JP2656261B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
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- JP2656261B2 JP2656261B2 JP23612187A JP23612187A JP2656261B2 JP 2656261 B2 JP2656261 B2 JP 2656261B2 JP 23612187 A JP23612187 A JP 23612187A JP 23612187 A JP23612187 A JP 23612187A JP 2656261 B2 JP2656261 B2 JP 2656261B2
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- Japan
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- carriage
- main mechanism
- dust
- disk device
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、磁気ディスク装置のディスク装置に関す
る。
る。
(従来の技術) パーソナルコンピューターやワードプロセッサ等の各
種情報処理機器においては、可撓性を有する磁気ディス
ク、いわゆるフロッピーディスクを用いた記録再生装置
が広く普及している。現在のフロッピーディスク装置の
主流は、記憶容量が数メガバイトであるため、パーソナ
ルコンピューターやワードプロセッサ等に対しては、か
なり記憶容量が不足している。そのため、オペレター自
身がかなりの数のフロッピーディスクを保管していなけ
ればならなくなってきている。
種情報処理機器においては、可撓性を有する磁気ディス
ク、いわゆるフロッピーディスクを用いた記録再生装置
が広く普及している。現在のフロッピーディスク装置の
主流は、記憶容量が数メガバイトであるため、パーソナ
ルコンピューターやワードプロセッサ等に対しては、か
なり記憶容量が不足している。そのため、オペレター自
身がかなりの数のフロッピーディスクを保管していなけ
ればならなくなってきている。
この記憶容量を向上させるためには、トラック密度を
より上げるとともに線記録密度を高くとることが要求さ
れる。トラック密度を上げる場合には、ディスクに対す
る磁気ヘッドのオフトラックを防ぐために、ディスクを
駆動装置に装填した状態においてディスクの回転中心を
高精度に位置決めすることが重要となる。
より上げるとともに線記録密度を高くとることが要求さ
れる。トラック密度を上げる場合には、ディスクに対す
る磁気ヘッドのオフトラックを防ぐために、ディスクを
駆動装置に装填した状態においてディスクの回転中心を
高精度に位置決めすることが重要となる。
フロッピーディスク装置の初期のものである、ディス
クの直径が8インチのものや5.25インチのもののディス
ク中心位置決め方式は、ディスクの中心に設けた穴に駆
動装置側の中心位置決め機構であるコレットを単に噛合
させるだけであり、中心位置決め精度とともに、ディス
クの中心孔の周縁部の耐久性にも問題があった。また記
録,再生磁気ヘッドをディスクの半径方向に移動させ所
定のトラックに位置決めする手段として、スッテピング
モータを用いているため、送り精度はスッテピングモー
タ自身の機械的精度でほぼ決定されてしまう。一方フロ
ッピーディスクは、ポリエステルフィルム等の合成樹脂
からできており、温度,湿度に対してかなり大きく伸縮
してしまう。このような条件において、フロッピーディ
スク装置間の各々の互換性を考慮してトラック密度を求
めると98トラック/インチ(TPI)程度が限度であっ
た。
クの直径が8インチのものや5.25インチのもののディス
ク中心位置決め方式は、ディスクの中心に設けた穴に駆
動装置側の中心位置決め機構であるコレットを単に噛合
させるだけであり、中心位置決め精度とともに、ディス
クの中心孔の周縁部の耐久性にも問題があった。また記
録,再生磁気ヘッドをディスクの半径方向に移動させ所
定のトラックに位置決めする手段として、スッテピング
モータを用いているため、送り精度はスッテピングモー
タ自身の機械的精度でほぼ決定されてしまう。一方フロ
ッピーディスクは、ポリエステルフィルム等の合成樹脂
からできており、温度,湿度に対してかなり大きく伸縮
してしまう。このような条件において、フロッピーディ
スク装置間の各々の互換性を考慮してトラック密度を求
めると98トラック/インチ(TPI)程度が限度であっ
た。
最近、ディスクの直径がほぼ3.5インチである、3.5イ
ンチフロッピーディスク装置が主流になっている。これ
は従来の8インチ,5.25インチ型に比べ一層高精度の中
心位置決めを行う必要から、例えば以下のようなディス
ク装置が提案されている。この3.5インチ型フロッピー
ディスクおよびその駆動装置では、ディスクの中心に金
属製のハブを設けることによって耐久性を向上させ、位
置決めピンによってより高精度に中心位置決めをしてい
る。またディスクの直径を小さくすることによって、温
度,湿度による影響を少なくしたため、3.5インチ型フ
ロッピーディスク装置では、トラック密度135TPIを達成
している。しかしながら記憶容量は、記録領域が小さく
なったこともあってやはり数メガバイト止まりであり、
前述の通りパーソナルコンピュータやワードプロセッサ
等に対しては不足している。
ンチフロッピーディスク装置が主流になっている。これ
は従来の8インチ,5.25インチ型に比べ一層高精度の中
心位置決めを行う必要から、例えば以下のようなディス
ク装置が提案されている。この3.5インチ型フロッピー
ディスクおよびその駆動装置では、ディスクの中心に金
属製のハブを設けることによって耐久性を向上させ、位
置決めピンによってより高精度に中心位置決めをしてい
る。またディスクの直径を小さくすることによって、温
度,湿度による影響を少なくしたため、3.5インチ型フ
ロッピーディスク装置では、トラック密度135TPIを達成
している。しかしながら記憶容量は、記録領域が小さく
なったこともあってやはり数メガバイト止まりであり、
前述の通りパーソナルコンピュータやワードプロセッサ
等に対しては不足している。
このような記憶容量不足を解決するために、最近で
は、より一層のトラック密度を向上させる方法として、
従来のスッテピングモータで磁気ヘッドを移動させるも
のから、例えば特開昭59−165279号記載のようなディス
ク装置が提案されている。これは、フロッピーディスク
にあらかじめ書き込まれているトラッキングサーボ用サ
ーボパターンに、ボイスコイルモータ等で構成されてい
るキャリッジに設けられた磁気ヘッドが、正確に追従す
るように制御するものである。これは、従来の磁気ヘッ
ド位置決め方式が、スッテンピングモータ等によるオー
プンループ制御であるのに対して、あらかじめフロッピ
ーディスクに書き込まれたサーボパターン追従するよう
にしたクローズループ制御である。フロッピーディスク
の中心位置決めのときに生じやすいディスクの偏心や、
温度,湿度によるディスクの伸縮に対しても、より正確
に所定のトラック上を磁気ヘッドが追従することができ
る。そのためトラック密度も、従来の3.5インチ型フロ
ッピーディスク装置では、135TPI程度が限度であった
が、その数倍の600TPI以上にすることも可能になる。し
かしこのトラッキングサーボを用いたフロッピーディス
ク装置では、極く狭いトラック上を常に磁気ヘッドが正
確に追従できるようにすることが必要であるため、従来
の装置では問題とはならなかった外乱による装置への影
響が重要になってくる。つまり磁気ヘッドを搭載したキ
ャリッジは、所定のトラックに対する追従性を向上させ
るために軽量化し、またディスクの半径方向に移動させ
るための走行系は極く小さい推力でも敏感に反応するよ
うに高精度に構成されるため、フロッピーディスク装置
外からの外乱によって所定のトラック上から磁気ヘッド
がはずれてしまうことがあるためである。またトラック
密度が高くなりトラック幅が極く狭くなるため、フロッ
ピーディスクから読みだされる出力信号が、かなり小さ
くなってしまう。そのためディスク上に付着する塵埃の
影響を受けやすくなる。この塵埃は、フロッピーディス
クを傷つけやすいため、磁気ヘッドが所定のサーボパタ
ーンを読み出すことができなくなり、磁気ヘッドのトラ
ックへの追従性を低下させる。一方この塵埃は、磁気ヘ
ッドを搭載したキャリッジにも影響を与える。つまりキ
ャリッジは、常に所定のトラックを正確に追従するよう
にするために、その走行系は、高精度に構成する必要が
あり、塵埃がその走行系に付着することによって追従性
に支障をきたしてしまう。
は、より一層のトラック密度を向上させる方法として、
従来のスッテピングモータで磁気ヘッドを移動させるも
のから、例えば特開昭59−165279号記載のようなディス
ク装置が提案されている。これは、フロッピーディスク
にあらかじめ書き込まれているトラッキングサーボ用サ
ーボパターンに、ボイスコイルモータ等で構成されてい
るキャリッジに設けられた磁気ヘッドが、正確に追従す
るように制御するものである。これは、従来の磁気ヘッ
ド位置決め方式が、スッテンピングモータ等によるオー
プンループ制御であるのに対して、あらかじめフロッピ
ーディスクに書き込まれたサーボパターン追従するよう
にしたクローズループ制御である。フロッピーディスク
の中心位置決めのときに生じやすいディスクの偏心や、
温度,湿度によるディスクの伸縮に対しても、より正確
に所定のトラック上を磁気ヘッドが追従することができ
る。そのためトラック密度も、従来の3.5インチ型フロ
ッピーディスク装置では、135TPI程度が限度であった
が、その数倍の600TPI以上にすることも可能になる。し
かしこのトラッキングサーボを用いたフロッピーディス
ク装置では、極く狭いトラック上を常に磁気ヘッドが正
確に追従できるようにすることが必要であるため、従来
の装置では問題とはならなかった外乱による装置への影
響が重要になってくる。つまり磁気ヘッドを搭載したキ
ャリッジは、所定のトラックに対する追従性を向上させ
るために軽量化し、またディスクの半径方向に移動させ
るための走行系は極く小さい推力でも敏感に反応するよ
うに高精度に構成されるため、フロッピーディスク装置
外からの外乱によって所定のトラック上から磁気ヘッド
がはずれてしまうことがあるためである。またトラック
密度が高くなりトラック幅が極く狭くなるため、フロッ
ピーディスクから読みだされる出力信号が、かなり小さ
くなってしまう。そのためディスク上に付着する塵埃の
影響を受けやすくなる。この塵埃は、フロッピーディス
クを傷つけやすいため、磁気ヘッドが所定のサーボパタ
ーンを読み出すことができなくなり、磁気ヘッドのトラ
ックへの追従性を低下させる。一方この塵埃は、磁気ヘ
ッドを搭載したキャリッジにも影響を与える。つまりキ
ャリッジは、常に所定のトラックを正確に追従するよう
にするために、その走行系は、高精度に構成する必要が
あり、塵埃がその走行系に付着することによって追従性
に支障をきたしてしまう。
またトラック密度がより高くなるに従い、磁気ヘッド
を所定の目標トラックまで移動させるのに従来装置より
も多くの時間を必要とする。つまりトラッキングサーボ
を用いたフロッピーディスク装置では、フロッピーディ
スクに書き込まれたサーボ情報を読みだし演算すること
によって、磁気ヘッドの現在位置を確認している。従来
装置のようにフロッピーディスクの回転数が300RPM程度
では、サーボ情報を読みだす間隔が長くなってしまい、
その結果目標トラックまで磁気ヘッドを移動させるのに
多くの時間がかかってしまう。
を所定の目標トラックまで移動させるのに従来装置より
も多くの時間を必要とする。つまりトラッキングサーボ
を用いたフロッピーディスク装置では、フロッピーディ
スクに書き込まれたサーボ情報を読みだし演算すること
によって、磁気ヘッドの現在位置を確認している。従来
装置のようにフロッピーディスクの回転数が300RPM程度
では、サーボ情報を読みだす間隔が長くなってしまい、
その結果目標トラックまで磁気ヘッドを移動させるのに
多くの時間がかかってしまう。
(発明が解決しようとする問題点) このように従来のフロッピーディスク装置に代表され
るディスク装置では、トラック密度が低いために外乱や
塵埃の影響はさほどなくほとんど装置自体に、そのため
の対策は施されていなかった。最近のフロッピーディス
ク装置に代表されるディスク装置においては、トラッキ
ングサーボ技術を用いて、従来の装置に比べ数倍のトラ
ック密度を達成しているものが提案されている。そのた
め微妙な磁気ヘッド位置決めの制御が要求されるように
なり、外乱や塵埃の影響を受けやすくなる。
るディスク装置では、トラック密度が低いために外乱や
塵埃の影響はさほどなくほとんど装置自体に、そのため
の対策は施されていなかった。最近のフロッピーディス
ク装置に代表されるディスク装置においては、トラッキ
ングサーボ技術を用いて、従来の装置に比べ数倍のトラ
ック密度を達成しているものが提案されている。そのた
め微妙な磁気ヘッド位置決めの制御が要求されるように
なり、外乱や塵埃の影響を受けやすくなる。
また高密度トラックになるに従い高速アクセスも必要
となり、従来装置のフロッピーディスク装置に代表され
るディスク装置のようにディスクを低速回転していたの
では、サーボ情報を読みだす間隔が長くなってしまい達
成できなかった。
となり、従来装置のフロッピーディスク装置に代表され
るディスク装置のようにディスクを低速回転していたの
では、サーボ情報を読みだす間隔が長くなってしまい達
成できなかった。
そこで本発明は、このような従来の問題に鑑みてなさ
れたもので、その目的は高トラック密度フロッピーディ
スク装置に代表されるディスク装置において、ディスク
装置内への塵埃の侵入防止と装置外の外乱が装置に伝達
しないようにしたディスク装置を提供するとともに、高
速アクセスを可能にしたディスク装置を提供することに
ある。
れたもので、その目的は高トラック密度フロッピーディ
スク装置に代表されるディスク装置において、ディスク
装置内への塵埃の侵入防止と装置外の外乱が装置に伝達
しないようにしたディスク装置を提供するとともに、高
速アクセスを可能にしたディスク装置を提供することに
ある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、ディスクを回転駆動するスピンドルモー
タ、ヘッドを搭載したキャリッジ、およびディスクを装
置にローディング/イジェクディングするローディング
機構とそれらを搭載する主フレームおよび補機類をベー
スからゴム等で構成した防振部材でささえている。主機
構部を搭載した主フレームの、上下,左右および後端部
にはカバーが設けられる。主フレームを支えるベースの
前端部には、フロントパネルが設けられ、それはベース
に固定される。フロントパネルには、ディスクの挿入口
が設けられるが、それは装置にディスクが装填されてい
る時以外にはシャッターによって密閉される。フロント
パネルと主機構部およびそれらを搭載した主フレーム間
は、ある一定の隙間が設けられる。フロントパネルと主
機構部を取り囲むカバーとの間には、例えばウレタンフ
ォーム等のスポンジ状の部材によって隙間が埋められ
る。
タ、ヘッドを搭載したキャリッジ、およびディスクを装
置にローディング/イジェクディングするローディング
機構とそれらを搭載する主フレームおよび補機類をベー
スからゴム等で構成した防振部材でささえている。主機
構部を搭載した主フレームの、上下,左右および後端部
にはカバーが設けられる。主フレームを支えるベースの
前端部には、フロントパネルが設けられ、それはベース
に固定される。フロントパネルには、ディスクの挿入口
が設けられるが、それは装置にディスクが装填されてい
る時以外にはシャッターによって密閉される。フロント
パネルと主機構部およびそれらを搭載した主フレーム間
は、ある一定の隙間が設けられる。フロントパネルと主
機構部を取り囲むカバーとの間には、例えばウレタンフ
ォーム等のスポンジ状の部材によって隙間が埋められ
る。
また、ディスクを回転駆動するスピンドルモータは、
少なくとも900RPM以上の回転数であり、またその形状は
薄型で偏平なものである。
少なくとも900RPM以上の回転数であり、またその形状は
薄型で偏平なものである。
(作用) 主機構部およびそれらを搭載した主フレームは、ディ
スク装置を例えばパーソナルコンピュータ等に取り付け
るためのベースから防振部材を通して支えられている。
ディスクを装置内に挿入する挿入口を設けられたフロン
トパネルは、そのベースに固定される。そのため例えば
フロッピーディスク装置に代表されるディスク装置を取
り付けたパーソナルコンピュータに、外乱が発生しても
防振部材によってほぼ完全に振動が遮断されるため、デ
ィスク装置の主機構部にはなんら影響を与えない。また
フロントパネルと主機構部とは、完全に分離されている
ので、フロントパネルに衝撃が加わっても主機構部への
影響はない。通常本発明のようなディスク装置を、例え
ばパーソナルコンピュータ等に取り付ける場合、ディス
ク装置のほとんどは、パーソナルコンピュータ等の本体
内に納められ、ディスクの挿入口を設けられたフロント
パネルのみが外部に露出している。つまりディスク装置
では、外乱の影響を主機構部に完全に遮断することがで
き、ヘッドのトラックに対する追従性を安定に保持する
ことができる。
スク装置を例えばパーソナルコンピュータ等に取り付け
るためのベースから防振部材を通して支えられている。
ディスクを装置内に挿入する挿入口を設けられたフロン
トパネルは、そのベースに固定される。そのため例えば
フロッピーディスク装置に代表されるディスク装置を取
り付けたパーソナルコンピュータに、外乱が発生しても
防振部材によってほぼ完全に振動が遮断されるため、デ
ィスク装置の主機構部にはなんら影響を与えない。また
フロントパネルと主機構部とは、完全に分離されている
ので、フロントパネルに衝撃が加わっても主機構部への
影響はない。通常本発明のようなディスク装置を、例え
ばパーソナルコンピュータ等に取り付ける場合、ディス
ク装置のほとんどは、パーソナルコンピュータ等の本体
内に納められ、ディスクの挿入口を設けられたフロント
パネルのみが外部に露出している。つまりディスク装置
では、外乱の影響を主機構部に完全に遮断することがで
き、ヘッドのトラックに対する追従性を安定に保持する
ことができる。
また主機構部およびそれらを搭載した主フレームの上
下、左右および後端部は、カバーによって完全に密閉さ
れ、またフロントパネルとの隙間は、ウレタンフォーム
等のスポンジ状の部材によって密閉されしかもフロント
パネルのディスク挿入口には、シャッターが設けられて
いるため装置外から装置内への塵埃の侵入をほぼ完全に
防止することができる。一方ディスクの回転駆動するス
ピンドルモータは、少なくとも900RPM以上の高速回転で
あるため、ディスクからサーボ情報を読みだす間隔が短
くなりその結果高速アクセスが可能となる。
下、左右および後端部は、カバーによって完全に密閉さ
れ、またフロントパネルとの隙間は、ウレタンフォーム
等のスポンジ状の部材によって密閉されしかもフロント
パネルのディスク挿入口には、シャッターが設けられて
いるため装置外から装置内への塵埃の侵入をほぼ完全に
防止することができる。一方ディスクの回転駆動するス
ピンドルモータは、少なくとも900RPM以上の高速回転で
あるため、ディスクからサーボ情報を読みだす間隔が短
くなりその結果高速アクセスが可能となる。
このような本発明のディスク装置においては、外乱に
よる主機構部への影響の防止とともに、塵埃の装置内へ
の侵入防止を達成することができるため更に高トラック
密度化をすることができ、また高速アクセスすることも
可能となる。
よる主機構部への影響の防止とともに、塵埃の装置内へ
の侵入防止を達成することができるため更に高トラック
密度化をすることができ、また高速アクセスすることも
可能となる。
(実施例) 以下本発明の一実施例を図面を参照して詳述する。第
1図に本発明実施例の全体図を示す。図中1は、主機構
部2を搭載している主フレームである。それはベース3
に取り付けられた例えばゴム等の防振部材で構成された
ものによって支持される。ベース3の前端部には、フロ
ントパネル4が固定され、主機構部2および主フレーム
1とはある一定の隙間をもって支持される。フロントパ
ネル4の主機構部2および主フレーム1側には、ウレタ
ンフォーム等のスポンジ状の部材で構成されたフロント
パッキン6が設けられ、主機構部2を取り囲む上カバー
5と下カバー7とによってフロントパネル4と主機構部
2および主フレーム1との隙間を埋めている。8はフロ
ントパネル4に設けられた、主機構部2へのフロッピー
ディスクの挿入口で、それはシャッター9によって常時
は閉じている。
1図に本発明実施例の全体図を示す。図中1は、主機構
部2を搭載している主フレームである。それはベース3
に取り付けられた例えばゴム等の防振部材で構成された
ものによって支持される。ベース3の前端部には、フロ
ントパネル4が固定され、主機構部2および主フレーム
1とはある一定の隙間をもって支持される。フロントパ
ネル4の主機構部2および主フレーム1側には、ウレタ
ンフォーム等のスポンジ状の部材で構成されたフロント
パッキン6が設けられ、主機構部2を取り囲む上カバー
5と下カバー7とによってフロントパネル4と主機構部
2および主フレーム1との隙間を埋めている。8はフロ
ントパネル4に設けられた、主機構部2へのフロッピー
ディスクの挿入口で、それはシャッター9によって常時
は閉じている。
第2図は本発明の実施例の下部部分を示す図である。
主機構部2を搭載した主フレーム1とベース3の間に
は、ゴムなどで構成された防振部材10a,10b,10c,10dが
設けられる。主フレーム1の主機構部2を搭載している
反対側の底面部には下カバー7およびパッキン11が図示
しないネジ等の締結部品によって固定される。下カバー
7の主フレーム1への固定部は、図示のごとく絞り加工
され主フレーム1はそれと合致するように座を設けてあ
る。下カバー7と主フレーム1との密閉は、下カバー7
の絞り加工部以外の平坦部と主フレーム1側の下カバー
7取り付け部の座以外の平坦部を、パッキン11を挟み込
んでネジ等の締結部品で固定し密着することによって行
う。ベース3と主フレーム1およびその下部に設けられ
た下カバー7とはある一定の隙間をもって支持されるの
はもちろんである。
主機構部2を搭載した主フレーム1とベース3の間に
は、ゴムなどで構成された防振部材10a,10b,10c,10dが
設けられる。主フレーム1の主機構部2を搭載している
反対側の底面部には下カバー7およびパッキン11が図示
しないネジ等の締結部品によって固定される。下カバー
7の主フレーム1への固定部は、図示のごとく絞り加工
され主フレーム1はそれと合致するように座を設けてあ
る。下カバー7と主フレーム1との密閉は、下カバー7
の絞り加工部以外の平坦部と主フレーム1側の下カバー
7取り付け部の座以外の平坦部を、パッキン11を挟み込
んでネジ等の締結部品で固定し密着することによって行
う。ベース3と主フレーム1およびその下部に設けられ
た下カバー7とはある一定の隙間をもって支持されるの
はもちろんである。
12はディスクを回転駆動するスピンドルモータで、少
なくとも900RPM以上で高速回転しその形状は薄型で偏平
なものである。13は磁気ヘッドを搭載したキャリッジで
ある。14は主機構部2に装填されたフロッピーディスク
を装置外にイジェクティングするためのイジェクターを
動作させるイジェクトボタンである。それはフロントパ
ネル4のイジェクトボタン孔15にわずかな隙間をもって
通される。16はベース3に固定される主電気基板であ
る。主機構部2側に設けられたスピンドルモータ,磁気
ヘッド,キャリッジ等からの信号ケーブルは、信号ケー
ブル用溝および孔17a,17b,17c,17dを通って主電気基板1
6に接続される。18は主機構部2側に設れられたサブ電
気基板で、それは例えば磁気ヘッドからの出力信号等の
ような微小な電気信号を損失なく扱うための電気部品を
搭載したものである。ここからの信号ケーブルも、主フ
レーム1に設けられた信号ケーブル用溝および孔17a,17
b,17c,17dを通って主電気基板16に接続される。なお主
フレーム1に設けられた信号ケーブル用溝および孔17a,
17b,17c,17dは、所定の電気配線が終了後ウレタンフォ
ーム等のスポンジ状の部材によって隙間を充填され密閉
される。
なくとも900RPM以上で高速回転しその形状は薄型で偏平
なものである。13は磁気ヘッドを搭載したキャリッジで
ある。14は主機構部2に装填されたフロッピーディスク
を装置外にイジェクティングするためのイジェクターを
動作させるイジェクトボタンである。それはフロントパ
ネル4のイジェクトボタン孔15にわずかな隙間をもって
通される。16はベース3に固定される主電気基板であ
る。主機構部2側に設けられたスピンドルモータ,磁気
ヘッド,キャリッジ等からの信号ケーブルは、信号ケー
ブル用溝および孔17a,17b,17c,17dを通って主電気基板1
6に接続される。18は主機構部2側に設れられたサブ電
気基板で、それは例えば磁気ヘッドからの出力信号等の
ような微小な電気信号を損失なく扱うための電気部品を
搭載したものである。ここからの信号ケーブルも、主フ
レーム1に設けられた信号ケーブル用溝および孔17a,17
b,17c,17dを通って主電気基板16に接続される。なお主
フレーム1に設けられた信号ケーブル用溝および孔17a,
17b,17c,17dは、所定の電気配線が終了後ウレタンフォ
ーム等のスポンジ状の部材によって隙間を充填され密閉
される。
第3図,第4図に本発明の実施例の磁気ヘッドをフロ
ッピーディスクの半径方向に移動するためのキャリッジ
の全体図およびその構成図を示す。
ッピーディスクの半径方向に移動するためのキャリッジ
の全体図およびその構成図を示す。
13はキャリッジ全体を示し19はキャリッジを構成する
キャリッジフレームである。このキャリッジフレーム19
は、軽量化のために例えばアルミニューム等の軽合金あ
るいはプラスチック等の合成樹脂でできており、更にフ
レームを構成する上で不必要な部分は強度を損なわない
程度に切り欠き部を設けている。またキャリッジフレー
ム19の強度を確保するために、その前方部分には補強板
38がキャリッジフレーム19の上板と下板との間に設けら
れ、ネジ等の締結部品で固定される。
キャリッジフレームである。このキャリッジフレーム19
は、軽量化のために例えばアルミニューム等の軽合金あ
るいはプラスチック等の合成樹脂でできており、更にフ
レームを構成する上で不必要な部分は強度を損なわない
程度に切り欠き部を設けている。またキャリッジフレー
ム19の強度を確保するために、その前方部分には補強板
38がキャリッジフレーム19の上板と下板との間に設けら
れ、ネジ等の締結部品で固定される。
キャリッジフレーム19には、キャリッジ13の移動のた
めの推力を発生するモータコイル20および走行用ベアリ
ング組21が両側に設けてある。キャリッジ13の走行系
は、このキャリッジフレーム19の両側にベアリング組21
と、それに圧接させているガイドロッド22によって構成
される。なおこのキャリッジフレーム19に沿って両側に
設けられたガイドロッド22は、防塵用のガイドロッドカ
バー37によって囲まれ、ガイドロッド22に塵埃が付着す
るのを防止している。走行用ベアリング組21をガイドロ
ッド22に圧接させる方法としては、3組のベアリング組
のうち1組の片方のベアリングを板バネ23で支持し、そ
の板バネのたわみをもって行う。この板バネ23による走
行用ベアリング組のガイドロッド22への押圧力は、その
ままキャリッジ13の走行時の摩擦となるのであまり大き
くはできないが、本発明の実施例では200gから500g程度
が最良であった。3組のベアリング組のうち1組の片方
のベアリングに適当な押圧力を与えることによって、両
側のガイドロッド22を組み立てるときに生じやすい微小
な精度不良はある程度まで吸収できるため、装置の組立
を行いやすくなる。
めの推力を発生するモータコイル20および走行用ベアリ
ング組21が両側に設けてある。キャリッジ13の走行系
は、このキャリッジフレーム19の両側にベアリング組21
と、それに圧接させているガイドロッド22によって構成
される。なおこのキャリッジフレーム19に沿って両側に
設けられたガイドロッド22は、防塵用のガイドロッドカ
バー37によって囲まれ、ガイドロッド22に塵埃が付着す
るのを防止している。走行用ベアリング組21をガイドロ
ッド22に圧接させる方法としては、3組のベアリング組
のうち1組の片方のベアリングを板バネ23で支持し、そ
の板バネのたわみをもって行う。この板バネ23による走
行用ベアリング組のガイドロッド22への押圧力は、その
ままキャリッジ13の走行時の摩擦となるのであまり大き
くはできないが、本発明の実施例では200gから500g程度
が最良であった。3組のベアリング組のうち1組の片方
のベアリングに適当な押圧力を与えることによって、両
側のガイドロッド22を組み立てるときに生じやすい微小
な精度不良はある程度まで吸収できるため、装置の組立
を行いやすくなる。
キャリッジフレーム19の内側には、永久磁石と鉄など
の磁性体で構成されたヨークアセンブリ24が配置され、
モータコイル20に適当な電気信号を与えることによっ
て、キャリッジ13に移動のための推力を発生させる。ヨ
ーク24は、その前端部に設けられたヨーク取り付け台25
とヨークアセンブリ24の後端部26とで主フレーム1にネ
ジ等の締結部品で固定される。
の磁性体で構成されたヨークアセンブリ24が配置され、
モータコイル20に適当な電気信号を与えることによっ
て、キャリッジ13に移動のための推力を発生させる。ヨ
ーク24は、その前端部に設けられたヨーク取り付け台25
とヨークアセンブリ24の後端部26とで主フレーム1にネ
ジ等の締結部品で固定される。
モータコイル20は、キャリッジフレーム19の走行方向
に対してほぼ中央に設けられた孔に接着剤等で固定さ
れ、その引き出し線はモータコイル用フレキシブルケー
ブル27に接続される。モータコイル用フレシブルケーブ
ル27は、モータコイル20からの引き出し線を接続した部
分をキャリッジフレーム19に固定し、他端はサブ電気基
板18に固定される。そのためモータコイル用フレキシブ
ルケーブル27は、図示のごとく円弧を描くように支持さ
れる。
に対してほぼ中央に設けられた孔に接着剤等で固定さ
れ、その引き出し線はモータコイル用フレキシブルケー
ブル27に接続される。モータコイル用フレシブルケーブ
ル27は、モータコイル20からの引き出し線を接続した部
分をキャリッジフレーム19に固定し、他端はサブ電気基
板18に固定される。そのためモータコイル用フレキシブ
ルケーブル27は、図示のごとく円弧を描くように支持さ
れる。
キャリッジフレーム19の前端部であるスピンドルモー
タ12側には、フロッピーディスクの第1両側にデータを
書き込み、またはデータおよびトラッキングサーボ用サ
ーボパターンを再生するための第1の磁気ヘッド29が設
けられる。またそれと対向してフロッピーディスクの第
2両側にデータを書き込み、またはデータおよびトラッ
キングサーボ用サーボパターンを再生するための第2の
磁気ヘッド30が、ヘッドアーム31に取り付けられる。ヘ
ッドアーム31は、板バネ32を介してヘッドアーム取り付
け板33で、キャリッジフレーム19に設けられたヘッドア
ーム取り付け座34にネジ等の締結部品で固定される。35
は第2の磁気ヘッド30に対してフロッピーディスクへの
押し圧力を与えるための予圧バネで、コイル状に巻かれ
た部分がヘッドアーム取り付け板33の予圧バネ取り付け
部分に通される。予圧バネ35の一端はヘッドアーム31側
に、また他方はヘッドアーム取り付け板33の後部に設け
られた固定部に取り付けられる。ヘッドアーム取り付け
板33の後部に設けられた予圧バネ35の固定部は、数カ所
の深さの異なった溝があり、予圧バネ35の終端を支持す
る固定溝を変えることによって押し圧力を適宜調整でき
るようになっている。
タ12側には、フロッピーディスクの第1両側にデータを
書き込み、またはデータおよびトラッキングサーボ用サ
ーボパターンを再生するための第1の磁気ヘッド29が設
けられる。またそれと対向してフロッピーディスクの第
2両側にデータを書き込み、またはデータおよびトラッ
キングサーボ用サーボパターンを再生するための第2の
磁気ヘッド30が、ヘッドアーム31に取り付けられる。ヘ
ッドアーム31は、板バネ32を介してヘッドアーム取り付
け板33で、キャリッジフレーム19に設けられたヘッドア
ーム取り付け座34にネジ等の締結部品で固定される。35
は第2の磁気ヘッド30に対してフロッピーディスクへの
押し圧力を与えるための予圧バネで、コイル状に巻かれ
た部分がヘッドアーム取り付け板33の予圧バネ取り付け
部分に通される。予圧バネ35の一端はヘッドアーム31側
に、また他方はヘッドアーム取り付け板33の後部に設け
られた固定部に取り付けられる。ヘッドアーム取り付け
板33の後部に設けられた予圧バネ35の固定部は、数カ所
の深さの異なった溝があり、予圧バネ35の終端を支持す
る固定溝を変えることによって押し圧力を適宜調整でき
るようになっている。
キャリッジフレーム19に取り付けられた第1の磁気ヘ
ッド29に接続されたヘッド出力用フレキシブルケーブル
39は、ヘッド用フレキシブルケーブル40に接続される。
またヘッドアーム31に取り付けられた第2の磁気ヘッド
30に接続されたヘッド出力用フレキシブルケーブル41に
は引き出し線が接続され、その引き出し線の他端はヘッ
ド用フレキシブルケーブル40に接続される。ヘッド用フ
レキシブルケーブル40には、第1,第2の磁気ヘッド29,3
0からの出力信号および書き込み信号用のプリンアンプ4
2が搭載され、プリアンプ42から第1,第2の磁気ヘッド2
9,30までの距離を短くすることによって電気信号の損失
を少なくしている。この第1,第2の磁気ヘッド29,30に
接続され、またプリアンプ42を搭載したヘッド用フレキ
シブルケーブル40は、第1の磁気ヘッド29のヘッド出力
用フレキシブルケーブル39を接続している付近からプリ
アンプ42の付近までキャリッジフレーム19に両面接着テ
ープ等で固定され、一方の他端はサブ電気基板18に固定
される。したがってヘッド用フレキシブルケーブル40
は、モータコイル用フレキシブルケーブル27のごとく円
弧状を描くように支持される。
ッド29に接続されたヘッド出力用フレキシブルケーブル
39は、ヘッド用フレキシブルケーブル40に接続される。
またヘッドアーム31に取り付けられた第2の磁気ヘッド
30に接続されたヘッド出力用フレキシブルケーブル41に
は引き出し線が接続され、その引き出し線の他端はヘッ
ド用フレキシブルケーブル40に接続される。ヘッド用フ
レキシブルケーブル40には、第1,第2の磁気ヘッド29,3
0からの出力信号および書き込み信号用のプリンアンプ4
2が搭載され、プリアンプ42から第1,第2の磁気ヘッド2
9,30までの距離を短くすることによって電気信号の損失
を少なくしている。この第1,第2の磁気ヘッド29,30に
接続され、またプリアンプ42を搭載したヘッド用フレキ
シブルケーブル40は、第1の磁気ヘッド29のヘッド出力
用フレキシブルケーブル39を接続している付近からプリ
アンプ42の付近までキャリッジフレーム19に両面接着テ
ープ等で固定され、一方の他端はサブ電気基板18に固定
される。したがってヘッド用フレキシブルケーブル40
は、モータコイル用フレキシブルケーブル27のごとく円
弧状を描くように支持される。
ヘッドアーム31には、装置からフロッピーディスクを
イジェクティングするさいに第2の磁気ヘッド30が、フ
ロッピーディスクから回避するためのヘッドアンロード
部36が設けられる。これは後述するが、フロッピーディ
スクを装置内で収納するレシーバーのヘッドアンロード
部がフロッピーディスクをイジェクティングするさいに
上昇するのに連動してヘッドアーム31が上昇するための
ものである。(東芝フロッピーディスク装置ND−352S) 第5図は本発明の実施例のフロントパネルを示す図で
ある。
イジェクティングするさいに第2の磁気ヘッド30が、フ
ロッピーディスクから回避するためのヘッドアンロード
部36が設けられる。これは後述するが、フロッピーディ
スクを装置内で収納するレシーバーのヘッドアンロード
部がフロッピーディスクをイジェクティングするさいに
上昇するのに連動してヘッドアーム31が上昇するための
ものである。(東芝フロッピーディスク装置ND−352S) 第5図は本発明の実施例のフロントパネルを示す図で
ある。
図中4はフロントパネルで、フロッピーディスクの挿
入口8,イジェクティング用ボタン孔15,装置の動作状態
を示す表示ランプ43の取り付け孔45が設けられている。
6は主フレーム1およびそれに搭載されている主機構部
2を取り囲む上カバー5,下カバー7と、フロントパネル
4との隙間を埋めるためのフロントパッキングで、それ
はウレタンフォーム等のスポンジ状のもので構成され、
フロントパネル4に両面接着テープ等で取り付けられ
る。9はフロントパネル4のフロッピーディスク挿入口
8を密閉するためのシャッターで、それはフロントパネ
ル4に設けられたフロッピーディスク挿入口8を完全に
覆うような形状にするとともに、フロッピーディスクを
挿入するさいに回転して挿入口を開けるようにしてあ
る。シャッター9の回転中心部には、回転軸46が設けら
れ、それはフロントパネル両側に設けられたシャッター
取り付け孔45に軸受47で支持される。48はシャッター9
をフロントパネル4に密着させるためのバネで、それは
取り付けピン49を通して取り付けられる。
入口8,イジェクティング用ボタン孔15,装置の動作状態
を示す表示ランプ43の取り付け孔45が設けられている。
6は主フレーム1およびそれに搭載されている主機構部
2を取り囲む上カバー5,下カバー7と、フロントパネル
4との隙間を埋めるためのフロントパッキングで、それ
はウレタンフォーム等のスポンジ状のもので構成され、
フロントパネル4に両面接着テープ等で取り付けられ
る。9はフロントパネル4のフロッピーディスク挿入口
8を密閉するためのシャッターで、それはフロントパネ
ル4に設けられたフロッピーディスク挿入口8を完全に
覆うような形状にするとともに、フロッピーディスクを
挿入するさいに回転して挿入口を開けるようにしてあ
る。シャッター9の回転中心部には、回転軸46が設けら
れ、それはフロントパネル両側に設けられたシャッター
取り付け孔45に軸受47で支持される。48はシャッター9
をフロントパネル4に密着させるためのバネで、それは
取り付けピン49を通して取り付けられる。
イジェクティング用ボタン14は、フロントパネ4に設
けられた取り付け孔15よりもわずかに小さくし、フロッ
ピーディスクの挿入、排出方向に自在に移動できるよう
にして通される。
けられた取り付け孔15よりもわずかに小さくし、フロッ
ピーディスクの挿入、排出方向に自在に移動できるよう
にして通される。
なおフロントパネル4は、ベース3にネジ等の締結部
品で固定される。
品で固定される。
第6図は、フロッピーディスクのローディング,イジ
ェクティング機構部(フロッピーディスク装置ND−352
S,東芝)を示す図である。
ェクティング機構部(フロッピーディスク装置ND−352
S,東芝)を示す図である。
この装置は薄型を考慮してなされたもので、フロッピ
ーディスクのローディング,イジェクティング機構部は
主フレームの上面から15mm程度になっている。異なると
ころは、イジェクトボタン14の取り付け方法と、レシー
バアセンブリ50のガイド板51である。
ーディスクのローディング,イジェクティング機構部は
主フレームの上面から15mm程度になっている。異なると
ころは、イジェクトボタン14の取り付け方法と、レシー
バアセンブリ50のガイド板51である。
イジェクトボタン14の取り付けは、イジェクター52に
設けられたガイドピン53と圧縮バネ54を介して行う。そ
れは、フロントパネル4のイジェクトボタンの挿入口15
にイジェクトボタン14を通し、イジェクトボタン14の周
縁部に設けてあるつばがフロントパネル4に圧接するよ
うにしてある。そのためイジェクトボタン14は、イジェ
クター52に対して常時は圧縮バネ54だけを介してのみ接
しており、イジェクトボタン14に衝撃が加えられたとし
ても、主機構部2の一部であるイジェクター52には伝達
しないようになっている。またイジェクトボタン14の周
縁部に設けてあるつばが、常時はフロントパネル4に圧
接しているので塵埃の装置への侵入が防止できる。
設けられたガイドピン53と圧縮バネ54を介して行う。そ
れは、フロントパネル4のイジェクトボタンの挿入口15
にイジェクトボタン14を通し、イジェクトボタン14の周
縁部に設けてあるつばがフロントパネル4に圧接するよ
うにしてある。そのためイジェクトボタン14は、イジェ
クター52に対して常時は圧縮バネ54だけを介してのみ接
しており、イジェクトボタン14に衝撃が加えられたとし
ても、主機構部2の一部であるイジェクター52には伝達
しないようになっている。またイジェクトボタン14の周
縁部に設けてあるつばが、常時はフロントパネル4に圧
接しているので塵埃の装置への侵入が防止できる。
レシーバアセンブリ50のガイド板51は、レシーバアセ
ンブリの一部であるガイドローラ55の上下方向の形案
内板56をスポット溶接等で取り付けて、主フレーム1に
ネジ等の締結部品で取り付けられる。
ンブリの一部であるガイドローラ55の上下方向の形案
内板56をスポット溶接等で取り付けて、主フレーム1に
ネジ等の締結部品で取り付けられる。
前述の通り本発明の実施例で、フロッピーディスクを
回転駆動するスピンドルモータ12は薄型で偏平なモータ
を用いている。具体的に言えばモータの厚さは、主フレ
ーム1への取り付け部からロータ部まで10mm以下であ
る。フロッピーディスクのローディング,イジェクティ
ング機構部は、15mm程度に押さえることができた。また
キャリッジは、第3図,第4図のように偏平な状をして
おりスピンドルモータ12およびローディング,イジェク
ティング機構部に容易に組み込むことができる。その結
果、主機構部2を囲む上下のカバー5,7を含めて機構部
の厚さを25.4mm以下にすることができた。
回転駆動するスピンドルモータ12は薄型で偏平なモータ
を用いている。具体的に言えばモータの厚さは、主フレ
ーム1への取り付け部からロータ部まで10mm以下であ
る。フロッピーディスクのローディング,イジェクティ
ング機構部は、15mm程度に押さえることができた。また
キャリッジは、第3図,第4図のように偏平な状をして
おりスピンドルモータ12およびローディング,イジェク
ティング機構部に容易に組み込むことができる。その結
果、主機構部2を囲む上下のカバー5,7を含めて機構部
の厚さを25.4mm以下にすることができた。
本発明により次のような効果を得ることができる。
(1) キャリッジ等を含む主機構部をゴム等で構成さ
れた防振部材でベースより支持することによって、装置
外あるいはフロントパネル,イジェクトボタンより加え
られる衝撃を、主機構部に伝達しないので、高トラック
密度のディスク装置においての外乱によるオフトラック
を防止することができる。
れた防振部材でベースより支持することによって、装置
外あるいはフロントパネル,イジェクトボタンより加え
られる衝撃を、主機構部に伝達しないので、高トラック
密度のディスク装置においての外乱によるオフトラック
を防止することができる。
(2) 主機構部を上下のカバーで囲み更にフロントパ
ネルのディスク挿入口にシャッターを設けて、そして主
機構部とフロントパネル間の隙間にウレタンフォーム等
のスポンジ状のもので構成されたパッキンを設けること
によって装置内への塵埃の侵入を防止することができる
ので、塵埃によって引き起こされるディスクの傷の発生
を防止でき、高密度ディスク装置の安全性を向上させる
ことができる。
ネルのディスク挿入口にシャッターを設けて、そして主
機構部とフロントパネル間の隙間にウレタンフォーム等
のスポンジ状のもので構成されたパッキンを設けること
によって装置内への塵埃の侵入を防止することができる
ので、塵埃によって引き起こされるディスクの傷の発生
を防止でき、高密度ディスク装置の安全性を向上させる
ことができる。
(3) キャリッジ走行系のガイドロッドに、塵埃の付
着を防止するためのカバーを設けたことにより、キャリ
ッジの性能を常時初期の状態に保持することができるた
め、高トラック密度ディスク装置においては、常にその
性能を保持することができる。
着を防止するためのカバーを設けたことにより、キャリ
ッジの性能を常時初期の状態に保持することができるた
め、高トラック密度ディスク装置においては、常にその
性能を保持することができる。
(4) 主電気基板をカバーによって囲まれた主機構部
の外側に設けたことにより電気部品から発生する熱を、
主機構部および装置に装填されたディスクに影響を与え
ないようにすることができるため、熱によるオフトラッ
クの発生を減少させることができる。
の外側に設けたことにより電気部品から発生する熱を、
主機構部および装置に装填されたディスクに影響を与え
ないようにすることができるため、熱によるオフトラッ
クの発生を減少させることができる。
(5) ディスクを900RPM以上の高速回転で回転駆動し
たことにより、サーボ情報を読みだす間隔が短くなり高
速アクセスができる。さらにデータを読みだすのも速く
なり高速データ転送が可能となった。
たことにより、サーボ情報を読みだす間隔が短くなり高
速アクセスができる。さらにデータを読みだすのも速く
なり高速データ転送が可能となった。
(6) 主機構部を小型,薄型にしたことによって、装
置全体の大きさがほぼ従来装置と同様にすることができ
たため、パーソナルコンピュータ,ワードプロセッサ等
に直接組み込むことができる。
置全体の大きさがほぼ従来装置と同様にすることができ
たため、パーソナルコンピュータ,ワードプロセッサ等
に直接組み込むことができる。
(7) ヘッドを搭載したキャリッジのほぼ中央に推力
の発生源であるモータコイルを設けたため、安定したキ
ャリッジの走行性能を得ることができる。またモータコ
イルは、キャリッジに設けられた取り付け孔に挿入,固
着するだけであり組み込みが容易になった。
の発生源であるモータコイルを設けたため、安定したキ
ャリッジの走行性能を得ることができる。またモータコ
イルは、キャリッジに設けられた取り付け孔に挿入,固
着するだけであり組み込みが容易になった。
第1図は、本発明の実施例の全体を示す図、第2図は、
本発明の実施例の下部分を示す図、第3図は、本発明の
実施例のキャリッジ全体を示す図、第4図はその構成
図、第5図は、本発明の実施例のフロントパネルを示す
図、第6図は、本発明の実施例のフロッピーディスクの
ローディング,イジェクティング機構部を示す図であ
る。 1……主フレーム、2……主機構部 3……ベース、4……フロントパネル 5……上カバー、6……フロントパッキン 7……下カバー 8……フロッピーディスク挿入口 9……シャッター、10a,10b,10d……防振部材 12……スピンドルモータ、13……キャリッジ 14……イジェクトボタン 15……イジェクトボタン挿入口 16……主電気基板、18……サブ電気基板 19……キャリッジフレーム、20……モータコイル 21……走行用ベアリング組、22……ガイドロッド 23……予圧板バネ、24……ヨークアセンブリ 25……ヨーク取り付け台 27……モータコイル用フレキシブルケーブル 29……第1の磁気ヘッド 30……第2の磁気ヘッド 31……ヘッドアーム 32……ヘッドアーム取り付け板 35……予圧バネ 37……ガイドロッド防塵カバー 39……第1の磁気ヘッド出力用フレキシブルケーブル 40……ヘッド用フレキシブルケーブル 41……第2の磁気ヘッド出力用フレキシブルケーブル 42……プリアンプ 50……レーシバアセンブリ 51……レシーバアセンブリのガイド板 52……イジェクター 53……イジェクトボタンのガイドピン 54……圧縮バネ 55……ガイドローラ 56……ガイドローラの案内板
本発明の実施例の下部分を示す図、第3図は、本発明の
実施例のキャリッジ全体を示す図、第4図はその構成
図、第5図は、本発明の実施例のフロントパネルを示す
図、第6図は、本発明の実施例のフロッピーディスクの
ローディング,イジェクティング機構部を示す図であ
る。 1……主フレーム、2……主機構部 3……ベース、4……フロントパネル 5……上カバー、6……フロントパッキン 7……下カバー 8……フロッピーディスク挿入口 9……シャッター、10a,10b,10d……防振部材 12……スピンドルモータ、13……キャリッジ 14……イジェクトボタン 15……イジェクトボタン挿入口 16……主電気基板、18……サブ電気基板 19……キャリッジフレーム、20……モータコイル 21……走行用ベアリング組、22……ガイドロッド 23……予圧板バネ、24……ヨークアセンブリ 25……ヨーク取り付け台 27……モータコイル用フレキシブルケーブル 29……第1の磁気ヘッド 30……第2の磁気ヘッド 31……ヘッドアーム 32……ヘッドアーム取り付け板 35……予圧バネ 37……ガイドロッド防塵カバー 39……第1の磁気ヘッド出力用フレキシブルケーブル 40……ヘッド用フレキシブルケーブル 41……第2の磁気ヘッド出力用フレキシブルケーブル 42……プリアンプ 50……レーシバアセンブリ 51……レシーバアセンブリのガイド板 52……イジェクター 53……イジェクトボタンのガイドピン 54……圧縮バネ 55……ガイドローラ 56……ガイドローラの案内板
Claims (8)
- 【請求項1】ディスクの所定トラック上をヘッドが追従
するディスク装置において、ベース上に、前記ディスク
を回転駆動するスピンドルモータ、前記ヘッドを搭載し
たキャリッジ及び該装置への前記ディスクの出し入れを
行うためのローディング,イジェクティング機構と、そ
れらを搭載するフレームおよび補器類で構成された主機
構部を、防振部材を介して配置するとともに、 前記主機構部の、上下面、左右面、および後面を覆うた
めの防塵カバーと、 前記主機構部の前面部に、前記ディスクを挿入するため
のディスク挿入口を有するとともに、該ディスク挿入口
にシャッターを設け、かつ、前記前面部を防塵部材を介
してフロントパネルによってカバーすることを特徴とす
るディスク装置。 - 【請求項2】前記防塵部材として、スポンジ状のパッキ
ンを用いるともに、該パッキンを前記主機構部を囲む防
塵カバーの前面部に当接するように設けたことを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載のディスク装置。 - 【請求項3】前記キャリッジを移動させるための走行用
ガイドロッドに、防塵カバーを設けたことを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載のディスク装置。 - 【請求項4】主電気基板を前記ベースに固定するととも
に、該主電気基板と前記主機構部とを電気ケーブルにて
接続したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
ディスク装置。 - 【請求項5】前記ディスクを回転駆動する前記スピンド
ルモータの回転数を、少なくとも900RPM以上の回転数に
したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のディ
スク装置。 - 【請求項6】前記キャリッジの移動のための推力を発生
させるモータコイルを、前記キャリッジに設けられた前
端部および後端部の走行用ベアリング間に設けたことを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載のディスク装置。 - 【請求項7】前記モータコイルを、前記磁気ヘッドを搭
載した前記キャリッジの移動方向に対してほぼ中央に設
けたことを特徴とする特許請求の範囲第6項記載のディ
スク装置。 - 【請求項8】前記モータコイルを、前記磁気ヘッドを搭
載した前記キャリッジの上面部とそれに対向した底面部
に、該モータコイルよりも大きな孔を設け、該孔に該モ
ータコイルを固着したことを特徴とする特許請求の範囲
第6項記載のディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23612187A JP2656261B2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23612187A JP2656261B2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | 磁気ディスク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6479986A JPS6479986A (en) | 1989-03-24 |
JP2656261B2 true JP2656261B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=16996058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23612187A Expired - Lifetime JP2656261B2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2656261B2 (ja) |
-
1987
- 1987-09-22 JP JP23612187A patent/JP2656261B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6479986A (en) | 1989-03-24 |
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