JP2622164B2 - 摺動特性に優れるスチレン系樹脂組成物 - Google Patents
摺動特性に優れるスチレン系樹脂組成物Info
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は優れた摺動特性及び成形加工性を有するスチ
レン系樹脂組成物に関する。
レン系樹脂組成物に関する。
<従来の技術> 家電機器、オフィスオートメーション機器の進歩は近
年著しく、又普及率も著しい増加を示している。かかる
機器分野においては量産化技術の進展とより一層の軽量
化、小型化のニーズの中で、金属材料からのプラスチッ
ク化が加速度的に進められつつある。機器のハウジング
は勿論、機構部品といわれるギア、カム、プーリー、軸
受、シャーシなどにもプラスチックが使われるようにな
っている。
年著しく、又普及率も著しい増加を示している。かかる
機器分野においては量産化技術の進展とより一層の軽量
化、小型化のニーズの中で、金属材料からのプラスチッ
ク化が加速度的に進められつつある。機器のハウジング
は勿論、機構部品といわれるギア、カム、プーリー、軸
受、シャーシなどにもプラスチックが使われるようにな
っている。
かかる分野では、靭性、摩擦・摩耗特性、耐疲労・耐
クリープ性、剛性等の機械的強度に優れたポリアミド、
ポリアセタール、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート
などのエンジニアリングプラスチックが主として使われ
ている。
クリープ性、剛性等の機械的強度に優れたポリアミド、
ポリアセタール、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート
などのエンジニアリングプラスチックが主として使われ
ている。
一方、当該分野においては、コストダウンの要請も強
く、一体成形などの加工技術のみならず、上記プラスチ
ック材料からより廉価なプラスチック材料への移行につ
いて検討が進められ、ガラス繊維やカーボン繊維で補強
された汎用樹脂(ABS樹脂、PS樹脂など)が一部エンジ
ニアリングプラスチックに取って替わっている。
く、一体成形などの加工技術のみならず、上記プラスチ
ック材料からより廉価なプラスチック材料への移行につ
いて検討が進められ、ガラス繊維やカーボン繊維で補強
された汎用樹脂(ABS樹脂、PS樹脂など)が一部エンジ
ニアリングプラスチックに取って替わっている。
更に、スチレン系樹脂のような汎用樹脂にシリコーン
オイルを含有させることによって自己潤滑性を保有する
樹脂組成物を得るという技術は既知であり(例えば、ト
ーレシリコーン社製「技術資料No.F012」1984年10月発
行)、従来、主としてポリアセタールが使用されていた
摺動部品に供せられている。
オイルを含有させることによって自己潤滑性を保有する
樹脂組成物を得るという技術は既知であり(例えば、ト
ーレシリコーン社製「技術資料No.F012」1984年10月発
行)、従来、主としてポリアセタールが使用されていた
摺動部品に供せられている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、既知の方法によって得られるシリコー
ンオイル含有ゴム変性ポリスチレン樹脂は、摺動特性に
優れるものの、成形加工時に種々のトラブルを引き起こ
す。即ち、前記用途に供せられるに足る摺動性を付与す
るには、シリオーンオイル添加量は多くの場合2重量部
を超える。シリコーンオイルとゴム変性ポリスチレン樹
脂との相溶性は本質的に乏しく、シリコーンオイル添加
量の増加に伴い、成形加工時に金型内及び成形機内でシ
リコーンオイルが分離し易くなり、成形品にシルバー、
ヤケなどの外観不良が発生する。
ンオイル含有ゴム変性ポリスチレン樹脂は、摺動特性に
優れるものの、成形加工時に種々のトラブルを引き起こ
す。即ち、前記用途に供せられるに足る摺動性を付与す
るには、シリオーンオイル添加量は多くの場合2重量部
を超える。シリコーンオイルとゴム変性ポリスチレン樹
脂との相溶性は本質的に乏しく、シリコーンオイル添加
量の増加に伴い、成形加工時に金型内及び成形機内でシ
リコーンオイルが分離し易くなり、成形品にシルバー、
ヤケなどの外観不良が発生する。
この問題を解決するために成形サイクルを落とした
り、成形温度を下げたりして処理しているが、本質的な
解決に至っておらず、選別作業に多大な工数を要してお
り、早急な解決が強く望まれている。
り、成形温度を下げたりして処理しているが、本質的な
解決に至っておらず、選別作業に多大な工数を要してお
り、早急な解決が強く望まれている。
<課題を解決するための手段> 本発明者らは、かかる問題点に鑑み鋭意研究した結
果、スチレン系重合体に特定の粘度範囲を有するジメチ
ルシリコーンオイル及び無水マレイン酸若しくはその共
重合体を含有せしめた樹脂組成物により本問題を解決で
きることを見出し、本発明に到達したものである。
果、スチレン系重合体に特定の粘度範囲を有するジメチ
ルシリコーンオイル及び無水マレイン酸若しくはその共
重合体を含有せしめた樹脂組成物により本問題を解決で
きることを見出し、本発明に到達したものである。
即ち、本発明はスチレン系重合体(無水マレイン酸−
スチレン共重合体を除く)100重量部に25℃における粘
度が5,000〜15,000センチストークスのジメチルシリコ
ーンオイル2.0〜4.0重量部、及び無水マレイン酸単量体
0.05〜8重量部若しくは無水マレイン酸を少なくとも5
重量%以上含有する無水マレイン酸−スチレン共重合体
0.05〜50重量部を含有せしめてなる摺動特性に優れるス
チレン系樹脂組成物である。
スチレン共重合体を除く)100重量部に25℃における粘
度が5,000〜15,000センチストークスのジメチルシリコ
ーンオイル2.0〜4.0重量部、及び無水マレイン酸単量体
0.05〜8重量部若しくは無水マレイン酸を少なくとも5
重量%以上含有する無水マレイン酸−スチレン共重合体
0.05〜50重量部を含有せしめてなる摺動特性に優れるス
チレン系樹脂組成物である。
本発明におけるスチレン系重合体(無水マレイン酸−
スチレン共重合体を除く)は、スチレン系単量体の重合
体よりなる。スチレン系単量体としてはスチレン、α−
メチルスチレン、α−エチルスチレンのような側鎖アル
キル置換スチレン、モノクロルスチレン、ジクロルスチ
レン、ビニルトルエン、p−メチルスチレンのような核
アルキル置換スチレンおよびトリブロムスチレン、テト
ラブロムスチレン等のハロゲン化スチレン等が挙げられ
るが、特に好ましくはスチレンおよびα−メチルスチレ
ンであり、かかるスチレン系単量体の少なくとも一種以
上が用いられる。また所望に応じてアクリロニトリル、
メタアクリロニトリル、フマロニトリル等のアクリロニ
トリル系単量体、マレイミド、N−メチルマレイミド、
N−フェニルマレイミド等のマレイミド系単量体、アク
リル酸メチル、メタクリル酸メチル等のアクリル酸エス
テル系単量体等も前記スチレン系単量体と併せて用いる
ことができる。
スチレン共重合体を除く)は、スチレン系単量体の重合
体よりなる。スチレン系単量体としてはスチレン、α−
メチルスチレン、α−エチルスチレンのような側鎖アル
キル置換スチレン、モノクロルスチレン、ジクロルスチ
レン、ビニルトルエン、p−メチルスチレンのような核
アルキル置換スチレンおよびトリブロムスチレン、テト
ラブロムスチレン等のハロゲン化スチレン等が挙げられ
るが、特に好ましくはスチレンおよびα−メチルスチレ
ンであり、かかるスチレン系単量体の少なくとも一種以
上が用いられる。また所望に応じてアクリロニトリル、
メタアクリロニトリル、フマロニトリル等のアクリロニ
トリル系単量体、マレイミド、N−メチルマレイミド、
N−フェニルマレイミド等のマレイミド系単量体、アク
リル酸メチル、メタクリル酸メチル等のアクリル酸エス
テル系単量体等も前記スチレン系単量体と併せて用いる
ことができる。
又、前記スチレン系重合体はゴム質重合体により変性
することも可能である。ゴム質重合体としてはポリブタ
ジエン、スチレン−ブタジエン共重合体、ブタジエン−
アクリロニトリル共重合体、エチレン−プロピレン−ジ
エン共重合体、ブタジエン−アクリル酸エステル共重合
体などが挙げられる。
することも可能である。ゴム質重合体としてはポリブタ
ジエン、スチレン−ブタジエン共重合体、ブタジエン−
アクリロニトリル共重合体、エチレン−プロピレン−ジ
エン共重合体、ブタジエン−アクリル酸エステル共重合
体などが挙げられる。
ゴム変性スチレン系樹脂中のゴム質重合体は粒子状に
分散され、分散相(ミクロゲルと称する)を形成する。
一方、スチレン系単量体の重合体あるいは所望により他
の単量体との共重合体が連続相を構成する。上記ミクロ
ゲルもスチレン系重合体をグラフトもしくは吸蔵した形
態において含有する。ミクロゲルは電子顕微鏡写真によ
り観察するとき島状に存在し、連続相は海状に存在す
る。
分散され、分散相(ミクロゲルと称する)を形成する。
一方、スチレン系単量体の重合体あるいは所望により他
の単量体との共重合体が連続相を構成する。上記ミクロ
ゲルもスチレン系重合体をグラフトもしくは吸蔵した形
態において含有する。ミクロゲルは電子顕微鏡写真によ
り観察するとき島状に存在し、連続相は海状に存在す
る。
スチレン系重合体は塊状重合法、懸濁重合法、乳化重
合法等公知の方法によって得られる。
合法等公知の方法によって得られる。
ジメチルシリコーンオイルの含有量は当該スチレン系
重合体100重量部当たり2.0〜4.0重量部であり、好まし
くは2.5〜3.0重量部である。ジメチルシリコーンオイル
が2.0重量部未満の場合充分な摺動特性が得られず、動
摩擦係数の低下が小さく、摺動部品に用いた場合樹脂の
摩耗粉が発生し好ましくない。一方、4.0重量部を超え
る場合は含有されたジメチルシリコーンオイルの分散状
態が不安定になり、射出成形などの加熱加工時に金型内
でジメチルシリコーンオイルが滲出し、金型表面を汚染
するため適当な間隔での抜き取りが必要となり、生産効
率の低下を引き起こす。
重合体100重量部当たり2.0〜4.0重量部であり、好まし
くは2.5〜3.0重量部である。ジメチルシリコーンオイル
が2.0重量部未満の場合充分な摺動特性が得られず、動
摩擦係数の低下が小さく、摺動部品に用いた場合樹脂の
摩耗粉が発生し好ましくない。一方、4.0重量部を超え
る場合は含有されたジメチルシリコーンオイルの分散状
態が不安定になり、射出成形などの加熱加工時に金型内
でジメチルシリコーンオイルが滲出し、金型表面を汚染
するため適当な間隔での抜き取りが必要となり、生産効
率の低下を引き起こす。
ジメチルシリコーンオイルは25℃で5,000〜15,000セ
ンチストークスの粘度を有することが好ましく、粘度が
本範囲外になるとスチレン系重合体中へのジメチルシリ
コーンオイルの均一分散が不充分となり、濃度ムラが生
じ、部分的に高濃度な含有量になるため、射出成形加工
品表面にシルバー、ヤケなどの成形欠陥が発生し易くな
る。ジメチルシリコーンオイルの最も好ましい粘度は前
記理由のため10,000〜13,000センチストークスである。
ンチストークスの粘度を有することが好ましく、粘度が
本範囲外になるとスチレン系重合体中へのジメチルシリ
コーンオイルの均一分散が不充分となり、濃度ムラが生
じ、部分的に高濃度な含有量になるため、射出成形加工
品表面にシルバー、ヤケなどの成形欠陥が発生し易くな
る。ジメチルシリコーンオイルの最も好ましい粘度は前
記理由のため10,000〜13,000センチストークスである。
ジメチルシリコーンオイルに換えて、他のシリコーン
オイル(例えば、フェニルメチルシリコーンオイル、ク
ロロフェニルシリコーンオイル、アルキルシリコーンオ
イル、フロロシリコーンオイル、アミノ変性シリコーン
オイル、カルボン酸変性シリコーンオイル、アルコール
変性シリコーンオイル)を使用した場合、動摩擦係数の
低下効果が小さく、かつ高価であり実用的でない。
オイル(例えば、フェニルメチルシリコーンオイル、ク
ロロフェニルシリコーンオイル、アルキルシリコーンオ
イル、フロロシリコーンオイル、アミノ変性シリコーン
オイル、カルボン酸変性シリコーンオイル、アルコール
変性シリコーンオイル)を使用した場合、動摩擦係数の
低下効果が小さく、かつ高価であり実用的でない。
無水マレイン酸単量体の含有量は当該スチレン系重合
体100重量部当たり0.05〜8重量部であり、好ましくは
0.1〜2重量部である。無水マレイン酸単量体が0.05重
量部未満の場合、射出成形加工品表面にシルバー、ヤケ
などの成形欠陥が発生し易くなる。一方、8重量部を超
える場合は、成形加工時に無水マレイン酸単量体が互い
に重合し、2〜3量体を中心とする低分子量物を多量に
生成し、スチレン系重合体の物性、とりわけ耐熱性を著
しく低下させる。
体100重量部当たり0.05〜8重量部であり、好ましくは
0.1〜2重量部である。無水マレイン酸単量体が0.05重
量部未満の場合、射出成形加工品表面にシルバー、ヤケ
などの成形欠陥が発生し易くなる。一方、8重量部を超
える場合は、成形加工時に無水マレイン酸単量体が互い
に重合し、2〜3量体を中心とする低分子量物を多量に
生成し、スチレン系重合体の物性、とりわけ耐熱性を著
しく低下させる。
無水マレイン酸−スチレン共重合体は、無水マレイン
酸単量体とスチレン系単量体の共重合体であり、スチレ
ン系単量体は当該スチレン系重合体に用いられる前記ス
チレン系単量体から構成されるが、特に好ましくはスチ
レンおよびα−メチルスチレンであり、かかるスチレン
系単量体の少なくとも一種以上が用いられる。また所望
に応じてアクリロニトリル系単量体、マレイミド系単量
体、アクリル酸エステル系単量体等も前記スチレン系単
量体と併せて用いることができる。
酸単量体とスチレン系単量体の共重合体であり、スチレ
ン系単量体は当該スチレン系重合体に用いられる前記ス
チレン系単量体から構成されるが、特に好ましくはスチ
レンおよびα−メチルスチレンであり、かかるスチレン
系単量体の少なくとも一種以上が用いられる。また所望
に応じてアクリロニトリル系単量体、マレイミド系単量
体、アクリル酸エステル系単量体等も前記スチレン系単
量体と併せて用いることができる。
無水マレイン酸−スチレン共重合体中に含有される無
水マレイン酸重合体の割合は、少なくとも5重量%以上
であることが必要であり、望ましくは10重量%以上であ
る。無水マレイン酸重合体の割合が5重量%未満である
場合、射出成形加工品表面にシルバー、ヤケなどの成形
欠陥が発生し易くなる。
水マレイン酸重合体の割合は、少なくとも5重量%以上
であることが必要であり、望ましくは10重量%以上であ
る。無水マレイン酸重合体の割合が5重量%未満である
場合、射出成形加工品表面にシルバー、ヤケなどの成形
欠陥が発生し易くなる。
前記無水マレイン酸−スチレン共重合体はゴム質重合
体により変性することも可能である。
体により変性することも可能である。
無水マレイン酸−スチレン共重合体の含有量は当該ス
チレン系重合体100重量部当たり0.05〜50重量部であ
り、特に好ましくは0.5〜10重量部である。含有量が0.0
5重量部未満の場合、成形加工品表面にシルバー、ヤケ
などの成形欠陥が発生し易くなり、成形加工性の改良効
果が認められない。一方、50重量部を超える場合は摺動
特性が低下し、動摩擦係数の増加が認められ好ましくな
い。
チレン系重合体100重量部当たり0.05〜50重量部であ
り、特に好ましくは0.5〜10重量部である。含有量が0.0
5重量部未満の場合、成形加工品表面にシルバー、ヤケ
などの成形欠陥が発生し易くなり、成形加工性の改良効
果が認められない。一方、50重量部を超える場合は摺動
特性が低下し、動摩擦係数の増加が認められ好ましくな
い。
無水マレイン酸単量体に換えて、マレイン酸、フマル
酸、シトラコン酸、メタコン酸、グルタコン酸、メチレ
ンコハク酸、アリルマロン酸等の不飽和ジカルボン酸単
量体を用いても所期の改良効果は得られない。一方、無
水マレイン酸を変性したシトラコン酸無水物の如き不飽
和ジカルボン酸無水物には改良効果は認められるが、そ
の効果は無水マレイン酸に劣る。又、ジブチル錫マレー
トの如き有機錫マレート化合物を無水マレイン酸単量体
あるいは無水マレイン酸−スチレン共重合体に換えて用
いることができるが、その改良効果は劣り、かつ高価で
あり好ましくない。
酸、シトラコン酸、メタコン酸、グルタコン酸、メチレ
ンコハク酸、アリルマロン酸等の不飽和ジカルボン酸単
量体を用いても所期の改良効果は得られない。一方、無
水マレイン酸を変性したシトラコン酸無水物の如き不飽
和ジカルボン酸無水物には改良効果は認められるが、そ
の効果は無水マレイン酸に劣る。又、ジブチル錫マレー
トの如き有機錫マレート化合物を無水マレイン酸単量体
あるいは無水マレイン酸−スチレン共重合体に換えて用
いることができるが、その改良効果は劣り、かつ高価で
あり好ましくない。
なお無水マレイン酸単量体と無水マレイン酸−スチレ
ン共重合体の併用も差し支えない。
ン共重合体の併用も差し支えない。
無水マレイン酸−スチレン共重合体は塊状重合法、懸
濁重合法、乳化重合法等公知の方法によって得られる。
濁重合法、乳化重合法等公知の方法によって得られる。
本発明のスチレン系樹脂組成物を製造する方法として
は、たとえば本発明特定のスチレン系樹脂とジメチルシ
リコーンオイル及び無水マレイン酸単量体若しくは無水
マレイン酸−スチレン共重合体を単軸押出機、二軸押出
機の如き混合機で溶融混合するような方法でもよい。ま
た、スチレン系樹脂の重合時にスチレン系単量体とジメ
チルシリコーンオイル及び無水マレイン酸−スチレン共
重合体を混合するような方法でもよい。更には、成形加
工時にジメチルシリコーン含有スチレン系重合体に成形
機内で無水マレイン酸単量体あるいは無水マレイン酸−
スチレン共重合体を溶融混合するような方法でもよい。
は、たとえば本発明特定のスチレン系樹脂とジメチルシ
リコーンオイル及び無水マレイン酸単量体若しくは無水
マレイン酸−スチレン共重合体を単軸押出機、二軸押出
機の如き混合機で溶融混合するような方法でもよい。ま
た、スチレン系樹脂の重合時にスチレン系単量体とジメ
チルシリコーンオイル及び無水マレイン酸−スチレン共
重合体を混合するような方法でもよい。更には、成形加
工時にジメチルシリコーン含有スチレン系重合体に成形
機内で無水マレイン酸単量体あるいは無水マレイン酸−
スチレン共重合体を溶融混合するような方法でもよい。
<実施例> 次に本発明を実施例および比較例により具体的に説明
する。スチレン系重合体として三井東圧化学製「トーポ
レックス860−01」を使用した。
する。スチレン系重合体として三井東圧化学製「トーポ
レックス860−01」を使用した。
ジメチルシリコーンオイルは以下のものを使用した。
25℃での粘度 1,000センチストークス:トーレシリコーン製「SH200 1
000cst」(比較例3) 5,000センチストークス:トーレシリコーン製「SH200 5
000cst」(実施例3) 12,500センチストークス:トーレシリコーン製「SH200
12500cst」(実施例1,2,4〜8 比較例1,2,5〜10) 20,000センチストークス:トーレシリコーン製「SH200
30000cst」とトーレシリコーン製「SH200 12500cst」を
55対45(重量比)に混合して使用した。(比較例4) また、メチルフェニルシリコーンオイルは、トーレシ
リコーン製「SH710」を使用した。(比較例11) 無水マレイン酸−スチレン共重合体は以下のものを使
用した。
000cst」(比較例3) 5,000センチストークス:トーレシリコーン製「SH200 5
000cst」(実施例3) 12,500センチストークス:トーレシリコーン製「SH200
12500cst」(実施例1,2,4〜8 比較例1,2,5〜10) 20,000センチストークス:トーレシリコーン製「SH200
30000cst」とトーレシリコーン製「SH200 12500cst」を
55対45(重量比)に混合して使用した。(比較例4) また、メチルフェニルシリコーンオイルは、トーレシ
リコーン製「SH710」を使用した。(比較例11) 無水マレイン酸−スチレン共重合体は以下のものを使
用した。
無水マレイン酸重合体含有量 8重量%:アーコ(ARCO)社製「ダイラーク232」(実
施例5、比較例8) 24重量%:サートマー(SARTOMER)社製「SMA3000」
(実施例6) 48重量%:サートマー(SARTOMER)社製「SMA1000」
(実施例7,8) 無水マレイン酸重合体含有量3重量%の無水マレイン
酸−スチレン共重合体は以下の方法によって得た。
施例5、比較例8) 24重量%:サートマー(SARTOMER)社製「SMA3000」
(実施例6) 48重量%:サートマー(SARTOMER)社製「SMA1000」
(実施例7,8) 無水マレイン酸重合体含有量3重量%の無水マレイン
酸−スチレン共重合体は以下の方法によって得た。
下部に単量体供給孔を設け、かつ上部に重合液排出孔
を設けた30の内容積を有する撹拌機付反応槽に連続的
にスチレン単量体98.5重量%及び無水マレイン酸単量体
1.5重量%から成る単量体を液状で毎時15供給し、反
応槽にて重合させる。反応槽内液温度を145℃に保持
し、転化率50%まで重合をすすめ、連続的に重合液排出
孔より排出する。
を設けた30の内容積を有する撹拌機付反応槽に連続的
にスチレン単量体98.5重量%及び無水マレイン酸単量体
1.5重量%から成る単量体を液状で毎時15供給し、反
応槽にて重合させる。反応槽内液温度を145℃に保持
し、転化率50%まで重合をすすめ、連続的に重合液排出
孔より排出する。
こうして得られた重合液5kgを50℃に冷却後、20の
メタノール中に添加し、綿状の無水マレイン酸−スチレ
ン共重合体2.5kgを得る。該重合体は濾過し、風乾して
試料に供した。共重合体中の無水マレイン酸重合体含有
量は、前記メタノール溶液中の未反応単量体のガスクロ
マトグラフィーによる同定結果より3重量%であった。
この共重合体は比較例7に使用した。
メタノール中に添加し、綿状の無水マレイン酸−スチレ
ン共重合体2.5kgを得る。該重合体は濾過し、風乾して
試料に供した。共重合体中の無水マレイン酸重合体含有
量は、前記メタノール溶液中の未反応単量体のガスクロ
マトグラフィーによる同定結果より3重量%であった。
この共重合体は比較例7に使用した。
樹脂組成物についての各種試験は次の方法によって実
施した。
施した。
(1)動摩擦係数;スラスト摩耗試験機を用い、滑り速
度1.2m/min、荷重1.2kgの条件でポリスチレン樹脂(三
井東圧化学製「トーポレックス860−01」)との摩擦係
数を測定した。
度1.2m/min、荷重1.2kgの条件でポリスチレン樹脂(三
井東圧化学製「トーポレックス860−01」)との摩擦係
数を測定した。
(2)金型表面へのシリコーンオイル付着量; 120mm×150mm×12mm×1mm厚さの箱型金型を用い、成
形温度220℃で1000ショット成形を繰り換した後の金型
表面に付着したシリコーンオイルを拭き取り、蛍光X線
で同定し、成形に要した樹脂量比(ppm)で表示した。
形温度220℃で1000ショット成形を繰り換した後の金型
表面に付着したシリコーンオイルを拭き取り、蛍光X線
で同定し、成形に要した樹脂量比(ppm)で表示した。
(3)成形物のシルバー、ヤケ;前記金型を用い成形温
度220℃で成形を1000ショット繰り返し、成形物外観を
肉眼で観察し、シルバー、ヤケが発生した成形物ショッ
ト数で表示した。
度220℃で成形を1000ショット繰り返し、成形物外観を
肉眼で観察し、シルバー、ヤケが発生した成形物ショッ
ト数で表示した。
(4)熱変形温度;ASTM−D648に準拠した。
実施例1 耐衝撃性ポリスチレン樹脂(三井東圧化学製「トーポ
レックス860−01」)100重量部と25℃で12,500センチス
トークスの粘度を有するジメチルシリコーンオイル(ト
ーレシリコーン製「SH200 12500cst」)2.5重量部及び
無水マレイン酸単量体0.1重量部をタンブラーで15分間
ブレンドし、更に二軸押出機(中谷製「AS−30」)で溶
融混合し、ペレット化してサンプルに供した。
レックス860−01」)100重量部と25℃で12,500センチス
トークスの粘度を有するジメチルシリコーンオイル(ト
ーレシリコーン製「SH200 12500cst」)2.5重量部及び
無水マレイン酸単量体0.1重量部をタンブラーで15分間
ブレンドし、更に二軸押出機(中谷製「AS−30」)で溶
融混合し、ペレット化してサンプルに供した。
本サンプルについて前記方法で動摩擦係数、金型表面
へのシリコーンオイル付着量、成形物のシルバー、ヤ
ケ、熱変形温度を測定した結果を第1表に示す。
へのシリコーンオイル付着量、成形物のシルバー、ヤ
ケ、熱変形温度を測定した結果を第1表に示す。
実施例2,4、比較例1,2,5,6 ジメチルシリコーンオイル及び無水マレイン酸単量体
の割合を変更した以外は実施例1と同様にして樹脂組成
物を得、評価を行った。評価結果は第1表に示す。
の割合を変更した以外は実施例1と同様にして樹脂組成
物を得、評価を行った。評価結果は第1表に示す。
実施例3、比較例3,4 ジメチルシリコーンオイルの粘度及び無水マレイン酸
単量体の割合を変更した以外は実施例1と同様にして樹
脂組成物を得、評価を行った。評価結果は第1表に示
す。
単量体の割合を変更した以外は実施例1と同様にして樹
脂組成物を得、評価を行った。評価結果は第1表に示
す。
実施例5〜7、比較例7,8 無水マレイン酸単量体に換えて無水マレイン酸重合体
含有量の異なる無水マレイン酸−スチレン共重合体を第
1表に示す割合で使用した以外は実施例1と同様にして
樹脂組成物を得、評価を行った。評価結果は第1表に示
す。
含有量の異なる無水マレイン酸−スチレン共重合体を第
1表に示す割合で使用した以外は実施例1と同様にして
樹脂組成物を得、評価を行った。評価結果は第1表に示
す。
実施例8 無水マレイン酸単量体と無水マレイン酸−スチレン共
重合体の併用の例であり、実施例1と同様の方法で樹脂
組成物を得、評価を行った。評価結果は第1表に示す。
重合体の併用の例であり、実施例1と同様の方法で樹脂
組成物を得、評価を行った。評価結果は第1表に示す。
比較例9 無水マレイン酸単量体に換えてマレイン酸1重量部を
使用した以外は実施例1と同様にして樹脂組成物を得、
評価を行った。評価結果は第1表に示す。
使用した以外は実施例1と同様にして樹脂組成物を得、
評価を行った。評価結果は第1表に示す。
比較例10 無水マレイン酸単量体に換えてジブチル錫マレート
(三井有機合成(株)製「スタンBMN」)1重量部を使
用した以外は実施例1と同様にして樹脂組成物を得、評
価を行った。評価結果は第1表に示す。
(三井有機合成(株)製「スタンBMN」)1重量部を使
用した以外は実施例1と同様にして樹脂組成物を得、評
価を行った。評価結果は第1表に示す。
比較例11 シリコーンオイルとしてメチルフェニルシリコーンオ
イルを使用した例であり、シリコーンオイルの割合を変
更した以外は実施例1と同様にして樹脂組成物を得、評
価を行った。評価結果は第1表に示す。
イルを使用した例であり、シリコーンオイルの割合を変
更した以外は実施例1と同様にして樹脂組成物を得、評
価を行った。評価結果は第1表に示す。
<発明の効果> 第1表に示された結果からも明らかなように、本発明
の樹脂組成物は摺動性に優れ、成形時の外観不良を解決
したものである。更に驚くべきことに該樹脂組成物は、
シリコーンオイル含有樹脂成形時にしばしば発生する成
形機内スクリュー及びシリンダーの異常摩耗防止にも有
効である。
の樹脂組成物は摺動性に優れ、成形時の外観不良を解決
したものである。更に驚くべきことに該樹脂組成物は、
シリコーンオイル含有樹脂成形時にしばしば発生する成
形機内スクリュー及びシリンダーの異常摩耗防止にも有
効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−161045(JP,A) 特開 昭61−241342(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】スチレン系重合体(無水マレイン酸−スチ
レン共重合体を除く)100重量部に、25℃における粘度
が5,000〜15,000センチストークスのジメチルシリコー
ンオイル2.0〜4.0重量部及び無水マレイン酸単量体0.05
〜8重量部若しくは無水マレイン酸を少なくとも5重量
%以上含有する無水マレイン酸−スチレン共重合体0.05
〜50重量部を含有せしめてなる摺動特性に優れるスチレ
ン系樹脂組成物。
Priority Applications (5)
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---|---|---|---|
JP63227501A JP2622164B2 (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | 摺動特性に優れるスチレン系樹脂組成物 |
KR1019890011839A KR910008891B1 (ko) | 1988-09-13 | 1989-08-19 | 접등 특성이 우수한 스티렌계 수지 조성물 |
US07/404,628 US4987170A (en) | 1988-09-13 | 1989-09-08 | Styrene resin composition excellent in sliding properties |
MYPI89001233A MY104202A (en) | 1988-09-13 | 1989-09-09 | Styrene type resin composition excellent in sliding properties. |
EP19890116753 EP0359168A3 (en) | 1988-09-13 | 1989-09-11 | Styrene type resin composition excellent in sliding properties |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63227501A JP2622164B2 (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | 摺動特性に優れるスチレン系樹脂組成物 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0275645A JPH0275645A (ja) | 1990-03-15 |
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Family
ID=16861883
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---|---|---|---|
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---|---|
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EP (1) | EP0359168A3 (ja) |
JP (1) | JP2622164B2 (ja) |
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DE4031365A1 (de) * | 1990-10-04 | 1992-04-09 | Huels Chemische Werke Ag | Mischungen aus polystyrol und maleinsaeureanhydrid sowie verfahren zu ihrer herstellung |
GB9124833D0 (en) * | 1991-11-22 | 1992-01-15 | Dow Corning Sa | Curable filled polysiloxane compositions |
US5219628A (en) * | 1992-03-16 | 1993-06-15 | The Dow Chemical Company | Microwavable thermoplastic containers |
JP3647036B2 (ja) * | 1992-07-08 | 2005-05-11 | カワサキ ケミカル ホールディング シーオー. | エラストマー強靭化耐摩耗性組成物 |
JP3639874B2 (ja) * | 1993-04-15 | 2005-04-20 | 大阪有機化学工業株式会社 | 人工雪種および人工雪の製造方法 |
US5747141A (en) * | 1995-07-17 | 1998-05-05 | Westvaco Copration | Paperboard packaging with an improved sizing layer including a styrene maleic anhydride binder for reducing edgewicking |
KR100448027B1 (ko) * | 2001-10-15 | 2004-09-10 | 주식회사 엘지화학 | 분체특성이 우수한 메틸메타크릴레이트-부타디엔-스티렌공중합체 및 그의 제조방법 |
US6887938B2 (en) | 2003-02-04 | 2005-05-03 | General Electric Company | Compositions containing polyphenylene ether and/or polystyrene having improved tribological properties and methods for improving tribological properties of polyphenylene ether and/or polystyrene compositions |
WO2005016978A1 (en) * | 2003-07-24 | 2005-02-24 | Nova Chemicals Inc. | Styrenic resin composition and articles produced therefrom |
JP2007112954A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-10 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 変性ポリオレフィン樹脂の製造方法 |
US8697794B2 (en) * | 2009-03-19 | 2014-04-15 | Styrolution America Llc | Impact modified styrenic polymers with improved stress crack properties |
DE202013104589U1 (de) * | 2013-10-10 | 2015-01-13 | Rehau Ag + Co | Verschlussanordnung |
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---|---|---|---|---|
JPS57170950A (en) * | 1981-04-16 | 1982-10-21 | Mitsui Toatsu Chem Inc | Improved rubber-moldified styrene resin composition |
JPS60217254A (ja) * | 1984-04-13 | 1985-10-30 | Dainippon Ink & Chem Inc | 耐摩耗性のすぐれたゴム変性スチレン系樹脂組成物 |
JPS6239610A (ja) * | 1985-08-14 | 1987-02-20 | Dainippon Ink & Chem Inc | 表面滑性ならびに摺動摩耗特性のすぐれたゴム変性スチレン系樹脂組成物 |
JPS63161045A (ja) * | 1986-12-25 | 1988-07-04 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
JPS63182361A (ja) * | 1987-01-23 | 1988-07-27 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 摺動性スチレン系樹脂組成物 |
-
1988
- 1988-09-13 JP JP63227501A patent/JP2622164B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-08-19 KR KR1019890011839A patent/KR910008891B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1989-09-08 US US07/404,628 patent/US4987170A/en not_active Expired - Fee Related
- 1989-09-09 MY MYPI89001233A patent/MY104202A/en unknown
- 1989-09-11 EP EP19890116753 patent/EP0359168A3/en not_active Ceased
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KR910008891B1 (ko) | 1991-10-24 |
US4987170A (en) | 1991-01-22 |
KR900004831A (ko) | 1990-04-13 |
MY104202A (en) | 1994-02-28 |
EP0359168A2 (en) | 1990-03-21 |
EP0359168A3 (en) | 1991-07-17 |
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