JP2651650B2 - ハニカムサンドイッチ構造のパネル材およびその製造方法 - Google Patents
ハニカムサンドイッチ構造のパネル材およびその製造方法Info
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- honeycomb core
- honeycomb
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- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/20—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor of articles having inserts or reinforcements ; Handling of inserts or reinforcements
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハニカムサンドイッチ
構造のパネル材およびその製造方法に関するものであ
る。
構造のパネル材およびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術とその課題】一般に、比較的小さい荷重を
支える建築材等の構造材には、ハニカムコアや発泡プラ
スチック等を芯材としたサンドイッチ構造板が用いられ
ている。かかるハニカムサンドイッチ構造板は、一般的
には表面材と芯材とを接着剤により接着することによっ
て製造されていた(例えば、特開平3−297632号
公報、特開平3−61529号公報、特開平2−171
231号公報、特開平2−121831号公報、特開平
1−198951号公報、特開昭60−129250号
公報、特開昭54−13529号公報等参照)。
支える建築材等の構造材には、ハニカムコアや発泡プラ
スチック等を芯材としたサンドイッチ構造板が用いられ
ている。かかるハニカムサンドイッチ構造板は、一般的
には表面材と芯材とを接着剤により接着することによっ
て製造されていた(例えば、特開平3−297632号
公報、特開平3−61529号公報、特開平2−171
231号公報、特開平2−121831号公報、特開平
1−198951号公報、特開昭60−129250号
公報、特開昭54−13529号公報等参照)。
【0003】しかしながら、ハニカムコアからなる芯材
と表面材とを接着剤で接着した、一般のサンドイッチ構
造板は、前掲の公報でも指摘されているごとく、コスト
高となり、芯材と表面材との接着剤塗布面積が大きくと
れず、接着不良を生じ易い、等の問題があり、その上、
一般のサンドイッチ構造板の、切口面と称される周囲4
面には表面材が接着されておらず、別の手作業による接
着となり、しかも、パネル材のコーナ部に表面材の境界
線が生じる、という問題があった。
と表面材とを接着剤で接着した、一般のサンドイッチ構
造板は、前掲の公報でも指摘されているごとく、コスト
高となり、芯材と表面材との接着剤塗布面積が大きくと
れず、接着不良を生じ易い、等の問題があり、その上、
一般のサンドイッチ構造板の、切口面と称される周囲4
面には表面材が接着されておらず、別の手作業による接
着となり、しかも、パネル材のコーナ部に表面材の境界
線が生じる、という問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、これら
の諸問題を全面的に解決するためになされたもので、そ
の要旨とするところは、1)少なくとも対向内壁をもつ
表面材の間にハニカムコアの芯材をサンドイッチ状に挟
んで接着した構造のパネル材において、前記表面材を、
製造工程時に可塑化された熱可塑性樹脂板で構成し、該
樹脂板を折曲してパネル材の周囲面に連設接着させたこ
とを特徴とするハニカムサンドイッチ構造のパネル材に
あり、また、2)少なくとも対向内壁をもつ表面材の間
にハニカムコアの芯材をサンドイッチ状に挟んで接着し
た構造のパネル材の製造方法において、前記ハニカムコ
アをブロー成形機のパリソン内に吊設し、該ブロー成形
機の金型にハニカムコアのセルに挿入するブロー用針状
ピンを設け、該金型の型締めによりハニカムコアの外面
にパリソンを接着した後、ブロー用針状ピンのブロー圧
によりパリソンを金型に密着させることを特徴とするハ
ニカムサンドイッチ構造のパネル材の製造方法にある。
の諸問題を全面的に解決するためになされたもので、そ
の要旨とするところは、1)少なくとも対向内壁をもつ
表面材の間にハニカムコアの芯材をサンドイッチ状に挟
んで接着した構造のパネル材において、前記表面材を、
製造工程時に可塑化された熱可塑性樹脂板で構成し、該
樹脂板を折曲してパネル材の周囲面に連設接着させたこ
とを特徴とするハニカムサンドイッチ構造のパネル材に
あり、また、2)少なくとも対向内壁をもつ表面材の間
にハニカムコアの芯材をサンドイッチ状に挟んで接着し
た構造のパネル材の製造方法において、前記ハニカムコ
アをブロー成形機のパリソン内に吊設し、該ブロー成形
機の金型にハニカムコアのセルに挿入するブロー用針状
ピンを設け、該金型の型締めによりハニカムコアの外面
にパリソンを接着した後、ブロー用針状ピンのブロー圧
によりパリソンを金型に密着させることを特徴とするハ
ニカムサンドイッチ構造のパネル材の製造方法にある。
【0005】
【実施例】本発明を添付図面に示す実施例装置により詳
細に述べる。図1は本発明のハニカムサンドイッチ構造
のパネル材の斜視図、図2は本発明の実施例装置の一部
切断全体図、図3は図2の作動図、図4は図2の要部斜
視図、図5は他の実施例装置の斜視図、図6は更に他の
実施例装置の斜視図である。
細に述べる。図1は本発明のハニカムサンドイッチ構造
のパネル材の斜視図、図2は本発明の実施例装置の一部
切断全体図、図3は図2の作動図、図4は図2の要部斜
視図、図5は他の実施例装置の斜視図、図6は更に他の
実施例装置の斜視図である。
【0006】先ず、本発明のハニカムサンドイッチ構造
のパネル材1について述べる。このパネル材1は、図1
で示すように、予め、プラスチックやペーパーや樹脂含
浸ペーパー等で作られた板状のハニカムコア2を芯材と
しており、このパネル材1の広い上、下面、すなわち対
向面3a,3aは勿論、切口面と称される周囲4面3
b,3b…にも表面材3を折曲して接着し、そのため、
この表面材3は、少なくとも対向内壁をもつよう構成さ
れる。しかも、この表面材3はブローエアで金型に密着
して成形されて表面が平滑になっている。したがって、
このパネル材1は軽量で且つ剛性が高く、しかも、周囲
4面も一連の表面材3で包んでいるので、そのままでパ
ネル材として使用でき、しかも、表面が美麗となってい
る。そのため、簡易構築用の構造パネルやコンクリート
用型枠等の大型パネルに好適なものとして使用できる。
のパネル材1について述べる。このパネル材1は、図1
で示すように、予め、プラスチックやペーパーや樹脂含
浸ペーパー等で作られた板状のハニカムコア2を芯材と
しており、このパネル材1の広い上、下面、すなわち対
向面3a,3aは勿論、切口面と称される周囲4面3
b,3b…にも表面材3を折曲して接着し、そのため、
この表面材3は、少なくとも対向内壁をもつよう構成さ
れる。しかも、この表面材3はブローエアで金型に密着
して成形されて表面が平滑になっている。したがって、
このパネル材1は軽量で且つ剛性が高く、しかも、周囲
4面も一連の表面材3で包んでいるので、そのままでパ
ネル材として使用でき、しかも、表面が美麗となってい
る。そのため、簡易構築用の構造パネルやコンクリート
用型枠等の大型パネルに好適なものとして使用できる。
【0007】ここにおいて表面材3は、ポリエチレン、
塩ビ、ABS等のブロー成形可能な熱可塑性樹脂が用い
られ、また、パネル材1のサイズは、コンクリート用型
枠としては、1m×2m程度、建築現場の渡り板として
は、0.5m×2m程度で、厚みはいずれも12mm程
度となっている。
塩ビ、ABS等のブロー成形可能な熱可塑性樹脂が用い
られ、また、パネル材1のサイズは、コンクリート用型
枠としては、1m×2m程度、建築現場の渡り板として
は、0.5m×2m程度で、厚みはいずれも12mm程
度となっている。
【0008】次に、かかるハニカムサンドイッチ構造の
パネル材1の製造方法の実施例を、実施例装置にもとづ
いて述べる。図2において、ラムまたはスクリュー押出
機構をもつ押出機4は、パリソン成形ダイス5に直交し
て取付けられている。このパリソン成形ダイス5はクロ
スヘッド式に構成され、そのオリフィスは逆円錐状にな
っていて、押出されたパリソン6を大径化している。こ
のパリソン成形ダイス5の下方には、二つ割のブロー成
形用金型7,7が設けられている。この金型7には、図
示しないが水通し孔や食切刃や、図示のようなパネル材
成形品の平滑な彫込部7aが設けられている。
パネル材1の製造方法の実施例を、実施例装置にもとづ
いて述べる。図2において、ラムまたはスクリュー押出
機構をもつ押出機4は、パリソン成形ダイス5に直交し
て取付けられている。このパリソン成形ダイス5はクロ
スヘッド式に構成され、そのオリフィスは逆円錐状にな
っていて、押出されたパリソン6を大径化している。こ
のパリソン成形ダイス5の下方には、二つ割のブロー成
形用金型7,7が設けられている。この金型7には、図
示しないが水通し孔や食切刃や、図示のようなパネル材
成形品の平滑な彫込部7aが設けられている。
【0009】そして、この金型7の一方には、図2で示
すように前記水通し孔を避けてエアジャケット8が形成
され、このエアジャケット8には彫込部7aに向け、多
数のブロー用針状ピン9,9…が設けられている。これ
らの針状ピン9はハニカムコア2の各セルに挿入できる
ようなピッチで設けられている。また、このエアジャケ
ット8は適宜のエアコンプレッサーに連通している。ま
た、この金型の一つに、不図示の突起を設けることによ
り、図7および図8に示すようなハニカムコア2のセル
を貫通するボス部16を同時成形してもよい。また、金
型の一つの内面に、図示しないがエンボス加工を施し、
パネル材1の片面に滑り止め加工を施してもよい。
すように前記水通し孔を避けてエアジャケット8が形成
され、このエアジャケット8には彫込部7aに向け、多
数のブロー用針状ピン9,9…が設けられている。これ
らの針状ピン9はハニカムコア2の各セルに挿入できる
ようなピッチで設けられている。また、このエアジャケ
ット8は適宜のエアコンプレッサーに連通している。ま
た、この金型の一つに、不図示の突起を設けることによ
り、図7および図8に示すようなハニカムコア2のセル
を貫通するボス部16を同時成形してもよい。また、金
型の一つの内面に、図示しないがエンボス加工を施し、
パネル材1の片面に滑り止め加工を施してもよい。
【0010】次に、ハニカムコア2の吊設機構について
述べる。図4に示すように、前記パリソン成形ダイス5
に組込まれた金型コア10には、断熱部材11を介し
て、2つのシート巻出軸12を並設している。もっと
も、1つのシート巻き軸12でもよい。このシート巻出
軸12には、パリソン6と同質または熱融着性材質から
なる2枚重ねの穴あきシート13が巻付けられている。
この2枚重ねの穴あきシート13は、板体のハニカムコ
ア2の上下方向の長さより若干長い間隔の融着部分13
aで融着されている。このシート巻出軸12には不図示
のブレーキが付設されていて、みだりに穴あきシート1
3が引出せないようにしている。これらの穴あきシート
13の直下には、この穴あきシート13を固定するクラ
ンプ装置14が成形機フレーム15に設けられている。
なお、前記穴あきシート13はリボンやネットで構成し
てもよく、また、クランプ装置14はクリップ装置で構
成してもよい。更に、シート巻出軸12を成形機フレー
ム15に設け、金型コア10にクランプ装置14を設け
てもよい。
述べる。図4に示すように、前記パリソン成形ダイス5
に組込まれた金型コア10には、断熱部材11を介し
て、2つのシート巻出軸12を並設している。もっと
も、1つのシート巻き軸12でもよい。このシート巻出
軸12には、パリソン6と同質または熱融着性材質から
なる2枚重ねの穴あきシート13が巻付けられている。
この2枚重ねの穴あきシート13は、板体のハニカムコ
ア2の上下方向の長さより若干長い間隔の融着部分13
aで融着されている。このシート巻出軸12には不図示
のブレーキが付設されていて、みだりに穴あきシート1
3が引出せないようにしている。これらの穴あきシート
13の直下には、この穴あきシート13を固定するクラ
ンプ装置14が成形機フレーム15に設けられている。
なお、前記穴あきシート13はリボンやネットで構成し
てもよく、また、クランプ装置14はクリップ装置で構
成してもよい。更に、シート巻出軸12を成形機フレー
ム15に設け、金型コア10にクランプ装置14を設け
てもよい。
【0011】次に、本実施例装置の作用を述べる。穴あ
きシート13を引出して下の融着部分13aがハニカム
コア2をインサートすべき位置の下端にくるように、穴
あきシート13の下端をクランプ装置14で固定する。
次いで、これらの2枚のシート間にハニカムコア2を挟
む。次いで、製造工程時に可塑化されているパリソン6
を押出して、ブロー成形用金型7,7を型締めすると、
成形時の熱により、穴あきシート13はパリソン6と融
合してハニカムコア2と一体成形される。その際、ブロ
ー成形用金型7の食切刃によってパリソン6および穴あ
きシート13は喰切られて、パーティングラインの融着
部分13aで融着され、しかも、パリソン6および穴あ
きシート13はハニカムコア2のセル外端にめり込み融
着されて一体化される。そのとき同時に、多数の針状ピ
ン9がハニカムコア2のセルに挿入される。そこで、エ
アジャケット8にブローエアを導入すると、各ブロー用
針状ピン9のブロー圧によってパリソン6は金型7の彫
込部7aに密着するので、表面材3は平滑に成形され
る。
きシート13を引出して下の融着部分13aがハニカム
コア2をインサートすべき位置の下端にくるように、穴
あきシート13の下端をクランプ装置14で固定する。
次いで、これらの2枚のシート間にハニカムコア2を挟
む。次いで、製造工程時に可塑化されているパリソン6
を押出して、ブロー成形用金型7,7を型締めすると、
成形時の熱により、穴あきシート13はパリソン6と融
合してハニカムコア2と一体成形される。その際、ブロ
ー成形用金型7の食切刃によってパリソン6および穴あ
きシート13は喰切られて、パーティングラインの融着
部分13aで融着され、しかも、パリソン6および穴あ
きシート13はハニカムコア2のセル外端にめり込み融
着されて一体化される。そのとき同時に、多数の針状ピ
ン9がハニカムコア2のセルに挿入される。そこで、エ
アジャケット8にブローエアを導入すると、各ブロー用
針状ピン9のブロー圧によってパリソン6は金型7の彫
込部7aに密着するので、表面材3は平滑に成形され
る。
【0012】次に、本発明の他の実施例装置について述
べる。図5において、金型コア10には、断熱部材11
を介して、1つのシート巻出軸12aを設けている。こ
のシート巻出軸12aには、パリソン6と同質または熱
融着性材質で、しかも、板状のハニカムコア2より幅広
の穴あきシート13Aを巻付けている。そして、成形時
には、ハニカムコア2の片面に接着剤を塗布して穴あき
シート13Aに貼着する。この実施例装置も、前記実施
例装置と同様、クランプ装置14を金型コア10の方に
設けてもよい。
べる。図5において、金型コア10には、断熱部材11
を介して、1つのシート巻出軸12aを設けている。こ
のシート巻出軸12aには、パリソン6と同質または熱
融着性材質で、しかも、板状のハニカムコア2より幅広
の穴あきシート13Aを巻付けている。そして、成形時
には、ハニカムコア2の片面に接着剤を塗布して穴あき
シート13Aに貼着する。この実施例装置も、前記実施
例装置と同様、クランプ装置14を金型コア10の方に
設けてもよい。
【0013】次に、本発明の第3の実施例装置について
述べる。図6において、長尺のハニカムコア2aを金型
コア10に設けられたフック15によって直接吊設し、
このハニカムコア2aをブロー成形用金型7の食切刃に
よって切断すると共に、ピンチオフ部7bにより押し潰
して周囲をシールする。なお、ハニカムコア2の各セル
に互に連通する連通孔17(図1参照)を設けておけ
ば、ブロー用針状ピン9の設置本数を、少なくとも1本
とすることができる。また、ブロー用針状ピン9を全く
設けず、ブロー成形用金型7を型締めして、表面材3を
ハニカムコア2に融着するだけでもよい。
述べる。図6において、長尺のハニカムコア2aを金型
コア10に設けられたフック15によって直接吊設し、
このハニカムコア2aをブロー成形用金型7の食切刃に
よって切断すると共に、ピンチオフ部7bにより押し潰
して周囲をシールする。なお、ハニカムコア2の各セル
に互に連通する連通孔17(図1参照)を設けておけ
ば、ブロー用針状ピン9の設置本数を、少なくとも1本
とすることができる。また、ブロー用針状ピン9を全く
設けず、ブロー成形用金型7を型締めして、表面材3を
ハニカムコア2に融着するだけでもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明のハニカムサンドイッチ構造のパ
ネル材によれば、表面材を、製造工程時に可塑化された
熱可塑性樹脂板で構成してパネル材の全表面を包んだの
で、パネル材のコーナ部に切目を設けず、したがって、
剛性が高まり、しかも、パネル材の周囲面を包む後工程
の作業を省くことができる。本発明のハニカムサンドイ
ッチ構造のパネル材の製造方法によれば、前記パネル材
による効果の他、一発成形のため安価なパネル材とする
と共に、パネル材の生産性を向上することができる。殊
に、表面材とハニカムコアとは、接着剤を用いることな
く、互にめり込んで融着され、美麗な表面となると共
に、その接着性を向上することができる。
ネル材によれば、表面材を、製造工程時に可塑化された
熱可塑性樹脂板で構成してパネル材の全表面を包んだの
で、パネル材のコーナ部に切目を設けず、したがって、
剛性が高まり、しかも、パネル材の周囲面を包む後工程
の作業を省くことができる。本発明のハニカムサンドイ
ッチ構造のパネル材の製造方法によれば、前記パネル材
による効果の他、一発成形のため安価なパネル材とする
と共に、パネル材の生産性を向上することができる。殊
に、表面材とハニカムコアとは、接着剤を用いることな
く、互にめり込んで融着され、美麗な表面となると共
に、その接着性を向上することができる。
【図1】本発明のハニカムサンドイッチ構造のパネル材
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】本発明の実施例装置の一部切断全体図である。
【図3】図2の作動図である。
【図4】図2の要部斜視図である。
【図5】他の実施例装置の斜視図である。
【図6】更に他の実施例装置の斜視図である。
【図7】図1の変形例である。
【図8】図7のA〜断面図である。
1…パネル材、2…ハニカムコア、3…表面材、6…パ
リソン、7…金型、8…エアジャケット、9…ブロー用
針状ピン、13…穴あきシート
リソン、7…金型、8…エアジャケット、9…ブロー用
針状ピン、13…穴あきシート
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも対向内壁をもつ表面材の間に
ハニカムコアの芯材をサンドイッチ状に挟んで接着した
構造のパネル材において、 前記表面材を、製造工程時に可塑化された熱可塑性樹脂
板で構成し、該樹脂板を折曲してパネル材の周囲面に連
設接着させたことを特徴とするハニカムサンドイッチ構
造のパネル材。 - 【請求項2】 少なくとも対向内壁をもつ表面材の間に
ハニカムコアの芯材をサンドイッチ状に挟んで接着した
構造のパネル材の製造方法において、 前記ハニカムコアをブロー成形機のパリソン内に吊設
し、該ブロー成形機の金型にハニカムコアのセルに挿入
するブロー用針状ピンを設け、該金型の型締めによりハ
ニカムコアの外面にパリソンを接着した後、ブロー用針
状ピンのブロー圧によりパリソンを金型に密着させるこ
とを特徴とするハニカムサンドイッチ構造のパネル材の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5057791A JP2651650B2 (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | ハニカムサンドイッチ構造のパネル材およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5057791A JP2651650B2 (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | ハニカムサンドイッチ構造のパネル材およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06238783A JPH06238783A (ja) | 1994-08-30 |
JP2651650B2 true JP2651650B2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=13065718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5057791A Expired - Lifetime JP2651650B2 (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | ハニカムサンドイッチ構造のパネル材およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2651650B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08323842A (ja) * | 1995-06-02 | 1996-12-10 | Tsutsunaka Plast Ind Co Ltd | シートブロー成形品と成形方法 |
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1993
- 1993-02-22 JP JP5057791A patent/JP2651650B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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