JP2657726B2 - 耐放射線光ファイバおよびイメージファイバ - Google Patents
耐放射線光ファイバおよびイメージファイバInfo
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Landscapes
- Glass Compositions (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、GeO2 をコアとす
る光ファイバおよびイメージファイバの改良に関するも
ので、耐放射線特性に優れたものを提供する。
る光ファイバおよびイメージファイバの改良に関するも
ので、耐放射線特性に優れたものを提供する。
【0002】
【従来の技術】センサー用やライトガイド用の光ファイ
バおよびイメージファイバとして、純粋なGeO2 をコ
アとするものが使用されている。その理由は、超高NA
のファイバが得られるからで、この特徴を生かしてイメ
ージファイバにおいては極細径のものが得られており、
ライトガイドにおいては多量の光の効率良い伝送が行わ
れている。
バおよびイメージファイバとして、純粋なGeO2 をコ
アとするものが使用されている。その理由は、超高NA
のファイバが得られるからで、この特徴を生かしてイメ
ージファイバにおいては極細径のものが得られており、
ライトガイドにおいては多量の光の効率良い伝送が行わ
れている。
【0003】
【発明が解消しようとする課題】しかしながら、近年各
種ファイバを放射線雰囲気で使用する機会が増し、上記
GeO2 コアのファイバの使用についても期待が増大し
てきた。ところが、このGeO2 ガラスは放射線特性が
低く、比較的低線量のγ線で着色し使用に耐え得ないと
いう問題があった。
種ファイバを放射線雰囲気で使用する機会が増し、上記
GeO2 コアのファイバの使用についても期待が増大し
てきた。ところが、このGeO2 ガラスは放射線特性が
低く、比較的低線量のγ線で着色し使用に耐え得ないと
いう問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上の観点
にたってなされたもので、その特徴とする請求項1記載
の発明は、少なくともOH基を300ppm含むGeO
2 コアからなることにある。また、その特徴とする請求
項2記載の発明は、画素を構成するコアが少なくともO
H基を300ppm含むことにある。ここで、OH基を
少なくとも300ppm含むとしたのは、これによって
γ線を106 R照射しても、その損失増加量が50dB
/km以下に押えられるからである。
にたってなされたもので、その特徴とする請求項1記載
の発明は、少なくともOH基を300ppm含むGeO
2 コアからなることにある。また、その特徴とする請求
項2記載の発明は、画素を構成するコアが少なくともO
H基を300ppm含むことにある。ここで、OH基を
少なくとも300ppm含むとしたのは、これによって
γ線を106 R照射しても、その損失増加量が50dB
/km以下に押えられるからである。
【0005】
【作用】コアとなるGeO2 にOH基を300ppm含
ませることによって、コアークラッド間の屈折率差を大
きくとれるという本来の特徴を維持しつつ、放射線特性
の改善がなされる。
ませることによって、コアークラッド間の屈折率差を大
きくとれるという本来の特徴を維持しつつ、放射線特性
の改善がなされる。
【0006】
実施例1 図1は、この発明による光ファイバの断面図で、1はコ
アでGeO2 にOH基が400ppm含有されたもの
で、その屈折率は1、61である。2はフッ素ドープS
iO2 クラッドで、その屈折率は1、44である。かく
して、コアークラッド間の比屈折率差△=10%と超高
NAである。また、そのγ線特性は総線量106 Rにお
いても損失増加量が40dB/kmと優れたものであ
る。このファイバの製法の一例をあげる。まず、通常の
VAD法によってGeO2のスートプリフォームを作製
する。具体的には、同心多重管バーナの中心にGeCl
4 を200sccm,2層目にArを300sccm、
3層目にH2 を1000sccm、4層目にO2 を15
00sccm供給して低温合成によって、出発部材であ
る石英ロッドの先端に純粋GeO2 からなる直径20m
mのスートプリフォームを堆積させる。このプリフォー
ムを最高温度1200℃の水蒸気雰囲気の加熱炉内に入
れ傾斜焼結して屈折率が1、66のOH基を400pp
m含んだ透明なコア母材とした。次に、この透明母材の
周りに外付け法によりSiO2 のスート層を15mm厚
に形成し、これを最高温度1300℃の加熱炉内に入
れ、炉内にSiF4 ガスを30cc供給しつつ傾斜焼結
して、屈折率が1、44の透明なフッ素がドープされた
30SiO2 クラッド層を有する外径20mmのコアー
クラッド型のロッド(両者の比屈折率差△=10%)と
した。こうして得られたロッドを線引き炉に導入して、
その先端を1400℃に加熱してファイバ化して直径2
00μmの光ファイバとした。このファイバに106 R
のγ線を照射したところその損失増加量は40dB/k
mであった。
アでGeO2 にOH基が400ppm含有されたもの
で、その屈折率は1、61である。2はフッ素ドープS
iO2 クラッドで、その屈折率は1、44である。かく
して、コアークラッド間の比屈折率差△=10%と超高
NAである。また、そのγ線特性は総線量106 Rにお
いても損失増加量が40dB/kmと優れたものであ
る。このファイバの製法の一例をあげる。まず、通常の
VAD法によってGeO2のスートプリフォームを作製
する。具体的には、同心多重管バーナの中心にGeCl
4 を200sccm,2層目にArを300sccm、
3層目にH2 を1000sccm、4層目にO2 を15
00sccm供給して低温合成によって、出発部材であ
る石英ロッドの先端に純粋GeO2 からなる直径20m
mのスートプリフォームを堆積させる。このプリフォー
ムを最高温度1200℃の水蒸気雰囲気の加熱炉内に入
れ傾斜焼結して屈折率が1、66のOH基を400pp
m含んだ透明なコア母材とした。次に、この透明母材の
周りに外付け法によりSiO2 のスート層を15mm厚
に形成し、これを最高温度1300℃の加熱炉内に入
れ、炉内にSiF4 ガスを30cc供給しつつ傾斜焼結
して、屈折率が1、44の透明なフッ素がドープされた
30SiO2 クラッド層を有する外径20mmのコアー
クラッド型のロッド(両者の比屈折率差△=10%)と
した。こうして得られたロッドを線引き炉に導入して、
その先端を1400℃に加熱してファイバ化して直径2
00μmの光ファイバとした。このファイバに106 R
のγ線を照射したところその損失増加量は40dB/k
mであった。
【0007】実施例2 図2は、この発明のイメージファイバの断面図で、10
はイメージサークル、12はこのイメージサークルを囲
む石英ジャケットである。20はイメージサークルを構
成する多数の画素で、OH基を400ppm含むGeO
2 コア22の周りにフッ素ドーブ石英ガラスクラッド2
4が形成されてなるもので、クラッドは点線で示したが
実際には隣接するクラッド同志は溶融一体化されてい
る。なお、コア22の屈折率は1、61であり、クラッ
ドの屈折率はフッ素がドープされて1、44であり、結
局のところコアークラッド間の比屈折率差はおよそ10
%にされている。このイメージファイバは、以下の方法
により作製した。イメージファイバ素線を得るところま
では実施例1と同様で、ただ得られる素線径を300μ
mとした。このイメージファイバ素線2500本を内径
17mm、外径19mmの石英ガラス管内に入れてイメ
ージファイバ母材となし、これを線引き炉に導入して、
その先端を1800℃に加熱して線引きし、直径190
μmのイメージファイバとした。このイメージファイバ
は従来のそれと比較すると、コアークラッド間の比屈折
率差が従来よりも5%程度大きいため、全体の径を従来
よりも30%程度減じても従来同様鮮明な画像が得られ
た。また、このイメージファイバに106 Rのγ線を照
射したがその損失増加量は35dB/kmであった。
はイメージサークル、12はこのイメージサークルを囲
む石英ジャケットである。20はイメージサークルを構
成する多数の画素で、OH基を400ppm含むGeO
2 コア22の周りにフッ素ドーブ石英ガラスクラッド2
4が形成されてなるもので、クラッドは点線で示したが
実際には隣接するクラッド同志は溶融一体化されてい
る。なお、コア22の屈折率は1、61であり、クラッ
ドの屈折率はフッ素がドープされて1、44であり、結
局のところコアークラッド間の比屈折率差はおよそ10
%にされている。このイメージファイバは、以下の方法
により作製した。イメージファイバ素線を得るところま
では実施例1と同様で、ただ得られる素線径を300μ
mとした。このイメージファイバ素線2500本を内径
17mm、外径19mmの石英ガラス管内に入れてイメ
ージファイバ母材となし、これを線引き炉に導入して、
その先端を1800℃に加熱して線引きし、直径190
μmのイメージファイバとした。このイメージファイバ
は従来のそれと比較すると、コアークラッド間の比屈折
率差が従来よりも5%程度大きいため、全体の径を従来
よりも30%程度減じても従来同様鮮明な画像が得られ
た。また、このイメージファイバに106 Rのγ線を照
射したがその損失増加量は35dB/kmであった。
【0008】
【発明の効果】この発明による光ファイバ及びイメージ
ファイバは、コアが300ppmのOH基を含んだGe
O2 ガラスからなるため、コアークラッド間の比屈折率
差を大きくとることができるという本来の利点を損なう
ことなく耐放射線特性を向上させることができる。
ファイバは、コアが300ppmのOH基を含んだGe
O2 ガラスからなるため、コアークラッド間の比屈折率
差を大きくとることができるという本来の利点を損なう
ことなく耐放射線特性を向上させることができる。
【図1】この発明の光ファイバの断面図。
【図2】この発明のイメージファイバの断面図。
1 OH基を含んだGeO2 コア 2 フッ素ドープSiO2 クラッド 10 イメージサークル 12 ジャケット 20 画素 22 OH基を含んだGeO2 コア 24 フッ素ドープSiO2 クラッド
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくともOH基を300ppm含むG
eO2 コアからなることを特徴とする耐放射線光ファイ
バ。 - 【請求項2】 画素を構成するコアが少なくともOH基
を300ppm含むことを特徴とする耐放射線イメージ
ファイバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3332837A JP2657726B2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 耐放射線光ファイバおよびイメージファイバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3332837A JP2657726B2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 耐放射線光ファイバおよびイメージファイバ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05229846A JPH05229846A (ja) | 1993-09-07 |
JP2657726B2 true JP2657726B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=18259355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3332837A Expired - Fee Related JP2657726B2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 耐放射線光ファイバおよびイメージファイバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2657726B2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-22 JP JP3332837A patent/JP2657726B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05229846A (ja) | 1993-09-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |