JP2652169B2 - ガラス容器のかすれ傷塗布剤 - Google Patents
ガラス容器のかすれ傷塗布剤Info
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- JP2652169B2 JP2652169B2 JP62216299A JP21629987A JP2652169B2 JP 2652169 B2 JP2652169 B2 JP 2652169B2 JP 62216299 A JP62216299 A JP 62216299A JP 21629987 A JP21629987 A JP 21629987A JP 2652169 B2 JP2652169 B2 JP 2652169B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- group
- polysiloxane
- component
- parts
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D23/00—Details of bottles or jars not otherwise provided for
- B65D23/08—Coverings or external coatings
- B65D23/0807—Coatings
- B65D23/0814—Coatings characterised by the composition of the material
- B65D23/0821—Coatings characterised by the composition of the material consisting mainly of polymeric materials
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は果汁飲料びん,清涼飲料びん,ビールびん等
のガラス容器のかすれ傷塗布剤に係り、特に塗膜の乾燥
性が良好で、かつすべり、べとつききがないガラス容器
のかすれ傷塗布剤に関する。
のガラス容器のかすれ傷塗布剤に係り、特に塗膜の乾燥
性が良好で、かつすべり、べとつききがないガラス容器
のかすれ傷塗布剤に関する。
果汁飲料びん,清涼飲料びん,ビールびん等のガラス
容器は使用後回収され、繰り返し使用されているのが現
状であるが、そのうちにびん詰め工程や流通過程等にお
いて、ガラス容器の表面にかすれ傷が生じ、外観が損な
われて商品価値が低下してくる。
容器は使用後回収され、繰り返し使用されているのが現
状であるが、そのうちにびん詰め工程や流通過程等にお
いて、ガラス容器の表面にかすれ傷が生じ、外観が損な
われて商品価値が低下してくる。
このため、近年では各種塗布剤をガラス容器表面に塗
布することによって前記かすれ傷の遮蔽を行い、ガラス
容器の美観を保護している。
布することによって前記かすれ傷の遮蔽を行い、ガラス
容器の美観を保護している。
この種の塗布剤として、従来、流動パラフィンあるい
はシリコーン油を主成分とする乳化液ないしは水分散液
が知られている。
はシリコーン油を主成分とする乳化液ないしは水分散液
が知られている。
しかし、これらは結露により塗膜が流されて遮蔽性が
劣るばかりでなく、塗布後べとつきやすべりがあり、こ
のため触感性が悪くかつ容器が手からすべり落ちる危険
性もあり、また、ほこりが付着し易く、さらに、冷水中
あるいはショーケース中で塗膜が剥離してしまって耐水
性が悪いばかりでなく、その剥離物の油が水面に浮き上
がったり、あるいは洗びん工程でその油が容器内部に再
付着して中味に悪影響を与える危険性もある。
劣るばかりでなく、塗布後べとつきやすべりがあり、こ
のため触感性が悪くかつ容器が手からすべり落ちる危険
性もあり、また、ほこりが付着し易く、さらに、冷水中
あるいはショーケース中で塗膜が剥離してしまって耐水
性が悪いばかりでなく、その剥離物の油が水面に浮き上
がったり、あるいは洗びん工程でその油が容器内部に再
付着して中味に悪影響を与える危険性もある。
これらの問題点を解決する塗布剤として、フェニル基
を含むオルガノポリシロキサンの硬化生成物が知られて
いる(特開昭55−56040号公報)。この種の塗布剤は空
の容器に塗布する場合や、室温以上の中味を詰める際の
塗布の場合には前述の各種欠点を改良して良好に用いら
れるが、室温以下の温度の中味を詰めた後に塗布する場
合には、容器表面には温度差により結露が発生するた
め、この結露により塗膜が剥離され、流されて遮蔽効果
が失われてしまう。
を含むオルガノポリシロキサンの硬化生成物が知られて
いる(特開昭55−56040号公報)。この種の塗布剤は空
の容器に塗布する場合や、室温以上の中味を詰める際の
塗布の場合には前述の各種欠点を改良して良好に用いら
れるが、室温以下の温度の中味を詰めた後に塗布する場
合には、容器表面には温度差により結露が発生するた
め、この結露により塗膜が剥離され、流されて遮蔽効果
が失われてしまう。
さらにまた、この種の塗布剤は通常の洗びん工程では
塗膜の除去が必ずしも充分ではないという欠点をも有し
ている。
塗膜の除去が必ずしも充分ではないという欠点をも有し
ている。
そこで本出願人は前述の公知技術に存する各種欠点を
改良し、べとつきやすべりがなく、ほこりも付着せず、
耐水性が良好であって水に浸漬した時に油が浮かぶよう
なことがなく、このため中味の品質に悪影響を与えず、
さらに容器中に室温以下の温度の中味を詰めた後に塗布
する際にも結露によって膜が流されるようなことがな
く、したがって遮蔽性良好であり、かつ洗びん工程で塗
膜が容易に除去されるガラス容器のかすれ傷塗布剤を先
願として出願している。(特願昭61−107141号)。
改良し、べとつきやすべりがなく、ほこりも付着せず、
耐水性が良好であって水に浸漬した時に油が浮かぶよう
なことがなく、このため中味の品質に悪影響を与えず、
さらに容器中に室温以下の温度の中味を詰めた後に塗布
する際にも結露によって膜が流されるようなことがな
く、したがって遮蔽性良好であり、かつ洗びん工程で塗
膜が容易に除去されるガラス容器のかすれ傷塗布剤を先
願として出願している。(特願昭61−107141号)。
本発明の目的は前述の先願にかかる発明の改良であっ
て、前記先願発明の利点に加えてさらに塗膜の乾燥性が
良好で、かつすべり、べとつきが改良された新規なガラ
ス容器のかすれ傷塗布剤を提供することにある。
て、前記先願発明の利点に加えてさらに塗膜の乾燥性が
良好で、かつすべり、べとつきが改良された新規なガラ
ス容器のかすれ傷塗布剤を提供することにある。
前述の目的を達成するため、本発明の塗布剤によれ
ば、次の成分(A)、(B)および(C)の群から選択
された二種または二種以上の配合物を含むガラス容器の
かすれ傷塗布剤において、前記配合物にさらに次の成分
(D)を、前記配合物100重量部に対して2〜10重量部
配合することを特徴とする。
ば、次の成分(A)、(B)および(C)の群から選択
された二種または二種以上の配合物を含むガラス容器の
かすれ傷塗布剤において、前記配合物にさらに次の成分
(D)を、前記配合物100重量部に対して2〜10重量部
配合することを特徴とする。
(A)一般式 RSi(OR′)nの重合物。
(B)一般式 Si(OR′)4の重合物。
(C)前記(A)、(B)の一般式で示される化合物の
反応によって生じる反応生成物。
反応によって生じる反応生成物。
(D)イソラウリン酸,イソミリスチン酸,イソパルミ
チン酸,イソステアリン酸およびイソアラキン酸からな
る物質の群から選択された1種または1種以上。
チン酸,イソステアリン酸およびイソアラキン酸からな
る物質の群から選択された1種または1種以上。
ただし、前記(A)および(B)の式において、Rは
メチル、エチル、ジメチル、メチルエチル基であり、
R′はC1乃至C4のアルキル基であり、nは2乃至3の整
数である。
メチル、エチル、ジメチル、メチルエチル基であり、
R′はC1乃至C4のアルキル基であり、nは2乃至3の整
数である。
以下、本発明を具体的に詳述する。
前述の一般式RSi(OR′)nは具体的にはメチルトリ
メトキシシラン,メチルトリエトキシシラン,メチルト
リプロポキシシラン,メチルトリブトキシシラン,エチ
ルトリメトキシシラン,エチルトリエトキシシラン,エ
チルトリプロポキシシラン,エチルトリブトキシシラ
ン,ジメチルジメトキシシラン,ジメチルジエトキシシ
ラン,ジメチルジプロポキシシラン,ジメチルジブトキ
シシラン,メチルエチルジメトキシシラン,メチルエチ
ルジエトキシシラン,メチルエチルジプロポキシシラ
ン,メチルエチルジブトキシシラン,メチルトリイソプ
ロポキシシラン,メチルトリイソブトキシシラン,エチ
ルトリイソプロポキシシラン,エチルトリイソブトキシ
シラン,ジメチルジイソプロポキシシラン,ジメチルジ
イソブトキシシラン,メチルエチルイソプロポキシシラ
ン,メチルエチルイソブトキシシラン等であり、これら
化合物は0.1乃至0.01Nの塩酸,硫酸,スルフォン酸,ク
ロロ酢酸等、希酸の存在下で容易に重合して本発明にか
かる成分(A)を生成する。これら成分(A)は具体的
にはアルコキシ基含有のアルキルポリシロキサンであっ
て、例えば、メトキシ基含有のメチルポリシロキサン,
エチルポリシロキサン,ジメチルポリシロキサン,メチ
ルエチルポリシロキサン,エトキシ基含有のメチルポリ
シロキサン,エチルポリシロキサン,ジメチルポリシロ
キサン,メチルエチルポリシロキサン,プロポキシ含有
のメチルポリシロキサン,エチルポリシロキサン,ジメ
チルポリシロキサン,メチルエチルポリシロキサン,ブ
トキシ基含有のメチルポリシロキサン,エチルポリシロ
キサン,ジメチルポリジロキサン,メチルエチルシロキ
サン,イソプロポキシ基含有のメチルポリシロキサン,
エチルポリシロキサン,ジメチルポリシロキサン,メチ
ルエチルポリシロキサン,イソブトキシ基含有のメチル
ポリシロキサン,エチルポリシロキサン,ジメチルポリ
シロキサン,メチルエチルポリシロキサン等である。
メトキシシラン,メチルトリエトキシシラン,メチルト
リプロポキシシラン,メチルトリブトキシシラン,エチ
ルトリメトキシシラン,エチルトリエトキシシラン,エ
チルトリプロポキシシラン,エチルトリブトキシシラ
ン,ジメチルジメトキシシラン,ジメチルジエトキシシ
ラン,ジメチルジプロポキシシラン,ジメチルジブトキ
シシラン,メチルエチルジメトキシシラン,メチルエチ
ルジエトキシシラン,メチルエチルジプロポキシシラ
ン,メチルエチルジブトキシシラン,メチルトリイソプ
ロポキシシラン,メチルトリイソブトキシシラン,エチ
ルトリイソプロポキシシラン,エチルトリイソブトキシ
シラン,ジメチルジイソプロポキシシラン,ジメチルジ
イソブトキシシラン,メチルエチルイソプロポキシシラ
ン,メチルエチルイソブトキシシラン等であり、これら
化合物は0.1乃至0.01Nの塩酸,硫酸,スルフォン酸,ク
ロロ酢酸等、希酸の存在下で容易に重合して本発明にか
かる成分(A)を生成する。これら成分(A)は具体的
にはアルコキシ基含有のアルキルポリシロキサンであっ
て、例えば、メトキシ基含有のメチルポリシロキサン,
エチルポリシロキサン,ジメチルポリシロキサン,メチ
ルエチルポリシロキサン,エトキシ基含有のメチルポリ
シロキサン,エチルポリシロキサン,ジメチルポリシロ
キサン,メチルエチルポリシロキサン,プロポキシ含有
のメチルポリシロキサン,エチルポリシロキサン,ジメ
チルポリシロキサン,メチルエチルポリシロキサン,ブ
トキシ基含有のメチルポリシロキサン,エチルポリシロ
キサン,ジメチルポリジロキサン,メチルエチルシロキ
サン,イソプロポキシ基含有のメチルポリシロキサン,
エチルポリシロキサン,ジメチルポリシロキサン,メチ
ルエチルポリシロキサン,イソブトキシ基含有のメチル
ポリシロキサン,エチルポリシロキサン,ジメチルポリ
シロキサン,メチルエチルポリシロキサン等である。
また、前述の一般式Si(OR′)4は例えば、テトラメ
トキシシラン,テトラエトキシシラン,テトラプロポキ
シシラン,テトラブトキシシラン,テトライソプロポキ
シシラン,テトライソブトキシシラン等であり、これら
化合物は成分(A)と同様に重合して本発明にかかる成
分(B)を生成する。
トキシシラン,テトラエトキシシラン,テトラプロポキ
シシラン,テトラブトキシシラン,テトライソプロポキ
シシラン,テトライソブトキシシラン等であり、これら
化合物は成分(A)と同様に重合して本発明にかかる成
分(B)を生成する。
これら成分(B)は具体的にはアルコキシ基含有のポ
リシロキサンであって、例えば、メトキシ基,エトキシ
基,プロポキシ基,ブトキシ基,イソプロポキシ基,イ
ソブトキシ基等含有のポリシロキサンである。
リシロキサンであって、例えば、メトキシ基,エトキシ
基,プロポキシ基,ブトキシ基,イソプロポキシ基,イ
ソブトキシ基等含有のポリシロキサンである。
本発明にかかる成分(C)は前述成分(A)および
(B)の一般式で示される化合物が前述の成分(A)と
同様の条件下で反応して生じる反応生成物であって、具
体的にはオルソシリケート結合のアルキルポリシロキサ
ンであり、例えば、オルソシリケート結合のメチルポリ
シロキサン,エチルポリシロキサン,ジメチルポリシロ
キサン,メチルエチルポリシロキサン等である。
(B)の一般式で示される化合物が前述の成分(A)と
同様の条件下で反応して生じる反応生成物であって、具
体的にはオルソシリケート結合のアルキルポリシロキサ
ンであり、例えば、オルソシリケート結合のメチルポリ
シロキサン,エチルポリシロキサン,ジメチルポリシロ
キサン,メチルエチルポリシロキサン等である。
本発明は前述(A),(B)および(C)の群から選
択された二種以上の配合物、すなち、(A)(B),
(A)(C),(B)(C)または(A)(B)(C)
の配合物に対して成分(D)、すなわち、イソラウリン
酸、イソミリスチン酸、イソパルミチン酸、イソステア
リン酸、およびイソアラキン酸からなる物質の群から選
択された1種または1種以上を配合してなる。
択された二種以上の配合物、すなち、(A)(B),
(A)(C),(B)(C)または(A)(B)(C)
の配合物に対して成分(D)、すなわち、イソラウリン
酸、イソミリスチン酸、イソパルミチン酸、イソステア
リン酸、およびイソアラキン酸からなる物質の群から選
択された1種または1種以上を配合してなる。
前述の成分(A)、(B)または(C)配合物の配合
量は任意であるが、(A)(B),(A)(C)配合の
場合、成分(A)100重量部に対して成分(B)および
(C)がそれぞれ0.5乃至100重量部が好ましく、また1.
0乃至60重量部がより好ましい。成分(B)(C)の場
合は成分(C)100重量部に対して成分(B)が0.5乃至
100重量部が好ましく、また1.0乃至60が一層好ましい。
さらに成分(A),(B),(C)の場合は成分(A)
100重量部に対して成分(B)(C)の合計が0.5乃至10
0重量部が好ましく、また、1.0乃至60重量部が好まし
い。
量は任意であるが、(A)(B),(A)(C)配合の
場合、成分(A)100重量部に対して成分(B)および
(C)がそれぞれ0.5乃至100重量部が好ましく、また1.
0乃至60重量部がより好ましい。成分(B)(C)の場
合は成分(C)100重量部に対して成分(B)が0.5乃至
100重量部が好ましく、また1.0乃至60が一層好ましい。
さらに成分(A),(B),(C)の場合は成分(A)
100重量部に対して成分(B)(C)の合計が0.5乃至10
0重量部が好ましく、また、1.0乃至60重量部が好まし
い。
さらに成分(D)の配合量は前述(A)、(B)また
は(C)の配合物100重量部に対して2〜10重量部であ
る。
は(C)の配合物100重量部に対して2〜10重量部であ
る。
上述の本発明塗布剤は原液のまま、または、水やアル
コール類、炭化水素類等の有機溶媒と混和希釈して、
布、スポンジ,フェルト,刷毛,ベルトなどにより塗布
され、あるいは、浸漬,噴霧など任意の方法により塗布
される。
コール類、炭化水素類等の有機溶媒と混和希釈して、
布、スポンジ,フェルト,刷毛,ベルトなどにより塗布
され、あるいは、浸漬,噴霧など任意の方法により塗布
される。
(実施例) 成分(A)としてエトキシ基含有メチルエチルポリシ
ロキサン,成分(B)としてエトキシ基含有ポリシロキ
サン,成分(C)としてオルソシリケート結合のジメチ
ルポリシロキサンを用いた。
ロキサン,成分(B)としてエトキシ基含有ポリシロキ
サン,成分(C)としてオルソシリケート結合のジメチ
ルポリシロキサンを用いた。
成分(A)の合成は次のようにして行った。すなわ
ち、メチルエチルエトキシシラン1モルに蒸溜水1モル
を塩酸の存在下で滴下し均一透明になってから、81℃ま
で昇温し、1時間還流する。低沸点物を留去しながら、
130℃まで昇温し、減圧下(400mm/Hg)130℃の温度で1
時間熟成して、エトキシ基含有メチルエチルポリシロキ
サン成分(A)を得た。
ち、メチルエチルエトキシシラン1モルに蒸溜水1モル
を塩酸の存在下で滴下し均一透明になってから、81℃ま
で昇温し、1時間還流する。低沸点物を留去しながら、
130℃まで昇温し、減圧下(400mm/Hg)130℃の温度で1
時間熟成して、エトキシ基含有メチルエチルポリシロキ
サン成分(A)を得た。
成分(B)の合成は、テトラエトキシシラン1モルに
蒸留水1.4モルを塩酸の存在下で滴下し、成分(A)の
方法と同様にして行い、エトキシ基含有ポリシロキサン
成分(B)を得た。
蒸留水1.4モルを塩酸の存在下で滴下し、成分(A)の
方法と同様にして行い、エトキシ基含有ポリシロキサン
成分(B)を得た。
又、成分(C)の合成は、ジメチルエトキシシラン0.
5モルと、テトラエトキシシラン0.5モルを混合し、蒸留
水1モルを塩酸の存在下で滴下し、成分(A)、(B)
の方法と同様にして行いオルソシリケート結合のジメチ
ルポリシロキサンを得た。
5モルと、テトラエトキシシラン0.5モルを混合し、蒸留
水1モルを塩酸の存在下で滴下し、成分(A)、(B)
の方法と同様にして行いオルソシリケート結合のジメチ
ルポリシロキサンを得た。
これら(A)、(B)、(C)の配合物100重量部に
対して以下の成分(D1)、(D2)、(D3)、(D4)およ
び(D5)を表−1に示す量配合して本発明塗布剤を得
た。
対して以下の成分(D1)、(D2)、(D3)、(D4)およ
び(D5)を表−1に示す量配合して本発明塗布剤を得
た。
成分(D) (1)イソラウリン酸(C12) (2)イソミリスチン酸(C14) (3)イソパルミチン酸(C16) (4)イソステアリン酸(C18) (5)イソアラキン酸(C20) 次いで、表−1の各試料をエタノールで10倍に希釈
し、これらの各試料について表−2に示す性能試験を行
ない、結果を表−2に示した。表−2において、ブラン
クは成分(D)が添加されていない試料である。
し、これらの各試料について表−2に示す性能試験を行
ない、結果を表−2に示した。表−2において、ブラン
クは成分(D)が添加されていない試料である。
性能試験は次のようにして行った。
清涼飲料びん(200ml)およびビールびん(633ml)に
各試料をスポンジを用いて塗布し、室温で1日、2日、
3日および5日放置した後乾燥性を調べ乾燥性は手で剥
離状態を調べて剥離するかどうかを調べることにより行
った。
各試料をスポンジを用いて塗布し、室温で1日、2日、
3日および5日放置した後乾燥性を調べ乾燥性は手で剥
離状態を調べて剥離するかどうかを調べることにより行
った。
前述の条件で放置した後、指触によりべとつきすべり
性を調べた。
性を調べた。
表−2から、本発明にかかる塗布剤は膜の乾燥性、べ
とつき、すべり性について著しく向上し、特にイソミリ
シチン酸が上述の性能を良好に改良することがわかっ
た。
とつき、すべり性について著しく向上し、特にイソミリ
シチン酸が上述の性能を良好に改良することがわかっ
た。
以上のとおり、本発明にかかる塗布剤は膜の乾燥性が
良好で、かつ、べとつきや、すべりがなく、前述の先願
にかかる発明をさらに改良した発明である。
良好で、かつ、べとつきや、すべりがなく、前述の先願
にかかる発明をさらに改良した発明である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−164255(JP,A) 特開 昭58−74541(JP,A) 特開 昭58−65774(JP,A) 特開 昭60−151254(JP,A) 特公 平7−77972(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】次の成分(A)、(B)および(C)の群
から選択された二種または二種以上の配合物を含むガラ
ス容器のかすれ傷塗布剤において、前記配合物にさらに
次の成分(D)を、前記配合物100重量部に対して2〜1
0重量部配合することを特徴とするガラス容器のかすれ
傷塗布剤。 (A)一般式 RSi(OR′)nの重合物。 (B)一般式 Si(OR′)4の重合物。 (C)前記(A)、(B)の一般式で示される化合物の
反応によって生じる反応生成物。 (D)イソラウリン酸,イソミリスチン酸,イソパルミ
チン酸,イソステアリン酸およびイソアラキン酸からな
る物質の群から選択された1種または1種以上。 ただし、前記(A)および(B)の式において、Rはメ
チル,エチル、ジメチル、メチルエチル基であり、R′
はC1乃至C4のアルキル基であり、nは2乃至3の整数で
ある。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62216299A JP2652169B2 (ja) | 1987-09-01 | 1987-09-01 | ガラス容器のかすれ傷塗布剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62216299A JP2652169B2 (ja) | 1987-09-01 | 1987-09-01 | ガラス容器のかすれ傷塗布剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6462364A JPS6462364A (en) | 1989-03-08 |
JP2652169B2 true JP2652169B2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=16686353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62216299A Expired - Lifetime JP2652169B2 (ja) | 1987-09-01 | 1987-09-01 | ガラス容器のかすれ傷塗布剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2652169B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4824862B2 (ja) * | 2001-04-20 | 2011-11-30 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | ガラス容器のかすれ傷塗布剤 |
HRP20090259A2 (hr) * | 2009-05-11 | 2010-12-31 | Institut Ru�er Bo�kovi� | Sredstvo za kemijsku obradu staklenih, keramičkih i kamenih površina |
CN111333343B (zh) * | 2020-03-30 | 2022-07-15 | 河南绿澳化工科技有限公司 | 一种玻璃回收瓶去痕剂及其制备方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6017380B2 (ja) * | 1979-06-06 | 1985-05-02 | ダイセル化学工業株式会社 | 表面被覆用組成物 |
JPS5865774A (ja) * | 1981-10-14 | 1983-04-19 | Toshiba Corp | 表面保護被覆用組成物 |
JPS5874541A (ja) * | 1981-10-27 | 1983-05-06 | Dainippon Toryo Co Ltd | ガラスのフロスト仕上げ用被覆組成物 |
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-
1987
- 1987-09-01 JP JP62216299A patent/JP2652169B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPS6462364A (en) | 1989-03-08 |
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