JP2667374B2 - 磁気ディスク記憶システムのための薄膜型磁気トランスジューサの製造方法 - Google Patents
磁気ディスク記憶システムのための薄膜型磁気トランスジューサの製造方法Info
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- Y10T29/49021—Magnetic recording reproducing transducer [e.g., tape head, core, etc.]
- Y10T29/49032—Fabricating head structure or component thereof
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- Y10T29/49043—Depositing magnetic layer or coating
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に磁気情報記憶装
置に関し、特にこうした装置において使用されるトラン
スジューサに関する。更に詳しくは、本発明は、垂直磁
気ギャップを有する薄膜磁気読取り/書込みヘッド及び
その製造方法に関する。
置に関し、特にこうした装置において使用されるトラン
スジューサに関する。更に詳しくは、本発明は、垂直磁
気ギャップを有する薄膜磁気読取り/書込みヘッド及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク・ドライブは、少なくとも
1つの回転式磁気媒体ディスクを使用する情報記憶装置
であり、データ記憶用に規定される同心円データ・トラ
ックと、様々なデータ・トラックとの間でデータを読み
書きする読取り/書込みトランスジューサと、データ・
トラックに近接して記憶媒体上で浮上式にトランスジュ
ーサを支持する一般にスライダと称される支持手段と、
スライダ及びトランスジューサをデータ・トラック上で
弾力的に支持するサスペンション・アセンブリと、トラ
ンスジューサ/スライダ/サスペンションの組合わせに
結合され、トランスジューサを媒体を横断して目的のデ
ータ・トラックに移動し、読取りまたは書込みオペレー
ションの間に、トランスジューサをデータ・トラックの
中央線上に維持する位置決めアクチュエータとを有す
る。トランスジューサはスライダに取り付けられるか、
またはそれと一体に形成され、スライダは回転ディスク
により生成されるエア・ベアリングと呼ばれる空気クッ
ションにより、トランスジューサを記憶ディスクのデー
タ表面の上方で支持する。或いはトランスジューサは媒
体表面に接触して動作する。アクチュエータ・アームは
トランスジューサ/スライダ/サスペンション・アセン
ブリをアクチュエータに結合し、サスペンションは所望
のスライダ・ローディングと、スライダとアクチュエー
タ・アームとの間の寸法の安定性とを提供する。サスペ
ンションは可能な限り低いローディング力により、トラ
ンスジューサ及びスライダをディスクのデータ表面に近
接して保持するように要求される。アクチュエータは、
トランスジューサを読取りオペレーションにおいて所望
されるデータによる正しいトラック上に、或いは書込み
オペレーションの間のデータ位置に対応する正しいトラ
ックに位置決めする。アクチュエータは組合わせアセン
ブリを、ディスク表面を横断して特定の方向(一般には
データ・トラックと直交する方向)にシフトすることに
より、トランスジューサを所望のデータ・トラック上に
位置決めするように制御される。
1つの回転式磁気媒体ディスクを使用する情報記憶装置
であり、データ記憶用に規定される同心円データ・トラ
ックと、様々なデータ・トラックとの間でデータを読み
書きする読取り/書込みトランスジューサと、データ・
トラックに近接して記憶媒体上で浮上式にトランスジュ
ーサを支持する一般にスライダと称される支持手段と、
スライダ及びトランスジューサをデータ・トラック上で
弾力的に支持するサスペンション・アセンブリと、トラ
ンスジューサ/スライダ/サスペンションの組合わせに
結合され、トランスジューサを媒体を横断して目的のデ
ータ・トラックに移動し、読取りまたは書込みオペレー
ションの間に、トランスジューサをデータ・トラックの
中央線上に維持する位置決めアクチュエータとを有す
る。トランスジューサはスライダに取り付けられるか、
またはそれと一体に形成され、スライダは回転ディスク
により生成されるエア・ベアリングと呼ばれる空気クッ
ションにより、トランスジューサを記憶ディスクのデー
タ表面の上方で支持する。或いはトランスジューサは媒
体表面に接触して動作する。アクチュエータ・アームは
トランスジューサ/スライダ/サスペンション・アセン
ブリをアクチュエータに結合し、サスペンションは所望
のスライダ・ローディングと、スライダとアクチュエー
タ・アームとの間の寸法の安定性とを提供する。サスペ
ンションは可能な限り低いローディング力により、トラ
ンスジューサ及びスライダをディスクのデータ表面に近
接して保持するように要求される。アクチュエータは、
トランスジューサを読取りオペレーションにおいて所望
されるデータによる正しいトラック上に、或いは書込み
オペレーションの間のデータ位置に対応する正しいトラ
ックに位置決めする。アクチュエータは組合わせアセン
ブリを、ディスク表面を横断して特定の方向(一般には
データ・トラックと直交する方向)にシフトすることに
より、トランスジューサを所望のデータ・トラック上に
位置決めするように制御される。
【0003】情報の磁気記録が著しい成功を収める間に
も、記録密度を向上する必要は益々、増しつつある。現
状の一般的な磁気記憶方法は水平方向または縦方向の記
録を有する。縦方向の記録では、記録ビットの磁極が水
平方向に向くか、または記録媒体表面と同一平面とな
る。書込みヘッドの一方の極の先端から出た磁束が、磁
気記憶媒体の相対移動方向との関係において、磁気記憶
媒体を水平方向に下方(または上方)に通過して、他方
の極に戻り、書込みヘッドのための磁束の戻りパスを形
成する。極はギャップにより分離され、このギャップは
書込みオペレーションの間の任意の時間に、磁束を磁気
媒体の小領域に'フォーカス'するために非常に小さく形
成される。それにより、データ・トラックに沿う線寸法
1単位当たり、多数のデータ・ビットが記録可能にな
る。極の幅はデータ・トラックの幅、従って媒体上に形
成されるデータ・トラックの数を指定する。
も、記録密度を向上する必要は益々、増しつつある。現
状の一般的な磁気記憶方法は水平方向または縦方向の記
録を有する。縦方向の記録では、記録ビットの磁極が水
平方向に向くか、または記録媒体表面と同一平面とな
る。書込みヘッドの一方の極の先端から出た磁束が、磁
気記憶媒体の相対移動方向との関係において、磁気記憶
媒体を水平方向に下方(または上方)に通過して、他方
の極に戻り、書込みヘッドのための磁束の戻りパスを形
成する。極はギャップにより分離され、このギャップは
書込みオペレーションの間の任意の時間に、磁束を磁気
媒体の小領域に'フォーカス'するために非常に小さく形
成される。それにより、データ・トラックに沿う線寸法
1単位当たり、多数のデータ・ビットが記録可能にな
る。極の幅はデータ・トラックの幅、従って媒体上に形
成されるデータ・トラックの数を指定する。
【0004】言うまでもなく、磁極間の薄いギャップは
書込みヘッドの性能を改善するために、極が正確に配列
されるように精密に形成されなければならない。このた
めに、現技術では、書込みヘッドを製造するために、複
数の薄膜付着アプローチを提案する。これらのアプロー
チは全て、磁気材料及び非磁気材料の多層を選択手順に
従い、真空蒸着(vacuum deposition)またはめっき(p
lating)技術により、基板上に付着する。このようにし
て得られた薄膜ヘッドは、一般に2つのタイプ、すなわ
ち磁気媒体に垂直な薄膜層として設けられるか、磁気媒
体に平行な薄膜層として設けられるかのいずれかであ
る。前者の薄膜ヘッドでは、通常、2つの薄膜磁極層
が、基板上のギャップ材料層により分離される。製造プ
ロセスには、磁極端を切断面において露出及び規定する
ように、層を垂直方向に切断するプロセスが含まれる。
従って、磁極端を仕上げるラッピング(lapping)・ス
テップが要求され、これはヘッドを損傷する可能性を増
すことになる。
書込みヘッドの性能を改善するために、極が正確に配列
されるように精密に形成されなければならない。このた
めに、現技術では、書込みヘッドを製造するために、複
数の薄膜付着アプローチを提案する。これらのアプロー
チは全て、磁気材料及び非磁気材料の多層を選択手順に
従い、真空蒸着(vacuum deposition)またはめっき(p
lating)技術により、基板上に付着する。このようにし
て得られた薄膜ヘッドは、一般に2つのタイプ、すなわ
ち磁気媒体に垂直な薄膜層として設けられるか、磁気媒
体に平行な薄膜層として設けられるかのいずれかであ
る。前者の薄膜ヘッドでは、通常、2つの薄膜磁極層
が、基板上のギャップ材料層により分離される。製造プ
ロセスには、磁極端を切断面において露出及び規定する
ように、層を垂直方向に切断するプロセスが含まれる。
従って、磁極端を仕上げるラッピング(lapping)・ス
テップが要求され、これはヘッドを損傷する可能性を増
すことになる。
【0005】後者のタイプの薄膜ヘッドでは、薄膜層に
垂直な垂直壁が2つの極を分離し、それにより磁極端間
のギャップを規定する。1つのアプローチは、極層及び
基板の垂直エッジに対して壁を形成し、次に第2の基板
を壁に接合し、第2の極層を壁を横断して第1の極層と
は反対側に形成する。こうしたアプローチの例が、Saka
kimaによる米国特許第4670972号で述べられてい
る。このプロセスは幾つかの欠点を有する。第1に、ヘ
ッドを損傷する可能性のあるラッピング・ステップが要
求される。第2に、極の整列が極を形成する別々のステ
ップにおいて使用されるフォトリソグラフィック技術に
固有の整列制限に依存する。第3に、2つのパーツを接
合する必要が処理上の問題を生じ、ウエハ上におけるバ
ッチ処理を容易にしない。
垂直な垂直壁が2つの極を分離し、それにより磁極端間
のギャップを規定する。1つのアプローチは、極層及び
基板の垂直エッジに対して壁を形成し、次に第2の基板
を壁に接合し、第2の極層を壁を横断して第1の極層と
は反対側に形成する。こうしたアプローチの例が、Saka
kimaによる米国特許第4670972号で述べられてい
る。このプロセスは幾つかの欠点を有する。第1に、ヘ
ッドを損傷する可能性のあるラッピング・ステップが要
求される。第2に、極の整列が極を形成する別々のステ
ップにおいて使用されるフォトリソグラフィック技術に
固有の整列制限に依存する。第3に、2つのパーツを接
合する必要が処理上の問題を生じ、ウエハ上におけるバ
ッチ処理を容易にしない。
【0006】別のアプローチでは、Lazzariによる米国
特許第4837924号で述べられるように、最初に自
立壁(free-standing wall)を形成し、次に壁の両側に
磁極を形成する。Mallaryによる米国特許第49125
84号は、ヘッドがスライダの横に実装されるようにヘ
ッドを形成するアプローチを開示し、最初に自立壁を基
板上に形成し、次に極を形成する。
特許第4837924号で述べられるように、最初に自
立壁(free-standing wall)を形成し、次に壁の両側に
磁極を形成する。Mallaryによる米国特許第49125
84号は、ヘッドがスライダの横に実装されるようにヘ
ッドを形成するアプローチを開示し、最初に自立壁を基
板上に形成し、次に極を形成する。
【0007】米国特許出願第002290号(1993
年1月8日出願)は、最初に、基板上に予め付着された
リリース層上に自立壁を形成し、次に磁極層から始ま
り、ヘッドの個々の薄膜層を付着するアプローチを使用
する。基板が次に腐食作用により、すなわち、磁極片
(pole piece)が露出され、壁により分離されたヘッド
またはトランスジューサが取り残されるように、リリー
ス層を溶解することにより除去される。このプロセス
は、読取り/書込みヘッド及びサスペンションを1つの
統合ユニットとしてバッチ生産する、いわゆる"リード
(reed)"アプローチにおいて実施されてきた。これは
様々な理由により有望である。従来のディスク・ドライ
ブでは、トランスジューサ及びスライダがサスペンショ
ンとは別々に形成され、作業者により正確な位置に取り
付けられた。パーツは小さく、各々のパーツと他のパー
ツとの相対位置が正確に維持されなければならない。ト
ランスジューサはデータ・トラックに対して、正確に位
置決めされなければならない。このことはすなわち、サ
スペンションがスライダ上に正確に位置決めされなけれ
ばならないことを意味する。サスペンションは柔軟性、
及び回転ディスクの運動方向に対するスライダのピッチ
及び回転運動を提供しなければならず、更にヨーイング
(yawing)に対する耐性を提供しなければならない。ス
ライダに対するサスペンションの位置誤差は、再取り付
けを要求したり、両ピースのスクラップを生じたりす
る。
年1月8日出願)は、最初に、基板上に予め付着された
リリース層上に自立壁を形成し、次に磁極層から始ま
り、ヘッドの個々の薄膜層を付着するアプローチを使用
する。基板が次に腐食作用により、すなわち、磁極片
(pole piece)が露出され、壁により分離されたヘッド
またはトランスジューサが取り残されるように、リリー
ス層を溶解することにより除去される。このプロセス
は、読取り/書込みヘッド及びサスペンションを1つの
統合ユニットとしてバッチ生産する、いわゆる"リード
(reed)"アプローチにおいて実施されてきた。これは
様々な理由により有望である。従来のディスク・ドライ
ブでは、トランスジューサ及びスライダがサスペンショ
ンとは別々に形成され、作業者により正確な位置に取り
付けられた。パーツは小さく、各々のパーツと他のパー
ツとの相対位置が正確に維持されなければならない。ト
ランスジューサはデータ・トラックに対して、正確に位
置決めされなければならない。このことはすなわち、サ
スペンションがスライダ上に正確に位置決めされなけれ
ばならないことを意味する。サスペンションは柔軟性、
及び回転ディスクの運動方向に対するスライダのピッチ
及び回転運動を提供しなければならず、更にヨーイング
(yawing)に対する耐性を提供しなければならない。ス
ライダに対するサスペンションの位置誤差は、再取り付
けを要求したり、両ピースのスクラップを生じたりす
る。
【0008】サスペンション及びスライダが正確に位置
決めされると、導体リードが次にトランスジューサに接
続されなければならない。導体リードはサスペンション
に沿って導かれ、サスペンション上に配置される増幅器
に接続されるか、或いはアクチュエータに取り付けられ
る。導体リードは良好な電気的相互接続を提供しなけれ
ばならないが、スライダ/サスペンションのスプリング
・スチフネス(stiffness)を増してはならない。導体
リードは一般に作業者によるはんだ付けにより、例えば
両方のトランスジューサ出力端子及び増幅器に接合され
る。ここでも、アセンブリ誤差は組合わせ全体のスクラ
ップを生じることになる。
決めされると、導体リードが次にトランスジューサに接
続されなければならない。導体リードはサスペンション
に沿って導かれ、サスペンション上に配置される増幅器
に接続されるか、或いはアクチュエータに取り付けられ
る。導体リードは良好な電気的相互接続を提供しなけれ
ばならないが、スライダ/サスペンションのスプリング
・スチフネス(stiffness)を増してはならない。導体
リードは一般に作業者によるはんだ付けにより、例えば
両方のトランスジューサ出力端子及び増幅器に接合され
る。ここでも、アセンブリ誤差は組合わせ全体のスクラ
ップを生じることになる。
【0009】リード・アプローチにより生産されたトラ
ンスジューサ−スライダ−サスペンションの統合構造
は、幾つかの製作的な問題を軽減し、ヘッド及びサスペ
ンションがバッチ処理により、初期ウエハ表面上に容易
に且つ正確に製作されることを可能にする。
ンスジューサ−スライダ−サスペンションの統合構造
は、幾つかの製作的な問題を軽減し、ヘッド及びサスペ
ンションがバッチ処理により、初期ウエハ表面上に容易
に且つ正確に製作されることを可能にする。
【0010】しかしながら、従来使用された自立壁アプ
ローチは製作的な困難度から解放されない。従来より自
立壁は壊れ易く、再生可能なようには自立していない。
この問題は、自立側壁が、例えばフォトレジスト処理、
エッチング及びめっきなどの磁極の形成以前に実施され
る続くプロセス・ステップにおける過酷な環境に晒され
ると、一層悪化する。続く処理に耐えるために壁の構造
的な完全性が改善されなければならない。
ローチは製作的な困難度から解放されない。従来より自
立壁は壊れ易く、再生可能なようには自立していない。
この問題は、自立側壁が、例えばフォトレジスト処理、
エッチング及びめっきなどの磁極の形成以前に実施され
る続くプロセス・ステップにおける過酷な環境に晒され
ると、一層悪化する。続く処理に耐えるために壁の構造
的な完全性が改善されなければならない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ヘッ
ドの磁極間の磁気ギャップを規定する垂直壁を用いる磁
気ヘッドを製作するための、改善されたプロセスを提供
することである。
ドの磁極間の磁気ギャップを規定する垂直壁を用いる磁
気ヘッドを製作するための、改善されたプロセスを提供
することである。
【0012】本発明の別の目的は、ウエハまたは基板の
主表面に平行な面内に、バッチ処理に好適な水平記録ヘ
ッドを形成することである。
主表面に平行な面内に、バッチ処理に好適な水平記録ヘ
ッドを形成することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の原理によれば、
磁極の形成以前に、垂直壁の端部に補助的な支持が提供
される。
磁極の形成以前に、垂直壁の端部に補助的な支持が提供
される。
【0014】好適な態様では、基板内にピット(pit)
または溝(recess)が規定され、リリース層が基板上に
付着され、次にアルミナと呼ばれる酸化アルミニウムの
層が付着される。次にピット領域内において、溝がアル
ミナ層を通過してリリース層に至るまでエッチングされ
る。ポリマまたは金属材料の部分層がピット及び溝の中
線を横断してエッジに付着される。シリカなどの壁材料
の層が付着され、これはエッチングの後、ポリマまたは
金属の部分層に対して垂直な壁を残す。この壁は溝の側
壁及びアルミナにより覆われたピットまで広がり、そこ
で壁の端部が側壁に突き当てられ、固定される。磁極が
次に壁の両側に同時に形成される。次に、追加の薄膜層
が適切なステップ順序に従い付着され、所望の垂直ギャ
ップ、水平ヘッド構造が完成する。基板が腐食作用によ
り、すなわちリリース層を溶解することにより、完成さ
れた薄膜構造から分離される。それにより磁極端が露出
され、これは基板表面に平行な面内のリリース層表面に
形成されるために、ラッピングまたは磨きを必要としな
い。或いは、壁を支持するためのペデスタルが壁の各端
部のアルミナにより覆われたピット壁上に提供されても
よい。
または溝(recess)が規定され、リリース層が基板上に
付着され、次にアルミナと呼ばれる酸化アルミニウムの
層が付着される。次にピット領域内において、溝がアル
ミナ層を通過してリリース層に至るまでエッチングされ
る。ポリマまたは金属材料の部分層がピット及び溝の中
線を横断してエッジに付着される。シリカなどの壁材料
の層が付着され、これはエッチングの後、ポリマまたは
金属の部分層に対して垂直な壁を残す。この壁は溝の側
壁及びアルミナにより覆われたピットまで広がり、そこ
で壁の端部が側壁に突き当てられ、固定される。磁極が
次に壁の両側に同時に形成される。次に、追加の薄膜層
が適切なステップ順序に従い付着され、所望の垂直ギャ
ップ、水平ヘッド構造が完成する。基板が腐食作用によ
り、すなわちリリース層を溶解することにより、完成さ
れた薄膜構造から分離される。それにより磁極端が露出
され、これは基板表面に平行な面内のリリース層表面に
形成されるために、ラッピングまたは磨きを必要としな
い。或いは、壁を支持するためのペデスタルが壁の各端
部のアルミナにより覆われたピット壁上に提供されても
よい。
【0015】本発明のプレーナ付着構成は、ヘッド及び
サスペンション・アセンブリの全ての処理がウエハ表面
上で実行され、単一の統合ユニットを形成することを可
能にする。これは単一ウエハ上における、ヘッド/サス
ペンション・アセンブリの複数ユニットのバッチ生産を
可能にする。更に、単一のトランスジューサ/サスペン
ション・アセンブリの生産が拡張的な複数のラッピング
・ステップの回避により、容易となる。
サスペンション・アセンブリの全ての処理がウエハ表面
上で実行され、単一の統合ユニットを形成することを可
能にする。これは単一ウエハ上における、ヘッド/サス
ペンション・アセンブリの複数ユニットのバッチ生産を
可能にする。更に、単一のトランスジューサ/サスペン
ション・アセンブリの生産が拡張的な複数のラッピング
・ステップの回避により、容易となる。
【0016】
【実施例】最初に、本説明は本発明の一般的な原理を表
すことを目的として述べられるものであり、本発明を制
限するものではないことを述べておく。本発明の範囲は
特許請求の範囲により定められるものである。
すことを目的として述べられるものであり、本発明を制
限するものではないことを述べておく。本発明の範囲は
特許請求の範囲により定められるものである。
【0017】本発明は図1に示される磁気ディスク記憶
システムにおいて実施されるように述べられるが、本発
明が例えば磁気テープ記録システムなどの他の磁気記録
システムにも適用可能なことは明らかである。図1を参
照すると、磁気ディスク記憶システム10が示され、こ
れはハウジング11を含み、ハウジング11内には回転
式アクチュエータ13、スピンドル17上に実装される
1個または複数の関連する磁気記憶ディスク15、及び
スピンドル17に結合されて磁気記憶ディスク15を回
転する駆動手段(図示せず)が含まれる。回転式アクチ
ュエータ13は、本発明により製作される統合トランス
ジューサ/サスペンション・リード・アセンブリ19
を、磁気記憶ディスク15の表面を横断して、正確なパ
スに従い移動する。回転式アクチュエータ13は、固定
永久磁石アセンブリ23の磁場内で移動するコイル21
を含むボイス・コイル・モータを含む。アクチュエータ
・アーム25はその一方の端部に移動コイル21を有
し、ピボット・ポスト27上に回転式に実装される。支
持アーム29がアクチュエータ・アーム25の他端に取
り付けられ、磁気記憶ディスク15の表面を横断して突
き出す。支持アーム29は磁気記憶ディスク15の表面
上で、統合トランスジューサ/サスペンション・リード
・アセンブリ19を片持梁(cantilever)風に支持す
る。統合トランスジューサ/サスペンション・リード・
アセンブリ19はその一方の端部に、エア・ベアリング
面(ABS:air bearing surface)を有するサスペン
ション・セクション31及びトランスジューサ/スライ
ダ33を形成される。用語"ABS"は、一般に浮上モー
ド・ウィンチェスタ・タイプ・ディスク・ファイル及び
接触記録アプリケーションの両方において、媒体表面1
5に平行に近接する面を指す。
システムにおいて実施されるように述べられるが、本発
明が例えば磁気テープ記録システムなどの他の磁気記録
システムにも適用可能なことは明らかである。図1を参
照すると、磁気ディスク記憶システム10が示され、こ
れはハウジング11を含み、ハウジング11内には回転
式アクチュエータ13、スピンドル17上に実装される
1個または複数の関連する磁気記憶ディスク15、及び
スピンドル17に結合されて磁気記憶ディスク15を回
転する駆動手段(図示せず)が含まれる。回転式アクチ
ュエータ13は、本発明により製作される統合トランス
ジューサ/サスペンション・リード・アセンブリ19
を、磁気記憶ディスク15の表面を横断して、正確なパ
スに従い移動する。回転式アクチュエータ13は、固定
永久磁石アセンブリ23の磁場内で移動するコイル21
を含むボイス・コイル・モータを含む。アクチュエータ
・アーム25はその一方の端部に移動コイル21を有
し、ピボット・ポスト27上に回転式に実装される。支
持アーム29がアクチュエータ・アーム25の他端に取
り付けられ、磁気記憶ディスク15の表面を横断して突
き出す。支持アーム29は磁気記憶ディスク15の表面
上で、統合トランスジューサ/サスペンション・リード
・アセンブリ19を片持梁(cantilever)風に支持す
る。統合トランスジューサ/サスペンション・リード・
アセンブリ19はその一方の端部に、エア・ベアリング
面(ABS:air bearing surface)を有するサスペン
ション・セクション31及びトランスジューサ/スライ
ダ33を形成される。用語"ABS"は、一般に浮上モー
ド・ウィンチェスタ・タイプ・ディスク・ファイル及び
接触記録アプリケーションの両方において、媒体表面1
5に平行に近接する面を指す。
【0018】リード・アセンブリ19のサスペンション
・セクション31は、トランスジューサ/スライダ33
に対して、磁気記憶ディスク15の表面に実質的に直角
または垂直な負荷を提供する。この垂直負荷は磁気記憶
ディスク15が回転していない時、トランスジューサ/
スライダ33が磁気記憶ディスク15のデータ表面に接
触するように維持する。ディスク・ドライブ10のオペ
レーションの間、トランスジューサ/スライダ33と回
転ディスク15の表面との間に、トランスジューサ/ス
ライダ33に加わる垂直負荷と反対方向の空気力学的揚
力が生成され、それによりトランスジューサ/スライダ
33がディスク表面上に浮上する。或いは接触記録では
磁気記憶ディスク15の回転中、トランスジューサ/ス
ライダ33のABSがデータの読取りまたは記録のため
に媒体に接触する。
・セクション31は、トランスジューサ/スライダ33
に対して、磁気記憶ディスク15の表面に実質的に直角
または垂直な負荷を提供する。この垂直負荷は磁気記憶
ディスク15が回転していない時、トランスジューサ/
スライダ33が磁気記憶ディスク15のデータ表面に接
触するように維持する。ディスク・ドライブ10のオペ
レーションの間、トランスジューサ/スライダ33と回
転ディスク15の表面との間に、トランスジューサ/ス
ライダ33に加わる垂直負荷と反対方向の空気力学的揚
力が生成され、それによりトランスジューサ/スライダ
33がディスク表面上に浮上する。或いは接触記録では
磁気記憶ディスク15の回転中、トランスジューサ/ス
ライダ33のABSがデータの読取りまたは記録のため
に媒体に接触する。
【0019】ディスク記憶サブシステム10の様々なコ
ンポーネントのオペレーションが、制御装置35により
生成されるデータ・アクセス制御信号及び内部クロック
信号などの信号により制御される。制御装置35は論理
制御回路、記憶手段及びマイクロプロセッサを含む。制
御信号はモータ制御及びヘッド位置制御などの様々なシ
ステム・オペレーションを制御する。制御信号はアクチ
ュエータ13により選択スライダを関連ディスク15上
の所望のデータ・トラックに最適に移動及び位置決めす
るための、所望の電流プロファイルを提供する。移動式
コイル21は位置決め信号により、固定永久磁石アセン
ブリ23の磁場内で移動するように制御され、それによ
りアクチュエータ・アーム25がピボット・ポスト27
の回りを回転する。読取りまたは書込みオペレーション
におけるあるトラックから別のトラックへのトランスジ
ューサ/スライダ33の迅速なアクセスが望まれるた
め、トランスジューサが所望のトラック上に適切に位置
決めされ、最小時間でそのトラックに達することが必要
である。読取り及び書込み信号がトランスジューサ33
との間で通信され、こうした信号にはヘッド読取りまた
はヘッド書込み、またはヘッド読取り/書込みの2重目
的が含まれる。これについては以降で開示される実施例
により表される。データ符号化書込み信号は、書込みヘ
ッド内の磁極の磁場の変化を誘導し、それに従い、磁気
記憶ディスク15のデータ・トラック上のデータ領域の
磁化方向が整列し、それによりトラック上に2進データ
が記録される。すなわちデータはデータ領域間の磁化方
向の遷移により表されることになる。記録データは後に
読取りヘッドによりトラック上の磁気遷移を検出し、読
取り信号を復号化することにより、磁気記憶ディスク1
5から取り出される。
ンポーネントのオペレーションが、制御装置35により
生成されるデータ・アクセス制御信号及び内部クロック
信号などの信号により制御される。制御装置35は論理
制御回路、記憶手段及びマイクロプロセッサを含む。制
御信号はモータ制御及びヘッド位置制御などの様々なシ
ステム・オペレーションを制御する。制御信号はアクチ
ュエータ13により選択スライダを関連ディスク15上
の所望のデータ・トラックに最適に移動及び位置決めす
るための、所望の電流プロファイルを提供する。移動式
コイル21は位置決め信号により、固定永久磁石アセン
ブリ23の磁場内で移動するように制御され、それによ
りアクチュエータ・アーム25がピボット・ポスト27
の回りを回転する。読取りまたは書込みオペレーション
におけるあるトラックから別のトラックへのトランスジ
ューサ/スライダ33の迅速なアクセスが望まれるた
め、トランスジューサが所望のトラック上に適切に位置
決めされ、最小時間でそのトラックに達することが必要
である。読取り及び書込み信号がトランスジューサ33
との間で通信され、こうした信号にはヘッド読取りまた
はヘッド書込み、またはヘッド読取り/書込みの2重目
的が含まれる。これについては以降で開示される実施例
により表される。データ符号化書込み信号は、書込みヘ
ッド内の磁極の磁場の変化を誘導し、それに従い、磁気
記憶ディスク15のデータ・トラック上のデータ領域の
磁化方向が整列し、それによりトラック上に2進データ
が記録される。すなわちデータはデータ領域間の磁化方
向の遷移により表されることになる。記録データは後に
読取りヘッドによりトラック上の磁気遷移を検出し、読
取り信号を復号化することにより、磁気記憶ディスク1
5から取り出される。
【0020】統合トランスジューサ/サスペンション・
リード・アセンブリ19は半径方向のスチフネスを提供
しなければならず、磁気記憶ディスク15のデータ表面
上を支えられて移動する時、そのピッチ及び回転軸に関
して柔軟性を有さなければならない。必要に応じ、集積
回路増幅器アセンブリ37が統合トランスジューサ/サ
スペンション・リード・アセンブリ19のサスペンショ
ン・セクション31上に提供されてもよい。
リード・アセンブリ19は半径方向のスチフネスを提供
しなければならず、磁気記憶ディスク15のデータ表面
上を支えられて移動する時、そのピッチ及び回転軸に関
して柔軟性を有さなければならない。必要に応じ、集積
回路増幅器アセンブリ37が統合トランスジューサ/サ
スペンション・リード・アセンブリ19のサスペンショ
ン・セクション31上に提供されてもよい。
【0021】典型的な磁気ディスク記憶システムの上述
の説明及びそれを表す図1は、説明の目的のためにのみ
提供されたものである。ディスク記憶システムが多数の
ディスク及びアクチュエータ・アームを含み、各アクチ
ュエータ・アームが多数のスライダを支持してもよい。
また図1に示されるアクチュエータ13は回転式アクチ
ュエータであるが、他のディスク・ドライブ・システム
では既知のリニア・アクチュエータを使用する場合もあ
る。
の説明及びそれを表す図1は、説明の目的のためにのみ
提供されたものである。ディスク記憶システムが多数の
ディスク及びアクチュエータ・アームを含み、各アクチ
ュエータ・アームが多数のスライダを支持してもよい。
また図1に示されるアクチュエータ13は回転式アクチ
ュエータであるが、他のディスク・ドライブ・システム
では既知のリニア・アクチュエータを使用する場合もあ
る。
【0022】図2及び図3を参照すると、本発明の原理
による統合リード・トランスジューサ/サスペンション
・アセンブリ19の好適な実施例が表される。トランス
ジューサ/スライダ33がサスペンション・セクション
31と統合して形成され、統合化された単一の統合リー
ド・トランスジューサ/サスペンション・アセンブリ1
9が提供される。好適な実施例では、トランスジューサ
は2重目的の読取り/書込みヘッドであり、水平方向の
記録アプリケーションのためのリング・タイプの磁気誘
導ヘッドを含む。これについては前記米国特許出願第0
02290号(1993年1月8日出願)に一般に述べ
られている。
による統合リード・トランスジューサ/サスペンション
・アセンブリ19の好適な実施例が表される。トランス
ジューサ/スライダ33がサスペンション・セクション
31と統合して形成され、統合化された単一の統合リー
ド・トランスジューサ/サスペンション・アセンブリ1
9が提供される。好適な実施例では、トランスジューサ
は2重目的の読取り/書込みヘッドであり、水平方向の
記録アプリケーションのためのリング・タイプの磁気誘
導ヘッドを含む。これについては前記米国特許出願第0
02290号(1993年1月8日出願)に一般に述べ
られている。
【0023】統合リード・アセンブリ19は、酸化アル
ミニウム(Al2O3)または二酸化ケイ素(SiO2)
などの絶縁材料による細長の一般に矩形の本体39を含
み、これはサスペンション・セクション31を形成する
その長さの大部分に沿って、比較的均一な厚さを有す
る。本体39はその一端(図では左端)が幾分厚く形成
され、ここには磁気読取り/書込みヘッド33が形成さ
れ、その下面にはスライダABSがパターニングされ
る。図3に示されるように、ABSはリード・アセンブ
リ本体39の下側に形成される突起部分40を含み、こ
れはABSが媒体表面15と接触する接触記録のため
の、摩耗またはコンタクト・パッドを形成する材料を含
んだりする。或いは、突起40はその下面(すなわち媒
体表面15と対向する表面)にABSがパターニングさ
れるスライダを形成してもよく、それにより統合トラン
スジューサ/サスペンション・リード・アセンブリ19
と媒体15との間に相対運動が生じると揚力が生成さ
れ、スライダが媒体表面上に近接して浮上する。
ミニウム(Al2O3)または二酸化ケイ素(SiO2)
などの絶縁材料による細長の一般に矩形の本体39を含
み、これはサスペンション・セクション31を形成する
その長さの大部分に沿って、比較的均一な厚さを有す
る。本体39はその一端(図では左端)が幾分厚く形成
され、ここには磁気読取り/書込みヘッド33が形成さ
れ、その下面にはスライダABSがパターニングされ
る。図3に示されるように、ABSはリード・アセンブ
リ本体39の下側に形成される突起部分40を含み、こ
れはABSが媒体表面15と接触する接触記録のため
の、摩耗またはコンタクト・パッドを形成する材料を含
んだりする。或いは、突起40はその下面(すなわち媒
体表面15と対向する表面)にABSがパターニングさ
れるスライダを形成してもよく、それにより統合トラン
スジューサ/サスペンション・リード・アセンブリ19
と媒体15との間に相対運動が生じると揚力が生成さ
れ、スライダが媒体表面上に近接して浮上する。
【0024】読取り/書込みヘッド33は磁気回路を含
み、前方スタッド(stud)53及び後方ギャップ・スタ
ッド55において、上部の磁気ヨーク43が下部のヨー
ク・セクション42に磁気的に結合される。下部ヨーク
・セクション42及び45は、磁極片46と48との間
に形成される垂直ギャップ壁60により規定される水平
ギャップ47により分離される。磁極片46及び48
は、突起40の表面近傍に水平ギャップ47を提供する
ように形成され、磁極端は記録媒体に近接するように実
質的に同一平面内に含まれる。
み、前方スタッド(stud)53及び後方ギャップ・スタ
ッド55において、上部の磁気ヨーク43が下部のヨー
ク・セクション42に磁気的に結合される。下部ヨーク
・セクション42及び45は、磁極片46と48との間
に形成される垂直ギャップ壁60により規定される水平
ギャップ47により分離される。磁極片46及び48
は、突起40の表面近傍に水平ギャップ47を提供する
ように形成され、磁極端は記録媒体に近接するように実
質的に同一平面内に含まれる。
【0025】磁気ヨーク構造には、水平スパイラル・コ
イル41が誘導的に結合され、コイルの端部は、サスペ
ンション・セクション31の長さ方向に沿って延びるリ
ード導体49を通じて、端子ボンディング・パッド51
に接続される。薄膜トランスジューサ構造全体が、例え
ばアルミナのオーバコート57により保護される。統合
トランスジューサ/サスペンション・リード・アセンブ
リ19は、個々の既知の付着及びフォトリソグラフィ・
ステップの組合わせを含むプロセスにより、製作され
る。完全なリード・アセンブリ19が支持基板に平行な
層内に製作され、次に完成されたアセンブリが基板から
分離される点で、統合トランスジューサ/サスペンショ
ン・リード・アセンブリ19の製作が著しく単純化され
る。
イル41が誘導的に結合され、コイルの端部は、サスペ
ンション・セクション31の長さ方向に沿って延びるリ
ード導体49を通じて、端子ボンディング・パッド51
に接続される。薄膜トランスジューサ構造全体が、例え
ばアルミナのオーバコート57により保護される。統合
トランスジューサ/サスペンション・リード・アセンブ
リ19は、個々の既知の付着及びフォトリソグラフィ・
ステップの組合わせを含むプロセスにより、製作され
る。完全なリード・アセンブリ19が支持基板に平行な
層内に製作され、次に完成されたアセンブリが基板から
分離される点で、統合トランスジューサ/サスペンショ
ン・リード・アセンブリ19の製作が著しく単純化され
る。
【0026】特定のアプリケーションでは、最適性能の
ために特定の寸法が選択されるが、一般的には、統合ト
ランスジューサ/サスペンション・リード・アセンブリ
19は約5mm乃至20mmの範囲の全長、約0.3m
m乃至2.0mmの最大幅、及びそのサスペンション・
セクション31において約20μm乃至40μm、また
トランスジューサ・セクション33において約30μm
乃至65μmの最大厚を有し、総重量は約200マイク
ログラム乃至2.0ミリグラムの範囲である。
ために特定の寸法が選択されるが、一般的には、統合ト
ランスジューサ/サスペンション・リード・アセンブリ
19は約5mm乃至20mmの範囲の全長、約0.3m
m乃至2.0mmの最大幅、及びそのサスペンション・
セクション31において約20μm乃至40μm、また
トランスジューサ・セクション33において約30μm
乃至65μmの最大厚を有し、総重量は約200マイク
ログラム乃至2.0ミリグラムの範囲である。
【0027】本発明により実施されるプロセスの理解を
容易にするために、本プロセスにより構築されるギャッ
プ壁構造の外観を示すことが有用である。図4は、トラ
ンスジューサの内側から見た時の磁極端領域を表す斜視
図であり、オーバコート層及び上部ヨーク構造は省かれ
て示される。磁極片46及び48は、ベース基板65内
に形成されるピット70内に形成され、磁極端50及び
52が、ピット(pit)70のボトムに形成される溝7
2のボトムに形成される。薄膜製造プロセスの完了時
に、統合トランスジューサ/サスペンション・リード・
アセンブリ19全体がベース基板から取り去られ、磁極
端50及び52がABSまたは接触面に露出される(一
時的にABS及び磁極端上に形成される摩耗層を無視す
る)。磁極端50及び52は、ピットの中線を横断して
広がる垂直ギャップ壁60により分離される。
容易にするために、本プロセスにより構築されるギャッ
プ壁構造の外観を示すことが有用である。図4は、トラ
ンスジューサの内側から見た時の磁極端領域を表す斜視
図であり、オーバコート層及び上部ヨーク構造は省かれ
て示される。磁極片46及び48は、ベース基板65内
に形成されるピット70内に形成され、磁極端50及び
52が、ピット(pit)70のボトムに形成される溝7
2のボトムに形成される。薄膜製造プロセスの完了時
に、統合トランスジューサ/サスペンション・リード・
アセンブリ19全体がベース基板から取り去られ、磁極
端50及び52がABSまたは接触面に露出される(一
時的にABS及び磁極端上に形成される摩耗層を無視す
る)。磁極端50及び52は、ピットの中線を横断して
広がる垂直ギャップ壁60により分離される。
【0028】図5乃至図13は、図2及び図3に示され
る統合トランスジューサ/サスペンション・リード・ア
センブリ19の製造に関連する処理ステップを表す断面
図である(図4のライン5−5に対応する)。単純化の
ため、統合トランスジューサ/サスペンション・リード
・アセンブリ19のトランスジューサ端部だけが示され
ているが、アセンブリの残りの部分の製造に関する追加
のプロセスは、前記米国特許出願第002290号に述
べられている。
る統合トランスジューサ/サスペンション・リード・ア
センブリ19の製造に関連する処理ステップを表す断面
図である(図4のライン5−5に対応する)。単純化の
ため、統合トランスジューサ/サスペンション・リード
・アセンブリ19のトランスジューサ端部だけが示され
ているが、アセンブリの残りの部分の製造に関する追加
のプロセスは、前記米国特許出願第002290号に述
べられている。
【0029】図5及び図6を参照すると、最初にアルミ
ナ−チタン−カーバイド(Al2O3−TiC)またはシ
リコンなどの当業者には既知の好適な材料から成るプレ
ーナ・プロセス・キャリア基板65(所望の統合トラン
スジューサ/サスペンション・リード・アセンブリ19
の全長に対して十分大きい)が、化学的またはドライ・
プロセス・エッチングにより、矩形ピット70を形成す
るように試みられる。図示の例では、ピット70は20
μm×30μmの平面ベースを有する30μm×50μ
mの開口を有する。擬制層またはリリース層66が例え
ばスパッタ付着により、最初にプレーナ・プロセス・キ
ャリア基板65上に付着される。以降で明らかとなるよ
うに、リリース層66は最終的には、完成された薄膜ト
ランスジューサ/サスペンション・アセンブリ19をプ
レーナ・プロセス・キャリア基板65から解放するため
に溶解される。或いはピット70が平坦な基板上のリリ
ース層66内に形成されてもよい。リリース層66はま
た、続いて付着される摩耗層(後述)を形作るためにパ
ターニングされる。例えば、リリース層66は導電性材
料から成り、めっき技術を用いて付着される磁極片46
及び48などの続く層に対するシード(seed)またはめ
っきベース層として使用される。同様に、リリース層6
6の候補としてNiFeまたはCuがあり、これらは例
えばスパッタリングまたはめっき処理を用いて付着され
る。
ナ−チタン−カーバイド(Al2O3−TiC)またはシ
リコンなどの当業者には既知の好適な材料から成るプレ
ーナ・プロセス・キャリア基板65(所望の統合トラン
スジューサ/サスペンション・リード・アセンブリ19
の全長に対して十分大きい)が、化学的またはドライ・
プロセス・エッチングにより、矩形ピット70を形成す
るように試みられる。図示の例では、ピット70は20
μm×30μmの平面ベースを有する30μm×50μ
mの開口を有する。擬制層またはリリース層66が例え
ばスパッタ付着により、最初にプレーナ・プロセス・キ
ャリア基板65上に付着される。以降で明らかとなるよ
うに、リリース層66は最終的には、完成された薄膜ト
ランスジューサ/サスペンション・アセンブリ19をプ
レーナ・プロセス・キャリア基板65から解放するため
に溶解される。或いはピット70が平坦な基板上のリリ
ース層66内に形成されてもよい。リリース層66はま
た、続いて付着される摩耗層(後述)を形作るためにパ
ターニングされる。例えば、リリース層66は導電性材
料から成り、めっき技術を用いて付着される磁極片46
及び48などの続く層に対するシード(seed)またはめ
っきベース層として使用される。同様に、リリース層6
6の候補としてNiFeまたはCuがあり、これらは例
えばスパッタリングまたはめっき処理を用いて付着され
る。
【0030】次にアルミナのバリアまたはアンダコート
層68がリリース層66上に形成される。フォトレジス
トまたは金属マスク(図示せず)が次にアンダーコート
層68上に付着され、パターニングされる。次にアンダ
コート層68を通過しリリース層66に達する溝72
が、アンダコート層68内に形成される。この例では、
ピット70は約10μmの寸法を有する一般に矩形の溝
を含む。次のステップでは、アルミナ・アンダーコート
68及びピット72の傾斜側面及びボトム上へ、例えば
スパッタ付着によりシード層74が付着される。シード
層74は、好適にはめっき処理による磁極片46及び4
8に相当する層の付着のために必要となる。更に、続く
処理ステップの間にシード層を保護するために、例えば
アルミナの薄い保護オーバ層(図示せず)が必要とな
る。しかしながら、使用されるシード層材料が磁気材料
である場合には、これは磁気ギャップ47を磁気的に短
絡しないように、ギャップ47内に存在してはならな
い。好適な実施例では、完成されたトランスジューサ/
サスペンション・リード・アセンブリ19に対する"ウ
ェア・イン(wear-in)"・ステップにおいて、シード層
材料が磁気材料である場合に、磁極端50及び52を下
方に有するシード層74部分が摩滅または摩砕される。
しかしながら、ウェア・イン・ステップが使用されない
場合には、シード層材料は例えばCuなどのような非磁
気材料でなければならない。
層68がリリース層66上に形成される。フォトレジス
トまたは金属マスク(図示せず)が次にアンダーコート
層68上に付着され、パターニングされる。次にアンダ
コート層68を通過しリリース層66に達する溝72
が、アンダコート層68内に形成される。この例では、
ピット70は約10μmの寸法を有する一般に矩形の溝
を含む。次のステップでは、アルミナ・アンダーコート
68及びピット72の傾斜側面及びボトム上へ、例えば
スパッタ付着によりシード層74が付着される。シード
層74は、好適にはめっき処理による磁極片46及び4
8に相当する層の付着のために必要となる。更に、続く
処理ステップの間にシード層を保護するために、例えば
アルミナの薄い保護オーバ層(図示せず)が必要とな
る。しかしながら、使用されるシード層材料が磁気材料
である場合には、これは磁気ギャップ47を磁気的に短
絡しないように、ギャップ47内に存在してはならな
い。好適な実施例では、完成されたトランスジューサ/
サスペンション・リード・アセンブリ19に対する"ウ
ェア・イン(wear-in)"・ステップにおいて、シード層
材料が磁気材料である場合に、磁極端50及び52を下
方に有するシード層74部分が摩滅または摩砕される。
しかしながら、ウェア・イン・ステップが使用されない
場合には、シード層材料は例えばCuなどのような非磁
気材料でなければならない。
【0031】図7を参照すると、フォトリソグラフィッ
ク技術により、フォトレジストなどの金属またはポリマ
材料の部分層76が、ピット70及び溝72のほぼ半分
を覆うように形成される。この部分層76は垂直側壁を
規定し、この垂直側壁はギャップ壁が中線に沿って形成
されるように、壁の厚さを考慮してピット及び溝の中線
から僅かにオフセットされる。
ク技術により、フォトレジストなどの金属またはポリマ
材料の部分層76が、ピット70及び溝72のほぼ半分
を覆うように形成される。この部分層76は垂直側壁を
規定し、この垂直側壁はギャップ壁が中線に沿って形成
されるように、壁の厚さを考慮してピット及び溝の中線
から僅かにオフセットされる。
【0032】図8に示されるように、真空蒸着などの等
方性付着技術を使用することにより、セラミックまたは
絶縁材料、アルミナまたはシリカ(SiO2)などの非
磁気材料の薄い層78が、部分層76及びピット70及
び溝72上に形成される。このシリカ層78の厚さd
は、実質的に垂直磁気ギャップ47の所望の厚さと同じ
である。リアクティブ・イオン・エッチングなどの異方
性エッチング技術を使用することにより、全水平面から
材料を取り去るように、シリカ層78が選択的にエッチ
ングされる(図9参照)。このエッチング・ステップか
ら、垂直側壁77において層78の薄膜化が経験される
場合には、初期に僅かに厚いシリカ層78を付着するこ
とにより、これを補正することができる。次に従来手段
により部分層76が除去され、溝72及びピット70を
横断して延びる垂直ギャップ壁60が取り残される(図
10参照)。垂直ギャップ壁60の端部は、アルミナに
より覆われた溝72及びピット70の側壁71に突き当
てられて取り付けられ(図4参照)、それにより壁が続
く処理及びプロセス・ステップから生じる動揺に対して
安定化される。余分なシリカ材料をフォトマスキング及
び化学エッチングにより、壁から除去してもよい。。
方性付着技術を使用することにより、セラミックまたは
絶縁材料、アルミナまたはシリカ(SiO2)などの非
磁気材料の薄い層78が、部分層76及びピット70及
び溝72上に形成される。このシリカ層78の厚さd
は、実質的に垂直磁気ギャップ47の所望の厚さと同じ
である。リアクティブ・イオン・エッチングなどの異方
性エッチング技術を使用することにより、全水平面から
材料を取り去るように、シリカ層78が選択的にエッチ
ングされる(図9参照)。このエッチング・ステップか
ら、垂直側壁77において層78の薄膜化が経験される
場合には、初期に僅かに厚いシリカ層78を付着するこ
とにより、これを補正することができる。次に従来手段
により部分層76が除去され、溝72及びピット70を
横断して延びる垂直ギャップ壁60が取り残される(図
10参照)。垂直ギャップ壁60の端部は、アルミナに
より覆われた溝72及びピット70の側壁71に突き当
てられて取り付けられ(図4参照)、それにより壁が続
く処理及びプロセス・ステップから生じる動揺に対して
安定化される。余分なシリカ材料をフォトマスキング及
び化学エッチングにより、壁から除去してもよい。。
【0033】図11を参照すると、従来のマスキング及
び真空蒸着または電気めっき技術の使用により、磁極片
46及び48が同時に形成され、磁極端50及び52が
溝72内の垂直ギャップ壁60の両側に形成され、以前
に付着されたシード層保護オーバレイがめっき以前に除
去される。このようにして得られた構造が図4に示され
る。
び真空蒸着または電気めっき技術の使用により、磁極片
46及び48が同時に形成され、磁極端50及び52が
溝72内の垂直ギャップ壁60の両側に形成され、以前
に付着されたシード層保護オーバレイがめっき以前に除
去される。このようにして得られた構造が図4に示され
る。
【0034】単一のステップにおいて磁極片46及び4
8の両方を同時に形成することは、幾つかの利点を有す
る。第1に、磁極端50及び52の良好なアラインメン
トが得られる。第2に、垂直壁の両側を連続照射するこ
とにより、改善されたライン幅制御が提供され、イメー
ジング磁束の回折による近接効果、すなわち極コーナの
丸みなどが最小化される。第3に、磁極片46及び48
の構造が同一となる。
8の両方を同時に形成することは、幾つかの利点を有す
る。第1に、磁極端50及び52の良好なアラインメン
トが得られる。第2に、垂直壁の両側を連続照射するこ
とにより、改善されたライン幅制御が提供され、イメー
ジング磁束の回折による近接効果、すなわち極コーナの
丸みなどが最小化される。第3に、磁極片46及び48
の構造が同一となる。
【0035】図12を参照すると、統合トランスジュー
サ/サスペンション・リード・アセンブリ19を完成す
るために、標準のスタッド及びパッド技術により、スタ
ッド・パッド53及び55が生成される。磁極片46及
び48を含む下部磁気ヨーク・セクション42、45、
上部磁気ヨーク43は、一般にパーマロイと呼ばれるニ
ッケル鉄合金(NiFe)、或いは鉄(Fe)、ニッケ
ル(Ni)及びコバルト(Co)またはそれらの合金な
どの他の好適な磁気材料から成り、好適には既知のよう
にめっきされる。同様に、コイル巻線41、リード導体
49及び端子ボンディング・パッド51がめっき技術に
より、例えば銅(Cu)または金(Au)から形成され
る。下部磁気ヨーク全体、すなわちセクション42、4
5及び磁極片46、48は、通常、最初に下部磁極片を
形成し、次に下部磁気ヨーク・セクション42及び45
の残り部分を形成するのではなく、1回のめっきオペレ
ーションにより形成される。コイル巻線41のめっき以
前に、絶縁層(図示せず)が下部磁極片46、48及び
下部磁気ヨーク・セクション42、45上に付着され
る。製造中に遭遇する既知の様々な困難のために、上部
磁気ヨーク43は別のめっきステップにおいて形成さ
れ、残りの磁極片はコイル巻線41及びリード導体49
が形成された後に、続くプロセス・ステップにおいてめ
っきされ、上部ヨークに"スティッチ(stitched)"され
る。上部磁気ヨーク43のめっき以前に、コイル巻線4
1をオーバレイする第2の絶縁層(図示せず)が付着さ
れる。
サ/サスペンション・リード・アセンブリ19を完成す
るために、標準のスタッド及びパッド技術により、スタ
ッド・パッド53及び55が生成される。磁極片46及
び48を含む下部磁気ヨーク・セクション42、45、
上部磁気ヨーク43は、一般にパーマロイと呼ばれるニ
ッケル鉄合金(NiFe)、或いは鉄(Fe)、ニッケ
ル(Ni)及びコバルト(Co)またはそれらの合金な
どの他の好適な磁気材料から成り、好適には既知のよう
にめっきされる。同様に、コイル巻線41、リード導体
49及び端子ボンディング・パッド51がめっき技術に
より、例えば銅(Cu)または金(Au)から形成され
る。下部磁気ヨーク全体、すなわちセクション42、4
5及び磁極片46、48は、通常、最初に下部磁極片を
形成し、次に下部磁気ヨーク・セクション42及び45
の残り部分を形成するのではなく、1回のめっきオペレ
ーションにより形成される。コイル巻線41のめっき以
前に、絶縁層(図示せず)が下部磁極片46、48及び
下部磁気ヨーク・セクション42、45上に付着され
る。製造中に遭遇する既知の様々な困難のために、上部
磁気ヨーク43は別のめっきステップにおいて形成さ
れ、残りの磁極片はコイル巻線41及びリード導体49
が形成された後に、続くプロセス・ステップにおいてめ
っきされ、上部ヨークに"スティッチ(stitched)"され
る。上部磁気ヨーク43のめっき以前に、コイル巻線4
1をオーバレイする第2の絶縁層(図示せず)が付着さ
れる。
【0036】図14乃至図18を参照すると、垂直ギャ
ップ壁60を形成するプロセス・ステップの別の順序が
表される。図14に示されるように、例えば約5μm厚
のフォトレジスト層63が基板61上に広がる。この例
では、基板61は図5及び図6に関連して上述されたよ
うに用意され、例えば基板表面上に形成されるCr(3
00 )/Cu(1μm)/Cr(2000 )/W
(1000 )から成るアルミナ分離層及び積層リリー
ス層を有する酸化アルミニウム/炭化チタン基板を含
む。この実施例では、リリース層はめっきシード層とし
ての役割も果たす。フォトレジスト層63はパターニン
グされ、硬化され、次に例えばリアクティブ・イオン・
エッチング(RIE)によりエッチングされ、ピット7
0及び溝72のほぼ中央を横断して広がる垂直エッジ7
7を有する部分層63が形成される。次に、SiO2な
どの非磁気材料の薄い層が、部分層63及び他の露出表
面上に付着される。次に、例えばCF4 RIEなどの
直接イオン・ミリング(directional ion milling)プ
ロセスにより、垂直エッジ77上に付着された以外の全
ての非磁気材料が除去され、ピット70及び溝72を横
断して延びる垂直ギャップ壁60が形成される。部分層
63と同様に、基板61及びピット70及び溝72の残
りの露出部分を覆う第2のフォトレジスト層67が次に
付着され、フォトレジスト63及び67の合計の厚さは
ほぼ10μmとなる。第2のフォトレジスト層67が次
に硬化され、フォトレジスト層63、67がパターニン
グされて、図18に示されるように、磁極片46、48
及び磁極端50、52を含む下部磁気ヨーク・セクショ
ン42及び45において、めっきフレーム69が形成さ
れる。上述のプロセス手順により形成された垂直壁は、
フォトレジスト層63、67によりその両側が支持され
る。垂直ギャップ壁60はまた、垂直壁をその端部にお
いて固定して支持する必要がないので、平らな表面上に
構成されてもよい。
ップ壁60を形成するプロセス・ステップの別の順序が
表される。図14に示されるように、例えば約5μm厚
のフォトレジスト層63が基板61上に広がる。この例
では、基板61は図5及び図6に関連して上述されたよ
うに用意され、例えば基板表面上に形成されるCr(3
00 )/Cu(1μm)/Cr(2000 )/W
(1000 )から成るアルミナ分離層及び積層リリー
ス層を有する酸化アルミニウム/炭化チタン基板を含
む。この実施例では、リリース層はめっきシード層とし
ての役割も果たす。フォトレジスト層63はパターニン
グされ、硬化され、次に例えばリアクティブ・イオン・
エッチング(RIE)によりエッチングされ、ピット7
0及び溝72のほぼ中央を横断して広がる垂直エッジ7
7を有する部分層63が形成される。次に、SiO2な
どの非磁気材料の薄い層が、部分層63及び他の露出表
面上に付着される。次に、例えばCF4 RIEなどの
直接イオン・ミリング(directional ion milling)プ
ロセスにより、垂直エッジ77上に付着された以外の全
ての非磁気材料が除去され、ピット70及び溝72を横
断して延びる垂直ギャップ壁60が形成される。部分層
63と同様に、基板61及びピット70及び溝72の残
りの露出部分を覆う第2のフォトレジスト層67が次に
付着され、フォトレジスト63及び67の合計の厚さは
ほぼ10μmとなる。第2のフォトレジスト層67が次
に硬化され、フォトレジスト層63、67がパターニン
グされて、図18に示されるように、磁極片46、48
及び磁極端50、52を含む下部磁気ヨーク・セクショ
ン42及び45において、めっきフレーム69が形成さ
れる。上述のプロセス手順により形成された垂直壁は、
フォトレジスト層63、67によりその両側が支持され
る。垂直ギャップ壁60はまた、垂直壁をその端部にお
いて固定して支持する必要がないので、平らな表面上に
構成されてもよい。
【0037】アルミナの厚い層57が次に完成されたヘ
ッド構造上に付着され、トランスジューサ33の完全な
カプセル化が提供される。
ッド構造上に付着され、トランスジューサ33の完全な
カプセル化が提供される。
【0038】アルミナ・サスペンション材料は、好適に
は、20μm乃至50μmの厚さにスパッタリングされ
る。統合トランスジューサ/サスペンション・リード・
アセンブリ19に対して対称的な応力が所望される場合
には、リリース層上の保護アルミナ層68は、リード・
アセンブリの最上部のオーバコート層に等しい厚さを有
するべきである。サスペンション・アセンブリのプレー
ナ形状が、既知の従来のエッチング技術を用いて、ヘッ
ドの回りにパターニングされる。基板上で複数のアセン
ブリが同時に製造される時、アルミナのオーバコート及
びアンダーコートが、基板上で別々の隣接するリード・
アセンブリにエッチングまたは切断される。リリース層
が次に溶解され、ヘッド/サスペンション・アセンブリ
が基板から解放され、その結果、図13に示される構造
が得られる(図13は図2に示されるヘッド領域の拡大
図である)。
は、20μm乃至50μmの厚さにスパッタリングされ
る。統合トランスジューサ/サスペンション・リード・
アセンブリ19に対して対称的な応力が所望される場合
には、リリース層上の保護アルミナ層68は、リード・
アセンブリの最上部のオーバコート層に等しい厚さを有
するべきである。サスペンション・アセンブリのプレー
ナ形状が、既知の従来のエッチング技術を用いて、ヘッ
ドの回りにパターニングされる。基板上で複数のアセン
ブリが同時に製造される時、アルミナのオーバコート及
びアンダーコートが、基板上で別々の隣接するリード・
アセンブリにエッチングまたは切断される。リリース層
が次に溶解され、ヘッド/サスペンション・アセンブリ
が基板から解放され、その結果、図13に示される構造
が得られる(図13は図2に示されるヘッド領域の拡大
図である)。
【0039】接触記録において摩耗層の提供が望まれる
場合には、ヘッドのエア・ベアリング表面上に抵抗面を
形成するように、溝72のエッチング後に、耐摩耗層
(図示せず)がリリース層上に付着されるべきである。
摩耗層は、磁極端50及び52の近傍の続くラッピング
・プロセスを回避するように、薄く付着されるべきであ
る。ヘッドの構造的な完全性を改善するために、他の材
料(図示せず)が、図2に示される基本リード・アセン
ブリ上にオーバレイされてもよい。構造は適切なラッピ
ングまたはイオン・ミリング・プロシージャにより仕上
げられ、所望の外観構造が得られる。更に詳細に関して
は、上記米国特許出願第002290号を参照された
い。
場合には、ヘッドのエア・ベアリング表面上に抵抗面を
形成するように、溝72のエッチング後に、耐摩耗層
(図示せず)がリリース層上に付着されるべきである。
摩耗層は、磁極端50及び52の近傍の続くラッピング
・プロセスを回避するように、薄く付着されるべきであ
る。ヘッドの構造的な完全性を改善するために、他の材
料(図示せず)が、図2に示される基本リード・アセン
ブリ上にオーバレイされてもよい。構造は適切なラッピ
ングまたはイオン・ミリング・プロシージャにより仕上
げられ、所望の外観構造が得られる。更に詳細に関して
は、上記米国特許出願第002290号を参照された
い。
【0040】本発明の別の実施例が、図19乃至図21
に関連して開示される。この実施例では、垂直壁60の
端部をピット70及び溝72のアルミナにより覆われる
側壁により支持する代わりに、この垂直壁の両端部は、
ピット70内に予め形成した薄膜分野ではペデスタルと
呼ばれている2個の支持脚台80及び81により支持さ
れる。更にペデスタルの使用により、垂直壁をピット内
ではなくて、完全に平坦な表面上に形成することも可能
になる。
に関連して開示される。この実施例では、垂直壁60の
端部をピット70及び溝72のアルミナにより覆われる
側壁により支持する代わりに、この垂直壁の両端部は、
ピット70内に予め形成した薄膜分野ではペデスタルと
呼ばれている2個の支持脚台80及び81により支持さ
れる。更にペデスタルの使用により、垂直壁をピット内
ではなくて、完全に平坦な表面上に形成することも可能
になる。
【0041】垂直側壁77を形成するために部分層76
を付着する以前に(すなわち、前述の実施例の図6に示
されるステップの後に)、2個のペデスタル80及び8
1が、図20に示されるように、ピット70内の溝72
上に形成される。これは銅ペデスタルを形成するための
従来のフォトマスク及び付着技術により実施される。次
に、図7で表された上述の実施例の場合と同様に、部分
層76がピット70のほぼ半分を覆うように付着され、
ペデスタル間の側壁を規定する(図21参照)。続くス
テップ(図示せず)は、上述の実施例における図8乃至
図13で示されたステップと同様である。シリカ層がこ
の側壁に対して付着される。特にシリカ層78の選択的
エッチング(銅ペデスタルはリアクティブ・イオン・エ
ッチング・プロセスによって影響されない)及びフォト
レジストの除去において、垂直ギャップ壁60がペデス
タル間に形成される。リード構造を完成するための残り
のプロセスは、上述の実施例に関連して述べられたプロ
セスと同様である。
を付着する以前に(すなわち、前述の実施例の図6に示
されるステップの後に)、2個のペデスタル80及び8
1が、図20に示されるように、ピット70内の溝72
上に形成される。これは銅ペデスタルを形成するための
従来のフォトマスク及び付着技術により実施される。次
に、図7で表された上述の実施例の場合と同様に、部分
層76がピット70のほぼ半分を覆うように付着され、
ペデスタル間の側壁を規定する(図21参照)。続くス
テップ(図示せず)は、上述の実施例における図8乃至
図13で示されたステップと同様である。シリカ層がこ
の側壁に対して付着される。特にシリカ層78の選択的
エッチング(銅ペデスタルはリアクティブ・イオン・エ
ッチング・プロセスによって影響されない)及びフォト
レジストの除去において、垂直ギャップ壁60がペデス
タル間に形成される。リード構造を完成するための残り
のプロセスは、上述の実施例に関連して述べられたプロ
セスと同様である。
【0042】上述の実施例により形成された完成ヘッド
内の垂直壁は、アルミナ層内のピットまたは溝の側壁ま
たはペデスタルを支持として必要としない。なぜなら、
壁が磁極端によりサンドイッチ状に挟まれるからであ
る。必要に応じて側壁またはペデスタルがヘッドの完全
性に影響を及ぼすことのないように、除去されてもよ
い。
内の垂直壁は、アルミナ層内のピットまたは溝の側壁ま
たはペデスタルを支持として必要としない。なぜなら、
壁が磁極端によりサンドイッチ状に挟まれるからであ
る。必要に応じて側壁またはペデスタルがヘッドの完全
性に影響を及ぼすことのないように、除去されてもよ
い。
【0043】本発明は特定の実施例に関連して述べられ
てきたが、当業者には理解されるように、本発明の精神
及び範囲を逸脱することなしに、その形態及び詳細に関
する様々な変更が可能である。また、回転式アクチュエ
ータの代わりに、リニア・アクチュエータが使用されて
もよい。ここで開示された構造は、例えばスパッタリン
グ、気相成長、めっき、化学蒸着、イオン・ビーム付
着、及びエッチングなどの任意の従来の薄膜エッチング
及び付着プロセスと、それに伴う磁気的、電気的構造パ
ーツの既知のフォト・パターニング(フォトマスキング
及びフォトリソグラフィ・プロセスを含む)により形成
される。
てきたが、当業者には理解されるように、本発明の精神
及び範囲を逸脱することなしに、その形態及び詳細に関
する様々な変更が可能である。また、回転式アクチュエ
ータの代わりに、リニア・アクチュエータが使用されて
もよい。ここで開示された構造は、例えばスパッタリン
グ、気相成長、めっき、化学蒸着、イオン・ビーム付
着、及びエッチングなどの任意の従来の薄膜エッチング
及び付着プロセスと、それに伴う磁気的、電気的構造パ
ーツの既知のフォト・パターニング(フォトマスキング
及びフォトリソグラフィ・プロセスを含む)により形成
される。
【0044】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
の事項を開示する。
【0045】(1)磁気トランスジューサを製造する方
法であって、基板とリリース層が側壁を有するピットを
規定するように、表面に前記リリース層が形成された前
記基板を提供するステップと、前記ピット内に、前記ピ
ットの前記側壁により端部が支持される非磁気材料の垂
直壁を形成するステップと、各々が磁気ギャップを規定
する前記垂直壁により互いに分離され、対向して前記ピ
ット内に配置される磁極端を有する、磁気材料の第1及
び第2の磁極片を形成するステップと、前記磁極片を磁
気的に結合するステップと、前記リリース層を除去する
ことにより、前記基板を前記基板上に形成される磁気ト
ランスジューサから分離するステップと、を含む方法。 (2)前記ピットが前記磁極端が配置される溝を含む、
前記(1)記載の方法。 (3)前記垂直壁を形成する前記ステップが、前記ピッ
トを横断して形成される垂直エッジを有する、第1の材
料の層を付着するステップと、前記第1の材料の層の前
記垂直エッジ上に第2の材料の層を付着するステップ
と、前記垂直エッジ上に付着された前記第2の材料の層
部分を取り残すように、前記第2の材料の層及び前記第
1の材料の層の水平部分を取り除き、それにより、端部
が前記ピットの前記側壁により支持され、前記ピットを
横断して延びる前記垂直壁を形成する前記除去ステップ
と、を含む、前記(1)記載の方法。 (4)前記垂直壁を形成するステップが、前記ピットを
横断して形成される垂直エッジを有する、第1の材料の
層を付着するステップと、前記垂直エッジ上に付着され
る第2の材料の層を前記第1の材料の層上に付着するス
テップと、前記垂直エッジ上に付着された前記第2の材
料の層部分を取り残すように、前記第2の材料の層の水
平部分を取り除き、それにより前記垂直壁を形成する、
前記除去ステップと、前記第1の材料の第2の層を、前
記リリース層及び前記第1の材料の前記第1の層を含む
前記ピット上に付着するステップと、を含む、前記
(1)記載の方法。 (5)前記第1の材料の前記第1及び第2の層をパター
ニング及びエッチングし、前記第1及び第2の磁極片の
めっきフレームを形成するステップを含む、前記(4)
記載の方法。 (6)前記磁極片に誘導的に結合される磁気誘導コイル
及び前記コイル用の電気リードを形成するステップと、
前記磁極片と単体として統合されるサスペンション部材
を形成するステップと、を含む、前記(1)記載の方
法。 (7)前記磁気材料がニッケル、鉄、コバルト、ニッケ
ル鉄、及びニッケル、鉄またはコバルトの磁石合金を含
むグループから選択される材料を含む、前記(1)記載
の方法。 (8)前記磁気材料がニッケル鉄を含む、前記(7)記
載の方法。 (9)前記第1の材料が金属材料を含む、前記(4)記
載の方法。 (10)前記第1の材料がポリマ材料を含む、前記
(4)記載の方法。 (11)前記第2の材料が絶縁材料を含む、前記(4)
記載の方法。 (12)前記第2の材料が酸化アルミニウム及び酸化ケ
イ素を含むグループから選択される、前記(4)記載の
方法。 (13)磁気ディスク記憶システムを製造する方法であ
って、少なくとも1つの磁気記憶ディスクと、前記磁気
記憶ディスクを回転するドライブ機構と、サスペンショ
ン部材上に支持される磁気トランスジューサを、前記磁
気記憶ディスクの表面の近くに移動するアクチュエータ
機構と、を含む、磁気トランスジューサを提供するステ
ップであって、前記トランスジューサが、基板とリリー
ス層が側壁を有するピットを規定するように、表面に前
記リリース層が形成された前記基板を提供するステップ
と、前記ピット内に、前記ピットの前記側壁により端部
が支持される非磁気材料の垂直壁を形成するステップ
と、各々が磁気ギャップを規定する前記垂直壁により互
いに分離され、対向して前記ピット内に配置される磁極
端を有する、磁気材料の第1及び第2の磁極片を形成す
るステップと、前記磁極片を磁気的に結合するステップ
と、前記リリース層を除去することにより、前記基板を
前記基板上に形成される磁気トランスジューサから分離
するステップと、を含む方法により製造される、前記ス
テップと、を含む方法。 (14)前記ピットが前記磁極端が配置される溝を含
む、前記(13)記載の方法。 (15)前記垂直壁を形成する前記ステップが、前記ピ
ットを横断して形成される垂直エッジを有する、第1の
材料の層を付着するステップと、前記第1の材料の層の
前記垂直エッジ上に、第2の材料の層を付着するステッ
プと、前記垂直エッジ上に付着された前記第2の材料の
層部分を取り残すように、前記第2の材料の層の水平部
分を取り除き、それにより、前記ピットを横断して延び
る前記垂直壁を形成する、前記除去ステップと、前記第
1の材料の第2の層を、前記リリース層及び前記第1の
材料の前記第1の層を含む前記ピット上に付着するステ
ップと、を含む、前記(13)記載の方法。 (16)前記第1の材料の前記第1及び第2の層をパタ
ーニング及びエッチングし、前記第1及び第2の磁極片
のめっきフレームを形成するステップを含む、前記(1
5)記載の方法。 (17)前記磁気トランスジューサが前記サスペンショ
ン部材と統合された単体として製作される、前記(1
3)記載の方法。 (18)エア・ベアリング面を有する本体と、磁気材料
から形成され、前記本体内に対向して前記エア・ベアリ
ング表面の近くに配置される磁極端を有する2個の磁極
片と、端部において前記本体により支持され、前記磁極
端を分離する垂直壁と、前記磁極片を磁気的に結合する
手段と、を含む、磁気トランスジューサ。 (19)前記本体が前記垂直壁の各端部を支持するペデ
スタルを含む、前記(18)記載の磁気トランスジュー
サ。 (20)前記本体が細長であり、単体として統合された
サスペンション部材を含む、前記(18)記載の磁気ト
ランスジューサ。 (21)前記磁気材料がニッケル、鉄、コバルト、ニッ
ケル鉄、及びニッケル、鉄またはコバルトの磁石合金を
含むグループから選択される材料を含む、前記(18)
記載の磁気トランスジューサ。 (22)前記垂直壁が酸化アルミニウム及び酸化ケイ素
を含むグループから選択される材料を含む、前記(1
8)記載の磁気トランスジューサ。 (23)前記ペデスタルが非磁気材料から形成される、
前記(19)記載の磁気トランスジューサ。 (24)前記非磁気材料が銅を含む、前記(23)記載
の磁気トランスジューサ。 (25)ハウジングと、前記ハウジング内に実装されて
回転し、データ記録用のデータ・トラックを有する少な
くとも1つの磁気記憶ディスクと、前記ハウジング内に
前記媒体ディスクに近接して配置されるアクチュエータ
・アームと、前記アクチュエータ・アームに結合される
トランスジューサ及びサスペンション・アセンブリであ
って、前記アクチュエータ・アームの一方の端部の近く
に形成されるエア・ベアリング表面を有する細長の本体
と、磁極端が前記本体内に対向して前記エア・ベアリン
グ表面の近くに配置される2個の磁極片と、端部におい
て前記本体により支持され、前記磁極端を分離する非磁
性材料の垂直壁と、前記磁極片を磁気的に結合する手段
と、を含む、前記トランスジューサ及びサスペンション
・アセンブリと、を含む、磁気ディスク記憶システム。 (26)前記本体が前記壁の各端部を支持するペデスタ
ルを含む、前記(25)記載の磁気ディスク記憶システ
ム。 (27)前記本体が単体として統合された構造を有す
る、前記(25)記載の磁気ディスク記憶システム。 (28)プレーナ表面上に垂直壁を形成する方法であっ
て、基板を提供するステップと、前記基板の一部上に、
前記基板の少なくとも一部を横断して形成される垂直壁
を有する第1の材料の層を付着するステップと、前記垂
直壁上に付着されるように、前記第1の材料の層上に第
2の材料の層を付着するステップと、前記垂直壁上に付
着された前記第2の材料の層部分を取り残すように、前
記第2の材料の層の水平部分を取り除くステップと、前
記基板及び前記第1の材料の層上に第3の材料の層を付
着するステップと、を含む方法。
法であって、基板とリリース層が側壁を有するピットを
規定するように、表面に前記リリース層が形成された前
記基板を提供するステップと、前記ピット内に、前記ピ
ットの前記側壁により端部が支持される非磁気材料の垂
直壁を形成するステップと、各々が磁気ギャップを規定
する前記垂直壁により互いに分離され、対向して前記ピ
ット内に配置される磁極端を有する、磁気材料の第1及
び第2の磁極片を形成するステップと、前記磁極片を磁
気的に結合するステップと、前記リリース層を除去する
ことにより、前記基板を前記基板上に形成される磁気ト
ランスジューサから分離するステップと、を含む方法。 (2)前記ピットが前記磁極端が配置される溝を含む、
前記(1)記載の方法。 (3)前記垂直壁を形成する前記ステップが、前記ピッ
トを横断して形成される垂直エッジを有する、第1の材
料の層を付着するステップと、前記第1の材料の層の前
記垂直エッジ上に第2の材料の層を付着するステップ
と、前記垂直エッジ上に付着された前記第2の材料の層
部分を取り残すように、前記第2の材料の層及び前記第
1の材料の層の水平部分を取り除き、それにより、端部
が前記ピットの前記側壁により支持され、前記ピットを
横断して延びる前記垂直壁を形成する前記除去ステップ
と、を含む、前記(1)記載の方法。 (4)前記垂直壁を形成するステップが、前記ピットを
横断して形成される垂直エッジを有する、第1の材料の
層を付着するステップと、前記垂直エッジ上に付着され
る第2の材料の層を前記第1の材料の層上に付着するス
テップと、前記垂直エッジ上に付着された前記第2の材
料の層部分を取り残すように、前記第2の材料の層の水
平部分を取り除き、それにより前記垂直壁を形成する、
前記除去ステップと、前記第1の材料の第2の層を、前
記リリース層及び前記第1の材料の前記第1の層を含む
前記ピット上に付着するステップと、を含む、前記
(1)記載の方法。 (5)前記第1の材料の前記第1及び第2の層をパター
ニング及びエッチングし、前記第1及び第2の磁極片の
めっきフレームを形成するステップを含む、前記(4)
記載の方法。 (6)前記磁極片に誘導的に結合される磁気誘導コイル
及び前記コイル用の電気リードを形成するステップと、
前記磁極片と単体として統合されるサスペンション部材
を形成するステップと、を含む、前記(1)記載の方
法。 (7)前記磁気材料がニッケル、鉄、コバルト、ニッケ
ル鉄、及びニッケル、鉄またはコバルトの磁石合金を含
むグループから選択される材料を含む、前記(1)記載
の方法。 (8)前記磁気材料がニッケル鉄を含む、前記(7)記
載の方法。 (9)前記第1の材料が金属材料を含む、前記(4)記
載の方法。 (10)前記第1の材料がポリマ材料を含む、前記
(4)記載の方法。 (11)前記第2の材料が絶縁材料を含む、前記(4)
記載の方法。 (12)前記第2の材料が酸化アルミニウム及び酸化ケ
イ素を含むグループから選択される、前記(4)記載の
方法。 (13)磁気ディスク記憶システムを製造する方法であ
って、少なくとも1つの磁気記憶ディスクと、前記磁気
記憶ディスクを回転するドライブ機構と、サスペンショ
ン部材上に支持される磁気トランスジューサを、前記磁
気記憶ディスクの表面の近くに移動するアクチュエータ
機構と、を含む、磁気トランスジューサを提供するステ
ップであって、前記トランスジューサが、基板とリリー
ス層が側壁を有するピットを規定するように、表面に前
記リリース層が形成された前記基板を提供するステップ
と、前記ピット内に、前記ピットの前記側壁により端部
が支持される非磁気材料の垂直壁を形成するステップ
と、各々が磁気ギャップを規定する前記垂直壁により互
いに分離され、対向して前記ピット内に配置される磁極
端を有する、磁気材料の第1及び第2の磁極片を形成す
るステップと、前記磁極片を磁気的に結合するステップ
と、前記リリース層を除去することにより、前記基板を
前記基板上に形成される磁気トランスジューサから分離
するステップと、を含む方法により製造される、前記ス
テップと、を含む方法。 (14)前記ピットが前記磁極端が配置される溝を含
む、前記(13)記載の方法。 (15)前記垂直壁を形成する前記ステップが、前記ピ
ットを横断して形成される垂直エッジを有する、第1の
材料の層を付着するステップと、前記第1の材料の層の
前記垂直エッジ上に、第2の材料の層を付着するステッ
プと、前記垂直エッジ上に付着された前記第2の材料の
層部分を取り残すように、前記第2の材料の層の水平部
分を取り除き、それにより、前記ピットを横断して延び
る前記垂直壁を形成する、前記除去ステップと、前記第
1の材料の第2の層を、前記リリース層及び前記第1の
材料の前記第1の層を含む前記ピット上に付着するステ
ップと、を含む、前記(13)記載の方法。 (16)前記第1の材料の前記第1及び第2の層をパタ
ーニング及びエッチングし、前記第1及び第2の磁極片
のめっきフレームを形成するステップを含む、前記(1
5)記載の方法。 (17)前記磁気トランスジューサが前記サスペンショ
ン部材と統合された単体として製作される、前記(1
3)記載の方法。 (18)エア・ベアリング面を有する本体と、磁気材料
から形成され、前記本体内に対向して前記エア・ベアリ
ング表面の近くに配置される磁極端を有する2個の磁極
片と、端部において前記本体により支持され、前記磁極
端を分離する垂直壁と、前記磁極片を磁気的に結合する
手段と、を含む、磁気トランスジューサ。 (19)前記本体が前記垂直壁の各端部を支持するペデ
スタルを含む、前記(18)記載の磁気トランスジュー
サ。 (20)前記本体が細長であり、単体として統合された
サスペンション部材を含む、前記(18)記載の磁気ト
ランスジューサ。 (21)前記磁気材料がニッケル、鉄、コバルト、ニッ
ケル鉄、及びニッケル、鉄またはコバルトの磁石合金を
含むグループから選択される材料を含む、前記(18)
記載の磁気トランスジューサ。 (22)前記垂直壁が酸化アルミニウム及び酸化ケイ素
を含むグループから選択される材料を含む、前記(1
8)記載の磁気トランスジューサ。 (23)前記ペデスタルが非磁気材料から形成される、
前記(19)記載の磁気トランスジューサ。 (24)前記非磁気材料が銅を含む、前記(23)記載
の磁気トランスジューサ。 (25)ハウジングと、前記ハウジング内に実装されて
回転し、データ記録用のデータ・トラックを有する少な
くとも1つの磁気記憶ディスクと、前記ハウジング内に
前記媒体ディスクに近接して配置されるアクチュエータ
・アームと、前記アクチュエータ・アームに結合される
トランスジューサ及びサスペンション・アセンブリであ
って、前記アクチュエータ・アームの一方の端部の近く
に形成されるエア・ベアリング表面を有する細長の本体
と、磁極端が前記本体内に対向して前記エア・ベアリン
グ表面の近くに配置される2個の磁極片と、端部におい
て前記本体により支持され、前記磁極端を分離する非磁
性材料の垂直壁と、前記磁極片を磁気的に結合する手段
と、を含む、前記トランスジューサ及びサスペンション
・アセンブリと、を含む、磁気ディスク記憶システム。 (26)前記本体が前記壁の各端部を支持するペデスタ
ルを含む、前記(25)記載の磁気ディスク記憶システ
ム。 (27)前記本体が単体として統合された構造を有す
る、前記(25)記載の磁気ディスク記憶システム。 (28)プレーナ表面上に垂直壁を形成する方法であっ
て、基板を提供するステップと、前記基板の一部上に、
前記基板の少なくとも一部を横断して形成される垂直壁
を有する第1の材料の層を付着するステップと、前記垂
直壁上に付着されるように、前記第1の材料の層上に第
2の材料の層を付着するステップと、前記垂直壁上に付
着された前記第2の材料の層部分を取り残すように、前
記第2の材料の層の水平部分を取り除くステップと、前
記基板及び前記第1の材料の層上に第3の材料の層を付
着するステップと、を含む方法。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ヘッドの磁極間の磁気ギャップを規定する垂直壁を用い
る磁気ヘッドを製作するための、改善されたプロセスを
提供することができる。また、本発明の別の態様によれ
ば、ウエハまたは基板の主表面に平行な面内に、バッチ
処理に好適な水平記録ヘッドを形成することができる。
ヘッドの磁極間の磁気ギャップを規定する垂直壁を用い
る磁気ヘッドを製作するための、改善されたプロセスを
提供することができる。また、本発明の別の態様によれ
ば、ウエハまたは基板の主表面に平行な面内に、バッチ
処理に好適な水平記録ヘッドを形成することができる。
【図1】本発明により製作される磁気トランスジューサ
を有するリード・トランスジューサ/サスペンション・
アセンブリを使用する回転式アクチュエータを有する磁
気記録システムの上面図である。
を有するリード・トランスジューサ/サスペンション・
アセンブリを使用する回転式アクチュエータを有する磁
気記録システムの上面図である。
【図2】本発明により製作される磁気トランスジューサ
を有する組合わせリード・トランスジューサ/サスペン
ション・アセンブリの好適な実施例の上面図である。
を有する組合わせリード・トランスジューサ/サスペン
ション・アセンブリの好適な実施例の上面図である。
【図3】図2に示されるリード・トランスジューサ/ア
センブリのライン3−3に沿う断面図である。
センブリのライン3−3に沿う断面図である。
【図4】本発明の処理の一実施例による基板上のピット
領域を表す斜視図である。
領域を表す斜視図である。
【図5】図2、図3及び図4に示されるリード・トラン
スジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関連
する処理ステップを表す断面図である。
スジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関連
する処理ステップを表す断面図である。
【図6】図2、図3及び図4に示されるリード・トラン
スジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関連
する処理ステップを表す断面図である。
スジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関連
する処理ステップを表す断面図である。
【図7】図2、図3及び図4に示されるリード・トラン
スジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関連
する処理ステップを表す断面図である。
スジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関連
する処理ステップを表す断面図である。
【図8】図2、図3及び図4に示されるリード・トラン
スジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関連
する処理ステップを表す断面図である。
スジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関連
する処理ステップを表す断面図である。
【図9】図2、図3及び図4に示されるリード・トラン
スジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関連
する処理ステップを表す断面図である。
スジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関連
する処理ステップを表す断面図である。
【図10】図2、図3及び図4に示されるリード・トラ
ンスジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関
連する処理ステップを表す断面図である。
ンスジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関
連する処理ステップを表す断面図である。
【図11】図2、図3及び図4に示されるリード・トラ
ンスジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関
連する処理ステップを表す断面図である。
ンスジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関
連する処理ステップを表す断面図である。
【図12】図2、図3及び図4に示されるリード・トラ
ンスジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関
連する処理ステップを表す断面図である。
ンスジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関
連する処理ステップを表す断面図である。
【図13】図2、図3及び図4に示されるリード・トラ
ンスジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関
連する処理ステップを表す断面図である。
ンスジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関
連する処理ステップを表す断面図である。
【図14】図2、図3及び図4に示されるリード・トラ
ンスジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関
連する別の処理ステップを表す断面図である。
ンスジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関
連する別の処理ステップを表す断面図である。
【図15】図2、図3及び図4に示されるリード・トラ
ンスジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関
連する別の処理ステップを表す断面図である。
ンスジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関
連する別の処理ステップを表す断面図である。
【図16】図2、図3及び図4に示されるリード・トラ
ンスジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関
連する別の処理ステップを表す断面図である。
ンスジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関
連する別の処理ステップを表す断面図である。
【図17】図2、図3及び図4に示されるリード・トラ
ンスジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関
連する別の処理ステップを表す断面図である。
ンスジューサ/サスペンション・アセンブリの製作に関
連する別の処理ステップを表す断面図である。
【図18】図17に表されるパターニング・ステップ後
に生じるめっきフレームを表す上面図である。
に生じるめっきフレームを表す上面図である。
【図19】本発明の第2の好適な実施例により構成され
た垂直壁を有する基板上のピット領域を表す斜視図であ
る。
た垂直壁を有する基板上のピット領域を表す斜視図であ
る。
【図20】図19に示される実施例によるペデスタルに
より、垂直壁を支持する中間ステップを示す断面図であ
る。
より、垂直壁を支持する中間ステップを示す断面図であ
る。
【図21】図19に示される実施例によるペデスタルに
より、垂直壁を支持する中間ステップを示す図20のラ
イン8B−8Bに沿う断面図である。
より、垂直壁を支持する中間ステップを示す図20のラ
イン8B−8Bに沿う断面図である。
10 ディスク・ドライブ 11 ハウジング 13 回転式アクチュエータ 15 磁気記憶ディスク 17 スピンドル 19 統合トランスジューサ/サスペンション・リード
・アセンブリ 21 移動式コイル 23 固定永久磁石アセンブリ 25 アクチュエータ・アーム 27 ピボット・ポスト 29 支持アーム 31 サスペンション・セクション 33 トランスジューサ/スライダ 35 制御装置 37 集積回路増幅器アセンブリ 39 本体 40 突起 41 コイル巻線 42、43、45 ヨーク 46 48 磁極片 47 水平磁気ギャップ 49 リード導体 50、52 磁極端 51 端子ボンディング・パッド 53、55 スタッド・パッド 57 オーバコート 60 垂直ギャップ壁 61 基板 63、67 フォトレジスト層 65 ベース基板 66 リリース層 68 アンダコート層 69 めっきフレーム 70 ピット 71 側壁 72 溝 74 シード層 76 部分層 77 垂直側壁 78 非磁気材料層 80、81 ペデスタル
・アセンブリ 21 移動式コイル 23 固定永久磁石アセンブリ 25 アクチュエータ・アーム 27 ピボット・ポスト 29 支持アーム 31 サスペンション・セクション 33 トランスジューサ/スライダ 35 制御装置 37 集積回路増幅器アセンブリ 39 本体 40 突起 41 コイル巻線 42、43、45 ヨーク 46 48 磁極片 47 水平磁気ギャップ 49 リード導体 50、52 磁極端 51 端子ボンディング・パッド 53、55 スタッド・パッド 57 オーバコート 60 垂直ギャップ壁 61 基板 63、67 フォトレジスト層 65 ベース基板 66 リリース層 68 アンダコート層 69 めっきフレーム 70 ピット 71 側壁 72 溝 74 シード層 76 部分層 77 垂直側壁 78 非磁気材料層 80、81 ペデスタル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリントン・デビッド・シナイダー アメリカ合衆国95030、カリフォルニア 州ロス・ガトス、エル・ランチョ・アベ ニュー 17341 (56)参考文献 特開 昭63−83907(JP,A) 特開 平4−364208(JP,A) 特開 平4−134609(JP,A)
Claims (16)
- 【請求項1】少なとも1つの磁気記憶ディスクと、前記
磁気記憶ディスクを回転させるドライブ機構と、サスペ
ンション部材上に支持される磁気トランスジューサを前
記磁気記憶ディスクの表面の近くに移動するアクチュエ
ータ機構とを含む磁気ディスク記憶システムに組み込ま
れるべき薄膜型磁気トランスジューサを製造する方法で
あって、 基板とリリース層が側壁を有するピットを規定するよう
に、表面に前記リリース層が形成された前記基板を提供
するステップと、 前記ピット内に、前記ピットの前記側壁により両端部が
支持される非磁性材料の垂直壁を形成するステップと、 各々が磁気ギャップを規定する前記垂直壁により互いに
分離され、対向して前記ピット内に配置される磁極端を
有する磁気材料の第1及び第2の磁極片を形成するステ
ップと、 前記磁極片を磁気的に結合するステップと、 前記リリース層を除去することにより、前記基板を前記
基板上に形成される磁気トランスジューサから分離する
ステップと、 を含む方法。 - 【請求項2】前記ピットが前記磁極端が配置される溝を
含む請求項1記載の方法。 - 【請求項3】前記垂直壁の形成ステップは、 所定のエッチング雰囲気でエッチングされる第1の材料
から形成され前記ピットのほぼ中央部分を横断する垂直
エッジ端面を有する部分層を前記ピットを含む前記リリ
ース層上に形成するステップと、 前記所定エッチング雰囲気とは異なる異方性エッチング
雰囲気でエッチングされる非磁性材料の絶縁層を前記部
分層の露出面上に一様に付着するステップと、 前記絶縁層を前記異方性エッチング雰囲気に曝して該絶
縁層の水平部分を選択的に除去し、次に前記所定エッチ
ング雰囲気に曝して前記部分層を除去することにより、
両端部が前記ピットの側壁で支持された露出した垂直壁
を形成するためのステップと、 から成る請求項1記載の方法。 - 【請求項4】前記第1の材料が金属材料から成る請求項
3記載の方法。 - 【請求項5】前記第1の材料がポリマ材料から成る請求
項3記載の方法。 - 【請求項6】少なとも1つの磁気記憶ディスクと、前記
磁気記憶ディスクを回転させるドライブ機構と、サスペ
ンション部材上に支持される磁気トランスジューサを前
記磁気記憶ディスクの表面の近くに移動するアクチュエ
ータ機構とを含む磁気ディスク記憶システムに組み込ま
れるべき薄膜型磁気トランスジューサを製造する方法で
あって、 基板とリリース層が側壁を有するピットを規定するよう
に、表面に前記リリース層が形成された前記基板を提供
するステップと、 前記ピットのほぼ中央部分を横断する垂直エッジ端面を
有し該ピットのほぼ半分を覆うポリマ材料の部分層を前
記ピットを含む前記リリース層上に形成するステップ
と、 非磁性材料の絶縁層を前記部分層の露出面上に一様に付
着するステップと、 前記絶縁層を異方性エッチング雰囲気に曝して、該絶縁
層の水平部分を選択的に除去することにより、前記垂直
エッジ端面において前記部分層へ付着された垂直壁を前
記ピット内に形成するためのステップと、 前記部分層及び前記垂直壁の露出面を含む前記リリース
層上にポリマ材料の第2の層を一様に付着するステップ
と、 対向する各磁極端が前記垂直壁の露出した各側面に対接
して前記ピット内に配置されるように磁性材料の第1及
び第2の磁極片を形成するステップと、 前記両磁極片を磁気的に結合するステップと、 前記リリース層を除去することにより、前記基板上に形
成された磁気トランスジューサを前記基板から分離する
ステップと、 を含む方法。 - 【請求項7】前記ポリマ材料から成る前記部分層及び前
記第2層をパターニング及びエッチングし、前記第1及
び第2の磁極片のためのめっきフレームを形成するステ
ップを含む請求項6記載の方法。 - 【請求項8】前記磁極片に誘導的に結合される磁気誘導
コイル及び前記コイル用の電気リードを形成するステッ
プと、 前記磁極片と単体として統合されるサスペンション部材
を形成するステップと、 を含む請求項1又は6記載の方法。 - 【請求項9】前記磁性材料がニッケル、鉄、コバルト、
ニッケル鉄、及びニッケル、鉄又はコバルトの磁石合金
を含むグループから選択される材料から成る請求項1又
は6記載の方法。 - 【請求項10】前記垂直壁が酸化アルミニウム及び酸化
ケイ素を含むグループから選択される材料から構成され
る請求項3又は6記載の方法。 - 【請求項11】磁気ディスク記憶システムを製造する方
法であって、 少なくとも1つの磁気記憶ディスクと、 前記磁気記憶ディスクを回転するドライブ機構と、 サスペンション部材上に支持される磁気トランスジュー
サを、前記磁気記憶ディスクの表面の近くに移動するア
クチュエータ機構と、 を含む薄膜型磁気トランスジューサを提供するステップ
であって、前記トランスジューサが、 基板とリリース層が側壁を有するピットを規定するよう
に、表面に前記リリース層が形成された前記基板を提供
するステップと、 前記ピット内に、前記ピットの前記側壁により端部が支
持される非磁気材料の垂直壁を形成するステップと、 各々が磁気ギャップを規定する前記垂直壁により互いに
分離され、対向して前記ピット内に配置される磁極端を
有する、磁気材料の第1及び第2の磁極片を形成するス
テップと、 前記磁極片を磁気的に結合するステップと、 前記リリース層を除去することにより、前記基板を前記
基板上に形成される磁気トランスジューサから分離する
ステップと、 から成る方法により製造される方法。 - 【請求項12】前記ピットが前記磁極端が配置される溝
を含む請求項11記載の方法。 - 【請求項13】前記垂直壁の形成ステップは、 前記ピットを横断して形成される垂直エッジ端面を有す
るポリマ材料の部分層を形成するステップと、 前記垂直エッジ端面を含む前記部分層の露出面上に非磁
性材料の絶縁層を付着するステップと、 前記垂直エッジ端面上に付着された前記絶縁層部分を残
すように、前記絶縁層の水平部分を除去することによ
り、前記ピットを横断して延びる前記垂直壁を形成する
ためのステップと、 ホリマ材料の第2の層を、前記リリース層及び前記部分
層を含む前記ピット上に付着するステップと、 から成る請求項11記載の方法。 - 【請求項14】前記ポリマ材料の部分層及び第2の層を
パターニング及びエッチングし、前記第1及び第2の磁
極片のためのめっきフレームを形成するステップを含む
請求項13記載の方法。 - 【請求項15】前記薄膜型磁気トランスジューサが前記
サスペンション部材と統合された単体として製作される
請求項1,6又は11記載の方法。 - 【請求項16】少なとも1つの磁気記憶ディスクと、前
記磁気記憶ディスクを回転させるドライブ機構と、サス
ペンション部材上に支持される磁気トランスジューサを
前記磁気記憶ディスクの表面の近くに移動するアクチュ
エータ機構とを含む磁気ディスク記憶システムに組み込
まれるべき薄膜型磁気トランスジューサを製造する方法
であって、 基板とリリース層が対向側壁を有するピットを規定する
ように、表面に前記リリース層が形成された前記基板を
提供するステップと、 前記ピットの中中央部分と前記各側壁との間において前
記ピットの底壁上に一対の支持脚台を対向して形成する
ステップと、 前記ピットのほぼ中央部分を横断して前記支持脚台の外
側壁上へ延びる垂直エッジ端面を有し該ピットのほぼ半
分を覆うポリマ材料の部分層を前記ピットを含む前記リ
リース層上に形成するステップと、 非磁性材料の絶縁層を前記部分層の露出面上に一様に付
着するステップと、 前記絶縁層を異方性エッチング雰囲気に曝して該絶縁層
の水平部分を選択的に除去し、次に別のエッチング雰囲
気に曝して前記部分層を除去することにより、両端部が
前記支持脚台の外側壁で支持された露出した垂直壁を形
成するためのステップと、 対向する各磁極端が前記露出した垂直壁の各側面に対接
して前記ピット内に配置されるように磁性材料の第1及
び第2の磁極片を形成するステップと、 前記両磁極片を磁気的に結合するステップと、 前記リリース層を除去することにより、前記基板上に形
成された磁気トランスジューサを前記基板から分離する
ステップと、 から成る方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US20797194A | 1994-03-07 | 1994-03-07 | |
US207971 | 1994-03-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07244817A JPH07244817A (ja) | 1995-09-19 |
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6316774A Expired - Lifetime JP2667374B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-12-20 | 磁気ディスク記憶システムのための薄膜型磁気トランスジューサの製造方法 |
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Country | Link |
---|---|
US (1) | US5600880A (ja) |
JP (1) | JP2667374B2 (ja) |
KR (1) | KR0178305B1 (ja) |
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Families Citing this family (12)
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JPH1147463A (ja) * | 1997-08-04 | 1999-02-23 | Izumi Prod Co | 電気かみそり |
US6016242A (en) * | 1998-03-20 | 2000-01-18 | Seagate Technology, Inc. | Narrow top poles for inductive magnetic heads, masks and processes for making the same |
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