | |
JPH05149459A (ja) | 湯水混合用回転式バルブ装置及び湯水混合装置 | |
JPH0893938A (ja) | 混合弁および湯水混合装置 | |
CN218761570U (zh) | 一种恒温阀及其电热水器 | |
JPH08128560A (ja) | 湯水混合装置 | |
JP4119954B2 (ja) | 摺接弁 | |
JP2001065717A (ja) | 弁装置 | |
HU223930B1 (hu) | Keverő csaptelep |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070704 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080704 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090704 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090704 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100704 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130704 Year of fee payment: 16 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |