JP2660948B2 - 自動車用ドアロックの操作装置 - Google Patents
自動車用ドアロックの操作装置Info
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 7
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発信機の遠隔操作によ
りドアロックを施錠状態及び解錠状態に操作できる自動
車用ドアロックの操作装置に関する。
りドアロックを施錠状態及び解錠状態に操作できる自動
車用ドアロックの操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電波等を発信可能な発信機を用い
ての遠隔操作で、ドアロックの施解錠操作を行うように
したドアロックの操作装置においては、発信機の施解錠
操作により発信されるコード信号が、車体側に設けられ
た受信機側の予め設定されたコート信号と合致すること
により、ドアロックを施錠操作または解錠操作できるよ
うになっている。そのため、エンジン起動用のイグニッ
ションキーシリンダーにキーが挿入された状態で、発信
機を用いて車外から施錠操作を行うと、キーがイグニッ
ションキーシリンダーに挿入されたまま施錠されてしま
い、それに気付かずに車両から離れた場合には、防盗性
において好ましくない事態が発生する問題点を有する。
ての遠隔操作で、ドアロックの施解錠操作を行うように
したドアロックの操作装置においては、発信機の施解錠
操作により発信されるコード信号が、車体側に設けられ
た受信機側の予め設定されたコート信号と合致すること
により、ドアロックを施錠操作または解錠操作できるよ
うになっている。そのため、エンジン起動用のイグニッ
ションキーシリンダーにキーが挿入された状態で、発信
機を用いて車外から施錠操作を行うと、キーがイグニッ
ションキーシリンダーに挿入されたまま施錠されてしま
い、それに気付かずに車両から離れた場合には、防盗性
において好ましくない事態が発生する問題点を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の問題点は、イグ
ニッションキーシリンダーにキーが挿入されているとき
は、発信機による遠隔操作を不能にすることによって解
消されるが、キーレスロック操作(キー及び発信機を用
いないで、車外から施錠する操作)で、キーをイグニッ
ションキーシリンダーに挿入したまま、ドアを施錠して
しまった場合には、キーがイグニッションキーシリンダ
ーに挿入された状態では、発信機の操作が不能になるた
め、キーが車内に封じ込められてしまい、操作性を低下
させてしまうおそれを有する。本発明は、従来の技術が
有する上記のような問題点に鑑み、キーの車内への封じ
込みを防止して、防盗性及び操作性向上を図ることがで
きるようにした自動車用ドアロックの操作装置を提供す
ることを目的とする。
ニッションキーシリンダーにキーが挿入されているとき
は、発信機による遠隔操作を不能にすることによって解
消されるが、キーレスロック操作(キー及び発信機を用
いないで、車外から施錠する操作)で、キーをイグニッ
ションキーシリンダーに挿入したまま、ドアを施錠して
しまった場合には、キーがイグニッションキーシリンダ
ーに挿入された状態では、発信機の操作が不能になるた
め、キーが車内に封じ込められてしまい、操作性を低下
させてしまうおそれを有する。本発明は、従来の技術が
有する上記のような問題点に鑑み、キーの車内への封じ
込みを防止して、防盗性及び操作性向上を図ることがで
きるようにした自動車用ドアロックの操作装置を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の装置は、ストライカと係脱可能な噛合機構
を備えるドアロックと、ドア開扉操作手段の解除操作を
無効にする施錠状態及び有効にする解錠状態に切り換え
可能な施解錠手段と、遠隔操作により施解錠手段を施錠
状態又は解錠状態に操作可能な発信機と、イグニッショ
ンキーシリンダーにキー挿入状態を検出するイグニッシ
ョンスイッチとを備えた自動車用ドアロックの操作装置
において、イグニッションスイッチがキー挿入状態を検
出しているとき、発信機による施錠操作を無効にし、か
つ解錠操作を可能にする判別手段を設けたことを特徴と
している。
め、本発明の装置は、ストライカと係脱可能な噛合機構
を備えるドアロックと、ドア開扉操作手段の解除操作を
無効にする施錠状態及び有効にする解錠状態に切り換え
可能な施解錠手段と、遠隔操作により施解錠手段を施錠
状態又は解錠状態に操作可能な発信機と、イグニッショ
ンキーシリンダーにキー挿入状態を検出するイグニッシ
ョンスイッチとを備えた自動車用ドアロックの操作装置
において、イグニッションスイッチがキー挿入状態を検
出しているとき、発信機による施錠操作を無効にし、か
つ解錠操作を可能にする判別手段を設けたことを特徴と
している。
【0005】
【作用】イグニッションキーシリンダーにキーが挿入さ
れて、イグニッションスイッチがキー挿入を検出し、か
つ施解錠手段が解錠状態にあれば、発信機を施錠操作し
ても、その施錠操作は、判別手段で無効にされて、施解
錠手段を施錠状態にすることができない。従って、イグ
ニッションキーシリンダーにキーを挿入したままでの、
ドアロックの施錠操作を防止することができる。
れて、イグニッションスイッチがキー挿入を検出し、か
つ施解錠手段が解錠状態にあれば、発信機を施錠操作し
ても、その施錠操作は、判別手段で無効にされて、施解
錠手段を施錠状態にすることができない。従って、イグ
ニッションキーシリンダーにキーを挿入したままでの、
ドアロックの施錠操作を防止することができる。
【0006】また、イグニッションキーシリンダーにキ
ーを挿入したまま、車外からのキーレスロック操作等の
施錠操作で、施解錠手段が施錠状態にあれば、発信機を
解錠操作することにより、その操作が判別手段で有効と
判別され、施解錠手段を解錠状態にすることができる。
ーを挿入したまま、車外からのキーレスロック操作等の
施錠操作で、施解錠手段が施錠状態にあれば、発信機を
解錠操作することにより、その操作が判別手段で有効と
判別され、施解錠手段を解錠状態にすることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、添付図面に基づ
いて説明する。図3〜図6において、(A)は、自動車の
車体に前端がドアヒンジ(図示略)により開閉可能に枢着
されたドア、(1)は、ドア(A)の後端に固着されたドア
ロックで、箱状のボディ本体(1a)の内部には、車体側
に固着されたストライカ(図示略)と係脱可能なラッチ及
びラッチと係脱可能なロッキングプレートとから構成さ
れる噛合機構が収納されている。噛合機構のロッキング
プレートの解除端部(1b)は、ボディ本体(1a)に穿設さ
れたスリット(1c)に摺動可能に挿通して、ボディ本体
(1a)に一体的に固設された駆動手段をなすアクチュエ
ータ(2)の解除レバー(2a)に当接可能に突出してい
る。アクチュエータ(2)は、モータ及び減速機構を収納
して構成され、モータの回転を減速して解除レバー(2
a)を図6において矢示方向の解除位置に移動させること
により、ロッキングプレートをラッチの係合から外すべ
く解除作動させて、ラッチとストライカとの係合を外し
て、ドアの開扉を行うことができるようになっている。
いて説明する。図3〜図6において、(A)は、自動車の
車体に前端がドアヒンジ(図示略)により開閉可能に枢着
されたドア、(1)は、ドア(A)の後端に固着されたドア
ロックで、箱状のボディ本体(1a)の内部には、車体側
に固着されたストライカ(図示略)と係脱可能なラッチ及
びラッチと係脱可能なロッキングプレートとから構成さ
れる噛合機構が収納されている。噛合機構のロッキング
プレートの解除端部(1b)は、ボディ本体(1a)に穿設さ
れたスリット(1c)に摺動可能に挿通して、ボディ本体
(1a)に一体的に固設された駆動手段をなすアクチュエ
ータ(2)の解除レバー(2a)に当接可能に突出してい
る。アクチュエータ(2)は、モータ及び減速機構を収納
して構成され、モータの回転を減速して解除レバー(2
a)を図6において矢示方向の解除位置に移動させること
により、ロッキングプレートをラッチの係合から外すべ
く解除作動させて、ラッチとストライカとの係合を外し
て、ドアの開扉を行うことができるようになっている。
【0008】図3及び図4に示す(3)は、ドア(A)のア
ウターパネル(A1)に設けられた車外のドア開扉操作手
段をなすアウトサイドハンドルで、エスカッション(4)
に所定の範囲、回動可能に枢着され、その端部(3a)に
は、アウトサイドハンドル(3)が矢示方向に回動操作さ
れたことを検出するアウトサイドスイッチ(開扉スイッ
チ)(5)の検知レバー(5a)が連結されている。図5に示
す(6)は、ドア(A)の車内側のパネル(A2)に配設され
た車内側のドア開扉操作手段をなすインサイドハンドル
で、パネル(A2)に所定量回動可能に枢着され、その端
部には、インサイドハンドル(6)の操作を検出する図1
に示すインサイドスイッチ(開扉スイッチ)(7)が連結さ
れている。
ウターパネル(A1)に設けられた車外のドア開扉操作手
段をなすアウトサイドハンドルで、エスカッション(4)
に所定の範囲、回動可能に枢着され、その端部(3a)に
は、アウトサイドハンドル(3)が矢示方向に回動操作さ
れたことを検出するアウトサイドスイッチ(開扉スイッ
チ)(5)の検知レバー(5a)が連結されている。図5に示
す(6)は、ドア(A)の車内側のパネル(A2)に配設され
た車内側のドア開扉操作手段をなすインサイドハンドル
で、パネル(A2)に所定量回動可能に枢着され、その端
部には、インサイドハンドル(6)の操作を検出する図1
に示すインサイドスイッチ(開扉スイッチ)(7)が連結さ
れている。
【0009】(8)は、ドア(A)の車内側に設けられた施
解錠操作スイッチ(施解錠操作手段)で、タッチ操作で施
錠操作及び解錠操作が可能であり、施錠操作により施解
錠操作スイッチ(8)の施錠スイッチ(8a)がオンする
と、その施錠信号がメイン制御部(CPU)(14)の入力ポ
ート(14a)に入力され、メイン制御部(14)の施解錠手段
をなす施解錠記憶回路(15)を施錠状態にし、また、解錠
操作により解錠スイッチ(8b)がオンすると、解錠信号
がメイン制御部(14)の入力ポート(14b)に入力され、施
解錠記憶回路(15)を解錠状態にするとともに、各操作に
応じた識別色が発光するダイオードが組み込まれてい
る。
解錠操作スイッチ(施解錠操作手段)で、タッチ操作で施
錠操作及び解錠操作が可能であり、施錠操作により施解
錠操作スイッチ(8)の施錠スイッチ(8a)がオンする
と、その施錠信号がメイン制御部(CPU)(14)の入力ポ
ート(14a)に入力され、メイン制御部(14)の施解錠手段
をなす施解錠記憶回路(15)を施錠状態にし、また、解錠
操作により解錠スイッチ(8b)がオンすると、解錠信号
がメイン制御部(14)の入力ポート(14b)に入力され、施
解錠記憶回路(15)を解錠状態にするとともに、各操作に
応じた識別色が発光するダイオードが組み込まれてい
る。
【0010】(11)は、施錠及び解錠操作スイッチを有し
て、予め設定されたコード信号を電波等で発信可能な発
信機で、発信機(11)側から発信されたコード信号をドア
(A)側に設けられた受信機(12)が受信して、受信器(12)
側の予め設定されたコード信号と発信機(11)側のコード
信号とが合致することにより、信号変換部(13)を介して
メイン制御部(14)の入力ポート(14c)に施錠操作または
解錠操作の各操作に応じた信号を入力して、判別回路(2
0)を介して施解錠記憶回路(15)を施錠状態または解錠状
態にすることができる。
て、予め設定されたコード信号を電波等で発信可能な発
信機で、発信機(11)側から発信されたコード信号をドア
(A)側に設けられた受信機(12)が受信して、受信器(12)
側の予め設定されたコード信号と発信機(11)側のコード
信号とが合致することにより、信号変換部(13)を介して
メイン制御部(14)の入力ポート(14c)に施錠操作または
解錠操作の各操作に応じた信号を入力して、判別回路(2
0)を介して施解錠記憶回路(15)を施錠状態または解錠状
態にすることができる。
【0011】メイン制御部(14)の施解錠記憶回路(15)が
解錠状態を記憶しているときは、アウトサイドハンドル
(3)またはインサイドハンドル(6)が操作されてアウト
サイドスイッチ(5)またはインサイドスイッチ(7)がオ
ンすることにより、メイン制御部(14)の出力ポート(14
d)(14e)からハイレベルの出力信号が出力され、負荷制
御部(17)をオン状態にすることにより、アクチュエータ
(2)のモータ(13)に電源供給され、アクチュエータ(2)
の解除レバー(2a)を作動させて、ドア(A)の開扉操作
を可能に制御する。また、施錠状態を記憶しているとき
は、アウトサイドハンドル(3)またはインサイドハンド
ル(6)が操作されてアウトサイドスイッチ(5)またはイ
ンサイドスイッチ(7)がオンしても、アクチュエータ
(2)のモータ(13)への電源供給を不能にして、ドア(A)
の開扉操作を無効に制御する。
解錠状態を記憶しているときは、アウトサイドハンドル
(3)またはインサイドハンドル(6)が操作されてアウト
サイドスイッチ(5)またはインサイドスイッチ(7)がオ
ンすることにより、メイン制御部(14)の出力ポート(14
d)(14e)からハイレベルの出力信号が出力され、負荷制
御部(17)をオン状態にすることにより、アクチュエータ
(2)のモータ(13)に電源供給され、アクチュエータ(2)
の解除レバー(2a)を作動させて、ドア(A)の開扉操作
を可能に制御する。また、施錠状態を記憶しているとき
は、アウトサイドハンドル(3)またはインサイドハンド
ル(6)が操作されてアウトサイドスイッチ(5)またはイ
ンサイドスイッチ(7)がオンしても、アクチュエータ
(2)のモータ(13)への電源供給を不能にして、ドア(A)
の開扉操作を無効に制御する。
【0012】図1に示す(9)は、ドアの開閉状態を検出
し、ドアの開状態を検出したときオンするドアスイッ
チ、(10)は、エンジン起動用のイグニッションキーシリ
ンダーにキーの挿入状態を検出しているときオンするイ
グニッションスイッチで、それぞれの端子は、各ドアに
設置される制御回路(B)のメイン制御部(14)の入力ポー
トにそれぞれの状態に応じた信号を入力するように結線
されている。ドアスイッチ(9)は、ドア(A)の開閉状態
を検出して、運転者に開閉状態を知らせるとともに、ド
ア(A)の開状態を検出しているときは、モータ(16)への
電源供給を停止して、アクチュエータ(2)の解除レバー
(2a)の解除作動を不能にする。(16)は、リレー等によ
り構成される負荷制御部(17)に接続されるアクチュエー
タ(2)のモータで、メイン制御部(14)の出力ポート(14
d)(14e)からハイレベルの信号が出力されることによ
り、負荷制御部(17)がオン状態になって、電源(18)から
の電源が供給されて回転させられ、アクチュエータ(2)
の解除レバー(2a)を解除位置に移動させる。(19)は、
メイン制御部(14)に所定の電圧の電源を供給する電圧変
換部である。
し、ドアの開状態を検出したときオンするドアスイッ
チ、(10)は、エンジン起動用のイグニッションキーシリ
ンダーにキーの挿入状態を検出しているときオンするイ
グニッションスイッチで、それぞれの端子は、各ドアに
設置される制御回路(B)のメイン制御部(14)の入力ポー
トにそれぞれの状態に応じた信号を入力するように結線
されている。ドアスイッチ(9)は、ドア(A)の開閉状態
を検出して、運転者に開閉状態を知らせるとともに、ド
ア(A)の開状態を検出しているときは、モータ(16)への
電源供給を停止して、アクチュエータ(2)の解除レバー
(2a)の解除作動を不能にする。(16)は、リレー等によ
り構成される負荷制御部(17)に接続されるアクチュエー
タ(2)のモータで、メイン制御部(14)の出力ポート(14
d)(14e)からハイレベルの信号が出力されることによ
り、負荷制御部(17)がオン状態になって、電源(18)から
の電源が供給されて回転させられ、アクチュエータ(2)
の解除レバー(2a)を解除位置に移動させる。(19)は、
メイン制御部(14)に所定の電圧の電源を供給する電圧変
換部である。
【0013】メイン制御部(14)の判別回路(20)は、イグ
ニッションキーシリンダーにキーが挿入されて、イグニ
ッションスイッチ(10)がキーの挿入を検出しているとき
は、発信機(11)の施錠操作を無効にするが、解錠操作を
可能にするように判別する。
ニッションキーシリンダーにキーが挿入されて、イグニ
ッションスイッチ(10)がキーの挿入を検出しているとき
は、発信機(11)の施錠操作を無効にするが、解錠操作を
可能にするように判別する。
【0014】次に、図2に示すフローチャートを参照し
て、上記実施例の作用について説明する。ステップS1に
おいて、イグニッションキーシリンダーにキーが挿入さ
れて、イグニッションスイッチ(10)がキー挿入を検出し
てオン状態にあって、かつステップS2において施解錠記
憶回路(15)が解錠状態を記憶していれば、ステップS3で
車外から発信機(11)を施錠操作しても、その施錠操作
は、判別回路(20)で無効(ステップS4)にされて、施解錠
記憶回路(15)を施錠状態にすることができない。従っ
て、イグニッションキーシリンダーにキーを挿入したま
までの、ドアロック(1)の施錠操作が防止される。
て、上記実施例の作用について説明する。ステップS1に
おいて、イグニッションキーシリンダーにキーが挿入さ
れて、イグニッションスイッチ(10)がキー挿入を検出し
てオン状態にあって、かつステップS2において施解錠記
憶回路(15)が解錠状態を記憶していれば、ステップS3で
車外から発信機(11)を施錠操作しても、その施錠操作
は、判別回路(20)で無効(ステップS4)にされて、施解錠
記憶回路(15)を施錠状態にすることができない。従っ
て、イグニッションキーシリンダーにキーを挿入したま
までの、ドアロック(1)の施錠操作が防止される。
【0015】ステップS2において、イグニッションキー
シリンダーにキーを挿入したまま、車外からのキーレス
ロック操作等の施錠操作で、施解錠記憶回路(15)が施錠
状態を記憶していれば、ステップS5で車外から発信機(1
1)を解錠操作することにより、その操作が判別回路(20)
で有効(ステップS6)と判別され、施解錠記憶回路(15)を
解錠状態(ステップS7)にすることができる。従って、ス
テップS8で、アウトサイドハンドル(3)をドア開扉操作
することにより、アウトサイドスイッチ(5)がオンし
て、アクチュエータ(2)のモータ(16)が作動させられ、
ドアロック(1)とストライカとの係合を解除して、ドア
(A)を開けることができる。
シリンダーにキーを挿入したまま、車外からのキーレス
ロック操作等の施錠操作で、施解錠記憶回路(15)が施錠
状態を記憶していれば、ステップS5で車外から発信機(1
1)を解錠操作することにより、その操作が判別回路(20)
で有効(ステップS6)と判別され、施解錠記憶回路(15)を
解錠状態(ステップS7)にすることができる。従って、ス
テップS8で、アウトサイドハンドル(3)をドア開扉操作
することにより、アウトサイドスイッチ(5)がオンし
て、アクチュエータ(2)のモータ(16)が作動させられ、
ドアロック(1)とストライカとの係合を解除して、ドア
(A)を開けることができる。
【0016】ステップS1において、イグニッションスイ
ッチ(10)がキーを挿入されていないことを検出していれ
ば、ステップS9で発信機(11)を解錠操作することによ
り、施解錠記憶回路(15)を解錠状態にすることができ、
ドア(1)を開扉することができる。また、ステップS10
で発信機(11)を施錠操作することにより、施解錠記憶手
段(15)を施錠状態(ステップS11)にすることができ、ス
テップS12においてアウトサイドハンドル(3)またはイ
ンサイドハンドル(6)をドア開扉操作しても、その操作
が無効にされ、ドア(A)を開けることができない。
ッチ(10)がキーを挿入されていないことを検出していれ
ば、ステップS9で発信機(11)を解錠操作することによ
り、施解錠記憶回路(15)を解錠状態にすることができ、
ドア(1)を開扉することができる。また、ステップS10
で発信機(11)を施錠操作することにより、施解錠記憶手
段(15)を施錠状態(ステップS11)にすることができ、ス
テップS12においてアウトサイドハンドル(3)またはイ
ンサイドハンドル(6)をドア開扉操作しても、その操作
が無効にされ、ドア(A)を開けることができない。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明は、イグニッショ
ンスイッチがキー挿入状態を検出しているとき、発信機
による施錠操作を無効にし、かつ解錠操作を可能にした
ことにより、イグニッションキーシリンダーにキーを挿
入したままでの、ドアの施錠操作を防止することがで
き、防盗性に多大な効果を発揮することができるととも
に、操作性が向上する効果を奏する。
ンスイッチがキー挿入状態を検出しているとき、発信機
による施錠操作を無効にし、かつ解錠操作を可能にした
ことにより、イグニッションキーシリンダーにキーを挿
入したままでの、ドアの施錠操作を防止することがで
き、防盗性に多大な効果を発揮することができるととも
に、操作性が向上する効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例を示す制御回路図である。
【図2】作動状態を示すフローチャートである。
【図3】車外から視たドアの概略側面図である。
【図4】図3におけるC−C線断面図である。
【図5】車内から視たドアの概略側面図である。
【図6】ドアロックの概略図である。
(1)ドアロック (2)アクチュ
エータ(駆動手段) (3)アウトサイドハンドル(ドア開扉操作手段) (5)アウトサイドスイッチ(開扉スイッチ) (6)インサイドハンドル(ドア開扉操作手段) (7)インサイドスイッチ(開扉スイッチ) (8)施解錠操作スイッチ(施解錠操作手段) (10)イグニッションスイッチ (11)発信機 (12)受信器 (14)メイン制
御部 (15)施解錠記憶回路(施解錠手段) (20)判別回路 (A)ドア (B)制御回路
エータ(駆動手段) (3)アウトサイドハンドル(ドア開扉操作手段) (5)アウトサイドスイッチ(開扉スイッチ) (6)インサイドハンドル(ドア開扉操作手段) (7)インサイドスイッチ(開扉スイッチ) (8)施解錠操作スイッチ(施解錠操作手段) (10)イグニッションスイッチ (11)発信機 (12)受信器 (14)メイン制
御部 (15)施解錠記憶回路(施解錠手段) (20)判別回路 (A)ドア (B)制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 重松 孝一 横浜市磯子区丸山一丁目14番7号 株式 会社大井製作所内 (56)参考文献 特開 昭63−107671(JP,A) 特公 平3−47383(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】 ストライカと係脱可能な噛合機構を備え
るドアロックと、ドア開扉操作手段の解除操作を無効に
する施錠状態及び有効にする解錠状態に切り換え可能な
施解錠手段と、遠隔操作により施解錠手段を施錠状態又
は解錠状態に操作可能な発信機と、イグニッションキー
シリンダーにキー挿入状態を検出するイグニッションス
イッチとを備えた自動車用ドアロックの操作装置におい
て、イグニッションスイッチがキー挿入状態を検出して
いるとき、発信機による施錠操作を無効にし、かつ解錠
操作を可能にする判別手段を設けたことを特徴とする自
動車用ドアロックの操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31441892A JP2660948B2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 自動車用ドアロックの操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31441892A JP2660948B2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 自動車用ドアロックの操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06146684A JPH06146684A (ja) | 1994-05-27 |
JP2660948B2 true JP2660948B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=18053111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31441892A Expired - Fee Related JP2660948B2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 自動車用ドアロックの操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2660948B2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP31441892A patent/JP2660948B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06146684A (ja) | 1994-05-27 |
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