JP2604812Y2 - 農用作業車 - Google Patents
農用作業車Info
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- JP2604812Y2 JP2604812Y2 JP1993040768U JP4076893U JP2604812Y2 JP 2604812 Y2 JP2604812 Y2 JP 2604812Y2 JP 1993040768 U JP1993040768 U JP 1993040768U JP 4076893 U JP4076893 U JP 4076893U JP 2604812 Y2 JP2604812 Y2 JP 2604812Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は例えばロータリ作業機を
装備させて耕耘作業などを行う農用作業車に関する。
装備させて耕耘作業などを行う農用作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、汎用管理機の走行ミッションにお
いて、主変速機構と副変速機構を備え、複数段の前進及
び後進出力を得る技術があった。
いて、主変速機構と副変速機構を備え、複数段の前進及
び後進出力を得る技術があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来技術は、ミッ
ションケースの変速軸にボールクラッチを介して変速ギ
ヤを軸支させる場合、シフタを設けるシフタ軸を変速軸
の軸芯位置に挿通させ、シフタを摺動操作するフォーク
軸を前記シフタ軸とは別に設ける構成となり、シフタ操
作機構の簡略化並びにコンパクト化を容易に図り得ない
と共に、前記フォーク軸側に戻しバネを装着させること
により、変速軸、シフタ軸、フォーク軸の組立をミッシ
ョンケース取付け時に夫々行う必要があり、組立作業性
の向上並びに変速軸のユニット化などを容易に行い得な
い等の問題があった。
ションケースの変速軸にボールクラッチを介して変速ギ
ヤを軸支させる場合、シフタを設けるシフタ軸を変速軸
の軸芯位置に挿通させ、シフタを摺動操作するフォーク
軸を前記シフタ軸とは別に設ける構成となり、シフタ操
作機構の簡略化並びにコンパクト化を容易に図り得ない
と共に、前記フォーク軸側に戻しバネを装着させること
により、変速軸、シフタ軸、フォーク軸の組立をミッシ
ョンケース取付け時に夫々行う必要があり、組立作業性
の向上並びに変速軸のユニット化などを容易に行い得な
い等の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本考案は、ミッ
ションケースの入力軸に入力させる駆動力を主変速機構
及び副変速機構を介し車軸に伝達して機体を変速自在に
走行させるようにした農用作業車において、副変速機構
は伝達用第1軸及び第2軸間に常時噛合い変速ギヤ及び
を設け、第2軸を外筒軸の軸芯位置に摺動自在に挿通さ
せ、外筒軸上にボールクラッチを介し係脱自在に変速ギ
ヤを軸支させると共に、ボールクラッチを係合動作させ
る突起を第2軸に設け、圧縮バネに抗し第2軸を横方向
に強制移動させる回転カムを第2軸のケース突出端に設
けたもので、例えば圧縮バネに抗して第2軸を外筒軸か
ら進出させる操作並びに第2軸を圧縮バネによって退入
させる動作を回転カムによって行わせて変速動作させる
から、突起を切換動作させる軸の数を従来よりも低減で
き、突起及び第2軸及び圧縮バネを外筒軸に内装させて
突起操作機構の簡略化並びにコンパクト化を容易に図る
ことができると共に、第2軸及び圧縮バネを取付けた状
態の外筒軸をミッションケースに着脱でき、組立作業性
の向上並びに外筒軸のユニット化などを容易に行うこと
ができ、また入力軸に第2軸が近接し、入力軸の入力プ
ーリと第2軸とが重複する状態でも、第2軸を中心とし
た軸回りのカムの回転によってボールクラッチの切換が
行われて、プーリとケース間の隙間も拡大させることな
く、小隙間にコンパクトに組込可能とさせて、ミッショ
ンケースの全体構成の小型軽量化を図るものである。
ションケースの入力軸に入力させる駆動力を主変速機構
及び副変速機構を介し車軸に伝達して機体を変速自在に
走行させるようにした農用作業車において、副変速機構
は伝達用第1軸及び第2軸間に常時噛合い変速ギヤ及び
を設け、第2軸を外筒軸の軸芯位置に摺動自在に挿通さ
せ、外筒軸上にボールクラッチを介し係脱自在に変速ギ
ヤを軸支させると共に、ボールクラッチを係合動作させ
る突起を第2軸に設け、圧縮バネに抗し第2軸を横方向
に強制移動させる回転カムを第2軸のケース突出端に設
けたもので、例えば圧縮バネに抗して第2軸を外筒軸か
ら進出させる操作並びに第2軸を圧縮バネによって退入
させる動作を回転カムによって行わせて変速動作させる
から、突起を切換動作させる軸の数を従来よりも低減で
き、突起及び第2軸及び圧縮バネを外筒軸に内装させて
突起操作機構の簡略化並びにコンパクト化を容易に図る
ことができると共に、第2軸及び圧縮バネを取付けた状
態の外筒軸をミッションケースに着脱でき、組立作業性
の向上並びに外筒軸のユニット化などを容易に行うこと
ができ、また入力軸に第2軸が近接し、入力軸の入力プ
ーリと第2軸とが重複する状態でも、第2軸を中心とし
た軸回りのカムの回転によってボールクラッチの切換が
行われて、プーリとケース間の隙間も拡大させることな
く、小隙間にコンパクトに組込可能とさせて、ミッショ
ンケースの全体構成の小型軽量化を図るものである。
【0005】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は副変速機構部の説明図、図2は管理機の側
面図、図3は同平面図、図4はミッションケース上部説
明図、図5は同下部説明図、図6は主変速機構部の説明
図、図7はミッションケース上部側面図であり、図中
(1)はエンジン、(2)は前記エンジン(1)を載せ
るエンジン台、(3)は前記エンジン台(2)を前側に
固定させるミッションケース、(4)は前記ミッション
ケース(3)両側に車軸(5)を介して取付ける左右一
対の走行輪、(6)は前記ミッションケース(3)にヒ
ッチ(7)を介して牽引連結させるロータリ作業機、
(8)は前記ミッションケース(3)上部にハンドルベ
ース(9)を介して連設させる操向ハンドル、(10)
は前記ミッションケース(3)に前後振換え自在に支持
させる主変速レバー、(11)は前記操向ハンドル
(8)に設ける副変速レバー、(12)は同左右一対の
サイドクラッチレバー、(13)は走行クラッチレバー
であり、エンジン(1)の出力プーリ(14)とミッシ
ョンケース(3)の入力プーリ(15)の間に走行クラ
ッチテンションローラ(16)を介して駆動ベルト(1
7)を張設させ、エンジン(1)出力をミッションケー
ス(3)に伝達させると共に、ロータリ作業機(6)の
ロータリ爪(18)を回転させて耕耘作業を行わせるよ
うに構成している。
する。図1は副変速機構部の説明図、図2は管理機の側
面図、図3は同平面図、図4はミッションケース上部説
明図、図5は同下部説明図、図6は主変速機構部の説明
図、図7はミッションケース上部側面図であり、図中
(1)はエンジン、(2)は前記エンジン(1)を載せ
るエンジン台、(3)は前記エンジン台(2)を前側に
固定させるミッションケース、(4)は前記ミッション
ケース(3)両側に車軸(5)を介して取付ける左右一
対の走行輪、(6)は前記ミッションケース(3)にヒ
ッチ(7)を介して牽引連結させるロータリ作業機、
(8)は前記ミッションケース(3)上部にハンドルベ
ース(9)を介して連設させる操向ハンドル、(10)
は前記ミッションケース(3)に前後振換え自在に支持
させる主変速レバー、(11)は前記操向ハンドル
(8)に設ける副変速レバー、(12)は同左右一対の
サイドクラッチレバー、(13)は走行クラッチレバー
であり、エンジン(1)の出力プーリ(14)とミッシ
ョンケース(3)の入力プーリ(15)の間に走行クラ
ッチテンションローラ(16)を介して駆動ベルト(1
7)を張設させ、エンジン(1)出力をミッションケー
ス(3)に伝達させると共に、ロータリ作業機(6)の
ロータリ爪(18)を回転させて耕耘作業を行わせるよ
うに構成している。
【0006】さらに、図4、図6、図7に示す如く、入
力プーリ(15)及び主変速ギヤ(19)及びPTO出
力プーリ(20)を設ける入力軸(21)と、シフトフ
ォーク(22)を介して主変速ギヤ(19)を摺動させ
るフォーク軸(23)と、後進ギヤ(24)を設けるカ
ウンタ軸(25)と、前進1速及び2速ギヤ(26)
(27)を設ける主変速軸(28)をミッションケース
(3)に軸支させ、主変速軸(28)に遊転軸支させる
1速ギヤ(26)をカウンタ軸(25)にカウンタギヤ
(29)(30)を介して連結させ、カウンタ軸(2
5)を主変速軸(28)にカウンタギヤ(31)(3
2)を介して連結させ、前進2段後進1段の主変速機構
(33)を形成するもので、フォーク軸(23)にシフ
トアーム(34)を介して主変速レバー(10)を連結
させ、後進ギヤ(24)または1速ギヤ(26)または
2速ギヤ(27)に変速ギヤ(19)を択一噛合させる
主変速レバー(10)操作を行うように構成している。
力プーリ(15)及び主変速ギヤ(19)及びPTO出
力プーリ(20)を設ける入力軸(21)と、シフトフ
ォーク(22)を介して主変速ギヤ(19)を摺動させ
るフォーク軸(23)と、後進ギヤ(24)を設けるカ
ウンタ軸(25)と、前進1速及び2速ギヤ(26)
(27)を設ける主変速軸(28)をミッションケース
(3)に軸支させ、主変速軸(28)に遊転軸支させる
1速ギヤ(26)をカウンタ軸(25)にカウンタギヤ
(29)(30)を介して連結させ、カウンタ軸(2
5)を主変速軸(28)にカウンタギヤ(31)(3
2)を介して連結させ、前進2段後進1段の主変速機構
(33)を形成するもので、フォーク軸(23)にシフ
トアーム(34)を介して主変速レバー(10)を連結
させ、後進ギヤ(24)または1速ギヤ(26)または
2速ギヤ(27)に変速ギヤ(19)を択一噛合させる
主変速レバー(10)操作を行うように構成している。
【0007】さらに、図1、図4、図6に示す如く、ボ
ールクラッチ(35)(36)(37)を介して係脱自
在に低中高速用ギヤ(38)(39)(40)を設ける
副変速軸(41)をミッションケース(3)に軸支さ
せ、前記各ギヤ(38)〜(40)を主変速軸(28)
の低中高速出力ギヤ(42)(43)(44)に常時噛
合させると共に、副変速軸(41)の軸芯位置にフォー
ク軸(45)を摺動自在に内挿させ、各ボールクラッチ
(35)〜(37)を択一係合動作させるシフタ(4
6)をフォーク軸(45)に設け、低中高速用3段の副
変速機構(47)を形成するもので、フォーク軸(4
5)を軸芯方向に摺動させてシフタ(46)を変位さ
せ、各ボールクラッチ(35)〜(37)を介して低中
高速用ギヤ(38)〜(40)を副変速軸(41)に択
一係合させ、低速、中速、高速の出力切換を行うように
構成している。
ールクラッチ(35)(36)(37)を介して係脱自
在に低中高速用ギヤ(38)(39)(40)を設ける
副変速軸(41)をミッションケース(3)に軸支さ
せ、前記各ギヤ(38)〜(40)を主変速軸(28)
の低中高速出力ギヤ(42)(43)(44)に常時噛
合させると共に、副変速軸(41)の軸芯位置にフォー
ク軸(45)を摺動自在に内挿させ、各ボールクラッチ
(35)〜(37)を択一係合動作させるシフタ(4
6)をフォーク軸(45)に設け、低中高速用3段の副
変速機構(47)を形成するもので、フォーク軸(4
5)を軸芯方向に摺動させてシフタ(46)を変位さ
せ、各ボールクラッチ(35)〜(37)を介して低中
高速用ギヤ(38)〜(40)を副変速軸(41)に択
一係合させ、低速、中速、高速の出力切換を行うように
構成している。
【0008】さらに、図1、図4、図7、図8、図9に
示す如く、前記フォーク軸(45)の一端側に圧縮バネ
(48)を巻装させ、フォーク軸(45)の他端部をミ
ッションケース(3)外側方に出入自在に突設させると
共に、円筒形の固定カム(49)と回転カム(50)を
備え、ミッションケース(3)に回り止めピン(51)
を介して固定カム(49)を取付け、固定カム(49)
中心部を遊嵌挿通させるフォーク軸(45)端部にネジ
(52)及びナット(53)を介して回転カム(50)
を回転自在に取付けるもので、回転カム(50)に一体
固定させる副変速アーム(54)を副変速レバー(1
1)に副変速ワイヤ(55)を介して連結させ、また前
記アーム(54)に戻りバネ(55a)を連結させると
共に、多段的に形成する固定カム(49)の低中高速カ
ムフロア平坦面(56)(57)(58)に回転カム
(50)のカム平坦面(59)を対向させ、副変速レバ
ー(11)操作によって回転カム(50)をフォーク軸
(45)回りに回転させ、低中高速カムフロア平坦面
(56)〜(58)のいずれかにカム平坦面(59)を
択一当接させ、圧縮バネ(48)に抗してフォーク軸
(45)を進出させ、また前記バネ(48)によってフ
ォーク軸(45)を退入させ、前記シフタ(46)によ
る低中高速の出力切換を行わせるように構成している。
示す如く、前記フォーク軸(45)の一端側に圧縮バネ
(48)を巻装させ、フォーク軸(45)の他端部をミ
ッションケース(3)外側方に出入自在に突設させると
共に、円筒形の固定カム(49)と回転カム(50)を
備え、ミッションケース(3)に回り止めピン(51)
を介して固定カム(49)を取付け、固定カム(49)
中心部を遊嵌挿通させるフォーク軸(45)端部にネジ
(52)及びナット(53)を介して回転カム(50)
を回転自在に取付けるもので、回転カム(50)に一体
固定させる副変速アーム(54)を副変速レバー(1
1)に副変速ワイヤ(55)を介して連結させ、また前
記アーム(54)に戻りバネ(55a)を連結させると
共に、多段的に形成する固定カム(49)の低中高速カ
ムフロア平坦面(56)(57)(58)に回転カム
(50)のカム平坦面(59)を対向させ、副変速レバ
ー(11)操作によって回転カム(50)をフォーク軸
(45)回りに回転させ、低中高速カムフロア平坦面
(56)〜(58)のいずれかにカム平坦面(59)を
択一当接させ、圧縮バネ(48)に抗してフォーク軸
(45)を進出させ、また前記バネ(48)によってフ
ォーク軸(45)を退入させ、前記シフタ(46)によ
る低中高速の出力切換を行わせるように構成している。
【0009】さらに、図4、図5、図7に示す如く、前
記副変速軸(41)にスプロケット(60)を一体形成
し、またボールクラッチ型サイドクラッチ(61)(6
2)を介して車軸(5)にスプロケット(63)を軸支
させ、各スプロケット(60)(63)をチェン(6
4)によって連結させると共に、サイドクラッチ(6
1)(62)をバネ(65)(66)に抗して切操作す
るサイドクラッチアーム(67)(67)を設け、前記
サイドクラッチレバー(12)にサイドクラッチワイヤ
(68)を介してサイドクラッチアーム(67)を連結
させ、前記レバー(12)操作によってサイドクラッチ
(61)(62)を切動作させるように構成している。
記副変速軸(41)にスプロケット(60)を一体形成
し、またボールクラッチ型サイドクラッチ(61)(6
2)を介して車軸(5)にスプロケット(63)を軸支
させ、各スプロケット(60)(63)をチェン(6
4)によって連結させると共に、サイドクラッチ(6
1)(62)をバネ(65)(66)に抗して切操作す
るサイドクラッチアーム(67)(67)を設け、前記
サイドクラッチレバー(12)にサイドクラッチワイヤ
(68)を介してサイドクラッチアーム(67)を連結
させ、前記レバー(12)操作によってサイドクラッチ
(61)(62)を切動作させるように構成している。
【0010】上記から明らかなように、ミッションケー
ス(3)の外筒軸である変速軸(41)上にボールクラ
ッチ(35)〜(37)を介して常時噛合い変速ギヤで
ある低中高速用ギヤ(38)〜(40)を係脱自在に軸
支させると共に、変速軸(41)の軸芯位置にフォーク
軸(45)を摺動自在に挿通させ、ボールクラッチ(3
5)〜(37)を係合動作させる突起であるシフタ(4
6)をフォーク軸(45)に設け、またフォーク軸(4
5)を挿通させる横方向移動規制部材であるバネ座(4
8a)を設け、該フォーク軸(45)を退入させる圧縮
バネ(48)をフォーク軸(45)と副変速軸(41)
の間に設けたもので、図10に示す如く、フォーク軸
(45)を摺動自在に貫通させるバネ座(48a)と、
フォーク軸(45)右端に係止させるバネ座(48b)
とを介し、フォーク軸(45)外周に巻装させる圧縮バ
ネ(48)を張設させ、圧縮バネ(48)によってフォ
ーク軸(45)を副変速軸(41)内部に退入支持さ
せ、副変速軸(41)の回転切れをバネ座(48a)に
よって行う一方、ボールクラッチ(35)〜(37)を
介して低中高速用ギヤ(38)〜(40)を取付ける副
変速軸(41)の軸芯位置に、フォーク軸(45)及び
シフタ(46)及び圧縮バネ(48)を内挿支持させた
状態で、副変速軸(41)をミッションケース(3)に
着脱させるように構成している。
ス(3)の外筒軸である変速軸(41)上にボールクラ
ッチ(35)〜(37)を介して常時噛合い変速ギヤで
ある低中高速用ギヤ(38)〜(40)を係脱自在に軸
支させると共に、変速軸(41)の軸芯位置にフォーク
軸(45)を摺動自在に挿通させ、ボールクラッチ(3
5)〜(37)を係合動作させる突起であるシフタ(4
6)をフォーク軸(45)に設け、またフォーク軸(4
5)を挿通させる横方向移動規制部材であるバネ座(4
8a)を設け、該フォーク軸(45)を退入させる圧縮
バネ(48)をフォーク軸(45)と副変速軸(41)
の間に設けたもので、図10に示す如く、フォーク軸
(45)を摺動自在に貫通させるバネ座(48a)と、
フォーク軸(45)右端に係止させるバネ座(48b)
とを介し、フォーク軸(45)外周に巻装させる圧縮バ
ネ(48)を張設させ、圧縮バネ(48)によってフォ
ーク軸(45)を副変速軸(41)内部に退入支持さ
せ、副変速軸(41)の回転切れをバネ座(48a)に
よって行う一方、ボールクラッチ(35)〜(37)を
介して低中高速用ギヤ(38)〜(40)を取付ける副
変速軸(41)の軸芯位置に、フォーク軸(45)及び
シフタ(46)及び圧縮バネ(48)を内挿支持させた
状態で、副変速軸(41)をミッションケース(3)に
着脱させるように構成している。
【0011】
【考案の効果】以上実施例から明らかなように本考案
は、ミッションケース(3)の入力軸(21)に入力さ
せる駆動力を主変速機構(33)及び副変速機構(4
7)を介し車軸(5)に伝達して機体を変速自在に走行
させるようにした農用作業車において、副変速機構(4
7)は伝達用第1軸(28)及び第2軸(45)間に常
時噛合い変速ギヤ(42)(43)(44)及び(3
8)(39)(40)を設け、第2軸(45)を外筒軸
(41)の軸芯位置に摺動自在に挿通させ、外筒軸(4
1)上にボールクラッチ(35)(36)(37)を介
し係脱自在に変速ギヤ(38)(39)(40)を軸支
させると共に、ボールクラッチ(35)(36)(3
7)を係合動作させる突起(46)を第2軸(45)に
設け、圧縮バネ(48)に抗し第2軸(45)を横方向
に強制移動させる回転カム(50)を第2軸(45)の
ケース(3)突出端に設けたもので、例えば圧縮バネ
(48)に抗して第2軸(45)を外筒軸(41)から
進出させる操作並びに第2軸(45)を圧縮バネ(4
8)によって退入させる動作を回転カム(50)によっ
て行わせて変速動作させるから、突起(46)を切換動
作させる軸の数を従来よりも低減でき、突起(46)及
び第2軸(45)及び圧縮バネ(48)を外筒軸(4
1)に内装させて突起(46)操作機構の簡略化並びに
コンパクト化を容易に図ることができると共に、第2軸
(45)及び圧縮バネ(48)を取付けた状態の外筒軸
(41)をミッションケース(3)に着脱でき、組立作
業性の向上並びに外筒軸(41)のユニット化などを容
易に行うことができ、また入力軸(21)に第2軸(4
5)が近接し、入力軸(21)の入力プーリ(15)と
第2軸(45)とが重複する状態でも、第2軸(45)
を中心とした軸回りのカム(50)の回転によってボー
ルクラッチ(35)〜(37)の切換が行われて、プー
リ(15)とケース(3)間の隙間も拡大させることな
く、小隙間にコンパクトに組込可能とさせて、ミッショ
ンケース(3)の全体構成の小型軽量化を図ることがで
きるものである。
は、ミッションケース(3)の入力軸(21)に入力さ
せる駆動力を主変速機構(33)及び副変速機構(4
7)を介し車軸(5)に伝達して機体を変速自在に走行
させるようにした農用作業車において、副変速機構(4
7)は伝達用第1軸(28)及び第2軸(45)間に常
時噛合い変速ギヤ(42)(43)(44)及び(3
8)(39)(40)を設け、第2軸(45)を外筒軸
(41)の軸芯位置に摺動自在に挿通させ、外筒軸(4
1)上にボールクラッチ(35)(36)(37)を介
し係脱自在に変速ギヤ(38)(39)(40)を軸支
させると共に、ボールクラッチ(35)(36)(3
7)を係合動作させる突起(46)を第2軸(45)に
設け、圧縮バネ(48)に抗し第2軸(45)を横方向
に強制移動させる回転カム(50)を第2軸(45)の
ケース(3)突出端に設けたもので、例えば圧縮バネ
(48)に抗して第2軸(45)を外筒軸(41)から
進出させる操作並びに第2軸(45)を圧縮バネ(4
8)によって退入させる動作を回転カム(50)によっ
て行わせて変速動作させるから、突起(46)を切換動
作させる軸の数を従来よりも低減でき、突起(46)及
び第2軸(45)及び圧縮バネ(48)を外筒軸(4
1)に内装させて突起(46)操作機構の簡略化並びに
コンパクト化を容易に図ることができると共に、第2軸
(45)及び圧縮バネ(48)を取付けた状態の外筒軸
(41)をミッションケース(3)に着脱でき、組立作
業性の向上並びに外筒軸(41)のユニット化などを容
易に行うことができ、また入力軸(21)に第2軸(4
5)が近接し、入力軸(21)の入力プーリ(15)と
第2軸(45)とが重複する状態でも、第2軸(45)
を中心とした軸回りのカム(50)の回転によってボー
ルクラッチ(35)〜(37)の切換が行われて、プー
リ(15)とケース(3)間の隙間も拡大させることな
く、小隙間にコンパクトに組込可能とさせて、ミッショ
ンケース(3)の全体構成の小型軽量化を図ることがで
きるものである。
【図1】副変速機構部の説明図。
【図2】管理機の側面図。
【図3】同平面図。
【図4】ミッションケース上部説明図。
【図5】同下部説明図。
【図6】主変速機構部の説明図。
【図7】ミッションケース上部側面図。
【図8】副変速カム部の分解図。
【図9】同展開説明図。
【図10】副変速軸部の説明図。
(3) ミッションケース (35)〜(37) ボールクラッチ (38)〜(40) 低中高速用ギヤ(変速ギヤ) (41) 副変速軸(外筒軸) (45) フォーク軸(内軸) (46) シフタ(突起) (48) 圧縮バネ (48a) バネ座(横方向移動規制部材)
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−119623(JP,U) 実開 平3−43124(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01B 33/08 B60K 17/08 F16D 15/00
Claims (1)
- 【請求項1】 ミッションケース(3)の入力軸(2
1)に入力させる駆動力を主変速機構(33)及び副変
速機構(47)を介し車軸(5)に伝達して機体を変速
自在に走行させるようにした農用作業車において、副変
速機構(47)は伝達用第1軸(28)及び第2軸(4
5)間に常時噛合い変速ギヤ(42)(43)(44)
及び(38)(39)(40)を設け、第2軸(45)
を外筒軸(41)の軸芯位置に摺動自在に挿通させ、外
筒軸(41)上にボールクラッチ(35)(36)(3
7)を介し係脱自在に変速ギヤ(38)(39)(4
0)を軸支させると共に、ボールクラッチ(35)(3
6)(37)を係合動作させる突起(46)を第2軸
(45)に設け、圧縮バネ(48)に抗し第2軸(4
5)を横方向に強制移動させる回転カム(50)を第2
軸(45)のケース(3)突出端に設けたことを特徴と
する農用作業車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993040768U JP2604812Y2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 農用作業車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993040768U JP2604812Y2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 農用作業車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH075304U JPH075304U (ja) | 1995-01-27 |
JP2604812Y2 true JP2604812Y2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=12589814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993040768U Expired - Fee Related JP2604812Y2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 農用作業車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2604812Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5826146Y2 (ja) * | 1977-06-07 | 1983-06-06 | 富士ゼロックス株式会社 | 積送表作成用具 |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP1993040768U patent/JP2604812Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH075304U (ja) | 1995-01-27 |
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