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JP2614807B2 - 曲り管の製造方法及び製造装置 - Google Patents

曲り管の製造方法及び製造装置

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JP2614807B2
JP2614807B2 JP4471493A JP4471493A JP2614807B2 JP 2614807 B2 JP2614807 B2 JP 2614807B2 JP 4471493 A JP4471493 A JP 4471493A JP 4471493 A JP4471493 A JP 4471493A JP 2614807 B2 JP2614807 B2 JP 2614807B2
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JP
Japan
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bending
pipe
bent
bending roll
straight pipe
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勝輝 荒木
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ARAKI TECHNICAL AND RESEARCH CO.,LTD
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ARAKI TECHNICAL AND RESEARCH CO.,LTD
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  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は曲り管の製造方法及び製
造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】曲り管の従来の製造方法と該製造方法に
より製造された曲り管について、図を用いて説明する。
図13の様に横置した直管部の両端部51を中心線29
aより45°斜めに切り落し、中間加工材52を作る。
この切断方向は、曲げ後内側相当部53が中間加工材5
2の長手方向で短くなり、曲げ後外側相当部54が中間
加工材52の長手方向で長くなる側となるようにし、中
間加工材52の長手方向を図で左右対称にする。中間加
工材52の断面は中空円形である。こうして出来た中間
加工材52を曲げ機により曲げ後の内側相当部53を内
側になるようにして曲げる。この際通常曲げ半径が小さ
いので芯金を用いる。図11はかくして出来た曲り管W
1の側面図であり、曲り管W1の両側端面55は直交
し、その交点Oを中心に半径R1の位置に内側部56、
半径R2の位置に外側部57が存在する。この中、交点
Oを通る平面で切った曲り管W1の断面は円形である。
同様に図12に示す両端に短い直管部58を備えた曲り
管W2は図14に示すように図13と同様な中間加工材
62から理論的には加工可能に考えられるがこの製造方
法は実現していない。又材料の無駄をさけるため、図1
5,16のように直管の一方の端63を斜めに切断64
して曲げ加工して曲り管W1,W2を製作できればよい
が肉部の移動に無理があるため不可能なのが現状であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】上記のような曲り
管の製造方法は、曲げ加工工程における肉の移動が複雑
で肉厚を一様に仕上げるのが困難である。また、上記曲
り管には端部に直管を溶接して用いられる。この様な曲
り管は日本工業規格(JIS)としてその形状が規定さ
れている。近年、管溶接に関して施工品質の高級化と共
に、施工技術者不足がますます深刻化していく現状の中
で、この施工は人の手から、コンピュータを使った自動
溶接の時代へと変化しつつあり、このニーズに答えるた
めには、従来の、JIS規格に設定の形状、溶接接手で
は自動溶接の施工に適応しない面が多く見られる。上記
曲り管W1を自動溶接するには次のような問題点があ
る。
【0004】図17は図5の曲り管W1に直管SWを自
動溶接する方法を示してある。曲り管W1と直管SWは
端面を突合せて、直管SWは固定具63で固定し、曲り
管W1は図示されない固定具で固定する。溶接は溶接用
電極Fを溶接部64の周囲を回転して自動溶接する。こ
の様な方法である為曲り管W1の固定が曲り部を固定し
なければならない為困難であり、たとえ同径の曲り管で
あっても曲り管の半径が異なる毎に半径を合わせたもの
に固定具を変更する必要がある。又、チタン合金パイプ
等の溶接では、溶接部64を大気側と遮断するのが好ま
しいが、溶接部64を大気側と完全に遮断する部材を配
することは困難である。特に曲り管同志の溶接である
と、この困難は格別に大きい。従って、曲り管の製造方
法及び製造装置としては曲り管W1,W2を共に得られ
ることが望ましい。
【0005】また中間加工材52は端部の一部65を切
捨てることにより形成されるが、これは材料の無駄であ
る。
【0006】本発明は材料の無駄が無く、各部の肉厚の
一様性が得られ易い曲り管の製造方法及び製造装置を提
供することを目的とする。また、本発明は曲り管と他の
管との自動溶接が容易である曲り管と他の管との製造方
法及び製造装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は2
つの曲り管の全長に相当する長さを有する曲り管製造用
の直管を材料とし、この直管端部両端の異なる側にベン
ディングロールを配設し、ベンディングロール軸を中心
にして回動するクランプ装置でもって前記直管をベンデ
ィングロール外周に向って押圧すると共にベンディング
ロールを直管と平行に直管中央へ移動することにより、
該直管をS字状に曲げてS字管とし、S字管を二分して
2つの曲り管を得る曲り管の製造方法である。
【0008】本発明の第2の発明は軌道と、軌道上を平
行して互いに反対方向に移動する2つのスライドを設
け、各スライドに両スライドを含む平面に直角方向のベ
ンディングロール軸が夫々取付けられ、該軸でもって回
転可能で外周に加工物の直管が嵌合する断面円弧形溝を
有するベンディングロールが配され、両ベンディングロ
ールの溝に前記直管の互いに反対側の半円が嵌合し、ベ
ンディングロールと加工物の接触始めの位置付近を押圧
可能なクランプ装置がベンディングロール軸に回転可能
に設けられ、前記2つのスライドを互いに反対方向に送
ると共に前記各クランプ装置をベンディングロール軸を
中心に同方向に回動させる連動駆動装置を設けた曲り管
の製造装置である。
【0009】本発明の第3の発明はベンディングロール
とクランプ装置が一体的に固定されていることを特徴と
する第2の発明に記載の曲り管の製造装置である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。
【0011】「実施例1」図1は平面図を示す。平行に
配置して固設した軌道1a,1bにはスライド2a,2
bが移動自在に嵌合している。各スライド2a,2bを
互いに同速で反対方向に移動させる駆動手段として油圧
シリンダ3a,3bが設けられている。油圧シリンダ3
a,3bは図1には図示されない同期手段でもって互い
に同速で反対方向に移動することが保障されている。ス
ライド2a,2bには両軌道1a,1bを含む平面に直
交して、ベンディングロール軸4a,4bが植設されて
いる。ベンディングロール軸4a,4bには夫々ベンデ
ィングロール5a,5bが回転自在に支持されている。
ベンディングロール軸4a,4bは図1の加工物Wを取
り付けた状態では各軌道1a,1bの長手方向の異なる
位置で最も遠く離れている。
【0012】従って、ベンディングロール5a,5bは
軌道1a,1bの長手方向の異なる位置に配されてお
り、加工物Wの両端が、ベンディングロール5a,5b
の外周の半円形溝に嵌まり込んでいる。加工物Wは得よ
うとする曲り管の長さのほぼ2倍の長さを持つ中空円筒
形の直管である。この加工物Wは軌道1a,1bに平行
して配設してあるが、平行でない場合も可能である。た
だし両ベンディングロール5a,5bの中心をとおり軌
道1a,1bに直交する直線6a,6bから等しい距離
にある直線8と両軌道1a,1bから等しい距離にある
両軌道に平行な直線9の交点Pを中心にして加工物Wが
対称に配され必要がある。加工物Wの両端はクランプ装
置11a,11bでもって押圧固定されている。該クラ
ンプ装置はベンディングロール5a,5bに固定された
受金13a,13bと各受金13a,13bと対向して
加工物Wの反ベンディングロール側の半円を押圧してい
る押え金14a,14bを備える。
【0013】図3に示すようにベンディングロール5
a,5bには同軸で歯車15a,15bが固定され、こ
の歯車15a,15bはラック16の両側のラック歯1
6a,16bに夫々噛合っている。この歯車15a,1
5bのピッチ径はベンディングロール5a,5bが加工
物Wとはすべり少なく転動するような直径に選ばれてい
る。
【0014】図4に示すように加工物Wの両端には内張
りコレットチャック17a,17bが挿入され、ドロー
バー21を介してクランプシリンダ22a,22bで引
かれ、クランプされている。内張りコレットチャック1
7a,17bはベンディングロール5a,5bに固定さ
れた受金13a,13b上に備える油圧シリンダ19
a,19bのラム端に設けてある。前記ドローバー21
は油圧シリンダ19a,19bのラム中を挿通してお
り、クランプシリンダ22a,22bは該ラム後端に固
定されている。
【0015】上記構成における作用をのべる。
【0016】加工物Wの長さは両側に短い直管部を有し
ない曲り管、短い直管部を有する場合共製品管の全長の
2倍に後述のS字管を切断する際の切断工具幅を加えた
長さとなる。
【0017】加工物Wは図1に示すようにその両端をク
ランプ装置11a,11bで把持する。把持すると押え
金14a,14bの加工物を押圧する中心線はベンディ
ングロール5a,5bの中心からδオフセットした位置
となる。油圧シリンダ19a,19bのラムを前進して
コレットチャック17a,17bを加工物Wの両端に挿
入し、クランプシリンダ22a,22bを付勢してコレ
ットチャック17a,17bを加工物Wの両端に固定
し、油シリンダ19a,19bをラムを引込める方向に
付勢して、加工物Wに引張力を加えておく。
【0018】スライド2a,2bに連結した油圧シリン
ダ3a,3bをD,D′方向に付勢するとスライド2
a,2bは同方向に移動するので、ベンディングロール
5a,5bも同方向に移動する。ベンディングロール5
a,5bに固定した歯車15a,15bはラック16と
噛合っているので夫々矢印E,E′方向に回転する。ベ
ンディングロール5a,5bと共に同方向に回転する押
え金14a,14bは加工物Wを両端から中央へ向って
順次にベンディングロール5a.5bに沿わせるように
曲げる。油圧シリンダ19a,19bは受金13a,1
3bと共に回転する。
【0019】加工物Wの肉の移動は図5に示すように管
軸に直角方向の中心線8(図1で説明参照)は上記のよ
うな曲げの進行につれてと角移動して行く。つ
まり、S字管となる中間製品の曲げ角に従って表面肉は
移動する。
【0020】図10を用いて、これについて説明する
と、S字形とした中間加工材WSの形状は、両端面41
は互いに平行であり、中心O1 又O2 を中心とする曲り
部42の中心線43の半径をR、曲り管の管半径をrと
すると、曲り部42の、 外側44の半径=R+r 内側45の半径=R−r とな
る。
【0021】ここで各曲り部半径の中心点O1 ,O2
結ぶ線よりO1 を中心としてθだけ立ち上がった線O1
1 とO2 を中心としてθだけ下がった線O22 、と
を考え、この間の中心線43の長さL0 と外周9の長さ
1 は L0 =2Rθ L1 =(R+r)θ+(R−r)θ =2Rθ でL0 =L1 が常に成立する。これから、θ=π/2
(90°)の場合は管全長に於いて、外周部長さと中心
線の長さが等しいことを証明しており、また、線O1
2 を基準にして、基準よりθだけ立ち上がった線O1
1 と基準よりθだけ立ち下がった線O22 、との間で
は、常にL0 =L1 であるのである。同様に外側半径R
2、内側半径R1とし中心O1 からの半径R(x)の位
置にある変曲部の母線46の長さL(x)を求めるとL
(x)=L0 となる。すなわち、直管の加工物WがS字
管の中間加工材WSとなっても、管の表面の母線はS字
管の管の周囲のどの位置においても総て同じ長さであ
り、前述した様に曲げ過程に於いて、母線の伸び縮みは
ないから、肉には伸びや圧縮はなく、従って、軸線と直
角方向への肉の移動もなく、従って曲り管内での肉厚の
変化はなく、直管から曲り管への変形は、図5に示す様
に軸線間のズレのみによる為、成形時の肉厚変化がな
い。かくして両ベンディングロール5a,5bが近寄る
と図6のようにS字管の中間材WSが出来上がる。ここ
で、押え金14a,14bを少し開いてスライド2a,
2bを駆動する油圧シリンダ3a,3bをわずかに後退
すると、スライド2a,2bもわずかに後退するので、
両ベンディングロール5a,5bはS字管の中間材WS
から離れる。この位置で押え金14a,14bを開いて
S字管の中間材WSを取り出す。
【0022】S字管の中間材WSは曲り管W1又はW2
に対しては中間製品である。ここでS字管の中間材WS
の中央の変曲点を管に直交して切断すると曲り管W1又
はW2が2個出来上がる。
【0023】上記実施例はコレットチャック17a,1
7bを加工物Wの両端に固定して油圧シリンダ19a,
19bで引張力を加えるようにしたが、成形中の加工物
Wの偏平を防止するには加工物Wの両端を閉塞しておい
て、両端の閉塞した栓中に高圧液体の入り口を設けてお
いて高圧液体を加工物W中へ送り込み、加工物Wに内圧
を加えるようにしてもよい。又は、芯金を挿入して曲げ
加工を行うこともできる。
【0024】「実施例2」実施例1はベンディングロー
ルを回転し乍ら移動させるのに油圧シリンダを用いた
が、本実施例はベンディングロールを直接回転して同運
動を得ようとするものである。
【0025】図7は実施例2の平面図である。ベンディ
ングロール5a,5bに同軸で固定したウォームホイー
ル24a,24bに噛合うウオーム25a,25bを出
力端に持つ減速機26a,26bの不図示の入力軸はモ
ータ27a,27bに連結されている。この減速機26
a,26bはスライド2a,2bに固定されている。モ
ータ27a,27bは同期回転するサーボモータであ
り、数値制御装置(不図示)で等速で回転するようにな
っている。
【0026】モータ27a,27bが回転すると減速機
26a,26bで減速されてウォーム25a,25bが
回転し、ベンディングロール5a,5bは図示矢印E,
E′の方向に回転する。するとベンディングロール5
a,5bに固定された図3に示す歯車15a,15bが
矢印方向に回転してラック歯16a,16bと噛合って
ラック16の長手方向の中央へ移動するのでベンディン
グロール5a,5bも共に移動し、ベンディングロール
軸4a,4bはスライド2a,2bを軌道1a,1b上
を移動させて進む。従って前実施例同様に加工物Wから
S字管WSが得られる。
【0027】「実施例3」図8は実施例3を示す。上記
各実施例はクランプ装置をベンディングロールに固定し
たが、クランプ装置はベンディングロール軸を中心に回
転自在としベンディングロールとクランプ装置の回転駆
動を別個の駆動装置で駆動するようにすると図8に示す
ように加工物Wの中央と端部の中間をクランプ装置11
a,11bで押圧し、ベンディングロール5a,5bを
停止しておいて、クランプ装置11a,11bをF,
F′方向に回転して加工物Wの端部側を曲げ、続いて同
方向へクランプ装置11a,11bとベンディングロー
ル5a,5bを同角速度で回転すると共にベンディング
ロール5a,5bを加工物Wの長手方向中央部へ向って
移動するようにする。
【0028】このような動作をさせるために、クランプ
装置11a,11bの受金13a,13bには夫々ベン
ディングロール軸4a,4bを中心とする円弧形長孔2
8a,28bを設け、該長孔28a,28bに嵌合して
いるストップピン29a,29bをベンディングロール
5a,5bに固定してある。ストップピン29a,29
bが円弧形長孔28a,28bの一端に当っている図の
位置から受金13a,13bが矢印F,F′の方向に4
5度回転するとストップピン29a,29bに円弧形長
孔28a,28bの他端が当るようになっている。そし
て、クランプ装置11a,11bのみが45度回転する
間は図9に示すようにラック歯16a,16bに噛合っ
ている歯車15a,15bの歯溝(歯の谷)に出入り可
能に設けたロック部材31a,31bがこの歯溝に嵌合
しており、クランプ装置11a,11bが45度回転す
ると図示されない位置検出センサによってクランプ装置
11a,11bの位置が検出されるとロック部材31
a,31bをラム端に備えるロックシリンダ32a,3
2bが後退方向に付勢されてロック部材31a,31b
は歯車15a,15bから離れるようになっている。従
って、クランプ装置11a,11bが最初に45度回転
し、つづいて45度回転する際はクランプ装置11a,
11bとベンディングロール5a,5bは一体となって
回転する。この後の回転によってS字管となる変曲部が
成形される。
【0029】この実施例によればクランプ装置11a,
11bの回転により、加工物Wの端部が曲げられてしま
うため、クランプ装置11a,11bの押え金14a,
14bを加工物Wの端部ぎりぎりの位置まで回しても、
曲げ作用の後半においては加工物Wの両端部が曲ってベ
ンディングロール5a,5bに沿っているため押え金1
4a,14bの押圧力は小さくて済み、両端に直管部を
備えない曲り管W1の製造に適する。
【0030】
【発明の効果】本発明の第1の発明の曲り管の製造方法
は曲り管2個分に相当する一つの直管を加工物としてS
字状にベンディングロールで曲げるため、曲げ加工に伴
う肉移動が無理なく行われ、肉厚が等しい曲り管が得ら
れる。又加工物に加わる曲げ力が対称的に加えられるた
め、加工物の移動を止めるために固定する必要がない。
更に又、2個の曲り管が材料の無駄少なく製造される。
【0031】本発明の第2の発明の曲り管の製造装置は
軌道上を平行して互いに反対方向に移動する2つのスラ
イドを設けて、両スライドに回転自在にベンディングロ
ールを取り付け、この両ベンディングロールと同軸のク
ランプ装置で加工物を押圧して曲げるようにしたから、
装置全体に加わる力が対称的で各部の弾性変形も対称的
に生ずるので、大きな曲げ力を必要とする曲げ加工機と
して、格別に剛性を高くしなくても、曲げ加工が可能で
あるので装置が小さくてすむ。
【0032】本発明の第3の発明は第2の発明におい
て、ベンディングロールとクランプ装置を固定してある
ので構成が簡単で駆動装置も簡単ですむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の平面図である。
【図2】図1の一部側面図である。
【図3】図1の紙面に平行なベンディングロールの同期
装置の平面図である。
【図4】加工物に引張力を与える装置の水平断面図であ
る。
【図5】本発明の加工方法における肉移動を示す平面図
である。
【図6】図1の作用を示す略平面図である。
【図7】実施例2の平面図である。
【図8】実施例3の略平面図である。
【図9】図8の紙面に平行な図を示し、ベンディングロ
ールの同期装置の平面図である。
【図10】本発明の曲り管製造方法における中間材に到
る肉移動を説明する平面図である。
【図11】曲り管の側面図である。
【図12】他の例の曲り管の側面図である。
【図13】従来例における図11の曲り管の製造方法に
おける中間材を示す側面図である。
【図14】図12の曲り管の製造方法における従来例か
ら考え得る中間材の側面図である。
【図15】材料を無駄なく使用可能な曲り管製造用の中
間材の側面図である。
【図16】材料を無駄なく使用可能な曲り管製造用の中
間材の側面図である。
【図17】曲り管に直管を自動溶接する方法を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1a,1b 軌道 2a,2b スライド 4a,4b ベンディングロール軸 5a,5b ベンディングロール 11a,11b クランプ装置 15a,15b 歯車 16 ラツク W 加工物 WS 中間加工材(S字管)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの曲り管の全長に相当する長さを有
    する曲り管製造用の直管を材料とし、この直管端部両端
    の異なる側にベンディングロールを配設し、ベンディン
    グロール軸を中心にして回動するクランプ装置でもって
    前記直管をベンディングロール外周に向って押圧すると
    共にベンディングロールを直管と平行に直管中央へ移動
    することにより、該直管をS字状に曲げてS字管とし、
    S字管を二分して2つの曲り管を得る曲り管の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 軌道と、軌道上を平行して互いに反対方
    向に移動する2つのスライドを設け、各スライドに両ス
    ライドを含む平面に直角方向のベンディングロール軸が
    夫々取付けられ、該軸でもって回転可能で外周に加工物
    の直管が嵌合する断面円孤形溝を有するベンディングロ
    ールが配され、両ベンディングロールの溝に前記直管の
    互いに反対側の半円が嵌合し、ベンディングロールと加
    工物の接触始めの位置付近を押圧可能なクランプ装置が
    ベンディングロール軸に回転可能に設けられ、前記2つ
    のスライドを互いに反対方向に送ると共に前記各クラン
    プ装置をベンディングロール軸を中心に同方向に回動さ
    せる連動駆動装置を設けた曲り管の製造装置。
  3. 【請求項3】 ベンディングロールとクランプ装置が一
    体的に固定されていることを特徴とする請求項2に記載
    の曲り管の製造装置。
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