JP2638807B2 - ホットランナー式射出成形装置 - Google Patents
ホットランナー式射出成形装置Info
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- JP2638807B2 JP2638807B2 JP62130928A JP13092887A JP2638807B2 JP 2638807 B2 JP2638807 B2 JP 2638807B2 JP 62130928 A JP62130928 A JP 62130928A JP 13092887 A JP13092887 A JP 13092887A JP 2638807 B2 JP2638807 B2 JP 2638807B2
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- Japan
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- torpedo
- tip
- injection molding
- hot runner
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/27—Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
- B29C45/30—Flow control means disposed within the sprue channel, e.g. "torpedo" construction
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は溶融樹脂の流通部にヒータを配し、樹脂を溶
融状態を保持しながら加圧流動させてゲート部を通して
金型キャビティに圧入させ成形を行うホットランナー式
射出成形装置に関する。
融状態を保持しながら加圧流動させてゲート部を通して
金型キャビティに圧入させ成形を行うホットランナー式
射出成形装置に関する。
本発明はホットランナー式射出成形装置であって、金
型のゲート部に臨むトーピード先端部を30゜以下の先鋭
角に形成し、ゲート部におけるゲートの内周面とトーピ
ード先端部との対向面の延長線で形成される角度を15゜
超、45゜以下の範囲にすることにより、ゲート開き角度
を変更することなくゲート部の強度を維持し、かつ、樹
脂流動部が拡大され、成形時における樹脂流動が良好と
なり、低射出圧での成形が可能となると共に成形品内の
残留応力が小さく、成形歪の減少を可能とするものであ
る。
型のゲート部に臨むトーピード先端部を30゜以下の先鋭
角に形成し、ゲート部におけるゲートの内周面とトーピ
ード先端部との対向面の延長線で形成される角度を15゜
超、45゜以下の範囲にすることにより、ゲート開き角度
を変更することなくゲート部の強度を維持し、かつ、樹
脂流動部が拡大され、成形時における樹脂流動が良好と
なり、低射出圧での成形が可能となると共に成形品内の
残留応力が小さく、成形歪の減少を可能とするものであ
る。
〔従来の技術〕 従来、ホットランナー式射出成形装置は、例えば実公
昭60−18904号公報に開示されるように、マニホールド
に形成した溶融樹脂流通部と金型のキャビティのゲート
部間の樹脂流通部内にヒータを内蔵した尖鋭発熱体が、
その先端部をゲート部に臨ませて配置されてランナー内
の樹脂を加熱して溶融状態に保持したり、ゲート部分の
固化樹脂を加熱して溶融し、ゲートを開いて射出樹脂の
間歇的な射出成形操作を行い溶融樹脂をキャビティ内に
射出注入して成形するように構成されている。
昭60−18904号公報に開示されるように、マニホールド
に形成した溶融樹脂流通部と金型のキャビティのゲート
部間の樹脂流通部内にヒータを内蔵した尖鋭発熱体が、
その先端部をゲート部に臨ませて配置されてランナー内
の樹脂を加熱して溶融状態に保持したり、ゲート部分の
固化樹脂を加熱して溶融し、ゲートを開いて射出樹脂の
間歇的な射出成形操作を行い溶融樹脂をキャビティ内に
射出注入して成形するように構成されている。
このように構成されるホットランナー式射出成形装置
は前述の如くゲート部を開閉させるため尖鋭発熱体には
先端の出来るだけ近くまでヒータを配する必要がある。
しかし、ヒータの熱効率からその大きさを小さくするこ
とには限界があり、またヒータを先端に近づけるのも発
熱体の肉厚が薄くなり、強度的な限界もある。
は前述の如くゲート部を開閉させるため尖鋭発熱体には
先端の出来るだけ近くまでヒータを配する必要がある。
しかし、ヒータの熱効率からその大きさを小さくするこ
とには限界があり、またヒータを先端に近づけるのも発
熱体の肉厚が薄くなり、強度的な限界もある。
これらの条件を兼ねそなえるためには尖鋭発熱体の尖
鋭先端部の先端部分は細くしてもその元部が太い円錘形
状となり、これに伴ってこの周囲に樹脂流動部を充分取
るためにはゲート部の開き角である内側テーパ角を大き
く、即ち金型のゲート部のエッヂ角度を小さくする必要
があるが、このエッヂ角度を小さくすると、この部分の
金型強度が低下することになり、このためゲート部の内
側テーパ角にも限界角度がある。
鋭先端部の先端部分は細くしてもその元部が太い円錘形
状となり、これに伴ってこの周囲に樹脂流動部を充分取
るためにはゲート部の開き角である内側テーパ角を大き
く、即ち金型のゲート部のエッヂ角度を小さくする必要
があるが、このエッヂ角度を小さくすると、この部分の
金型強度が低下することになり、このためゲート部の内
側テーパ角にも限界角度がある。
このように従来のホットランナー式射出成形装置にお
いてはゲート部分に構造的に各種の制限が伴うので樹脂
の射出圧、ゲート切れ、ゲート開閉性の最適条件に対す
る調整巾が狭くそのため成形適応範囲が狭くなり、また
ゲート部分の樹脂流動部が小狭であるため射出圧減衰が
多く装置のシリンダーの射出圧力を高める必要があり、
このことが原因で成形品内の残留応力が大きくなって成
形品に歪、即ち反り変形が生じるおそれがある。
いてはゲート部分に構造的に各種の制限が伴うので樹脂
の射出圧、ゲート切れ、ゲート開閉性の最適条件に対す
る調整巾が狭くそのため成形適応範囲が狭くなり、また
ゲート部分の樹脂流動部が小狭であるため射出圧減衰が
多く装置のシリンダーの射出圧力を高める必要があり、
このことが原因で成形品内の残留応力が大きくなって成
形品に歪、即ち反り変形が生じるおそれがある。
本発明はかかる点に鑑み、ゲート部の開き角度、即
ち、内側テーパ角を変更することなくゲート部分の樹脂
流動部が拡大されて樹脂流動を良好にすると共にゲート
部における樹脂に対するトーピードの熱効率を向上させ
るようにしたホットランナー式射出成形装置を提供する
ことを目的とする。
ち、内側テーパ角を変更することなくゲート部分の樹脂
流動部が拡大されて樹脂流動を良好にすると共にゲート
部における樹脂に対するトーピードの熱効率を向上させ
るようにしたホットランナー式射出成形装置を提供する
ことを目的とする。
前述した問題を解決するために本発明は、溶融樹脂の
流通路からゲート部に連続して内部加熱形トーピードを
配してなるホットランナー式射出成形装置において、ト
ーピードのゲート部に臨むトーピード先端部を30゜以下
の先鋭角に形成し、ゲート部におけるゲート部における
ゲートの内周面とトーピード先端部との間で形成される
樹脂流動部は、キャビティ側が狭くなるように成形さ
れ、ゲートの内周面とトーピード先端部との対向面の延
長線で形成される角度を15゜超、45゜以下の範囲にした
ものである。
流通路からゲート部に連続して内部加熱形トーピードを
配してなるホットランナー式射出成形装置において、ト
ーピードのゲート部に臨むトーピード先端部を30゜以下
の先鋭角に形成し、ゲート部におけるゲート部における
ゲートの内周面とトーピード先端部との間で形成される
樹脂流動部は、キャビティ側が狭くなるように成形さ
れ、ゲートの内周面とトーピード先端部との対向面の延
長線で形成される角度を15゜超、45゜以下の範囲にした
ものである。
〔作用〕 ホットランナー式射出成形装置において、トーピード
のゲート部に臨むトーピード先端部を30゜以下の先鋭角
に形成し、ゲート部におけるゲートの内周面とトーピー
ド先端部との対向面の延長線で形成される角度を15゜
超、45゜以下の範囲にすることにより、ゲート部の強度
を維持するとともに、ゲート部における樹脂流動エリア
はゲート部の開き角度を拡大することなく充分とること
ができて溶融樹脂の流動が円滑に行われ低射出圧による
成形が可能となり、従来装置に比し種々の利点がある。
のゲート部に臨むトーピード先端部を30゜以下の先鋭角
に形成し、ゲート部におけるゲートの内周面とトーピー
ド先端部との対向面の延長線で形成される角度を15゜
超、45゜以下の範囲にすることにより、ゲート部の強度
を維持するとともに、ゲート部における樹脂流動エリア
はゲート部の開き角度を拡大することなく充分とること
ができて溶融樹脂の流動が円滑に行われ低射出圧による
成形が可能となり、従来装置に比し種々の利点がある。
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
図において(1)は固定側取付け板でこの下側にスペ
ーサーブロック(2)を介して受け板(3)が固定さ
れ、この受け板(3)の下面にキャビティCを形成する
金型(4)が取付けられている。
ーサーブロック(2)を介して受け板(3)が固定さ
れ、この受け板(3)の下面にキャビティCを形成する
金型(4)が取付けられている。
この、取付け板(1)と受け板(3)との間にはマニ
ホールド(5)を配し、受け板(3)に対してセンター
ピン(6)により位置決めし、セットボルト(7)によ
り固着する。このマニホールド(5)に形成されるスブ
ルー部(流通路)(8)は取付け板(1)に設置された
ロケートリング(9)にスブルーブッシュ(10)を介し
て連通され、このスブルー部(8)のノズル(8a)側に
はランナーブッシュ(11)が嵌着されて金型(4)のゲ
ート部(12)に連通されており、このマニホールド
(5)にはヒータ(13)が装填されて常時加熱されてい
る。
ホールド(5)を配し、受け板(3)に対してセンター
ピン(6)により位置決めし、セットボルト(7)によ
り固着する。このマニホールド(5)に形成されるスブ
ルー部(流通路)(8)は取付け板(1)に設置された
ロケートリング(9)にスブルーブッシュ(10)を介し
て連通され、このスブルー部(8)のノズル(8a)側に
はランナーブッシュ(11)が嵌着されて金型(4)のゲ
ート部(12)に連通されており、このマニホールド
(5)にはヒータ(13)が装填されて常時加熱されてい
る。
そして、マニホールド(5)にはスブルー部(8)の
ノズル(8a)からランナーブッシュ(11)に挿通され、
金型(4)のゲート部(12)に達するトーピード(14)
が備えられており、このトーピード(14)は内部にヒー
タ(15)が内蔵され、ゲート部(12)の漏斗状に形成さ
れるゲート(12a)に臨むトービード先端部、即ちゲー
トチップ部(14a)は尖鋭状に形成してあり、本例にお
いてはこのトーピード(14)の先端ゲートチップ部(14
a)は先端角θ1は30゜以下で逆円錐形に形成してあ
る。また、金型(4)のゲート(12a)の開き角θ2は
従来のものと同じで60゜〜120゜に形成されている。
ノズル(8a)からランナーブッシュ(11)に挿通され、
金型(4)のゲート部(12)に達するトーピード(14)
が備えられており、このトーピード(14)は内部にヒー
タ(15)が内蔵され、ゲート部(12)の漏斗状に形成さ
れるゲート(12a)に臨むトービード先端部、即ちゲー
トチップ部(14a)は尖鋭状に形成してあり、本例にお
いてはこのトーピード(14)の先端ゲートチップ部(14
a)は先端角θ1は30゜以下で逆円錐形に形成してあ
る。また、金型(4)のゲート(12a)の開き角θ2は
従来のものと同じで60゜〜120゜に形成されている。
従ってトーピード(14)のゲートチップ部(14a)の
外周面とゲート部(12)のゲート(12a)の内周面との
間に樹脂流動部は、θ2−θ1即ち で15゜〜45゜の範囲となって広く形成されることにな
る。即ち、トーピード(14)の先端ゲートチップ部(14
a)を出来るだけ鋭角で小体積にすることによってゲー
ト(12a)との間の樹脂流動エリアが充分とれることに
なる。
外周面とゲート部(12)のゲート(12a)の内周面との
間に樹脂流動部は、θ2−θ1即ち で15゜〜45゜の範囲となって広く形成されることにな
る。即ち、トーピード(14)の先端ゲートチップ部(14
a)を出来るだけ鋭角で小体積にすることによってゲー
ト(12a)との間の樹脂流動エリアが充分とれることに
なる。
また、このようにトーピード(14)の先端ゲートチッ
プ部(14a)を鋭角に形成することはこのゲートチップ
部(14a)の元部径が細くなってトーピード(14)に内
蔵されるヒータ(15)が先端側から離れるが、ゲートチ
ップ部(14a)の先端側の体積は小さいので熱効率も良
好となる。
プ部(14a)を鋭角に形成することはこのゲートチップ
部(14a)の元部径が細くなってトーピード(14)に内
蔵されるヒータ(15)が先端側から離れるが、ゲートチ
ップ部(14a)の先端側の体積は小さいので熱効率も良
好となる。
なお、図中(16)は受け板(3)及び金型(4)に穿
設された冷却水孔である。
設された冷却水孔である。
以上のように構成される射出成形装置は溶融樹脂が固
定側取付け板(1)に設置されたロケートリング(9)
からスブルーブッシュ(10)を介してマニホールド
(5)のスブルー部(8)を流通してランナーブッシュ
(11)から金型(4)のゲート部(12)に達し、ゲート
(12a)から金型(4)のキャビティC内に射出圧入さ
れ、所望の成形製品が得られる。
定側取付け板(1)に設置されたロケートリング(9)
からスブルーブッシュ(10)を介してマニホールド
(5)のスブルー部(8)を流通してランナーブッシュ
(11)から金型(4)のゲート部(12)に達し、ゲート
(12a)から金型(4)のキャビティC内に射出圧入さ
れ、所望の成形製品が得られる。
この成形において溶融樹脂はマニホールド(5)のス
ブルー部(8)からランナーブッシュ(11)内をトーピ
ード(14)に沿って流通されるのでトーピード(14)内
のヒータ(15)によって有効に加熱されると共にゲート
部(12)のゲート(12a)内においても熱効率の良好な
ゲートチップ部(14a)によって加熱されて溶融状態が
維持され、また、トーピード(14)の先端ゲートチップ
部(14a)とゲート(12a)との間の樹脂流動エリアはゲ
ート径を大きくすることなく充分とることが出来ること
により、溶融樹脂の流通性が改善されて低い射出圧で流
通させることが出来ると共にこの流通性の改善により射
出圧力の残圧が低減されてゲート(12a)内における圧
力歪が少くなり、ゲート切れも向上される。さらに、こ
の樹脂流通性の改善により従来の射出成形装置に比し低
い射出圧力、射出時間の短縮を図ることができて成形サ
イクルタイムの短縮も可能となる。例えば従来装置にお
いては射出圧力126kg/cm2、射出時間2.1secに対して本
例装置では射出圧力98kg/cm2、射出時間1.5secで成形さ
れることになる。
ブルー部(8)からランナーブッシュ(11)内をトーピ
ード(14)に沿って流通されるのでトーピード(14)内
のヒータ(15)によって有効に加熱されると共にゲート
部(12)のゲート(12a)内においても熱効率の良好な
ゲートチップ部(14a)によって加熱されて溶融状態が
維持され、また、トーピード(14)の先端ゲートチップ
部(14a)とゲート(12a)との間の樹脂流動エリアはゲ
ート径を大きくすることなく充分とることが出来ること
により、溶融樹脂の流通性が改善されて低い射出圧で流
通させることが出来ると共にこの流通性の改善により射
出圧力の残圧が低減されてゲート(12a)内における圧
力歪が少くなり、ゲート切れも向上される。さらに、こ
の樹脂流通性の改善により従来の射出成形装置に比し低
い射出圧力、射出時間の短縮を図ることができて成形サ
イクルタイムの短縮も可能となる。例えば従来装置にお
いては射出圧力126kg/cm2、射出時間2.1secに対して本
例装置では射出圧力98kg/cm2、射出時間1.5secで成形さ
れることになる。
また、金型(4)のゲート(12a)はそのゲート径を
大きく、即ちゲート開き角度を小さくする必要がないの
で金型(4)のゲート部周辺が肉薄となって強度が低下
してクラックが生じる等のおそれがなく長期の繰返し使
用に充分耐える。
大きく、即ちゲート開き角度を小さくする必要がないの
で金型(4)のゲート部周辺が肉薄となって強度が低下
してクラックが生じる等のおそれがなく長期の繰返し使
用に充分耐える。
以上は本発明の一例であって本発明はこの実施例に限
定されているものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で変更できるものである。
定されているものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で変更できるものである。
以上のように本発明によれば溶融樹脂の流通路からゲ
ート部に連続して内部加熱形トーピードを配し、ゲート
部に対応するトーピード先端部を30゜以下の先鋭角度に
形成し、ゲート部におけるゲートの内周面とトーピード
先端部との間で形成される樹脂流動部は、キャビティ側
が狭くなるように形成され、ゲートの内周面とトーピー
ド先端部との対向面の延長線で形成される角度を15゜
超、45゜以下の範囲にしたことにより、ゲート部の強度
を維持し、かつ、樹脂流通エリアを充分とることが出来
て溶融樹脂の流通が円滑に行われ、低射出圧での成形が
可能となって取数を増加でき、またゲート切れが良好と
なり、成形品内の残留応力が小さくなって成形歪が減少
されて良質の成形品が得られる。
ート部に連続して内部加熱形トーピードを配し、ゲート
部に対応するトーピード先端部を30゜以下の先鋭角度に
形成し、ゲート部におけるゲートの内周面とトーピード
先端部との間で形成される樹脂流動部は、キャビティ側
が狭くなるように形成され、ゲートの内周面とトーピー
ド先端部との対向面の延長線で形成される角度を15゜
超、45゜以下の範囲にしたことにより、ゲート部の強度
を維持し、かつ、樹脂流通エリアを充分とることが出来
て溶融樹脂の流通が円滑に行われ、低射出圧での成形が
可能となって取数を増加でき、またゲート切れが良好と
なり、成形品内の残留応力が小さくなって成形歪が減少
されて良質の成形品が得られる。
しかもトーピード先端部は鋭角で元部も細く形成され
ることにより熱効率が良好でトーピードの加熱、非加熱
によるゲート部における樹脂の溶融、固化が確実に行わ
れてゲート開閉性も良好となり、従って樹脂射出圧ゲー
ト切れ、ゲート開閉性の最適条件調整幅を広くとること
ができて所望の成形品が容易に得られるホットランナー
式射出成形装置を提供できる。
ることにより熱効率が良好でトーピードの加熱、非加熱
によるゲート部における樹脂の溶融、固化が確実に行わ
れてゲート開閉性も良好となり、従って樹脂射出圧ゲー
ト切れ、ゲート開閉性の最適条件調整幅を広くとること
ができて所望の成形品が容易に得られるホットランナー
式射出成形装置を提供できる。
第1図は本発明によるホットランナー式射出成形装置の
一例の要部の拡大断面図、第2図は同、射出成形装置の
一例の一部截断正面図である。 図中(4)は金型、Cはキャビティ、(5)はマニホー
ルド、(8)はスブルー部、(12)はゲート部、(12
a)はゲート、(14)はトーピード、(14a)はトーピー
ド先端部である。
一例の要部の拡大断面図、第2図は同、射出成形装置の
一例の一部截断正面図である。 図中(4)は金型、Cはキャビティ、(5)はマニホー
ルド、(8)はスブルー部、(12)はゲート部、(12
a)はゲート、(14)はトーピード、(14a)はトーピー
ド先端部である。
Claims (1)
- 【請求項1】溶融樹脂の流通路からゲート部に連続して
内部加熱形トーピードを配して成るホットランナー式射
出成形装置において、 上記トーピードの上記ゲート部に臨むトーピード先端部
を30゜以下の先鋭角に形成して成り、 上記ゲート部におけるゲートの内周面と上記トーピード
先端部との間で形成される樹脂流動部はキャビティ側が
狭くなるように形成され、上記ゲートの内周面と上記ト
ーピード先端部との対向面の延長線で形成される角度を
15゜超、45゜以下の範囲にしたことを特徴とするホット
ランナー式射出成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62130928A JP2638807B2 (ja) | 1987-05-27 | 1987-05-27 | ホットランナー式射出成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62130928A JP2638807B2 (ja) | 1987-05-27 | 1987-05-27 | ホットランナー式射出成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63295225A JPS63295225A (ja) | 1988-12-01 |
JP2638807B2 true JP2638807B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=15045998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62130928A Expired - Fee Related JP2638807B2 (ja) | 1987-05-27 | 1987-05-27 | ホットランナー式射出成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2638807B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50129659U (ja) * | 1974-04-10 | 1975-10-24 | ||
JPS5260848A (en) * | 1975-11-14 | 1977-05-19 | Sumitomo Bakelite Co | Mold for hot runner molding |
JPS6018904Y2 (ja) * | 1980-10-14 | 1985-06-07 | 堤 菁 | 尖鋭発熱体 |
JPH0617039B2 (ja) * | 1985-07-18 | 1994-03-09 | ベルナルト・シユタウバ− | 高温通路工具における移送ノズル |
-
1987
- 1987-05-27 JP JP62130928A patent/JP2638807B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
白石順一郎著「射出成形用金型」日刊工業新聞社(昭和51年12月10日)第137頁〜第140頁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63295225A (ja) | 1988-12-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |