JP2607954B2 - シート給送装置 - Google Patents
シート給送装置Info
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- JP2607954B2 JP2607954B2 JP1135841A JP13584189A JP2607954B2 JP 2607954 B2 JP2607954 B2 JP 2607954B2 JP 1135841 A JP1135841 A JP 1135841A JP 13584189 A JP13584189 A JP 13584189A JP 2607954 B2 JP2607954 B2 JP 2607954B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は複数枚積載されたシートを、普通シートと厚
手シートとで給送モードを変えて給送するシート給送装
置に関する。
手シートとで給送モードを変えて給送するシート給送装
置に関する。
〈従来の技術〉 プリンタや複写機等の記録装置、或いは原稿読取装置
にあっては、複数枚積載されたシート(記録紙や原稿
等)から一枚ずつ分離給送するための給送装置(所謂カ
ットシートフィーダー)を使用するものが多い。
にあっては、複数枚積載されたシート(記録紙や原稿
等)から一枚ずつ分離給送するための給送装置(所謂カ
ットシートフィーダー)を使用するものが多い。
前記給送装置のシート分離機構としては種々のものが
あるが、その中の代表的なものとして分離爪を使用する
ものがある。これは第6図(A)に示すように、積載板
50上に積載されたシート51の給送方向前端両側を分離爪
52で押さえ、積載板50を圧接バネ53で押圧して最上層シ
ートを給送ローラ54に圧接し、この給送ローラ54を矢印
方向に回転するとシート51に推力が作用する。一方、積
載シート51の両側先端は分離爪52で押さえられているた
めに、最上層の一枚が第6図(B)に示すように分離爪
52と給送ローラ54との間でループを作る。
あるが、その中の代表的なものとして分離爪を使用する
ものがある。これは第6図(A)に示すように、積載板
50上に積載されたシート51の給送方向前端両側を分離爪
52で押さえ、積載板50を圧接バネ53で押圧して最上層シ
ートを給送ローラ54に圧接し、この給送ローラ54を矢印
方向に回転するとシート51に推力が作用する。一方、積
載シート51の両側先端は分離爪52で押さえられているた
めに、最上層の一枚が第6図(B)に示すように分離爪
52と給送ローラ54との間でループを作る。
更に給送ローラ54が回転すると、シート51は復元力に
よって分離爪52を乗り越えて搬送ローラ55へ送られ、第
6図(C)に示すように先端が搬送ローラ55に突き当て
られ、給送ローラ54と搬送ローラ55間でループを作るよ
うにしていた。
よって分離爪52を乗り越えて搬送ローラ55へ送られ、第
6図(C)に示すように先端が搬送ローラ55に突き当て
られ、給送ローラ54と搬送ローラ55間でループを作るよ
うにしていた。
〈発明が解決しようとする課題〉 前記従来の給送方法では普通紙やハガキ等の区別なく
同一の動作でシートを給送していた。
同一の動作でシートを給送していた。
しかし、普通紙とハガキでは紙厚が異なるため、同一
給送動作では前記紙厚の相違によりシート分離、ループ
量や頭出し量が異なって適正な給送が行われないことが
ある。
給送動作では前記紙厚の相違によりシート分離、ループ
量や頭出し量が異なって適正な給送が行われないことが
ある。
また前記従来例ではシート51を分離爪52から分離し、
搬送ローラ55に突き当ててループを形成するまで給送ロ
ーラ54を連続回転させていたために、シート51は分離爪
52による分離直後の不安定な状態のまま搬送ローラ55に
突き当たっていた。そのため第6図(C)に示すループ
の形成が不安定となり、これがシワや斜行の原因となる
ことがあった。
搬送ローラ55に突き当ててループを形成するまで給送ロ
ーラ54を連続回転させていたために、シート51は分離爪
52による分離直後の不安定な状態のまま搬送ローラ55に
突き当たっていた。そのため第6図(C)に示すループ
の形成が不安定となり、これがシワや斜行の原因となる
ことがあった。
本発明の目的は従来の前記課題を解決し、普通シート
と厚手シートとの給送モードを変えることにより、シー
トの厚さに関わらず適正なシート給送を行い、また普通
シートを給送する場合には分離後のシートに安定したル
ープを形成し得るシート給送装置を提供せんとするもの
である。
と厚手シートとの給送モードを変えることにより、シー
トの厚さに関わらず適正なシート給送を行い、また普通
シートを給送する場合には分離後のシートに安定したル
ープを形成し得るシート給送装置を提供せんとするもの
である。
〈課題を解決するための手段〉 複数枚積載されたシートの最上層にあるシートの両側
前端部を押さえるための分離爪と、前記最上層にあるシ
ートに給送力を付与するための給送手段と、前記分離爪
と給送手段の協働作用によって一枚ずつ分離給送された
シートを搬送するための搬送手段と、前記積載されたシ
ートが普通シートか厚手シートであるかを判定するため
の判別手段と、前記判別手段の結果により選択される普
通シートを給送するために、最上層にあるシートを分離
爪から外した後、一定の待機時間を経て搬送手段へ給送
するように前記給送手段を駆動する普通シート給送モー
ドと厚手シートを給送するために、最上層にあるシート
を分離爪から外した後、前記待機時間を経ることなく搬
送手段へ給送するように前記給送手段を駆動する厚手シ
ート給送モードと、を設けたことを特徴とする。
前端部を押さえるための分離爪と、前記最上層にあるシ
ートに給送力を付与するための給送手段と、前記分離爪
と給送手段の協働作用によって一枚ずつ分離給送された
シートを搬送するための搬送手段と、前記積載されたシ
ートが普通シートか厚手シートであるかを判定するため
の判別手段と、前記判別手段の結果により選択される普
通シートを給送するために、最上層にあるシートを分離
爪から外した後、一定の待機時間を経て搬送手段へ給送
するように前記給送手段を駆動する普通シート給送モー
ドと厚手シートを給送するために、最上層にあるシート
を分離爪から外した後、前記待機時間を経ることなく搬
送手段へ給送するように前記給送手段を駆動する厚手シ
ート給送モードと、を設けたことを特徴とする。
〈作用〉 前記手段にあっては、普通シートと厚手シートとの別
に応じて給送手段のシート給送モードが変わる。従って
夫々のシートに適した状態でシートが正確に給送され
る。
に応じて給送手段のシート給送モードが変わる。従って
夫々のシートに適した状態でシートが正確に給送され
る。
また普通シートを給送する場合には、分離爪でシート
を分離した後所定時間停止状態となり、その後前記シー
トを搬送手段へと給送する。このように分離直後の不安
定状態にあるシートを一旦停止させ、シートが安定状態
になった後に搬送手段へ給送することにより、シートは
安定したループを形成するようになる。
を分離した後所定時間停止状態となり、その後前記シー
トを搬送手段へと給送する。このように分離直後の不安
定状態にあるシートを一旦停止させ、シートが安定状態
になった後に搬送手段へ給送することにより、シートは
安定したループを形成するようになる。
〈実施例〉 次に前記手段を適用した記録装置の一実施例を第1図
乃至第4図を参照して説明する。
乃至第4図を参照して説明する。
第1図(A)〜(D)は本実施例に係るシート給送装
置によるシートの給送状態の説明図、第2図はシート給
送装置の構成説明図であり、第3図は前記シート給送装
置を用いた記録装置の構成説明図である。
置によるシートの給送状態の説明図、第2図はシート給
送装置の構成説明図であり、第3図は前記シート給送装
置を用いた記録装置の構成説明図である。
このシート給送装置Aは第2図及び第3図に示すよう
に、枠体1が左半部1aと右半部1bに分割され、それらを
軸2に沿って移動させることによって全幅方向に調整す
ることが可能になっている。
に、枠体1が左半部1aと右半部1bに分割され、それらを
軸2に沿って移動させることによって全幅方向に調整す
ることが可能になっている。
前記枠体1の内部にある載置板3上に多数枚の記録シ
ート4を積載し、押圧バネ5で載置板3を軸2に固着さ
れた給送ローラ6へ向けて押圧することにより記録シー
ト4の最上層が給送ローラ6に圧接される如く構成され
ている。
ート4を積載し、押圧バネ5で載置板3を軸2に固着さ
れた給送ローラ6へ向けて押圧することにより記録シー
ト4の最上層が給送ローラ6に圧接される如く構成され
ている。
また前記左右の枠体1a,1bの外側壁部には夫々記録シ
ート4の側端をガイドするサイドガイド7が設けられ、
更に前端両側にはシート給送時の最上層の一枚の記録シ
ート4を分離するための分離爪8が夫々設けられてい
る。従って、給送ローラ6が給送モーター6aによって矢
印a方向に回転すると該ローラ6の摩擦力により最上層
の記録シート4に推力が付与されるが、該記録シート4
の先端は分離爪8に突き当たってストップし、最上層の
記録シート4がループを形成するようにして分離給送さ
れるものである。
ート4の側端をガイドするサイドガイド7が設けられ、
更に前端両側にはシート給送時の最上層の一枚の記録シ
ート4を分離するための分離爪8が夫々設けられてい
る。従って、給送ローラ6が給送モーター6aによって矢
印a方向に回転すると該ローラ6の摩擦力により最上層
の記録シート4に推力が付与されるが、該記録シート4
の先端は分離爪8に突き当たってストップし、最上層の
記録シート4がループを形成するようにして分離給送さ
れるものである。
尚、前記分離爪8のシート給送方向前方には搬送手段
となる搬送ローラ9が配設され、前記分離爪8で分離さ
れた記録シート4は所定時間停止した後に搬送ローラ9
へ給送され、該ローラ9で搬送される如く構成されてい
る。
となる搬送ローラ9が配設され、前記分離爪8で分離さ
れた記録シート4は所定時間停止した後に搬送ローラ9
へ給送され、該ローラ9で搬送される如く構成されてい
る。
前記シート給送装置Aによって分離給送された記録シ
ート4は第3図に示すような記録装置Bによって所定画
像が記録される。この記録装置Bの構成を説明すると、
搬送ローラ9にはピンチローラ10a,10bが圧接し、搬送
ローラ9の回転に従動回転する如く構成されている。従
って、搬送ローラ9とピンチローラ10aに挟まれた記録
シート4は搬送モーター9aによって矢印b方向に回転す
る搬送ローラ9によって搬送され、記録手段11によって
所定記録が記録される。
ート4は第3図に示すような記録装置Bによって所定画
像が記録される。この記録装置Bの構成を説明すると、
搬送ローラ9にはピンチローラ10a,10bが圧接し、搬送
ローラ9の回転に従動回転する如く構成されている。従
って、搬送ローラ9とピンチローラ10aに挟まれた記録
シート4は搬送モーター9aによって矢印b方向に回転す
る搬送ローラ9によって搬送され、記録手段11によって
所定記録が記録される。
記録手段11は本実施例ではインクジェット方式を用い
ており、ガイド軸11aに沿って図示しないキャリッジモ
ーターにより移動可能なキャリッジ11bにインクジェッ
ト式の記録ヘッド11cが搭載され、この記録ヘッド11cに
はインク吐出ノズル11c1が縦一列に配列されている。従
って、キャリッジ11bの移動と同期して前記インクノズ
ル11c1からインクを画信号に応じて吐出し、記録シート
4に所定画像を記録することが出来る。尚、11dはヒー
タを内蔵し、例えば60℃程度に温調節される板状プラテ
ンであり、記録シート4に吐出されたインクを乾燥する
機能を有する。
ており、ガイド軸11aに沿って図示しないキャリッジモ
ーターにより移動可能なキャリッジ11bにインクジェッ
ト式の記録ヘッド11cが搭載され、この記録ヘッド11cに
はインク吐出ノズル11c1が縦一列に配列されている。従
って、キャリッジ11bの移動と同期して前記インクノズ
ル11c1からインクを画信号に応じて吐出し、記録シート
4に所定画像を記録することが出来る。尚、11dはヒー
タを内蔵し、例えば60℃程度に温調節される板状プラテ
ンであり、記録シート4に吐出されたインクを乾燥する
機能を有する。
前記記録手段11で記録された記録シート4を排出ロー
ラ12aと、これに圧接して従動回転する拍車ローラ12bと
によってスタッカ13へ排出する如く構成している。
ラ12aと、これに圧接して従動回転する拍車ローラ12bと
によってスタッカ13へ排出する如く構成している。
尚、前記シート給送装置Aには、記録シート4が載置
板3にあるか否かを検出するためのシート有無センサー
14が枠体1の近傍に配置され、ピンチローラ10a,10b間
の所定位置には記録シート4の先端を検出するためのシ
ート検出センサー15が配置されている。また本実施例で
はサイドガイド7の位置を検出してシートサイズを検出
するためのサイズ検出センサー16が設けられている。こ
のサイズ検出センサー16は本実施例ではシート厚を検出
する機能を有するものであり、例えば普通シートと厚手
シート(ハガキ等)の相違をサイズの相違として検出す
るものである。
板3にあるか否かを検出するためのシート有無センサー
14が枠体1の近傍に配置され、ピンチローラ10a,10b間
の所定位置には記録シート4の先端を検出するためのシ
ート検出センサー15が配置されている。また本実施例で
はサイドガイド7の位置を検出してシートサイズを検出
するためのサイズ検出センサー16が設けられている。こ
のサイズ検出センサー16は本実施例ではシート厚を検出
する機能を有するものであり、例えば普通シートと厚手
シート(ハガキ等)の相違をサイズの相違として検出す
るものである。
ここで前記給送装置A及び記録装置Bを駆動制御する
ための制御系は第4図のブロック図に示すように構成さ
れている。
ための制御系は第4図のブロック図に示すように構成さ
れている。
具体的には例えばマイクロプロセッサ等のCPU17a,該C
PU17aの第5図のフローチャートに示す手順で動作させ
る制御プログラムや各種データを格納しているROM17b,
及びCPU17aのワークエリアとして使用されると共に、各
種データの一時保存等を行うRAM17c等を備えた制御部17
を有し、この制御部17はインターフェース18を介して記
録開始スイッチ等を有する操作パネル19やシート有無セ
ンサー14,シート検出センサー15、サイズ検出センサー1
6、画信号入力機器20等からの信号を入力する。また前
記制御部17からインターフェース19を介して給送モータ
ー6aや搬送モーター9a、キャリッジモーター21を駆動す
るためのモータードライバー22、及び記録ヘッド11cを
駆動するためのヘッドドライバー23へ信号を出力する如
く構成している。
PU17aの第5図のフローチャートに示す手順で動作させ
る制御プログラムや各種データを格納しているROM17b,
及びCPU17aのワークエリアとして使用されると共に、各
種データの一時保存等を行うRAM17c等を備えた制御部17
を有し、この制御部17はインターフェース18を介して記
録開始スイッチ等を有する操作パネル19やシート有無セ
ンサー14,シート検出センサー15、サイズ検出センサー1
6、画信号入力機器20等からの信号を入力する。また前
記制御部17からインターフェース19を介して給送モータ
ー6aや搬送モーター9a、キャリッジモーター21を駆動す
るためのモータードライバー22、及び記録ヘッド11cを
駆動するためのヘッドドライバー23へ信号を出力する如
く構成している。
次に前記給送装置Aによって記録シート4を給送する
手順について説明する。尚、本実施例では厚手シートと
してハガキを給送し、普通シートとして前記ハガキとサ
イズのことなる例えばA4版の普通紙を給送する例で説明
する。
手順について説明する。尚、本実施例では厚手シートと
してハガキを給送し、普通シートとして前記ハガキとサ
イズのことなる例えばA4版の普通紙を給送する例で説明
する。
第5図のフローチャートに示すように、記録開始スイ
ッチが入れられると、ステップS1に於いて載置板3上に
記録シート4があるか否かをシート有無センサー14によ
って検出し、記録シート4がある場合、即ちセンサー14
がオンしているときはステップS2に進んでサイズ検出セ
ンサー16により給送する記録シート4が普通紙かハガキ
かを判別し、普通紙の場合は普通シート給送モードに従
ってシートを給送する。
ッチが入れられると、ステップS1に於いて載置板3上に
記録シート4があるか否かをシート有無センサー14によ
って検出し、記録シート4がある場合、即ちセンサー14
がオンしているときはステップS2に進んでサイズ検出セ
ンサー16により給送する記録シート4が普通紙かハガキ
かを判別し、普通紙の場合は普通シート給送モードに従
ってシートを給送する。
即ち、ステップS3に進んでシート種類変数Hに『0』
をセットし、次にステップS4に進んで給送モーター6aを
所定量(本実施例では350step)駆動して記録シート4
を一枚だけ分離する。前記給送モーター6aの駆動量は、
給送ローラ6が回転を開始してから(第1図(A)の状
態)、最上層の記録シート4が分離爪8と給送ローラ6
間でループを形成し(第1図(B)の状態)、該シート
4の“腰の強さ”によってシート先端が分離爪8から完
全に分離するが、搬送ローラ9には到達しない送り量で
ある(第1図(C)の状態)。
をセットし、次にステップS4に進んで給送モーター6aを
所定量(本実施例では350step)駆動して記録シート4
を一枚だけ分離する。前記給送モーター6aの駆動量は、
給送ローラ6が回転を開始してから(第1図(A)の状
態)、最上層の記録シート4が分離爪8と給送ローラ6
間でループを形成し(第1図(B)の状態)、該シート
4の“腰の強さ”によってシート先端が分離爪8から完
全に分離するが、搬送ローラ9には到達しない送り量で
ある(第1図(C)の状態)。
次にステップS5に於いて前記状態で給送モーター6aを
所定時間(本実施例では500ms)停止し、記録シート4
の給送を一旦停止させる。これによって分離直後の不安
定状態にあった記録シート4が安定する。次にステップ
S6に進んで給送モーター6aを所定量(本実施例では150s
tep)駆動する。この所定量は記録シート4の先端が搬
送ローラ9とピンチローラ10aとのニップ部に突き当た
ってループを形成するのに充分な送り量である(第1図
(D)の状態)。
所定時間(本実施例では500ms)停止し、記録シート4
の給送を一旦停止させる。これによって分離直後の不安
定状態にあった記録シート4が安定する。次にステップ
S6に進んで給送モーター6aを所定量(本実施例では150s
tep)駆動する。この所定量は記録シート4の先端が搬
送ローラ9とピンチローラ10aとのニップ部に突き当た
ってループを形成するのに充分な送り量である(第1図
(D)の状態)。
従来にあっては前記ステップS2とステップS4を連続し
ていたために(前記例では給送モーター6aを500step連
続して駆動)、分離直後の不安定状態にある記録シート
4がそのまま給送されていたが、本実施例のように給送
を一旦停止することによって記録シート4が安定した状
態で搬送ローラ9へと搬送され、次にステップS9へ進
む。
ていたために(前記例では給送モーター6aを500step連
続して駆動)、分離直後の不安定状態にある記録シート
4がそのまま給送されていたが、本実施例のように給送
を一旦停止することによって記録シート4が安定した状
態で搬送ローラ9へと搬送され、次にステップS9へ進
む。
尚、前記ステップ2に於いて記録シート4がハガキと
判別された場合には厚手シート給送モードに従ってシー
トを給送する。
判別された場合には厚手シート給送モードに従ってシー
トを給送する。
即ち、ステップS7へ進んでシート種類変数Hに『1』
をセットし、ステップS8で給送モーター6aを所定量(本
実施例では450step)駆動した後、ステップS9へ進む。
前記ステップS8でのモーター駆動量は最上層の記録シー
ト一枚が、分離爪8によって分離される点では前記普通
紙の場合と同様であるが、そのまま給送モーター6aが回
転し続けてシート先端を搬送ローラ9とピンチローラ10
aとのニップ部に突き当たり、該シート4が前記ニップ
部と給送ローラ6間でループを形成するのに充分な量で
ある。
をセットし、ステップS8で給送モーター6aを所定量(本
実施例では450step)駆動した後、ステップS9へ進む。
前記ステップS8でのモーター駆動量は最上層の記録シー
ト一枚が、分離爪8によって分離される点では前記普通
紙の場合と同様であるが、そのまま給送モーター6aが回
転し続けてシート先端を搬送ローラ9とピンチローラ10
aとのニップ部に突き当たり、該シート4が前記ニップ
部と給送ローラ6間でループを形成するのに充分な量で
ある。
尚、この実施例で普通紙を前記ニップ部へ給送するた
めに給送モーター6aが駆動する量が全体で500stepであ
るのに対し、ハガキを前記ニップ部へ給送するために給
送モーターが駆動する量が450stepと少ないのは、ハガ
キの場合は普通紙ほど大きなループを形成しなくて良い
からである。
めに給送モーター6aが駆動する量が全体で500stepであ
るのに対し、ハガキを前記ニップ部へ給送するために給
送モーターが駆動する量が450stepと少ないのは、ハガ
キの場合は普通紙ほど大きなループを形成しなくて良い
からである。
前記の如くして記録シート4の先端が搬送ローラ9と
ピンチローラ10aとのニップ部に突き当たり、且つルー
プを形成した状態から、ステップS9に於いて給送モータ
ー6aを所定時間(本実施例では500ms)停止し、搬送ロ
ーラ9と給送ローラ6間で形成された記録シート4のル
ープを安定させる。
ピンチローラ10aとのニップ部に突き当たり、且つルー
プを形成した状態から、ステップS9に於いて給送モータ
ー6aを所定時間(本実施例では500ms)停止し、搬送ロ
ーラ9と給送ローラ6間で形成された記録シート4のル
ープを安定させる。
次にステップS10〜S14に於いて、搬送モーター9aを1
ステップずつ駆動し、そのたびシート検出センサー15に
よって記録シート4の先端を検出し、所定量(本実施例
では300step)搬送する間にシート検出センサー15がシ
ート先端を検出しないと、即ちセンサー15がオンしない
ときはジャムしたものとして操作パネル19上の表示部に
ジャム表示をする。
ステップずつ駆動し、そのたびシート検出センサー15に
よって記録シート4の先端を検出し、所定量(本実施例
では300step)搬送する間にシート検出センサー15がシ
ート先端を検出しないと、即ちセンサー15がオンしない
ときはジャムしたものとして操作パネル19上の表示部に
ジャム表示をする。
一方、搬送モーター9aが前記300step駆動する間にシ
ート検出センサー15がシート先端を検出すると、ステッ
プS15へ進んでシート種類変数により給送された記録シ
ート4が普通紙かハガキかを判別し、普通紙の場合には
ステップS16へ進んで前記センサー15がオンした時点か
ら搬送モーター9aを規定量(本実施例では900step)駆
動して記録手段11へ搬送してシート給送を終了して記録
動作を開始する。また前記ステップS15に於いて前記給
送されたシート4がハガキの場合にはステップS17へ進
んで前記センサー15がオンした時点から搬送モーター9a
を規定量(本実施例では902step)駆動して記録手段11
へ搬送してシート給送を終了して記録動作を開始する。
ート検出センサー15がシート先端を検出すると、ステッ
プS15へ進んでシート種類変数により給送された記録シ
ート4が普通紙かハガキかを判別し、普通紙の場合には
ステップS16へ進んで前記センサー15がオンした時点か
ら搬送モーター9aを規定量(本実施例では900step)駆
動して記録手段11へ搬送してシート給送を終了して記録
動作を開始する。また前記ステップS15に於いて前記給
送されたシート4がハガキの場合にはステップS17へ進
んで前記センサー15がオンした時点から搬送モーター9a
を規定量(本実施例では902step)駆動して記録手段11
へ搬送してシート給送を終了して記録動作を開始する。
ここで搬送モーター9aの駆動量が、普通紙の場合は90
0stepであるのに対し、ハガキの場合は902stepと異なっ
ているのは厚さの相違によるシートの“腰の強さ”の違
い等により、シート検出センサー15の検出タイミングや
搬送負荷による補正値を含ませたためである。
0stepであるのに対し、ハガキの場合は902stepと異なっ
ているのは厚さの相違によるシートの“腰の強さ”の違
い等により、シート検出センサー15の検出タイミングや
搬送負荷による補正値を含ませたためである。
前記の如く普通紙とハガキの別を検出して夫々に適し
た給送を行うことにより、普通紙を給送する場合は分離
直後の不安定な状態のまま給送されることがなくなる。
またハガキを給送する場合には必要のない給送停止時間
がなく、記録時間のスループットを落とさない。更にシ
ート種類の違いによりループ量や頭出し量等に差があっ
ても、夫々に補正値を入れてシート種類毎の適正な給送
制御を行うことが可能となる。
た給送を行うことにより、普通紙を給送する場合は分離
直後の不安定な状態のまま給送されることがなくなる。
またハガキを給送する場合には必要のない給送停止時間
がなく、記録時間のスループットを落とさない。更にシ
ート種類の違いによりループ量や頭出し量等に差があっ
ても、夫々に補正値を入れてシート種類毎の適正な給送
制御を行うことが可能となる。
前述した実施例で示したシート給送量や待期時間は例
示的なものであり、装置寸法等によって適宜設定される
ものである。例えば、分離爪8から搬送ローラ9とピン
チローラ10aとのニップ部までの距離が長いほど分離後
のシート待機時間を短縮することが出来、逆に前記距離
が短いときや記録シート4の爪抜けが悪いときは前記シ
ート待機時間を長くとると良い。
示的なものであり、装置寸法等によって適宜設定される
ものである。例えば、分離爪8から搬送ローラ9とピン
チローラ10aとのニップ部までの距離が長いほど分離後
のシート待機時間を短縮することが出来、逆に前記距離
が短いときや記録シート4の爪抜けが悪いときは前記シ
ート待機時間を長くとると良い。
また給送モーター6a等の回転速度は、記録シート4を
分離するまでは通常の速度で駆動し、分離後には回転速
度を遅くするようにすれば搬送ローラ9と給送ローラ6
間で記録シート4は更に安定してループを形成するよう
になる。
分離するまでは通常の速度で駆動し、分離後には回転速
度を遅くするようにすれば搬送ローラ9と給送ローラ6
間で記録シート4は更に安定してループを形成するよう
になる。
またシート厚の判別手段として、前述の実施例ではシ
ートサイズの相違によって普通紙かハガキかをセンサー
によって判別するようにしたが、ワードプロセッサ等に
あってはオペレータが予めシートサイズを指定して文章
を作成し、ホストからは記録装置の制御部に記録内容を
伝達すると共に記録シートに関する情報を送っている。
従って、前記シート情報により記録時に普通シート記録
であるか、ハガキ記録であるかを判別し、その情報に応
じてシート給送モードを選択するようにしても良い。
ートサイズの相違によって普通紙かハガキかをセンサー
によって判別するようにしたが、ワードプロセッサ等に
あってはオペレータが予めシートサイズを指定して文章
を作成し、ホストからは記録装置の制御部に記録内容を
伝達すると共に記録シートに関する情報を送っている。
従って、前記シート情報により記録時に普通シート記録
であるか、ハガキ記録であるかを判別し、その情報に応
じてシート給送モードを選択するようにしても良い。
また前記シートサイズによらず、他にも例えば光セン
サーを用いて検出するようにしても良い。具体的には給
送されるシート4に光センサーの光を照射し、例えば厚
さが100μm程度までの普通シートであるときには光が
シート4を透過してセンサーがオンし、厚さが200μm
程度の厚手シートのときは光が遮断されてセンサーがオ
フするように構成し、普通シートか厚手シートかを判別
するようにしても良い。
サーを用いて検出するようにしても良い。具体的には給
送されるシート4に光センサーの光を照射し、例えば厚
さが100μm程度までの普通シートであるときには光が
シート4を透過してセンサーがオンし、厚さが200μm
程度の厚手シートのときは光が遮断されてセンサーがオ
フするように構成し、普通シートか厚手シートかを判別
するようにしても良い。
また他の構成としては操作パネル19に普通シートか厚
手シートかを入力するスイッチを設け、オペレータがス
イッチ選択した情報に基づいて判別する構成でも良い。
手シートかを入力するスイッチを設け、オペレータがス
イッチ選択した情報に基づいて判別する構成でも良い。
また前述の実施例では給送手段や搬送手段として給送
ローラ6、搬送ローラ9を使用した例を示したが、これ
らは必ずしもローラ状のものに限定する必要はなく、例
えば回転ベルト等のようなものであっても良い。
ローラ6、搬送ローラ9を使用した例を示したが、これ
らは必ずしもローラ状のものに限定する必要はなく、例
えば回転ベルト等のようなものであっても良い。
〈発明の効果〉 本発明は前述した如く、普通シートと厚手シートとを
別モードで給送するようにしたために、シート種類の違
いによる給送性能の差をなくして正確な給送を行うこと
が出来る。
別モードで給送するようにしたために、シート種類の違
いによる給送性能の差をなくして正確な給送を行うこと
が出来る。
また普通シートを給送するときに適当な待機時間を設
けることにより、安定したループを形成し、シワの発生
を効果的に抑制することが出来るものである。
けることにより、安定したループを形成し、シワの発生
を効果的に抑制することが出来るものである。
第1図(A)〜(D)は本発明の一実施例に係るシート
給送装置によるシート給送状態を示す説明図、第2図は
シート給送装置の構成説明図、第3図は前記シート給送
装置を用いた記録装置の構成説明図、第4図は制御系の
ブロック、第5図はシート給送手順を示すフローチャー
ト、第6図(A)〜(C)は従来のシート給送手順を示
す説明図である。 1は枠体、2は軸、3は載置板、4は記録シート、5は
押圧バネ、6は給送ローラ、6aは給送モーター、7はサ
イドガイド、8は分離爪、9は搬送ローラ、9aは搬送モ
ーター、10a,10bはピンチローラ、11は記録手段、11aは
ガイド軸、11bはキャリッジ、11cは記録ヘッド、11dは
インクノズル、12aは排出ローラ、12bは拍車ローラ、13
はスタッカ、14はシート有無センサー、15はシート検出
センサー、16はシートサイズ検出センサー、17は制御
部、17aはCPU、17bROM、17cはRAM、18はインターフェー
ス、19は操作パネル、20は画信号入力機器、21はキャリ
ッジモーター、22はモータードライバー、23はヘッドド
ライバーである。
給送装置によるシート給送状態を示す説明図、第2図は
シート給送装置の構成説明図、第3図は前記シート給送
装置を用いた記録装置の構成説明図、第4図は制御系の
ブロック、第5図はシート給送手順を示すフローチャー
ト、第6図(A)〜(C)は従来のシート給送手順を示
す説明図である。 1は枠体、2は軸、3は載置板、4は記録シート、5は
押圧バネ、6は給送ローラ、6aは給送モーター、7はサ
イドガイド、8は分離爪、9は搬送ローラ、9aは搬送モ
ーター、10a,10bはピンチローラ、11は記録手段、11aは
ガイド軸、11bはキャリッジ、11cは記録ヘッド、11dは
インクノズル、12aは排出ローラ、12bは拍車ローラ、13
はスタッカ、14はシート有無センサー、15はシート検出
センサー、16はシートサイズ検出センサー、17は制御
部、17aはCPU、17bROM、17cはRAM、18はインターフェー
ス、19は操作パネル、20は画信号入力機器、21はキャリ
ッジモーター、22はモータードライバー、23はヘッドド
ライバーである。
Claims (1)
- 【請求項1】複数枚積載されたシートの最上層にあるシ
ートの両側前端部を押さえるための分離爪と、 前記最上層にあるシートに給送力を付与するための給送
手段と、 前記分離爪と給送手段の協働作用によって一枚ずつ分離
給送されたシートを搬送するための搬送手段と、 前記積載されたシートが普通シートか厚手シートである
かを判別するための判別手段と、 前記判別手段の結果により選択される普通シートを給送
するために、最上層にあるシートを分離爪から外した
後、一定の待機時間を経て搬送手段へ給送するように前
記給送手段を駆動する普通シート給送モードと、厚手シ
ートを給送するために、最上層にあるシートを分離爪か
ら外した後、前記待機時間を経ることなく搬送手段へ給
送するように前記給送手段を駆動する厚手シート給送モ
ードと、 を有するシート給送装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1135841A JP2607954B2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | シート給送装置 |
DE4004568A DE4004568C2 (de) | 1989-02-14 | 1990-02-14 | Vorrichtung zur Vereinzelung von Blättern unterschiedlicher Steifigkeit |
US07/825,326 US5145164A (en) | 1989-02-14 | 1992-01-27 | Sheet feeding apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1135841A JP2607954B2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | シート給送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH033833A JPH033833A (ja) | 1991-01-09 |
JP2607954B2 true JP2607954B2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=15161013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1135841A Expired - Fee Related JP2607954B2 (ja) | 1989-02-14 | 1989-05-31 | シート給送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2607954B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6026528A (ja) * | 1983-07-25 | 1985-02-09 | Minolta Camera Co Ltd | 複写機等における給紙装置 |
-
1989
- 1989-05-31 JP JP1135841A patent/JP2607954B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH033833A (ja) | 1991-01-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |