JP2606489B2 - 冷凍装置の運転制御装置 - Google Patents
冷凍装置の運転制御装置Info
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Description
機の容量を可変に調節するようにした冷凍装置の運転制
御装置に係り、特に、起動不良の防止対策に関する。
782号公報に開示される如く、圧縮機の運転容量を可
変に調節するインバータを備えた冷凍装置の運転制御装
置において、圧縮機の起動時、インバータの出力周波数
を一定の加減速レートで所定の目標周波数値まで増大さ
せることにより、圧縮機の運転容量を円滑に所定容量ま
で立ち上げるようにしたものは公知の技術である。
来のもののように、インバータの出力周波数を一定の加
減速レート値で増大させるようにした場合、負荷の種類
や状態によっては、インバータに過負荷電流が流れ、そ
のため起動不良に陥ることがある。
域では不安定であり、特に機械的な振動が大きいのでで
きる限り素早く高周波数まで立ち上げることが望ましい
が、その一方、加速レート値を高く設定すると、圧縮機
を駆動するためのトルクが増大し、その状態で負荷が急
変したときなど、インバータに過負荷電流が流れて起動
不良を生じるという問題があった。
あり、その目的は、圧縮機の起動時、インバータにおけ
る過負荷電流の発生を解消する手段を講ずることによ
り、起動不良を防止し、円滑な立上がり運転を確保する
ことにある。
本発明の解決手段は、インバータに過負荷電流が生じた
ときには加速レート値を低く変更することにある。
図1に示すように、インバータ(3)により容量を可変
に調節される圧縮機(MC)を備え、かつ該圧縮機(M
C)の起動時、インバータ(3)の出力周波数を零から
予め設定された標準加速レート値で加速させるよう制御
する起動制御手段(100A)を備えた冷凍装置の運転
制御装置を前提とする。
流が流れるときを検出する過電流検出手段(30)と、
該過電流検出手段(30)の出力を受け、上記圧縮機
(MC)の起動時、インバータ(3)に過負荷電流が流
れると、いったんインバータ(3)の運転を一時的に停
止させる運転停止手段(101)と、該運転停止手段
(101)によるインバータ(3)の運転の停止後、イ
ンバータ(3)の加速レート値を上記標準加速レート値
から順次低くするよう変更する変更手段(102A)
と、該変更手段(102A)の出力を受け、変更された
低加速レート値で再起動を行うようインバータ(3)を
制御する再起動制御手段(103)とを設ける構成とし
たものである。
すように、先ず、インバータ(3)により容量を可変に
調節される圧縮機(MC)を備え、かつ該圧縮機(M
C)の起動時、インバータ(3)の出力周波数を零から
一定の加速レート値で加速させるよう制御する起動制御
手段(100B)を備えた冷凍装置の運転制御装置を前
提とする。
を検出する電流検出手段(30a)と、該電流検出手段
(30a)の出力を受け、上記圧縮機(MC)の起動
時、インバータ(3)に所定値以上の過負荷電流が流れ
ると、所定時間の間上記起動制御手段(100B)によ
るインバータ(3)の加速を停止させる加速停止手段
(105)と、該加速停止手段(105)によるインバ
ータ(3)周波数の加速停止中に、上記電流検出手段
(30a)で検出されるインバータ(3)の電流が上記
所定値よりも低い設定値以下となる状態が連続して一定
時間以上継続したとき、上記加速停止手段(105)の
制御を解除して、上記起動制御手段(100B)の制御
に復帰させるよう制御する復帰制御手段(106)とを
設けたものである。
項2の発明において、復帰制御手段(106)による復
帰判断の際の一定時間をインバータ(3)の出力電流に
影響する機械的振動等の異常振動の周期よりも短い値に
設定したものである。
機(MC)の起動時、起動制御手段(100A)によ
り、予め設定された標準加速レート値でインバータ
(3)の出力周波数が零から徐々に加速され、圧縮機
(MC)の運転容量を所定の値にまで立ち上げるように
制御される。
が流れると、過電流検出手段(30)によりそれが検出
され、運転停止手段(101)により、いったん圧縮機
(MC)の運転が停止される。そして、変更手段(10
2A)によりインバータ(3)の加速レート値が標準値
よりも順次低くするよう変更された後、再起動制御手段
(103)により、圧縮機(MC)を再起動させるよう
に制御されるので、負荷の急変等で起動できないような
状況下でも、円滑な圧縮機(MC)の起動が確保され、
信頼性が向上する。
動時、起動制御手段(100B)により、インバータ
(3)の出力周波数を零から一定の加速レート値で加速
させるよう制御される。そして、電流検出手段(30
a)で検出されるインバータ(3)の出力電流が所定値
以上の過負荷電流になると、加速停止手段(105)に
より、インバータ(3)の加速を所定時間の間停止させ
るよう制御される。そして、その間、復帰制御手段(1
06)により、インバータ(3)の電流が上記所定値よ
りも低い設定値以下となる状態が連続して一定時間以上
継続したとき、上記起動制御手段(100B)の制御に
復帰させるよう制御される。したがって、出力電流のフ
ラツキによる変動や、圧縮機(MC)の温度上昇に伴な
う内部抵抗の減小に起因する見掛上の電流値の減少で、
インバータ(3)の過負荷電流が消失していないのに消
失したと判断するような誤検知が回避されることにな
る。
と同様に、復帰制御手段(106)により、インバータ
(3)の出力電流が設定値以下となる状態が一定時間以
上継続すると、起動制御手段(100B)の制御に復帰
するよう制御される。その際、上記一定時間はインバー
タ(3)の出力電流の異常振動の周期よりも短い値に設
定されているので、過電流状態が解消していれば、たと
え機械的な振動等の異常振動の影響で電流波形のピーク
が設定値を越えることがあっても、そのことによる復帰
の遅れを生じることなく、起動制御手段(100B)の
制御に復帰され、円滑なインバータ(3)の起動が確保
されることになる。
き説明する。
に基づき説明する。図2は本発明の第1実施例に係る空
気調和装置の制御回路を示し、(1)は三相電源、
(2)は室外ユニットに設けられた室外制御基板、
(3)はインバータである。該インバータ(3)は、順
変換回路としてのダイオードモジュール(5)と、電源
周波数を他の周波数に変換する逆変換回路としてのトラ
ンジスタモジュール(6)とを備えるとともに、上記室
外制御基板(2)から周波数指令信号を受信して上記ト
ランジスタモジュール(6)をパルス幅変調(PWM)
制御するマイクロコンピュータ(7)とを備え、該マイ
クロコンピュータ(7)のPWM信号は、矩形合成回路
(9)、相順切換回路(10)及びドライバ(11)を
経てトランジスタモジュール(6)に出力される。
ドモジュール(5)は三本の配線(15)を介して三相
電源のR相、S相及びT相に接続されているとともに、
トランジスタモジュール(6)には、圧縮機(MC)が
接続されている。また、ダイオードモジュール(5)の
P(+)相及びN(−)相の各端子は、各々配線(1
6,16)を介してトランジスタモジュール(6)に接
続されている。また、インバータ(3)内には、上記マ
イクロコンピュータ(7)等の内蔵機器の内部電源とし
てのDC−DCコンバータ(20)が備えられ、該DC
−DCコンバータ(20)は、上記三相電源(1)の所
定の二相(図ではR相及びS相)に配線(21,21)
で接続されている。上記ダイオードモジュール(5)の
P(+)相及びN(−)相の各端子に接続した配線(1
6,16)には平滑コンデンサ(C1)と抵抗(R2)
とが接続されている。
ジュール(5)とを接続する三本の配線(15)には、
リレー(52C)のうち3つの常開接点(52C-1),
…が各々介設され、該リレー(52C)は上記マイクロ
ンピュータ(7)により制御される常開接点(3X)の
閉動作でもってON作動するものである。
5,15)には、リレー(52C)の常開接点(52C
-1,52C-1)と並列に他の配線(23,23)が接続
され、このR相側の配線(23)には限流抵抗(R1)
が介設されている。また、該各配線(23,23)に
は、常開接点(84,84)が介設されている。
記平滑コンデンサ(C1)とトランジスタモジュール
(6)との間に接続された抵抗(R2)に流れる線間電
流からインバータ(3)に過負荷電流が流れるときを検
出する過電流検出手段としてのシャント電流検出部(3
0)が備えられているとともに、該シャント電流検出部
(30)で検出した線間電流の信号は保護回路(31)
に入力されている。該保護回路(31)は、シャント電
流検出部(30)からの線間電流の信号を正常時の電流
と比較し、正常時を越える値のとき過負荷電流信号と判
断する機能を有し、この判断信号は、ラッチ回路(3
5)及び異常処理回路(36)を介して上記マイクロコ
ンピュータ(7)に入力されていて、該マイクロコンピ
ュータ(7)により、過負荷電流が生じた時に装置の各
機器の停止等の制御を行うようになされている。
記マイクロコンピュータ(7)の制御内容について、図
3のフローチャートに基づき説明する。
おける制御内容を示し、圧縮機(MC)つまりインバー
タ(3)の運転開始後、ステップS1で、インバータ
(3)の出力周波数Fを予め設定された標準加速レート
値a0(例えば6Hz/sec程度の値)で加速し、ステップ
S2で、上記シャント電流検出部(30)で過負荷電流
を検知したか否かを判別して、過負荷電流を検知してい
なければステップS3で異常監視タイマ(図示せず)を
スタートさせてステップS1に戻る。
流を検知すると、ステップS4に進んで、インバータ
(3)の出力周波数Fが30Hz以下か否かを判別し、3
0Hz以下でなければ、立ち上げ運転が終了したと判断し
て、ステップS5で30Hz以上の制御を別途行う(詳細
は省略する)。そして、30Hz以下であれば、ステップ
S6で、インバータ(3)の出力周波数Fの加速をいっ
たん停止して、ステップS7,S8で、異常監視タイマ
がスタートしていればそのままで、スタートしていなけ
ればスタートさせて、ステップS9で異常監視タイマが
タイムアップするまで上記ステップS1〜S9の制御を
繰返す。
消しない場合、起動不良の虞れがあると判断して、以下
の加速レート値aの変更制御を行う。すなわち、ステッ
プS10で、インバータ(3)の運転を停止した後、ス
テップS11で、起動不良停止カウントを加算し、続い
て、ステップS12で、加速レート値aを低い加速レー
ト値a1又はa2(このa1およびa2は複数の低い加
速レート値が設定されている場合であって、1つに限ら
れず、例えば、a1=4Hz/sec,a2=2Hz/sec程度の
値に設定されている。)に変更する。
た後、ステップS14で、インバータ(3)の運転を変
更された低加速レート値a1又はa2で再開する。ま
た、上記第1の低加速レート値a1で加速し、過負荷電
流を検出すると、第2の低加速レート値a2で再度加速
してもよい。
により、圧縮機(MC)の起動時、予め設定された標準
加速レート値a0でインバータ(3)の出力周波数Fを
加速するよう制御する起動制御手段(100A)が構成
され、ステップS10の制御により、圧縮機(MC)の
起動時、インバータ(3)に過負荷電流が流れると、い
ったんインバータ(3)の運転を一時的に停止させる運
転停止手段(101)が構成され、ステップS12の制
御により、該運転停止手段(101)によるインバータ
(3)の運転の停止後、インバータ(3)の加速レート
値aを予め設定された標準値a0よりも低くするよう変
更する変更手段(102A)が構成され、ステップS1
4の制御により、該変更手段(102A)の出力を受
け、変更された低加速レート値a1等で圧縮機(MC)
の再起動を行うようインバータ(3)を制御する再起動
制御手段(103)が構成されている。
C)の起動時、起動制御手段(100A)により、圧縮
機(MC)の運転周波数を調節するインバータ(3)が
予め設定された加速レート値a0で立ち上げられ、徐々
に圧縮機(MC)の運転容量を増大させるように制御さ
れる。
低い間は機械的振動が生じる等、運転が不安定であるた
め、なんらかの原因で負荷が急変してインバータ(3)
に過負荷電流が流れ、起動不良状態に陥ることがある。
ここで、本発明では、シャント電流検出部(過負荷電流
検出手段)(30)により過負荷電流が検出されると、
運転停止手段(101)により、圧縮機(MC)つまり
インバータ(3)の運転を停止させるよう制御され、さ
らに、変更手段(102A)によりインバータ(3)の
周波数Fの加速レート値aを予め設定された標準値a0
よりも低くするよう変更され、再起動制御手段(10
3)により、その変更された低加速レート値a1等で圧
縮機(MC)の運転を再開するよう制御されるので、無
理な加速による過負荷電流を生じることなく、圧縮機
(MC)の運転容量の立ち上げを行うことができ、よっ
て、負荷が急変したときにも、圧縮機(MC)の起動不
良を有効に防止することができるのである。
ータ(3)に過負荷電流が流れた場合、その原因とし
て、インバータ(3)そのものの故障、圧縮機モータの
故障だけでなく、上記のような加速レート値の不適合が
あるが、本発明により、加速レート値が原因となる起動
不良は除去しうるので、原因糾明のための試験が簡略化
される利点がある。
ついて、図5及び図6に基づき説明する。
電気回路の一部を示し、基本的な構成は上記第1実施例
における図2に示す構成と同様であるが、本実施例で
は、インバータ(3)の電流を検出する電流検出手段と
しての電流検出部(30a)がトランジスタモジュール
(6)と圧縮機(MC)とを接続する交流配線に設けら
れている。ここでは、ピーク電流ではなく、実効電流値
から過電流を検出するようになされている。
ュータ(7)の制御内容を示し、ステップS40で、圧
縮機(MC)の起動とともに加速を開始し、ステップS
41で、上記電流検出部(30a)で検出される出力電
流が40(A)以上か否かを判別して、出力電流が40
(A)以下であれば、ステップS42に進んで、ステッ
プS42で、出力周波数が30Hzを越えるまでは、ステ
ップS40に戻って上記制御を繰返す。そして、ステッ
プS42の判別で出力周波数が30Hzを越えると、起動
制御を終了してステップS43に進み、次の通常制御に
移行する。
プS41の判別で出力電流が40(A)を越えると、イ
ンバータ(3)が過熱する虞れがあると判断して、ステ
ップS44に移行し、いったんインバータ(3)の周波
数の加速を停止して、ステップS45で、後述の30秒
タイマ(30TM)がカウントアップしたか否かを判別
し、30秒タイマ(30TM)がカウントアップするまで
は、下記の制御を実行する。
でタイムアップする30秒タイマ(30TM)がカウント
中か否かを判別し、カウント中でなければ、ステップS
48で30秒タイマ(30TM)(図示せず)をスタート
させてからステップS49に進む。そして、ステップS
49で、上記ステップS41における過電流を判別する
ための所定値40(A)よりも低い設定値38(A)を
過電流の判断値として、つまり、復帰確認のために所定
のヒステリシスを設定して、出力電流が38(A)以下
になるまでは上記ステップS44〜S49の制御を繰返
し、そのうちに、ステップS45の判断で30秒タイマ
(30TM)がタイムアップすると、インバータ(3)の
起動不良の虞れがあると判断して、ステップS46に移
行し、ストール防止のために圧縮機(MC)を停止させ
る。
38(A)以下になると、ステップS50に進んで、一
定時間3秒でタイムアップする連続カウントタイマ(R
E-TM)(図示せず)がカウント中か否かを判別して、カ
ウント中でなければ、ステップS51でカウントを開始
した後、ステップS52で、連続カウントタイマ(RE-
TM)がカウントアップしたか否かを判別し、連続カウン
トタイマ(RE-TM)がカウントアップするまでは、上記
制御を繰り返す。そして、連続カウントタイマ(RE-T
M)がカウントアップすると、出力電流が38(A)以
下の状態が一定時間3秒の間継続したことから、既にイ
ンバータ(3)が起動不良になる虞れは解消したと判断
して、ステップS40に戻り、ふたたびインバータ
(3)の加速を開始し、圧縮機(MC)の立上がり運転
を継続する。
り、請求項2の発明における起動制御手段(100B)
が構成され、ステップS44の制御により、圧縮機(M
C)の起動時、インバータ(3)に所定値以上の過負荷
電流が流れると、所定時間の間上記起動制御手段(10
0B)によるインバータ(3)の加速を停止させる加速
停止手段(105)が構成され、ステップS52からS
53を経てステップS40に戻る制御により、該加速停
止手段(105)によるインバータ(3)周波数の加速
停止中に、電流検出部(30a)で検出されるインバー
タ(3)の電流が所定値よりも低い設定値以下となる状
態が連続して一定時間以上継続したとき、上記加速停止
手段(105)の制御を解除して、上記起動制御手段
(100B)の制御に復帰させるよう制御する復帰制御
手段(106)が構成されている。
に示すように、圧縮機(MC)の起動時、起動制御手段
(100B)により、インバータ(3)の出力周波数を
零から一定の加速レート値で加速させるよう制御され
る。そして、電流検出部(電流検出手段)(30a)に
より、インバータ(3)に所定値40(A)以上の過負
荷電流が流れていることが検出されると(図中の時刻t
0)、加速停止手段(105)により、インバータ
(3)の加速を所定時間30秒の間(図中の時刻t0か
ら時刻t1の間)停止させるいわゆるストール防止制御
が行われる。
る電流値にはフラツキによる変動があり、加えて、図8
に示すように、圧縮機(MC)の温度上昇に伴なう内部
抵抗の増大で、見掛上電流値が減少することがある(図
中のΔAだけ)。したがって、従来のごとく図7(b)
に示すように、このようなフラツキ状態のうちのいずれ
かの時点(図中の)で、上記加速停止手段(105)
によるストール防止制御中に過電流状態が解消したとし
て起動制御手段(100B)の制御に復帰すると、ふた
たび過電流が生じ、加速に停止,開始を繰り返す虞れが
ある。ここで、上記実施例では、ストール防止制御中に
おける復帰判断を加速停止のときの判断値である所定値
40(A)よりも低い設定値38(A)で判断してい
る。すなわち、圧縮機(MC)の起動に伴なう内部抵抗
の上昇に起因する出力電流の見掛上の減少が考慮され、
しかも出力電流のフラツキを考慮してインバータ(3)
の電流が設定値38(A)以下の状態が連続して一定時
間3秒以上継続したときに(図中の時点)、復帰制御
手段(106)により、上記加速停止手段(105)の
制御を停止させて起動制御手段(100B)の制御に復
帰させるよう制御されるので、出力電流のフラツキや内
部抵抗の変化に起因する復帰判断の誤りを有効に防止す
ることができるのである。
ついて説明する。本実施例においても、制御回路の構成
は上記第2実施例の図5に示すものと同様である。ここ
で、図9は本実施例におけるマイクロコンピュータ
(7)の制御内容を示し、ステップS60〜S64で、
上記第2実施例における図6のステップS40〜S44
と同様の制御を行った後、ステップS65で、2分タイ
マ(2MTM)(図示せず)がカウント中か否かを判別
し、カウント中でなければ、ステップS66で2分タイ
マ(2MTM)がカウントアップしたか否かを判別し、カ
ウントアップしたときには、もはやストールを生じる虞
れはないと判断して、ステップS67で30秒タイマ
(30TM)(本実施例では、この30秒タイマ(30T
M)は連続タイマでなく積算タイマである)をリセット
した後、カウントアップしていないときにはそのまま
で、それぞれステップS68に進んで、2分タイマ(2
MTM)のカウントを開始する。
た後、或いは上記ステップS65の判別で2分タイマ
(2MTM)がカウント中のときには、ステップS69に
進んで、ステップS69〜S72で、上記第2実施例に
おけるステップS45〜S48と同様の制御を行った
後、ステップS73で、出力電流が38A以下か否かを
判別して、出力電流が38A以下でなければ、ステップ
S74で、連続カウントタイマ(RE-TM)をリセットし
て、ステップS64の制御に戻る。なお、電流検出部
(30a)による電流検知のサンプリング時間は4.9
msecである。
電流が38A以下になると、ステップS75で、連続カ
ウントタイマ(RE-TM)がカウント中か否かを判別し、
カウント中でなければ、ステップS76で連続カウント
タイマ(RE-TM)のカウントを開始する。ここで、本第
3実施例では、この連続カウントタイマ(RE-TM)は2
00msecでカウントアップするものであり、この設定時
間200msecは、後述のように、出力電流の異常振動の
周期よりも短い値に設定されている。
イマ(RE-TM)がカウントアップしたか否かを判別し、
カウントアップするまではステップS73の制御に戻る
一方、カウントアップすると(上記サンプリング時間
4.9msecに対し、連続して41回38A以下の電流を
検知したとき)、ステップS78に進んで、30秒タイ
マ(30TM)のカウントを停止すると同時に連続カウン
トタイマ(RE-TM)をリセットした後、ステップS60
に戻る。
0B)、加速停止手段(105)は、各々上記第2実施
例における図6の各ステップと対応するステップの制御
により構成されており、ステップS77からステップS
78を経てステップS60に戻る制御により、請求項3
における復帰制御手段(106)が構成されている。
御手段(106)により、上記請求項2の発明と同様の
制御が行われる。つまり、加速停止手段(105)によ
るインバータ(3)周波数の加速停止時、電流検出部
(30a)で検出されるインバータ(3)の電流が所定
値(上記実施例では40A)よりも低い設定値(上記実
施例では38A)以下となる状態が連続して一定時間以
上継続したとき、加速停止手段(105)の制御を停止
させて起動制御手段(100B)の制御に復帰させるよ
う制御される。
ように、加速の停止中に機械的振動等の異常振動を生じ
ることがあり、その異常振動の影響で電流波形のピーク
が設定値38Aを越えることがある(図中のピークP
1,P2,…)すると、起動制御手段(100B)の制
御への復帰条件に入っているにも拘らず、なかなか復帰
しないので、この誤検知による復帰の遅れの間に何度も
引っ掛かってしまうので立ち上がらない等、使用上問題
になる。
トタイマ(RE-TM)の設定時間は出力電流の異常振動の
周期よりも短い値に、すなわち、図10の異常振動の電
流波形において、その周期Aよりも短い値(上記実施例
では200msec)に設定されているので、過電流状態が
解消していれば、たとえ異常振動に起因する異常なピー
クが生じていても、必ず電流値が連続して一定時間20
0msec以上設定値38A以下になるときがある。したが
って、異常振動に起因する誤検知による復帰の遅れを有
効に防止することができ、著効を発揮することができる
のである。
よれば、冷凍装置において、圧縮機の起動時、インバー
タを周波数を予め設定された標準加速レート値で加速し
ながら、過負荷電流が流れると、いったんインバータの
運転を停止させ、加速レート値を予め設定された標準値
よりも順次低く変更して、その変更された低加速レート
値により再起動させるようにしたので、加速レート値の
不適合による起動不良を有効に防止することができ信頼
性の向上を図ることができるとともに、装置の試運転に
おける試験の簡略化を図ることができる。
て、圧縮機の起動時、インバータに所定値の過負荷電流
が流れると、インバータの加速を停止させ、その後、イ
ンバータ電流値が所定値よりも低い設定値以下の状態が
一定時間の間継続したときに復帰判断をするようにした
ので、出力電流のフラツキや内部抵抗の増大に起因する
復帰判断の誤りを有効に防止することができ、よって、
圧縮機を停止させることなく、該圧縮機の円滑な起動を
確保することができる。
発明において、復帰判断のための一定時間をインバータ
の出力電流に影響する機械的振動等の異常振動の周期よ
りも短い値に設定したので、機械的な振動等の異常振動
に起因する復帰の遅れを有効に防止することができ、著
効を発揮することができる。
る。
す電気回路図である。
チャート図である。
る。
部を示す電気回路図である。
御内容を示すフローチャート図である。
示す図である。
る。
御内容を示すフローチャート図である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 インバータ(3)により容量を可変に調
節される圧縮機(MC)を備え、かつ該圧縮機(MC)
の起動時、インバータ(3)の出力周波数を零から予め
設定された一定の標準加速レート値で加速させるよう制
御する起動制御手段(100A)を備えた冷凍装置の運
転制御装置において、 上記インバータ(3)に過負荷電流が流れるときを検出
する過電流検出手段(30)と、該過電流検出手段(3
0)の出力を受け、上記圧縮機(MC)の起動時、イン
バータ(3)に過負荷電流が流れると、いったんインバ
ータ(3)の運転を一時的に停止させる運転停止手段
(101)と、該運転停止手段(101)によるインバ
ータ(3)の運転の停止後、インバータ(3)の加速レ
ート値を上記標準加速レート値から順次低くするよう変
更する変更手段(102A)と、該変更手段(102
A)の出力を受け、変更された低加速レート値で再起動
を行うようインバータ(3)を制御する再起動制御手段
(103)とを備えたことを特徴とする冷凍装置の運転
制御装置。 - 【請求項2】 インバータ(3)により容量を可変に調
節される圧縮機(MC)を備え、かつ該圧縮機(MC)
の起動時、インバータ(3)の出力周波数を零から一定
の加速レート値で加速させるよう制御する起動制御手段
(100B)を備えた冷凍装置の運転制御装置におい
て、 上記インバータ(3)の出力電流を検出する電流検出手
段(30a)と、該電流検出手段(30a)の出力を受
け、上記圧縮機(MC)の起動時、インバータ(3)に
所定値以上の過負荷電流が流れると、所定時間の間上記
起動制御手段(100B)によるインバータ(3)の加
速を停止させる加速停止手段(105)と、該加速停止
手段(105)によるインバータ(3)周波数の加速停
止中に、上記電流検出手段(30a)で検出されるイン
バータ(3)の電流が上記所定値よりも低い設定値以下
となる状態が連続して一定時間以上継続したとき、上記
加速停止手段(105)の制御を解除して、上記起動制
御手段(100B)の制御に復帰させるよう制御する復
帰制御手段(106)とを備えたことを特徴とする冷凍
装置の運転制御装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の冷凍装置の運転制御装置
において、 復帰制御手段(106)による復帰判断の際の一定時間
はインバータ(3)の出力電流に影響する機械的振動等
の異常振動の周期よりも短い値に設定されていることを
特徴とする冷凍装置の運転制御装置。
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WO2019155527A1 (ja) * | 2018-02-06 | 2019-08-15 | 三菱電機株式会社 | インバータ制御装置 |
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1991
- 1991-07-10 JP JP3170129A patent/JP2606489B2/ja not_active Expired - Fee Related
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