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JP2652538B2 - 溶接性及び低温靭性にすぐれる高強度鋼の製造方法 - Google Patents

溶接性及び低温靭性にすぐれる高強度鋼の製造方法

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JP2652538B2
JP2652538B2 JP19943687A JP19943687A JP2652538B2 JP 2652538 B2 JP2652538 B2 JP 2652538B2 JP 19943687 A JP19943687 A JP 19943687A JP 19943687 A JP19943687 A JP 19943687A JP 2652538 B2 JP2652538 B2 JP 2652538B2
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謙三郎 瀧澤
晴男 梶
隆司 下畑
豊明 塩飽
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Kobe Steel Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、溶接性及び低温靭性にすぐれる引張強さ54
kgf/mm2以上の高強度鋼の製造方法に関し、詳しくは、
船舶、海洋構造物、LPGタンク等に好適に用いることが
できる高強度鋼の製造方法に関する。
従来の技術 船舶や海洋構造物に用いられる鋼板には、構造物の軽
量化及び溶接施工コストの低減を目的として、溶接性に
すぐれる凍強度鋼が要求されている。
かかる要望に応えるために、例えば、特開昭58−9681
7号公報、特開昭59−13641号公報、特開昭60−174820号
公報等に記載されているように、Nb及びTiを含有する鋼
片を圧延し、圧延終了後、200℃以下の温度まで直接焼
入れし、次いで、Ac1点以下の温度で焼戻しすることに
よつて、高強度鋼を製造する方法が既に多数提案されて
いる。しかし、このように、圧延終了後に200℃以下の
温度まで直接焼入れする方法によれば、直接焼入れ後、
水素が鋼板内に残存し、水素性欠陥が発生しやすい問題
がある。
他方、低温靭性を高めるために、特開昭59−100214号
公報や特開昭61−143517号公報に記載されていれよう
に、Niを多量に添加する方法や、或いは特開昭60−5901
8号公報、「鉄と鋼」1985年S1507頁等に記載されている
ように、Cuを1.0%以上添加して、その析出強化作用を
利用する方法も提案されている。しかし、このようなNi
やCuを多量に添加する方法によるときは、製造費用が非
常に高くなり、他方、溶接も低下する問題がある。
発明が解決しようとする問題点 本発明者らは、従来の高強度鋼の製造における上記し
た問題を解決するために鋭意研究した結果、CとNbの添
加量を最適に規制した鋼片をNbが固溶する温度に加熱
し、制御圧延にて結晶粒を微細にした後、300℃以上の
温度まで水冷し、その後、空冷又は徐冷することによつ
て水素を放出させ、更に、最適な温度で再加熱すること
によつて、水素性欠陥が少なく、且つ、溶接性及び低温
靭性にすぐれる高強度鋼を得ることができることを見出
して本発明に至つたものである。
問題点を解決するための手段 本発明による溶接性及び低温靭性にすぐれる高強度鋼
の製造方法の第1は、重量%で C 0.01〜0.15%、 Si 0.05〜0.50%、 Mn 0.80〜2.00%、 Al 0.01〜0.10% Nb 0.01〜0.10%、 Ti 0.005〜0.020%、 N 0.0020〜0.0080%、 残部鉄及び不可避的不純物よりなり、且つ、 とするとき、 Ceq≦0.38%、且つ、 0.10≦C+2.5Nb≦0.18(%) (但し、元素記号は当該元素の鋼中の添加量(重量%)
を示す。) を満たす鋼片を1150〜1250℃の温度に加熱し、未再結晶
域における累積圧下率が50%以上となるように熱間圧延
し、(Ar3−40)〜(Ar3+60)℃の温度にて圧延を終了
し、2℃/秒以上の冷却速度にて300〜550℃の範囲の温
度まで加速冷却し、次いで、空冷又は徐冷にて室温まで
冷却した後、550〜650℃の範囲の温度に再加熱すること
を特徴とする。
本発明による溶接性及び低温靭性にすぐれる高強度鋼
の製造方法の第2は、上記(a)として規定した元素に
加えて、下記(b)として規定するように、 (b)Cu 0.05〜0.70%、 Ni 0.05〜0.70%、 Cr 0.05〜0.50%、 Mo 0.05〜0.50% V 0.01〜0.10%、 Ca 0.0005〜0.0040%、及び REM0.005〜0.03% よりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を含有
し、残部鉄及び不可避的不純物よりなり、且つ、 とするとき、 Ceq≦0.38%、且つ、 0.10≦C+2.5Nb≦0.18(%) (但し、元素記号は当該元素の鋼中の添加量(重量%)
を示す。) を満たす鋼片を前記第1の方法と同様に処理することを
特徴とするものである。
先ず、本発明において用いる鋼片の化学成分について
説明する。
Cは、鋼強度54kgf/mm2以上を確保するために、0.01
%以上を添加することが必要である。しかし、過多に添
加するときは、耐溶接割れ性の劣化や、溶接熱影響部
(HAZ)の靭性劣化を招くので、添加量は0.15%以下と
する。
Siは、鋼の脱酸及び強度上昇に効果を有し、かかる効
果を有効に得るためには、0.05%以上を添加する必要が
ある。しかし、過多に添加するときは、溶接性を劣化せ
るので、添加量の上限は0.50%とする。
Mnは、鋼の強度を上昇させるために、0.80%以上を添
加する。しかし、2.00%を越える過多量の添加は、溶接
性を劣化させる。
Alは、鋼の脱酸と共に、AlNとして結晶粒の微細化に
効果を有する。これらの効果を有効に得るためには、少
なくとも0.01%を添加することが必要であるが、0.10%
を越えて過多に添加するときは、靭性を害する。
Nbは、本発明において最も重要な元素である。即ち、
Nbは、加熱圧延時には、オーステナイトの再結晶を抑制
し、仕上温度の低下によつて、微細なオーステナイト粒
を生成させ、延いては靭性を向上させる。更に、加速冷
却後に固溶したままであるNbは、再加熱時に炭窒化物と
して析出し、強度を上昇させる。これらの効果を有効に
得るためには、本発明においては、Nbを少なくとも0.01
%添加することが必要である。しかし、過多に添加する
ときは、溶接性を劣化させることとなるので、添加量は
0.10%以下とする。
Tiは、母材靭性及びHAZ靭性を確保するために必須の
元素である。圧延加熱時にTiは難固溶のTiNとして析出
しているため、オーステナイト結晶粒の粗大化を防止
し、延いては母材靭性を向上させる。また、溶接時にお
いても、微細分散したTiN粒子がHAZの結晶粒粗大化を防
止し、HAZ靭性を向上させる。これらの効果を有効に発
現させるために、最適の添加量範囲は、本発明において
は、0005〜0.020%とする。
Nは、上記したように、Tiと結合して、TiN粒子とし
て、母材靭性及びHAZ靭性を向上させる。N量が余り少
ないときは、靭性を向上に寄与するTiN量も過小となる
ため、Nは少なくとも0.0020%が必要である。しかし、
N量が過多であるときは、靭性に有害な遊離Nが増加す
るので、含有量の上限は0.0080%に規制される。
本発明においては、前述した合金元素のうち、CとNb
については、その添加量が 0.10≦C+2.5Nb≦0.18(%) (但し、元素記号は、当該元素の鋼中において添加量
(重量%)を示す。) なる関係を満たすことが必要である。CとNbとを前述し
た範囲でそれぞれ添加しても、C+0.25Nbが0.10%より
も少ないときは、引張強さ54kgf/mm2以上を得ることが
できず、他方、C+0.25Nbが0.18%を越えるときは、溶
接性及びHAZ靭性が劣化するからである。即ち、本発明
によれば、CとNbの添加量を上記のように最適に規制す
ることによつて、所期の引張強さを確保しつつ、同時に
すぐれた溶接性を確保することができる。
更に、本発明においては、 とするとき、Ceq≦0.38% 0.10≦C+2.5Nb≦0.18(%)であることが必要であ
る。Ceqが0.38%を越えるときは、少入熱溶接時に溶接
部の硬化性が増し、溶接割れが生じやすくなるために、
溶接時の予熱が必要となり、更に、HAZ靭性の劣化も大
きくなる。
本発明による高強度鋼の製造方法においては、用いる
鋼片は、前記した元素に加えて、Cu、Ni、Cr、Mo、V、
Ca及びREMよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元
素を含有することができる。
Cuは、強度上昇に有効な元素であつて、この効果を有
効に得るためには、0.05%以上を添加する必要がある
が、0.70%を越えて過多に添加するときは、熱間割れが
生じやすくなり、溶接性が劣化する。
Niは、HAZ靭性を劣化させることなく、強度を上昇さ
せる効果を有する。この効果を有効に得るためには、0.
05%以上を添加する必要があるが、0.70%を越えて過多
に添加するときは、溶接性の劣化を招くのみならず、Ni
は高価な元素であるので、添加量の上限を0.70%とす
る。
Cr及びMoは、いずれも鋼の強度を高める元素である
が、添加量がそれぞれ0.05%よりも少ないときは、上記
効果が十分に発現されない。しかし、いずれの元素も0.
50%を越えて過多に添加するときは、溶接性及びHAZ靭
性の劣化を招来する。従つて、Cr及びMoのいずれの元素
についても、その添加量は0.05〜0.50%の範囲とする。
Vは、強度上昇を目的として添加されるが、0.01%よ
りも少ないときは、上記効果が乏しく、他方、0.10%を
越えるときは、溶接性を阻害する。
Caは、異方性の改善及び耐ラメラテイア特性の向上に
効果を有するが、0.0005%よりも少ない添加量では上記
効果に乏しく、他方、0.0040%を越えて過多に添加して
も、その効果が飽和するので、経済的ではない。
REMも、Caと同様の効果を有し、0.005%以上の添加が
有効である。しかし、0.030%を越えるときは、大型の
介在物が生成するので、添加量の上限を0.030%とす
る。
本発明による第2の製造方法においても、 とするとき、Ceq≦0.38%、且つ、 0.10≦C+2.5Nb≦0.18(%)であることが必要であ
る。Ceqが0.38%を越えるときは、少入熱溶接時に溶接
部の硬化性が増し、溶接割れが生じやすくなるために、
溶接時の予熱が必要となり、更に、HAZ靭性の劣化も大
きくなるからである。
次に、本発明における製造方法について説明する。
鋼片の加熱温度は、Nbの析出強化による強度上昇を最
大限に発揮させるために、添加したNbがすべて固溶する
温度以上とすることが重要である。しかし、加熱温度が
高すぎる場合は、オーステナイト粒が粗大化し、靭性の
劣化を招く。従つて、本発明におては、鋼片加熱温度を
1150〜1250℃の範囲とする。
本発明においては、鋼片を上記温度に加熱した後、未
再結晶域においてオーステナイト粒内に変形帯を多く導
入し、フエライト変態の核として最終的にフエライト結
晶粒を微細化して、靭性をすぐれたものとするために、
未再結晶化域における累積圧下率50%以上とすると共
に、圧延終了温度を(Ar3−40)〜(Ar3+60)℃として
熱間圧延を終了する。
更に、加速冷却によつてNb炭窒化物の析出を抑制し、
再加熱後の析出強化を有効に確保するために、上記圧延
終了後に、できる限りに速やかに加速冷却を開始し、且
つ、この加速冷却においては、2℃/秒以上の冷却速度
にて水冷することが必要である。
上記加速冷却の停止温度は、水素性欠陥の発生を抑制
するために、300〜550℃の範囲の温度である。室温まで
冷却した場合は、水素が冷却後の鋼板に残存したままと
なるため、水素に起因する欠陥や割れが発生しやすくな
る。
従来、直接焼入れは、圧延後、組織をマルテンサイト
又は下部ベイナイト主体の組織とするために、室温まで
水冷して、変態を完了させることを目的としており、HT
−80クラスの高強度鋼の場合は、このように、室温まで
焼入れることが必要である。
しかし、本発明による鋼は、引張強さ54kgf/mm2以上
であるHT−60クラスの強度レベルを対象としており、本
発明においては、低温靭性の向上の観点から圧延仕上温
度を低下させているため、水冷後の組織は、フエライト
−ベイナイト又はフエライト−ベイナイト−マルテンサ
イト又はアシキユラーフエライト主体の組織となる。即
ち、本発明の方法においては、水冷は、焼入れではな
く、フエライト粒の微細化、ベイナイト分率の増大、或
いはNb炭窒化物の析出抑制のために行なうのであり、Ms
点以下の室温まで冷却する必要はない。また、圧延、冷
却後、再加熱した鋼の強度は、本発明に従つて製造した
ものと、室温まで冷却したものと同じである。従つて、
本発明の方法においては、室温まで水冷せず、水素を鋼
板外に放出させるために、300〜550℃の範囲の温度まで
水冷し、その後は空冷又は徐冷によつて室温まで冷却す
る。
本発明の方法によれば、上記のようにして、加速冷却
後、室温まで空冷又は徐冷して得た鋼板を、550〜650℃
の範囲の温度に再加熱することによつて、Nb炭窒化物が
析出し、靭性の劣化が殆どなしに、高強度化が達成れ
る。更に、この再加熱は、加速冷却後の残留応力の低減
にも有効である。上述の加速冷却後、室温まで冷却した
ままでは、Nb炭窒化物が析出せず、Nbの効果が有効に活
用されない。
発明の効果 以上のように、本発明によれば、CとNbの添加量を最
適に規制した鋼片をNbが固溶する温度に加熱し、制御圧
延にて結晶粒を微細にした後、300℃以上の温度まで水
冷し、その後、空冷又は徐冷することによつて水素を放
出させ、更に、最適な温度で再加熱し、Nb炭窒化物を析
出させて高強度化を図るので、水素性欠陥が少なく、且
つ、溶接時に予熱の必要なしに、母材及びHAZの靭性に
すぐれる高強度鋼を得ることができる。
実施例 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明は
これらの実施例により何ら限定されるものではない。
第1表に示す化学成分を有する本発明鋼A〜E及び比
較鋼G〜Jを第2表に示す温度に加熱し、熱間圧延した
後、所定の冷却速度にて所定の温度まで加速冷却し、次
いで、室温まで空冷し、更に、この後、600℃又は680℃
に再加熱した。このようにして得たそれぞれの鋼板につ
いて、その水素性欠陥を有無、母材特性、溶接部靭性及
び溶接性を第2表に示す。
この結果から明らかなように、本発明鋼は、水素性欠
陥による割れがなく、引張強さ54kgf/mm2以上の強度を
有し、更に、母材のvTrsが−80℃以下、溶接継手ボンド
部のvE-40が4.0kgf・m以上の高靭性を有しており、斜
めY形溶接割れ試験における割れ防止予熱温度が25℃以
下であつて、すぐれた溶接性を有することが明らがであ
る。
比較鋼2は、加熱温度が低すぎ、比較鋼3は、冷却温
度が遅く、比較鋼4は、冷却後の再加熱温度が高すぎる
ために、いずれも強度が低い。比較鋼6は仕上温度が高
すぎ、未再結晶域では圧下率が小さいために、母材靭性
が悪く、また、比較鋼7は圧延終了後、室温まで水冷し
たために、水素性欠陥による割れが発生している。
比較鋼Gは、C+2.5Nbが0.10%よりも少 なく、従つて、これより得られた比較鋼12は、強度が不
足している。他方、比較鋼HはC+2.5Nbが0.18%を越
えており、従つて、これより得られた比較鋼13は、割れ
防止予熱温度が高く、溶接部靭性も悪い。Tiを含有して
いな比較鋼Iから得られた比較鋼14は、母材靭性及び溶
接部靭性が悪く、また、Nbを含有していない比較鋼Jか
ら得られた比較鋼15は、強度が低い。
本発明鋼Cについて、第2表において、加速冷却後、
室温まで空冷して得た鋼板の再加熱温度と、強度及び靭
性との関係を第1図に示す。再加熱によつて、低温靭性
には実質的に変化なしに、引張強さ及び降伏強さが高め
られることが明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、強度と靭性に及ぼす加速冷却後の再加熱温度
の影響を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−38519(JP,A) 特開 昭62−103347(JP,A) 特開 昭63−153217(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量%で C 0.01〜0.15%、 Si 0.05〜0.50%、 Mn 0.80〜2.00%、 Al 0.01〜0.10% Nb 0.01〜0.10%、 Ti 0.005〜0.020%、 N 0.0020〜0.0080%、 残部鉄及び不可避的不純物よりなり、且つ、 とするとき、 Ceq≦0.38%、且つ、 0.10≦C+2.5Nb≦0.18(%) (但し、元素記号は当該元素の鋼中の添加量(重量%)
    を示す。) を満たす鋼片を1150〜1250℃の温度に加熱し、未再結晶
    域における累積圧下率が50%以上となるように熱間圧延
    し、(Ar3−40)〜(Ar3+60)℃の温度にて圧延を終了
    し、2℃/秒以上の冷却速度にて300〜550℃の範囲の温
    度まで加速冷却し、次いで、空冷又は徐冷にて温室まで
    冷却した後、550〜650℃の範囲の温度に再加熱すること
    を特徴する引張強さ54kgf/mm2以上の溶接性及び低温靭
    性にすぐれる高強度鋼の製造方法。
  2. 【請求項2】重量%で (a)C 0.01〜0.15%、 Si 0.05〜0.50%、 Mn 0.80〜2.00%、 Al 0.01〜0.10% Nb 0.01〜0.10%、 Ti 0.005〜0.020%、及び N 0.0020〜0.0080%を含有し、更に、 (b)Cu 0.05〜0.70%、 Ni 0.05〜0.70%、 Cr 0.05〜0.50%、 Mo 0.05〜0.50% V 0.01〜0.10%、 Ca 0.0005〜0.0040%、及び REM0.005〜0.03% よりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を含有
    し、 残部鉄及び不可避的不純物よりなり、且つ、 とするとき、 Ceq≦0.38%、且つ、 0.10≦C+2.5Nb≦0.18(%) (但し、元素記号は当該元素の鋼中の添加量(重量%)
    を示す。) を満たす鋼片を1150〜1250℃の温度に加熱し、未再結晶
    域における累積圧下率が50%以上となるように熱間圧延
    し、(Ar3−40)〜(Ar3+60)℃の温度にて圧延を終了
    し、2℃/秒以上の冷却速度にて300〜550℃の範囲の温
    度まで加速冷却し、次いで、空冷又は徐冷にて室温まで
    冷却した後、550〜650℃の範囲の温度に再加熱すること
    を特徴する引張強さ54kgf/mm2以上の溶接性及び低温靭
    性にすぐれる高強度鋼の製造方法。
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