JP2658753B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
内燃機関の排気浄化装置Info
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Description
に関する。
内燃機関において、流入排気ガスの空燃比がリーンのと
きにはNOxを吸収し、流入排気ガスがリッチになると
吸収したNOxを放出するNOx吸収剤を機関排気通路
内に配置し、リーン混合気を燃焼せしめた際に発生する
NOxをNOx吸収剤により吸収し、NOx吸収剤のN
Ox吸収能力が飽和する前にNOx吸収剤への流入排気
ガスの空燃比を一時的にリッチにしてNOx吸収剤から
NOxを放出させると共に放出されたNOxを還元する
ようにした内燃機関が本出願人により既に提案されてい
る(特願平3−284095号参照)。
への流入排気ガスの空燃比をリッチにすると、例えば機
関シリンダ内に供給される混合気をリッチにすると機関
からは多量の未燃HC,CO等が排出され、しかも流入
排気ガス中の酸素濃度が低下するためにNOx吸収剤か
らは吸収されているNOxが放出される。このとき機関
から排出された未燃HC,CO等の一部は機関から排出
されたNOxを還元するために使用され、残りの未燃H
C,CO等はNOx吸収剤から放出されたNOxを還元
するために使用される。従ってこの場合、NOxが大気
中に放出されるのを抑制するためには機関から排出され
るNOxおよびNOx吸収剤から放出されるNOxを共
に還元しうる量の未燃HC,CO等を機関から排出させ
る必要がある。
要最低限の未燃HC,CO等を機関から排出させるのは
困難であり、実際には機関から排出される未燃HC,C
O等は全てのNOxを還元しうるのに必要な量よりも少
なくなるか多くなってしまう。この場合、未燃HC,C
O等の未燃成分の量が全てのNOxを還元しうるのに必
要な量よりも少なくなればNOxが還元されることなく
NOx吸収剤から排出され、未燃成分の量が全てのNO
xを還元しうるのに必要な量よりも多くなれば未燃成分
が酸化されることなくNOx吸収剤から排出されるとい
う問題を生ずる。
めに本発明によれば、流入排気ガスの空燃比がリーンの
ときにはNOxを吸収し、流入排気ガスの空燃比がリッ
チになると吸収したNOxを放出するNOx吸収剤を機
関排気通路内に配置すると共にNOx吸収剤下流の機関
排気通路内に2次空気供給装置を配置し、NOx吸収剤
からNOxを放出すべきときには流入排気ガスの空燃比
をリーンからリッチに切換えると共にこのとき流入排気
ガス中の未燃成分の量がNOxの還元に必要な量以上の
過剰な量となるようにリッチの度合を大きくし、更に流
入排気ガスの空燃比をリーンからリッチに切換えたとき
に2次空気供給装置から機関排気通路内に2次空気を供
給してNOx吸収剤から排出された過剰の未燃成分を2
次空気により酸化せしめるようにしている。
換えられたときには未燃成分がNOxの還元に必要な量
以上の過剰な量となるようにリッチの度合が大きくされ
るのでNOxは良好に還元せしめられる。ただし、この
とき過剰の未燃成分がNOx吸収剤から排出されること
になるがこの過剰の未燃成分は2次空気によって酸化せ
しめられる。
トン、3は燃焼室、4は点火栓、5は吸気弁、6は吸気
ポート、7は排気弁、8は排気ポートを夫々示す。吸気
ポート6は対応する枝管9を介してサージタンク10に
連結され、各枝管9には夫々吸気ポート6内に向けて燃
料を噴射する燃料噴射弁11が取付けられる。サージタ
ンク10は吸気ダクト12およびエアフローメータ13
を介してエアクリーナ14に連結され、吸気ダクト12
内にはスロットル弁15が配置される。
および排気管17を介してNOx吸収剤18を内蔵した
ケーシング19に接続され、このケーシング19は排気
管20を介して酸化触媒21を内蔵した触媒コンバータ
22に連結される。排気管20には排気管20内に2次
空気を供給するための2次空気供給装置23が設けられ
る。図1に示す実施例ではこの2次空気供給装置23は
電動式エアポンプ24と、エアポンプ24から吐出され
た2次空気を排気管20内に供給するための2次空気供
給導管25と、2次空気の供給を制御する電磁式2次空
気弁26とを具備する。
ュータからなり、双方向性バス31によって相互に接続
されたROM(リードオンリメモリ)32、RAM(ラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)33、CPU(マイク
ロプロセッサ)34、入力ポート35および出力ポート
36を具備する。エアフローメータ13は吸入空気量に
比例した出力電圧を発生し、この出力電圧がAD変換器
37を介して入力ポート35に入力される。機関本体1
には機関冷却水温に比例した出力電圧を発生する水温セ
ンサ27が取付けられ、この水温センサ27の出力電圧
がAD変換器38を介して入力ポート35に入力され
る。また、入力ポート35には機関回転数を表わす出力
パルスを発生する回転数センサ28が接続される。一
方、出力ポート36は対応する駆動回路39を介して夫
々点火栓4、燃料噴射弁11、エアポンプ24および2
次空気弁26に接続される。
て燃料噴射時間TAUが算出される。 TAU=TP・K ここでTPは基本燃料噴射時間を示しており、Kは補正
係数を示している。基本燃料噴射時間TPは機関シリン
ダ内に供給される混合気の空燃比を理論空燃比とするの
に必要な燃料噴射時間を示している。この基本燃料噴射
時間TPは予め実験により求められ、機関負荷Q/N
(吸収空気量Q/機関回転数N)および機関回転数Nの
関数として図2に示すようにマップの形で予めROM3
2内に記憶されている。補正係数Kは機関シリンダ内に
供給される混合気の空燃比を制御するための係数であっ
てK=1.0であれば機関シリンダ内に供給される混合
気は理論空燃比となる。これに対してK<1.0になれ
ば機関シリンダ内に供給される混合気の空燃比は理論空
燃比よりも大きくなり、即ちリーンとなり、K>1.0
になれば機関シリンダ内に供給される混合気の空燃比は
理論空燃比よりも小さくなる、即ちリッチとなる。
=0.6に維持されており、即ち機関シリンダ内に供給
される混合気の空燃比はリーンに維持されており、従っ
て図1に示される内燃機関では通常リーン混合気が燃焼
せしめられることになる。図3は燃焼室3から排出され
る排気ガス中の代表的な成分の濃度を概略的に示してい
る。図3からわかるように燃焼室3から排出される排気
ガス中の未燃HC,COの量は燃焼室3内に供給される
混合気の空燃比がリッチになるほど増大し、燃焼室3か
ら排出される排気ガス中の酸素O2 の量は燃焼室3内に
供給される混合気の空燃比がリーンになるほど増大す
る。
吸収剤18は例えばアルミナを担体とし、この担体上に
例えばカリウムK、ナトリウムNa、リチウムLi、セ
シウムCsのようなアルカリ金属、バリウムBa、カル
シウムCaのようなアルカリ土類、ランタンLa、イッ
トリウムYのような希土類から選ばれた少くとも一つ
と、白金Ptのような貴金属とが担持されている。機関
吸気通路およびNOx吸収剤18上流の排気通路内に供
給された空気および燃料の比をNOx吸収剤18への流
入排気ガスの空燃比と称するとこのNOx吸収剤18は
流入排気ガスの空がリーンのときにはNOxを吸収し、
流入排気ガス中の酸素濃度が低下すると吸収したNOx
を放出するNOxの吸放出作用を行う。なお、NOx吸
収剤18上流の排気通路内に燃料或いは空気が供給され
ない場合には流入排気ガスの空燃比は燃焼室3内に供給
される混合気の空燃比に一致し、従ってこの場合にはN
Ox吸収剤18は燃焼室3内に供給される混合気の空燃
比がリーンのときにはNOxを吸収し、燃焼室3内に供
給される混合気中の酸素濃度が低下すると吸収したNO
xを放出することになる。
に配置すればこのNOx吸収剤18は実際にNOxの吸
放出作用を行うがこの吸放出作用の詳細なメカニズムに
ついては明らかでない部分もある。しかしながらこの吸
放出作用は図4に示すようなメカニズムで行われている
ものと考えられる。次にこのメカニズムについて担体上
に白金PtおよびバリウムBaを担持させた場合を例に
とって説明するが他の貴金属、アルカリ金属、アルカリ
土類、希土類を用いても同様なメカニズムとなる。
と流入排気ガス中の酸素濃度が大巾に増大し、図4
(A)に示されるようにこれら酸素O2 がO 2 - の形で
白金Ptの表面に付着する。一方、流入排気ガス中のN
Oは白金Ptの表面上でO 2 - と反応し、NO2 となる
(2NO+O2 →2NO2 )。次いで生成されたNO2
の一部は白金Pt上で更に酸化されつつ吸収剤内に吸収
されて酸化バリウムBaOと結合しながら図4(A)に
示されるように硝酸イオンNO 3 - の形で吸収剤内に拡
散する。このようにしてNOxがNOx吸収剤18内に
吸収される。
金Ptの表面でNO2 が生成され、吸収剤のNOx吸収
能力が飽和しない限りNO2 が吸収剤内に吸収されて硝
酸イオンNO 3 - が生成される。これに対して流入排気
ガス中の酸素濃度が低下してNO2 の生成量が低下する
と反応が逆方向(NO 3 - →NO2 )に進み、斯くして
吸収剤内の硝酸イオンNO 3 - がNO2 の形で吸収剤か
ら放出される。即ち、流入排気ガス中の酸素濃度が低下
するとNOx吸収剤18からNOxが放出されることに
なる。図3に示されるように流入排気ガスのリーンの度
合が低くなれば流入排気ガス中の酸素濃度が低下し、従
って流入排気ガスのリーンの度合を低くすればNOx吸
収剤18からNOxが放出されることになる。
ッチにすると図3に示されるように機関からは多量の未
燃HC,COが排出され、これら未燃HC,COは白金
Pt上の酸素O 2 - と反応して酸化せしめられる。ま
た、流入排気ガスの空燃比をリッチにすると流入排気ガ
ス中の酸素濃度が極度に低下するために吸収剤からNO
2 が放出され、このNO2 は図4(B)に示されるよう
に未燃HC,COと反応して還元せしめられる。このよ
うにして白金Ptの表面上にNO2 が存在しなくなると
吸収剤から次から次へとNO2 が放出される。従って流
入排気ガスの空燃比をリッチにすると短時間のうちにN
Ox吸収剤18からNOxが放出されることになる。
るとまず初めに未燃HC,COが白金Pt上のO 2 - と
ただちに反応して酸化せしめられ、次いで白金Pt上の
O 2 - が消費されてもまだ未燃HC,COが残っていれ
ばこの未燃HC,COによって吸収剤から放出されたN
Oxおよび機関から排出されたNOxが還元せしめられ
る。従って流入排気ガスの空燃比をリッチにしたときに
吸収剤から放出された全NOxおよび機関から排出され
た全NOxを還元せしめるには少なくとも白金Pt上の
O 2 - を消費するのに必要な量の未燃HC,COと、全
NOxを還元させるのに必要な量の未燃HC,COがN
Ox吸収剤18に流入するように流入ガスの空燃比のリ
ッチの度合を制御しなければならないことになる。
用いられている流入ガスの空燃比のリッチ制御を示して
いる。図5に示される実施例ではNOx吸収剤18から
NOxを放出すべきときには前述した燃料噴射時間TA
Uの算出に用いられる補正係数KをKK(>1.0)ま
で増大せしめることによって燃焼室3内に供給される混
合気の空燃比がリッチとされる。次いで補正係数Kが徐
々に減少せしめられ、次いで補正係数Kが1.0に、即
ち燃焼室3内に供給される混合気の空燃比が理論空燃比
に維持される。次いでリッチ制御が開始されてからCo
時間経過すると再び補正係数Kが1.0よりも小さくさ
れて再びリーン混合気の燃焼が開始される。
リッチ(K=KK)になるとNOx吸収剤18に吸収さ
れている大部分のNOxが急激に放出される。補正係数
KKの値はこのとき白金Pt上のO 2 - を消費しかつ全
NOxを還元させるのに必要な量以上の過剰な未燃成分
が発生するように定められている。即ち、図5において
破線はリッチ制御が開始されたときに機関から排出され
る未燃成分の量が白金Pt上のO 2 - を消費しかつ全N
Oxを還元させるのに必要な量となるときの補正係数K
K′を示しており、補正係数KKはこの補正係数KK′
よりも大きくなるように定められている。
NOx吸収剤18の温度が高くなるほどNOx吸収剤1
8から放出されるNOxの量が増大する。従って図6
(A)において実線で示されるように補正係数KKの値
は排気ガス温Tが高くなるほど大きくされる。なお、図
6(A)には未燃部分の量が白金Pt上のO 2 - を消費
しかつ全NOxを還元させるのに必要な量となるときの
補正係数KK′が参考として破線で示されている。
温Tとの関係は予めROM32内に記憶されている。こ
の場合、排気ガス温Tは直接検出することもできるが吸
入空気量Qと機関回転数Nから推定することもできる。
そこで本発明による実施例では排気ガス温Tと吸入空気
量Q、機関回転数Nとの関係を予め実験により求めてお
き、この関係を図7に示すようなマップの形で予めRO
M32内に記憶しておいてこのマップから排気ガス温T
を算出するようにしている。
れる混合気の空燃比がリッチ(K=KK)になるとNO
x吸収剤18に吸収されている大部分のNOxが急激に
放出され、その後は空燃比をリッチにしておいてもNO
x吸収剤18からは少しずつしかNOxが放出されな
い。従って空燃比をリッチにし続けると未燃HC,CO
が大気に放出されることになる。そこで図5に示される
ように空燃比をリッチ(K=KK)にした後は少しずつ
リッチの度合を小さくし、次いで空燃比を理論空燃比
(K=1.0)に維持してNOx吸収剤18から少しず
つ放出されるNOxを順次還元せしめるようにしてい
る。
吸収剤18から放出されるNOxの量が多いほどその後
NOx吸収剤18から放出されるNOxの量が少なくな
り、従ってNOx吸収剤18がNOxを放出し終えるま
での時間が短かくなる。前述したように排気ガス温Tが
高くなくほど空燃比をリッチにしたときにNOx吸収剤
18から放出されるNOxの量が多くなり、従って図6
(B)に示されるように空燃比をリッチにしてから再び
リーンに戻すまでの時間Coは排気ガス温Tが高くなる
ほど短かくされる。なお、図6(B)に示す時間Coと
排気ガス温Tとの関係は予めROM32内に記憶されて
いる。
がKKまで増大せしめられるとNOx吸収剤18には白
金Pt上のO 2 - を消費しかつ全NOxを還元させるの
に必要な量以上の過剰な未燃成分が供給され、斯くして
NOxは良好に還元せしめられる。しかしながらこの場
合、余剰の未燃成分がNOx吸収剤18から排出される
ことになり、従ってこの余剰の未燃成分を酸化させるこ
とが必要となる。そこで本発明による実施例では流入排
気ガスの空燃比がリッチにされている間、即ちKK>
1.0となっている間、2次空気供給装置23により2
次空気を排気管20内に供給し、この2次空気によって
余剰の未燃成分を酸化せしめるようにしている。なお、
この場合、未燃成分の酸化を促進するためには図1に示
されるように排気管20の下流に酸化触媒21を配置す
ることが好ましい。
るNOx吸収剤18の吸放出制御の一実施例について説
明する。図8および図9は一定時間毎に実行される割込
みルーチンを示している。図8および図9を参照すると
まず初めにステップ60において補正係数Kが1.0よ
りも小さいか否か、即ちリーン混合気が燃焼せしめられ
ているか否かが判別される。K≧1.0のとき、即ち燃
焼室3内に供給される混合気が理論空燃比或いはリッチ
のときには処理サイクルを完了する。これに対してK<
1.0のとき、即ちリーン混合気が燃焼せしめられてい
るときにはステップ61に進んでNOx吸収剤18に吸
収されているNOx量Wが算出される。即ち、燃焼室3
から排出されるNOx量は吸入空気量Qが多くなるほど
増大し、機関負荷Q/Nが高くなるほど増大するのでN
Ox吸収剤18に吸収されているNOx量WはWとk 1
・Q・Q/N(k1 は定数)との和によって表わされる
ことになる。
トされているか否かが判別される。実行フラグがセット
されていないときにはステップ63に進んでNOx吸収
剤18に吸収されているNOx量Wが予め定められた設
定量Woよりも大きいか否かが判別される。この設定量
Woは例えばNOx吸収剤18が吸収しうる最大NOx
量の30パーセント程度である。W≦Woであれば処理
サイクルを完了し、W>Woであればステップ64に進
んで実行フラグがセットされる。従って実行フラグがセ
ットされるのはW>Woとなったときである。
において図6(A)に示す関係および図7に示すマップ
から補正係数KKが算出される。次いでステップ66で
はKKにk2 ・W(k2 は定数)を乗算することによっ
て最終的な補正係数KKが算出される。即ち、NOx吸
収剤18に吸収されているNOx量Wが少ないほどリッ
チの度合(KK)が小さくされる。次いでステップ67
では図6(B)に示す関係および図7に示すマップから
時間Coが算出される。次いでステップ68ではCoに
k3 ・W(k3 は定数)を乗算することによって最終的
な時間Coが算出される。即ち、NOx吸収剤18に吸
収されているNOx量Wが少ないほど時間Coが短かく
される。次いで処理サイクルを完了する。
クルでは図8のステップ62から図9のステップ69に
進んでNOx放出フラグがセットされる。次いでステッ
プ70では2次空気弁26が開弁され、次いでステップ
71ではエアポンプ24が駆動される。斯くして排気管
20内への2次空気の供給が開始されることになる。次
いでステップ72ではカウント値Cが1だけインクリメ
ントされる。次いでステップ73ではカウント値Cが時
間Coよりも大きくなったか否かが、即ちリッチ制御を
開始してから時間Coが経過したか否かが判別される。
補正係数KKから一定値αが減算される。次いでステッ
プ75では補正係数KKが1.0よりも小さくなったか
否かが判別される。KK≦1.0になるとステップ76
に進んでKKが1.0とされる。次いでステップ77に
おいてエアポンプ24が停止され、次いでステップ78
において2次空気弁26が閉弁せしめられる。従って図
5に示されるように補正係数Kは徐々に小さくなり、K
=1.0になると2次空気の供給が停止される。その
後、補正係数Kは1.0に保持される。
ステップ79に進んで実行フラグがリセットされ、次い
で80においてNOx放出フラグがリセットされる。次
いでステップ81ではNOx吸収剤18に吸収されてい
るNOx量Wが零とされ、次いでステップ82において
カウント値Cが零とされる。図10は燃料噴射時間TA
Uの算出ルーチンを示しており、このルーチンは繰返し
実行される。
0において図2に示すマップから基本燃料噴射時間TP
が算出される。次いでステップ91ではNOx放出フラ
グがセットされているか否かが判別される。NOx放出
フラグがセットされていないときにはステップ92に進
んで例えばK=0.6とされる。次いでステップ94で
は基本燃料噴射時間TPに補正係数Kを乗算することに
よって燃料噴射時間TAUが算出される。従ってこのと
きにはリーン混合気が燃焼せしめられる。
ラグがセットされていると判別されたときにはステップ
93に進んで図8および図9のルーチンにより算出され
ている補正係数KKがKとされ、次いでステップ94に
進む。従ってこのときには燃焼室3内に供給される混合
気が一時的にリッチにされ、次いで暫らくの間、理論空
燃比に維持される。
きにNOxを良好に還元できると共に未燃成分を良好に
酸化することができる。
Oおよび酸素の濃度を概略的に示す線図である。
る。
る。
係を示す線図である。
チャートである。
Claims (1)
- 【請求項1】 流入排気ガスの空燃比がリーンのときに
はNOxを吸収し、流入排気ガスの空燃比がリッチにな
ると吸収したNOxを放出するNOx吸収剤を機関排気
通路内に配置すると共に該NOx吸収剤下流の機関排気
通路内に2次空気供給装置を配置し、NOx吸収剤から
NOxを放出すべきときには流入排気ガスの空燃比をリ
ーンからリッチに切換えると共にこのとき流入排気ガス
中の未燃成分の量がNOxの還元に必要な量以上の過剰
な量となるようにリッチの度合を大きくし、更に流入排
気ガスの空燃比をリーンからリッチに切換えたときに該
2次空気供給装置から機関排気通路内に2次空気を供給
してNOx吸収剤から排出された過剰の未燃成分を該2
次空気により酸化せしめるようにした内燃機関の排気浄
化装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20363392A JP2658753B2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 内燃機関の排気浄化装置 |
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DE69314866T DE69314866T2 (de) | 1992-07-30 | 1993-07-29 | Abgasreinigungseinrichtung für einen Verbrennungsmotor |
EP93112145A EP0581279B1 (en) | 1992-07-30 | 1993-07-29 | An exhaust gas purification device for an engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20363392A JP2658753B2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Publications (2)
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JPH0650139A JPH0650139A (ja) | 1994-02-22 |
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Family Applications (1)
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JP20363392A Expired - Lifetime JP2658753B2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Country Status (1)
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---|---|---|---|---|
DE102005033395B4 (de) * | 2005-07-16 | 2007-06-06 | Umicore Ag & Co. Kg | Verfahren zur Regeneration von Stickoxid-Speicherkatalysatoren |
-
1992
- 1992-07-30 JP JP20363392A patent/JP2658753B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH0650139A (ja) | 1994-02-22 |
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Legal Events
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