JP2665339B2 - フェニレンエーテル樹脂系熱可塑性組成物 - Google Patents
フェニレンエーテル樹脂系熱可塑性組成物Info
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はフェニレンエーテル樹脂系熱可塑性組成物に
関する。一層詳しくは、本発明はフェニレンエーテル樹
脂、ゴム改質耐衝撃性ビニル芳香族樹脂及びスチレン系
ホモポリマーから成るブレンド又はアロイを包含する熱
可塑性組成物に関する。 (従来の技術) ポリフェニレンエーテル、耐衝撃性ポリスチレン及び
ホモポリスチレンを含むポリマー組成物は当該技術で公
知である。例えば、Katchmanの米国特許第3,960,808号
には、そのホモポリスチレンが30,000〜60,000の数平均
分子量をもつものである組成物が開示されている。これ
らの組成物は、当該技術で公知のその他の組成物よりも
優れた改良された表面外観をもつものとして開示されて
いる。 同様に、ポリフェニレンエーテル樹脂、耐衝撃性ポリ
スチレン及びホモポリスチレンから成る組成物はLee J
r.の米国特許第3,819,761号によって教示されている。
例えば、Leeの実施例4(第11欄)には、ポリフェニレ
ンエーテル、ゴム改質ポリスチレン、及び129,000の数
平均分子量をもつ結晶ポリスチレンから成るブレンドが
開示されている。 フェニレンエーテル樹脂系組成物は当該技術で周知で
あり、多くの用途、例えば、衛生器具取付部品、電気器
具及び事務器外被、並びに種々の自動車用途をもつ。フ
ェニレンエーテル樹脂は典型的には比較的高い熱安定性
をもつが、しかし貧弱な耐有機溶剤性、貧弱な溶融流れ
及び貧弱な耐衝撃性のようなその他の特性についての欠
陥に悩むかもしれない。この理由で、フェニレンエーテ
ル樹脂系組成物に所望の特性範囲を与えるためにフェニ
レンエーテル樹脂はしばしばその他の樹脂又は物質と配
合されるか又はアロイ化される。 フェニレンエーテル樹脂、及び特にフェニレンエーテ
ルコポリマーは、時にはそのような樹脂の使用が不経済
となる点まで、製造できる部品の大きさを制限し且つ所
定の時間内に成形できる部品の数を限定する高い溶融粘
度をしばしばもっている。従って、フェニレンエーテル
樹脂はそれらの溶融流れ特性を改善するために燐酸トリ
フェニレン、鉱油、シリコーン油及びポリオレフィンの
ような追加の添加剤としばしば組み合わされる。 当該技術で周知のように、熱可塑性組成物の諸特性の
1種以上を増強することはその他の特性を犠牲にして行
なわれることが普通であり、それで1つのパラメーター
に関して極めて都合よく機能する組成物はその他のパラ
メーターが関係する場合にはしばしば不適当である。性
能特性をそのように曲げることは2〜3の極めて特殊な
用途用に意図された組成物に対しては許容できるかもし
れないが、ほとんどの用途に対しては、組成物が他の特
性を犠牲にして1つの特性に関して優っているよりは種
々の特性のつり合いを示すことが重要である。 (発明が解決しようとする問題点) 例えば、フェニレンエーテル樹脂の溶融粘度を低下さ
せること、例えば、前記した添加剤によって低下させる
ことはしばしばその他の特性、例えば、衝撃強度、引張
強度、及び耐熱性を犠牲にしている。従って、良好な衝
撃強度及び引張強度をもちそして一方では一層低い溶融
粘度を示すフェニレンエーテル樹脂系熱可塑性組成物
は、当該技術で公知のその他のフェニレンエーテル樹脂
系熱可塑性組成物よりも優れた有意の実際的利益を提供
する。 (問題点を解決するための手段) 本発明はフェニレンエーテル樹脂、ゴム改質耐衝撃性
ビニル芳香族樹脂、及びスチレン系ホモポリマーを含む
熱可塑性組成物において、該スチレン系ホモポリマーが
65,000〜120,000の数平均分子量をもつものであること
を特徴とする、上記の熱可塑性組成物である。好ましく
は、スチレン系ホモポリマーは約68,000〜約100,000の
数平均分子量をもっている。ポリフェニレンエーテル樹
脂、耐衝撃性ポリスチレン及びホモポリスチレンから成
るブレンドが最も好ましい。 本発明はフェニレンエーテル樹脂、ゴム改質耐衝撃性
ビニル芳香族樹脂、及びスチレン系ホモポリマーを含む
熱可塑性組成物であって、該スチレン系ホモポリマーが
65,000〜120,000の数平均分子量をもつものであるよう
に選ばれている、上記の熱可塑性組成物である。 本発明の組成物に有用なフェニレンエーテル樹脂は一
般的には2,6−ジアルキルフェノール(例えば、2,6−ジ
メチルフェノール)のポリマー、及びそれらと2,3,6−
トリアルキルフェノール(例えば、2,3,6−トリメチル
フェノール)とのコポリマーである。フェニレンエーテ
ルポリマーが、ホモポリマーと対照をなして、コポリマ
ーである時には、2,3,6−トリアルキルフェノールの割
合は通常は、フェニレンエーテルコポリマーの総重量に
基づいて約2〜約50重量%である。しかしながら、好ま
しいコポリマーは約2〜約20重量%の、一層好ましくは
約2〜約10重量%の2,3,6−トリアルキルフェノールを
含みそして対応して約98〜約80重量%の、一層好ましく
は約98〜約90重量%の2,6−ジアルキルフェノールを含
むものである。 そのようなフェニレンエーテル樹脂を相当するフェノ
ールから酸化カップリング法によって合成することは当
該技術で周知であり、米国特許第4,011,200号に例示さ
れている。本発明の組成物に有用なフェニレンエーテル
樹脂はフェニレンエーテルホモポリマーであるかもしれ
ないが、フェニレンエーテルコポリマーは好ましい。 本発明は耐衝撃性ビニル芳香族樹脂も含む。この耐衝
撃性スチレン系樹脂は1種以上のビニル芳香族モノマー
(例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ブロモスチ
レン、クロロスチレン、ジブロモスチレン及びビニルト
ルエン、並びにそれらの変態及び同等のモノマー)から
誘導されたものである。異なったビニル芳香族モノマー
から成る混合物、例えば、スチレンとα−メチルスチレ
ンとから成る耐衝撃性スチレン系樹脂を用いることがで
きる。ビニル芳香族モノマーが主としてスチレンであ
り、その他のビニル芳香族モノマーが存在するにしても
それらが樹脂の物理特性又は化学特性に有意に影響を及
ぼさないような少量で存在しており、その結果として耐
衝撃性樹脂が耐衝撃性ポリスチレンである樹脂が好まし
い。 ビニル芳香族モノマー又はモノマー混合物をエラスト
マー材料と組み合わせて、“ゴム”又はエラストマーが
離散粒子の形態でポリビニル芳香族樹脂又は“スチレン
系”形態のマトリックス中に分散している2相系を形成
させる。 そのようなインターポリマーはゴムの存在下で少なく
とも幾らかのビニル芳香族モノマーをグラフト重合させ
ることによって作られる。典型的にはこのプロセスの結
果として、そのビニル芳香族モノマー重合体が連続相を
形成しており、その連続相中でゴム又はエラストマーが
不連続のエラストマーゲル相として分散しており、ビニ
ル芳香族モノマー重合体のグラスト鎖をもっているもの
が生じる。その上にそのようなゴム粒子は吸蔵されたビ
ニル芳香族モノマー重合体を含有することもできる。そ
のような耐衝撃性スチレン系樹脂の形成法は当該技術で
周知である。 耐衝撃性スチレン系樹脂の“ゴム”又はエラストマー
相は通常は天然ゴム又は合成ゴム、例えば、ポリブタジ
エン、ポリイソプレン、A−B−Aタイプ及びA−Bタ
イプ(この場合にAはスチレンのようなビニル芳香族で
あり、Bはブタジエンのようなジエンである)のブロッ
クコポリマーを含めてジエンとその他のコモノマー(例
えば、スチレン、アクリロニトリル、アクリル酸エステ
ル、等)とから成るゴム状コポリマー、並びにEPDMゴ
ム、EPMゴム、EPRゴム等である。 耐衝撃性スチレン系樹脂は通常は、耐衝撃性スチレン
系樹脂の総重量に基づいて約5〜約10重量%のゴムを含
む。しかしながら、特殊用途用の銘柄は本発明と矛盾す
ることなしで25重量%以上のような多量のゴムを含むこ
とができる。 スチレン系ホモポリマーはスチレンモノマーの重合に
よって形成されたポリマーである。その他のビニル芳香
族モノマー、例えば、α−メチルスチレン、ブロモスチ
レン、クロロスチレン、ジブロモスチレン及びビニルト
ルエン、並びにそれらの同等物も、スチレンとα−メチ
ルスチレンとの又はスチレンとジブロモスチレンとの共
重合によって形成されるポリマーにおけるように小割合
量で存在することができる。しかしながら、その他のビ
ニル芳香族モノマーを用いる時には、それらはスチレン
系ホモポリマーの10重量%未満、一層好ましくは5重量
%未満の量で存在することが好ましい。しかしながら、
唯一のビニル芳香族モノマーがスチレンであり、それで
スチレン系ホモポリマーがホモポリスチレンであること
が最も好ましい。異なったスチレン系ホモポリマーのブ
レンドを用いることもできる。 スチレン系ホモポリマーが65,000〜120,000数平均分
子量をもつものであることは本発明にとって臨界的であ
る。好ましくは、スチレン系ホモポリマーは約68,000〜
約100,000の数平均分子量をもつものであり、約68,000
〜約85,000の数平均分子量をもつスチレン系ホモポリマ
ーが最も好ましい。適したスチレン系ホモポリマーは商
業的に入手できるか、又は当該技術で周知の手段によっ
て調製することができる。 好ましい実施態様においては、熱可塑性組成物は熱可
塑性組成物中のフェニレンエーテル樹脂、耐衝撃性ビニ
ル芳香族樹脂及びスチレン系ホモポリマーの総量100重
量部に基づいて、約10〜約90重量部のフェニレンエーテ
ル樹脂、約85〜約5重量部の耐衝撃性ビニル芳香族樹
脂、及び約5〜約85重量部のスチレン系ホモポリマーを
含む。一層好ましくは、熱可塑性組成物はフェニレンエ
ーテル樹脂、耐衝撃性ビニル芳香族樹脂及びスチレン系
ホモポリマー総量100重量部に対して約20〜約80重量部
のフェニレンエーテル樹脂、約15〜約75重量部の耐衝撃
性ビニル芳香族樹脂、及び約5〜約50重量部のスチレン
系ホモポリマーを含む。 本発明の熱可塑性組成物はその他の樹脂(例えば、ポ
リオレフィン及びポリアミド)並びに添加剤(例えば、
潤滑剤、酸化防止剤、難燃剤、安定剤、及び耐衝撃性改
良剤)を追加含有することができる。鉱油も含むことが
できる。鉱油は含まれる時には好ましくは、フェニレン
エーテル樹脂、耐衝撃性ビニル芳香族樹脂及びスチレン
系ホモポリマーの総量100重量部に基づいて、0.1〜約5
重量部の量で存在する。 本発明は以下の例示としての実施例を参照することに
よって更に理解されるであろう。 (実施例) ポリフェニレンエーテル樹脂系処方物についての物理
特性を正確に予示するものとして出願人によって以前に
経験されたコンピュータモデルを用いて、多数の種々の
熱可塑性組成物のアイゾッド衝撃強度、加熱撓み温度
(HDT)、溶融粘度及び引張強度をそれぞれまるでASTM
規格D256方法A、D648、D3835及びD638に従って試験し
たかのように予示した。このコンピュータモデルによっ
て予示された結果は後記の第1表及び第2表に示してあ
る。 第1表及び第2表において、PPEは5重量%の2,3,6−
トリメチルフェノールと95重量%の2,6−ジメチルフェ
ノールとから誘導されたポリフェニレンエーテル樹脂を
示している。HIPS−8は8重量部のブタジエンを含む耐
衝撃性スチレン樹脂を示している。A−B−Aはスチレ
ン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマーゴムを示
している。EPMはエチレン−プロピレンゴムを示してい
る。HIPS−10は10重量部のブタジエンを含む耐衝撃性ス
チレン樹脂を示している。XPS−118は分子量290,000且
つ数平均分子量(Mn)118,000のポリスチレンを示して
いる。XPS−68は分子量200,000且つMn68,000のポリスチ
レンを示している。しかしながら、XPS−118とは違っ
て、XPS−68は3部の鉱油も含んでいる。 下記の第1表及び第2表において、実施例1、2、
3、4、5及び6は、本発明の種々の実施態様を示して
いる。下記の第1表及び第2表中の比較例(1)、
(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、
(8)、(9)、(10)、及び(11)は、本発明を具体
化する組成物でなく、比較のために提供された組成物を
示している。 その上に、本発明の一実施態様に合致する組成物(実
施例18)を実際的な試験において幾種類かの公知の熱可
塑性組成物と比較した。これらの組成物はBorg−Warner
Chemicaus,Inc.から入手できるABS熱可塑性樹脂である
Cycolac Z48、Borg−Warner Chamicals,Inc.から入手
できるポリフェニレンエーテルコポリマー組成物である
Prevex W30、General Electric Corporationから入手
できるポリフェニレンエーテルホモポリマー組成物であ
るNoryl PX0844、及び宇部サイコン(株)から入手で
きるABS熱可塑性樹脂である宇部サイコン である。本
発明の一実施態様に合致する実施例7の組成物は、5部
の2,3,6−トリメチルフェノールと95部の2,6−ジメチル
フェノールとから成るポリフェニレンエーテルコポリマ
ー、10部のブタジエンをもつ耐衝撃性スチレン樹脂、及
びMn68,000且つ分子量200,000をもつポリスチレンから
なる34/40/26(重量部)ブレンドである。これらの試験
は下記のASTM規格に従って実施した: 特性 略号 ASTM規格 引張強度 (TS) D638 引張モジユラス (TM) D638 曲げ強度 (FS) D790 曲げモジユラス (FM) D790 加熱撓み温度 (HDT) D648 アイゾット衝撃 (II) D656方法A 成形収縮 (MS) D955 線熱膨張率 (CLTE) D696 溶融粘度 (MV) D3835 ガラス転位温度 (GTT) D3418 これらの試験の結果を下記の第3表に示す。 本発明の精神から逸れることなしで、前記で概説した
実施態様の範囲内で種々の変更及び改良がなし得るこ
と、本発明はその総ての同等のもの及び改良を包含し、
特許請求の範囲の記載によってのみ制限されることは理
解されるであろう。
関する。一層詳しくは、本発明はフェニレンエーテル樹
脂、ゴム改質耐衝撃性ビニル芳香族樹脂及びスチレン系
ホモポリマーから成るブレンド又はアロイを包含する熱
可塑性組成物に関する。 (従来の技術) ポリフェニレンエーテル、耐衝撃性ポリスチレン及び
ホモポリスチレンを含むポリマー組成物は当該技術で公
知である。例えば、Katchmanの米国特許第3,960,808号
には、そのホモポリスチレンが30,000〜60,000の数平均
分子量をもつものである組成物が開示されている。これ
らの組成物は、当該技術で公知のその他の組成物よりも
優れた改良された表面外観をもつものとして開示されて
いる。 同様に、ポリフェニレンエーテル樹脂、耐衝撃性ポリ
スチレン及びホモポリスチレンから成る組成物はLee J
r.の米国特許第3,819,761号によって教示されている。
例えば、Leeの実施例4(第11欄)には、ポリフェニレ
ンエーテル、ゴム改質ポリスチレン、及び129,000の数
平均分子量をもつ結晶ポリスチレンから成るブレンドが
開示されている。 フェニレンエーテル樹脂系組成物は当該技術で周知で
あり、多くの用途、例えば、衛生器具取付部品、電気器
具及び事務器外被、並びに種々の自動車用途をもつ。フ
ェニレンエーテル樹脂は典型的には比較的高い熱安定性
をもつが、しかし貧弱な耐有機溶剤性、貧弱な溶融流れ
及び貧弱な耐衝撃性のようなその他の特性についての欠
陥に悩むかもしれない。この理由で、フェニレンエーテ
ル樹脂系組成物に所望の特性範囲を与えるためにフェニ
レンエーテル樹脂はしばしばその他の樹脂又は物質と配
合されるか又はアロイ化される。 フェニレンエーテル樹脂、及び特にフェニレンエーテ
ルコポリマーは、時にはそのような樹脂の使用が不経済
となる点まで、製造できる部品の大きさを制限し且つ所
定の時間内に成形できる部品の数を限定する高い溶融粘
度をしばしばもっている。従って、フェニレンエーテル
樹脂はそれらの溶融流れ特性を改善するために燐酸トリ
フェニレン、鉱油、シリコーン油及びポリオレフィンの
ような追加の添加剤としばしば組み合わされる。 当該技術で周知のように、熱可塑性組成物の諸特性の
1種以上を増強することはその他の特性を犠牲にして行
なわれることが普通であり、それで1つのパラメーター
に関して極めて都合よく機能する組成物はその他のパラ
メーターが関係する場合にはしばしば不適当である。性
能特性をそのように曲げることは2〜3の極めて特殊な
用途用に意図された組成物に対しては許容できるかもし
れないが、ほとんどの用途に対しては、組成物が他の特
性を犠牲にして1つの特性に関して優っているよりは種
々の特性のつり合いを示すことが重要である。 (発明が解決しようとする問題点) 例えば、フェニレンエーテル樹脂の溶融粘度を低下さ
せること、例えば、前記した添加剤によって低下させる
ことはしばしばその他の特性、例えば、衝撃強度、引張
強度、及び耐熱性を犠牲にしている。従って、良好な衝
撃強度及び引張強度をもちそして一方では一層低い溶融
粘度を示すフェニレンエーテル樹脂系熱可塑性組成物
は、当該技術で公知のその他のフェニレンエーテル樹脂
系熱可塑性組成物よりも優れた有意の実際的利益を提供
する。 (問題点を解決するための手段) 本発明はフェニレンエーテル樹脂、ゴム改質耐衝撃性
ビニル芳香族樹脂、及びスチレン系ホモポリマーを含む
熱可塑性組成物において、該スチレン系ホモポリマーが
65,000〜120,000の数平均分子量をもつものであること
を特徴とする、上記の熱可塑性組成物である。好ましく
は、スチレン系ホモポリマーは約68,000〜約100,000の
数平均分子量をもっている。ポリフェニレンエーテル樹
脂、耐衝撃性ポリスチレン及びホモポリスチレンから成
るブレンドが最も好ましい。 本発明はフェニレンエーテル樹脂、ゴム改質耐衝撃性
ビニル芳香族樹脂、及びスチレン系ホモポリマーを含む
熱可塑性組成物であって、該スチレン系ホモポリマーが
65,000〜120,000の数平均分子量をもつものであるよう
に選ばれている、上記の熱可塑性組成物である。 本発明の組成物に有用なフェニレンエーテル樹脂は一
般的には2,6−ジアルキルフェノール(例えば、2,6−ジ
メチルフェノール)のポリマー、及びそれらと2,3,6−
トリアルキルフェノール(例えば、2,3,6−トリメチル
フェノール)とのコポリマーである。フェニレンエーテ
ルポリマーが、ホモポリマーと対照をなして、コポリマ
ーである時には、2,3,6−トリアルキルフェノールの割
合は通常は、フェニレンエーテルコポリマーの総重量に
基づいて約2〜約50重量%である。しかしながら、好ま
しいコポリマーは約2〜約20重量%の、一層好ましくは
約2〜約10重量%の2,3,6−トリアルキルフェノールを
含みそして対応して約98〜約80重量%の、一層好ましく
は約98〜約90重量%の2,6−ジアルキルフェノールを含
むものである。 そのようなフェニレンエーテル樹脂を相当するフェノ
ールから酸化カップリング法によって合成することは当
該技術で周知であり、米国特許第4,011,200号に例示さ
れている。本発明の組成物に有用なフェニレンエーテル
樹脂はフェニレンエーテルホモポリマーであるかもしれ
ないが、フェニレンエーテルコポリマーは好ましい。 本発明は耐衝撃性ビニル芳香族樹脂も含む。この耐衝
撃性スチレン系樹脂は1種以上のビニル芳香族モノマー
(例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ブロモスチ
レン、クロロスチレン、ジブロモスチレン及びビニルト
ルエン、並びにそれらの変態及び同等のモノマー)から
誘導されたものである。異なったビニル芳香族モノマー
から成る混合物、例えば、スチレンとα−メチルスチレ
ンとから成る耐衝撃性スチレン系樹脂を用いることがで
きる。ビニル芳香族モノマーが主としてスチレンであ
り、その他のビニル芳香族モノマーが存在するにしても
それらが樹脂の物理特性又は化学特性に有意に影響を及
ぼさないような少量で存在しており、その結果として耐
衝撃性樹脂が耐衝撃性ポリスチレンである樹脂が好まし
い。 ビニル芳香族モノマー又はモノマー混合物をエラスト
マー材料と組み合わせて、“ゴム”又はエラストマーが
離散粒子の形態でポリビニル芳香族樹脂又は“スチレン
系”形態のマトリックス中に分散している2相系を形成
させる。 そのようなインターポリマーはゴムの存在下で少なく
とも幾らかのビニル芳香族モノマーをグラフト重合させ
ることによって作られる。典型的にはこのプロセスの結
果として、そのビニル芳香族モノマー重合体が連続相を
形成しており、その連続相中でゴム又はエラストマーが
不連続のエラストマーゲル相として分散しており、ビニ
ル芳香族モノマー重合体のグラスト鎖をもっているもの
が生じる。その上にそのようなゴム粒子は吸蔵されたビ
ニル芳香族モノマー重合体を含有することもできる。そ
のような耐衝撃性スチレン系樹脂の形成法は当該技術で
周知である。 耐衝撃性スチレン系樹脂の“ゴム”又はエラストマー
相は通常は天然ゴム又は合成ゴム、例えば、ポリブタジ
エン、ポリイソプレン、A−B−Aタイプ及びA−Bタ
イプ(この場合にAはスチレンのようなビニル芳香族で
あり、Bはブタジエンのようなジエンである)のブロッ
クコポリマーを含めてジエンとその他のコモノマー(例
えば、スチレン、アクリロニトリル、アクリル酸エステ
ル、等)とから成るゴム状コポリマー、並びにEPDMゴ
ム、EPMゴム、EPRゴム等である。 耐衝撃性スチレン系樹脂は通常は、耐衝撃性スチレン
系樹脂の総重量に基づいて約5〜約10重量%のゴムを含
む。しかしながら、特殊用途用の銘柄は本発明と矛盾す
ることなしで25重量%以上のような多量のゴムを含むこ
とができる。 スチレン系ホモポリマーはスチレンモノマーの重合に
よって形成されたポリマーである。その他のビニル芳香
族モノマー、例えば、α−メチルスチレン、ブロモスチ
レン、クロロスチレン、ジブロモスチレン及びビニルト
ルエン、並びにそれらの同等物も、スチレンとα−メチ
ルスチレンとの又はスチレンとジブロモスチレンとの共
重合によって形成されるポリマーにおけるように小割合
量で存在することができる。しかしながら、その他のビ
ニル芳香族モノマーを用いる時には、それらはスチレン
系ホモポリマーの10重量%未満、一層好ましくは5重量
%未満の量で存在することが好ましい。しかしながら、
唯一のビニル芳香族モノマーがスチレンであり、それで
スチレン系ホモポリマーがホモポリスチレンであること
が最も好ましい。異なったスチレン系ホモポリマーのブ
レンドを用いることもできる。 スチレン系ホモポリマーが65,000〜120,000数平均分
子量をもつものであることは本発明にとって臨界的であ
る。好ましくは、スチレン系ホモポリマーは約68,000〜
約100,000の数平均分子量をもつものであり、約68,000
〜約85,000の数平均分子量をもつスチレン系ホモポリマ
ーが最も好ましい。適したスチレン系ホモポリマーは商
業的に入手できるか、又は当該技術で周知の手段によっ
て調製することができる。 好ましい実施態様においては、熱可塑性組成物は熱可
塑性組成物中のフェニレンエーテル樹脂、耐衝撃性ビニ
ル芳香族樹脂及びスチレン系ホモポリマーの総量100重
量部に基づいて、約10〜約90重量部のフェニレンエーテ
ル樹脂、約85〜約5重量部の耐衝撃性ビニル芳香族樹
脂、及び約5〜約85重量部のスチレン系ホモポリマーを
含む。一層好ましくは、熱可塑性組成物はフェニレンエ
ーテル樹脂、耐衝撃性ビニル芳香族樹脂及びスチレン系
ホモポリマー総量100重量部に対して約20〜約80重量部
のフェニレンエーテル樹脂、約15〜約75重量部の耐衝撃
性ビニル芳香族樹脂、及び約5〜約50重量部のスチレン
系ホモポリマーを含む。 本発明の熱可塑性組成物はその他の樹脂(例えば、ポ
リオレフィン及びポリアミド)並びに添加剤(例えば、
潤滑剤、酸化防止剤、難燃剤、安定剤、及び耐衝撃性改
良剤)を追加含有することができる。鉱油も含むことが
できる。鉱油は含まれる時には好ましくは、フェニレン
エーテル樹脂、耐衝撃性ビニル芳香族樹脂及びスチレン
系ホモポリマーの総量100重量部に基づいて、0.1〜約5
重量部の量で存在する。 本発明は以下の例示としての実施例を参照することに
よって更に理解されるであろう。 (実施例) ポリフェニレンエーテル樹脂系処方物についての物理
特性を正確に予示するものとして出願人によって以前に
経験されたコンピュータモデルを用いて、多数の種々の
熱可塑性組成物のアイゾッド衝撃強度、加熱撓み温度
(HDT)、溶融粘度及び引張強度をそれぞれまるでASTM
規格D256方法A、D648、D3835及びD638に従って試験し
たかのように予示した。このコンピュータモデルによっ
て予示された結果は後記の第1表及び第2表に示してあ
る。 第1表及び第2表において、PPEは5重量%の2,3,6−
トリメチルフェノールと95重量%の2,6−ジメチルフェ
ノールとから誘導されたポリフェニレンエーテル樹脂を
示している。HIPS−8は8重量部のブタジエンを含む耐
衝撃性スチレン樹脂を示している。A−B−Aはスチレ
ン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマーゴムを示
している。EPMはエチレン−プロピレンゴムを示してい
る。HIPS−10は10重量部のブタジエンを含む耐衝撃性ス
チレン樹脂を示している。XPS−118は分子量290,000且
つ数平均分子量(Mn)118,000のポリスチレンを示して
いる。XPS−68は分子量200,000且つMn68,000のポリスチ
レンを示している。しかしながら、XPS−118とは違っ
て、XPS−68は3部の鉱油も含んでいる。 下記の第1表及び第2表において、実施例1、2、
3、4、5及び6は、本発明の種々の実施態様を示して
いる。下記の第1表及び第2表中の比較例(1)、
(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、
(8)、(9)、(10)、及び(11)は、本発明を具体
化する組成物でなく、比較のために提供された組成物を
示している。 その上に、本発明の一実施態様に合致する組成物(実
施例18)を実際的な試験において幾種類かの公知の熱可
塑性組成物と比較した。これらの組成物はBorg−Warner
Chemicaus,Inc.から入手できるABS熱可塑性樹脂である
Cycolac Z48、Borg−Warner Chamicals,Inc.から入手
できるポリフェニレンエーテルコポリマー組成物である
Prevex W30、General Electric Corporationから入手
できるポリフェニレンエーテルホモポリマー組成物であ
るNoryl PX0844、及び宇部サイコン(株)から入手で
きるABS熱可塑性樹脂である宇部サイコン である。本
発明の一実施態様に合致する実施例7の組成物は、5部
の2,3,6−トリメチルフェノールと95部の2,6−ジメチル
フェノールとから成るポリフェニレンエーテルコポリマ
ー、10部のブタジエンをもつ耐衝撃性スチレン樹脂、及
びMn68,000且つ分子量200,000をもつポリスチレンから
なる34/40/26(重量部)ブレンドである。これらの試験
は下記のASTM規格に従って実施した: 特性 略号 ASTM規格 引張強度 (TS) D638 引張モジユラス (TM) D638 曲げ強度 (FS) D790 曲げモジユラス (FM) D790 加熱撓み温度 (HDT) D648 アイゾット衝撃 (II) D656方法A 成形収縮 (MS) D955 線熱膨張率 (CLTE) D696 溶融粘度 (MV) D3835 ガラス転位温度 (GTT) D3418 これらの試験の結果を下記の第3表に示す。 本発明の精神から逸れることなしで、前記で概説した
実施態様の範囲内で種々の変更及び改良がなし得るこ
と、本発明はその総ての同等のもの及び改良を包含し、
特許請求の範囲の記載によってのみ制限されることは理
解されるであろう。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 リチャード・ジャスティン・スモーリン
グ
アメリカ合衆国ウエスト・バージニア州
26102,パーカースバーグ,トゥエンテ
ィス・ストリート 1221−1/2
(56)参考文献 特開 昭51−129450(JP,A)
特開 昭58−83054(JP,A)
特開 昭50−110454(JP,A)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.(a) フェニレンエーテル樹脂の10〜90重量部、 (b) 予め形成された、2相系の耐衝撃性ビニル芳香
族樹脂の85〜5重量部、該樹脂はビニル芳香族モノマー
とゴムとを含有し、ビニル芳香族モノマーの少なくとも
若干がゴムにグラフト重合しており、及び (c) 予め形成された、65,000〜120,000の数平均分
子量をもつスチレン系ホモポリマーの5〜85重量部、但
し該重量部は熱可塑性組成物の総量100重量部に基づ
く、 からなる熱可塑性組成物。 2.該スチレン系ホモポリマーがホモポリスチレンであ
る、特許請求の範囲第1項記載の熱可塑性組成物。 3.該スチレン系ホモポリマーが68,000〜100,000の数
平均分子量をもっている、特許請求の範囲第1項記載の
熱可塑性組成物。 4.該スチレン系ホモポリマーが68,000〜85,000の数平
均分子量をもっている、特許請求の範囲第3項記載の熱
可塑性組成物。 5.該ゴム改質、耐衝撃性ビニル芳香族樹脂が耐衝撃性
ポリスチレンである、特許請求の範囲第2項記載の熱可
塑性組成物。 6.(a) フェニレンエーテル樹脂の20〜80重量部、 (b) ゴム改質、耐衝撃性スチレン系樹脂の75〜15重
量部、及び (c) スチレン系ホモポリマーの5〜50重量部、 からなる、特許請求の範囲第1項記載の熱可塑性組成
物。 7.該耐衝撃性ビニル芳香族樹脂がゴムの5〜10重量%
を含有するものである、特許請求の範囲第1項記載の熱
可塑性組成物。 8.(a) フェニレンエーテル樹脂、 (b) 予め形成された、2相系の耐衝撃性ポリスチレ
ン、該ポリスチレンはゴムにグラフト重合した少なくと
も若干のスチレンを含む5〜10重量%のゴムを含有して
おり、 (c) 予め形成された、68,000〜85,000の数平均分子
量をもつホモポリスチレン からなる、特許請求の範囲第1項記載の熱可塑性組成
物。 9.(a) フェニレンエーテル樹脂の10〜90重量部、 (b) 予め形成された、2相系の耐衝撃性ビニル芳香
族樹脂の85〜5重量部、該樹脂はビニル芳香族モノマー
とゴムとを含有し、ビニル芳香族モノマーの少なくとも
若干がゴムにグラフト重合しており、 (c) 予め形成され、65,000〜120,000の数平均分子
量をもつスチレン系ホモポリマーの5〜85重量部、但し
該重量部は熱可塑性組成物の総量100重量部に基づく、 (d) 鉱油を追加含有している からなる熱可塑性組成物。
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