JP2631086B2 - 後付け面格子及び後付け面格子における脱出操作機構並びに後付け脱出面格子 - Google Patents
後付け面格子及び後付け面格子における脱出操作機構並びに後付け脱出面格子Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は後付け面格子及び後付
け面格子における脱出操作機構並びに後付け脱出面格子
に係り、その目的はマンション、アパート等の既設のサ
ッシに簡便且つ強固に取り付けられ、しかも新築のサッ
シにおいても面格子との組合せを任意に選択して取りつ
けることができるなど施工性に優れた後付け面格子、及
び通常は防犯用として機能する面格子を火災等の非常時
には室内から容易に開放させることのできる後付け脱出
面格子並びに外部からは容易に開放することはできない
ものの、火災等の非常時には内部から容易に開放するこ
とのできる安全性の高い後付け面格子における脱出操作
機構を提供することにある。
け面格子における脱出操作機構並びに後付け脱出面格子
に係り、その目的はマンション、アパート等の既設のサ
ッシに簡便且つ強固に取り付けられ、しかも新築のサッ
シにおいても面格子との組合せを任意に選択して取りつ
けることができるなど施工性に優れた後付け面格子、及
び通常は防犯用として機能する面格子を火災等の非常時
には室内から容易に開放させることのできる後付け脱出
面格子並びに外部からは容易に開放することはできない
ものの、火災等の非常時には内部から容易に開放するこ
とのできる安全性の高い後付け面格子における脱出操作
機構を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】一般に家屋等の建造物の窓部の外側に
は、防犯或いは装飾等を目的として面格子が設けられて
いることが多い。この面格子は外部から容易に開放がで
きないように、窓部の外側に強固に固定されている。し
かしながら、昨今では防犯性の高い面格子においては、
却ってそのことによって火災時、室内に人が閉じ込めら
れてしまうという危険性が指摘されるようになり、防災
上の安全面から、強固であると同時に開放性を備えた面
格子が要求されてきている。所謂脱出面格子である。こ
の脱出面格子は、新築時に面格子とその取り付け用の窓
枠とが一体となって型枠が構成され、この一体型枠を壁
開口部に取り付ける場合が多い。一般に脱出面格子の種
類は、引き違い式の面格子、或いはレールが一本で二枚
の面格子のうちの一枚が嵌め殺し式で、他方が開放可能
な式のもの、格子が移動して一方向に引き寄せられるジ
ャバラ式のものなどが存在した。
は、防犯或いは装飾等を目的として面格子が設けられて
いることが多い。この面格子は外部から容易に開放がで
きないように、窓部の外側に強固に固定されている。し
かしながら、昨今では防犯性の高い面格子においては、
却ってそのことによって火災時、室内に人が閉じ込めら
れてしまうという危険性が指摘されるようになり、防災
上の安全面から、強固であると同時に開放性を備えた面
格子が要求されてきている。所謂脱出面格子である。こ
の脱出面格子は、新築時に面格子とその取り付け用の窓
枠とが一体となって型枠が構成され、この一体型枠を壁
開口部に取り付ける場合が多い。一般に脱出面格子の種
類は、引き違い式の面格子、或いはレールが一本で二枚
の面格子のうちの一枚が嵌め殺し式で、他方が開放可能
な式のもの、格子が移動して一方向に引き寄せられるジ
ャバラ式のものなどが存在した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、建造物
の種類、或いは施工主の相違等により、窓には多種類の
形状のものが存在しており、且つ取り付ける脱出面格子
及びその枠体の形状も多種類のものが存在している。従
って、前記したように新築時に脱出面格子と窓枠との一
体成形品を取り付けようとする際には、窓の形状に応じ
た多種類の形状の面格子及び窓枠とを選択しなければな
らず、結果として、このような一体成形品を構成する型
枠材を多種類用意しなければならないという課題が存在
した。すなわち、窓の種類或いは用途、さらには顧客の
要望に応じて窓枠、及びそれに適合する面格子を決定す
ると、その形状に応じた型枠材を使用して脱出面格子一
体成形品を作製しなければならないため、使用する型枠
材の種類が非常に多種類必要となってしまい、生産性、
コスト性の面で十分ではないという課題が存在した。さ
らに、一体成形型の脱出面格子を取り付ける場合では、
その取り付け強度にも課題が存在した。しかも、既設の
建造物に脱出面格子を新規に取り付ける場合では、窓枠
の周囲を取り壊して窓枠と脱出面格子が一体となった一
体型脱出面格子を取り付ける必要があり、その作業が大
掛かりなものとなってしまうという課題も存在した。そ
こで、上記実情に鑑みて、この発明者は既設のサッシ枠
においては、窓枠周囲の取壊し作業を必要とすることな
く、引き違い式、引き落とし式、引き寄せ式等の任意の
形態の脱出面格子を、任意の窓枠との組み合わせにより
適宜選択して、バリエーション豊かに簡便且つ強固に取
り付けることができ、新築の建造物に脱出面格子を取り
付ける際には、複数の型枠材を必要とすることなく、所
定の窓に適宜任意の形状の窓枠を取り付け、この窓枠に
後付けで簡便且つ強固に任意の形態の面格子を取り付け
ることのできる後付け脱出面格子、及び通常は防犯用と
して外部から開放することができないよう取り付けら
れ、火災等の災害時には、内部からこの面格子を簡便な
操作で開放することのできる脱出操作機構の創出につい
て鋭意研究を続けた。
の種類、或いは施工主の相違等により、窓には多種類の
形状のものが存在しており、且つ取り付ける脱出面格子
及びその枠体の形状も多種類のものが存在している。従
って、前記したように新築時に脱出面格子と窓枠との一
体成形品を取り付けようとする際には、窓の形状に応じ
た多種類の形状の面格子及び窓枠とを選択しなければな
らず、結果として、このような一体成形品を構成する型
枠材を多種類用意しなければならないという課題が存在
した。すなわち、窓の種類或いは用途、さらには顧客の
要望に応じて窓枠、及びそれに適合する面格子を決定す
ると、その形状に応じた型枠材を使用して脱出面格子一
体成形品を作製しなければならないため、使用する型枠
材の種類が非常に多種類必要となってしまい、生産性、
コスト性の面で十分ではないという課題が存在した。さ
らに、一体成形型の脱出面格子を取り付ける場合では、
その取り付け強度にも課題が存在した。しかも、既設の
建造物に脱出面格子を新規に取り付ける場合では、窓枠
の周囲を取り壊して窓枠と脱出面格子が一体となった一
体型脱出面格子を取り付ける必要があり、その作業が大
掛かりなものとなってしまうという課題も存在した。そ
こで、上記実情に鑑みて、この発明者は既設のサッシ枠
においては、窓枠周囲の取壊し作業を必要とすることな
く、引き違い式、引き落とし式、引き寄せ式等の任意の
形態の脱出面格子を、任意の窓枠との組み合わせにより
適宜選択して、バリエーション豊かに簡便且つ強固に取
り付けることができ、新築の建造物に脱出面格子を取り
付ける際には、複数の型枠材を必要とすることなく、所
定の窓に適宜任意の形状の窓枠を取り付け、この窓枠に
後付けで簡便且つ強固に任意の形態の面格子を取り付け
ることのできる後付け脱出面格子、及び通常は防犯用と
して外部から開放することができないよう取り付けら
れ、火災等の災害時には、内部からこの面格子を簡便な
操作で開放することのできる脱出操作機構の創出につい
て鋭意研究を続けた。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明では、建造物に
おけるサッシの最外側に窓面と平行方向に延出される延
出部に取り付けられる面格子であって、この面格子は左
右一対の縦枠体と上下一対の横枠体と面格子本体とから
なり、前記縦枠体には前記延出部に嵌合する断面コ字状
の嵌合部が長手方向に形成されるとともに横枠体に対す
る嵌入部が形成され、前記横枠体には少なくとも一列の
レール部が備えられ、この横枠体が前記縦枠体の嵌入部
に嵌着されて四方枠状に固定されてることを特徴とする
後付け面格子及び建造物におけるサッシの最外側に窓面
と平行方向に延出される延出部に取り付けられる面格子
であって、この面格子は左右一対の縦枠体と上下一対の
横枠体と面格子本体とからなり、前記縦枠体には前記延
出部に嵌合する断面コ字状の嵌合部が長手方向に形成さ
れるとともに横枠体に対する嵌入部が形成され、前記横
枠体には面格子本体が滑走可能な少なくとも一列のレー
ル部が備えられ、この横枠体が前記縦枠体の嵌入部に嵌
着されて四方枠状に固定されてなる後付け面格子であっ
て、この後付け面格子には係止バーとこの係止バーと回
動可能に枢着された係板とこの係板と枢着された操作バ
ーとを備えてなり、この操作バーは人の腕よりも長い長
さとされてなる操作杆内に配入されてなるとともに、前
記係止バー及び/又は操作バーが人の腕よりも長い長さ
とされてなる脱出操作機構が備えられてなることを特徴
とする後付け脱出面格子を提供することにより、前記従
来の課題を悉く解消する。
おけるサッシの最外側に窓面と平行方向に延出される延
出部に取り付けられる面格子であって、この面格子は左
右一対の縦枠体と上下一対の横枠体と面格子本体とから
なり、前記縦枠体には前記延出部に嵌合する断面コ字状
の嵌合部が長手方向に形成されるとともに横枠体に対す
る嵌入部が形成され、前記横枠体には少なくとも一列の
レール部が備えられ、この横枠体が前記縦枠体の嵌入部
に嵌着されて四方枠状に固定されてることを特徴とする
後付け面格子及び建造物におけるサッシの最外側に窓面
と平行方向に延出される延出部に取り付けられる面格子
であって、この面格子は左右一対の縦枠体と上下一対の
横枠体と面格子本体とからなり、前記縦枠体には前記延
出部に嵌合する断面コ字状の嵌合部が長手方向に形成さ
れるとともに横枠体に対する嵌入部が形成され、前記横
枠体には面格子本体が滑走可能な少なくとも一列のレー
ル部が備えられ、この横枠体が前記縦枠体の嵌入部に嵌
着されて四方枠状に固定されてなる後付け面格子であっ
て、この後付け面格子には係止バーとこの係止バーと回
動可能に枢着された係板とこの係板と枢着された操作バ
ーとを備えてなり、この操作バーは人の腕よりも長い長
さとされてなる操作杆内に配入されてなるとともに、前
記係止バー及び/又は操作バーが人の腕よりも長い長さ
とされてなる脱出操作機構が備えられてなることを特徴
とする後付け脱出面格子を提供することにより、前記従
来の課題を悉く解消する。
【0007】
【作用】アミ戸用の既設サッシの最外側に窓面と平行方
向に延出される延出部(サッシ羽と呼ばれることもあ
る)を利用して、後付けで容易に面格子を取り付けるこ
とができる。新築時に脱出面格子を取り付ける際には、
所定の窓に任意の形状の窓枠を取り付け、この窓枠に任
意の形状の脱出面格子を後付けで簡便且つ強固に取り付
けることができる。従って、一体成形品を得るような型
枠材を必要とすることがない。また、既設の建造物に脱
出面格子を取り付ける際には、窓枠周囲の取壊し作業を
必要とすることなく、既設サッシの最外側に窓面と平行
方向に延出される延出部を利用して、任意の形状の脱出
面格子を多くのバリエーションの中から任意に選択して
着脱自在に簡便に取り付けることができる。係止バーは
サッシの遊び空間を利用して設けられているため、壁体
に穴をあけることがなく作業性がよい。しかも壁体に穴
を開けないので雨じまいがよい。縦枠体、横枠体内に配
された面格子本体の左右側部近傍位置の縦枠体には、バ
ー挿入係止孔が設けられ、このバー挿入係止孔には係止
バーがそれぞれ挿入されている。従って、この係止バー
の挿入係止により、面格子本体は屋外から動かすことが
できないように固定される。しかも、操作杆と操作バー
及び/又は係止バーは、人の腕よりも長い長さとされて
いる。面格子を開放するためには、操作杆を係止バーに
対して水平方向に偏心させて、操作バー先端部を操作杆
より突出させ、この操作バーが係止バーと同一軸上に位
置した際に操作バーを引くことにより、係止バーのバー
挿入係止孔に対する挿入係止を解除する必要があるが、
まず係止バーが人の腕よりも長い長さとされている場
合、屋外からの侵入者が面格子の間隙から腕を伸ばして
も操作杆に手が届かない。従って、操作杆を係止バーに
対して水平方向に偏心させて係止バーのバー挿入係止孔
に対する挿入係止を解除するという操作を行うことがで
きず、面格子を開放することができない。また、操作杆
と操作バーが人の腕よりも長い長さとされている場合、
屋外からの侵入者が面格子の間隙から腕を伸ばして、操
作杆の位置を水平に偏心させても、操作杆より突出され
た操作バーの先端まで手が届かず、従って操作バーを操
作することができず、面格子の開放ができない。さらに
操作バー及び係止バーが共に人の腕よりも長い長さとさ
れている場合においても当然、外部からの侵入者は操作
バー先端部まで手が届かず面格子を開放することはでき
ない。従って、屋外から面格子の間隙から手を伸ばし
て、面格子の操作手段を操作しようとしても面格子を開
放することができず、防犯性に非常に優れている。一
方、室内側で火災等の災害が生じたときには、操作杆を
係止バーに対して水平方向に偏心させて、操作バー先端
部を操作杆より突出させ、この操作バーが係止バーと同
一軸上に位置した際に操作バーを引くと、係止バーのバ
ー挿入係止孔に対する挿入係止が解除される。従って、
この状態で一方の面格子本体を他方側に移動させること
により、サッシの枠体の片側が開放されるので、室内に
いる者がこの開放部分から屋外に脱出して避難すること
が可能となり、火災等の災害から免れることができる。
向に延出される延出部(サッシ羽と呼ばれることもあ
る)を利用して、後付けで容易に面格子を取り付けるこ
とができる。新築時に脱出面格子を取り付ける際には、
所定の窓に任意の形状の窓枠を取り付け、この窓枠に任
意の形状の脱出面格子を後付けで簡便且つ強固に取り付
けることができる。従って、一体成形品を得るような型
枠材を必要とすることがない。また、既設の建造物に脱
出面格子を取り付ける際には、窓枠周囲の取壊し作業を
必要とすることなく、既設サッシの最外側に窓面と平行
方向に延出される延出部を利用して、任意の形状の脱出
面格子を多くのバリエーションの中から任意に選択して
着脱自在に簡便に取り付けることができる。係止バーは
サッシの遊び空間を利用して設けられているため、壁体
に穴をあけることがなく作業性がよい。しかも壁体に穴
を開けないので雨じまいがよい。縦枠体、横枠体内に配
された面格子本体の左右側部近傍位置の縦枠体には、バ
ー挿入係止孔が設けられ、このバー挿入係止孔には係止
バーがそれぞれ挿入されている。従って、この係止バー
の挿入係止により、面格子本体は屋外から動かすことが
できないように固定される。しかも、操作杆と操作バー
及び/又は係止バーは、人の腕よりも長い長さとされて
いる。面格子を開放するためには、操作杆を係止バーに
対して水平方向に偏心させて、操作バー先端部を操作杆
より突出させ、この操作バーが係止バーと同一軸上に位
置した際に操作バーを引くことにより、係止バーのバー
挿入係止孔に対する挿入係止を解除する必要があるが、
まず係止バーが人の腕よりも長い長さとされている場
合、屋外からの侵入者が面格子の間隙から腕を伸ばして
も操作杆に手が届かない。従って、操作杆を係止バーに
対して水平方向に偏心させて係止バーのバー挿入係止孔
に対する挿入係止を解除するという操作を行うことがで
きず、面格子を開放することができない。また、操作杆
と操作バーが人の腕よりも長い長さとされている場合、
屋外からの侵入者が面格子の間隙から腕を伸ばして、操
作杆の位置を水平に偏心させても、操作杆より突出され
た操作バーの先端まで手が届かず、従って操作バーを操
作することができず、面格子の開放ができない。さらに
操作バー及び係止バーが共に人の腕よりも長い長さとさ
れている場合においても当然、外部からの侵入者は操作
バー先端部まで手が届かず面格子を開放することはでき
ない。従って、屋外から面格子の間隙から手を伸ばし
て、面格子の操作手段を操作しようとしても面格子を開
放することができず、防犯性に非常に優れている。一
方、室内側で火災等の災害が生じたときには、操作杆を
係止バーに対して水平方向に偏心させて、操作バー先端
部を操作杆より突出させ、この操作バーが係止バーと同
一軸上に位置した際に操作バーを引くと、係止バーのバ
ー挿入係止孔に対する挿入係止が解除される。従って、
この状態で一方の面格子本体を他方側に移動させること
により、サッシの枠体の片側が開放されるので、室内に
いる者がこの開放部分から屋外に脱出して避難すること
が可能となり、火災等の災害から免れることができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明に係る後付け面格子及び後付
け面格子における脱出操作機構並びに後付け脱出面格子
の実施例について図面に基づいて説明する。まず、後付
け面格子の実施例について説明する。図1乃至図2はこ
の発明に係る後付け面格子の一実施例に係る正面説明図
である。図示するように、この発明の後付け面格子
(1)は、左右一対の縦枠体(2)・(2)、上下一対
の横枠体(7)・(7)、面格子本体(5a)・(5
b)とから構成される。縦枠体(2)・(2)には、図
3乃至図4に示すように建造物におけるサッシ(3)の
最外側に窓面と平行方向に延出される延出部(4)に嵌
合する断面コ字状の嵌合部(2a)が長手方向に形成さ
れているとともに、横枠体(7)・(7)に対する嵌入
部(2b)が形成されている。横枠体(7)・(7)に
は面格子本体(5a)・(5b)が滑走可能な少なくと
も一列のレール部(図示せず)が形成されている。尚、
レール部を一列とする場合には、面格子本体(5a)・
(5b)の片方をビスにより固定する。
け面格子における脱出操作機構並びに後付け脱出面格子
の実施例について図面に基づいて説明する。まず、後付
け面格子の実施例について説明する。図1乃至図2はこ
の発明に係る後付け面格子の一実施例に係る正面説明図
である。図示するように、この発明の後付け面格子
(1)は、左右一対の縦枠体(2)・(2)、上下一対
の横枠体(7)・(7)、面格子本体(5a)・(5
b)とから構成される。縦枠体(2)・(2)には、図
3乃至図4に示すように建造物におけるサッシ(3)の
最外側に窓面と平行方向に延出される延出部(4)に嵌
合する断面コ字状の嵌合部(2a)が長手方向に形成さ
れているとともに、横枠体(7)・(7)に対する嵌入
部(2b)が形成されている。横枠体(7)・(7)に
は面格子本体(5a)・(5b)が滑走可能な少なくと
も一列のレール部(図示せず)が形成されている。尚、
レール部を一列とする場合には、面格子本体(5a)・
(5b)の片方をビスにより固定する。
【0009】図示するように縦枠体(2)の嵌合部(2
a)をサッシ(3)の最外側に窓面と平行方向に延出さ
れる延出部(4)に嵌合させ、下側の横枠体(7)を面
格子本体(5a)・(5b)を配設した状態でサッシ
(3)の下部に設け、上側の横枠体(7)を縦枠体
(2)の嵌入部(2b)内に嵌着させ、これらをビス
(8)によって四方枠状に固定することにより、面格子
(1)を既設のサッシ(3)に後付けで強固に固定する
ことができる。
a)をサッシ(3)の最外側に窓面と平行方向に延出さ
れる延出部(4)に嵌合させ、下側の横枠体(7)を面
格子本体(5a)・(5b)を配設した状態でサッシ
(3)の下部に設け、上側の横枠体(7)を縦枠体
(2)の嵌入部(2b)内に嵌着させ、これらをビス
(8)によって四方枠状に固定することにより、面格子
(1)を既設のサッシ(3)に後付けで強固に固定する
ことができる。
【0010】このように形成された後付け面格子(1)
は、その嵌合部(2a)を最外側窓面と平行方向に延出
される延出部(4)に嵌合させることにより、簡便に既
設の建造物のサッシ(3)に、取壊し作業等を必要とす
ることなく後付けで取り付けることができる。しかも、
新築時に脱出面格子を取り付ける際には、適宜任意の窓
枠を取り付け、この窓枠に任意の面格子を後付けで簡便
に取り付けることができる。さらに、取り付けられる面
格子本体(5a)・(5b)としては、図示する実施例
では引き違い式面格子が例示されているが、この発明で
は特に限定はされず、窓枠との組合せによる任意のバリ
エーションの中から、例えば引き落とし式や引き寄せ式
等の任意の面格子を選択して取り付けることができる。
は、その嵌合部(2a)を最外側窓面と平行方向に延出
される延出部(4)に嵌合させることにより、簡便に既
設の建造物のサッシ(3)に、取壊し作業等を必要とす
ることなく後付けで取り付けることができる。しかも、
新築時に脱出面格子を取り付ける際には、適宜任意の窓
枠を取り付け、この窓枠に任意の面格子を後付けで簡便
に取り付けることができる。さらに、取り付けられる面
格子本体(5a)・(5b)としては、図示する実施例
では引き違い式面格子が例示されているが、この発明で
は特に限定はされず、窓枠との組合せによる任意のバリ
エーションの中から、例えば引き落とし式や引き寄せ式
等の任意の面格子を選択して取り付けることができる。
【0011】次に、この発明に係る後付け面格子及び後
付け面格子における脱出操作機構の実施例について説明
する。前述した後付け面格子(1)において、図5に示
すようにサッシ(3)には貫通孔(6)が設けられてい
る。この貫通孔(6)は、サッシ(3)の枠体奥方向の
遊び空間内に、壁幅方向に設けられている。この遊び空
間とは窓ガラス戸の当たり止め用の空間である。前記貫
通孔(6)には係止バー(10)が挿通されている。こ
の係止バー(10)の先端部は、縦枠体(2)に設けら
れたバー係止挿入孔(13)内に挿入係止されている。
この係止バー(10)は、後述する操作手段により室外
側又は室内側に向けて移動することができ、この移動に
よってその先端(12)が前記バー挿入係止孔(13)
への挿入係止が維持されたり、或いは解除される構成と
されている。
付け面格子における脱出操作機構の実施例について説明
する。前述した後付け面格子(1)において、図5に示
すようにサッシ(3)には貫通孔(6)が設けられてい
る。この貫通孔(6)は、サッシ(3)の枠体奥方向の
遊び空間内に、壁幅方向に設けられている。この遊び空
間とは窓ガラス戸の当たり止め用の空間である。前記貫
通孔(6)には係止バー(10)が挿通されている。こ
の係止バー(10)の先端部は、縦枠体(2)に設けら
れたバー係止挿入孔(13)内に挿入係止されている。
この係止バー(10)は、後述する操作手段により室外
側又は室内側に向けて移動することができ、この移動に
よってその先端(12)が前記バー挿入係止孔(13)
への挿入係止が維持されたり、或いは解除される構成と
されている。
【0012】前記係止バー(10)他端は図6乃至図9
に示すように操作手段(11)と連結される構造とされ
ている。操作手段(11)は、縦向き基板(14)とこ
の縦向き基板(14)の上部に軸材(16)を介して枢
支される保護筒からなる操作杆(17)と、この保護筒
からなる操作杆(17)内に配入される操作バー(2
0)、係板(21)とから構成されている。操作杆(1
7)はその基部が指示腕部(15)とされ、この指示腕
部(15)が軸材(16)により縦向き基板(14)に
枢着されている。また、操作バー(20)はその基部が
長孔(19)を有するL字形に構成されており、この長
孔(19)に係板(21)の突腕部(22)が軸(2
3)を介して枢支されている。
に示すように操作手段(11)と連結される構造とされ
ている。操作手段(11)は、縦向き基板(14)とこ
の縦向き基板(14)の上部に軸材(16)を介して枢
支される保護筒からなる操作杆(17)と、この保護筒
からなる操作杆(17)内に配入される操作バー(2
0)、係板(21)とから構成されている。操作杆(1
7)はその基部が指示腕部(15)とされ、この指示腕
部(15)が軸材(16)により縦向き基板(14)に
枢着されている。また、操作バー(20)はその基部が
長孔(19)を有するL字形に構成されており、この長
孔(19)に係板(21)の突腕部(22)が軸(2
3)を介して枢支されている。
【0013】この係板(21)は、縦向き基板(14)
に中央部の軸(26)を介して回動可能に枢支されてい
る。さらに係板(21)には室外寄り部分に略ハード形
のガイド孔(27)が設けられており、このガイド孔
(27)に前記係止バー(10)端部の軸部(28)が
配入されている。係止バー(10)の室内側端部には長
孔(24)がその軸長方向にわたって設けられており、
この長孔(24)に前記縦向き基板(14)に突設され
たガイド軸(25)が配入され、係止バー(10)が縦
向き基板(14)上において軸長方向に摺動されるよう
構成されている。
に中央部の軸(26)を介して回動可能に枢支されてい
る。さらに係板(21)には室外寄り部分に略ハード形
のガイド孔(27)が設けられており、このガイド孔
(27)に前記係止バー(10)端部の軸部(28)が
配入されている。係止バー(10)の室内側端部には長
孔(24)がその軸長方向にわたって設けられており、
この長孔(24)に前記縦向き基板(14)に突設され
たガイド軸(25)が配入され、係止バー(10)が縦
向き基板(14)上において軸長方向に摺動されるよう
構成されている。
【0014】また、この係板(21)には略中央箇所よ
り突腕部(22)が上方向に突設されており、この突腕
部(22)の先端には軸(23)が突設されている。軸
(23)は前記操作バー(20)の長孔(19)に配入
されている。また、この係板(21)はスプリング(2
9)によって、常時軸(26)を中心に反時計方向に付
勢されている。さらに、この発明においては、前記係止
バー(10)が人の腕の長さよりも長い長さとされる構
成が採用できる。この理由は、面格子(1)を開放する
には後述するように、操作杆(17)を係止バー(1
0)に対して水平方向に偏心させることにより操作バー
(20)先端部を操作杆(17)より突出させ、この操
作バー(20)が係止バー(10)と同一軸線上に位置
した際に操作バー(20)を引くことにより係止バー
(10)のバー挿入孔(13)に対する挿入係止を解除
する必要があるが、係止バー(10)を人の腕の長さよ
りも長い長さとすると外部から面格子(1)を開放しよ
うとしても操作杆(17)に手が届かないため操作杆
(17)を係止バー(10)に対して水平方向に偏心さ
せることができず面格子(1)を開放することができな
いからである。或いは、この発明においては、前記操作
バー(20)が、人の腕の長さよりも長い長さとなるよ
う設定される構成が採用できる。この理由は、外部から
操作杆(17)を水平に偏心させて、突出した操作バー
(20)を操作しようとしても、操作バー(20)の先
端部まで手が届かず、結果として係止バー(10)の挿
入係止を解除することができないからである。さらに、
この発明においては、前記係止バー(10)及び操作バ
ー(20)を両方とも人の腕の長さよりも長い長さとし
ておく構成としておくと、当然のことながら操作杆(1
7)より突出した操作バー(20)先端部分まで手が届
かず、係止バー(10)の挿入係止を解除することがで
きず、外部からの侵入者に対する防犯性が優れるため、
さらに好ましい。
り突腕部(22)が上方向に突設されており、この突腕
部(22)の先端には軸(23)が突設されている。軸
(23)は前記操作バー(20)の長孔(19)に配入
されている。また、この係板(21)はスプリング(2
9)によって、常時軸(26)を中心に反時計方向に付
勢されている。さらに、この発明においては、前記係止
バー(10)が人の腕の長さよりも長い長さとされる構
成が採用できる。この理由は、面格子(1)を開放する
には後述するように、操作杆(17)を係止バー(1
0)に対して水平方向に偏心させることにより操作バー
(20)先端部を操作杆(17)より突出させ、この操
作バー(20)が係止バー(10)と同一軸線上に位置
した際に操作バー(20)を引くことにより係止バー
(10)のバー挿入孔(13)に対する挿入係止を解除
する必要があるが、係止バー(10)を人の腕の長さよ
りも長い長さとすると外部から面格子(1)を開放しよ
うとしても操作杆(17)に手が届かないため操作杆
(17)を係止バー(10)に対して水平方向に偏心さ
せることができず面格子(1)を開放することができな
いからである。或いは、この発明においては、前記操作
バー(20)が、人の腕の長さよりも長い長さとなるよ
う設定される構成が採用できる。この理由は、外部から
操作杆(17)を水平に偏心させて、突出した操作バー
(20)を操作しようとしても、操作バー(20)の先
端部まで手が届かず、結果として係止バー(10)の挿
入係止を解除することができないからである。さらに、
この発明においては、前記係止バー(10)及び操作バ
ー(20)を両方とも人の腕の長さよりも長い長さとし
ておく構成としておくと、当然のことながら操作杆(1
7)より突出した操作バー(20)先端部分まで手が届
かず、係止バー(10)の挿入係止を解除することがで
きず、外部からの侵入者に対する防犯性が優れるため、
さらに好ましい。
【0015】以上の構成からなる係止バー(10)及び
操作手段(11)の使用状態を図6乃至図9に基づいて
詳述する。まず、図6に示すように操作杆(17)が、
係止バー(10)に対して垂直に位置する状態では、係
止バー(10)の軸部(28)が係板(21)の略ハー
ト形のガイド孔(27)の上部室内側端(31)に係止
されている。従って、係止バー(10)は操作杆(1
7)により動かせないように固定されている。次に、図
7に示すように操作杆(17)を係止バー(10)に対
して45度位置に傾倒させ、更に図8に示すようにこの
操作杆(17)を係止バー(10)と同一軸上に位置す
るように傾倒させると、操作杆(17)内の操作バー
(20)が、回転中心の違い(偏心した状態)によっ
て、その先端部分から室内側前方に突出される。この状
態で、操作バー(20)を図9に示すように室内側に向
けて手前側に引くと係止バー(10)がこの操作バー
(20)とともに室内側に向けて約15mm程度移動す
る。この移動によって、係止バー(10)の先端が面格
子本体(5a)(5b)に設けられたバー挿入係止孔
(13)から離脱されて、その挿入係止状態が解除され
る。従って、面格子本体(5a)(5b)を火災等の災
害時に開放させることができ、この開放部分から内部に
いる者が屋外に脱出することができる。
操作手段(11)の使用状態を図6乃至図9に基づいて
詳述する。まず、図6に示すように操作杆(17)が、
係止バー(10)に対して垂直に位置する状態では、係
止バー(10)の軸部(28)が係板(21)の略ハー
ト形のガイド孔(27)の上部室内側端(31)に係止
されている。従って、係止バー(10)は操作杆(1
7)により動かせないように固定されている。次に、図
7に示すように操作杆(17)を係止バー(10)に対
して45度位置に傾倒させ、更に図8に示すようにこの
操作杆(17)を係止バー(10)と同一軸上に位置す
るように傾倒させると、操作杆(17)内の操作バー
(20)が、回転中心の違い(偏心した状態)によっ
て、その先端部分から室内側前方に突出される。この状
態で、操作バー(20)を図9に示すように室内側に向
けて手前側に引くと係止バー(10)がこの操作バー
(20)とともに室内側に向けて約15mm程度移動す
る。この移動によって、係止バー(10)の先端が面格
子本体(5a)(5b)に設けられたバー挿入係止孔
(13)から離脱されて、その挿入係止状態が解除され
る。従って、面格子本体(5a)(5b)を火災等の災
害時に開放させることができ、この開放部分から内部に
いる者が屋外に脱出することができる。
【0016】
【発明の効果】以上詳述した如くこの発明は、建造物に
おけるサッシの最外側に窓面と平行方向に延出する延出
部に取り付けられる面格子であって、この面格子は左右
一対の縦枠体と上下一対の横枠体と面格子本体とからな
り、前記縦枠体には前記延出部に嵌合する断面コ字状の
嵌合部が長手方向に形成されるとともに横枠体に対する
嵌入部が形成され、前記横枠体には少なくとも一列のレ
ール部が備えられ、この横枠体が前記縦枠体の嵌入部に
嵌着されて四方枠状に固定されてることを特徴とする後
付け面格子であるから、延出部がすでに形成されている
既設の建造物の開口部のアミ戸用の延出部を利用して、
その周囲の取壊し作業を必要とすることなく、引き違い
式、引き落とし式、引き寄せ式等の任意の形態の面格子
を、後付けで簡便且つ強度に、しかも窓枠との組合せに
よる多種類のバリエーションの中から適宜任意に選択し
て着脱自在に取り付られることができるという優れた効
果を奏する。さらに新築の場合では、一体成形を必要と
することなく、所定の窓に任意の形状の窓枠を取り付
け、この窓枠に任意の形状の面格子を簡便且つ強固に取
り付けて脱出面格子とすることができるという優れた効
果を奏する。
おけるサッシの最外側に窓面と平行方向に延出する延出
部に取り付けられる面格子であって、この面格子は左右
一対の縦枠体と上下一対の横枠体と面格子本体とからな
り、前記縦枠体には前記延出部に嵌合する断面コ字状の
嵌合部が長手方向に形成されるとともに横枠体に対する
嵌入部が形成され、前記横枠体には少なくとも一列のレ
ール部が備えられ、この横枠体が前記縦枠体の嵌入部に
嵌着されて四方枠状に固定されてることを特徴とする後
付け面格子であるから、延出部がすでに形成されている
既設の建造物の開口部のアミ戸用の延出部を利用して、
その周囲の取壊し作業を必要とすることなく、引き違い
式、引き落とし式、引き寄せ式等の任意の形態の面格子
を、後付けで簡便且つ強度に、しかも窓枠との組合せに
よる多種類のバリエーションの中から適宜任意に選択し
て着脱自在に取り付られることができるという優れた効
果を奏する。さらに新築の場合では、一体成形を必要と
することなく、所定の窓に任意の形状の窓枠を取り付
け、この窓枠に任意の形状の面格子を簡便且つ強固に取
り付けて脱出面格子とすることができるという優れた効
果を奏する。
【0017】さらにこの発明は、建造物におけるサッシ
の最外側に窓面と平行方向に延出する延出部に取り付け
られる面格子であって、この面格子は左右一対の縦枠体
と上下一対の横枠体と面格子本体とからなり、前記縦枠
体には前記延出部に嵌合する断面コ字状の嵌合部が長手
方向に形成されるとともに横枠体に対する嵌入部が形成
され、前記横枠体には面格子本体が滑走可能な少なくと
も一列のレール部が備えられ、この横枠体が前記縦枠体
の嵌入部に嵌着されて四方枠状に固定されてなる後付け
面格子であって、この後付け面格子には係止バーとこの
係止バーと回動可能に枢着された係板とこの係板と枢着
された操作バーとからなり前記係止バー及び/又は操作
バーが人の腕よりも長い長さとされてなる脱出操作機構
が備えられてなることを特徴とする後付け脱出面格子で
あるから、以下の優れた効果を奏する。すなわち、係止
バーが人の腕よりも長い長さとされてなる場合、外部か
ら窓を破って侵入しようとする者が腕を伸ばしても、操
作杆に手が届かないため係止バーの挿入係止を解除して
面格子を開放することができず、防犯性に優れるという
効果を奏する。さらに、操作バーが人の腕よりも長い長
さとされてなる場合、外部から窓を破って侵入しようと
する者が腕を伸ばして操作杆を水平に偏心させても、突
出した操作バー先端部まで手が届かず、結果として係止
バーの挿入係止を解除することができず、防犯性に優れ
るという効果を奏する。そのうえ、操作バー及び係止バ
ーが人の腕よりも長い長さとされてなる場合、外部から
の侵入者が面格子を開放する操作を極めて確実性高く防
御することができるという優れた効果を奏する。また、
係止バーは、サッシ枠体奥の遊び空間を利用するから、
壁体に穴を開けることがないため、その設置作業性がよ
く、また穴を開けないので雨じまいがよい。
の最外側に窓面と平行方向に延出する延出部に取り付け
られる面格子であって、この面格子は左右一対の縦枠体
と上下一対の横枠体と面格子本体とからなり、前記縦枠
体には前記延出部に嵌合する断面コ字状の嵌合部が長手
方向に形成されるとともに横枠体に対する嵌入部が形成
され、前記横枠体には面格子本体が滑走可能な少なくと
も一列のレール部が備えられ、この横枠体が前記縦枠体
の嵌入部に嵌着されて四方枠状に固定されてなる後付け
面格子であって、この後付け面格子には係止バーとこの
係止バーと回動可能に枢着された係板とこの係板と枢着
された操作バーとからなり前記係止バー及び/又は操作
バーが人の腕よりも長い長さとされてなる脱出操作機構
が備えられてなることを特徴とする後付け脱出面格子で
あるから、以下の優れた効果を奏する。すなわち、係止
バーが人の腕よりも長い長さとされてなる場合、外部か
ら窓を破って侵入しようとする者が腕を伸ばしても、操
作杆に手が届かないため係止バーの挿入係止を解除して
面格子を開放することができず、防犯性に優れるという
効果を奏する。さらに、操作バーが人の腕よりも長い長
さとされてなる場合、外部から窓を破って侵入しようと
する者が腕を伸ばして操作杆を水平に偏心させても、突
出した操作バー先端部まで手が届かず、結果として係止
バーの挿入係止を解除することができず、防犯性に優れ
るという効果を奏する。そのうえ、操作バー及び係止バ
ーが人の腕よりも長い長さとされてなる場合、外部から
の侵入者が面格子を開放する操作を極めて確実性高く防
御することができるという優れた効果を奏する。また、
係止バーは、サッシ枠体奥の遊び空間を利用するから、
壁体に穴を開けることがないため、その設置作業性がよ
く、また穴を開けないので雨じまいがよい。
【図1】この発明に係る後付け面格子の一例を示す正面
図である。
図である。
【図2】この発明に係る後付け面格子の一例を示す正面
図である。
図である。
【図3】この発明に係る後付け面格子をサッシに取り付
ける状態を示す部分拡大説明図である。
ける状態を示す部分拡大説明図である。
【図4】この発明に係る後付け面格子をサッシに嵌合し
た状態の一例を示す平面図である。
た状態の一例を示す平面図である。
【図5】この発明に係る後付け脱出面格子の一例を示し
た部分拡大説明図である。
た部分拡大説明図である。
【図6】この発明に係る後付け面格子の脱出操作機構の
一例(係止状態)を示す部分拡大説明図である。
一例(係止状態)を示す部分拡大説明図である。
【図7】この発明に係る後付け面格子の脱出操作機構の
一例(係止状態を解除するための一工程)を示す部分拡
大説明図である。
一例(係止状態を解除するための一工程)を示す部分拡
大説明図である。
【図8】この発明に係る後付け面格子の脱出操作機構の
一例(係止状態を解除するための一工程)を示す部分拡
大説明図である。
一例(係止状態を解除するための一工程)を示す部分拡
大説明図である。
【図9】この発明に係る後付け面格子の脱出操作機構の
一例(係止状態を解除させる工程)を示す部分拡大説明
図である。
一例(係止状態を解除させる工程)を示す部分拡大説明
図である。
1 後付け面格子 2 縦枠体 2a 嵌合部 2b 嵌入部 3 サッシ 4 延出部 5a 面格子本体 5b 面格子本体 6 貫通孔 7 横枠体 8 ビス 10 係止バー 11 操作手段 17 操作杆 20 操作バー 13 バー挿入係止孔 21 係板
Claims (4)
- 【請求項1】 建造物におけるサッシの最外側に窓面と
平行方向に延出される延出部に取り付けられる面格子で
あって、この面格子は左右一対の縦枠体と上下一対の横
枠体と面格子本体とからなり、前記縦枠体には前記延出
部に嵌合する断面コ字状の嵌合部が長手方向に形成され
るとともに横枠体に対する嵌入部が形成され、前記横枠
体には少なくとも一列のレール部が備えられ、この横枠
体が前記縦枠体の嵌入部に嵌着されて四方枠状に固定さ
れてることを特徴とする後付け面格子。 - 【請求項2】 建造物におけるサッシの最外側に窓面と
平行方向に延出される延出部に取り付けられる面格子の
脱出操作機構であって、この脱出操作機構は係止バーと
回動可能に枢着された係板と、この係板と枢着された操
作手段とからなり、前記係止バーは人の腕よりも長い長
さとされてなることを特徴とする後付け面格子における
脱出操作機構。 - 【請求項3】 建造物におけるサッシの最外側に窓面と
平行方向に延出される延出部に取り付けられる面格子の
脱出操作機構であって、この脱出操作機構は係止バー
と、この係止バーと回動可能に枢着された係板と、この
係板と枢着された操作手段とからなり、前記操作手段に
は人の腕よりも長い長さを有する操作杆及びこの操作杆
内に配入され同じく人の腕よりも長い長さを有する操作
バーが備えられてなることを特徴とする後付け面格子に
おける脱出操作機構。 - 【請求項4】 建造物におけるサッシの最外側に窓面と
平行方向に延出される延出部に取り付けられる面格子で
あって、この面格子は左右一対の縦枠体と上下一対の横
枠体と面格子本体とからなり、前記縦枠体には前記最外
側の延出部に嵌合する断面コ字状の嵌合部が長手方向に
形成されるとともに横枠体に対する嵌入部が形成され、
前記横枠体には面格子本体が滑走可能な少なくとも一列
のレール部が備えられ、この横枠体が前記縦枠体の嵌入
部に嵌着されて四方枠状に固定されてなる後付け面格子
であって、この後付け面格子には係止バーとこの係止バ
ーと回動可能に枢着された係板とこの係板と枢着された
操作バーとが備えられてなり、この操作バーは人の腕よ
りも長い長さとされてなる操作杆内に配入されてなると
ともに、前記係止バー及び/又は操作バーが人の腕より
も長い長さとされてなる脱出操作機構が備えられてなる
ことを特徴とする後付け脱出面格子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17348994A JP2631086B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 後付け面格子及び後付け面格子における脱出操作機構並びに後付け脱出面格子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17348994A JP2631086B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 後付け面格子及び後付け面格子における脱出操作機構並びに後付け脱出面格子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07145694A JPH07145694A (ja) | 1995-06-06 |
JP2631086B2 true JP2631086B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=15961461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17348994A Expired - Fee Related JP2631086B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 後付け面格子及び後付け面格子における脱出操作機構並びに後付け脱出面格子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2631086B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-30 JP JP17348994A patent/JP2631086B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07145694A (ja) | 1995-06-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
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