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JP2611551B2 - 圧電部品 - Google Patents

圧電部品

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Publication number
JP2611551B2
JP2611551B2 JP3007401A JP740191A JP2611551B2 JP 2611551 B2 JP2611551 B2 JP 2611551B2 JP 3007401 A JP3007401 A JP 3007401A JP 740191 A JP740191 A JP 740191A JP 2611551 B2 JP2611551 B2 JP 2611551B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric
substrate
resonators
vibration space
piezoelectric resonators
Prior art date
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JP3007401A
Other languages
English (en)
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JPH04240909A (ja
Inventor
康廣 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP3007401A priority Critical patent/JP2611551B2/ja
Publication of JPH04240909A publication Critical patent/JPH04240909A/ja
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発振回路やフィルタ回
路等に使用される圧電部品に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】圧電部品には、圧電共振子を設け
た圧電体基板と保護基板を備え、この圧電体基板と保護
基板とを積み重ねて振動空間を設けるものがある。ある
いは、保護ケースに圧電体基板を収納した後、封止して
振動空間を形成するものがある。ところで、従来、圧電
体基板に複数個の圧電共振子を設ける場合は、圧電共振
子が相互に干渉し合うのを防止するため圧電共振子毎に
振動空間を形成していた。このため、封止部材である保
護基板や保護ケースには各圧電共振子毎に凹部を形成す
る必要があり、その製作は煩雑な作業を要求するもので
あった。また、圧電体基板と封止部材とを組み立てる際
にも、高精度の位置合わせが必要であり、特性が不安定
になり易い等の問題があった。
【0003】そこで、本発明の課題は、封止部材の製作
が簡単で、かつ、組み立ての際に高精度の位置合わせを
必要としない圧電部品を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明に係る圧電部品は、 (a)複数個の圧電共振子と該圧電共振子のうち少なく
とも2個の圧電共振子の間に位置して前記2個の圧電共
振子を電気的に接続する導体と前記導体上に配置された
弾性材とを有する圧電体基板と、 (b)振動空間形成用凹部を有し、前記圧電体基板を保
護する封止部材とを備え、 (c)前記弾性材を間に置いた少なくとも2個の圧電共
振子が、前記圧電体基板と封止部材の振動空間形成用凹
部とで形成した同一振動空間に面していることを特徴と
する。
【0005】
【作用】以上の構成において、隣接する圧電共振子の間
位置して圧電共振子相互を電気的に接続する導体上に
弾性材を配置したため、圧電共振子は弾性材によって相
互干渉が防止される。そして、封止部材の振動空間形成
用凹部と圧電体基板とで形成した振動空間に少なくとも
2個の圧電共振子が面するようにしたため、振動空間形
成用凹部の数が少なくてすみ、封止部材の製作が簡単に
なる。しかも、振動空間形成用凹部の面積を広くとれ、
圧電体基板と封止部材の位置合わせも高い精度を必要と
しなくなる。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係る圧電部品の実施例を添付
図面を参照して説明する。〔第1実施例、図1〜図3〕
図1に示す圧電部品は、1枚の圧電体基板1と2枚の封
止部材11,12から構成されている。圧電体基板1は
2個の圧電共振子F1,F2と1個のコンデンサC1を
備えている。圧電体基板1は、Pb(ZrTi)O3,BaTiO3の圧
電セラミック基板等が使用される。入出力引出し電極
2,3が基板1上面の左右端部に形成され、共通引出し
電極4が基板1下面の手前側中央部に形成されている。
【0007】圧電共振子F1は基板1の左側上面に形成
されている2つの入出力振動電極5a,5bとこれらに
対置して基板1の下面に形成されている1つの共通振動
電極6から構成されている。同様に、圧電共振子F2は
基板1の右側上面の2つの入出力振動電極8a,8bと
これらに対置する1つの共通振動電極9から構成されて
いる。
【0008】コンデンサC1は圧電共振子F1とF2の
間に位置し、容量電極7a,7bは基板1の上下面に対
向して形成されている。これら電極2,3,4、圧電共
振子F1,F2及びコンデンサC1は、導体線路によっ
て電気的に接続されている。さらに、圧電共振子F1と
F2の間には弾性材10(図1中斜線で示す)が印刷等
の手段で設けられている。具体的には、弾性材10は、
コンデンサC1の容量電極7a,7b、並びに、圧電共
振子F1,F2とコンデンサC1を電気的に接続してい
る導体線路を被覆するように、圧電共振子F1とF2の
間に塗布されている。弾性材10には圧電部品の仕様に
合わせて最適の材料が選択される。例えば、封止基板1
1,12を接合する接着剤と同じものを選択すれば、圧
電体基板1において、封止基板11,12を接合する部
分と弾性材10を配置する部分に接着剤を同時印刷で
き、作業が簡略化する。
【0009】また、弾性材10を設ける位置や弾性材1
0の量、形状も圧電部品の仕様に合わせて設定される。
例えば、本実施例では弾性材10を圧電体基板1の表裏
面に設けている(図3参照)が、いずれか一方の面に設
けるだけでよい場合もある。保護基板11及び12はそ
れぞれ上面あるいは下面に振動空間形成用凹部11a,
12aを設けている。この凹部11a,12aの面積は
圧電共振子F1,F2及び弾性材10を合わせた面積よ
り大きく設定されている。
【0010】こうして準備された圧電体基板1と保護基
板11,12は接着剤によって接合され、密閉された振
動空間を有する圧電部品が形成される。図2に圧電部品
14の外観を示す。圧電部品14の左右の端部及び中央
部にそれぞれ外部入出力電極(A),(B)並びに外部
共通電極(C)が形成されている。電極(A)には引出
し電極2が接続され、電極(B)には引出し電極3が接
続され、電極(C)には引出し電極4が接続されてい
る。
【0011】こうして得られた圧電部品14は、図3に
示すように、圧電共振子F1とF2の間に弾性材10が
配置されているので、圧電共振子F1とF2は弾性材1
0によって相互干渉が防止される。そして、圧電体基板
1と封止基板11,12の凹部11a,12aとで形成
した振動空間15a,15bにそれぞれ2個の圧電共振
子F1,F2が面している。従って、本実施例の圧電部
品14は、封止基板11及び12の凹部の数を従来の圧
電部品の半分に減らすことができ、封止基板11,12
の作製が簡単になった。しかも、凹部11a,12aの
面積が従来の圧電部品より広くなるので、凹部11a,
12aと圧電共振子F1,F2との位置合わせの余裕が
大きくなり、圧電体基板1と封止基板11,12の位置
合わせに高い精度を必要としなくてすむ。
【0012】〔第2実施例、図4〕図4は圧電共振子を
3個有している圧電部品の分解斜視図である。圧電体基
板21は3個の圧電共振子F3,F4,F5と2個のコ
ンデンサC2,C3を備えている。入出力引出し電極2
2,23が基板21上面の左右端部に形成されている。
圧電共振子F3,F4,F5及びコンデンサC2,C3
は、電極22と23の間にあって導体線路によって交互
に直列接続されている。弾性材24,25はそれぞれコ
ンデンサC2,C3の電極を被覆するように圧電共振子
F3とF4の間及び圧電共振子F4とF5の間に塗布さ
れている。
【0013】保護基板26,27はそれぞれ上面あるい
は下面に振動空間形成用凹部26a,27aを設けてい
る。この凹部26a,27aの面積は圧電共振子F3,
F4,F5及び弾性材24,25を合わせた面積より大
きく設定されている。こうして準備された圧電体基板2
1と保護基板26,27は接着剤によって接合され、密
閉された振動空間を有する圧電部品が形成される。この
圧電部品は、圧電共振子F3とF4の間及び圧電共振子
F4とF5の間にそれぞれ弾性材24,25が配置され
ているので、圧電共振子F3,F4,F5はそれぞれ相
互干渉しない。そして、従来の圧電部品の構造では圧電
共振子F3,F4,F5に対してそれぞれ2個必要であ
った封止基板26及び27の凹部の数を1/3に減らす
ことができる。
【0014】〔第3実施例、図5〕本実施例は、第2実
施例において圧電共振子F5を圧電共振子F3とF4か
ら分離して別の振動空間に面するようにしたものであ
る。弾性材24のみがコンデンサC2の電極を被覆する
ように圧電共振子F3とF4の間に塗布されている。保
護基板30,31はそれぞれ上面あるいは下面に振動空
間形成用凹部30a,30b,31a,31bを設けて
いる。圧電体基板21と保護基板30,31は接着剤に
よって接合され、密閉された振動空間を有する圧電部品
が形成される。この圧電部品も、前記第1、第2実施例
の圧電部品と同様の作用、効果を奏する。
【0015】[他の実施例]なお、本発明に係る圧電部
品は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範
囲内で種々に変形することができる。圧電体基板の振動
モードは厚みすべり振動モードに限定するものではな
く、他の振動モード、例えば、厚み縦振動モードであっ
てもよい。
【0016】また、圧電体基板を箱状の保護部材に収納
した後、蓋等で封止して振動空間を形成するものであっ
てもよい。さらに、保護部材に設ける振動空間形成用凹
部の形状も矩形状のものに限定されるものではなく任意
の形状が選択される。
【0017】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、隣接する圧電共振子の間に位置して圧電共振子
相互を電気的に接続する導体上に弾性材を配置すると共
に、間に弾性材を配置した少なくとも2個の圧電共振子
同一振動空間に面するようにしたため、封止部材に設
ける振動空間形成用凹部の数が少なくてすみ、封止部材
を簡単に製造できる。しかも、振動空間形成用凹部の面
積を広くとれるので、圧電体基板と封止部材が多少の位
置ずれを起こしても特性変化(ダンピング量)が少なく
てすみ、高精度の位置合わせを必要としない。従って、
量産性及び特性の安定した圧電部品が得られる。
【0018】また、圧電共振子間に配置される弾性材
は、任意の物性のものが選択できるため、圧電部品の特
性(特に、ダンピング量)のコントロールが容易にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧電部品の第1実施例を示す分解
斜視図。
【図2】図1に示した圧電部品の外観を示す斜視図。
【図3】図2のX−X’の垂直断面図。
【図4】本発明に係る圧電部品の第2実施例を示す分解
斜視図。
【図5】本発明に係る圧電部品の第3実施例を示す分解
斜視図。
【符号の説明】
1…圧電体基板 10…弾性材 11,12…封止基板(封止部材) 11a,12a…振動空間形成用凹部 15a,15b…振動空間 21…圧電体基板 24,25…弾性材 26,27,30,31…封止基板(封止部材) 26a,27a,30a,31a…振動空間形成用凹部 F1,F2,F3,F4,F5…圧電共振子C1,C2,C3…コンデンサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の圧電共振子と該圧電共振子のう
    ち少なくとも2個の圧電共振子の間に位置して前記2個
    の圧電共振子を電気的に接続する導体と前記導体上に配
    置された弾性材とを有する圧電体基板と、 振動空間形成用凹部を有し、前記圧電体基板を保護する
    封止部材とを備え、 前記弾性材を間に置いた少なくとも2個の圧電共振子
    が、前記圧電体基板と封止部材の振動空間形成用凹部と
    で形成した同一振動空間に面していることを特徴とする
    圧電部品。
JP3007401A 1991-01-25 1991-01-25 圧電部品 Expired - Fee Related JP2611551B2 (ja)

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JPS58139517A (ja) * 1982-05-24 1983-08-18 Murata Mfg Co Ltd チツプ状圧電振動部品
JPH02264507A (ja) * 1989-04-04 1990-10-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 圧電振動子装置

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