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JP2653780B2 - 固体撮像装置の製造方法 - Google Patents

固体撮像装置の製造方法

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Publication number
JP2653780B2
JP2653780B2 JP60253270A JP25327085A JP2653780B2 JP 2653780 B2 JP2653780 B2 JP 2653780B2 JP 60253270 A JP60253270 A JP 60253270A JP 25327085 A JP25327085 A JP 25327085A JP 2653780 B2 JP2653780 B2 JP 2653780B2
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JP
Japan
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resistivity
crystal
type
substrate
state imaging
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JP60253270A
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JPS62112364A (ja
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弥三郎 加藤
利彦 鈴木
伸幸 伊沢
秀夫 神戸
正治 浜崎
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Priority to AU64923/86A priority patent/AU597915B2/en
Priority to CA000522442A priority patent/CA1293315C/en
Priority to DE19863638287 priority patent/DE3638287A1/de
Priority to AT0299986A priority patent/AT399420B/de
Priority to IT22292/86A priority patent/IT1197967B/it
Priority to FR8615695A priority patent/FR2590076A1/fr
Priority to GB8627003A priority patent/GB2183092B/en
Priority to NL8602873A priority patent/NL194218C/nl
Priority to CN86107824A priority patent/CN1006508B/zh
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Priority to GB8917103A priority patent/GB2220300B/en
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10FINORGANIC SEMICONDUCTOR DEVICES SENSITIVE TO INFRARED RADIATION, LIGHT, ELECTROMAGNETIC RADIATION OF SHORTER WAVELENGTH OR CORPUSCULAR RADIATION
    • H10F39/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one element covered by group H10F30/00, e.g. radiation detectors comprising photodiode arrays
    • H10F39/10Integrated devices
    • H10F39/12Image sensors
    • H10F39/15Charge-coupled device [CCD] image sensors
    • H10F39/158Charge-coupled device [CCD] image sensors having arrangements for blooming suppression
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10FINORGANIC SEMICONDUCTOR DEVICES SENSITIVE TO INFRARED RADIATION, LIGHT, ELECTROMAGNETIC RADIATION OF SHORTER WAVELENGTH OR CORPUSCULAR RADIATION
    • H10F39/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one element covered by group H10F30/00, e.g. radiation detectors comprising photodiode arrays
    • H10F39/011Manufacture or treatment of image sensors covered by group H10F39/12
    • H10F39/026Wafer-level processing
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B31/00Diffusion or doping processes for single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure; Apparatus therefor
    • C30B31/20Doping by irradiation with electromagnetic waves or by particle radiation

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  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特にシリコン基板を用い過剰電荷を基板中
にオーバーフローさせるいわゆる縦型のオーバーフロー
ドレイン(以下V−OFDという)型の電荷転送素子(以
下CCDという)構成による固体撮像装置に適用して好適
な固体撮像装置の製造方法に係わる。
〔発明の概要〕
本発明は、固体撮像装置を構成する半導体基板におい
て酸素濃度を特定し、更に中性子照射による高抵抗n型
シリコン基板とすることによって不純物の濃度むら、転
位などの結晶欠陥の発生を回避して固定パターンノイズ
や、白点の発生のない高品位の撮像画像を得ることので
きる固体撮像装置を構成する。
〔従来の技術〕
第1図は固体撮像装置の概略構成を示し、これにおい
ては、共通のシリコン基板上に夫々絵素となる複数の受
光部(1)が行方向及び列方向に配列され、各列の受光
部(1)の1側にCCD構成を有する垂直シフトレジスタ
(2)が配列され、全シフトレジスタ(2)の対応する
各一端に同様にCCD構成を有する共通の水平シフトレジ
スタ(3)が設けられて成る。各垂直シフトレジスタ
(2)は、これに隣り合う各受光部(1)に対応して設
けられた転送部を有し、各受光部(1)にその受光量に
応じて生じた少数キャリアを、夫々各垂直ライン毎に、
対応するシフトレジスタ(2)の対応する転送部に転送
し、これを各シフトレジスタ(2)において、順次隣り
合う転送部へと転送することによって順次水平シフトレ
ジスタ(3)へと転送し、この水平シフトレジスタ
(3)の出力回路の出力端子tより1水平ライン毎に順
次各受光部(1)における受光量に応じた絵素となる信
号をとり出すようになされている。
このような撮像装置において、受光部(1)に強い光
が照射して過剰のキャリアが発生した場合に、これが無
制限に受光部(1)からシフトレジスタ(2)に溢出す
るようなことがあると、ブルーミングを発生することに
なる。そこで、このようなブルーミングの発生を回避す
べく、この過剰のキャリアを排除するオーバーフロード
レイン領域を各受光部(1)に隣接して設けることが考
えられるが、この場合、このドレイン領域の占有面積に
よる絵素の高密度化、装置の小型化が阻害される。そこ
で、このようなオーバーフロードレイン領域を平面的に
設けることなく、過剰のキャリアを基板中に排出するV
−OFD型の固体撮像装置の提案がなされた。これは、第
2図にその要部の略線的断面図を示すように、n型のシ
リコン基板(4)の一主面(4a)側にイオン注入法、拡
散法等によってp型ウェル層(5)が形成され、これの
上に主面(4a)に臨んで選択的に同様にイオン注入法、
拡散法等によってn型領域による受光部(1)が形成さ
れて成るものである。(6)は主面(4a)に形成された
チャンネルストッパー領域で、各受光部(1)間を分離
し、各シフトレジスタ(2)及び(3)を夫々区分する
ように形成されている。また必要に応じて、シフトレジ
スタ(2)に選択的にp型ウェル領域(7)が形成さ
れ、これの上に主面(4a)に臨んでシフトレジスタ
(2)の転送部(8)を構成するn型領域が形成されて
成る。
この構成において、受光部(1)に光が照射されるこ
とによって、この受光量に応じてキャリアが発生する。
この受光部(1)の厚さ方向に関するキャリアに対する
ポテンシャル分布は、第3図に示すようにp型のウェル
層(5)の存在によってキャリアに対して主面(4a)か
ら所要の深さ位置に所要の高さhのポテンシャルバリア
が生じているので厚さ方向、つまり基板中へのキャリア
の漏出が制限されているが、受光部(1)に強い光が入
り、多数のキャリアが発生するとバリアの高さhを適当
に選定しておくことによって或るレベル以上ではこのバ
リアを越えて基板中に排出するようにすなわちオーバー
フロードレインが構成され、シフトレジスタ(2)に不
用意に過剰キャリアが漏出することがないようにするも
のが提案されている。
ところが、このようなV−OFD型の固体撮像装置を、
チェクラルスキー法(以下CZ法という)によって育成し
たn型シリコンSi単結晶体から切り出して得たn型Si基
板によって構成するとき、第4図に示すような縞状の固
定パターンノイズが発生し勝ちであり、また転位などの
欠陥に因る白点の発生などがある。
この縞状固定パターンノイズの発生は、n型結晶体を
得るための結晶育成時のドーパント、例えばn型不純物
としてのりんPの濃度むらによる。この濃度むらは、5
%にも及ぶものであり、この濃度むらのピッチは60〜40
0μm程度にも及ぶ。この縞状の濃度むらは一般にスト
リエーションと呼ばれるものであり、これは、その結晶
育成時の固体−液体界面を取り巻く環境ないしは条件変
化によって生じる。その主なものは、温度、振動等に因
る結晶育成速度のむらやSi融液内の対流等によって、融
液を収容した石英るつぼの内壁からのボロンB及び酸素
Oの取り入れ量のばらつきとか、結晶成長、つまり凝固
時の融液中に混入させたn型のドーパントの偏析等に起
因すると考えられる。
一方、Si基板中での酸素は、例えば450℃以上の熱処
理を経ると、これが活性化し、ドナーとして働く。しか
しながら他方Si基板中の酸素は、Si基板が熱処理工程を
経ることに伴う転位の発生ないしは増加を抑制する効
果、すなわち、転位の発生核のゲッタリング効果を有す
る。
そして、昨今、結晶育成法の開発によって例えば特公
昭58−50951号公報に示されるように磁場中で結晶育成
を行なう方法(以下MCZと略称する)が提案された。こ
れによれば、対流が抑制され、これによって安定した条
件下での結晶育成が可能となり、またるつぼからの酸素
Oや、ボロンBのとり込み量の制御が確実且つ容易とな
った。
しかしながら、このMCZ法によってもなお、融液中の
n型ドーパントの、実際に育成された結晶中へのとり込
み量は、偏析の問題から目的とする濃度に設定し難いと
か、結晶育成の開始時と結晶育成の経過後とでは融液中
のn型不純物ドーパントの濃度に変化を来し、これによ
って育成された結晶の育成開始のトップ部と、育成が経
過したボトム部とではn型不純物の濃度に変化が生じ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上述したn型不純物の濃度むらの発生及び欠
陥の発生を確実に解消して、所要の高抵抗のn型Si基板
を得て、固定パターンノイズの発生、更には結晶欠陥の
存在による不良品の発生ないしは、画質の低下を効果的
に回避することのできる固体撮像装置の製法を提供す
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による固体撮像装置の製造方法においては、ノ
ンドーピングのシリコン融液をるつぼに収容し、磁場中
結晶育成法により、るつぼに含有するボロンの溶け込み
による抵抗率ρを有し、るつぼからの酸素の取り入れ
量を制御して、酸素濃度を2×1017〜1.2×1018atoms/c
m3としたp型のシリコン結晶を育成する工程と、このp
型シリコン結晶に中性子照射を行ってシリコン(Si)の
一部をりん(P)に原子核変換して所要の抵抗率ρ
有するn型のシリコン(Si)基板(4)を形成する工程
とを有し、シリコン結晶の育成工程におけるp型のシリ
コン結晶の抵抗率ρを、上記所要の抵抗率ρの10倍
以上に選定する。そして、このようにして得たシリコン
基板(4)にオーバーフローバリアを形成して目的とす
る固体撮像装置を得るものである。
また、本発明による固体撮像装置の製造方法において
は、ノンドーピングのシリコン融液をるつぼに収容し、
磁場中結晶育成法により、るつぼに含有するボロンの溶
け込みによる抵抗率ρを有し、るつぼからの酸素の取
り入れ量を制御して、酸素濃度を2×1017〜1.2×1018a
toms/cm3としたp型のシリコン結晶を育成する工程と、
このp型のシリコン結晶に中性子照射を行って同様にし
て抵抗率ρが、10〜100Ω・cmのn型のシリコン(S
i)基板(4)を形成する工程とを有し、シリコン結晶
の育成工程におけるp型シリコン結晶の抵抗率ρを、
上記抵抗率ρの10倍以上に選定する。そして、このよ
うにして得たシリコン基板(4)にオーバーフローバリ
アを形成して目的とする固体撮像装置を得るものであ
る。
すなわち、これら固体撮像装置は、上述のSi基板
(4)に、第1図及び第2図に示した受光部(1)と、
これに付随する垂直及び水平各シフトレジスタ(2)及
び(3)等の、固体撮像装置を構成する各素子を形成す
る。
基板(4)は、上述したようにMCZ法によって育成し
た結晶体に中性子照射して、所要の抵抗率ρを有する
n型の基板とすることによって得る。この基板(4)
は、その中性子照射前の状態、すなわち結晶体の育成状
態で、p型を有するものであり、その抵抗率ρは、中
性子照射によって得る抵抗率ρの10倍以上、したがっ
て100Ω・cm以上とする。例えばρを40〜50Ω・cmと
するとき、ρは680〜1180Ω・cmに選定する。そして
中性子照射によって、n型不純物のりんPを生成してn
型化すると共に低抵抗率化してρが10〜100Ω・cm、
例えば40〜50Ω・cmの基板(4)を構成する。
そして、上述したようにρが100Ω・cm以上の高抵
抗率のSi結晶体を育成するには、その例えばMCZに用い
るSi融液としては、これに不純物のドーピングを積極的
には行なうことのないノンドーピングSi融液を用いるこ
とができるものであり、このノンドーピングSi融液中
に、このSi融液を収容する石英るつぼから、これに含有
するボロンBのとけ込みによるp型不純物の混入によっ
てp型の高抵抗結晶体として得ることができる。
また、本発明においてはこのSi結晶体、すなわち、Si
基板(4)中の酸素濃度は、2×1017〜1.2×1018atoms
/cm3とする。この酸素濃度の選定は、上述したようにMC
Z法による結晶育成において、印加磁場の大きさ、るつ
ぼ回転速度、結晶引上部の回転速度等によって、石英る
つぼからの酸素のとり入れ量を選定することによって設
定できる。
この基板(4)に対する固体撮像素子の形成は、例え
ば第2図に示すように、その一主面(4a)側にp型の不
純物をイオン注入法、拡散法等によって導入してp型ウ
ェル層(5)を形成し、これにp型のチャンネルストッ
パー領域(6)と、必要に応じて同様にp型のウェル領
域(7)、そしてn型領域すなわち受光部(1)とを夫
々選択的にイオン注入法、拡散法等によって形成し、夫
々第1図で説明した受光部(1)、垂直及び水平各シフ
トレジスタ(2)及び(3)を形成する。
〔作用〕
上述したように本発明方法においては、中性子照射に
よって抵抗率ρを有するn型のSi基板を構成するもの
であるが、結晶育成における抵抗率ρは、中性子照射
によって得る抵抗率ρの10倍以上という高い抵抗率と
することに特徴がある。
このように育成したシリコン結晶の抵抗率ρを、中
性子照射後の抵抗率ρの10倍以上とする理由は、育成
する結晶の抵抗率ρを10倍未満にその育成結晶におけ
る不純物濃度を高めると、必然的に例えば冒頭に述べた
不純物の偏析等による濃度むらも大きくなって最終的に
中性子照射によって得たn型シリコン基板においても、
濃度むらが大きくなることを認めたことによる。また、
このように、育成したp型の結晶の不純物濃度が高い場
合には、これをn型化する中性子照射線量が大となり、
中性子照射時間の増大化、装置の大型化、これに伴うコ
スト高、ダメージの発生を来すなどの問題が生じる。こ
れに対し、本発明におけるように、結晶育成時の抵抗率
ρを、抵抗率ρの10倍以上にその不純物の濃度を低
く選定するときは濃度むらの改善、コストの低廉化等を
はかることができる。
またSi基板への中性子照射によってn型不純物のりん
Pの原子を発生するものであり、中性子照射線量とその
均一照射は、高い精度で設定できることから、所要の濃
度のn型基板が確実に得られるので、これによって構成
した本発明による固体撮像装置は、第3図で説明したバ
リアの設定を設計通りに確実に、むらなく設定すること
ができ、冒頭に述べた縞状固定パターンノイズの発生が
回避された。
そして、基板(4)の抵抗率ρを10〜100Ω・cmと
したことによって画質の良い、特にブルーミングの発生
や白点などの欠陥が回避された固体撮像装置を構成でき
た。すなわち、ρが10Ω・cm未満では、基板(4)自
体のn型不純物の濃度が高過ぎ、第3図で説明したオー
バーフローに対するポテンシャルバリアが、基板(4)
の表面(1a)よりの位置が近か過ぎる位置となり、受光
部に充分な信号電荷の蓄積を行なうことができなくな
り、また、100Ω・cmを越えると、基板(4)中の酸素
が固体撮像装置の製造工程に伴う熱処理等によって活性
化してドナー化された場合の特性への影響を与える。
そして、本発明においては、この基板(4)中の酸素
濃度を比較的大きい、2×1017〜1.2×1018atoms/cm3
度に選定するものであり、このようにすることにより、
この酸素による転位発生核のゲッタリング効果を奏せし
めることができ、欠陥発生の少ない、したがって白点等
の発生を回避した特性の良い固体撮像装置を構成でき
る。
また、育成された結晶体をp型としたことによって、
中性子照射によってこのp型導電型を打ち消してn型に
反転させることになり、中性子照射量を或る程度大きく
選定できるので、より正確に線量制御できる範囲での照
射を行なうことができるので、ρの設定をより正確に
行って、より安定した均一の特定の装置の製造が可能と
なる。
〔実施例〕
MCZ法によって、p型のSi結晶体を育成した。
この場合、Si結晶体を育成するSi融液としては、不純
物のドーピングをしていないSi融液を用いた。そして、
このSi融液は石英るつぼ内に収容し、これに直流磁場を
結晶の引上方向と直交する方向に与え、るつぼ或いは種
結晶の支持部、ひいては単結晶引上部の一方、または双
方を相対的に回転させて単結晶体を育成する。このと
き、磁場の印加によって融液の粘性の制御、したがって
対流の制御が行われ、また磁場の強さ、単結晶引上部若
しくは石英るつぼの回転数の制御によって石英るつぼか
らの酸素及びボロンのとり込み量及び拡散の制御を行っ
て育成された結晶の酸素濃度とp型の抵抗率ρの設定
を行なうことができる。
このようにして酸素濃度が2×1017〜1.2×1018atoms
/cm3で、抵抗率ρが680〜1180Ω・cmのp型のSi結晶
体を得た。そして、このSi結晶体からSi基板を切り出
し、これに重水炉及び軽水炉を用いて中性子を照射す
る。このようにして抵抗率ρが40〜50Ω・cmのn型に
転換された基板(4)を得た。
このようにして得た基板(4)に、第1図及び第2図
で説明したように、受光部(1)、シフトレジスタ
(2)及び(3)等を形成してV−OFD型すなわち第3
図で説明したオーバーフローバリアおよびオーバーフロ
ードレインを有する固体撮像装置を構成する。
上述した例でMCZ法によって、単結晶体の育成を行っ
た場合で、この場合酸素濃度の設定を確実に行なうこと
ができるなどの利点を有するが、そのほかの方法で単結
晶育成を行なうこともできる。
〔発明の効果〕
上述したように本発明においては、中性子照射によっ
てn型不純物のりんPの生成を行って、n型化した構成
を採るので、予めn型不純物をその育成時にドープさせ
た場合における濃度むらの発生を回避できることによっ
て、固定ノイズパターンの発生を確実に回避でき、更に
基板の酸素濃度の特定によってゲッタリング効果を奏せ
しめるようにしたことによって転位の発生を抑制できる
ようにした高品位の固体撮像装置を製造できるという実
用上大きな利益をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による固体撮像装置の一例の構成図、第
2図はその要部の略線的拡大断面図、第3図は第2図の
A−A断面でのポテンシャル図、第4図は従来の固体撮
像装置による撮像画面を示す図である。 (1)は受光部、(2)及び(3)は垂直及び水平シフ
トレジスタ、(4)はシリコン基板、(5)はp型ウェ
ル層、(6)はチャンネルストッパー領域である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊沢 伸幸 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 神戸 秀夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 浜崎 正治 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−23282(JP,A) 特開 昭53−109474(JP,A) 特公 昭58−14066(JP,B2) 電子材料委員会編「半導体材料」再版 (昭45−7−30)朝倉書房PP.91−92

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノンドーピングのシリコン融液をるつぼに
    収容し、磁場中結晶育成法により、上記るつぼに含有す
    るボロンの溶け込みによる抵抗率ρを有し、上記るつ
    ぼからの酸素の取り入れ量を制御して、酸素濃度を2×
    1017〜1.2×1018atoms/cm3としたp型のシリコン結晶を
    育成する工程と、 該p型のシリコン結晶に中性子照射を行って所要の抵抗
    率ρを有するn型のシリコン基板を形成する工程とを
    有し、 上記シリコン結晶の育成工程における上記p型のシリコ
    ン結晶の抵抗率ρは、上記所要の抵抗率ρの10倍以
    上に選定し、 更に、上記所要の抵抗率ρを有するシリコン基板にオ
    ーバーフローバリアを形成する工程を有する ことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  2. 【請求項2】ノンドーピングのシリコン融液をるつぼに
    収容し、磁場中結晶育成法により、上記るつぼに含有す
    るボロンの溶け込みによる抵抗率ρを有し、上記るつ
    ぼからの酸素の取り入れ量を制御して、酸素濃度を2×
    1017〜1.2×1018atoms/cm3としたp型のシリコン結晶を
    育成する工程と、 該p型のシリコン結晶に中性子照射を行って抵抗率ρ
    が10〜100Ω・cmのn型のシリコン基板を形成する工程
    とを有し、 上記シリコン結晶の育成工程における上記p型のシリコ
    ン結晶の抵抗率ρは、上記抵抗率ρの10倍以上に選
    定し、 更に、上記抵抗率ρを有するシリコン基板にオーバー
    フローバリアを形成する工程を有する ことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
JP60253270A 1985-11-12 1985-11-12 固体撮像装置の製造方法 Expired - Lifetime JP2653780B2 (ja)

Priority Applications (14)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60253270A JP2653780B2 (ja) 1985-11-12 1985-11-12 固体撮像装置の製造方法
KR860009128A KR870005441A (ko) 1985-11-12 1986-10-30 고체촬상장치의 제조방법
US06/927,161 US4836788A (en) 1985-11-12 1986-11-05 Production of solid-state image pick-up device with uniform distribution of dopants
AU64923/86A AU597915B2 (en) 1985-11-12 1986-11-07 Solid-state image pick-up device with uniform distribution of dopant therein and production method therefor
CA000522442A CA1293315C (en) 1985-11-12 1986-11-07 Solid-state image pick-up device with uniform distribution of dopant therein and production method therefor
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電子材料委員会編「半導体材料」再版(昭45−7−30)朝倉書房PP.91−92

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