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JP2648591B2 - 低負荷ミル運転方法 - Google Patents

低負荷ミル運転方法

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Publication number
JP2648591B2
JP2648591B2 JP61185802A JP18580286A JP2648591B2 JP 2648591 B2 JP2648591 B2 JP 2648591B2 JP 61185802 A JP61185802 A JP 61185802A JP 18580286 A JP18580286 A JP 18580286A JP 2648591 B2 JP2648591 B2 JP 2648591B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mill
coal
load
classifier
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61185802A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6342779A (ja
Inventor
忠久 政井
茂樹 森田
成人 中下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Babcock Hitachi KK filed Critical Babcock Hitachi KK
Priority to JP61185802A priority Critical patent/JP2648591B2/ja
Publication of JPS6342779A publication Critical patent/JPS6342779A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2648591B2 publication Critical patent/JP2648591B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Crushing And Grinding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は低負荷ミル運転方法に係り、特に微粉炭燃焼
装置の低負荷運用に好適なミル運転方法に関するもので
ある。
(従来の技術) 微粉炭焚ボイラは、従来、負荷追従性がガス・油焚に
比べて遅い特性があり、また経済性の点でも有利である
ことから、一定負荷運用が採用されていた。近年、原子
力発電が発展し、より経済的メリットが生まれてきたた
めに、微粉炭焚ボイラにおいても一定負荷運用とともに
低負荷運用が要求されるようになってきた。しかし、従
来技術による微粉炭焚ボイラでは、石炭の微粉砕を行な
うミルのターンダウン比(最高負荷と最低負荷の比率)
が小さく、ミル負荷は約40%程度が限界であった。この
理由の1つは、ミル負荷40%では、ミル差圧が1次空気
量減少により急激に減少し、これに伴いミルパイライト
量の急増が問題となることである。もう1つの理由は、
給炭量減少に伴い、粉砕部の炭層厚みが薄くなり、粉砕
ボールと回転テーブルに設けたレース溝の直接的な金属
接触によるミル振動の増加である。上記の理由により、
ミルのターンダウン比が限定されていたのである。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、(a)ミル差圧を確保し、(b)粉
砕ボールと回転テーブル上のレース間の直接的な金属接
触を防止しつつ、ミルのターンダウン比を大きくとるこ
とができる低負荷ミル運転方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、ミルの石炭粉砕部で粉砕した石炭を旋回速
度可変の分級器部で分級した後、一部をミルに再循環さ
せ、他部を1次空気によりバーナ装置に搬送して燃焼さ
せるミル運転方法において、ミル負荷の低減に応じて前
記分級器の旋回速度を大きくし、ミル内の最低炭層厚み
を確保することを特徴とする。本発明において、ミル負
荷とは、ミルへの給炭量、または炭種によりこれを補正
したものをいう。
本発明に用いるミルは、後述するように粉砕部と分級
器部より構成されており、分級器部は微粉炭流の旋回速
度を変化できるように構成されている。本発明において
は、前記2つの技術的課題に対処するために、ミル負荷
の低下と共に分級器の旋回強度を強くし、ミル内での再
循環量を増加させること、つまり、ミル内再循環量の増
加により、ミル差圧の確保とボールとレース間の金属接
触を防止するものである。
(作用) 通常、ミル内における微粉炭の循環量は微粉として取
り出し得る量(微粉炭流量)に比べ2〜5倍と多いこと
が実測の結果判っている。本発明においては、分級器の
旋回を強くすることにより、分級器で捕集される量、す
なわち循環量が増加する。一方、ミル低負荷運用時は、
粉砕部の能力に充分な余裕があり、循環量を増加すれ
ば、これに伴い粉砕仕事量が増加し、ミルへの給炭量は
変化がないので、微粉粒度が向上することになる。した
がって、微粉炭が循環される1次空気スロート上ではよ
り微粉化されることになり、これによりミルのパイライ
ト増加が防止できること、および循環量の増加により、
ボールとレースの間の金属接触も回避できることにな
る。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。第1図は、本発明におけるミル負荷条件とそれに対
応するミルの動作条件を示す関係図である。ミル負荷に
対応して分級器ベーン角度aを図示のように変化させ
る。すなわち、ミル負荷の低減により分級器ベーンを絞
り、分級器内での旋回流を強化させ、循環流を増加させ
る。一方、1次空気量はミル負荷低下に伴い一定割合で
減少するが、あるミル負荷以下(図示では37〜38%)で
は一定としている。この理由は、ミルよりバーナへの1
次空気流速が規定値以下となると微粉炭の堆積を生じ、
微粉炭管の閉塞を生じるからである。給炭量cはミル負
荷に比例して低減する。したがって1次空気と微粉炭量
との比A/C(重量比)dは、図示のように低負荷時に大
きくなる。
これを動作的に示したのが第2図のフローチャートで
ある。今、負荷指令により負荷低下の信号が出ると、ま
ず動作ミルのうち、どのミルを停止するかを予め設定さ
れたプログラムに従って決定し、次いで各ミルへの給炭
量をどのように変化させるかを決定する。このプログラ
ムにより各ミルの負荷指令が出される。このミル負荷
(給炭量×HGI補正)の指令により、本発明の分級器ベ
ーン角度の絞り動作が行なわれる。ミル負荷とこの分級
器ベーン角度の間には、第1図に従って予めプログラム
の設定することができ、これに従って分級器ベーン角度
が決定される。分級器ベーン角度の絞りにより、分級器
で捕集され、粉砕部への循環量が増加するので、結果的
にミル内炭層厚みが増加し、最低の炭層厚みを確保する
ことなる。ミル内炭層厚みの増加により、ミル差圧が増
加し、所定値以上のミル差圧を確保することができる。
このことにより、ミル負荷低減により、ミル内の保有炭
量が増加することになる。
以上、ミルの動作について説明したが、さらにこれを
ミル断面を示す第3図を用いて詳述する。ミルへの給炭
1は図示のように上方により行なわれ、回転テーブル2
へ供給され、回転テーブル2の回転により、さらに粉砕
ボール3へ供給されて粉砕され、1次空気8の1次空気
スロート4よりの噴流により上方へ搬送され、分級器ベ
ーン5で旋回を付与され、分級器6内で微粉と粗粉に分
級される。微粉炭は1次空気に搬送されて上方へ移動
し、微粉炭流10となってバーナへ供給される。一方、分
離された粗粉は、フラッパ7を押し開け、再び回転テー
ブル2へ戻される。本発明のポイントとなる循環流と
は、このフラッパ7を通して粉砕部へ戻される粗粉炭の
流れを示している。この循環流の増加により、例えば給
炭1が少なくても、ミル内部の粉砕部を流れる炭流を減
少させることなく、ミルの運転を行なうことができ、前
述の技術的課題を解決することができる。
(発明の効果) 本発明による第1の効果は、ミルのターンダウン比を
大きくすることができることである。つまり、ミルの最
低給炭量の切り下げが可能となり、結果的には微粉炭ボ
イラの最低負荷切下げが可能となるので、ボイラ起動・
停止回数を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるミル負荷とミル条件の関係を示
す図、第2図は、本発明によるミル内の操作要因のフロ
ーチャートを示す図、第3図は、本発明に用いるミルの
構造を示す断面図である。 1……給炭、2……回転テーブル、3……粉砕ボール、
4……1次空気スロート、5……分級器ベーン、6……
分級器、7……フラッパ、8……1次空気、9……減速
機、10……微粉炭流、11……ベーンリンク機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中下 成人 呉市宝町6番9号 バブコック日立株式 会社呉工場内 (56)参考文献 実開 平2−22061(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミルの石炭粉砕部で粉砕した石炭を旋回速
    度可変の分級器部で分級した後、一部をミルに再循環さ
    せ、他部を1次空気によりバーナ装置に搬送して燃焼さ
    せるミル運転方法において、ミル負荷の低減に応じて前
    記分級器の旋回速度を大きくし、ミル内の最低炭層厚み
    を確保することを特徴とする低負荷ミル運転方法。
JP61185802A 1986-08-07 1986-08-07 低負荷ミル運転方法 Expired - Lifetime JP2648591B2 (ja)

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JPS6342779A JPS6342779A (ja) 1988-02-23
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Families Citing this family (2)

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JPH02253861A (ja) * 1989-03-27 1990-10-12 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 竪形ミルにおける微粉炭微粉度の制御方法
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JPS5840242U (ja) * 1981-09-09 1983-03-16 三菱重工業株式会社 固形物粉砕機の分級装置
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JPS6342779A (ja) 1988-02-23

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