JP2665244B2 - 自動車用のパッド付きカーペットの製造方法 - Google Patents
自動車用のパッド付きカーペットの製造方法Info
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-
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車のフロアやデッキ等の表面の所望箇
所に装着する自動車用のパッド付きカーペットを製造す
るにあたって、カーペット本体表面にパッドを成形と同
時に積層する方法に関する。
所に装着する自動車用のパッド付きカーペットを製造す
るにあたって、カーペット本体表面にパッドを成形と同
時に積層する方法に関する。
自動車のフロアやデッキ等に装着される自動車用のパ
ッド付きカーペットは、運転者等の足の踵部等が常に位
置し損傷しやすい部位を保護するため、カーペット本体
の損傷しやすい部位(以下「所定部位」という。)に保
護用のパッドを積層したものであって、その製造方法と
しては以下に記載する方法が知られている。
ッド付きカーペットは、運転者等の足の踵部等が常に位
置し損傷しやすい部位を保護するため、カーペット本体
の損傷しやすい部位(以下「所定部位」という。)に保
護用のパッドを積層したものであって、その製造方法と
しては以下に記載する方法が知られている。
(イ)カーペット本体表面の所定部位に予め成形してお
いたパッドを当接したのち、パッド外周部をミシン縫製
により縫い付ける方法。
いたパッドを当接したのち、パッド外周部をミシン縫製
により縫い付ける方法。
(ロ)カーペット本体表面の所定部位に、予め成形して
おいたパッドを高周波ウエルダによって溶着するか、ま
たは、ホットメルト接着剤を介在させて接着する方法。
おいたパッドを高周波ウエルダによって溶着するか、ま
たは、ホットメルト接着剤を介在させて接着する方法。
(ハ)下型上にカーペット本体を載置したのち、該カー
ペット本体表面のパッド形成部位に溶融熱可塑製樹脂を
供給し、ついで、パッド成形用の凹部を有する上型で圧
締して、カーペット本体の所定部位にパッドを成形と同
時に積層する方法。
ペット本体表面のパッド形成部位に溶融熱可塑製樹脂を
供給し、ついで、パッド成形用の凹部を有する上型で圧
締して、カーペット本体の所定部位にパッドを成形と同
時に積層する方法。
上記従来の技術の内(イ)および(ロ)の方法は、い
ずれも予めパッドを成形しておき、別工程でカーペット
本体に縫付けまたは接着するため、工程数が多くなる。
その上、(イ)の方法は、摩耗等により糸が切れ易く、
また大型のカーペットでは作業性が悪くなるとともにパ
ッドの厚さが厚い場合はミシン縫製が困難となる。また
上記(ロ)の方法の内、高周波ウエルダによって溶着す
る方法は、溶着に際しスパーク発生の危険性があるとと
もに均一な接着強度が得られないほか、厚さの厚いパッ
ドの溶着には不適当である。一方、ホットメルト接着剤
による接着は、パッドの厚さの制約を受けることはない
が、毛足の長いカットパイル等においてはカーペット本
体とパッドとの密着性が悪い。
ずれも予めパッドを成形しておき、別工程でカーペット
本体に縫付けまたは接着するため、工程数が多くなる。
その上、(イ)の方法は、摩耗等により糸が切れ易く、
また大型のカーペットでは作業性が悪くなるとともにパ
ッドの厚さが厚い場合はミシン縫製が困難となる。また
上記(ロ)の方法の内、高周波ウエルダによって溶着す
る方法は、溶着に際しスパーク発生の危険性があるとと
もに均一な接着強度が得られないほか、厚さの厚いパッ
ドの溶着には不適当である。一方、ホットメルト接着剤
による接着は、パッドの厚さの制約を受けることはない
が、毛足の長いカットパイル等においてはカーペット本
体とパッドとの密着性が悪い。
さらに上記(ハ)の方法は、溶融熱可塑性樹脂の供給
装置を下型上に載置されたカーペット本体上方より退去
させたのち上型を圧縮する必要があり、その間にカーペ
ット上に供給された溶融熱可塑性樹脂が冷却されて流動
性が悪くなり上型キャビティ内の全域に行き渡らず、成
形されたパッドの表面形状および寸法精度が悪くなると
いう問題点があった。
装置を下型上に載置されたカーペット本体上方より退去
させたのち上型を圧縮する必要があり、その間にカーペ
ット上に供給された溶融熱可塑性樹脂が冷却されて流動
性が悪くなり上型キャビティ内の全域に行き渡らず、成
形されたパッドの表面形状および寸法精度が悪くなると
いう問題点があった。
本発明は、上記従来の技術の有する問題点に鑑みてな
されたものであり、カーペット本体表面の所定部位に、
パッドを成形と同時に積層するものでありながら、パッ
ドの表面形状、寸法精度およびカーペット本体表面との
密着性が良好であるとともに、パッドの厚さの制約を受
けることがない自動車用のパッド付きカーペットの製造
方法を提供することを目的とするものである。
されたものであり、カーペット本体表面の所定部位に、
パッドを成形と同時に積層するものでありながら、パッ
ドの表面形状、寸法精度およびカーペット本体表面との
密着性が良好であるとともに、パッドの厚さの制約を受
けることがない自動車用のパッド付きカーペットの製造
方法を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明のパッド付きカーペ
ットの製造方法は、カーペット本体のパッド形成部位に
予め貫通孔を形成し、金型を型開きした状態において、
前記貫通孔が固定型のゲート上方に位置するように前記
カーペット本体を固定型上に載置し、ついで、パッド成
形用の凹部を有する移動型を前記固定型に向けて移動さ
せて型締めした直後、前記ゲートから前記貫通孔を経て
前記カーペット本体の表面と前記凹部との間に形成され
たキャビティ内へ溶融熱可塑性樹脂を射出したのち、冷
却固化する工程よりなるものである。
ットの製造方法は、カーペット本体のパッド形成部位に
予め貫通孔を形成し、金型を型開きした状態において、
前記貫通孔が固定型のゲート上方に位置するように前記
カーペット本体を固定型上に載置し、ついで、パッド成
形用の凹部を有する移動型を前記固定型に向けて移動さ
せて型締めした直後、前記ゲートから前記貫通孔を経て
前記カーペット本体の表面と前記凹部との間に形成され
たキャビティ内へ溶融熱可塑性樹脂を射出したのち、冷
却固化する工程よりなるものである。
また、前記移動型を固定型に向けて移動させる工程以
後の工程を変更し、金型を型締めする直前に前記ゲート
から前記貫通孔を経て前記カーペット本体の表面と前記
凹部との間に溶融熱可塑性樹脂を射出し、直ちに移動型
を固定型に向けて移動させて型締めしたのち、冷却固化
することもできる。
後の工程を変更し、金型を型締めする直前に前記ゲート
から前記貫通孔を経て前記カーペット本体の表面と前記
凹部との間に溶融熱可塑性樹脂を射出し、直ちに移動型
を固定型に向けて移動させて型締めしたのち、冷却固化
することもできる。
カーペット本体のパッド形成部位に予め貫通孔を形成
しておき、金型を型開きした状態において、前記貫通孔
が固定型のゲート上方に位置するように前記カーペット
本体を固定型上に載置し、ついで、移動型を固定型に向
けて移動させて金型を型締めすると、前記カーペット本
体の表面と移動型の凹部との間にパッド成形用のキャビ
ティが形成される。そしてこの型締めの直後、前記ゲー
トから前記貫通孔を経て溶融熱可塑性樹脂を前記キャビ
ティ内へ射出すると、射出された溶融熱可塑性樹脂が前
記キャビティの全域に行き渡る。ついで、金型を冷却す
ると、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂は冷却固化され
てカーペット本体表面の所定部位にパッドが成形と同時
に積層される。
しておき、金型を型開きした状態において、前記貫通孔
が固定型のゲート上方に位置するように前記カーペット
本体を固定型上に載置し、ついで、移動型を固定型に向
けて移動させて金型を型締めすると、前記カーペット本
体の表面と移動型の凹部との間にパッド成形用のキャビ
ティが形成される。そしてこの型締めの直後、前記ゲー
トから前記貫通孔を経て溶融熱可塑性樹脂を前記キャビ
ティ内へ射出すると、射出された溶融熱可塑性樹脂が前
記キャビティの全域に行き渡る。ついで、金型を冷却す
ると、キャビティ内の溶融熱可塑性樹脂は冷却固化され
てカーペット本体表面の所定部位にパッドが成形と同時
に積層される。
また、金型を型締めする直前に、カーペット本体の表
面と移動型の凹部との間に溶融熱可塑性樹脂を射出し、
直ちに移動型を固定型に向けて移動させて型締めする
と、前記溶融熱可塑性樹脂は冷却されることなく流動性
を保ったまま押圧されてカーペット本体の表面と移動型
の凹部との間に形成されたキャビティ内の全域に行き渡
る。
面と移動型の凹部との間に溶融熱可塑性樹脂を射出し、
直ちに移動型を固定型に向けて移動させて型締めする
と、前記溶融熱可塑性樹脂は冷却されることなく流動性
を保ったまま押圧されてカーペット本体の表面と移動型
の凹部との間に形成されたキャビティ内の全域に行き渡
る。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、1は本発明の方法の実施に使用する
金型を示し、該金型1は、固定側取付板4に取付けられ
た固定型3と移動側取付板5に取付けられた移動型2と
から構成されている。前記固定側取付板4には、図示し
ない可塑化装置のノズル先端部が挿入される開口を有す
るブッシュ13が設けられており、該ブッシュ13の固定型
側の開口部には前記固定型3のゲート11に通じるスプル
12が位置する。一方、前記移動型2の固定型3に対向す
る面にはパッド成形用の凹部6が形成されており、その
成形面6aには必要に応じ絞模様等を形成しておく。
金型を示し、該金型1は、固定側取付板4に取付けられ
た固定型3と移動側取付板5に取付けられた移動型2と
から構成されている。前記固定側取付板4には、図示し
ない可塑化装置のノズル先端部が挿入される開口を有す
るブッシュ13が設けられており、該ブッシュ13の固定型
側の開口部には前記固定型3のゲート11に通じるスプル
12が位置する。一方、前記移動型2の固定型3に対向す
る面にはパッド成形用の凹部6が形成されており、その
成形面6aには必要に応じ絞模様等を形成しておく。
そして図示しないが、公知の射出成形機の型締機構の
固定盤または可動盤に、前記金型1の固定側取付板4ま
たは移動側取付板5をそれぞれ固着し、前記可動盤によ
って移動型2を固定型3の方向へ往復移動させることに
よって金型1の型締めまたは型開きを行なう。
固定盤または可動盤に、前記金型1の固定側取付板4ま
たは移動側取付板5をそれぞれ固着し、前記可動盤によ
って移動型2を固定型3の方向へ往復移動させることに
よって金型1の型締めまたは型開きを行なう。
次に、本発明の自動車用のパッド付きカーペットの製
造工程について説明する。
造工程について説明する。
第2図(A),(B)に示す実施例においては、第2
図(A)に示すように、カーペット本体7のパッド形成
部位に予め貫通孔9を形成しておき、金型1を型開きし
た状態で、前記貫通孔9が固定型3のゲート11上方に位
置するように前記カーペット本体7を固定型3上に載置
したのち、移動型2を固定型3に向けて移動させて型締
めした直後、第2図(B)に示すように、図示しない可
塑化装置の射出ノズル先端部を固定側取付板4のブッシ
ュ13の開口に挿入して、溶融熱可塑性樹脂14を固定型3
のゲート11からカーペット本体7の貫通孔9を経て、前
記カーペット本体7の表面と移動型2の凹部6とによっ
て形成されたキャビティ内へ射出したのち、金型1を冷
却して前記射出された溶融熱可塑性樹脂14を冷却固化さ
せることによって、第4図に示すようにカーペット本体
7の表面の所定部位にパッド8を成形と同時に積層す
る。
図(A)に示すように、カーペット本体7のパッド形成
部位に予め貫通孔9を形成しておき、金型1を型開きし
た状態で、前記貫通孔9が固定型3のゲート11上方に位
置するように前記カーペット本体7を固定型3上に載置
したのち、移動型2を固定型3に向けて移動させて型締
めした直後、第2図(B)に示すように、図示しない可
塑化装置の射出ノズル先端部を固定側取付板4のブッシ
ュ13の開口に挿入して、溶融熱可塑性樹脂14を固定型3
のゲート11からカーペット本体7の貫通孔9を経て、前
記カーペット本体7の表面と移動型2の凹部6とによっ
て形成されたキャビティ内へ射出したのち、金型1を冷
却して前記射出された溶融熱可塑性樹脂14を冷却固化さ
せることによって、第4図に示すようにカーペット本体
7の表面の所定部位にパッド8を成形と同時に積層す
る。
つぎに第3図(A),(B),(C)に示す実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
第3図(A)に示すように、金型1を型開きした状態
で、固定型3の上面に予め貫通孔9を形成したカーペッ
ト本体7を載置したのち、移動型2を固定型3に向けて
移動させ、第3図(B)に示すように、金型1の型締め
直前に、図示しない可塑化装置によって溶融熱可塑性樹
脂14をゲート11からカーペット本体7の貫通孔9を通し
て移動型2の凹部6とカーペット本体7の表面との間に
低圧で射出し、第3図(C)に示すように、直ちに移動
型2を固定型1に向けて移動させて金型1を型締めして
移動型2の凹部6とカーペット本体7の表面との間に形
成されたキャビティ全域に前記溶融熱可塑性樹脂14を行
き渡らせたのち、これを冷却固化させてカーペット本体
7の所定部位にパッド8を成形と同時に積層する。
で、固定型3の上面に予め貫通孔9を形成したカーペッ
ト本体7を載置したのち、移動型2を固定型3に向けて
移動させ、第3図(B)に示すように、金型1の型締め
直前に、図示しない可塑化装置によって溶融熱可塑性樹
脂14をゲート11からカーペット本体7の貫通孔9を通し
て移動型2の凹部6とカーペット本体7の表面との間に
低圧で射出し、第3図(C)に示すように、直ちに移動
型2を固定型1に向けて移動させて金型1を型締めして
移動型2の凹部6とカーペット本体7の表面との間に形
成されたキャビティ全域に前記溶融熱可塑性樹脂14を行
き渡らせたのち、これを冷却固化させてカーペット本体
7の所定部位にパッド8を成形と同時に積層する。
本実施例において、型締め直前とは、移動型2がカー
ペット本体7の表面に当接する直前ないし当接している
がまだ固定型に向けて移動できる余地を残した状態の範
囲をいう。
ペット本体7の表面に当接する直前ないし当接している
がまだ固定型に向けて移動できる余地を残した状態の範
囲をいう。
第4図に示すパッド付きカーペット10は、上述の各実
施例の方法により、カーペット本体7にパッド8を成形
と同時に積層した後、これを金型1を型開きして取出
し、スプル12の部分の固化した熱可塑性樹脂を除去して
完成品としたものである。
施例の方法により、カーペット本体7にパッド8を成形
と同時に積層した後、これを金型1を型開きして取出
し、スプル12の部分の固化した熱可塑性樹脂を除去して
完成品としたものである。
本発明は、上記のとおり構成されているので以下に記
載するような効果を奏する。
載するような効果を奏する。
(1)溶融熱可塑性樹脂はカーペット本体の裏面から貫
通孔を通して射出されるので、ゲートの跡はカーペット
本体の裏面側に残るだけで裏面に形成されることがなく
見栄えが良好となる。さらに、射出された溶出熱可塑性
樹脂はキャビティ内全域に行き渡り、成形されたパッド
はカーペット本体に全面的に接着されるので、パッドの
周縁部がめくれたりパッドの中央部が浮いたりすること
がなくなる。
通孔を通して射出されるので、ゲートの跡はカーペット
本体の裏面側に残るだけで裏面に形成されることがなく
見栄えが良好となる。さらに、射出された溶出熱可塑性
樹脂はキャビティ内全域に行き渡り、成形されたパッド
はカーペット本体に全面的に接着されるので、パッドの
周縁部がめくれたりパッドの中央部が浮いたりすること
がなくなる。
(2)金型の型閉じ直前に溶融熱可塑性樹脂を射出し、
直ちに型締めすることにより、射出圧力を比較的低圧と
することができるので、カーペット本体に形成された貫
通孔近傍部の損傷が少なくなる。また、溶融熱可塑性樹
脂は固定型のスプルからカーペット本体の貫通孔を経て
射出するので、可塑化装置が移動型の移動を妨げること
がなく、射出後直ちに型締めが行なえる。したがって、
溶融熱可塑性樹脂がキャビティの隅々まで行き渡り、パ
ッドの形状精度および密着性が良好となるとともに製造
工程も短縮できる。
直ちに型締めすることにより、射出圧力を比較的低圧と
することができるので、カーペット本体に形成された貫
通孔近傍部の損傷が少なくなる。また、溶融熱可塑性樹
脂は固定型のスプルからカーペット本体の貫通孔を経て
射出するので、可塑化装置が移動型の移動を妨げること
がなく、射出後直ちに型締めが行なえる。したがって、
溶融熱可塑性樹脂がキャビティの隅々まで行き渡り、パ
ッドの形状精度および密着性が良好となるとともに製造
工程も短縮できる。
(3)移動型の凹部の深さや形状を変えることにより、
パッドの厚さおよび形状を任意に変更することができ
る。
パッドの厚さおよび形状を任意に変更することができ
る。
第1図は本発明の実施に使用する金型の断面図、第2図
は本発明の一実施例の工程を示し、(A)は固定型上に
カーペット本体を載置した状態を示す断面図、(B)は
型閉じ直後溶融熱可塑性樹脂を射出した状態を示す断面
図、第3図は本発明の他の実施例の工程を示し、(A)
は固定型上面にカーペット本体を載置した状態を示す断
面図、(B)は型締め直前に溶融熱可塑性樹脂を射出し
た状態を示す断面図、(C)は型締した状態を示す断面
図、第4図は本発明の方法により製造されたパッド付き
カーペットの主要部の断面図である。 1……金型、2……移動型、 3……固定型、4……固定側取付板、 5……移動側取付板、6……凹部、 6a……成形面、7……カーペット本体、 8……パッド、9……貫通孔、 10……パッド付きカーペット、 11……ゲート、12……スプル、 13……ブッシュ、14……溶融熱可塑性樹脂。
は本発明の一実施例の工程を示し、(A)は固定型上に
カーペット本体を載置した状態を示す断面図、(B)は
型閉じ直後溶融熱可塑性樹脂を射出した状態を示す断面
図、第3図は本発明の他の実施例の工程を示し、(A)
は固定型上面にカーペット本体を載置した状態を示す断
面図、(B)は型締め直前に溶融熱可塑性樹脂を射出し
た状態を示す断面図、(C)は型締した状態を示す断面
図、第4図は本発明の方法により製造されたパッド付き
カーペットの主要部の断面図である。 1……金型、2……移動型、 3……固定型、4……固定側取付板、 5……移動側取付板、6……凹部、 6a……成形面、7……カーペット本体、 8……パッド、9……貫通孔、 10……パッド付きカーペット、 11……ゲート、12……スプル、 13……ブッシュ、14……溶融熱可塑性樹脂。
Claims (2)
- 【請求項1】カーペット本体(7)のパッド形成部位に
予め貫通孔(9)を形成し、金型(1)を型開きした状
態において、前記貫通孔(9)が固定型(3)のゲート
(11)上方に位置するように前記カーペット本体(7)
を固定型(3)上に載置し、ついで、パッド成形用の凹
部(6)を有する移動型(2)を前記固定型(3)に向
けて移動させて金型(1)を型締めした直後、前記ゲー
ト(11)から前記貫通孔(9)を経て前記カーペット本
体(7)の表面と前記凹部(6)との間に形成されたキ
ャビティ内へ溶融熱可塑性樹脂(14)を射出したのち、
冷却固化する自動車用のパッド付きカーペットの製造方
法。 - 【請求項2】カーペット本体(7)のパッド形成部位に
予め貫通孔(9)を形成し、金型(1)を型開きした状
態において、前記貫通孔(9)が固定型(3)のゲート
(11)上方に位置するように前記カーペット本体(7)
を固定型(3)上に載置し、ついで、パッド成形用の凹
部(6)を有する移動型(2)を固定型(3)に向けて
移動させ、金型(1)を型締めする直前に前記ゲート
(11)から前記貫通孔(9)を経て前記カーペット本体
(7)の表面と前記凹部(6)との間に溶融熱可塑性樹
脂(14)射出し、直ちに移動型(2)を固定型(3)に
向けて移動させて型締めしたのち冷却固化する自動車用
のパッド付きカーペットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26066488A JP2665244B2 (ja) | 1988-10-18 | 1988-10-18 | 自動車用のパッド付きカーペットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26066488A JP2665244B2 (ja) | 1988-10-18 | 1988-10-18 | 自動車用のパッド付きカーペットの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02107420A JPH02107420A (ja) | 1990-04-19 |
JP2665244B2 true JP2665244B2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=17351053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26066488A Expired - Fee Related JP2665244B2 (ja) | 1988-10-18 | 1988-10-18 | 自動車用のパッド付きカーペットの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2665244B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1967346A1 (en) * | 2007-03-06 | 2008-09-10 | Nordson Corporation | Method for manufacturing a packaging comprising an adhesive coating |
-
1988
- 1988-10-18 JP JP26066488A patent/JP2665244B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02107420A (ja) | 1990-04-19 |
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