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JP2627681B2 - マイコプラズマ・ニューモニエ診断用試薬 - Google Patents

マイコプラズマ・ニューモニエ診断用試薬

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Publication number
JP2627681B2
JP2627681B2 JP2510212A JP51021290A JP2627681B2 JP 2627681 B2 JP2627681 B2 JP 2627681B2 JP 2510212 A JP2510212 A JP 2510212A JP 51021290 A JP51021290 A JP 51021290A JP 2627681 B2 JP2627681 B2 JP 2627681B2
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JP
Japan
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monoclonal antibody
antibody
mycoplasma pneumoniae
solution
labeled
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Expired - Lifetime
Application number
JP2510212A
Other languages
English (en)
Inventor
良子 中村
純一 佐藤
Original Assignee
同仁医薬化工株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 同仁医薬化工株式会社 filed Critical 同仁医薬化工株式会社
Priority to JP2510212A priority Critical patent/JP2627681B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2627681B2 publication Critical patent/JP2627681B2/ja
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は抗マイコプラズマ・ニューモニエモノクロー
ナル抗体又はその標識体を安定に含有してなるマイコプ
ラズマ・ニューモニエの診断用試薬、並びにハイブリド
ーマの培養上清から抗マイコプラズマ・ニューモニエモ
ノクローナル抗体を大量に、かつ高純度、高収率で簡便
に精製する方法に関する。
背景技術 マイコプラズマ・ニューモニエ感染症はおよそ4年周
期で流行し、小児や若年者では重症化や中枢神経障害等
の重篤な合併症を招くことがある。マイコプラズマ・ニ
ューモニエ感染症はかぜ症候群の中ではウイルスによる
ものに次いで多く、治療にはマクロライド系又はテトラ
サイクリン系の抗生物質が有効であるので、本症の発病
初期に於ける迅速な確定診断が必要とされてきた。しか
し、今日行われている診断方法としては培養法や血清学
的方法等が挙げられるが、いずれも長期間を必要とする
ものであった。特に血清学的診断方法に於ける抗体の検
出は回復期に至って初めて可能になるものであり、非特
異反応も少なくないという欠点があった。本発明者ら
は、かかる欠点を解決すべく研究し、先にマイコプラズ
マ・ニューモニエに特異的な抗マイコプラズマ・ニュー
モニエモノクローナル抗体を得、これがマイコプラズマ
・ニューモニエ感染症の診断薬として有用であることを
見出した(特開昭63-184064号)。
しかしながら、当該抗マイコプラズマ・ニューモニエ
モノクローナル抗体の取得手段及びこれを含有する診断
薬にはいくつかの問題点が存することが判明した。すな
わち、抗体の精製は、一般に硫安分画法、イオン交換ク
ロマトグラフィー、ゲル濾過法などの免疫グロブリンの
精製法や、プロテインAや抗原によるアフィニティーク
ロマトグラフィー法などに基づいて行われている。本発
明者らも、上記特許公開公報の中で、硫安分画法とプロ
テインAセファロースCL-4B(ファルマシア社製)を組
み合わせて精製された抗マイコプラズマ・ニューモニエ
モクローナル抗体を得ている。しかし大量に抗マイコプ
ラズマ・ニューモニエモノクローナル抗体を得るために
は以下の点で著しく不利であった。
1)硫安分画での収率が著しく悪い。50%飽和硫安濃度
でも充分な抗体の沈澱物が得られない。
2)中性の緩衝液に対して溶解性が悪く、硫安沈澱物を
少量の緩衝液に高濃度に溶解させることが困難である。
低塩濃度の緩衝液に対しては更に溶解性が悪く、透析す
ると多量の沈澱物が析出して失活する。
3)プロテインAセファロース4Bは高価である。
これらの問題点により、本発明者らの見出した抗マイ
コプラズマ・ニューモニエモノクローナル抗体は、一般
的なIgGに属する抗体の精製法によって精製することが
困難であった。
また、得られた抗マイコプラズマ・ニューモニエモノ
クローナル抗体は、通常の保存条件では不安定であり診
断薬として開発するには問題があった。
従って、大量生産に適した抗マイコプラズマ・ニュー
モニエモノクローナル抗体の精製法及び当該モノクロー
ナル抗体を安定に維持した診断薬の開発が望まれてい
た。
本発明者らは、かかる現状に鑑み鋭意研究した結果、
抗マイコプラズマ・ニューモニエモノクローナル抗体が
産生するハイブリドーマの培養上清を濃縮した後塩析
し、pHを一定の範囲に調整すれば、精製が容易に行い得
ること、及び得られたモノクローナル抗体をアルブミン
とともに一定のpHを有する緩衝液に溶解し、又はこれを
更に凍結乾燥すれば安定な診断薬が得られることを見出
し、本発明を完成するに到った。
発明の開示 本発明は抗マイコプラズマ・ニューモニエモノクロー
ナル抗体を産生するハイブリドーマの培養上清を2〜20
倍に濃縮し、次いで塩析して得られた画分をpH6.0〜7.5
の緩衝液で洗浄後pH8〜10の緩衝液に溶解することを特
徴とする、抗マイコプラズマ・ニューモニエモノクロー
ナル抗体の精製法; 抗マイコプラズマ・ニューモニエモノクローナル抗体
又はその標識体を、当該抗体又は標識体に対して12.5〜
250重量倍のアルブミンを含有し糖類を含有しないpH5.5
〜8.5の水性溶液に溶解するか、62.5〜625重量倍のアル
ブミンを含有し糖類を含有しないpH5.5〜8.5の水性溶液
に溶解後凍結乾燥することを特徴とする抗マイコプラズ
マ・ニューモニエモノクローナル抗体の安定化法;並び
に 抗マイコプラズマ・ニューモニエモノクローナル抗体
(以下、「本モノクローナル抗体」と略す)又はその標
識体を、当該抗体又は標識体に対して12.5〜250重量倍
のアルブミンを含有し糖類を含有しないpH5.5〜8.5の水
性溶液に溶解するか、62.5〜625重量倍のアルブミンを
含有し糖類を含有しないpH5.5〜8.5の水性溶液に溶解後
凍結乾燥することにより得られるマイコプラズマ・ニュ
ーモニエ(以下、「M.p」と略す)診断用試薬を提供す
るものである。
図面の簡単な説明 図−1は、実施例3において中性緩衝液で洗浄した硫
安分画のゲル濾過パターンを示し、図−2は実施例3に
おける未洗浄硫安分画のゲル濾過パターンを示す図面で
ある。
発明を実施するための最良の形態 本モノクローナル抗体の精製に用いられるハイブリド
ーマの培養上清は、例えば特開昭63-184064号に記載の
方法によって得られる。すなわち、M.pで免疫した哺乳
動物の免疫担当細胞と骨髄種細胞とを常法により融合さ
せて得られたハイブリドーマ(例えばC2-G3,G1-B8,G1-E
6)を適当な培地で培養するか、該ハイブリドーマを動
物の腹腔内に投与した後腹水を採取することによって得
られる。
本発明精製法を実施するには、まず上記の如くして得
た培養上清をpH8〜9に調整した後、2〜20倍、好まし
くは5〜10倍に濃縮する。濃縮方法は沈澱物が生じない
方法であれば特に限定されないが、限外濾過法又は透析
法が好ましい。次いで、濃縮した培養上清を塩析して沈
澱物を採取する。塩析は、例えば硫安分画法によって行
うことができる。すなわち、濃縮液にpHを7に調整した
等量の飽和硫安溶液を加えて(50%飽和)一夜静置し、
生じた沈澱物を0.5N炭酸塩緩衝液(pH9.5)に溶解し、
2分の1量の飽和硫安溶液を加えて(33%飽和)生じた
沈澱を採取する。
次に得られた沈澱物を少量のpH6.0〜7.5の緩衝液、例
えば、0.05Mリン酸塩緩衝液(pH7.2)で洗浄した後、pH
8〜10の緩衝液、例えば0.5M炭酸塩緩衝液(pH9.5)に溶
解すれば、高純度の本モノクローナル抗体溶液が得られ
る。この段階で本モノクローナル抗体はかなり純度が高
いが、更に高純度にするためにはゲル濾過法によって精
製するのが好ましい。ここで他の精製方法、例えば弱イ
オン交換クロマトグラフィーなどの中性域、低塩濃度で
吸着させることが必要な精製法は適用が困難である。ま
た、吸着、溶出に酸性の状態が必要な精製法は安定性の
面から適用が困難である。ゲル濾過法の担体としてはIg
Gの分子量から適当な担体、例えばセファクリルS-300 H
Rを用い、0.5M炭酸塩緩衝液(pH9.5)にてゲル濾過を行
うのが好ましい。活性画分を集め、限外濾過法にて濃縮
し精製本モノクローナル抗体を得る。この精製抗体は電
気泳動で均一なバンドを示す。また、この精製抗体をpH
9より酸性側の緩衝液で透析すると、多量の沈澱物が生
じ、取扱いが困難になる。以上の操作は冷所で行うのが
好ましい。
このようにして得られる本モノクローナル抗体は、M.
pに優れた特異性を持つことから、そのまま、あるいは
蛍光色素(例えばフルオレッセンス)、酵素(例えばペ
ルオキシダーゼ)、放射性物質(例えば125I)、金コロ
イド、ラテックスなどで標識して、蛍光抗体法、エンザ
イムイムノアッセイ、ラジオイムノアッセイ、金粒子免
疫測定法、凝集反応などの方法で、M.p感染症の診断薬
として適用可能であるが、本モノクローナル抗体は不安
定であり冷蔵保存が必要である。しかし、本モノクロー
ナル抗体又はその標識体を、当該抗体又は標識体に対し
て12.5〜250重量倍のアルブミンを含有するpH5.5〜8.
5、好ましくはpH6.0〜8.0の水性溶液に溶解するか、あ
るいは当該抗体又は標識体に対して62.5〜625重量倍の
アルブミンを含有するpH5.5〜8.5、好ましくはpH6.0〜
8.0の水性溶液に溶解後凍結乾燥すれば、本モノクロー
ナル抗体の安定性が高まり、室温保存も可能となる。
本発明で使用されるアルブミンの種類は特に限定され
ないが、血清アルブミン、特に牛血清アルブミン(以
下、BSAと略す)が好ましい。
ここで、アミブミンは本モノクローナル抗体の反応を
妨害しないので、前記安定化法により得られる組成物は
安定なM.p診断用試薬として用いることができる。
実施例 以下実施例を挙げ、本発明を更に詳しく説明する。
参考例 ハイブリドーマの調製法: (i)抗体産生細胞の調製 マイコプラズマ・ニューモニエ(Mycoplasma pneumon
iae)Mac株をPPLO液体培地に接種して37℃で5日間前培
養を行った。この培養液を同培地1,000mlに接種し、各1
00mlを500ml容ルービンに移して37℃で5日間静置して
培養を行った。培養後、培養液を捨て、ガラス面に吸着
した菌体を、0.01Mリン酸緩衝食塩液(pH7.2)(以下、
PBSと略す)を加えてラバーポリスマンにてかき集め
た。この菌液について凍結融解を4回繰り返し、PBSで
3回洗浄しM.p膜抗原(1)とした。この抗原の蛋白濃
度をローリーらの方法に準じて測定した。(注) 同様に、Mac株を佐々木らが報告しているEY培地(卵
黄2%含有)に接種して37℃で5日間前培養を行った。
この培養液を、同培養液1,000mlに接種して、37℃で5
日間静置して培養を行った。培養後、培養液を捨てガラ
ス面に吸着した菌体を、PBSを加えてラバーポリスマン
にてかき集めた。この菌液について凍結融解を4回行
い、PBSで3回洗浄してM.p膜抗原(2)とした。この抗
原についてもローリーらの方法に準じて蛋白濃度を求め
た。
M.p膜抗原(1)(蛋白として100μg相当)をそのま
ま、BALB/c系雌性マウス(6〜7週齢)の腹腔内に投与
した。1週後、同量を腹腔内に追加免疫した。更に6週
後、M.p膜抗原(2)を同量静脈内に追加免疫を施し
た。1〜2週後、血中抗体価が上昇していることを確認
した後、M.p膜抗原(2)を蛋白として10μg相当量を
静脈内に投与した。(注)Lowry.O.H,N.J.Rosenbrough,
A.L.Farr,and R.J.Randall,1951,J.Biol.Chem.193:265-
275 最終免疫3日後に脾臓を無菌的に採取した。採取した
脾臓はピンセットでほぐし、メッシュ(#100)を通過
させて細胞浮遊液とした。トリス塩化アンモニウム緩衝
液を10倍量加えて氷冷中2〜3分放置して赤血球を除去
した。イーグルMEM培地(以下、MEMと略す)にて3回洗
浄後5.0×107個/mlに調製した。
(ii)細胞融合及び抗体産生ハイブリドーマの調製 予め培養しておいたミエローマ細胞(X63-Ag 8.6.5.
3)をMEMにて3回洗浄した後、5.0×106個/mlに調製し
た。(i)で調製した脾細胞5.0mlとミエローマ細胞
5.0mlを40mlの遠沈管にとり、遠心分離(1,100rpm、5
分間)して上清を除去して細胞を集めた。ペレットをよ
く解きほぐし、予め37℃に温めておいた50%ポリエチレ
ングリコール1000溶液0.5mlを約1〜2分間で徐々に加
えた。次に37℃に保温しておいたMEM10mlを約2ml/分の
速度でゆっくりと加えて反応を停止させた。遠心分離
(1,100rpm、5分間)して上清を除去した後、10%牛胎
児血清を含むRPMI-1640培地を加え、ミエローマ細胞が
5.0×105個/mlになるように調製し、96穴マイクロプレ
ートに200μl/well分注した。37℃で5%炭酸ガスを含
む炭酸ガス培養器中で1日培養した後、培地の半量を捨
てHAT培地(10%牛胎児血清を含むRPMI-1640培地にてヒ
ポキサンチン1.0×10-4M、アミノプテリン4.0×10
-7M、チミジン1.6×10-5Mを加えたもの)100μlを添
加する。以後、2〜3日毎に半量をHAT培地で交換し
た。10〜14日後、細胞の増殖がみられたら、培地の半量
をHT培地(HAT培地からアミノプテリンを除いたもの)
で交換し、2日後HT培地で半量交換した後は、2〜3日
毎に10%牛胎児血清を含むRPMI-1640培地で交換した。
約2週間後、ELISA法及び間接赤血球凝集反応(セロデ
ィア−MYCO,富士レビオ(株)製を使用)により抗M.p抗
体産生ハイブリドーマをスクリーニングした。その結
果、融合細胞は100%のウエルに認められ、そのうち抗
体産生が認められたウエルは6.8%であったが、培養経
過後も再現性の認められたものは3.7%であった。
抗体産生の認められたハイブリドーマは限界希釈法に
より、クローニングを行った。即ち、ハイブリドーマを
6.0個/mlに調製し、正常BALB/c系マウスの胸腺細胞を10
7個/mlに調製した液を1:1に混合して、96穴マイクロプ
レートに200μlずつウエルに分注した。37℃で5%炭
酸ガスを含む炭酸ガス培養器中で培養し、約2〜3週後
に培養上清中の抗体産生を前記の方法にて検討した。そ
の結果抗体産生の良好なハイブリドーマについては再度
クローニングを繰り返した。2回クローニングをして得
られたハイブリドーマは、培養上清中の抗体を得ること
及び長期の培養でも安定に産生することを確認する目的
で、96穴マイクロプレートから24穴マルチプレートに移
しかえ、更に50ml組織培養フラスコに移しかえた。その
結果、抗体産生は長期の継代にても安定に産生された。
以上の如くして、ハイブリドーマC2-G3、G1-B8及びG1
-E6を得た。
実施例1 本モノクローナル抗体の精製 参考例で得られたハイブリドーマ、G1-E6をGIT培地
(日水製薬(株)製)を用いて、37℃で5%炭酸ガスを
含む炭酸ガス培養器中で培養を行い、4〜5日目に培養
上清を採取した。得られた培養上清(1,500ml)をpH8に
調整後、遠心分離(10,000rpm、20分間)しメンブラン
フィルターで濾過した。濾液を限外濾過により5倍に濃
縮した。この濃縮液に等量のpH7に調整した飽和硫安溶
液(SAS)を加え(50%飽和)、冷所にて一夜放置後、
遠心分離(10,000rpm、20分間)により沈澱を集めた。
この沈澱物を0.5M炭酸塩緩衝液(pH9.5)200mlに溶解
し、これに100mlのSASを加え(33%飽和)、冷所に静置
後、生じた沈澱を遠心分離(10,000rpm、20分間)によ
り集めた。この沈澱物を10mlの0.05Mリン酸塩緩衝液(p
H7.2)にて洗浄し、遠心分離(10,000rpm、20分間)に
より沈澱を集めた。この沈澱物を0.5M炭酸塩緩衝液(pH
9.5)8mlに懸濁し、0.5M炭酸塩緩衝液(pH9.5)で一夜
透析した。ごく僅かに残った不溶物を遠心分離(10,000
rpm、20分間)で除いた後、0.5M炭酸塩緩衝液(pH9.5)
で充填したセファクリルS-300 HR(ファルマシア社製)
のカラム(直径26mm、長さ1,000mm)を用いてゲル濾過
法によって分画した。活性画分を集め、限外濾過により
濃縮し精製抗体を得た(収量35.6mg)。この精製抗体は
電気泳動的に均一であった。
比較例1 本モノクローナル抗体の精製(特開昭63-184
064号の方法) 実施例1と同様のハイブリドーマ培養上清(1,500m
l)に等量のpH7に調整した飽和硫安溶液(SAS)を加
え、冷所にて一夜静置後、遠心分離(10,000rpm、20分
間)により沈澱を集めた。この沈澱物を0.05Mトリス緩
衝食塩液(pH8.6)250mlに溶解し、一夜透析した。不溶
物を遠心分離(10,000rpm、20分間)で除いた後、0.05M
トリス緩衝食塩液(pH8.6)で充填したプロテインA−
セファロース4B(ファルマシア社製)のカラム(直径26
mm、長さ400mm)を用いたアフィニティークロマトグラ
フィーによって分画し、活性画分を集め、限外濾過によ
り濃縮し精製抗体を得た(収量1.3mg)。
実施例2 実施例1に示した培養上清を限外濾過法により種々の
濃度に濃縮し、これに2分の1量または等量のSASを加
え(33%飽和または55%飽和)、生じた沈澱物中の抗体
回収率を比較した。結果を表−1に示した。
実施例3 実施例1に示した本モノクローナル抗体の精製過程
で、培養上清から得られた33%飽和硫安沈澱物を中性緩
衝液で洗浄することによる精製効果を検討した。
50%飽和硫安沈澱物をpH9.5炭酸塩緩衝液に溶解した
液を2等分し、それぞれにSAS 2分の1量を加え、33%
飽和硫安沈澱物を得た。一方はこれをそのままpH9.5炭
酸塩緩衝液に溶解し(1)、もう一方はpH7.2リン酸塩
緩衝液で洗浄し(2)、その後pH9.5炭酸塩緩衝液に溶
解した(3)。それぞれの抗体比活性と回収率を比較し
た。結果を表−2に示した。
また、中性緩衝液で洗浄した硫安分画(3)と、洗浄
しない硫安分画(1)をそれぞれゲル濾過法で精製した
ときの分離パターンをそれぞれ図−1及び図−2に示し
た。図−1及び図−2中、PHA価はセロディア−MYCO-II
(富士レビオ(株)製)を用いた凝集活性を示す。中性
緩衝液で洗浄した硫安分画を用いた方が抗体がきれいに
分離していた。
実施例4 蛍光標識本モノクローナル抗体の作製 実施例1で得た精製抗体(5mg)にモル比で4倍量のF
ITC(Fluorescein isothiocyanate)を加え、0.5M炭酸
塩緩衝液(pH9.5)中で4℃、4時間反応した。反応終
了後、遠心分離(10,000rpm、10分間)により不溶物を
除き、0.01M炭酸塩緩衝液(pH9.5)、150mM塩化ナトリ
ウムで充填したセファデックスG-25(ファルマシア社
製)のカラム(直径10mm、長さ400mm)を用いてゲル濾
過法により未反応のFITCを除き、精製蛍光標識本モノク
ローナル抗体を得た(収量4.5mg)。抗体1分子当りのF
ITC結合比(F/P比)は1.1であった。またFITCはそのほ
とんどが抗体分子中のH鎖に結合していることがSDS−
電気泳動によって確認された。
実施例5 ペルオキシダーゼ標識本モノクローナル抗体
の作製 西洋ワサビ・ペルオキシダーゼ水溶液(4mg/ml)に、
4mgの過ヨウ素酸ナトリウムを加え室温で10分間反応し
た。反応終了後、1mM酢酸塩緩衝液(pH4.0)に対し、4
℃で一晩透析した。得られたアルデヒド・ペルオキシダ
ーゼ溶液を、0.2M炭酸塩緩衝液(pH9.5)によりpH9.3に
修正後、直ちに、実施例1で得た精製抗体5mg(0.01M炭
酸塩緩衝液pH9.5に対し、4℃で一晩透析したもの)を
加えた。室温で2時間反応した後、水素化ホウ素ナトリ
ウム0.4mgを加え、4℃で2時間反応後、遠心分離(10,
000rpm、10分間)により不溶物を除いた。0.01M炭酸塩
緩衝液(pH9.5)・150mM塩化ナトリウムで充填したウル
トロゲルACA-44(LKB社製)のカラム(直径16mm、長さ7
00mm)を用いて、ゲル濾過法により、ペルオキシダーゼ
と抗体の高分子重合体、未反応のペルオキシダーゼ及び
抗体を除き、精製ペルオキシダーゼ標識本モノクローナ
ル抗体を得た(収量4.5mg)。
実施例6 ビオチン標識本モノクローナル抗体の作製 N−ハイドロキシ・スクシンイミドビオチン(フナコ
シ薬品社製)1mgを50〜100μlのジメチルホルムアミド
に溶解し、実施例1で得た精製抗体5mg(1mg/mlに調整
後、0.1M炭酸水素ナトリウムに対し、4℃で一晩透析し
たもの)を加え、室温で4時間反応した。反応終了後、
遠心分離(10,000rpm、10分間)により不溶物を除去
後、0.01M炭酸塩緩衝液(pH9.5)・0.15M塩化ナトリウ
ムで充填したウルトロゲルACA-44(LKB社製)のカラム
(直径16mm、長さ400mm)を用いて、ゲル濾過法によ
り、未反応のN−ハイドロキシ・スクシンイミドビオチ
ンを除き、精製ビオチン標識本モノクローナル抗体を得
た(収量4.1mg)。
実施例7 蛍光標識抗体の熱安定性に対するpHの影響 1ml当り、80μgの実施例4で得られたFITC標識本モ
ノクローナル抗体と、20mgのBSA、及び8.5mgの塩化ナト
リウムを含む溶液を種々のpHに調整した。これらの溶液
を50℃で12時間又は40℃で1週間加熱し、安定性を比較
した。結果を表−3に示した。
実施例8 蛍光標識抗体溶液の熱安定性に対するBSAの
影響 pH6.5の溶液中、1ml当り、80μgの実施例4で得たFI
TC標識本モノクローナル抗体と、1.0mg〜50mgのBSA、及
び8.5mgの塩化ナトリウムを含む溶液を各々調製した。
これらの溶液を50℃で12時間又は40℃で1週間加熱し、
安定性をBSAを含まない溶液と比較した。結果を表−4
に示した。その結果本モノクローナル抗体は1.0mg〜20m
g/mlのBSAを含む溶液中で安定であり、2.0mg〜5.0mg/ml
のBSAを含む溶液中で特に安定であった(すなわち、本
モノクローナル抗体に対して12.5〜250重量倍のBSAで安
定、25〜62.5重量倍のBSAで特に安定)。
実施例9 蛍光標識抗体凍結乾燥品の熱安定性に対する
BSAの影響 pH6.5の溶液中、1ml当り、80μgの実施例4で得たFI
TC標識本モノクローナル抗体と、5.0mg〜50mgのBSA、及
び8.5mgの塩化ナトリウムを含む溶液を各々調製し、こ
れらの溶液を0.5mlずつ褐色のバイアル瓶に分注し、凍
結乾燥後、窒素ガス置換を行った(1バイアル当り、40
μgのFITC標識本モノクローナル抗体と、2.5mg〜25mg
のBSA、及び4.25mgの塩化ナトリウムを含む)。これら
のバイアル瓶を、50℃で1週間加熱し、安定性をBSAを
含まないバイアル瓶と比較した。結果を表−5に示し
た。
その結果、本モノクローナル抗体は2.5mg〜25mg/バイ
アルのBSAを含むバイアル中で安定であり、5.0mg〜25mg
/バイアルのBSAを含む溶液中で特に安定であった(すな
わち、本モノクローナル抗体に対して62.5〜625重量倍
のBSAで安定、125〜625重量倍のBSAで特に安定)。
実施例10 蛍光標識本モノクローナル抗体によるマイコ
プラズマ・ニューモニエ診断薬 実施例4で得たFITC標識本モノクローナル抗体8mg、B
SA 500mg、塩化ナトリウム850mg、及びアジ化ナトリウ
ム50mgを50mMリン酸塩緩衝液(pH7.0)100mlに溶解して
褐色ガラス瓶に1mlずつ分注した。
実施例4で得たFITC標識本モノクローナル抗体2mg、B
SA 500mg、塩化ナトリウム850mg、及びアジ化ナトリウ
ム50mgを50mMリン酸塩緩衝液(pH8.0)100mlに溶解して
褐色ガラス瓶に1mlずつ分注した。
実施例4で得たFITC標識本モノクローナル抗体8mg、B
SA2,000mg、塩化ナトリウム850mg、及びアジ化ナトリウ
ム50mgを50mMリン酸塩緩衝液(pH8.0)100mlに溶解して
褐色ガラス瓶に0.5mlずつ分注し、凍結乾燥後、窒素ガ
ス置換を行った。
、、の方法で製造した蛍光標識本モノクローナ
ル抗体によるマイコプラズマ・ニューモニエ診断薬の安
定性を表−6に示す。
比較例BSA無添加pH9.5の緩衝液に抗体を80μg/ml溶解
させた液。
比較例pH9.5の緩衝液にBSA 5mg/ml、抗体を80μg/ml
溶解させた液を褐色ガラス瓶に0.5mlずつ分注し、凍結
乾燥後、窒素ガス置換を行った。
産業上の利用可能性 本発明によりマイコプラズマ・ニューモニエに優れた
特異性を持つ抗マイコプラズマ・ニューモニエモノクロ
ーナル抗体を、安価、簡便、高純度、高収率で大量に得
られるようになった。またこの抗マイコプラズマ・ニュ
ーモニエモノクローナル抗体又はその標識体の安定性を
著しく高めることができ、診断薬として極めて有用とな
った。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12P 21/08 C12R 1:91)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抗マイコプラズマ・ニューモニエモノクロ
    ーナル抗体又はその標識体を、当該抗体又は標識体に対
    して12.5〜250重量倍のアルブミンを含有し糖類を含有
    しないpH5.5〜8.5の水性溶液に溶解することにより得ら
    れるマイコプラズマ・ニューモニエ診断用試薬。
  2. 【請求項2】抗マイコプラズマ・ニューモニエモノクロ
    ーナル抗体又はその標識体を、当該抗体又は標識体に対
    して62.5〜625重量倍のアルブミンを含有し糖類を含有
    しないpH5.5〜8.5の水性溶液に溶解した後凍結乾燥する
    ことより得られるマイコプラズマ・ニューモニエ診断用
    試薬。
  3. 【請求項3】抗マイコプラズマ・ニユーモニエモノクロ
    ーナル抗体又はその標識体を、当該抗体又は標識体に対
    して12.5〜250重量倍のアルブミンを含有し糖類を含有
    しないpH5.5〜8.5の水性溶液に溶解することを特徴とす
    る抗マイコプラズマ・ニューモニエモノクローナル抗体
    の安定化法。
  4. 【請求項4】抗マイコプラズマ・ニューモニエモノクロ
    ーナル抗体又はその標識体を、当該抗体又は標識体に対
    して62.5〜625重量倍のアルブミンを含有し糖類を含有
    しないpH5.5〜8.5の水性溶液に溶解した後凍結乾燥する
    ことを特徴とする抗マイコプラズマ・ニューモニエモノ
    クローナル抗体の安定化法。
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