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JP2598926Y2 - 車両のルーフモール取付構造 - Google Patents

車両のルーフモール取付構造

Info

Publication number
JP2598926Y2
JP2598926Y2 JP1993072501U JP7250193U JP2598926Y2 JP 2598926 Y2 JP2598926 Y2 JP 2598926Y2 JP 1993072501 U JP1993072501 U JP 1993072501U JP 7250193 U JP7250193 U JP 7250193U JP 2598926 Y2 JP2598926 Y2 JP 2598926Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding
clip
roof
slit
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993072501U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0737822U (ja
Inventor
哲也 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP1993072501U priority Critical patent/JP2598926Y2/ja
Publication of JPH0737822U publication Critical patent/JPH0737822U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2598926Y2 publication Critical patent/JP2598926Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、車両ルーフの両側縁
部に前後方向に沿って設けられるルーフモールの取付構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両ルーフの両側縁部に前後
方向に沿ってルーフモールを取付け、車両ルーフから流
れる雨水を前後方向に導く構造が知られている。例え
ば、実公平4−54041号がそれであり、図13に示
すように、車両ルーフ100の両側縁に前後方向に沿っ
て形成されたスリット(溝部)102の底部に、モール
クリップ104が接着・固定され、このモールクリップ
104に上側からルーフモール106が装着される。モ
ールクリップ104の上部には両側に爪部108がそれ
ぞれ形成され、ルーフモール106には、これらの爪部
108に係合する爪部110がそれぞれ形成されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のモール取付構造では、モールクリップ104
を内側に抱き込むようにしてルーフモール106が装着
される構造であるため、クリップ104の幅に加え、モ
ール106の爪幅が最低限必要となって、クリップ10
4やモール106のデザインがかなり制限される。ま
た、モール106の嵌込み作業においては、クリップ1
04に対しほぼ上方からでないと嵌込み作業ができない
ため、スリット102にはモール106の全幅に相当す
る幅寸法L1が必要となる。さらに、モール106とク
リップ104との結合状態の総断面積が、図14に示す
ようにS1と大きくなってしまうが、水路断面積S2に比
べて大きすぎるこの断面積S1をより小さくすることが
望まれる。
【0004】本考案の課題は、限られた小スペースの中
でルーフモールとモールクリップの嵌合いを成立させ、
外観意匠をより向上させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本考案におい
て、モールクリップはスリットの下側の空所底面に接着
されるとともに、そのモールクリップにはスリット幅方
向の片側に差込み部が、反対側に係止部が形成される。
また、モールクリップの底面の片側を接着面とし、それ
から外れた反対側のクリップ底面にリブを形成し、この
リブの先端を前記スリットの空所底面に当接またはごく
接近させる。一方、ルーフモールは、その幅寸法が上記
スリットの幅寸法より大きなものとされ、かつその幅方
向の片側に被差込み部が、また幅方向の中間部に爪部が
形成される。
【0006】そして、ルーフモールがモールクリップへ
装着される際には、ルーフモールの被差込み部が上記ス
リットをくぐってモールクリップの差込み部に差し込ま
れ、その後、ルーフモールの爪部がモールクリップの係
止部に係合する。これによって、ルーフモールより小さ
な幅のスリットでも、ルーフモールの取付けが可能とな
る。また、そのクリップに前記ルーフモールの装着によ
り偏荷重が作用しても、その偏荷重がリブで受け止めら
れ、モールクリップが傾いたり、たわみ変形したりする
ことが防止される。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
するが、まず、図1〜図10を参照しつつ、本考案の実
施例の前提となる技術を説明し、その後、図11及び図
12に基づいて本考案の一実施例を説明する。図1は、
サンルーフ機構を備えたワンボックス車のルーフ部分を
示すものである。この車両ルーフを構成するルーフパネ
ル1には、その前部に開口2が、また中央部に開口3が
形成されている。前部の開口2は、チルト式のスモーク
ガラス製サンルーフ4で覆われ、中央部の開口3は前後
スライド式のスモークガラス製サンルーフ5で覆われる
ようになっている。
【0008】スライド式のサンルーフ5の周りには、こ
のサンルーフ5と面一となるように1枚のセンタガーニ
ッシュパネル6および左右2枚のサイドガーニッシュパ
ネル7が設けられ、最後尾にはリヤスポイラ8が設けら
れている。センタガーニッシュパネル6は、サンルーフ
4および5の間のスペースにおいてルーフパネル1に重
ねて装着され、また左右のサイドガーニッシュパネル7
は、そのセンタガーニッシュパネル6を始点にサンルー
フ5の両側部から後端に一定量回り込むように配置さ
れ、ルーフパネル1に重ねて装着されている。なお、ル
ーフパネル1の後端部1aは、上に盛り上がるように形
成され、サンルーフ5および左右のサイドガーニッシュ
パネル7等と面一となるようにされている。
【0009】サイドガーニッシュパネル7、7の外側の
側縁に沿って、長手状のルーフモール(以下、モールと
いう)10がそれぞれ設けられている。図2に示すよう
にモール10は、リインホースメント(補強裏板)7a
を有するサイドガーニッシュパネル7の側縁に対し、外
側から隣接するように配置され、ルーフパネル1の端部
に対しモールクリップ(以下、クリップという)11を
介して取り付けられている。クリップ11は、図5に示
すように板状の本体12を備え、その片側に一対の溝状
の差込み部13が斜め上方に開口して形成されている。
それら差込み部13の間には、上向きに立ち上がる把持
部14が形成され、クリップ11の固定作業は作業者が
把持部14をつまんで行われる。一方、差込み部13と
は反対側の本体端部からは立上り部15が上方に突出
し、その上辺部中央に係止部として機能する爪部16が
下向きに形成されている。爪部16の下側において立上
り部15には、細い長穴17が横方向に形成されて、爪
部16が弾性的に変位しやすいようになっている。本体
12の底面には、当該クリップ11の固定のための両面
テープ部18が形成されている。なお、クリップ11
は、合成樹脂の一体成形で得られたものである。
【0010】図2に戻って、ルーフパネル1にはサイド
パネル19が固定され、このサイドパネル19とサイド
ガーニッシュパネル7との隙間が、モール取付けのため
のスリット20となっている。上述のクリップ11は、
スリット20の下側の空所に収容されて、ルーフパネル
1の側縁部上面に両面テープ部18によって接着されて
いる。なお、この接着はサイドガーニッシュパネル7の
組付けに先立って行われる。
【0011】モール10は、図4にその横断面を拡大し
て示すように、内部にステンレス薄板等の芯金10aが
インサートされた合成樹脂製品であり、帯状の取付部2
1と、この外端側から湾曲するように上方へ立ち上がる
立上り部22を備え、立上り部22から下方に連続して
リップ部23が延びている。そして、取付部21の内端
側の端部が被差込み部24とされ、この被差込み部24
から隔たって取付部21のほぼ中央には、下側にリブ状
に突出する爪部25が形成されている。
【0012】図6に示すように、モール10の幅寸法は
スリット20の幅寸法より相当大きいものであるが、モ
ール10の取付けに際しては、斜めに傾斜させられた状
態で被差込み部24の側からスリット20内へ挿入さ
れ、クリップ11の差込み部13に斜め上方から差し込
まれる。その後、差込み状態を維持しつつ、モール10
は取付部21がほぼ水平になるように倒され、図7に示
すようにモール10の爪部25がクリップ11の爪部1
6に下側から係合する。これらの爪部16、25が互い
に係合する際には、図8に示すように双方が弾性変形し
つつ相手方の爪部を乗り越えて係合状態に至る。そして
取付け完了により、モール10のリップ部23がサイド
パネル19の上縁部に接してシール状態となる。
【0013】図2に示すように、このようなモール10
によりサイドガーニッシュパネル7を挟んでその内側と
外側にまたがるルーフ水路26が形成されるのである
が、ルーフモール10が差込みと爪係合との組合わせに
より取付けられているため、その取付けに必要なスリッ
ト20の幅寸法L3は、従来に比べて著しく小さくて済
む。また、図3に示すようにモール10とクリップ11
との組付け状態における総断面積S3も小さく抑えられ
る。
【0014】なお、以上の説明では、サイドガーニッシ
ュパネル7がルーフパネル1の上側に装着されていた
が、そのサイドガーニッシュパネル7を省略し、ルーフ
パネル1の側縁に前述のようなスリット20を形成し、
そこにモール10を取り付けることも可能である。
【0015】ところで、図9に示すように、クリップ1
1はスリット20の幅方向における片側の底面に、接着
面となる両面テープ部18が形成され、反対側の底面
が、前記ルーフパネル1とサイドパネル19との接合部
に、隙間Tをもって対向している。そして、このクリッ
プ11の差込み部13にモール10の被差込み部24を
差し込んだ後、モール10の爪部25を上方からクリッ
プ11の爪部16に押し当て、両者の弾性変形を伴って
両爪部16、25がかみ合うのであるが、このときクリ
ップ11の爪部16には押し下げ力が作用する。この押
し下げ力により、仮にクリップ11の全体に傾き(θ)
が生じたり、図10のようなたわみδが生じたりする
と、双方の爪部16及び25がかみ合わず、モール10
がクリップ11に確実に装着されないことが起こり得
る。
【0016】これを防ぐために、図11及び図12に示
すようなリブ30をクリップ11に設けることが有効で
ある。すなわち、クリップ11の前記差込み部13とは
反対側の底面には、一対のリブ30が本体12とともに
樹脂により一体成形されている。これらのリブ30は、
クリップ11の両端に位置し、かつ図12に示すよう
に、前記ルーフパネル1とサイドパネル19の接合部に
向って突出し、各先端がその接合部に当接するか、わず
かの隙間をもって対向している。言い換えれば、これら
のリブ30が隙間Tに対し、いわば橋桁のような構造部
となる。
【0017】このため、モール10をクリップ11に嵌
め込んでクランプする際、クリップ11の爪部16がモ
ール10の爪部25で押されても、クリップ11はリブ
30で支持されるため、傾いたり、たわんだりすること
が防止される。また、これらリブ30の存在によって
も、水路は妨げられず、図2のような大容量のルーフ水
路26はほぼそのまま維持される。なお、このようなリ
ブは、クリップ11の両端に一対設ける形態の他、連続
する突条形態のものでもよい。
【0018】
【考案の効果】本考案によれば、ルーフモールとモール
クリップとの装着構造を幅方向の一方の側で差込み方式
を、他方の側で爪係合方式を採用したことにより、狭い
スリットからでもルーフモールをモールクリップに組み
付けることができる。そのためルーフモールの設計の自
由度が大幅に向上し、またルーフモール装着のためのス
リットも小さいもので済むため、外観意匠を損ねること
がない。しかも、モールとクリップとの結合状態におけ
る総断面積も、従来に比べて小さく抑えることができ
る。
【0019】また、モールクリップの、接着面から外れ
た底面にリブを形成したことにより、ルーフモールの装
着時にモールクリップに偏荷重が作用しても、リブによ
ってモールクリップの姿勢が安定に維持されるため、そ
のクリップが傾いたり、たわませられたりすることが防
止される。その結果、ルーフモールをクリップによって
安定的にクランプすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の適用対象であるルーフモールの配置例
を示す斜視図。
【図2】そのルーフモールの取付構造の断面図。
【図3】その取付構造でルーフモールとモールクリップ
との結合状態における総断面積を説明する断面図。
【図4】ルーフモールの拡大断面図。
【図5】モールクリップの拡大斜視図。
【図6】ルーフモールをモールクリップに差し込む状態
の断面図。
【図7】ルーフモールをさらに爪係合させた状態の断面
図。
【図8】その爪係合の拡大説明図。
【図9】モールクリップが傾いた状態の断面図。
【図10】モールクリップがたわんだ状態の断面図。
【図11】 本考案の一実施例に係るリブが形成さ
れたモールクリップを裏返した状態の斜視図。
【図12】 そのリブ付きクリップを含む本考案の一
実施例であるルーフモール取付構造の断面図。
【図13】従来例の断面図。
【図14】従来例のルーフモール及びモールクリップの
結合状態の総断面積を説明する断面図。
【符号の説明】
7 サイドガーニッシュパネル 10 ルーフモール 11 モールクリップ 12 本体 13 差込み部 16 爪部(係止部) 21 取付部 22 立上り部 24 被差込み部 25 爪部 30 リブ T 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 13/04 B62D 25/06 B62D 25/07

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両ルーフの両側縁部に前後方向に沿っ
    て形成されたスリットにモールクリップを介してルーフ
    モールを取り付ける構造において、 前記モールクリップは、前記スリットの幅方向の片側に
    対応する自身のクリップ底面において前記スリットの下
    側の空所底面に接着される一方、その接着領域から外れ
    たクリップ底面と前記空所底面との間には隙間が形成さ
    れており、かつその隙間に対応するクリップ底面には、
    前記空所底面に向って突出し、かつその空所底面に当接
    するリブが一体的に形成され、さらにそのモールクリッ
    プには前記スリットの幅方向の片側に差込み部が、また
    反対側に係止部が形成され、 前記ルーフモールは、その幅寸法が前記スリットの幅寸
    法より大きなものとされ、かつその幅方向の片側に、前
    記スリットをくぐって前記モールクリップの差込み部に
    差し込まれる被差込み部が形成され、また幅方向の中間
    部に、前記被差込み部が前記モールクリップの差込み部
    に差し込まれた状態において前記係止部に係合する爪部
    が形成されていることを特徴とする車両のルーフモール
    取付構造。
JP1993072501U 1993-12-15 1993-12-15 車両のルーフモール取付構造 Expired - Lifetime JP2598926Y2 (ja)

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JPH0737822U JPH0737822U (ja) 1995-07-14
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JPH0737822U (ja) 1995-07-14

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