JP2656895B2 - 吸着パッド - Google Patents
吸着パッドInfo
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- Japan
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- suction pad
- plate material
- suction
- skirt
- skirt portion
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- 239000000463 material Substances 0.000 description 34
- 239000003463 adsorbent Substances 0.000 description 3
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 3
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、吸着パッドに係り、
更に詳細には、吸着材の多数枚取りを防止した吸着パッ
ドに関する。
更に詳細には、吸着材の多数枚取りを防止した吸着パッ
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の吸着パッドはスカート部が逆皿状
をしていて、この吸着パッドにて板材を吸着して搬出す
るには、積重された板材の最上面の板材表面へ吸着パッ
ドを当接させ、真空発生装置の作動によりスカート部の
内部を真空状態として板材を吸着し搬出しているのが一
般的である。
をしていて、この吸着パッドにて板材を吸着して搬出す
るには、積重された板材の最上面の板材表面へ吸着パッ
ドを当接させ、真空発生装置の作動によりスカート部の
内部を真空状態として板材を吸着し搬出しているのが一
般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の吸着パッドでは、図3および図4に示されているご
とく、積重された板材Wの最上面の板材WT を搬出する
際、吸着パッド101を板材WT の上面へ当接させ、図
示を省略した真空発生装置を作動させ吸着パッド101
のスカート部101a内を真空状態とする。
来の吸着パッドでは、図3および図4に示されているご
とく、積重された板材Wの最上面の板材WT を搬出する
際、吸着パッド101を板材WT の上面へ当接させ、図
示を省略した真空発生装置を作動させ吸着パッド101
のスカート部101a内を真空状態とする。
【0004】この時、図3に示されているごとく、板材
WT は逆皿状をしたスカート部101aにならって、下
の板材Wとの間に円形真空部H1 が生じ、下の板材Wと
の密着度を高め一枚取りがしにくくなる。
WT は逆皿状をしたスカート部101aにならって、下
の板材Wとの間に円形真空部H1 が生じ、下の板材Wと
の密着度を高め一枚取りがしにくくなる。
【0005】更に、図4に示されているように、上述し
た状態より吸着パッド101を吊り上げると、円形真空
部H1 は大きくなり3枚目の板材Wとの間に円形真空部
H2が生じ、密着を増長させる結果となる。
た状態より吸着パッド101を吊り上げると、円形真空
部H1 は大きくなり3枚目の板材Wとの間に円形真空部
H2が生じ、密着を増長させる結果となる。
【0006】このため、板材Wを複数枚同時に吸着し搬
出することがあり、確実に一枚取りができず搬出作業に
不都合が生ずるという問題があった。
出することがあり、確実に一枚取りができず搬出作業に
不都合が生ずるという問題があった。
【0007】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ために、吸着材の多数枚取りを防止し、円滑な搬出作業
を可能とした吸着パッドを提供することにある。
ために、吸着材の多数枚取りを防止し、円滑な搬出作業
を可能とした吸着パッドを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、吸着パッドに形成したスカート部の基
部を上反り状態とし、前記スカート部をベローズ形状と
すると共に、吸着した板材を上反り状とするため前記吸
着パッドの下面中央部に円弧状の突起部を設け、この円
弧状の突起部表面に複数の連通溝を設け、吸引穴を前記
突起部の中央と突起部の側面に貫通して設けて吸着パッ
ドを構成した。
に、この発明は、吸着パッドに形成したスカート部の基
部を上反り状態とし、前記スカート部をベローズ形状と
すると共に、吸着した板材を上反り状とするため前記吸
着パッドの下面中央部に円弧状の突起部を設け、この円
弧状の突起部表面に複数の連通溝を設け、吸引穴を前記
突起部の中央と突起部の側面に貫通して設けて吸着パッ
ドを構成した。
【0009】
【作用】この発明の吸着パッドを採用することにより、
吸着パッドを積重された板材の最上部の板材表面へ当接
させて、吸着パッドに形成したベローズ形状のスカート
部の内部を真空状態とする。
吸着パッドを積重された板材の最上部の板材表面へ当接
させて、吸着パッドに形成したベローズ形状のスカート
部の内部を真空状態とする。
【0010】スカート部の内部が真空状態となるにつれ
て、板材は吸着パッドに形成した円弧状の突起部に沿っ
て上反り状態となり、最上部の板材が上反り状態となる
と、吸着された板材の端面部が開くので端面から空気が
流入し板材間の分離が容易となる。
て、板材は吸着パッドに形成した円弧状の突起部に沿っ
て上反り状態となり、最上部の板材が上反り状態となる
と、吸着された板材の端面部が開くので端面から空気が
流入し板材間の分離が容易となる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
細に説明する。
【0012】図1を参照するに、一部図示を省略してあ
るが、吸着パッド1は支持軸3に設けられていて、支持
軸3は上下左右に移動自在となっている。
るが、吸着パッド1は支持軸3に設けられていて、支持
軸3は上下左右に移動自在となっている。
【0013】吸着パッド1は、弾性部材にて製作され、
スカート部5と円弧状の突起部7とで形成されている。
スカート部5の基部9は上反り状態に形成されていて、
スカート部5は上下方向へ伸縮するベローズ形状となっ
ている。更に、吸着パッド1に形成された円弧状の突起
部7は、吸着パッド1の中央部に垂設され、突起部7の
下面には複数の連通溝11が設けられていて、この連通
溝11は例えば格子状の溝である。
スカート部5と円弧状の突起部7とで形成されている。
スカート部5の基部9は上反り状態に形成されていて、
スカート部5は上下方向へ伸縮するベローズ形状となっ
ている。更に、吸着パッド1に形成された円弧状の突起
部7は、吸着パッド1の中央部に垂設され、突起部7の
下面には複数の連通溝11が設けられていて、この連通
溝11は例えば格子状の溝である。
【0014】そして、吸着パッド1の中心には吸引穴1
3が穿設され、この吸引穴13は前記連通溝11に連通
している。また、吸引穴13の途中から横穴15が穿設
され、この横穴15は前記突起部7の側面へ貫通されて
いる。なお、吸引穴13は図示を省略したが真空発生装
置に連通されている。
3が穿設され、この吸引穴13は前記連通溝11に連通
している。また、吸引穴13の途中から横穴15が穿設
され、この横穴15は前記突起部7の側面へ貫通されて
いる。なお、吸引穴13は図示を省略したが真空発生装
置に連通されている。
【0015】上記構成により、その作用としては、図2
を参照するに、吸着パッド1を下降し積重された板材W
の最上部の板材WT 上へ当接させる。そして、真空発生
装置(図示省略)を作動せしめると、吸引穴13および
横穴15を介してスカート部5の内部は真空状態とな
り、円弧状の突起部7に板材WT は吸着し、突起部の円
弧に沿って板材WT は上反り状態となる。なお、この
際、スカート部5はベローズ形状となり、スカート部5
の基部9は上反り状となっているので、板材Wの上反り
に追従してスカート部5は縮小する。
を参照するに、吸着パッド1を下降し積重された板材W
の最上部の板材WT 上へ当接させる。そして、真空発生
装置(図示省略)を作動せしめると、吸引穴13および
横穴15を介してスカート部5の内部は真空状態とな
り、円弧状の突起部7に板材WT は吸着し、突起部の円
弧に沿って板材WT は上反り状態となる。なお、この
際、スカート部5はベローズ形状となり、スカート部5
の基部9は上反り状となっているので、板材Wの上反り
に追従してスカート部5は縮小する。
【0016】板材WT が上反り状に変形すると、板材W
T と積重された板材Wとの間が開き、この開口部より空
気が入り分離が容易となる。また、従来の吸着パッドの
ごとく、積重された板材Wとの間に吸盤状の真空部を発
生させないので、複数の板材Wを同時に吸引することな
く、最上部の板材WT の上反りにより下の板材Wを引き
離す力が生じるため確実に分離することができ、板材W
の多数枚取りを防止することができる。更に、スカート
部5はベローズ形状になっているため吸着パッド1の中
央部に形成した突起部7があっても、吸着の際支障にな
らず、また、連通溝11により板材WT に対する密着度
が高くはがれにくい。
T と積重された板材Wとの間が開き、この開口部より空
気が入り分離が容易となる。また、従来の吸着パッドの
ごとく、積重された板材Wとの間に吸盤状の真空部を発
生させないので、複数の板材Wを同時に吸引することな
く、最上部の板材WT の上反りにより下の板材Wを引き
離す力が生じるため確実に分離することができ、板材W
の多数枚取りを防止することができる。更に、スカート
部5はベローズ形状になっているため吸着パッド1の中
央部に形成した突起部7があっても、吸着の際支障にな
らず、また、連通溝11により板材WT に対する密着度
が高くはがれにくい。
【0017】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。
【0018】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れたとおりの構成であるから、板材を吸着して搬出する
際、積重された最上面を吸着パッドにて吸着すると、板
材は上反り状態となる。このため、下の板材を引き離す
力を生じさせ分離を良くし、板材端面部が開くため端面
から空気が流入し分離し易い。更に、突起部に形成した
連通溝により、板材に対する密着度が高くはがれにく
い。而して、吸着材の多数枚取りを防止し、円滑な搬出
作業が可能である。
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れたとおりの構成であるから、板材を吸着して搬出する
際、積重された最上面を吸着パッドにて吸着すると、板
材は上反り状態となる。このため、下の板材を引き離す
力を生じさせ分離を良くし、板材端面部が開くため端面
から空気が流入し分離し易い。更に、突起部に形成した
連通溝により、板材に対する密着度が高くはがれにく
い。而して、吸着材の多数枚取りを防止し、円滑な搬出
作業が可能である。
【図1】この発明の主要部を示し、吸着パッドの断面図
である。
である。
【図2】この発明の作用説明図である。
【図3】従来の吸着パッドの作用説明図である。
【図4】従来の吸着パッドの作用説明図である。
1 吸着パッド 5 スカート部 7 突起部 9 基部 11 連通溝 13 吸引穴 15 横穴(吸引穴)
Claims (1)
- 【請求項1】 吸着パッドに形成したスカート部の基部
を上反り状態とし、前記スカート部をベローズ形状とす
ると共に、吸着した板材を上反り状とするため前記吸着
パッドの下面中央部に円弧状の突起部を設け、この円弧
状の突起部表面に複数の連通溝を設け、吸引穴を前記突
起部の中央と突起部の側面に貫通して設けてなることを
特徴とする吸着パッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21729693A JP2656895B2 (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | 吸着パッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21729693A JP2656895B2 (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | 吸着パッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0769471A JPH0769471A (ja) | 1995-03-14 |
JP2656895B2 true JP2656895B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=16701920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21729693A Expired - Fee Related JP2656895B2 (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | 吸着パッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2656895B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19628943C2 (de) * | 1996-07-18 | 1999-10-21 | Roland Man Druckmasch | Sauger |
US7271006B2 (en) * | 2002-04-26 | 2007-09-18 | Ventana Medical Systems, Inc. | Method and apparatus for automated coverslipping |
ES1078327Y (es) * | 2012-12-05 | 2013-04-04 | Simplicity Works Europe Sl | Herramienta para transportar y conformar piezas laminares flexibles. |
KR102037923B1 (ko) * | 2013-05-14 | 2019-10-29 | 세메스 주식회사 | 발광 다이오드 패키지의 픽킹 장치 |
-
1993
- 1993-09-01 JP JP21729693A patent/JP2656895B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0769471A (ja) | 1995-03-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |