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JP2605098B2 - 液状物の処理材 - Google Patents

液状物の処理材

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Publication number
JP2605098B2
JP2605098B2 JP9651988A JP9651988A JP2605098B2 JP 2605098 B2 JP2605098 B2 JP 2605098B2 JP 9651988 A JP9651988 A JP 9651988A JP 9651988 A JP9651988 A JP 9651988A JP 2605098 B2 JP2605098 B2 JP 2605098B2
Authority
JP
Japan
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liquid
cloth
treatment
pulp
absorbent
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP9651988A
Other languages
English (en)
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JPH01266890A (ja
Inventor
昭治 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukuyo Co Ltd
Original Assignee
Fukuyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fukuyo Co Ltd filed Critical Fukuyo Co Ltd
Priority to JP9651988A priority Critical patent/JP2605098B2/ja
Publication of JPH01266890A publication Critical patent/JPH01266890A/ja
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  • Water Treatment By Sorption (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は床面や地面(コンクリート面などを含む)に
部分的に存在する水溜り、油類の溜り、油混りの水溜り
などの吸収処理、家庭における天ぷら廃油、油混りの水
などの吸収処理などの排液あるいは廃液処理に適した液
状物処理材に関するものである。
[従来の技術] 従来、床面や地面に部分的に存在する水溜りや油類の
溜りは布(雑巾やモップ類も含めた広義の布)で拭きと
る、おが屑などの粉末状吸収材に吸収させることで処理
されている。また、油類の特別な処理材として、例え
ば、ポリスチレンとポリエチレンからなる繊維をシート
状構造物にした油吸収材が特公昭52−44315号公報に提
案されている。
また、家庭用天ぷら廃油などを処理するために、例え
ば、繊維状に破砕したパルプ等の細片を混合した素材よ
りなる吸潤剤などを入れた容器や袋に廃油を注入して処
理することが実公昭56−1601号公報、実公昭63−8641号
公報、実公昭63−8642号公報に提案させている。また、
いも類のでん粉粕に吸着させることが特公昭63−7817公
報に提案されている。
[発明が解決しようとする課題] 従来の床面や地面あるいは調理用器に存在する水溜
り、油類などの液状物の処理は、例えば布や紙で拭き取
る場合、多量の液体を吸収したものあるいは粘性の小さ
い液体を吸収したものでは、持ち上げるとか、運搬中に
液が滴り落ちて他の場所を再び汚すことがしばしば起き
る。また、粉状物、細片などに吸収させても、その後始
末は面倒である。
本発明は、液状物の吸収性を高め、吸収した液状物の
滴り落ちるのを防ぐためのたれ受けを設けて、処理後の
取り扱いを容易にした液状物の処理材を提供するにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明は粉砕パルプを主体とした吸収材の薄層状物を
布帛で被覆し、布帛の周縁部を接着してなる平板状液状
物処理材の端部の少なくとも一部を覆うプラスチツクフ
イルムあるいは金属箔製の液体たれ受けを付与した液状
物の処理材である。
更に、本発明は粉砕パルプを主体とした吸収材と液体
吸収剤および/または油固化剤とからなる薄層状物を布
帛で被覆し、布帛の周縁部を接着してなる平板状液状物
処理材の端部の少なくとも一部を覆うプラスチツクフイ
ルムあるいは金属箔製の液体たれ受けを付与した液状物
の処理材である。
また、本発明の液状物の処理材には、液体たれ受けと
は相対する周縁部あるいは面に摘まみ部を付けた液状物
の処理材である。
すなわち、本発明は木材、竹、わらなどを処理して得
たパルプ、麻、リンターなどを粉砕して得た粉砕パルプ
を主体とした吸収材を展延し、目付100〜1000g/m2のマ
ツトとする。または、水や油類を少なくとも100重量%
の量を吸着する吸着剤、例えば、マレイン酸共重合体を
架橋処理した樹脂、アクリル酸エステル共重合体からの
樹脂(エポキシ−アクリレート樹脂など)、でん粉粕、
合成高分子物から作られた合成パルプ、あるいは油類の
固化剤を粉砕パルプに、パルプの重量に対して5〜50重
量%の範囲で混合した吸収材を被覆用布帛上に展延し、
目付100〜1000g/m2の量を連続的または所望の面積に部
分的に載置したマツトとする。吸収材マツトは適宜の大
きさ、形状とする。例えば、家庭用の処理材では一辺が
10cm程度の四角形とか、直径が10cm程度の円形とか、ま
た屋外や床の処理材では一辺が30cm程度の四角形とか、
直径30cm程度の円形の如く、使い易い大きさと形状に裁
断し、裁断したマツトは両面を透水性、透油性のフエー
シング布帛で被覆する。布帛は織布、編布、繊維絡合不
織布が用いられるが、好ましくは熱溶融性繊維あるいは
熱溶融性成分を含む繊維を少なくとも10重量%含む布帛
である。より好ましくは熱溶融性繊維あるいは熱溶融性
成分を含む繊維を少なくとも15重量%含む目付20〜70g/
m2の繊維絡合不織布であり、繊維の一部が熱溶融成分に
よつて接着されて安定な構造を形成しているものであ
る。裁断したマツトの両面に布帛を当接した後、布帛の
周縁部は接着処理してマツトを封入する。布帛周縁部の
接着は熱融着法、接着剤あるいは溶剤による接着法ある
いはステツチボンド法による接着法であるが好ましくは
熱融着法である。マツトを封入して得た処理材には液体
たれ受けを付与する。液体たれ受けはポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポ
リエステル、ポリアミドなどのプラスチツクフイルムあ
るいはアルミニウム、スチールなどの金属箔で作られた
液体たれ受けを処理材の端部の少なくとも一部を覆う状
態で片面あるいは両面に付与する。
本発明の液状物の処理材の一例を図面で説明する。第
1図は本発明の処理材の例の模式図であり、第1図(1
−1)は四角形の形状にした処理材、第1図(1−2)
は円形の形状にした処理材であつて、1は吸収マツトを
封入した処理材、2は液体たれ受け、3は布帛周縁の接
着部、4は布帛周縁の接着部に液体たれ受けを接着した
部分である。第2図は第1図の処理剤のA−A′部断面
模式図であり、第2図(2−1)は処理材の端部両面に
液体たれ受けを設けた処理材、第2図(2−2)は処理
材の端部片面に液体たれ受けを設けた処理材、第2図
(2−3)は処理材の一面に液体たれ受けを設けた処理
材であつて、5は液体吸収材、6は液体透過性布帛のフ
エーシング、2は液体たれ受け、3は布帛周縁の接着
部、4は布帛周縁部の接着部に液体たれ受けを接着した
部分、7はつまみである。
本発明の液状物の処理材は液状物の吸収性がよく、吸
収した液状物が滴り落ちて二次汚染を生ずることがな
く、処理後の取り扱いが容易な処理材である。
[実施例] 次に、本発明の実施態様を具体的な実施例で説明す
る。なお、実施例中の部および%はことわりのない限り
重量に関するものである。
実施例1 粉砕した木材パルプ85部、ポリスチレン−ポリエチレ
ン複合繊維から作られた合成パルプ15部を混合して混合
パルプとした。一方、ポリエステル繊維65部、ポリエチ
レン−ポリプロピレン複合繊維(バインダー繊維)35部
を混繊し、カードウエブを作り、絡合処理して平均目付
40g/m2の繊維絡合不織布を作り、その不織布の一面に混
合パルプを平均目付250g/m2の量を展延マツトとして載
置した。更にその上に、上記不織布を重ね合わせた後、
15cm×10cmの四角形に打ち抜き法で裁断し、周縁部を熱
プレスにより溶融接着し、吸収材を封入した吸収処理材
本体を得た。次に、長辺の約1/3の部分を第2図(2−
1)に示す構造にポリエチレンシートを溶融接着して液
体たれ受けを付けて処理材を作つた。
この液状物の処理材で家庭で使用した天ぷら油の廃油
を処理するに当り、処理材のたれ受け側を持つて廃油を
吸収飽充させた後、たれ受け側が下になるように反対側
縁を挟み持つて移動した。吸収した廃油は1分後にたれ
受けの約1/4まで滲出したが、5分間持つていても溢出
することなく、廃油処理は容易に行うことができた。
実施例2 粉砕した木材パルプ90部、ポリスチレン−ポリエチレ
ン混合繊維から作られた合成パルプ10部、マレイン酸共
重合体を架橋処理した樹脂(水膨潤度380重量%)10部
を混合したパルプ組成物とした。一方、ポリエステル繊
維60部、ポリエチレン−ポリプロピレン複合繊維(バイ
ンダー繊維)40部を混繊し、カードウエブを作り、水流
絡合処理して得た平均目付30g/m2の繊維絡合不織布(以
下不織布−Iとする)を得た。また、ポリエステル繊維
のカードウエブを作り、水流絡合処理して得た平均目付
15g/m2の繊維絡合不織布(以下不織布−IIとする)を得
た。不織布−I、IIを積層して、再度水流絡合処理した
後、135℃で熱処理して被覆用不織布を作つた。この被
覆用不織布の不織布−I面上にパルプ組成物を目付300g
/m2の量を20×30cmの四角形の大きさに展延載置し、一
定間隔をおいて連続して形成した。次いでその上に被覆
用不織布を不織布−I面を内側にして載置した後、更に
たれ受け用のポリエチレンフイルムを載置し、展延パル
プマツトの周縁部を熱プレス接着すると共に型抜きを行
つて、第2図(2−3)に示す構造体の吸収処理材を作
つた。
この液状物の処理材は床面の水溜りの上に載置して、
水を吸収させたり、油混りの水溜りの吸収処理に適した
ものであり、処理後つまみ部をつまんで移動させること
によつて、途中で液の滴れがなく処理できた。更に、処
理後のものは焼却することができる。
[発明の効果] 本発明は液状物の処理材は、液の吸収性が良く、床面
や地面に存在する水溜り、油類の溜りあるいは調理用具
に存在する廃油、油混りの水などの吸収処理に適し、か
つ液状物を吸収した処理材の運搬中においても、液の滴
り落ちることを防止することができるため、排液あるい
は廃液の処理が容易になる。更に焼却処分ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の液状物の処理材の例を模式図で示した
ものであり、第1図(1−1)は四角形の処理材、第1
図(1−2)は円形の処理材を示す模式図、第2図は第
1図の処理材の断面構造の模式図であり、第2図(2−
1)は液体たれ受けを端部両面に付けた例、第2図(2
−2)は液体たれ受けを端部片面に付けた例、第2図
(2−3)は液体たれ受けを一面に付けた例である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉砕パルプを主体とした吸収材の薄層状物
    を布帛で被覆し、布帛の周縁部を接着してなる平板状液
    状物処理材の端部の少なくとも一部を覆う液体たれ受け
    を付与した液状物の処理材。
  2. 【請求項2】粉砕パルプを主体とした吸収材と液体吸収
    剤および/または油固化剤とからなる薄層状物を布帛で
    被覆し、布帛の周縁部を接着してなる平板状液状物処理
    材の端部の少なくとも一部を覆う液体たれ受けを付与し
    た液状物の処理材。
JP9651988A 1988-04-18 1988-04-18 液状物の処理材 Expired - Lifetime JP2605098B2 (ja)

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JPH01266890A JPH01266890A (ja) 1989-10-24
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