JP2664561B2 - 給湯システム - Google Patents
給湯システムInfo
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- JP2664561B2 JP2664561B2 JP18114591A JP18114591A JP2664561B2 JP 2664561 B2 JP2664561 B2 JP 2664561B2 JP 18114591 A JP18114591 A JP 18114591A JP 18114591 A JP18114591 A JP 18114591A JP 2664561 B2 JP2664561 B2 JP 2664561B2
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- dioxide gas
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は給湯システムに関し、特
に、給湯機からの温水に炭酸ガスを混入させて浴槽に給
湯を行う給湯システムに関する。
に、給湯機からの温水に炭酸ガスを混入させて浴槽に給
湯を行う給湯システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、仕事の疲れを癒したり、ストレス
を解消して健康を増進するための入浴が見直されてい
る。そして、入浴によって健康増進を図るために、従
来、浴槽内に気泡を発生させ、空気による肌への衝撃に
よるマッサージ効果を図る気泡風呂や、浴槽の中にクエ
ン酸またはコハク酸を入れ、浴槽内に炭酸ガスを発生さ
せる炭酸ガス入浴剤等が知られている。人体への炭酸ガ
スの効果としては、血行の促進、血圧の低下、冷え性の
改善などが挙げられている。
を解消して健康を増進するための入浴が見直されてい
る。そして、入浴によって健康増進を図るために、従
来、浴槽内に気泡を発生させ、空気による肌への衝撃に
よるマッサージ効果を図る気泡風呂や、浴槽の中にクエ
ン酸またはコハク酸を入れ、浴槽内に炭酸ガスを発生さ
せる炭酸ガス入浴剤等が知られている。人体への炭酸ガ
スの効果としては、血行の促進、血圧の低下、冷え性の
改善などが挙げられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このうち、炭酸ガス入
浴剤は、同量の入浴剤を入れても浴槽の湯量によって炭
酸ガス量がばらばらになったり、また、湯中に含まれる
炭酸ガスは、時間と共に湯から放出されるので、健康増
進に効果が出るとされる150PPM以上の炭酸ガス濃度を確
保するのが困難であるという問題がある。
浴剤は、同量の入浴剤を入れても浴槽の湯量によって炭
酸ガス量がばらばらになったり、また、湯中に含まれる
炭酸ガスは、時間と共に湯から放出されるので、健康増
進に効果が出るとされる150PPM以上の炭酸ガス濃度を確
保するのが困難であるという問題がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、給湯機から浴槽
への給湯水路の途中で、炭酸ガスを温水に自動的に健康
増進に良い適量だけ混入させることができる使い勝手の
良い給湯システムを提供することにある。
への給湯水路の途中で、炭酸ガスを温水に自動的に健康
増進に良い適量だけ混入させることができる使い勝手の
良い給湯システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の給湯システムは、ガス、電気または灯油により水道
水を加熱する熱交換器を備えた給湯機から浴槽に、炭酸
ガスを含む温水を給湯する給湯システムであって、炭酸
ガスを蓄積する炭酸ガスボンベと、給湯機から浴槽に温
水を供給する給湯水路の途中に設けられ、炭酸ガスボン
ベからの炭酸ガスを温水に混入するミキサと、このミキ
サへの炭酸ガスの供給量を制御する流量制御弁と、この
流量制御弁とミキサとの間の炭酸ガス導入管を分岐して
炭酸ガスを直接浴槽の湯面下に供給する炭酸ガス供給
管、およびこの炭酸ガス供給管の途中に設けられた電磁
開閉弁とから構成される炭酸ガス混入装置と、浴槽の所
定箇所に取り付けられた炭酸ガス収拾箱と、この収拾箱
の天井部に取り付けられて温水から放出される炭酸ガス
の量によって温水中の炭酸ガスの量を検出する炭酸ガス
濃度検出センサとからなる炭酸ガス混入量検出装置とを
備え、炭酸ガス混入装置は、炭酸ガス混入量検出装置に
よって検出された温水中の炭酸ガス混入量に応じて、流
量制御弁と電磁開閉弁を開閉制御することにより、浴槽
中の温水中の炭酸ガスの混入量が規定量になるように動
作することを特徴としている。
明の給湯システムは、ガス、電気または灯油により水道
水を加熱する熱交換器を備えた給湯機から浴槽に、炭酸
ガスを含む温水を給湯する給湯システムであって、炭酸
ガスを蓄積する炭酸ガスボンベと、給湯機から浴槽に温
水を供給する給湯水路の途中に設けられ、炭酸ガスボン
ベからの炭酸ガスを温水に混入するミキサと、このミキ
サへの炭酸ガスの供給量を制御する流量制御弁と、この
流量制御弁とミキサとの間の炭酸ガス導入管を分岐して
炭酸ガスを直接浴槽の湯面下に供給する炭酸ガス供給
管、およびこの炭酸ガス供給管の途中に設けられた電磁
開閉弁とから構成される炭酸ガス混入装置と、浴槽の所
定箇所に取り付けられた炭酸ガス収拾箱と、この収拾箱
の天井部に取り付けられて温水から放出される炭酸ガス
の量によって温水中の炭酸ガスの量を検出する炭酸ガス
濃度検出センサとからなる炭酸ガス混入量検出装置とを
備え、炭酸ガス混入装置は、炭酸ガス混入量検出装置に
よって検出された温水中の炭酸ガス混入量に応じて、流
量制御弁と電磁開閉弁を開閉制御することにより、浴槽
中の温水中の炭酸ガスの混入量が規定量になるように動
作することを特徴としている。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】本発明の給湯システムによれば、給湯時に
は、炭酸ガス混入装置によって電磁開閉弁が閉じられ、
炭酸ガス混入量検出装置によって検出された温水中の炭
酸ガス混入量に応じて、浴槽中の温水中の炭酸ガスの混
入量が規定量になるように、流量制御弁の開度が調節さ
れて熱交換器からの温水に炭酸ガスが混入される。一
方、非給湯時には、炭酸ガス混入装置によって電磁開閉
弁が開かれ、浴槽中の温水中の炭酸ガスの混入量が規定
量になるように、流量制御弁の開度が調節されて炭酸ガ
スが直接浴槽内の温水に混入される。
は、炭酸ガス混入装置によって電磁開閉弁が閉じられ、
炭酸ガス混入量検出装置によって検出された温水中の炭
酸ガス混入量に応じて、浴槽中の温水中の炭酸ガスの混
入量が規定量になるように、流量制御弁の開度が調節さ
れて熱交換器からの温水に炭酸ガスが混入される。一
方、非給湯時には、炭酸ガス混入装置によって電磁開閉
弁が開かれ、浴槽中の温水中の炭酸ガスの混入量が規定
量になるように、流量制御弁の開度が調節されて炭酸ガ
スが直接浴槽内の温水に混入される。
【0010】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0011】図1は本発明の給湯システムの一実施例の
構成を示す給湯経路図である。図において、1は炭酸ガ
スボンベ、2 は給湯機、3 は炭酸ガス混入装置、4は給
湯機2内に設けられたガスバーナ、5は熱交換器、6は
給湯水路、7は炭酸ガス供給管、8は浴槽、9は炭酸ガ
ス収集装置、10は炭酸ガスセンサ、11は炭酸ガスセンサ
10の出力信号線である。
構成を示す給湯経路図である。図において、1は炭酸ガ
スボンベ、2 は給湯機、3 は炭酸ガス混入装置、4は給
湯機2内に設けられたガスバーナ、5は熱交換器、6は
給湯水路、7は炭酸ガス供給管、8は浴槽、9は炭酸ガ
ス収集装置、10は炭酸ガスセンサ、11は炭酸ガスセンサ
10の出力信号線である。
【0012】給湯機2の内部にはガスバーナ4の熱で水
道水を加熱する熱交換器5が設けられており、熱交換器
5で加熱された温水は同じく給湯機2の内部に設けられ
た炭酸ガス混入装置3に導かれる。炭酸ガス混入装置3
には炭酸ガスボンベ1からの炭酸ガスが導かれるように
なっており、この炭酸ガス混入装置3において、温水に
炭酸ガスが混入される。炭酸ガスが混入された温水は給
湯水路6を通って給湯栓6Aまたはシャワー6Bから放出さ
れる。また、炭酸ガス混入装置3には炭酸ガスのみを吐
出することができる炭酸ガス供給管7が接続されてお
り、この炭酸ガス供給管7の他端は浴槽8の下部に開口
し、炭酸ガスを浴槽内の温水に放出することができるよ
うになっている。一方、浴槽8の所定の場所には、炭酸
ガス収拾箱9と、この収拾箱9の天井部に取り付けられ
て温水から放出される炭酸ガスの量によって温水中の炭
酸ガスの量を検出する炭酸ガスセンサ10とからなる炭
酸ガス混入量検出装置が設けられている。炭酸ガス収拾
箱9は、浴槽8に供給された温水中から放出される炭酸
ガスを集めて炭酸ガスセンサ10に導くようになってい
る。炭酸ガスセンサ10は浴槽8内の温水中から放出さ
れる炭酸ガスの濃度を検出して、出力信号11によって
検出濃度を炭酸ガス混入装置3にフィードバックする。
道水を加熱する熱交換器5が設けられており、熱交換器
5で加熱された温水は同じく給湯機2の内部に設けられ
た炭酸ガス混入装置3に導かれる。炭酸ガス混入装置3
には炭酸ガスボンベ1からの炭酸ガスが導かれるように
なっており、この炭酸ガス混入装置3において、温水に
炭酸ガスが混入される。炭酸ガスが混入された温水は給
湯水路6を通って給湯栓6Aまたはシャワー6Bから放出さ
れる。また、炭酸ガス混入装置3には炭酸ガスのみを吐
出することができる炭酸ガス供給管7が接続されてお
り、この炭酸ガス供給管7の他端は浴槽8の下部に開口
し、炭酸ガスを浴槽内の温水に放出することができるよ
うになっている。一方、浴槽8の所定の場所には、炭酸
ガス収拾箱9と、この収拾箱9の天井部に取り付けられ
て温水から放出される炭酸ガスの量によって温水中の炭
酸ガスの量を検出する炭酸ガスセンサ10とからなる炭
酸ガス混入量検出装置が設けられている。炭酸ガス収拾
箱9は、浴槽8に供給された温水中から放出される炭酸
ガスを集めて炭酸ガスセンサ10に導くようになってい
る。炭酸ガスセンサ10は浴槽8内の温水中から放出さ
れる炭酸ガスの濃度を検出して、出力信号11によって
検出濃度を炭酸ガス混入装置3にフィードバックする。
【0013】炭酸ガスは水に対する溶解度が大きい反
面、水中から放出されやすいので、図1に示すように、
浴槽8の水面から放出される炭酸ガスの濃度を測定する
ことにより、予め測定されたデータを基に、浴槽8に温
水を供給する時の温水中の炭酸ガス混入率、および給水
の終わった浴槽8内の温水中の炭酸ガス混入率を知るこ
とができる。
面、水中から放出されやすいので、図1に示すように、
浴槽8の水面から放出される炭酸ガスの濃度を測定する
ことにより、予め測定されたデータを基に、浴槽8に温
水を供給する時の温水中の炭酸ガス混入率、および給水
の終わった浴槽8内の温水中の炭酸ガス混入率を知るこ
とができる。
【0014】図2は図1の炭酸ガス混入装置3の内部の
具体的な構成の一実施例を示すものである。炭酸ガス混
入装置3の内部には、熱交換器5に接続する温水導入管
31と炭酸ガスボンベ1に接続する炭酸ガス導入管32
を備えたミキサ30があり、このミキサ30において熱
交換器5からの温水に炭酸ガスボンベ1からの炭酸ガス
が混入され、炭酸ガスが混入された温水が給湯水路6に
出力されるようになっている。炭酸ガス導入管32の途
中には、温水の炭酸ガスボンベ1側への逆流を防止する
逆止弁33と、炭酸ガスボンベ1からの炭酸ガスの量を
調整する炭酸ガス流量制御弁34が設けられている。ま
た、この炭酸ガス流量制御弁34の出力側の炭酸ガス導
入管32は2分岐され、一方はミキサ30に接続され、
他方は炭酸ガス供給弁35を介して炭酸ガス供給管7に
連絡されている。なお、このミキサ30においては、前
述のように炭酸ガスの水に対する溶解度が大きいので、
温水中に炭酸ガスを通すだけで温水中に炭酸ガスが混入
する。
具体的な構成の一実施例を示すものである。炭酸ガス混
入装置3の内部には、熱交換器5に接続する温水導入管
31と炭酸ガスボンベ1に接続する炭酸ガス導入管32
を備えたミキサ30があり、このミキサ30において熱
交換器5からの温水に炭酸ガスボンベ1からの炭酸ガス
が混入され、炭酸ガスが混入された温水が給湯水路6に
出力されるようになっている。炭酸ガス導入管32の途
中には、温水の炭酸ガスボンベ1側への逆流を防止する
逆止弁33と、炭酸ガスボンベ1からの炭酸ガスの量を
調整する炭酸ガス流量制御弁34が設けられている。ま
た、この炭酸ガス流量制御弁34の出力側の炭酸ガス導
入管32は2分岐され、一方はミキサ30に接続され、
他方は炭酸ガス供給弁35を介して炭酸ガス供給管7に
連絡されている。なお、このミキサ30においては、前
述のように炭酸ガスの水に対する溶解度が大きいので、
温水中に炭酸ガスを通すだけで温水中に炭酸ガスが混入
する。
【0015】炭酸ガス流量制御弁34と炭酸ガス供給弁
35は共に電磁弁であり、炭酸ガス流量制御弁34の制
御部34Aには炭酸ガスセンサ10からの信号、後述す
る給湯スイッチと強制スイッチからの信号が入力され、
炭酸ガス供給弁35の制御部35Aには炭酸ガスセンサ
10からの信号と給湯スイッチからの信号が入力され
る。この制御については後述するが、炭酸ガス流量制御
弁34は温水中の炭酸ガスの混入率を制御するために細
かく制御する弁であり、炭酸ガス供給弁はON/OFF
だけ行えば良い弁である。そして、炭酸ガス流量制御弁
34の開閉頻度または開閉度を制御することにより、温
水中の炭酸ガスの混入率を150PPMから500PPMに制御す
る。炭酸ガスを温水中に混入させた湯に入浴すると、炭
酸ガスは皮膚から吸収されて血行を促進し、入浴後に湯
冷めしにくい等の効果があり、西ドイツではこの効果に
必要な最低限の炭酸ガス混入率は400PPMと報告されてい
るが、我が国では110PPMでも効果があることが報告され
ている。従って、この実施例では温水中に混入させる炭
酸ガスの最小値を150PPM、上限値を500PPMとし、炭酸ガ
ス混入率がこの範囲になるように炭酸ガス流量制御弁3
4の開閉頻度または開閉度を制御することにした。
35は共に電磁弁であり、炭酸ガス流量制御弁34の制
御部34Aには炭酸ガスセンサ10からの信号、後述す
る給湯スイッチと強制スイッチからの信号が入力され、
炭酸ガス供給弁35の制御部35Aには炭酸ガスセンサ
10からの信号と給湯スイッチからの信号が入力され
る。この制御については後述するが、炭酸ガス流量制御
弁34は温水中の炭酸ガスの混入率を制御するために細
かく制御する弁であり、炭酸ガス供給弁はON/OFF
だけ行えば良い弁である。そして、炭酸ガス流量制御弁
34の開閉頻度または開閉度を制御することにより、温
水中の炭酸ガスの混入率を150PPMから500PPMに制御す
る。炭酸ガスを温水中に混入させた湯に入浴すると、炭
酸ガスは皮膚から吸収されて血行を促進し、入浴後に湯
冷めしにくい等の効果があり、西ドイツではこの効果に
必要な最低限の炭酸ガス混入率は400PPMと報告されてい
るが、我が国では110PPMでも効果があることが報告され
ている。従って、この実施例では温水中に混入させる炭
酸ガスの最小値を150PPM、上限値を500PPMとし、炭酸ガ
ス混入率がこの範囲になるように炭酸ガス流量制御弁3
4の開閉頻度または開閉度を制御することにした。
【0016】図3は炭酸ガスの温水への混入制御の手順
の一例を示すフローチャートであり、図4は図3の手順
を実行するための給湯システムの要部の構成を示すブロ
ック回路図である。図4における強制スイッチ41は、
浴槽8の中の温水中の炭酸ガス混入率を一定に保持する
時にONされるスイッチであり、この強制スイッチ41
がONになると、図1に示す炭酸ガスボンベ1から炭酸
ガスが炭酸ガス混入装置3と炭酸ガス供給管7を経て浴
槽8内に噴出する。また、給湯スイッチ42は浴槽8に
温水を満たす時にONされるスイッチであり、これら強
制スイッチ41または給湯スイッチ42がONされた時
に炭酸ガスセンサ43が作動する。強制スイッチ41
は、入浴者が手動でONすることもできるが、本システ
ムに自動モードを設けておき、給湯時には供給される温
水中に混入させる炭酸ガス量を制御することによって浴
槽8の中の温水中の混入率を一定に保持し、非給湯時に
は強制スイッチ41をONさせて炭酸ガスを炭酸ガス供
給管7を介して浴槽8内に噴出させて浴槽8の中の温水
中の混入率を一定に保持するようにしても良い。 また、
炭酸ガス濃度判定回路44は、給湯中の温水に含まれる
炭酸ガスの混入率または浴槽8に満たされた温水中の炭
酸ガスの混入率が前述の規定値の範囲に入っているか否
かを判定するものであり、この動作を炭酸ガスセンサ4
3の出力電圧を基準電圧と比較することによって行う。
そして、電磁弁制御回路45は浴槽8内の温水に強制的
に炭酸ガスを混入させる時に開く電磁弁の開閉を制御す
るものであり、比例弁制御回路46は、給湯時に温水に
混入させる炭酸ガスの混入率を規定値に保持するために
炭酸ガスボンベ1からの炭酸ガスの吐出量を制御する比
例弁の開閉を制御するものである。
の一例を示すフローチャートであり、図4は図3の手順
を実行するための給湯システムの要部の構成を示すブロ
ック回路図である。図4における強制スイッチ41は、
浴槽8の中の温水中の炭酸ガス混入率を一定に保持する
時にONされるスイッチであり、この強制スイッチ41
がONになると、図1に示す炭酸ガスボンベ1から炭酸
ガスが炭酸ガス混入装置3と炭酸ガス供給管7を経て浴
槽8内に噴出する。また、給湯スイッチ42は浴槽8に
温水を満たす時にONされるスイッチであり、これら強
制スイッチ41または給湯スイッチ42がONされた時
に炭酸ガスセンサ43が作動する。強制スイッチ41
は、入浴者が手動でONすることもできるが、本システ
ムに自動モードを設けておき、給湯時には供給される温
水中に混入させる炭酸ガス量を制御することによって浴
槽8の中の温水中の混入率を一定に保持し、非給湯時に
は強制スイッチ41をONさせて炭酸ガスを炭酸ガス供
給管7を介して浴槽8内に噴出させて浴槽8の中の温水
中の混入率を一定に保持するようにしても良い。 また、
炭酸ガス濃度判定回路44は、給湯中の温水に含まれる
炭酸ガスの混入率または浴槽8に満たされた温水中の炭
酸ガスの混入率が前述の規定値の範囲に入っているか否
かを判定するものであり、この動作を炭酸ガスセンサ4
3の出力電圧を基準電圧と比較することによって行う。
そして、電磁弁制御回路45は浴槽8内の温水に強制的
に炭酸ガスを混入させる時に開く電磁弁の開閉を制御す
るものであり、比例弁制御回路46は、給湯時に温水に
混入させる炭酸ガスの混入率を規定値に保持するために
炭酸ガスボンベ1からの炭酸ガスの吐出量を制御する比
例弁の開閉を制御するものである。
【0017】このような構成のもとに、図3のステップ
301 では強制スイッチ41がONか否かが判定され、O
FFの時(NO)にステップ302 に進んで給湯スイッチ42
がONか否かが判定される。給湯スイッチ42がOFF
の時(NO)はステップ301 に戻るが、給湯スイッチ42が
ONの時にはステップ303 に進んで比例弁 (炭酸ガス流
量制御弁) を開弁し、ステップ304 において温水中の炭
酸ガスが規定濃度に達したか否かを判定する。規定濃度
に達していない時(NO)はステップ303 に戻り、達した時
(YES) はステップ305 に進んで比例弁を閉弁する。ステ
ップ311 は電源スイッチがOFFになったか否かを判定
するものであり、OFFにならない限りはステップ301
に戻り、OFFの時はステップ312 にてこのルーチンを
終了する。このようにして、給湯スイッチ42がONで
ある給湯中は炭酸ガスの混入率が一定に保持される。
301 では強制スイッチ41がONか否かが判定され、O
FFの時(NO)にステップ302 に進んで給湯スイッチ42
がONか否かが判定される。給湯スイッチ42がOFF
の時(NO)はステップ301 に戻るが、給湯スイッチ42が
ONの時にはステップ303 に進んで比例弁 (炭酸ガス流
量制御弁) を開弁し、ステップ304 において温水中の炭
酸ガスが規定濃度に達したか否かを判定する。規定濃度
に達していない時(NO)はステップ303 に戻り、達した時
(YES) はステップ305 に進んで比例弁を閉弁する。ステ
ップ311 は電源スイッチがOFFになったか否かを判定
するものであり、OFFにならない限りはステップ301
に戻り、OFFの時はステップ312 にてこのルーチンを
終了する。このようにして、給湯スイッチ42がONで
ある給湯中は炭酸ガスの混入率が一定に保持される。
【0018】一方、ステップ301 において強制スイッチ
42がONの時(YES) はステップ306 に進み、比例弁を
開弁した後にステップ307 において電磁弁 (炭酸ガス供
給弁) を開弁する。そして、ステップ308 において浴槽
8の中の温水中の炭酸ガスが規定濃度か否かを判定す
る。規定濃度に達していない時(NO)はステップ306 に戻
り、達した時(YES) はステップ309 に進んで比例弁を閉
弁し、ステップ310 において電磁弁を閉弁する。この
後、ステップ311 に進んで前述の電源スイッチがOFF
になったか否かを判定する。このようにして、強制スイ
ッチ41がONである時は、炭酸ガスを浴槽8の中の温
水に強制的に供給することによって炭酸ガスの混入率が
一定に保持される。
42がONの時(YES) はステップ306 に進み、比例弁を
開弁した後にステップ307 において電磁弁 (炭酸ガス供
給弁) を開弁する。そして、ステップ308 において浴槽
8の中の温水中の炭酸ガスが規定濃度か否かを判定す
る。規定濃度に達していない時(NO)はステップ306 に戻
り、達した時(YES) はステップ309 に進んで比例弁を閉
弁し、ステップ310 において電磁弁を閉弁する。この
後、ステップ311 に進んで前述の電源スイッチがOFF
になったか否かを判定する。このようにして、強制スイ
ッチ41がONである時は、炭酸ガスを浴槽8の中の温
水に強制的に供給することによって炭酸ガスの混入率が
一定に保持される。
【0019】図5は図1の炭酸ガスセンサ10の構成の
一例を示すものであり、この炭酸ガスセンサ10は、本
件出願人により既に提案されているものである。炭酸ガ
スセンサ10は、内部にナトリウムイオン伝導体51を
有しており、その一方の面には検出電極52が設けられ
ている。この検出電極52は、例えば白金黒を被着した
白金網で形成されており、この上にはアルカリ土類金属
炭酸塩とアルカリ金属炭酸塩との固溶体であって、かつ
アルカリ金属炭酸塩の結晶を含まないものからなる検出
材料層(被覆材料)53が被覆されている。ナトリウム
イオン伝導体51の他方の面には基準電極54が設けら
れており、これは例えば白金黒を付着した白金網で形成
され、被検ガスから遮蔽するために、ガラス等からなる
カバー55で覆って封止してある。なお、56はセラミ
ック基板であり、57は基板56の裏面に設けられた白
金網からなるヒータである。
一例を示すものであり、この炭酸ガスセンサ10は、本
件出願人により既に提案されているものである。炭酸ガ
スセンサ10は、内部にナトリウムイオン伝導体51を
有しており、その一方の面には検出電極52が設けられ
ている。この検出電極52は、例えば白金黒を被着した
白金網で形成されており、この上にはアルカリ土類金属
炭酸塩とアルカリ金属炭酸塩との固溶体であって、かつ
アルカリ金属炭酸塩の結晶を含まないものからなる検出
材料層(被覆材料)53が被覆されている。ナトリウム
イオン伝導体51の他方の面には基準電極54が設けら
れており、これは例えば白金黒を付着した白金網で形成
され、被検ガスから遮蔽するために、ガラス等からなる
カバー55で覆って封止してある。なお、56はセラミ
ック基板であり、57は基板56の裏面に設けられた白
金網からなるヒータである。
【0020】この実施例の炭酸ガスセンサ10において
は、ナトリウムイオン伝導体51としてNASICON を使用
し、また、白金網を付着した白金網で形成された検出電
極52を被覆する検出材料層(被覆材料)53のアルカ
リ土類金属炭酸塩とアルカリ金属炭酸塩との固溶体とし
て、炭酸バリウムと炭酸ナトリウムをモル比で 1.7:1
となるように固溶したものを用いており、その他は前述
のように構成されている。
は、ナトリウムイオン伝導体51としてNASICON を使用
し、また、白金網を付着した白金網で形成された検出電
極52を被覆する検出材料層(被覆材料)53のアルカ
リ土類金属炭酸塩とアルカリ金属炭酸塩との固溶体とし
て、炭酸バリウムと炭酸ナトリウムをモル比で 1.7:1
となるように固溶したものを用いており、その他は前述
のように構成されている。
【0021】この炭酸ガスセンサ10を、測定装置によ
り素子温度550°Cとなるようにヒータ57で加熱
し、100 〜2000ppm の濃度の炭酸ガスに対する起電力特
性を、湿り空気中および乾燥空気中で測定した。その結
果、湿度20%および湿度75%の湿り空気中においても、
乾燥空気中とほぼ同一の特性が得られた。
り素子温度550°Cとなるようにヒータ57で加熱
し、100 〜2000ppm の濃度の炭酸ガスに対する起電力特
性を、湿り空気中および乾燥空気中で測定した。その結
果、湿度20%および湿度75%の湿り空気中においても、
乾燥空気中とほぼ同一の特性が得られた。
【0022】図6は横軸に炭酸ガス濃度(ppm)をとり、
縦軸にセンサ出力(mV)をとったときの炭酸ガスセンサ
10の炭酸ガス濃度−センサ出力の特性曲線を示すもの
である。
縦軸にセンサ出力(mV)をとったときの炭酸ガスセンサ
10の炭酸ガス濃度−センサ出力の特性曲線を示すもの
である。
【0023】以上のような構成により、本実施例の給湯
システムは、給湯中、および給湯後の浴槽の中の温水の
炭酸ガス混入率を一定に保持することができるので、健
康増進に非常に効果がある。
システムは、給湯中、および給湯後の浴槽の中の温水の
炭酸ガス混入率を一定に保持することができるので、健
康増進に非常に効果がある。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の給湯シス
テムによれば、給湯機から浴槽への給湯水路の途中で、
炭酸ガスを温水に自動的に健康増進に良い適量だけ混入
させることができる使い勝手の良い給湯システムを提供
することができるという効果がある。
テムによれば、給湯機から浴槽への給湯水路の途中で、
炭酸ガスを温水に自動的に健康増進に良い適量だけ混入
させることができる使い勝手の良い給湯システムを提供
することができるという効果がある。
【図1】本発明の給湯システムの一実施例の構成を示す
給湯経路図である。
給湯経路図である。
【図2】図1の炭酸ガス混入装置の具体的な構成の一実
施例を示す経路図である。
施例を示す経路図である。
【図3】炭酸ガスの温水への混入制御の手順の一例を示
すフローチャート図である。
すフローチャート図である。
【図4】図3の制御手順を実施する給湯システムの要部
のブロック回路図である。
のブロック回路図である。
【図5】図1の炭酸ガスセンサの構成を示す断面図であ
る。
る。
【図6】図5の炭酸ガスセンサの炭酸ガス濃度に対する
出力特性を示す線図である。
出力特性を示す線図である。
1 炭酸ガスボンベ 2 給湯機 3 炭酸ガス混入装置 4 ガスバーナ 5 熱交換器 6 給湯水路 7 炭酸ガス供給管 8 浴槽 9 炭酸ガス収集装置 10,43 炭酸ガスセンサ 41 強制スイッチ 42 給湯スイッチ 44 炭酸ガス濃度判定回路 45 電磁弁制御回路 46 比例弁制御回路
Claims (2)
- 【請求項1】 ガス、電気または灯油により水道水を加
熱する熱交換器を備えた給湯機から浴槽に、炭酸ガスを
含む温水を給湯する給湯システムであって、炭酸ガスを
蓄積する炭酸ガスボンベと、前記給湯機から前記浴槽に温水を供給する給湯水路の途
中に設けられ、前記炭酸ガスボンベからの炭酸ガスを温
水に混入するミキサと、このミキサへの炭酸ガスの供給
量を制御する流量制御弁と、この流量制御弁と前記ミキ
サとの間の炭酸ガス導入管を分岐して炭酸ガスを直接前
記浴槽の湯面下に供給する炭酸ガス供給管、およびこの
炭酸ガス供給管の途中に設けられた電磁開閉弁とから構
成される 炭酸ガス混入装置と、前記浴槽の所定箇所に取り付けられた炭酸ガス収拾箱
と、この収拾箱の天井部に取り付けられて温水から放出
される炭酸ガスの量によって温水中の炭酸ガスの量を検
出する炭酸ガス濃度検出センサとからなる炭酸ガス混入
量検出装置と、を備え、 前記炭酸ガス混入装置は、前記炭酸ガス混入量検出装置
によって検出された温水中の炭酸ガス混入量に応じて、
前記流量制御弁と前記電磁開閉弁を開閉制御することに
より、前記浴槽中の温水中の炭酸ガスの混入量が規定量
になるように動作する ことを特徴とする給湯システム。 - 【請求項2】 請求項1に記載の給湯システムであっ
て、前記炭酸ガス混入装置が、給湯時には前記電磁開閉
弁を閉じ、前記流量制御弁の開度を調節して熱交換器か
らの温水に炭酸ガスを混入し、非給湯時には前記電磁開
閉弁を開き、前記流量制御弁の開度を調節して炭酸ガス
を直接浴槽内の温水に混入するように動作することを特
徴とする給湯システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18114591A JP2664561B2 (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 給湯システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18114591A JP2664561B2 (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 給湯システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523376A JPH0523376A (ja) | 1993-02-02 |
JP2664561B2 true JP2664561B2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=16095678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18114591A Expired - Fee Related JP2664561B2 (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 給湯システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2664561B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101802275B1 (ko) | 2017-07-10 | 2017-11-28 | 농업회사법인 주식회사 수신오도 | 연수 이완 작용을 위한 연수 이완 장치 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07222785A (ja) * | 1994-02-08 | 1995-08-22 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 血行促進方法及び装置 |
US6814382B2 (en) | 2002-03-04 | 2004-11-09 | Nishikawa Rubber Co., Ltd. | Car door structure and noise insulation sheet |
JP3875974B2 (ja) | 2003-04-11 | 2007-01-31 | 西川ゴム工業株式会社 | 遮音性シート |
JP4319505B2 (ja) | 2003-10-06 | 2009-08-26 | 西川ゴム工業株式会社 | 自動車用ドア構造 |
-
1991
- 1991-07-22 JP JP18114591A patent/JP2664561B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101802275B1 (ko) | 2017-07-10 | 2017-11-28 | 농업회사법인 주식회사 수신오도 | 연수 이완 작용을 위한 연수 이완 장치 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0523376A (ja) | 1993-02-02 |
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