JPH10138281A - 表皮一体射出成形品及びその製造方法 - Google Patents
表皮一体射出成形品及びその製造方法Info
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- JPH10138281A JPH10138281A JP29829296A JP29829296A JPH10138281A JP H10138281 A JPH10138281 A JP H10138281A JP 29829296 A JP29829296 A JP 29829296A JP 29829296 A JP29829296 A JP 29829296A JP H10138281 A JPH10138281 A JP H10138281A
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Abstract
表皮材を用いた表皮一体射出成形品を安価にかつ効率良
く製造する。 【解決手段】 第1表皮5を第1金型15の成形面15
aにセットするとともに、第2表皮7を第2金型17の
成形面17aにゲート23aを塞ぐようにセットする。
第2金型17のゲート23aから溶融成形原料Rを射出
し、その射出圧で第2表皮7を第1表皮5側に押しやっ
て第1金型15の成形面15aに沿わせるとともに、そ
の表皮隣接端部7aを第1表皮5の隣接端部5a裏面に
溶融成形原料Rの射出圧により面接触状態で密着させ
る。溶融成形原料Rを固化させ、第1及び第2表皮5,
7からなる表皮材9が心材3の表面に一体に設けられた
ドアトリムを得る。
Description
品及びその製造方法に関し、特に表皮材が単一又は異種
の材質、色、柄等で構成されたものにおいて、表皮一体
射出成形品を安価にかつ効率良く製造しようとするもの
である。
リムやインストルメントパネルは、トリム本体等を構成
する硬質樹脂製心材の表面を表皮材で一体に被覆して構
成されている。例えば特開平7−276421号公報に
開示されているように、単一の表皮材を心材の表面に一
体に設けたものがある。
表皮を用いれば、趣向の変わった表装を現出でき意匠を
向上させることができて好ましい。
は、成形に先立って2種類の表皮の各々の表皮隣接端部
を接着剤で貼り合わせたり、あるいは縫合したり、さら
には溶着したりして1枚物の表皮材として予め仕上げら
れているのが一般的である。
貼り合わせるやり方もある(実開昭61−146455
号公報参照)。
を分割式成形型の一方の金型の成形面にセットし、溶融
成形原料をキャビティに充填して2つの表皮を一体化す
るやり方もある(特開平8−230086号公報参
照)。
平7−276421号公報のものでは、成形に際し、表
皮材を金型の成形面にセットし、型締め状態でキャビテ
ィに溶融成形原料を射出して成形するようになってお
り、表皮材を金型の形成面にセットするためには針状の
ピンで表皮材を位置決めするか、あるいは接着剤で位置
決めする必要があり、前者の場合にはピン跡が成形品表
面に残り、後者の場合には接着剤がはみ出して成形品表
面が汚れるという問題がある。
剤で貼り合わせるやり方は、接着剤のミストが作業場に
漂って作業環境が悪化する。さらには、接着剤塗布工程
が必要であり、その分だけ製造工数及び製造時間が余分
に掛かるとともに設備も余分に付設しなければならず、
製作費が高騰するという問題がある。また、縫合や溶着
するやり方においても、縫製機や溶着装置が必要であ
り、前者の場合と同様に設備が増えて製作費の高騰を招
く。
やり方にしても、接着剤を用いることには変わらず、上
記と同様にコストアップ、表面の汚損、作業環境の悪
化、製造工数及び設備の増加等の問題がある。
り方では、2つの表皮の表皮隣接端部を単に重ね合わせ
ているだけであり、しかも重なり状態が一方の表皮隣接
端部を他方の他方の表皮隣接端部に突き合わせた線接触
状態であることから、溶融成形原料が表皮隣接端部から
漏れ出るおそれがあり、見栄えが悪くなる。
あり、その目的とするところは、ドアトリム等の表皮一
体成形品が射出成形品である場合において、単一の表皮
材を位置決めすることによるピン跡をなくして見栄えを
良くすることにある。さらに、接着剤、縫製機及び溶着
装置等を用いずに少なくとも2種類の表皮を硬質樹脂製
心材の射出成形と同時に一体化することとし、作業環境
の悪化を招くことなく低製作費で短時間に表皮一体射出
成形品を成形するとともに、成形された表皮一体射出成
形品に対する接着剤による表面汚損や表皮の表皮隣接端
部からの原料漏れをなくし、見栄えを良くしようとする
ことにある。
め、本発明は、単一の表皮材を溶融成形原料の射出圧を
利用して所定領域に位置決めするか、あるいは分割式成
形型を構成する2つの金型の各々の金型に2つの表皮を
それぞれ別々にセットし、溶融成形原料の射出圧を利用
して一方の表皮を他方の表皮に合体させるようにしたこ
とを特徴とする。
品及びその製造方法を対象とし、次のような解決手段を
講じた。
段は、前者の表皮一体射出成形品に関するものであり、
単一の表皮材が溶融成形原料を射出成形した硬質樹脂製
心材の表面の所定領域に一体に設けられた表皮一体射出
成形品を前提とし、上記表皮材を溶融成形原料の射出圧
により上記心材の表面の所定領域に位置付けたことを特
徴とする。
る第1及び第2表皮からなる表皮材が溶融成形原料を射
出成形した硬質樹脂製心材の表面に一体に設けられた表
皮一体射出成形品を前提とし、上記第1及び第2表皮の
一方の表皮隣接端部を溶融成形原料の射出圧により他方
の表皮隣接端部裏面に面接触状態で密着させ、かつ上記
心材により分離しないように一体化したことを特徴とす
る。
皮一体射出成形品の製造方法に関するものであり、本発
明の第3の解決手段は、単一の表皮材が溶融成形原料を
射出成形した硬質樹脂製心材の表面の所定領域に一体に
設けられた表皮一体射出成形品の製造方法を前提とし、
表皮一体射出成形品の表面形状に対応する成形面を有す
る第1金型と、表皮一体成形品の裏面形状に対応する成
形面を有し該成形面にゲートが開口された第2金型とか
らなる分割式成形型を用意する。そして、まず、上記表
皮材を成形型の第2金型の成形面に上記ゲートを塞ぐよ
うにセットする。次いで、上記成形型の型締め状態で第
2金型のゲートから溶融成形原料を射出し、その射出圧
で上記表皮材を第1金型側に押しやって該第1金型の成
形面に沿わせる。その後、上記溶融成形原料を固化させ
ることにより、表皮材が溶融成形原料を射出成形した硬
質樹脂製心材の表面の所定領域に位置付けられて一体に
設けられた表皮一体射出成形品を得ることを特徴とす
る。
段において、第2金型の成形面には複数のゲートが開口
され、そのうちの1つのゲートは表皮材で塞がれるよう
になっていることを前提とする。そして、上記表皮材で
塞がれたゲートからの溶融成形原料の射出を他のゲート
に優先して行い、この優先して射出された溶融成形原料
が表皮材の外端部を越えてその外側に流動した後、他の
ゲートから溶融成形原料を射出することを特徴とする。
る第1及び第2表皮からなる表皮材が溶融成形原料を射
出成形した硬質樹脂製心材の表面に一体に設けられた表
皮一体射出成形品の製造方法を前提とし、表皮一体射出
成形品の表面形状に対応する成形面を有する第1金型
と、表皮一体成形品の裏面形状に対応する成形面を有し
該成形面にゲートが開口された第2金型とからなる分割
式成形型を用意する。そして、まず、上記第1表皮を成
形型の第1金型の成形面にセットするとともに、上記第
2表皮を成形型の第2金型の成形面に上記ゲートを塞ぐ
ようにセットする。次いで、上記成形型の型締め状態で
第2金型のゲートから溶融成形原料を射出し、その射出
圧で上記第2表皮を第1表皮側に押しやって第1金型の
成形面に沿わせるとともに、その表皮隣接端部を上記第
1表皮の隣接端部裏面に溶融成形原料の射出圧により面
接触状態で密着させる。その後、上記溶融成形原料を固
化させることにより、互いに隣接する第1及び第2表皮
からなる表皮材が溶融成形原料を射出成形した硬質樹脂
製心材の表面に一体に設けられた表皮一体射出成形品を
得ることを特徴とする。
て、第2金型の成形面には複数のゲートが開口され、そ
のうちの1つのゲートは第2表皮で塞がれるようになっ
ていることを前提とする。そして、上記第2表皮で塞が
れたゲートからの溶融成形原料の射出を他のゲートに優
先して行い、この優先して射出された溶融成形原料が第
2表皮の表皮隣接端部を越えて第1表皮側に流動した
後、他のゲートから溶融成形原料を射出することを特徴
とする。
段では、単一の表皮材が溶融成形原料の射出圧により第
1金型側に押しやられてその成形面に沿わされ、溶融成
形原料を射出成形した硬質樹脂製心材の表面の所定領域
に位置付けられることから、表皮材を第2金型の成形面
にセットする際にピンで位置決めしても、このピン跡は
成形品裏面に残って成形品表面に残らず、また、接着剤
で位置決めするにしても、はみ出した接着剤は成形品裏
面に付着することになり、いずれにしてもピン跡やはみ
出した接着剤は人目に晒されず、見栄えが向上する。
段では、第2表皮が溶融成形原料の射出圧により第1表
皮側に押しやられ、その表皮隣接端部が第1表皮の表皮
隣接端部裏面に面接触状態で密着させられることから、
両者の境目には原料浸入防止帯が所定幅に亘って形成さ
れて隙間ができず、成形時に両第1及び第2表皮の表皮
隣接端部から溶融成形原料が表面側に漏れ出ず見栄えが
向上する。
されると、該心材により上記第1及び第2表皮が裏打ち
されて一体化され、1枚物の表皮材となって強固に接合
される。したがって、接着剤による接合や、縫合、さら
には高周波溶着等の手段がいらず、接着剤を用いること
による製造工数の増加や作業環境の悪化がなく、低製作
費で短時間に表皮一体射出成形品が得られる。
ートから射出された溶融成形原料が単一の表皮材又は第
2表皮の央部から周辺に向かって流動してその全体を覆
っていることから、その後に他のゲートから時間差をも
って射出された溶融成形原料が単一の表皮材の外端部又
は第1及び第2表皮の表皮隣接端部に達しても、単一の
表皮材の外端部又は表皮隣接端部は先に達して固化が進
行している溶融成形原料に守られ、後から射出された溶
融成形原料の浸入が阻止されて原料漏れが確実に防止さ
れる。
て図面に基づいて説明する。
実施の形態1に係る表皮一体射出成形品を示し、本例で
は表皮一体射出成形品が自動車の内装品としてのドアト
リム1である場合を示す。該ドアトリム1は内装品本体
を構成するドアトリム本体を備えてなり、このドアトリ
ム本体は、ポリプロピレン(PP)やアクリロニトリル
・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂等からなる溶融
成形原料を射出成形した硬質樹脂製心材3からなるもの
である。該心材3(ドアトリム本体)の車室内側の表面
の所定領域、つまり心材3の表面のほぼ上半部分(ドア
トリム1のアームレスト部上方)には、単一の表皮材9
が略矩形に一体に被覆され、その周辺及び下半部分は心
材3が露出している。
融成形原料R(図4及び図5に表れる)の射出圧により
上記心材3の表面のほぼ上半部分(ドアトリム1のアー
ムレスト部上方)に位置付けられるものである。
は主体である布地11の裏面にバッキング材13を貼着
した2層構造のものである。なお、このバッキング材1
3は省くことも可能である。心材3の表皮材9被覆領域
外周には略矩形の周溝3aが形成され、上記表皮材9の
外端部がこの周溝3aに嵌入している。
の製造要領を図3〜5に基づいて説明するが、その前に
製造に用いる装置について簡単に説明する。図3〜5に
示すように、この装置は、固定型である第1金型15
と、可動型である第2金型17とからなる分割式成形型
19を備えている。上記第1金型15には成形面15a
がドアトリム1の表面形状に対応して形成されていると
ともに、上記第2金型17には成形面17aがドアトリ
ム1の裏面形状に対応して形成され、型締め状態で両者
間にドアトリム1を射出成形するキャビティ21が構成
される。また、上記第2金型17の成形面17aには、
3つのゲート23aが上下方向に並んで開口され、その
うちの1つ(上段)のゲート23aは成形面17aの上
半部分に開口していて表皮材9で塞がれるようになって
いる。上記各ゲート23aはランナ23b及びスプル2
3cを経て射出機25のノズル25aに接続されてい
る。25bは射出機25の本体を構成するシリンダ、2
5cは該シリンダ25b内に配置されたスクリュであ
り、該スクリュ25cの回転動作により溶融成形原料R
をノズル25a、スプル23c及びランナ23bを経て
各ゲート23aからキャビティ21に射出するようにな
っている。さらに、上記ランナ23bには第1及び第2
開閉弁27,29が上記3つのゲート23aの間に位置
するように介設され、上段のゲート23aにのみ溶融成
形原料Rを導入するときには第1及び第2開閉弁27,
29を共に閉じ、中段のゲート23aにも溶融成形原料
Rを導入するときには第1開閉弁27を開けるとともに
第2開閉弁29を閉じたままにし、さらに下段のゲート
23aにも溶融成形原料Rを導入するときには第1及び
第2開閉弁27,29を共に開けるように、2つの第1
及び第2開閉弁27,29を開閉制御するようにしてい
る。
ム1を製造する要領は、まず、図3に示すように、第2
金型17を後退させて成形型19を型開きし、表皮材9
を布地11が第1金型15側に向いた姿勢で成形型19
の第2金型17の成形面17aに針状のピンや接着剤で
止めてセットし、表皮材9で成形面17aの上半部分に
開口する上段のゲート23aを塞ぐ。この状態で第1及
び第2開閉弁27,29は共に閉じていて溶融成形原料
Rが中段及び下段のゲート23aに導入されないように
している。
17を前進させて成形型19を型締めし、この型締め状
態で射出機25を作動させ、まず、表皮材9で塞がれた
上段のゲート23aに溶融成形原料Rを導入し、該上段
のゲート23aから溶融成形原料Rを他の2つのゲート
23aに優先させてキャビティ21に射出する。
23aから射出される溶融成形原料Rの射出圧で第1金
型15側に押しやって該第1金型15の成形面15aに
沿わせる。
原料Rが表皮材9の央部から周辺に向かって流動して外
端部を越えると、第1開閉弁27を開け、該第1開閉弁
27で流れが止められていた溶融成形原料Rを中段のゲ
ート23aに導入し、該中段のゲート23aから溶融成
形原料Rを射出し、その後、所定時間差をもって第2開
閉弁29を開けて溶融成形原料Rを下段のゲート23a
に導入し、該下段のゲート23aから溶融成形原料Rを
射出する(図5参照)。
された溶融成形原料Rが表皮材9の央部から周辺に向か
って流動してその全体を覆っており、その後に中段及び
下段のゲート23aから時間差をもって射出された溶融
成形原料Rよりも固化が進行していることから、後から
射出された溶融成形原料Rが表皮材9の外端部と成形面
15aとの間に浸入するのを先に射出されて固化が進行
している溶融成形原料Rで阻止でき、溶融成形原料Rが
表面側に漏れ出るのを確実に防止することができる。
形原料Rを射出してキャビティ21に充填した後、図5
に示すように、上記溶融成形原料Rを固化させて硬質樹
脂製心材3を射出成形することにより、表皮材9が溶融
成形原料Rを射出成形した硬質樹脂製心材3の表面の所
定領域に位置付けられて一体に設けられたドアトリム1
を得る。
溶融成形原料Rの射出圧で心材3の表面の所定領域に位
置付けることから、表皮材9を第2金型17の成形面1
7aにピンで位置決めしてセットする際には、ピン跡が
製品裏面に形成されることになって成形品表面側から見
えず、見栄えを向上させることができる。また、接着剤
による位置決めの場合でも、はみ出した接着剤が成形品
裏面に付着することになって同様に人目に触れず、見栄
えを向上させることができる。
実施の形態2に係る表皮一体射出成形品を示し、本例で
も表皮一体射出成形品が自動車の内装品としてのドアト
リム1である場合を示す。該ドアトリム1は内装品本体
を構成するドアトリム本体を備えてなり、このドアトリ
ム本体は、実施の形態1の場合と同様にポリプロピレン
(PP)やアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン
(ABS)樹脂等からなる溶融成形原料を射出成形した
硬質樹脂製心材3からなるものであり、該心材3(ドア
トリム本体)の車室内側の表面全体には、実施の形態1
で用いた単一の表皮材とは異なり、互いに隣接する第1
及び第2表皮5,7からなる表皮材9が一体に被覆され
ている。
例では例えばサーモプラスチックオレフィン(TPO)
もしくはポリプロピレン(PP)フィルムの樹脂製シー
トからなる単層であるが、その裏面にポリプロピレン
(PP)の軟質発泡体からなる発泡層が一体に接合され
た2層構造、またはポリ塩化ビニル(PVC)のソリッ
ド層とポリプロピレン(PP)のフォーム層とポリプロ
ピレン(PP)のソリッド層との3層構造のものであっ
てもよい。この第1表皮5は、スラッシュ成形や真空成
形等により後述する成形型19の第1金型15の成形面
15aにフィットするよう予め所定形状に成形されてい
るものである(図8参照)。
布製のものであり、主体である布地11の裏面にバッキ
ング材13を貼着した2層構造のものであるが、バッキ
ング材13は省いてもよい。
部分(ドアトリム1のアームレスト部上方)を除く領域
全面を被覆しているとともに、上記第2表皮7は、第1
表皮5の被覆領域以外つまり心材3表面のほぼ上半部分
(ドアトリム1のアームレスト部上方)を略矩形に被覆
している。なお、上記第1表皮5の上下方向の被覆領域
をドアトリム1のアームレスト部までとし、その下方に
は心材3を露出させるようにしてもよい。
皮隣接端部7a(外周端縁部)は、第1表皮5の表皮隣
接端部5a(内周端縁部)に裏面から重ね合わされ、こ
れにより、第2表皮7の表皮隣接端部7aが溶融成形原
料R(図9及び図10に表れる)の射出圧により第1表
皮5の表皮隣接端部5a裏面に面接触状態で密着し、か
つ上記心材3により裏打ちされて分離しないように一体
化されている。なお、心材3の第2表皮7被覆領域外周
には略矩形の周溝3aが形成され、上記第1及び第2表
皮5,7の表皮隣接端部5a,7aの重合部がこの周溝
3aに嵌入していて、第1表皮5の表皮隣接端部5aが
周溝3aに潜り込んだ状態となっている。これにより、
第1表皮5の表皮隣接端部5aがめくれるのを防止する
とともに、第1表皮5がフォーム層を有している場合に
脱型後にその表皮隣接端部5aがフォーム層の弾力によ
り膨れて周溝3aから外れ出て外部から見えることによ
る見栄えの悪化を防止するようにしている。
の製造要領を図8〜10に基づいて説明する。製造に用
いる装置は実施の形態1で用いた装置と同じものである
ので、その説明は省略する。
後退させて成形型19を型開きし、第1表皮5を成形型
19の第1金型15の成形面15aにセットする。この
際、第1表皮5の外端部を針状のピンや接着剤で第1金
型15の外端部に止めるようにする。したがって、該部
分は成形後にトリミングすることで切除され、成形品に
傷や汚れとして残らない。この第1表皮5には第2表皮
7の貼り合わせ領域に対応して略矩形の開口が形成され
ており、この矩形開口の開口端縁部が第1及び第2表皮
5,7の貼り合わせ状態で第2表皮7の外周端と向かい
合って隣接する端縁部である。また、第2表皮7を布地
11が第1金型15側に向いた姿勢で成形型19の第2
金型17の成形面17aに針状のピンや接着剤で止めて
セットし、第2表皮7で成形面17aの上半部分に開口
する上段のゲート23aを塞ぐ。この状態で第1及び第
2開閉弁27,29は共に閉じていて溶融成形原料Rが
中段及び下段のゲート23aに導入されないようにして
いる。
17を前進させて成形型19を型締めし、この型締め状
態で射出機25を作動させ、まず、第2表皮7で塞がれ
た上段のゲート23aに溶融成形原料Rを導入し、該上
段のゲート23aから溶融成形原料Rを他の2つのゲー
ト23aに優先させてキャビティ21に射出する。
ト23aから射出される溶融成形原料Rの射出圧で上記
第1表皮5側に押しやって第1金型15の成形面15a
に沿わせる。
原料Rが第2表皮7の央部から周辺に向かって流動して
表皮隣接端部7aを越えることにより、該表皮隣接端部
7aを上記第1表皮5の表皮隣接端部5a裏面に溶融成
形原料Rの射出圧により面接触状態で密着させる。この
状態で、第1及び第2表皮5,7の両表皮隣接端部5
a,7aの境目に原料浸入防止帯が隙間なく所定幅に亘
って形成されており、その後に他の2つのゲート23a
から射出される溶融成形原料Rの浸入を上記原料浸入防
止帯で阻止するようにしている。
成形原料Rが第2表皮7の表皮隣接端部7aを越えて第
1表皮5側に流動すると、第1開閉弁27を開け、該第
1開閉弁27で流れが止められていた溶融成形原料Rを
中段のゲート23aに導入し、該中段のゲート23aか
ら溶融成形原料Rを射出し、その後、所定時間差をもっ
て第2開閉弁29を開けて溶融成形原料Rを下段のゲー
ト23aに導入し、該下段のゲート23aから溶融成形
原料Rを射出する(図10参照)。
された溶融成形原料Rが第2表皮7の央部から周辺に向
かって流動してその全体を覆っており、その後に中段及
び下段のゲート23aから時間差をもって射出された溶
融成形原料Rよりも固化が進行していることから、後か
ら射出された溶融成形原料Rが第1及び第2表皮5,7
の表皮隣接端部5a,7aの重合部に浸入するのを先に
射出されて固化が進行している溶融成形原料Rで阻止で
き、上記原料浸入防止帯とも相俟って溶融成形原料Rが
表面側に漏れ出るのを確実に防止することができる。
形原料Rを射出してキャビティ21に充填した後、図1
0に示すように、上記溶融成形原料Rを固化させて硬質
樹脂製心材3を射出成形することにより、互いに隣接す
る第1及び第2表皮5,7からなる表皮材9が溶融成形
原料Rを射出成形した硬質樹脂製心材3の表面に一体に
設けられたドアトリム1を得る。
図6に示すように、第2表皮7の表皮隣接端部7aが第
1表皮5の表皮隣接端部5a裏面に面接触し、かつ心材
3により分離しないように裏打ちされて一体化され、1
枚物の表皮材9となって強固に接合されている。
えて、接着剤による接合や、縫合、さらには高周波溶着
等の手段がいらず、接着剤を用いることによる製造工数
の増加や作業環境の悪化がなく、低製作費で短時間に見
栄えの良いドアトリム1を安価にかつ効率良く得ること
ができる。
に係る本発明によれば、単一の表皮材を成形品裏面とな
る金型成形面側にセットし、溶融成形原料の射出圧によ
り成形品表面となる金型成形面側に押しやって位置付け
るので、表皮材をセットするためのピンの跡や接着剤の
はみ出しが人目に触れない成形品裏面側になり、見栄え
を良くすることができる。
第2表皮を溶融成形原料の射出圧により第1表皮側に押
しやり、その表皮隣接端部を第1表皮の表皮隣接端部裏
面に面接触状態で密着させるので、上記の効果に加え
て、両第1及び第2表皮の表皮隣接端部からの原料漏れ
を防止して見栄えを向上させることができる。また、第
1及び第2表皮を心材で裏打ちして1枚物の表皮材とし
て強固に接合するので、接着剤による接合や、縫合、さ
らには高周波溶着等の手段を採らずに済み、接着剤を用
いることによる製造工数の増加や作業環境の悪化がなく
して、低製作費で短時間に表皮一体射出成形品を得るこ
とができる。
ば、単一の表皮材の外端部又は第1及び第2表皮の表皮
隣接端部を先に射出された溶融成形原料で覆って後から
射出される溶融成形原料が表皮材の外端部又は両表皮隣
接端部の重合部に浸入しないようにしているので、原料
漏れを確実に防止して成形品表面の汚損を防止すること
ができる。
る。
る。
型開き状態の成形型にセットした状態を示す製造工程図
である。
の射出圧で第1表皮側に押しやる状態を示す製造工程図
である。
状態を示す製造工程図である。
る。
る。
型開き状態の成形型にセットした状態を示す製造工程図
である。
の射出圧で第1表皮側に押しやる状態を示す製造工程図
である。
た状態を示す製造工程図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 単一の表皮材が溶融成形原料を射出成形
した硬質樹脂製心材の表面の所定領域に一体に設けられ
た表皮一体射出成形品であって、 上記表皮材は溶融成形原料の射出圧により上記心材の表
面の所定領域に位置付けられていることを特徴とする表
皮一体射出成形品。 - 【請求項2】 互いに隣接する第1及び第2表皮からな
る表皮材が溶融成形原料を射出成形した硬質樹脂製心材
の表面に一体に設けられた表皮一体射出成形品であっ
て、 上記第1及び第2表皮の一方の表皮隣接端部は溶融成形
原料の射出圧により他方の表皮隣接端部裏面に面接触状
態で密着し、かつ上記心材により分離しないように一体
化されていることを特徴とする表皮一体射出成形品。 - 【請求項3】 単一の表皮材が溶融成形原料を射出成形
した硬質樹脂製心材の表面の所定領域に一体に設けられ
た表皮一体射出成形品の製造方法であって、 表皮一体射出成形品の表面形状に対応する成形面を有す
る第1金型と、表皮一体成形品の裏面形状に対応する成
形面を有し該成形面にゲートが開口された第2金型とか
らなる分割式成形型を用意し、 上記表皮材を成形型の第2金型の成形面に上記ゲートを
塞ぐようにセットし、 次いで、上記成形型の型締め状態で第2金型のゲートか
ら溶融成形原料を射出し、その射出圧で上記表皮材を第
1金型側に押しやって該第1金型の成形面に沿わせ、 その後、上記溶融成形原料を固化させることにより、表
皮材が溶融成形原料を射出成形した硬質樹脂製心材の表
面の所定領域に位置付けられて一体に設けられた表皮一
体射出成形品を得ることを特徴とする表皮一体成形品の
製造方法。 - 【請求項4】 第2金型の成形面には複数のゲートが開
口され、そのうちの1つのゲートは表皮材で塞がれるよ
うになっており、 上記表皮材で塞がれたゲートからの溶融成形原料の射出
を他のゲートに優先して行い、この優先して射出された
溶融成形原料が表皮材の外端部を越えてその外側に流動
した後、他のゲートから溶融成形原料を射出することを
特徴とする請求項3記載の表皮一体射出成形品の製造方
法。 - 【請求項5】 互いに隣接する第1及び第2表皮からな
る表皮材が溶融成形原料を射出成形した硬質樹脂製心材
の表面に一体に設けられた表皮一体射出成形品の製造方
法であって、 表皮一体射出成形品の表面形状に対応する成形面を有す
る第1金型と、表皮一体成形品の裏面形状に対応する成
形面を有し該成形面にゲートが開口された第2金型とか
らなる分割式成形型を用意し、 上記第1表皮を成形型の第1金型の成形面にセットする
とともに、上記第2表皮を成形型の第2金型の成形面に
上記ゲートを塞ぐようにセットし、 次いで、上記成形型の型締め状態で第2金型のゲートか
ら溶融成形原料を射出し、その射出圧で上記第2表皮を
第1表皮側に押しやって第1金型の成形面に沿わせると
ともに、その表皮隣接端部を上記第1表皮の隣接端部裏
面に溶融成形原料の射出圧により面接触状態で密着さ
せ、 その後、上記溶融成形原料を固化させることにより、互
いに隣接する第1及び第2表皮からなる表皮材が溶融成
形原料を射出成形した硬質樹脂製心材の表面に一体に設
けられた表皮一体射出成形品を得ることを特徴とする表
皮一体成形品の製造方法。 - 【請求項6】 第2金型の成形面には複数のゲートが開
口され、そのうちの1つのゲートは第2表皮で塞がれる
ようになっており、 上記第2表皮で塞がれたゲートからの溶融成形原料の射
出を他のゲートに優先して行い、この優先して射出され
た溶融成形原料が第2表皮の表皮隣接端部を越えて第1
表皮側に流動した後、他のゲートから溶融成形原料を射
出することを特徴とする請求項5記載の表皮一体射出成
形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29829296A JPH10138281A (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | 表皮一体射出成形品及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29829296A JPH10138281A (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | 表皮一体射出成形品及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10138281A true JPH10138281A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=17857760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29829296A Pending JPH10138281A (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | 表皮一体射出成形品及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10138281A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2033759A1 (de) * | 2007-09-07 | 2009-03-11 | Peguform Gmbh | Verfahren zur Herstellung eines Formteils mit unterschiedlichen Dekorbereichen |
JP2012240421A (ja) * | 2011-05-20 | 2012-12-10 | Leonhard Kurz Stiftung & Co Kg | インモールド加飾方法及び装置 |
WO2015007687A1 (de) * | 2013-07-15 | 2015-01-22 | Novem Car Interior Design Gmbh | Verfahren zur herstellung eines formteils und ein solches formteil |
JP2016150515A (ja) * | 2015-02-18 | 2016-08-22 | 株式会社サカイヤ | 操作/表示パネル用の合成樹脂成型品 |
CN110435175A (zh) * | 2019-09-05 | 2019-11-12 | 东莞广华汽车饰件科技有限公司 | 一种多胶膜注塑防溢胶工艺 |
-
1996
- 1996-11-11 JP JP29829296A patent/JPH10138281A/ja active Pending
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