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JP2604893Y2 - 静圧案内装置 - Google Patents

静圧案内装置

Info

Publication number
JP2604893Y2
JP2604893Y2 JP1993015682U JP1568293U JP2604893Y2 JP 2604893 Y2 JP2604893 Y2 JP 2604893Y2 JP 1993015682 U JP1993015682 U JP 1993015682U JP 1568293 U JP1568293 U JP 1568293U JP 2604893 Y2 JP2604893 Y2 JP 2604893Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
static pressure
guide device
moving body
pressure guide
injection nozzles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993015682U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0674246U (ja
Inventor
幸治 秋篠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP1993015682U priority Critical patent/JP2604893Y2/ja
Publication of JPH0674246U publication Critical patent/JPH0674246U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2604893Y2 publication Critical patent/JP2604893Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、精密加工用工作機械、
半導体製造装置、測定装置などにおいて使用される精密
な位置決めが可能な静圧案内装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、精密加工用工作機械、半導体
製造装置、測定装置などにおいて、被加工物や被測定物
をテーブル上に載置し、直線方向または回転方向に移動
させるために静圧案内装置が使用されている。
【0003】例えば直線方向の静圧案内装置は、図4に
示すように、直線状のセラミック製固定体21と、この
固定体21を取り囲むように配置したセラミック製移動
体22からなり、該移動体22に備えたホース23から
供給した加圧空気を移動体22と固定体21との微小間
隙に噴出させることによって、移動体22を固定体21
上に浮上させ、直線方向に滑らかに移動可能としたもの
である。
【0004】そして、この移動体22を駆動させるため
には、移動体22にナット24を取り付け、このナット
24に係合するボールネジ25をモータ26で回転させ
ることにより、移動体22を直線方向に移動させる構造
が一般的である(例えば特開昭58−193964号、
特開平1−135960号、特開平1−159152号
公報等参照)。
【0005】また、その他の駆動方法としては、移動体
22に取り付けたベルト状体を介する方法や、リニアモ
ータを用いる方法なども考えられている。
【0006】さらに、図示していないが、回転方向の静
圧案内装置については、移動体にモータを直結したり、
あるいはベルトカップリングを用いて回転移動させるよ
うな構造となっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来の静圧
案内装置において、移動体22を駆動させるためには駆
動源としてのモータ26、および動力伝達のためのボー
ルネジ25あるいはベルトなどが必要であり、装置全体
が大型化してしまうことを避けられなかった。特にこの
ような静圧案内装置はクリーンルーム内に設置する場合
が多いが、大きな設置スペースが必要であるという問題
点があった。
【0008】また、モータ26やボールネジ25などに
よる振動のために高精度の位置決めが困難となったり、
あるいは発塵のために被加工物等に悪影響を及ぼすなど
の不都合もあった。
【0009】
【課題を解決しようとする課題】上記に鑑みて本考案
は、静圧案内装置を成す移動体に、その移動方向に沿っ
て相反する向きに噴射ノズルを設け、この噴射ノズルか
ら気体を噴射することによって移動体を駆動するように
したものである。
【0010】
【作用】本考案によれば、移動体は静圧支持されている
ことからその摩擦係数は極めて小さく、噴射ノズルから
の気体の噴出力で駆動することが可能となる。そのた
め、モータ等の駆動源やボールネジ等の動力伝達気孔が
必要なくなり、装置全体を小型化できるとともに、振動
や発塵などを防止できる。
【0011】
【実施例】以下本考案の実施例を図によって説明する。
【0012】図1および図2に直線方向の静圧案内装置
を示す。この静圧案内装置は、セラミックス製の直線状
の固定体1と、これを取り囲むように配置したセラミッ
クス製の移動体2から構成され、移動体2に取り付けた
ホース3から加圧気体を供給して、移動体2と固定体1
の間隙Wに噴出させることにより、移動体2を固定体1
上に浮上させて静圧支持し、A−B方向の直線状に滑ら
かに移動可能となっている。
【0013】一方移動体2には、その移動可能なA−B
方向に沿ってB側に向いた噴射ノズル4、およびA側に
向いた噴射ノズル5をそれぞれ4個づつ備えている。ま
た、上記4個の噴射ノズル4は全て連通し、これらの噴
射ノズル4に加圧気体を供給するためのホース6が取り
付けられており、同様に互いに連通する噴射ノズル5に
加圧気体を供給するためのホース7が取り付けられてい
る。そして、これらのホース6、7は切替えバルブ8お
よび圧力調整バルブ9を介して加圧気体供給源に連結し
ている。そのため、圧力調整バルブ9によって全体の開
閉および供給空気の圧力を調整し、切替えバルブ8によ
って噴出バルブ4、5への供給を切り換えることがで
き、上記噴射ノズル4および/または噴射ノズル5にそ
れぞれ所定の圧力で気体を噴出させることができるよう
になっている。
【0014】さらに、固定体1にはリニアスケール10
を備え、移動体2には検出ヘッド11を取り付けてあ
る。そして、この検出ヘッド11によって、光学的にリ
ニアスケール10の目盛りを読み取り、移動体2の直線
方向の位置を検出するとともに、得られた位置情報を上
記切替えバルブ8や圧力調整バルブ9にフィードバック
できるようになっている。
【0015】本考案の静圧案内装置を作動させる場合
は、例えば、噴射ノズル4から気体を噴出させれば移動
体2をA方向に移動させることができ、リニアスケール
10と検出ヘッド11で移動体2の直線方向の位置を検
出して、所定の位置に達した時に逆の噴射ノズル5から
も気体を噴出させれば、その位置で移動体2を停止させ
ることができる。そして、両方の噴射ノズル4、5から
同量の気体を噴出させれば、移動体2はその位置で停止
し続けることとなる。
【0016】このとき、移動体2は噴出気体のみの力で
駆動し、モータ等の駆動源を必要としないことから、装
置全体を小型化することができ、振動等の悪影響もない
ことから、小型で高精度の静圧案内装置となり、特に各
種測定装置等に好適に用いることができる。
【0017】なお、上記噴射ノズル4、5は先端を絞っ
た形状のものであり、移動体2の4面に設けることで駆
動時の安定性を高めている。また、図1、2の実施例で
は移動体2から突出した形状のものを示したが、図3に
示すように、移動体2の端面に一体的に噴射ノズル4、
5を形成しても良い。さらに、これらの噴射ノズル4、
5への供給気体圧力は4〜5kgf/cm2 とし、ノズ
ル1個当たりの噴出量は常圧換算で0.5〜1.0リッ
トル/秒とすることが好ましい。
【0018】また、本考案の静圧案内装置を構成する固
定体1や移動体2は、アルミナ、ジルコニア、炭化珪
素、窒化珪素、サファイア等のセラミックスから成るた
め、高精度の加工が可能である。また、これらのセラミ
ックスは熱膨張率が小さいことから、極めて高精度の案
内が可能である。なお、実際の使用上は、ヤング率やコ
ストなどの点からアルミナセラミックスが良く、特にA
2 3 含有量99重量%以上で残部がSiO2 、Mg
O、CaO等からなるアルミナセラミックスが好適であ
る。
【0019】ここで、図1に示す本考案の静圧案内装置
を試作した。固定体1は60×60mmで長さ510m
mの四角柱状体とし、移動体2は110×110mmで
長さ150mmとし、いずれもアルミナセラミックスで
形成して移動ストロークは300mmとした。また、噴
射ノズル4、5は、高さ20mm、長さ20mm、幅1
0mmで移動体2の4面に取り付けた。
【0020】一方、上記と同一寸法の図4に示す従来の
静圧案内装置を用意し、比較試験を行った。
【0021】まず両者の寸法を比較すると、従来のもの
ではボールネジ25およびナット24の幅が100mm
あるため、全体の幅は210mm必要であったが、本考
案の静圧案内装置では幅130mmで良く、大幅に小型
化できることがわかる。
【0022】また、本考案の静圧案内装置を用いて、噴
射ノズル4、5への供給圧力を4kgf/cm2 とし、
ノズル1個当たりの噴出量は、最大で1リットル/分
(常圧換算)とし、これを調整することにより、移動体
2を10mm/秒の速度で移動させ、停止時の位置決め
精度を±1μmで制御することができた。また運動真直
度は100mm当たりで0.1μmの精度を維持でき
た。
【0023】
【考案の効果】このように本考案によれば、静圧案内装
置を構成する移動体に、その移動方向に沿って相反する
向きに複数の噴射ノズルを設け、この噴射ノズルより空
気を噴出して移動体を駆動するようにしたことによっ
て、モータやボールネジ等を一切必要とせず、極めて簡
単な駆動構造とできるため、装置全体を小型化でき、設
置スペースを小さくすることができる。しかも、上記モ
ータ等を用いないため振動や発塵がなく、より高精度の
位置決めが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の静圧案内装置を示す斜視図である。
【図2】図1中のX−X線断面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す、図1中のX−X線
断面に相当する図である。
【図4】従来の静圧案内装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
W:間隙 1:固定体 2:移動体 3:ホース 4、5:噴射ノズル 6、7:ホース 8:切替えバルブ 9:圧力調整バルブ 10:リニアスケール 11:検出ヘッド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定体上に、移動体を静圧支持するととも
    に移動可能とした静圧案内装置において、上記移動体
    に、その移動方向に沿って相反する向きに複数の噴射ノ
    ズルをそれぞれ設け、これらの噴射ノズルから気体を噴
    出させて前記移動体を駆動するようにしたことを特徴と
    する静圧案内装置。
JP1993015682U 1993-03-31 1993-03-31 静圧案内装置 Expired - Lifetime JP2604893Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1993015682U JP2604893Y2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 静圧案内装置

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JP1993015682U JP2604893Y2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 静圧案内装置

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Publication Number Publication Date
JPH0674246U JPH0674246U (ja) 1994-10-21
JP2604893Y2 true JP2604893Y2 (ja) 2000-06-05

Family

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JP1993015682U Expired - Lifetime JP2604893Y2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 静圧案内装置

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JP7191764B2 (ja) * 2019-05-08 2022-12-19 日本電子株式会社 気体浮上式搬送装置及び洗浄方法

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JPH0674246U (ja) 1994-10-21

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