JP2609743B2 - 半導体装置 - Google Patents
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- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
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Description
半導体基板の表面に設けられた複数種類の半導体領域の
製造及び該半導体領域を形成する方法に関するものであ
る。
ダイジェスト オブ テクニカル ペイパーズ(ISSCC
89 DIGEST OF TECHNICAL PAPERS)(P248,249)に示さ
れた半導体装置の断面構造を示す図であり、図におい
て、1はn型半導体基板で、その表面にはpウェル15
と、これとは濃度が異なるpウェル13とが隣接して形
成されており、さらに上記半導体基板1表面には、上記
pウェル13と隣接してnウェル12が形成され、上記p
ウェル15から若干離れて、上記pウェル13と同一濃
度のpウェル14が形成されている。ここで、上記pウ
ェル15の表面には、nウェル16及びp+拡散領域15aが
形成されており、該p+拡散領域15aは電源電位VSSが供
給される電源ノード15bに接続されている。
スタ22のソース,ドレイン領域となる一対のp+拡散領域
12a、及び該ウェル12の電位を固定するためのn+拡散領
域12bが形成されており、上記p+拡散領域12aの一方及び
n+拡散領域12bは、電源電位Vextが供給される電源ノー
ド12cに接続されている。
3のソース,ドレイン領域となる一対のn+拡散領域13a、
及び該pウェル13の電位を固定するためのp+拡散領域
13bが形成されており、n+拡散領域13aの一方及び該p+拡
散領域13bは、電源電位VSSが供給される電源ノード13c
に接続されている。
のソース,ドレイン領域となる一対のp+拡散領域16a、
及び該ウェル16の電位を固定するためのn+拡散領域16b
が形成されており、上記p+拡散領域16aの一方及びn+拡
散領域16bは、電源電位Vintが供給される電源ノード16c
に接続され、上記p+拡散領域16aの他方は、上記pウェ
ル13の第1のn型MOSトランジスタ23のn+拡散領域13a
の他方に接続されている。
4のソース,ドレイン領域となる一対のn+拡散領域14a、
及び該pウェル14の電位を固定するためのp+拡散領域
14bが形成されており、該p+拡散領域14bは電源電位VBB
が供給される電源ノード14cに接続されている。
純物濃度はますます上がる傾向にある。これは短チャン
ネル効果を抑えるためであり、その結果、スレッショル
ドVthのバックゲートバイアス依存性はますます強くな
っている。従ってトランジスタの高速化のためにはバッ
クゲートバイアスをかけない方が好ましい。
のようにソフトエラー対策や素子分離耐圧の向上のため
にバックゲートバイアスをかけた方がよい場合もある。
従って、各々のトランジスタに最適なバックゲートバイ
アスをかけられることが最も望ましい。
nウェル12にはVext、nウェル16にはVint、pウェル
13にはVSS、pウェル14にはVBB、pウェル15には
VSSのバックゲートバイアスがかかっている。
に、pウェル15内にnウェル16を形成しているので、
nウェル16の領域においては、導電型としてはn型とな
っているものの、pウェル15の形成時に打ち込まれた
p型不純物とnウェル16の形成時に打ち込まれたn型不
純物が併存しており、このnウェル16では不純物濃度が
高いためにキャリアのモビリティが低くなっている。
半導体基板1と接触してしまわないようにnウェル16を
形成する必要があるが、拡散層の深さを制御することは
簡単ではない。
ると、nウェル16の形成時に打ち込む不純物の濃度が高
くなりすぎるので、pウェル15とpウェル13の濃度
を異ならせてこれらのウェルを別々に形成しなければな
らず、またnウェル12,16も上記pウェル15,13と同
様、濃度を変えて別々に形成する必要があり、マスク枚
数及び工程数が増えるという問題点があった。
1号公報,及び特開平2−105566号公報には、半導体装
置において、半導体基板上に形成した第1あるいは第2
導電型のエピタキシャル層の一部を、これが該エピタキ
シャル層の他の部分から電気的に絶縁されるよう、上記
エピタキシャル層底面部に形成した第2あるいは第1導
電型の埋込層及びエピタキシャル層中に形成した第2あ
るいは第1導電型領域により取り囲んだ構造が示されて
いる。
では、第1あるいは第2導電型のエピタキシャル層中
に、第2あるいは第1導電型の領域を不純物の注入によ
り選択的に形成して、上記エピタキシャル層の一部を他
の領域から電気的に絶縁しているため、導電型がエピタ
キシャル層と逆の領域では、n型不純物とp型不純物と
が併存し、不純物濃度が高いものとなっている。このた
めこれらの領域は素子領域として用いた場合には、キャ
リアのモビリティが低い素子領域となってしまう。
たもので、半導体基板に、該基板や他の半導体領域(ウ
ェル)と電気的に絶縁されるべき、これらと同一導電型
の半導体領域(ウェル)を、その領域内でのキャリアの
モビリティの低下を抑えつつ形成することが可能である
とともに、上記半導体基板等と電気的に絶縁されるべき
半導体領域の基板への突き抜けを抑えることができ、し
かも半導体領域(ウェル)の作り分けの回数を少なくす
ることができる半導体装置を得ることを目的とする。
体領域(ウェル)と電気的に絶縁されるべき、これらと
同一導電型の半導体領域(ウェル)を、マスク枚数や工
程数の増大を抑えつつ簡単に形成することができ、しか
もこの際、上記基板等と電気的に絶縁された半導体領域
でのキャリアのモビリティの増大を小さく抑えることが
できる半導体装置の製造方法を得ることを目的とする。
型の半導体基板の一主面に形成され、第1の電源電位が
供給される第1の電源ノードに接続される第1の第1導
電型半導体領域と、上記半導体基板の中に形成される第
2導電型の高エネルギーイオン注入層と、上記半導体基
板の一主面に、底面が上記高エネルギーイオン注入層の
上面とPN接合をなして形成され、上記第1の電源電位と
は異なる第2の電源電位が供給される第2の電源ノード
に接続される第2の第1導電型半導体領域と、上記半導
体基板の一主面に、底面が上記高エネルギーイオン注入
層の上面と接するとともに側面が上記第2の第1導電型
半導体領域の側面とPN接合をなして形成され、上記高エ
ネルギーイオン注入層とで上記第2の第1導電型半導体
領域を上記半導体基板及び上記第1の第1導電型半導体
領域と電気的に絶縁するための第2導電型半導体領域
と、上記第1の第1導電型半導体領域の表面に形成さ
れ、第1の第2導電型MOSトランジスタのソース及びド
レイン領域となる一対の第2導電型の第1拡散領域と、
上記第2の第1導電型半導体領域の表面に形成され、第
2の第2導電型MOSトランジスタのソース及びドレイン
領域となる一対の第2導電型の第2拡散領域と、上記第
2導電型半導体領域の表面に形成され、第1導電型MOS
トランジスタのソース及びドレイン領域となる一対の第
1導電型の拡散領域とを備えたものである。
記半導体装置(請求項1)において、上記第2導電型半
導体領域は、第1及び第2の電源電位とは異なる第3の
電源電位が供給される第3の電源ノードに接続されてい
るものである。
1及び第2の第1導電型半導体領域の濃度分布は同じで
あるものである。
4)は、半導体装置の製造方法において、第1導電型の
半導体基板の一主面に形成され、第1の電源電位が供給
される第1の電源ノードに接続される第1の第1導電型
半導体領域と、上記半導体基板の中に形成される第2導
電型の高エネルギーイオン注入層と、上記半導体基板の
一主面に、底面が上記高エネルギーイオン注入層の上面
とPN接合をなして形成され、上記第1の電源電位とは異
なる第2の電源電位が供給される第2の電源ノードに接
続される第2の第1導電型半導体領域と、上記半導体基
板の一主面に、底面が上記高エネルギーイオン注入層の
上面と接するとともに側面が上記第2の第1導電型半導
体領域の側面とPN接合をなして形成され、上記高エネル
ギーイオン注入層とで上記第2の第1導電型半導体領域
を上記半導体基板及び上記第1の第1導電型半導体領域
と電気的に絶縁するための第2導電型半導体領域と、上
記第1の第1導電型半導体領域の表面に形成され、第1
の第2導電型MOSトランジスタのソース及びドレイン領
域となる一対の第2導電型の第1拡散領域と、上記第2
の第1導電型半導体領域の表面に形成され、第2の第2
導電型MOSトランジスタのソース及びドレイン領域とな
る一対の第2導電型の第2拡散領域とを備えた半導体装
置を製造する方法において、上記第1及び第2の第1導
電型半導体領域を形成する半導体領域への第1導電型不
純物の拡散を同時に行うものである。
5)は、請求項4に記載の半導体装置の製造方法におい
て、上記半導体装置は、半導体基板の一主面に形成さ
れ、第1及び第2の電源電位とは異なる第3の電源電位
が供給される第3の電源ノードに接続される第2の第2
導電型半導体領域と、この第2の第2導電型半導体領域
の表面に形成され、第1導電型MOSトランジスタのソー
ス及びドレイン領域となる一対の第1導電型の拡散領域
とを有するものであり、上記第2導電型半導体領域及び
第2の第2導電型半導体領域を形成する半導体領域への
第2導電型不純物の拡散を同時に行うものである。
導体基板の表面に位置する第1導電型半導体領域を、こ
れが上記半導体基板や他の第1導電型半導体領域から電
気的に絶縁されるよう、基板中に形成した高エネルギー
イオン注入層及び基板表面の第2導電型半導体領域によ
り囲んだから、上記基板等から電気的に絶縁されるべき
第1導電型半導体領域と他の第1導電型半導体領域に
は、電位が異なるバックゲートバイアスを独立して印加
することができる。また、上記電気的に絶縁されるべき
第1導電型半導体領域は、第2導電型の半導体領域中で
はなく、半導体基板の領域中に位置することとなるた
め、この第1導電型半導体領域中での不純物を第1導電
型のもののみにしてこの領域での不純物濃度を低減する
ことができ、該領域でのキャリアのモビリティの低下を
抑制することができる。
1導電型領域から電気的に絶縁するための第2導電型半
導体領域とを平面的に重ねて形成する必要がなく、また
高エネルギーイオン注入層はその打ち込むエネルギーに
よって形成される深さが決まることから、製造時の制御
が容易になる。
域を周辺の第1導電型領域から電気的に絶縁するための
第2導電型半導体領域の表面に、第1導電型MOSトラン
ジスタのソース及びドレイン領域となる一対の第1導電
型の拡散領域を形成したので、基板表面のトランジスタ
素子による利用効率を高めることができる。
域には、第1及び第2の電源電位とは異なる第3の電源
電位を印加するようにしたので、該領域内に配置された
トランジスタのバックゲートバイアスを最適なものとで
きる。
1導電型半導体領域の濃度分布を同一にしたので、上記
基板等から絶縁されるべき第1導電型半導体領域と、こ
れと同一導電型の他の半導体領域とを、濃度を変えて別
々の工程で形成する必要がなくなり、マスク数や工程数
の増加を抑えることが可能である。
2導電型MOSトランジスタが配置される第1の第1導電
型半導体領域と、第2導電型MOSトランジスタが配置さ
れ、周辺の第1導電型領域から電気的に絶縁されるべき
第2の第1導電型半導体領域とを同じ工程で形成するの
で、電位が異なるバックゲートバイアスを独立して印加
可能な複数の半導体領域を、マスク数や工程数の増加を
招くことなく形成することができる。
いて、上記第2の第1導電型半導体領域を周辺の第1導
電型領域から電気的に分離するための第2導電型半導体
領域と、上記第1,第2の第1導電型半導体領域に印加さ
れる第1,第2の電源電位と異なる第3の電源電位が印加
される第2の第2導電型半導体領域とを同じ工程で形成
するので、電位が異なるバックゲートバイアスを独立し
て印加可能な半導体領域の数を、マスク数や工程数の増
加を抑えつつ増大させることができる。
造を示す図であり、図において、2はn型半導体基板
(第1導電型の半導体基板)1の表面に形成された第1
のnウェル(第1の第1導電型半導体領域)、7は上記
半導体基板1の中に高エネルギーイオン注入により形成
されたp+型イオン注入層、6は上記n型半導体基板1の
表面に、底面が上記高エネルギーイオン注入層7の上面
とPN接合をなして形成された第2のnウェル(第2の第
1導電型半導体領域)で、上記第1のnウェル2と同一
の濃度分布を持っている。
に、その底面が上記イオン注入層7の上面と接するとと
もに側面が上記nウェル6の側面とPN接合をなして形成
されたpウェル(第2導電型半導体領域)で、これらの
pウェル3及び5は、上記nウェル6がn型半導体基板
1及びnウェル2から電気的に絶縁されるよう、上記イ
オン注入層7とともに上記nウェル6を囲んでいる。
ル5から所定距離離れた位置に形成された第2のpウェ
ル(第2の第2導電型半導体領域)である。
成されており、該p+拡散領域5aは電源電位VSSが供給さ
れる電源ノード5cに接続されている。
スタ20のソース,ドレイン領域となる一対のp+拡散領域
2a、及び該nウェル2の電位を固定するためのn+拡散領
域2bが形成されており、上記p+拡散領域2aの一方及びn+
拡散領域2bは、電源電位Vextが供給される電源ノード2c
に接続されている。
のソース,ドレイン領域となる一対のn+拡散領域3a、及
び該pウェル3の電位を固定するためのp+拡散領域3bが
形成されており、n+拡散領域3aの一方及び該p+拡散領域
3bは、電源電位VSSが供給される電源ノード3cに接続さ
れている。
のソース,ドレイン領域となる一対のp+拡散領域6a、及
び該nウェル6の電位を固定するためのn+拡散領域6bが
形成されており、上記p+拡散領域6aの一方及びn+拡散領
域6bは、電源電位Vintが供給される電源ノード6cに接続
され、上記p+拡散領域6aの他方は、上記pウェル3の第
1のn型MOSトランジスタ30のn+拡散領域3aの他方に接
続されている。
のソース,ドレイン領域となる一対のn+拡散領域4a、及
び該pウェル4の電位を固定するためのn+拡散領域4bが
形成されており、該p+拡散領域4bは電源電位VBBが供給
される電源ノード4cに接続されている。
ウェル2とnウェル6は同じ工程で形成し、上記pウェ
ル3,5とpウェル4とは同一の工程で形成する。
ことがないので、pウェル3,4,5は特に濃度を変える必
要がなく、同じ工程で作ることができる。また高エネル
ギーイオン注入p+層7の形成においては、n型半導体基
板1の該イオン注入層7部分以外には不純物は拡散され
ないので、nウェル6はp型不純物の存在しないn型半
導体基板部分に作るのとほぼ同じこととなる。従ってn
ウェル2とnウェル6を形成するに際しても、不純物打
ち込み量を特にかえる必要もなく、該両ウェル2,6を同
じ工程で形成することができる。
入p+層7で囲まれているので、電気的には該nウェル6
はnウェル2やn型半導体基板1からは絶縁されること
となる。従って、nウェル2とnウェル6には独立にバ
ックゲートバイアスを与えることができる。またpウェ
ル4はn型半導体基板1の領域により他のpウェル3,5
と分離されているので、pウェル3,5とpウェル4にも
独立にバックゲートバイアスを与えることができる。ま
た、高エネルギー注入p+層7は、その打ち込むエネルギ
ーによって形成される深さが決まるので、深さの制御が
し易く、nウェル6がn型半導体基板1に突き抜けてし
まう可能性が低くなる。
ない基板領域に形成されるので、その形成時にはnウェ
ル形成に必要な量の不純物だけを打ち込めばよく、必要
以上に不純物の濃度を上げなくてもよいので、モビリテ
ィーの低下を抑えることができる。
に絶縁する必要のあるnウェル6を、高エネルギー注入
p+層7とpウェル3,5で囲むようにしたので、上記nウ
ェル6と他のnウェル2とに独立にバックゲートバイア
スを与えることができる。また、pウェル3,5とpウェ
ル4とはn型半導体基板の領域により分離されているの
で、これらのpウェル3,5とpウェル4にも独立にバッ
クゲートバイアスを与えることができる。
ーバーラップすることなく配置されているため、同一導
電型のウェルはすべて同一濃度にして1回の工程で作る
ことができる。さらにn型基板領域や他のnウェルと絶
縁されるべきnウェル部分の形成時には、nウェル形成
に必要な量の不純物を打ち込めばよく、必要以上に不純
物の濃度を上げなくてよいので上記nウェル部分でのモ
ビリティの低下を抑えることができる。
型半導体基板上にウェルを形成したものを例に挙げた
が、これはp型半導体基板上にウェルを形成したもので
もよい。
1導電型半導体基板の表面に位置する第1導電型半導体
領域を、これが上記半導体基板や他の第1導電型半導体
領域から電気的に絶縁されるよう、基板中に形成した高
エネルギーイオン注入層及び基板表面の第2導電型半導
体領域により囲んだので、上記基板等から電気的に絶縁
されるべき第1導電型半導体領域と他の第1導電型半導
体領域には、電位が異なるバックゲートバイアスを独立
して印加することができ、さらに上記電気的に絶縁され
るべき第1導電型半導体領域は、第2導電型の半導体領
域中ではなく、半導体基板の領域中に位置することとな
るため、この第1導電型半導体領域中での不純物を第1
導電型のもののみにしてこの領域での不純物濃度を低減
することができ、該領域でのキャリアのモビリティの低
下を抑制することができるという効果がある。
1導電型領域から電気的に絶縁するための第2導電型半
導体領域とを平面的に重ねて形成する必要がなく、また
高エネルギーイオン注入層はその打ち込むエネルギーに
よって形成される深さが決まることから、製造時の制御
が容易になるという効果もある。
を周辺の第1導電型領域から電気的に絶縁するための第
2導電型半導体領域の表面に、第1導電型MOSトランジ
スタのソース及びドレイン領域となる一対の第1導電型
の拡散領域を形成したので、基板表面のトランジスタ素
子による利用効率を高めることができる効果がある。
には、第1及び第2の電源電位とは異なる第3の電源電
位を印加するようにしたので、該領域内に配置されたト
ランジスタのバックゲートバイアスを最適なものとでき
る効果がある。
導電型半導体領域の濃度分布を同一にしたので、上記基
板等から絶縁されるべき第1導電型半導体領域と、これ
と同一導電型の他の半導体領域とを、濃度を変えて別々
の工程で形成する必要がなくなり、マスク数や工程数の
増加を抑えることができる効果がある。
導電型MOSトランジスタが配置される第1の第1導電型
半導体領域と、第2導電型MOSトランジスタが配置さ
れ、周辺の第1導電型領域から電気的に絶縁されるべき
第2の第1導電型半導体領域とを同じ工程で形成するの
で、電位が異なるバックゲートバイアスを独立して印加
可能な複数の半導体領域を、マスク数や工程数の増加を
招くことなく形成することができる効果がある。
を周辺の第1導電型領域から電気的に分離するための第
2導電型半導体領域と、上記第1,第2の第1導電型半導
体領域に印加される第1,第2の電源電位と異なる第3の
電源電位が印加される第2の第2導電型半導体領域とを
同じ工程で形成するので、電位が異なるバックゲートバ
イアスを独立して印加可能な半導体領域の数を、マスク
数や工程数の増加を抑えつつ増大させることができる効
果がある。
図、第2図は従来の半導体装置の断面図である。 1……n型半導体基板(第1導電型半導体基板)、2…
…第1のnウェル(第1の第1導電型半導体領域)、3,
5……pウェル(第2導電型半導体領域)、4……pウ
ェル(第2の第2導電型半導体領域)、6……第2のn
ウェル(第2の第1導電型半導体領域)、7……高エネ
ルギーイオン注入p+層(第2導電型の高エネルギーイオ
ン注入層)。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (5)
- 【請求項1】第1導電型の半導体基板の一主面に形成さ
れ、第1の電源電位が供給される第1の電源ノードに接
続される第1の第1導電型半導体領域と、 上記半導体基板の中に形成される第2導電型の高エネル
ギーイオン注入層と、 上記半導体基板の一主面に、底面が上記高エネルギーイ
オン注入層の上面とPN接合をなして形成され、上記第1
の電源電位とは異なる第2の電源電位が供給される第2
の電源ノードに接続される第2の第1導電型半導体領域
と、 上記半導体基板の一主面に、底面が上記高エネルギーイ
オン注入層の上面と接するとともに側面が上記第2の第
1導電型半導体領域の側面とPN接合をなして形成され、
上記高エネルギーイオン注入層とで上記第2の第1導電
型半導体領域を上記半導体基板及び上記第1の第1導電
型半導体領域と電気的に絶縁するための第2導電型半導
体領域と、 上記第1の第1導電型半導体領域の表面に形成され、第
1の第2導電型MOSトランジスタのソース及びドレイン
領域となる一対の第2導電型の第1拡散領域と、 上記第2の第1導電型半導体領域の表面に形成され、第
2の第2導電型MOSトランジスタのソース及びドレイン
領域となる一対の第2導電型の第2拡散領域と、 上記第2導電型半導体領域の表面に形成され、第1導電
型MOSトランジスタのソース及びドレイン領域となる一
対の第1導電型の拡散領域とを備えたことを特徴とする
半導体装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の半導体装置において、 上記第2導電型半導体領域は、第1及び第2の電源電位
とは異なる第3の電源電位が供給される第3の電源ノー
ドに接続されていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】請求項1に記載の半導体装置において、 第1及び第2の第1導電型半導体領域の濃度分布は同じ
であることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】第1導電型の半導体基板の一主面に形成さ
れ、第1の電源電位が供給される第1の電源ノードに接
続される第1の第1導電型半導体領域と、 上記半導体基板の中に形成される第2導電型の高エネル
ギーイオン注入層と、 上記半導体基板の一主面に、底面が上記高エネルギーイ
オン注入層の上面とPN接合をなして形成され、上記第1
の電源電位とは異なる第2の電源電位が供給される第2
の電源ノードに接続される第2の第1導電型半導体領域
と、 上記半導体基板の一主面に、底面が上記高エネルギーイ
オン注入層の上面と接するとともに側面が上記第2の第
1導電型半導体領域の側面とPN接合をなして形成され、
上記高エネルギーイオン注入層とで上記第2の第1導電
型半導体領域を上記半導体基板及び上記第1の第1導電
型半導体領域と電気的に絶縁するための第2導電型半導
体領域と、 上記第1の第1導電型半導体領域の表面に形成され、第
1の第2導電型MOSトランジスタのソース及びドレイン
領域となる一対の第2導電型の第1拡散領域と、 上記第2の第1導電型半導体領域の表面に形成され、第
2の第2導電型MOSトランジスタのソース及びドレイン
領域となる一対の第2導電型の第2拡散領域とを備えた
半導体装置を製造する方法において、 上記第1及び第2の第1導電型半導体領域を形成する半
導体領域への第1導電型不純物の拡散を同時に行うこと
を特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】上記半導体装置は、 半導体基板の一主面に形成され、第1及び第2の電源電
位とは異なる第3の電源電位が供給される第3の電源ノ
ードに接続される第2の第2導電型半導体領域と、 この第2の第2導電型半導体領域の表面に形成され、第
1導電型MOSトランジスタのソース及びドレイン領域と
なる一対の第1導電型の拡散領域とを有するものであ
り、 上記第2導電型半導体領域及び第2の第2導電型半導体
領域を形成する半導体領域への第2導電型不純物の拡散
を同時に行うことを特徴とする請求項4記載の半導体装
置の製造方法。
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