JP2596147B2 - カセット装着装置 - Google Patents
カセット装着装置Info
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- JP2596147B2 JP2596147B2 JP1318600A JP31860089A JP2596147B2 JP 2596147 B2 JP2596147 B2 JP 2596147B2 JP 1318600 A JP1318600 A JP 1318600A JP 31860089 A JP31860089 A JP 31860089A JP 2596147 B2 JP2596147 B2 JP 2596147B2
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- Japan
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- cassette
- door
- lock
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- small
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はVTR等の磁気テープを内蔵したカセットを装
着するようにしたフロントローディングタイプのカセッ
ト装着装置に関する。
着するようにしたフロントローディングタイプのカセッ
ト装着装置に関する。
VTR等の磁気テープを内蔵したカセットを装着するた
めのフロントローディングタイプのカセット装着装置に
標準カセットと小型カセットの大小2つのカセットを選
択的に装着するようにしたものがある。
めのフロントローディングタイプのカセット装着装置に
標準カセットと小型カセットの大小2つのカセットを選
択的に装着するようにしたものがある。
このようなカセット装着装置では、カセットを装填す
るホルダの幅方向寸法が標準カセットの幅寸法と略等し
いため、小型カセットはホルダ内の任意の位置に挿入可
能となり、予め定めた正規の位置に挿入されない虞れが
ある。
るホルダの幅方向寸法が標準カセットの幅寸法と略等し
いため、小型カセットはホルダ内の任意の位置に挿入可
能となり、予め定めた正規の位置に挿入されない虞れが
ある。
このため、例えば特開昭63−146263号公報や特開昭63
−191347号公報等に小型カセットも予め定めた正規の位
置に挿入できるようにしたものが提案されている。
−191347号公報等に小型カセットも予め定めた正規の位
置に挿入できるようにしたものが提案されている。
特開昭63−146263号公報に記載のものは、カセット挿
入口に小型カセットの幅方向寸法と略同一寸法の両端部
二ヶ所にカセット挿入検知部材と共にそれに連動するロ
ック部材を配設すると共に、上記二ヶ所の検出部材の略
中央位置にカセット挿入禁止蓋部材を備え、小型カセッ
トが正規の位置に挿入された時は上記二ヶ所の検知部材
とロック部材が作動し上記カセット挿入禁止蓋部材を開
口させて挿入及び装着を可能にし、不正規位置に挿入さ
れた時には片側の検知部材のみの作動となり他方の検知
部材及びロック部材により上記蓋部材の開口を不能にす
るものである。
入口に小型カセットの幅方向寸法と略同一寸法の両端部
二ヶ所にカセット挿入検知部材と共にそれに連動するロ
ック部材を配設すると共に、上記二ヶ所の検出部材の略
中央位置にカセット挿入禁止蓋部材を備え、小型カセッ
トが正規の位置に挿入された時は上記二ヶ所の検知部材
とロック部材が作動し上記カセット挿入禁止蓋部材を開
口させて挿入及び装着を可能にし、不正規位置に挿入さ
れた時には片側の検知部材のみの作動となり他方の検知
部材及びロック部材により上記蓋部材の開口を不能にす
るものである。
しかしながら、上記検知部材、ロック部材、蓋部材等
の構成が複雑で部品点数も多くコスト高となるばかり
か、上述した構成はカセットホルダの上面部に設けられ
ているため、カセット装着装置の厚さが厚くなりVTR全
体も厚くせざるを得ない。
の構成が複雑で部品点数も多くコスト高となるばかり
か、上述した構成はカセットホルダの上面部に設けられ
ているため、カセット装着装置の厚さが厚くなりVTR全
体も厚くせざるを得ない。
これに対し、特開昭63−191347号公報に記載のもの
は、ドアを左右に2分割して片側、例えば左側ドアを小
型カセットに対応する幅に設定し、この左右両ドアにそ
れぞれドアロックレバーを設けると共に、小型カセット
が標準カセットの左端と前面端で同一になるように形成
した業務用(M IIフォーマットVTR用カセット)のもの
である。
は、ドアを左右に2分割して片側、例えば左側ドアを小
型カセットに対応する幅に設定し、この左右両ドアにそ
れぞれドアロックレバーを設けると共に、小型カセット
が標準カセットの左端と前面端で同一になるように形成
した業務用(M IIフォーマットVTR用カセット)のもの
である。
しかし、一般に民生用で使用されている小型カセット
(VHS−C(登録商標))は、上記業務用小型カセット
よりも幅狭であり、従って、民生用小型カセットを幅広
のドア内に挿入する場合、正規の位置に挿入することが
できない。
(VHS−C(登録商標))は、上記業務用小型カセット
よりも幅狭であり、従って、民生用小型カセットを幅広
のドア内に挿入する場合、正規の位置に挿入することが
できない。
そこで、全幅の大型ドアに民生用小型カセットに対応
して小型ドアを形成する、即ち左端から所要の間隔を有
して小型ドアを形成することが考えられるが、この場
合、左側ロック部材はこれに対応して内側方向に移動し
て設ける必要があり、このように内側にロック部材を設
けると、大小2つのカセットの着脱の際、テープローデ
ィング部材が嵌入するカセット前面底部に形成した開口
部の通過時にカセットによるロック部材の押圧が解除さ
れ、ロック部材が元の状態に復帰するため、開口部内に
係合嵌入してテープを傷つける問題があり、採用するこ
とができなかった。
して小型ドアを形成する、即ち左端から所要の間隔を有
して小型ドアを形成することが考えられるが、この場
合、左側ロック部材はこれに対応して内側方向に移動し
て設ける必要があり、このように内側にロック部材を設
けると、大小2つのカセットの着脱の際、テープローデ
ィング部材が嵌入するカセット前面底部に形成した開口
部の通過時にカセットによるロック部材の押圧が解除さ
れ、ロック部材が元の状態に復帰するため、開口部内に
係合嵌入してテープを傷つける問題があり、採用するこ
とができなかった。
また、上記の構成を、民生用で用いられる標準カセッ
ト(VHS(登録商標))と小型カセット(VHS−C)を使
用するVTRに用いるとすると、カセットがVTR内の所定位
置に装着された時には、ドアは再び閉状態となり、ドア
ロックレバーからなる上記ロック部材にてロックされて
おり、そのカセットをイジェクトするためには、例えば
ソレノイド等により上記ロック部材をロック解除方向に
回動させる必要があり、部品点数が増し、コスト高にな
るばかりか制御も複雑になる問題点を有している。
ト(VHS(登録商標))と小型カセット(VHS−C)を使
用するVTRに用いるとすると、カセットがVTR内の所定位
置に装着された時には、ドアは再び閉状態となり、ドア
ロックレバーからなる上記ロック部材にてロックされて
おり、そのカセットをイジェクトするためには、例えば
ソレノイド等により上記ロック部材をロック解除方向に
回動させる必要があり、部品点数が増し、コスト高にな
るばかりか制御も複雑になる問題点を有している。
さらに、カセットのイジェクト時にはドアをレバーで
回動するようになされているが、標準カセットのイジェ
クト時及び小型カセットのイジェクト時にも左右の両ド
アともに回動させているため、標準カセットのイジェク
ト時はよいが、小型カセットのイジェクト時に関係のな
い右側ドアも回動することになる。このため、イジェク
トした小型カセットを再挿入する場合、イジェクトされ
る小型カセットの左右が規制されないために左右方向に
若干ずれてしまい、このずれた状態で再度挿入すると、
正しい位置に挿入することができない問題を有してい
る。また、関係のない右側ドアの回動により、その部分
から異物が挿入する虞れがある等の問題も有している。
回動するようになされているが、標準カセットのイジェ
クト時及び小型カセットのイジェクト時にも左右の両ド
アともに回動させているため、標準カセットのイジェク
ト時はよいが、小型カセットのイジェクト時に関係のな
い右側ドアも回動することになる。このため、イジェク
トした小型カセットを再挿入する場合、イジェクトされ
る小型カセットの左右が規制されないために左右方向に
若干ずれてしまい、このずれた状態で再度挿入すると、
正しい位置に挿入することができない問題を有してい
る。また、関係のない右側ドアの回動により、その部分
から異物が挿入する虞れがある等の問題も有している。
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたもので、
標準及び小型カセットをそれぞれ正規の位置に挿入で
き、ホルダ内の所定装着位置に装着できると共に、上記
2つのカセットの着脱操作時にテープを損傷することの
ないカセット装着装置を提供することを第1の目的とす
るものである。
標準及び小型カセットをそれぞれ正規の位置に挿入で
き、ホルダ内の所定装着位置に装着できると共に、上記
2つのカセットの着脱操作時にテープを損傷することの
ないカセット装着装置を提供することを第1の目的とす
るものである。
また、カセットのイジェクト時に装着したカセットを
利用してソレノイド等を用いることなく簡単な構成で、
ドアロック部材によるドアロックを解除でき、カセット
のイジェクトが可能なカセット装着装置を提供すること
を第2の目的とするものである。
利用してソレノイド等を用いることなく簡単な構成で、
ドアロック部材によるドアロックを解除でき、カセット
のイジェクトが可能なカセット装着装置を提供すること
を第2の目的とするものである。
さらに、小型カセットのイジェクト時には標準カセッ
ト用の第1ドアをロック状態に保持して第2ドアのみの
開蓋動作でイジェクトが可能であり、標準カセットのイ
ジェクト時には標準カセット用の第1ドアを解除するこ
とが可能なカセット装着装置を提供することを第3の目
的とするものである。
ト用の第1ドアをロック状態に保持して第2ドアのみの
開蓋動作でイジェクトが可能であり、標準カセットのイ
ジェクト時には標準カセット用の第1ドアを解除するこ
とが可能なカセット装着装置を提供することを第3の目
的とするものである。
さらに、また、小型カセットのイジェクト時には小型
カセット用の第2ドアのみを開蓋させると共にイジェク
トされた小型カセットが位置ずれしたりすることなく再
挿入時も正しい位置に挿入でき、標準カセットのイジェ
クト時には標準カセット用の第1ドア及び第2ドアの両
ドアを開蓋することができるカセット装着装置を提供す
ることを第4の目的とするものである。
カセット用の第2ドアのみを開蓋させると共にイジェク
トされた小型カセットが位置ずれしたりすることなく再
挿入時も正しい位置に挿入でき、標準カセットのイジェ
クト時には標準カセット用の第1ドア及び第2ドアの両
ドアを開蓋することができるカセット装着装置を提供す
ることを第4の目的とするものである。
上記第1の目的を達成するために、第1の発明に係る
カセット装着装置は、本体前面のカセット挿入口より選
択的に挿入される標準カセットと小型カセットをそれぞ
れ予め定めた所定の装着位置に装着するフロントローデ
ィングタイプのカセット装着装置において、上記カセッ
ト挿入口の横幅を標準カセットの横幅と略同一幅とし、
このカセット挿入口には、カセット挿入口全体を開閉す
る回動自在な第1ドアを設けると共に、上記第1ドア
に、その中心から若干ずれた位置でその一端部から所要
間隔有して上記小型カセットの横幅と略同一幅の切欠部
と、その切欠部を開閉する回動自在な第2ドアを設け、
かつ上記カセット挿入口の幅方向両端部に、上記第1ド
アと係合してロックする係止部と、第1ドアの前方で挿
入される標準カセットと係合するテーパ部を有するロッ
ク部材を設けたものである。
カセット装着装置は、本体前面のカセット挿入口より選
択的に挿入される標準カセットと小型カセットをそれぞ
れ予め定めた所定の装着位置に装着するフロントローデ
ィングタイプのカセット装着装置において、上記カセッ
ト挿入口の横幅を標準カセットの横幅と略同一幅とし、
このカセット挿入口には、カセット挿入口全体を開閉す
る回動自在な第1ドアを設けると共に、上記第1ドア
に、その中心から若干ずれた位置でその一端部から所要
間隔有して上記小型カセットの横幅と略同一幅の切欠部
と、その切欠部を開閉する回動自在な第2ドアを設け、
かつ上記カセット挿入口の幅方向両端部に、上記第1ド
アと係合してロックする係止部と、第1ドアの前方で挿
入される標準カセットと係合するテーパ部を有するロッ
ク部材を設けたものである。
上記構成のカセット装着装置においては、カセットの
非挿入時は、上記第1ドアは上記ロック部材により幅方
向両端部をロックされてその回動が阻止され、上記第2
ドアは上記第1ドアに対して常に回動可能になされてい
て、標準カセットの挿入時には、挿入される標準カセッ
トによって上記幅方向の両ロック部材のテープ部を押圧
することにより当該両ロック部材により第1ドアのロッ
クを解除すると共に、小型カセットの挿入時には、回動
可能な第2ドアのみを押し、ロック状態の第1ドアの切
欠部によってガイドされつつ挿入する。
非挿入時は、上記第1ドアは上記ロック部材により幅方
向両端部をロックされてその回動が阻止され、上記第2
ドアは上記第1ドアに対して常に回動可能になされてい
て、標準カセットの挿入時には、挿入される標準カセッ
トによって上記幅方向の両ロック部材のテープ部を押圧
することにより当該両ロック部材により第1ドアのロッ
クを解除すると共に、小型カセットの挿入時には、回動
可能な第2ドアのみを押し、ロック状態の第1ドアの切
欠部によってガイドされつつ挿入する。
また、上記第2の目的を達成するために、第2の発明
に係るカセット装着装置は、本体前面のカセット挿入口
より挿入されるカセットを所定の装着位置に装着するフ
ロントローディングタイプのカセット装着装置におい
て、上記カセット挿入口に、カセット挿入口全体を開閉
する回動自在なドアを設けると共に、このドアと係合し
てロックする係止部と、ドアの前方で挿入されるカセッ
トと係合するテーパ部を有するロック部材を設け、かつ
所定装着位置に装置されたカセットと係合する係合部
と、上記ロック部材を制御する操作部からなるドアロッ
クリリース部材を備えたものである。
に係るカセット装着装置は、本体前面のカセット挿入口
より挿入されるカセットを所定の装着位置に装着するフ
ロントローディングタイプのカセット装着装置におい
て、上記カセット挿入口に、カセット挿入口全体を開閉
する回動自在なドアを設けると共に、このドアと係合し
てロックする係止部と、ドアの前方で挿入されるカセッ
トと係合するテーパ部を有するロック部材を設け、かつ
所定装着位置に装置されたカセットと係合する係合部
と、上記ロック部材を制御する操作部からなるドアロッ
クリリース部材を備えたものである。
上記構成のカセット装着装置においては、カセットの
挿入時は、挿入されるカセットによって上記ロック部材
のテーパ部を押圧することにより当該ロック部材による
ドアロックを解除すると共に、カセットの所定装着装置
への装着動作によってカセットの一部がドアロックリリ
ース部材の係合部と係合し、上記操作部により当該ロッ
ク部材を非ロック状態に保持する。
挿入時は、挿入されるカセットによって上記ロック部材
のテーパ部を押圧することにより当該ロック部材による
ドアロックを解除すると共に、カセットの所定装着装置
への装着動作によってカセットの一部がドアロックリリ
ース部材の係合部と係合し、上記操作部により当該ロッ
ク部材を非ロック状態に保持する。
さらに、第3の目的を達成するために、第3の発明に
係るカセット装着装置は、第1の発明に係るカセット装
着装置において、所定装着位置に装着された標準カセッ
トのみと係合する係合部と、ロック部材を制御する操作
部からなるドアロックリリース部材を備えたものであ
る。
係るカセット装着装置は、第1の発明に係るカセット装
着装置において、所定装着位置に装着された標準カセッ
トのみと係合する係合部と、ロック部材を制御する操作
部からなるドアロックリリース部材を備えたものであ
る。
上記構成のカセット装着装置においては、標準カセッ
トの挿入時には、挿入する標準カセットによって幅方向
の両ロック部材のテーパ部を押圧することにより、当該
両ロック部材により第1ドアのロックを解除すると共
に、標準カセットの所定装着位置への装着時には、標準
カセットとドアロックリリース部材の係合部との係合に
よって上記操作部を操作して当該両ロック部材を非ロッ
ク状態に保持し、小型カセットの挿入時には、回動可能
な第2ドアのみを回動して挿入すると共に、第1ドアを
ロック状態に保持する。
トの挿入時には、挿入する標準カセットによって幅方向
の両ロック部材のテーパ部を押圧することにより、当該
両ロック部材により第1ドアのロックを解除すると共
に、標準カセットの所定装着位置への装着時には、標準
カセットとドアロックリリース部材の係合部との係合に
よって上記操作部を操作して当該両ロック部材を非ロッ
ク状態に保持し、小型カセットの挿入時には、回動可能
な第2ドアのみを回動して挿入すると共に、第1ドアを
ロック状態に保持する。
さらに、また、第4の目的を達成するために、第4の
発明に係るカセット装着装置においては、本体前面のカ
セット挿入口より選択的に挿入される標準カセットと小
型カセットをそれぞれ予め定めた所定の装着位置に装着
するフロントローディングタイプのカセット装着装置に
おいて、上記カセット挿入口の横幅を標準カセットの横
幅と略同一幅とし、このカセット挿入口にはカセット挿
入口全体を開閉する回動自在で、かつ閉蓋方向に付勢さ
れた第1ドアを設けると共に、上記第1ドアに、その中
心から若干ずれた位置でその一端部から所要間隔有して
上記小型カセットの横幅と略同一幅の切欠部と、一端に
操作杵が設けられていて、上記切欠部を開閉する回動自
在で、かつ閉蓋方向に付勢された第2ドアを設け、かつ
上記カセット挿入口の幅方向両端部に、上記第1ドアと
係合してロックするロック部材を設けると共に、上記第
1ドアの裏面に係合する操作ピンと、通常は上記第1ド
アへの開蓋方向の付勢力に影響を与えず、回動に伴なっ
て上記第1ドアに上記ロック部材のロックより小さな閉
蓋方向への付勢力を付与する回動自在な引掛けレバー
と、カセットが装填されるホルダを移動制御する駆動力
伝達機構を構成するメインギアに形成したカム部によっ
て制御され、一端を上記引掛けレバーに係止した第1開
蓋レバーと、一端を上記操作杵に停止した第2開蓋レバ
ーと、標準カセットが所定装着位置に装着された時に上
記ロック部材を非ロック状態に制御するドアロックリリ
ース部材とを備えたものである。
発明に係るカセット装着装置においては、本体前面のカ
セット挿入口より選択的に挿入される標準カセットと小
型カセットをそれぞれ予め定めた所定の装着位置に装着
するフロントローディングタイプのカセット装着装置に
おいて、上記カセット挿入口の横幅を標準カセットの横
幅と略同一幅とし、このカセット挿入口にはカセット挿
入口全体を開閉する回動自在で、かつ閉蓋方向に付勢さ
れた第1ドアを設けると共に、上記第1ドアに、その中
心から若干ずれた位置でその一端部から所要間隔有して
上記小型カセットの横幅と略同一幅の切欠部と、一端に
操作杵が設けられていて、上記切欠部を開閉する回動自
在で、かつ閉蓋方向に付勢された第2ドアを設け、かつ
上記カセット挿入口の幅方向両端部に、上記第1ドアと
係合してロックするロック部材を設けると共に、上記第
1ドアの裏面に係合する操作ピンと、通常は上記第1ド
アへの開蓋方向の付勢力に影響を与えず、回動に伴なっ
て上記第1ドアに上記ロック部材のロックより小さな閉
蓋方向への付勢力を付与する回動自在な引掛けレバー
と、カセットが装填されるホルダを移動制御する駆動力
伝達機構を構成するメインギアに形成したカム部によっ
て制御され、一端を上記引掛けレバーに係止した第1開
蓋レバーと、一端を上記操作杵に停止した第2開蓋レバ
ーと、標準カセットが所定装着位置に装着された時に上
記ロック部材を非ロック状態に制御するドアロックリリ
ース部材とを備えたものである。
上記構成のカセット装着装置においては、標準カセッ
トのイジェクト時には、上記ドアロックリリース部材に
よって、ローディング動作によるメインギアの回動によ
って制御される第1開蓋レバーの回動変位により、引掛
けレバーを開蓋方向に回動せしめ、これによって発生し
た上記第1ドアに対する開蓋方向の付勢力により第2ド
アと共に開蓋させると共に、小型カセットのイジェクト
時には、上記第1開蓋レバーの回動変位に伴なう引掛け
レバー開蓋方向の回動によって生じる第1ドアへの開蓋
方向への付勢力を上記ロック部材のロックによって阻止
し、上記第2開蓋レバーの回動変位により上記第2ドア
のみを開蓋させる。
トのイジェクト時には、上記ドアロックリリース部材に
よって、ローディング動作によるメインギアの回動によ
って制御される第1開蓋レバーの回動変位により、引掛
けレバーを開蓋方向に回動せしめ、これによって発生し
た上記第1ドアに対する開蓋方向の付勢力により第2ド
アと共に開蓋させると共に、小型カセットのイジェクト
時には、上記第1開蓋レバーの回動変位に伴なう引掛け
レバー開蓋方向の回動によって生じる第1ドアへの開蓋
方向への付勢力を上記ロック部材のロックによって阻止
し、上記第2開蓋レバーの回動変位により上記第2ドア
のみを開蓋させる。
以下、第1ないし第4の発明を説明する一実施例を図
に基づいて説明する。第1図ないし第3図は本実施例に
係るカセット装着装置の全体構成を示す平面図、正面図
及びドアを取り除いた状態での正面図を順次示す。カセ
ット装着装置のカセットハウジング本体は、ブラケット
100、このブラケット100の前面に設けたハウジングドア
200、及びホルダ300を移動する駆動力伝達機構400から
大略構成されている。
に基づいて説明する。第1図ないし第3図は本実施例に
係るカセット装着装置の全体構成を示す平面図、正面図
及びドアを取り除いた状態での正面図を順次示す。カセ
ット装着装置のカセットハウジング本体は、ブラケット
100、このブラケット100の前面に設けたハウジングドア
200、及びホルダ300を移動する駆動力伝達機構400から
大略構成されている。
上記ブラケット100は、左右の側板100,120と天板130
及び底板140から構成され、左右の側板110,120に、図示
する如く上記駆動力伝達機構400が設けられており、こ
の駆動力伝達機構400は、第4図と第5図に詳細に示す
ように、駆動モータ401→ウォーム402→ウォームホイー
ル403→プーリ404→ベルト405→プーリ406→右コネクト
ギア407→右メインギア408、及び上記プーリ406から伝
達シャフト409を介して左コネクトギア410→左メインギ
ア411といった順に上記駆動モータ401の駆動力が左右の
メインギア408,411に伝達されるようになっている。
及び底板140から構成され、左右の側板110,120に、図示
する如く上記駆動力伝達機構400が設けられており、こ
の駆動力伝達機構400は、第4図と第5図に詳細に示す
ように、駆動モータ401→ウォーム402→ウォームホイー
ル403→プーリ404→ベルト405→プーリ406→右コネクト
ギア407→右メインギア408、及び上記プーリ406から伝
達シャフト409を介して左コネクトギア410→左メインギ
ア411といった順に上記駆動モータ401の駆動力が左右の
メインギア408,411に伝達されるようになっている。
また、上記ブラケット100内にはホルダ300が配設さ
れ、このホルダ300に、標準(VHS)カセット及びこれよ
り小型の小型(VHS−C)カセットとが前面側より選択
的に装着され、この装着されたカセットを所定位置に移
動するようになされている。すなわち、第4図ないし第
6図に詳細に示すように、ホルダ300の両側部には、そ
れぞれガイドピン301b(301a),302b(302a)が設けら
れ、ブラケット100の両側板110,120にそれぞれ形成した
略L字形のガイド溝111(121),112(122)に係合し、
さらに、この内一方のガイドピン301a,301bを上記左右
のメインギア408,411の操作アーム413,414の長孔415,41
6と係合している。
れ、このホルダ300に、標準(VHS)カセット及びこれよ
り小型の小型(VHS−C)カセットとが前面側より選択
的に装着され、この装着されたカセットを所定位置に移
動するようになされている。すなわち、第4図ないし第
6図に詳細に示すように、ホルダ300の両側部には、そ
れぞれガイドピン301b(301a),302b(302a)が設けら
れ、ブラケット100の両側板110,120にそれぞれ形成した
略L字形のガイド溝111(121),112(122)に係合し、
さらに、この内一方のガイドピン301a,301bを上記左右
のメインギア408,411の操作アーム413,414の長孔415,41
6と係合している。
従って、カセット装着時に、第4図(a)に示すカセ
ット挿入待機位置にホルダ300があり、このホルダ300に
前方のカセット挿入口150より挿入された標準カセット
又は小型カセットが装着されると、後述するカセット検
出スイッチによりカセットが装着されたのを検出して駆
動モータ401を駆動し、左右のメインギア408,411が第4
図中時計方向に回転することにより操作アーム413,414
も時計方向に回転するので、ガイドピン301a,301bはガ
イド溝111,121に沿って案内され、これによりホルダ300
は上記カセット挿入待機位置から標準カセット装着時に
は第4図(b)に示す第1所定装着位置に、小型カセッ
ト装着時には第4図(c)に示す上記第1所定装着位置
より若干高い位置の第2所定装着位置に移動する。
ット挿入待機位置にホルダ300があり、このホルダ300に
前方のカセット挿入口150より挿入された標準カセット
又は小型カセットが装着されると、後述するカセット検
出スイッチによりカセットが装着されたのを検出して駆
動モータ401を駆動し、左右のメインギア408,411が第4
図中時計方向に回転することにより操作アーム413,414
も時計方向に回転するので、ガイドピン301a,301bはガ
イド溝111,121に沿って案内され、これによりホルダ300
は上記カセット挿入待機位置から標準カセット装着時に
は第4図(b)に示す第1所定装着位置に、小型カセッ
ト装着時には第4図(c)に示す上記第1所定装着位置
より若干高い位置の第2所定装着位置に移動する。
これにより、各カセットは予め定められた所定装着位
置に装着されることになる。
置に装着されることになる。
また、上記第4図に示すカセット挿入口150部位に
は、第1図と第2図、第5図ないし第7図に示す如くハ
ウジングドア200が設けられ、このハウジングドア200
は、第2図に示すように標準カセット用の大なる第1ド
ア210と、この第1ドアに設けられた切欠部210Aを開閉
すべく第1ドア210の内側の一部に設けた小型カセット
用の小なる第2ドア220から大略構成され、第1図と第
2図、第8図と第9図に示すように、上記第1ドア210
の左右両端部即ちカセット挿入口150の左右両端部に同
第1ドア210のドアロック機構240を設けている。
は、第1図と第2図、第5図ないし第7図に示す如くハ
ウジングドア200が設けられ、このハウジングドア200
は、第2図に示すように標準カセット用の大なる第1ド
ア210と、この第1ドアに設けられた切欠部210Aを開閉
すべく第1ドア210の内側の一部に設けた小型カセット
用の小なる第2ドア220から大略構成され、第1図と第
2図、第8図と第9図に示すように、上記第1ドア210
の左右両端部即ちカセット挿入口150の左右両端部に同
第1ドア210のドアロック機構240を設けている。
このドアロック機構240は、ブラケット100のカセット
挿入口150の底面に支点242を回動可能に支持したドアロ
ック部材241よりなり、図示しないスプリングにて内側
方向(第8図及び第9図中時計方向)に付勢するように
しているが、後端のL字片243をブラケット100の切欠部
151(第1図参照)に係合して該内側方向の最大回動範
囲を規制するようになされ、上記ドアロック部材241の
内側面には第1ドア210の端部と係合する係合凹部244を
形成すると共に、その前後にそれぞれテーパ部245,246
を形成している。
挿入口150の底面に支点242を回動可能に支持したドアロ
ック部材241よりなり、図示しないスプリングにて内側
方向(第8図及び第9図中時計方向)に付勢するように
しているが、後端のL字片243をブラケット100の切欠部
151(第1図参照)に係合して該内側方向の最大回動範
囲を規制するようになされ、上記ドアロック部材241の
内側面には第1ドア210の端部と係合する係合凹部244を
形成すると共に、その前後にそれぞれテーパ部245,246
を形成している。
そして、このドアロックリリース機構としては、上記
ブラケット100に、第1図ないし第3図、第8図ないし
第11図に示すように、伝達シャフト409にドアロックリ
リース部材250を軸着しており、このドアロックリリー
ス部材250は、第2図と第3図に示すスプリング254にて
第10図及び第11図中時計方向に付勢するようにしている
が、その図中Y端の内側方向に突出した当接部251を上
記ブラケット100の切欠部151内側において当接させて第
10図に示す状態に保持するようにしている。また、第8
図と第9図に示すように、上記当接部251部位に所定位
置に装着されたカセットと係合するテーパ部252を形成
する一方、図中X端部に外側方向に傾斜するテーパ部25
3を形成し、この前方テーパ部253に上記ドアロック部材
241のL字片243を係合させている。
ブラケット100に、第1図ないし第3図、第8図ないし
第11図に示すように、伝達シャフト409にドアロックリ
リース部材250を軸着しており、このドアロックリリー
ス部材250は、第2図と第3図に示すスプリング254にて
第10図及び第11図中時計方向に付勢するようにしている
が、その図中Y端の内側方向に突出した当接部251を上
記ブラケット100の切欠部151内側において当接させて第
10図に示す状態に保持するようにしている。また、第8
図と第9図に示すように、上記当接部251部位に所定位
置に装着されたカセットと係合するテーパ部252を形成
する一方、図中X端部に外側方向に傾斜するテーパ部25
3を形成し、この前方テーパ部253に上記ドアロック部材
241のL字片243を係合させている。
従って、カセットの非挿入時に、ドアロック部材241
及びドアロックリリース部材250は第1図と第8図に実
線で示す状態にあり、左右のドアロック部材241はその
係合凹部244に第1ドア210の端部を係合し、この第1ド
ア210の回動を規制しており、これによって、第1ドア2
10はロックされているので、小型カセットを例えば第2
ドア220から外れた位置より挿入しようとしても第1ド
ア210が開かず、同小型カセットの挿入位置の位置決め
を行うことができ、誤挿入を防止することができる。
及びドアロックリリース部材250は第1図と第8図に実
線で示す状態にあり、左右のドアロック部材241はその
係合凹部244に第1ドア210の端部を係合し、この第1ド
ア210の回動を規制しており、これによって、第1ドア2
10はロックされているので、小型カセットを例えば第2
ドア220から外れた位置より挿入しようとしても第1ド
ア210が開かず、同小型カセットの挿入位置の位置決め
を行うことができ、誤挿入を防止することができる。
そして、第1図と第8図に実線で示す状態から標準カ
セットを挿入口150より挿入すると、第8図に二点鎖線
で示すように、標準カセットの両端部が左右両ドアロッ
ク部材241のX端テーパ部245をスプリング(図示せず)
に抗して外側方向に押し、ドアロック部材241が支点242
を中心として図中反時計方向に回転し二点鎖線で示す状
態となるので、上記ドアロック部材241の係合凹部244と
第1ドア210の端部との係合が外れ、第1ドア210のロッ
クが解除され、これにより、第1ドア210は回動可能と
なるので、挿入される標準カセットに押されて開蓋し、
標準カセットはホルダ300内に装着されるようになる。
セットを挿入口150より挿入すると、第8図に二点鎖線
で示すように、標準カセットの両端部が左右両ドアロッ
ク部材241のX端テーパ部245をスプリング(図示せず)
に抗して外側方向に押し、ドアロック部材241が支点242
を中心として図中反時計方向に回転し二点鎖線で示す状
態となるので、上記ドアロック部材241の係合凹部244と
第1ドア210の端部との係合が外れ、第1ドア210のロッ
クが解除され、これにより、第1ドア210は回動可能と
なるので、挿入される標準カセットに押されて開蓋し、
標準カセットはホルダ300内に装着されるようになる。
そして、標準カセットが所定装着位置に装着される
際、第9図と第11図に示すように、この標準カセットの
後端部が上記ドアロックリリース部材250のY端テーパ
部252に当接して押圧するため、第11図に示すように、
ドアロックリリース部材250は支点である伝達シャフト4
09を中心として反時計方向に回転し、よって、上記ドア
ロック部材241の前記L字片243がドアロックリリース部
材250のX端テーパ部253のテーパ面によって支持され、
第9図中実線で示す回動状態に該ドアロック部材241が
保持される。即ち第1ドア210はロック解除状態に維持
されることになる。
際、第9図と第11図に示すように、この標準カセットの
後端部が上記ドアロックリリース部材250のY端テーパ
部252に当接して押圧するため、第11図に示すように、
ドアロックリリース部材250は支点である伝達シャフト4
09を中心として反時計方向に回転し、よって、上記ドア
ロック部材241の前記L字片243がドアロックリリース部
材250のX端テーパ部253のテーパ面によって支持され、
第9図中実線で示す回動状態に該ドアロック部材241が
保持される。即ち第1ドア210はロック解除状態に維持
されることになる。
また、上記第1図と第8図の実線で示す第1ドア210
がロックされた状態から小型カセットを第2ドア220よ
り挿入すると、第8図に示す如く挿入した小型カセット
が左右両ドアロック部材241と係合することなく、ドア
ロック部材241は第8図中実線で示す状態のままで支持
され、これにより、第1ドア210は回動不能で第2ドア2
20のみが回動可能となるので、第2ドア220のみが挿入
される小型カセットに押されて開蓋し、小型カセットは
ホルダ300内に装着されるようになる。
がロックされた状態から小型カセットを第2ドア220よ
り挿入すると、第8図に示す如く挿入した小型カセット
が左右両ドアロック部材241と係合することなく、ドア
ロック部材241は第8図中実線で示す状態のままで支持
され、これにより、第1ドア210は回動不能で第2ドア2
20のみが回動可能となるので、第2ドア220のみが挿入
される小型カセットに押されて開蓋し、小型カセットは
ホルダ300内に装着されるようになる。
そして、小型カセットを所定装着位置に装着する時、
第9図に示すようにこの小型カセットが上記ドアロック
リリース部材250のY端内側テーパ部252に当接しないの
で、ドアロックリリース部材250は第10図に示す非回転
状態のままで、よって、上記ドアロック部材241は第9
図中二点鎖線で示す元の状態であるため、第1ドア210
はロック状態が維持される。
第9図に示すようにこの小型カセットが上記ドアロック
リリース部材250のY端内側テーパ部252に当接しないの
で、ドアロックリリース部材250は第10図に示す非回転
状態のままで、よって、上記ドアロック部材241は第9
図中二点鎖線で示す元の状態であるため、第1ドア210
はロック状態が維持される。
次に、上記第1ドア210と第2ドア220から成るハウジ
ングドア200について詳述する。
ングドア200について詳述する。
上記第1ドア210は上記カセット挿入口150部位におい
て、第1図と第2図及び第7図に示すように、上部に設
けた軸211を上記ブラケット100にて回動自在に軸支する
と共に、ダブルトーションスプリング212にて閉蓋方向
(第5図中反時計方向)に付勢している。
て、第1図と第2図及び第7図に示すように、上部に設
けた軸211を上記ブラケット100にて回動自在に軸支する
と共に、ダブルトーションスプリング212にて閉蓋方向
(第5図中反時計方向)に付勢している。
また、第2ドア220は、第7図に示すように第1ドア2
10の裏面側に左右の軸221を回動自在に軸支され、その
一端側より突出するように設けた操作杆222に上記ダブ
ルトーションスプリング212の一端212aを係止すること
により上記第1ドア210同様に閉蓋方向(第5図中反時
計方向)に付勢している。さらに、上記第1ドア210の
軸211には、第7図に示すように上記ダブルトーション
スプリング212の中間部を掛けて同じく第5図中反時計
方向に付勢された引掛けレバー230を設け、引掛けレバ
ー230の内側面に先端部が第1ドア210の裏面に当接する
操作ピン231を設けている。
10の裏面側に左右の軸221を回動自在に軸支され、その
一端側より突出するように設けた操作杆222に上記ダブ
ルトーションスプリング212の一端212aを係止すること
により上記第1ドア210同様に閉蓋方向(第5図中反時
計方向)に付勢している。さらに、上記第1ドア210の
軸211には、第7図に示すように上記ダブルトーション
スプリング212の中間部を掛けて同じく第5図中反時計
方向に付勢された引掛けレバー230を設け、引掛けレバ
ー230の内側面に先端部が第1ドア210の裏面に当接する
操作ピン231を設けている。
また、上記ハウジングドア200のイジェクト時の開蓋
機構としては、第5図に示すように、駆動力伝達機構40
0の左メインギア411の外側面にハウジングドアの開蓋カ
ム部260が設けられており、その一側には伝達シャフト4
09に軸着され、且つ後端部に上記開蓋カム部260と係合
するカム部271を有する第1ドア210用の第1開蓋レバー
270を設ける一方、その他側にはブラケット100の左側板
120に支点282で回動自在に支持され、且つ中間部に上記
開蓋カム部260と係合するカム部281を有する第2ドア22
0用の第2開蓋レバー280を設けている。
機構としては、第5図に示すように、駆動力伝達機構40
0の左メインギア411の外側面にハウジングドアの開蓋カ
ム部260が設けられており、その一側には伝達シャフト4
09に軸着され、且つ後端部に上記開蓋カム部260と係合
するカム部271を有する第1ドア210用の第1開蓋レバー
270を設ける一方、その他側にはブラケット100の左側板
120に支点282で回動自在に支持され、且つ中間部に上記
開蓋カム部260と係合するカム部281を有する第2ドア22
0用の第2開蓋レバー280を設けている。
そして、上記第1開蓋レバー270の先端部には、第5
図と第7図に示すように上記引掛けレバー230のX端側
(第5図中右側)に対向する開蓋ピン272を設ける一
方、上記第2開蓋レバー280の先端部283を上記第2ドア
220の操作杆222の先端部においてそのX端側(第5図中
右側)に対向させている。
図と第7図に示すように上記引掛けレバー230のX端側
(第5図中右側)に対向する開蓋ピン272を設ける一
方、上記第2開蓋レバー280の先端部283を上記第2ドア
220の操作杆222の先端部においてそのX端側(第5図中
右側)に対向させている。
従って、ハウジングドア200は次のようにしてイジェ
クト時に開蓋動作する。
クト時に開蓋動作する。
先ず、標準カセット又は小型カセットが所定装着位置
に装着されている時には、左メインギア411の開蓋カム
部260と第1及び第2開蓋レバー270,280は第14図に示す
状態にある。第14図中、左メインギア411において実線
は標準カセットの所定装着位置における回転位置を示
し、二点鎖線は小型カセットの所定装着位置における回
転位置をそれぞれ示している。この第14図より明らかな
ように上記両開蓋レバー270,280は開蓋カム部260のカム
部から外れ、非作動状態にあるので、上記第1及び第2
ドア210,220は閉蓋状態にある。
に装着されている時には、左メインギア411の開蓋カム
部260と第1及び第2開蓋レバー270,280は第14図に示す
状態にある。第14図中、左メインギア411において実線
は標準カセットの所定装着位置における回転位置を示
し、二点鎖線は小型カセットの所定装着位置における回
転位置をそれぞれ示している。この第14図より明らかな
ように上記両開蓋レバー270,280は開蓋カム部260のカム
部から外れ、非作動状態にあるので、上記第1及び第2
ドア210,220は閉蓋状態にある。
このような状態から標準カセットのイジェクト時、ホ
ルダ300のイジェクト方向の移動に伴って左メインギア4
11が第14図中時計方向に回転すると、標準カセットが第
1ドアに至る前において第13図に示すように、第1及び
第2開蓋レバー270,280が開蓋カム部260のカム部と当接
し、それぞれ支点409,282を中心に反時計方向に回動す
る。よって、上記第1開蓋レバー270の回動に伴ってそ
の先端の開蓋ピン272が第14図の位置から第13図に示す
位置まで移動し、これによって引掛けレバー230がダブ
ルトーションスプリング212に抗して押し上げられるた
め、追随するように第1ドア210に開蓋方向の付勢力が
作用する。この際、上記第1ドア210はドアロックリリ
ース部材250によってドアロック部材241によるロックが
解除されているので、上記引掛けレバー230の回動に伴
って第1ドア210が回動(開蓋)する。なお、第2ドア2
20も第1ドア210と一緒に開蓋するため、第2開蓋レバ
ー280は作用しない。
ルダ300のイジェクト方向の移動に伴って左メインギア4
11が第14図中時計方向に回転すると、標準カセットが第
1ドアに至る前において第13図に示すように、第1及び
第2開蓋レバー270,280が開蓋カム部260のカム部と当接
し、それぞれ支点409,282を中心に反時計方向に回動す
る。よって、上記第1開蓋レバー270の回動に伴ってそ
の先端の開蓋ピン272が第14図の位置から第13図に示す
位置まで移動し、これによって引掛けレバー230がダブ
ルトーションスプリング212に抗して押し上げられるた
め、追随するように第1ドア210に開蓋方向の付勢力が
作用する。この際、上記第1ドア210はドアロックリリ
ース部材250によってドアロック部材241によるロックが
解除されているので、上記引掛けレバー230の回動に伴
って第1ドア210が回動(開蓋)する。なお、第2ドア2
20も第1ドア210と一緒に開蓋するため、第2開蓋レバ
ー280は作用しない。
また、小型カセットのイジェクト時、上記第14図の状
態からホルダ300のイジェクト方向の移動に伴って左メ
インギア411が第14図中時計方向に回転すると、小型カ
セットが第1ドアに至る前において標準カセットの場合
と同様に第12図に示すように、第1及び第2開蓋レバー
270,280が開蓋カム部260のカム部と当接し、それぞれ支
点409,282を中心に反時計方向に回動する。よって、上
記第1開蓋レバー270の回動に伴ってその先端の開蓋ピ
ン272が第14図の位置から第12図に示す位置まで移動
し、これによって引掛けレバー230がダブルトーション
スプリング212に抗して押し上げるが、上記第1ドア210
はドアロック部材241によってロックされて回動を阻止
されているため、上記引掛けレバー230のみが回動し第
1ドア210は閉蓋状態のままである。しかして、第2開
蓋レバー280の回動に伴って操作杆222が第12図に示すよ
うに押し上げられるため、第2ドア220のみが回動(開
蓋)する。
態からホルダ300のイジェクト方向の移動に伴って左メ
インギア411が第14図中時計方向に回転すると、小型カ
セットが第1ドアに至る前において標準カセットの場合
と同様に第12図に示すように、第1及び第2開蓋レバー
270,280が開蓋カム部260のカム部と当接し、それぞれ支
点409,282を中心に反時計方向に回動する。よって、上
記第1開蓋レバー270の回動に伴ってその先端の開蓋ピ
ン272が第14図の位置から第12図に示す位置まで移動
し、これによって引掛けレバー230がダブルトーション
スプリング212に抗して押し上げるが、上記第1ドア210
はドアロック部材241によってロックされて回動を阻止
されているため、上記引掛けレバー230のみが回動し第
1ドア210は閉蓋状態のままである。しかして、第2開
蓋レバー280の回動に伴って操作杆222が第12図に示すよ
うに押し上げられるため、第2ドア220のみが回動(開
蓋)する。
このようにして、各カセットに対応したドアが開蓋状
態となるので、この開蓋された各ドアより各カセットが
イジェクトされることとなる。なお、カセットの挿入時
にも上記左メインギア411の開蓋カム部260によって上記
第1及び第2開蓋レバー270,280が回動するが、この際
にはカセットが各ドアを押退けて挿入する動作中なので
特に問題はない。なお、この実施例ではメインギア411
は左側のみに設けられているが、左右両側に設けて開蓋
レバーを左右に分けてもよい。
態となるので、この開蓋された各ドアより各カセットが
イジェクトされることとなる。なお、カセットの挿入時
にも上記左メインギア411の開蓋カム部260によって上記
第1及び第2開蓋レバー270,280が回動するが、この際
にはカセットが各ドアを押退けて挿入する動作中なので
特に問題はない。なお、この実施例ではメインギア411
は左側のみに設けられているが、左右両側に設けて開蓋
レバーを左右に分けてもよい。
次に、ホルダ300の構成としては、第1図と第3図及
び第15図ないし第17図に示すように、断面略ロ字形状で
なり、その幅寸法を標準カセットと略同一寸法とすると
共に、その内底面の所要小型カセット装着位置(若干左
によった位置)に段差部320を形成している。また、テ
ープローディング部材等が嵌合するカセットの前面開口
部に対応するY端側(第1図参照)301を切欠して邪魔
にならないようにすると共に、所定装着位置に移動時に
デッキ側のリール台に対応する位置に穴302を形成して
いる。
び第15図ないし第17図に示すように、断面略ロ字形状で
なり、その幅寸法を標準カセットと略同一寸法とすると
共に、その内底面の所要小型カセット装着位置(若干左
によった位置)に段差部320を形成している。また、テ
ープローディング部材等が嵌合するカセットの前面開口
部に対応するY端側(第1図参照)301を切欠して邪魔
にならないようにすると共に、所定装着位置に移動時に
デッキ側のリール台に対応する位置に穴302を形成して
いる。
さらに、このカセット装着装置には、後述する標準カ
セット検出機構、小型カセット検出機構、小型カセット
位置決め機構、標準及び小型カセットの誤挿入防止機
構、小型カセット押え機構、小型カセットのリッドオー
プナ組立体回動機構、ワイヤの引き出し機構、及びホル
ダの支持機構が備えられている。
セット検出機構、小型カセット検出機構、小型カセット
位置決め機構、標準及び小型カセットの誤挿入防止機
構、小型カセット押え機構、小型カセットのリッドオー
プナ組立体回動機構、ワイヤの引き出し機構、及びホル
ダの支持機構が備えられている。
先ず、標準カセット検出機構としては、第1図及び第
6図に示すように、ホルダ300の左右両側部に標準カセ
ット検出レバー310を設けており、この左右に設けた各
標準カセット検出レバー310は上記ガイドピン302a,302b
にてその支点をホルダ300の側面にてそれぞれ回動自在
に支持され、その下端311を第1図に示すようにホルダ3
00の内底面のY端左右に突出する一方、他端312側に位
置するホルダ300の外側面には標準カセット検出スイッ
チ313を設けている。なお、標準カセット検出レバー310
は第6図に示すようにスプリング314にて図中反時計方
向に付勢し、ホルダ300の左右側面に形成した折曲片315
に他端312側上面を当接させて、通常第6図に示す状態
に保持させている。
6図に示すように、ホルダ300の左右両側部に標準カセ
ット検出レバー310を設けており、この左右に設けた各
標準カセット検出レバー310は上記ガイドピン302a,302b
にてその支点をホルダ300の側面にてそれぞれ回動自在
に支持され、その下端311を第1図に示すようにホルダ3
00の内底面のY端左右に突出する一方、他端312側に位
置するホルダ300の外側面には標準カセット検出スイッ
チ313を設けている。なお、標準カセット検出レバー310
は第6図に示すようにスプリング314にて図中反時計方
向に付勢し、ホルダ300の左右側面に形成した折曲片315
に他端312側上面を当接させて、通常第6図に示す状態
に保持させている。
従って、標準カセットがホルダ300内に正しく挿入さ
れた場合には、挿入された標準カセットの前面で上記左
右の標準カセット検出レバー310の下端311を押すので、
該左右両標準カセット検出レバー310は支点302a,302bを
中心に回動し、その各他端312側にてそれぞれ標準カセ
ット検出スイッチ313を押圧してONとすることになり、
マイコンにて左右両標準カセット検出スイッチ313がと
もにONとなったのを検出して正しく標準カセットが装着
されたと判断することができ、これに基づき上述した駆
動モータ401を駆動制御することになる。
れた場合には、挿入された標準カセットの前面で上記左
右の標準カセット検出レバー310の下端311を押すので、
該左右両標準カセット検出レバー310は支点302a,302bを
中心に回動し、その各他端312側にてそれぞれ標準カセ
ット検出スイッチ313を押圧してONとすることになり、
マイコンにて左右両標準カセット検出スイッチ313がと
もにONとなったのを検出して正しく標準カセットが装着
されたと判断することができ、これに基づき上述した駆
動モータ401を駆動制御することになる。
仮に、標準カセットがホルダ300内に正しく挿入され
ず、左右の標準カセット検出レバー310の内、片側の下
端311のみを押すと、マイコンにて一方の標準カセット
検出スイッチ313のみがONとなっているため正しく標準
カセットが装着されていないと判断し、上述した駆動モ
ータ401を駆動しない。
ず、左右の標準カセット検出レバー310の内、片側の下
端311のみを押すと、マイコンにて一方の標準カセット
検出スイッチ313のみがONとなっているため正しく標準
カセットが装着されていないと判断し、上述した駆動モ
ータ401を駆動しない。
次に、小型カセット検出機構330としては、第1図と
第3図及び第15図に示すように、ホルダ300の段差部320
にY端(奥部)に折曲片332を有するスライド板331を設
けており、このスライド板331は、ホルダ300底面に形成
した前後方向に延びるガイド孔333に嵌合し前後方向に
スライド可能とすると共に、スライドスプリング334に
て第15図中X方向に付勢して通常、第1図の位置にある
ようになされ、またこのスライド板331の奥側(第15図
中Y方向)に位置してホルダ300に小型カセット検出ス
イッチ335を設けている。
第3図及び第15図に示すように、ホルダ300の段差部320
にY端(奥部)に折曲片332を有するスライド板331を設
けており、このスライド板331は、ホルダ300底面に形成
した前後方向に延びるガイド孔333に嵌合し前後方向に
スライド可能とすると共に、スライドスプリング334に
て第15図中X方向に付勢して通常、第1図の位置にある
ようになされ、またこのスライド板331の奥側(第15図
中Y方向)に位置してホルダ300に小型カセット検出ス
イッチ335を設けている。
従って、小型カセットがホルダ300内に挿入される
と、小型カセットの前面が上記スライド板331の折曲片3
32に当接してスライドスプリング334の弾性力に抗して
押すので、該スライド板331は第15図中Y方向にスライ
ドする。小型カセットが所要量挿入されると、第15図
(a)に示すように上記折曲片332が小型カセット検出
スイッチ335を押圧してONとするので、マイコンにて小
型カセットが装着されたと判断し、上述した駆動モータ
401を駆動制御する。
と、小型カセットの前面が上記スライド板331の折曲片3
32に当接してスライドスプリング334の弾性力に抗して
押すので、該スライド板331は第15図中Y方向にスライ
ドする。小型カセットが所要量挿入されると、第15図
(a)に示すように上記折曲片332が小型カセット検出
スイッチ335を押圧してONとするので、マイコンにて小
型カセットが装着されたと判断し、上述した駆動モータ
401を駆動制御する。
次に、小型カセットの位置決め機構340としては、第
1図と第3図及び第15図に示すように、ホルダ300の段
差部320の両側に、第15図に詳示するように図中X側端
部に小型カセットの左右両側面に形成した縦溝に係合す
る位置決め用のフック341を設けており、このフック341
は第15図に示すフックスプリング342にて内側方向に付
勢され、通常(カセット挿入待機時)には第1図に示す
フック341先端が段差部内に突出する状態に至る。一
方、上記ブラケット100のカセット挿入口150の底面には
上記フック341と係合するフックリリースピン343が設け
られている。
1図と第3図及び第15図に示すように、ホルダ300の段
差部320の両側に、第15図に詳示するように図中X側端
部に小型カセットの左右両側面に形成した縦溝に係合す
る位置決め用のフック341を設けており、このフック341
は第15図に示すフックスプリング342にて内側方向に付
勢され、通常(カセット挿入待機時)には第1図に示す
フック341先端が段差部内に突出する状態に至る。一
方、上記ブラケット100のカセット挿入口150の底面には
上記フック341と係合するフックリリースピン343が設け
られている。
従って、小型カセットの挿入時には、ホルダ300が第
1図に示す位置にあり、この状態のホルダ300内に小型
カセットが上記第2ドア220から挿入されるが、小型カ
セットの左右前端部で上記フック341をフックスプリン
グ342の弾性力に抗して押し広げるようにして挿入され
る。
1図に示す位置にあり、この状態のホルダ300内に小型
カセットが上記第2ドア220から挿入されるが、小型カ
セットの左右前端部で上記フック341をフックスプリン
グ342の弾性力に抗して押し広げるようにして挿入され
る。
そして、小型カセットを所要量挿入した際(上記した
小型カセット検出機構330による小型カセット検出スイ
ッチ335のONと略同時期)に、第15図(a)に示すよう
に上記フック341が小型カセットの両側面の縦溝に係合
し、小型カセットの前後左右の位置決めを行う。
小型カセット検出機構330による小型カセット検出スイ
ッチ335のONと略同時期)に、第15図(a)に示すよう
に上記フック341が小型カセットの両側面の縦溝に係合
し、小型カセットの前後左右の位置決めを行う。
また、小型カセットのイジェクト時には、小型カセッ
トがフック341にて位置決めされた第15図(a)に示す
状態から、ホルダ300が第15図中X方向に移動して第1
図に示したカセット装着待機位置を通り過ぎて第15図
(b)に示す位置に至る。この時フック341はブラケッ
ト100のカセット挿入口150の底面のフックリリースピン
343と当接し、このフックリリースピン343にてフックス
プリング342の弾性力に抗して押し広げられるため、こ
のフック341による位置決めが解除される。
トがフック341にて位置決めされた第15図(a)に示す
状態から、ホルダ300が第15図中X方向に移動して第1
図に示したカセット装着待機位置を通り過ぎて第15図
(b)に示す位置に至る。この時フック341はブラケッ
ト100のカセット挿入口150の底面のフックリリースピン
343と当接し、このフックリリースピン343にてフックス
プリング342の弾性力に抗して押し広げられるため、こ
のフック341による位置決めが解除される。
このため、位置決め時に上述したスライド板331のス
ライドスプリング334に蓄積していた弾性力によって、
第15図(b)中X方向に小型カセットが吐き出される。
即ち、上述した開蓋されている第2ドア220より該小型
カセットの後部が少なくとも掴める量だけ突出し、カセ
ットの取り出し作業を確実且つ容易にし操作性の向上を
図っている。
ライドスプリング334に蓄積していた弾性力によって、
第15図(b)中X方向に小型カセットが吐き出される。
即ち、上述した開蓋されている第2ドア220より該小型
カセットの後部が少なくとも掴める量だけ突出し、カセ
ットの取り出し作業を確実且つ容易にし操作性の向上を
図っている。
次に、標準及び小型両カセットの誤挿入防止機構とし
ては、ホルダ300にカセットを装着する際、標準カセッ
トに対し小型カセットはホルダ300の段差部320部位に装
着されるため、標準カセットと小型カセットとの装着高
さ位置が相違する他、これらの間では誤挿入防止溝の深
さが相違するため、各カセット毎に別個に設ける必要が
あるが、その場合には部品点数が増し、コスト高や作業
性が悪い等の問題があり、次のようにした。
ては、ホルダ300にカセットを装着する際、標準カセッ
トに対し小型カセットはホルダ300の段差部320部位に装
着されるため、標準カセットと小型カセットとの装着高
さ位置が相違する他、これらの間では誤挿入防止溝の深
さが相違するため、各カセット毎に別個に設ける必要が
あるが、その場合には部品点数が増し、コスト高や作業
性が悪い等の問題があり、次のようにした。
すなわち、第1図と第15図ないし第17図に示すよう
に、ホルダ300の底面にカセットの誤挿入防止機構350を
設けている。
に、ホルダ300の底面にカセットの誤挿入防止機構350を
設けている。
上記誤挿入防止機構350は、第16図と第17図に示すよ
うにホルダ300の外底面に回動自在に軸支された誤挿入
防止レバー351を設け、この誤挿入防止レバー351に後述
する小型カセットの一側面をガイドするガイド板380と
係合する係合部352と、先端部に標準及び小型両カセッ
トの底面に形成した誤挿入防止溝に対応する誤挿入防止
片353を備えている。
うにホルダ300の外底面に回動自在に軸支された誤挿入
防止レバー351を設け、この誤挿入防止レバー351に後述
する小型カセットの一側面をガイドするガイド板380と
係合する係合部352と、先端部に標準及び小型両カセッ
トの底面に形成した誤挿入防止溝に対応する誤挿入防止
片353を備えている。
従って、カセットの装着前にあっては、第16図に示す
ようにガイド板380は垂下しており、このガイド板380の
下端の押圧部382で誤挿入防止レバー351の係合部352が
押され、同誤挿入防止レバー351が同図中時計方向に若
干回動している。これにより、誤挿入防止レバー351の
誤挿入防止片353の高さ位置は小型カセットの底面に形
成した誤挿入防止溝の高さ位置と同一となる。
ようにガイド板380は垂下しており、このガイド板380の
下端の押圧部382で誤挿入防止レバー351の係合部352が
押され、同誤挿入防止レバー351が同図中時計方向に若
干回動している。これにより、誤挿入防止レバー351の
誤挿入防止片353の高さ位置は小型カセットの底面に形
成した誤挿入防止溝の高さ位置と同一となる。
ここで、小型カセットがホルダ300内に正規の状態で
挿入されると、第16図に示すように誤挿入防止レバー35
1の誤挿入防止片353が挿入された小型カセットの誤挿入
防止溝に係合して、同小型カセットの挿入動作の邪魔を
しないが、小型カセットが例えば誤って逆さまに挿入し
た場合には、誤挿入防止片353が小型カセットにぶつか
って挿入を阻止する。
挿入されると、第16図に示すように誤挿入防止レバー35
1の誤挿入防止片353が挿入された小型カセットの誤挿入
防止溝に係合して、同小型カセットの挿入動作の邪魔を
しないが、小型カセットが例えば誤って逆さまに挿入し
た場合には、誤挿入防止片353が小型カセットにぶつか
って挿入を阻止する。
次に、標準カセットが挿入されると、ガイド板380が
後述する機構によって第17図に示すように自動的に回動
してホルダ300の天井部に位置するため、ホルダ板380の
押圧部382による押圧作用が解除されるため、誤挿入防
止レバー351は第16図中反時計方向に若干回動して第17
図に示す状態となる。これにより、誤挿入防止レバー35
1の誤挿入防止片353の高さ位置は標準カセットの誤挿入
防止溝の高さ位置と同一となる。そして、上記同様に挿
入された標準カセットが正規の状態で挿入されると、標
準カセットの誤挿入防止溝に誤挿入防止片353が係合し
て挿入動作の邪魔にならないが、誤って逆さまにして挿
入した場合には、誤挿入防止片353がぶつかってその挿
入を阻止する。
後述する機構によって第17図に示すように自動的に回動
してホルダ300の天井部に位置するため、ホルダ板380の
押圧部382による押圧作用が解除されるため、誤挿入防
止レバー351は第16図中反時計方向に若干回動して第17
図に示す状態となる。これにより、誤挿入防止レバー35
1の誤挿入防止片353の高さ位置は標準カセットの誤挿入
防止溝の高さ位置と同一となる。そして、上記同様に挿
入された標準カセットが正規の状態で挿入されると、標
準カセットの誤挿入防止溝に誤挿入防止片353が係合し
て挿入動作の邪魔にならないが、誤って逆さまにして挿
入した場合には、誤挿入防止片353がぶつかってその挿
入を阻止する。
次に、小型カセットの押え機構360としては、第3図
と第18図ないし第23図に示すように、ホルダ300の天板3
03に設けられており、この小型カセット押え機構360
は、第3図と第18図及び第19図に示すように並設した押
え部材363と操作部材364とから大略構成している。
と第18図ないし第23図に示すように、ホルダ300の天板3
03に設けられており、この小型カセット押え機構360
は、第3図と第18図及び第19図に示すように並設した押
え部材363と操作部材364とから大略構成している。
上記押え部材363は、上記天板303の取付部361に設け
た第1軸365に回動自在に取付けられた押え基部363a
と、この押え基部363aに設けた第2軸366に軸着された
板バネ部363bとよりなり、同板バネ部363bの先端部位に
は小型カセット用の押え部363cを設けると共に、その先
端を第18図に示すように円弧状部363fとしている。
た第1軸365に回動自在に取付けられた押え基部363a
と、この押え基部363aに設けた第2軸366に軸着された
板バネ部363bとよりなり、同板バネ部363bの先端部位に
は小型カセット用の押え部363cを設けると共に、その先
端を第18図に示すように円弧状部363fとしている。
なお、上記押え基部363aを第1軸365の第1スプリン
グ365aにて第18図中反時計方向に付勢し、押え基部363a
の上面を上記取付部361に突設したピン362に当接すると
共に、上記板バネ部363bを第2軸366の第2スプリング3
66aにて第18図中時計方向に付勢するが、押え基部363a
の側面に形成したストッパ片363dに板バネ部363bの当接
部363eが当接し、通常第18図に示す傾斜した状態に維持
すると共に、該板バネ部363bが第18図中反時計方向には
回動可能だが時計方向には回動不能としている。
グ365aにて第18図中反時計方向に付勢し、押え基部363a
の上面を上記取付部361に突設したピン362に当接すると
共に、上記板バネ部363bを第2軸366の第2スプリング3
66aにて第18図中時計方向に付勢するが、押え基部363a
の側面に形成したストッパ片363dに板バネ部363bの当接
部363eが当接し、通常第18図に示す傾斜した状態に維持
すると共に、該板バネ部363bが第18図中反時計方向には
回動可能だが時計方向には回動不能としている。
また、上記操作部材364は、上記押え基部363aに設け
た第3軸367に軸着された操作基部364aと、この操作基
部364aに設けた第4軸368に軸着された操作片364bとよ
りなり、上記操作基部364aを第3軸367の第3スプリン
グ367aにて第18図中反時計方向に付勢し、同操作基部36
4aに設けた引掛部364eを上記取付部361のピン362に引掛
けている。また、操作片364bを第4軸368の第4スプリ
ング368aにて第18図中時計方向に付勢するが、操作基部
364aの側面に形成したストッパ片364cに操作片364bの当
接部364dが当接し、通常上記同様に第18図に示す傾斜し
た状態に維持すると共に、該操作片364bが第18図中反時
計方向には回動可能だが時計方向には回動不能としてい
る。
た第3軸367に軸着された操作基部364aと、この操作基
部364aに設けた第4軸368に軸着された操作片364bとよ
りなり、上記操作基部364aを第3軸367の第3スプリン
グ367aにて第18図中反時計方向に付勢し、同操作基部36
4aに設けた引掛部364eを上記取付部361のピン362に引掛
けている。また、操作片364bを第4軸368の第4スプリ
ング368aにて第18図中時計方向に付勢するが、操作基部
364aの側面に形成したストッパ片364cに操作片364bの当
接部364dが当接し、通常上記同様に第18図に示す傾斜し
た状態に維持すると共に、該操作片364bが第18図中反時
計方向には回動可能だが時計方向には回動不能としてい
る。
また、上記第2軸366の操作部材364側端部を突出し、
この突出部366bを操作基部364a上部に位置させて操作部
材364に連動して押え部材363も第18図中時計方向に回動
するようにし、且つ上記突出部366bに対応して操作基部
364aにはU溝369を形成し、カセット押え機構360が最大
に上方に押し上げられた際に上記突出部366bが邪魔とな
って、操作部材364が途中で回動できなくなるのを防止
している。
この突出部366bを操作基部364a上部に位置させて操作部
材364に連動して押え部材363も第18図中時計方向に回動
するようにし、且つ上記突出部366bに対応して操作基部
364aにはU溝369を形成し、カセット押え機構360が最大
に上方に押し上げられた際に上記突出部366bが邪魔とな
って、操作部材364が途中で回動できなくなるのを防止
している。
従って、カセット装着待機時、小型カセット押え機構
360は第23図に示す状態にあり、この状態で第21図に示
すように標準カセットを挿入すると、標準カセットによ
って上述した第1ドア210が第21図(a)のように開蓋
し、この第1ドア210が操作部材364の操作片364bを上方
に押圧する。この際、操作片364bと操作基部364aとはス
トッパ片364cに当接部364dが係合しているので一体とな
って第3軸367を中心として第18図中時計方向に回動
し、第21図(a)に示すように引掛部364eがピン362か
ら外れる。
360は第23図に示す状態にあり、この状態で第21図に示
すように標準カセットを挿入すると、標準カセットによ
って上述した第1ドア210が第21図(a)のように開蓋
し、この第1ドア210が操作部材364の操作片364bを上方
に押圧する。この際、操作片364bと操作基部364aとはス
トッパ片364cに当接部364dが係合しているので一体とな
って第3軸367を中心として第18図中時計方向に回動
し、第21図(a)に示すように引掛部364eがピン362か
ら外れる。
そして、標準カセットを第21図(b)に示すように更
に挿入すると、第1ドア210が押え部材363及び操作部材
364を押し上げて、カセット押え機構360の下に第1ドア
210が潜り込む形となる。この際、突出部366bがU溝369
に嵌入して操作部材364の上方への回動を邪魔しないよ
うになっている。
に挿入すると、第1ドア210が押え部材363及び操作部材
364を押し上げて、カセット押え機構360の下に第1ドア
210が潜り込む形となる。この際、突出部366bがU溝369
に嵌入して操作部材364の上方への回動を邪魔しないよ
うになっている。
しかる後、標準カセットを装着したホルダ300がY方
向に移動すると、カセット押え機構360は第1ドア210か
ら外れるが、この際、第18図に示すように天板303には
操作部材364に対応して板バネ304が設けられており、第
20図に示すようにこの板バネ304にて弾性力が付加され
た形となり第21図(c)に示すように操作部材364が標
準カセットの一方端側のカセット押えとして作用する。
なお、イジェクト時には、上記と全く逆の動作で、第21
図(c),(b),(a)の順で各部材が動作する。
向に移動すると、カセット押え機構360は第1ドア210か
ら外れるが、この際、第18図に示すように天板303には
操作部材364に対応して板バネ304が設けられており、第
20図に示すようにこの板バネ304にて弾性力が付加され
た形となり第21図(c)に示すように操作部材364が標
準カセットの一方端側のカセット押えとして作用する。
なお、イジェクト時には、上記と全く逆の動作で、第21
図(c),(b),(a)の順で各部材が動作する。
また、上記のようにカセット押え機構360が第23図に
示す状態にあるカセット装着待機時に、第22図に示すよ
うに小型カセットを挿入すると、小型カセットによって
上述した第2ドア220のみが第22図(a)に示すように
開蓋し、この第2ドア220が押え部材363の板バネ部363b
を図中時計方向(第18図中も時計方向)に押圧する。こ
の時、操作部材364の操作片364bは第2ドア220から外れ
た位置にあり、同第2ドア220とは当接しない。このた
め、第18図及び第22図に示すように操作部材364の引掛
部364eがピン362に係合したままなので、上記第2ドア2
20による板バネ部363bの押圧によって、同押え部材363
が第1軸365を中心として天井側に回動しようとする
が、この回動を阻止され、同状態を維持し、板バネ部36
3bが弾性によって撓み第2ドア220が同板バネ部363bの
下に潜り込む形となる。
示す状態にあるカセット装着待機時に、第22図に示すよ
うに小型カセットを挿入すると、小型カセットによって
上述した第2ドア220のみが第22図(a)に示すように
開蓋し、この第2ドア220が押え部材363の板バネ部363b
を図中時計方向(第18図中も時計方向)に押圧する。こ
の時、操作部材364の操作片364bは第2ドア220から外れ
た位置にあり、同第2ドア220とは当接しない。このた
め、第18図及び第22図に示すように操作部材364の引掛
部364eがピン362に係合したままなので、上記第2ドア2
20による板バネ部363bの押圧によって、同押え部材363
が第1軸365を中心として天井側に回動しようとする
が、この回動を阻止され、同状態を維持し、板バネ部36
3bが弾性によって撓み第2ドア220が同板バネ部363bの
下に潜り込む形となる。
しかる後、第22図(b)に示すように小型カセットを
装着したホルダ300が移動すると、カセット押え機構360
は第2ドア220から外れるが、この際、該板バネ部363b
の弾性力により押え部363cにて小型カセットを下方に押
圧する。
装着したホルダ300が移動すると、カセット押え機構360
は第2ドア220から外れるが、この際、該板バネ部363b
の弾性力により押え部363cにて小型カセットを下方に押
圧する。
そして、この小型カセットのイジェクト時には、上記
と略逆の動作、即ち第22図の(b),(a)の順で各部
材が動作するが、ここで開蓋された第2ドア220が挿入
時と同様に第22図(a)のように板バネ部363bの下に潜
り込むと、小型カセットは標準カセットに対して短径方
向の幅が短いために上述したスライド板331等の吐き出
し手段にて小型カセットを吐き出すようにしているが、
第2ドア220が板バネ下に潜り込む分、この板バネ部363
bの363bの弾性力が大となって、吐き出し動作の負荷と
なってしまう。
と略逆の動作、即ち第22図の(b),(a)の順で各部
材が動作するが、ここで開蓋された第2ドア220が挿入
時と同様に第22図(a)のように板バネ部363bの下に潜
り込むと、小型カセットは標準カセットに対して短径方
向の幅が短いために上述したスライド板331等の吐き出
し手段にて小型カセットを吐き出すようにしているが、
第2ドア220が板バネ下に潜り込む分、この板バネ部363
bの363bの弾性力が大となって、吐き出し動作の負荷と
なってしまう。
そこで、上記板バネ部363bの先端を第18図に示すよう
に円弧状部363fとして、第2ドア220が第22図(c)に
示すようにこの円弧状部363fにガイドされて挿入時とは
逆に板バネ部363bの上部に位置するようにしている。こ
れにより、小型カセットの吐き出し時の負荷を軽減し、
同吐き出し動作をスムーズ且つ吐き出し動力の軽減を図
っている。なお、小型カセットの吐き出し動作によって
開蓋状態(スプリングにより閉蓋方向に付勢されている
小型カセットでは、リッドが自動的に閉蓋する)のリッ
ドが上記板バネ部363bの押え部363cに当って閉蓋する。
に円弧状部363fとして、第2ドア220が第22図(c)に
示すようにこの円弧状部363fにガイドされて挿入時とは
逆に板バネ部363bの上部に位置するようにしている。こ
れにより、小型カセットの吐き出し時の負荷を軽減し、
同吐き出し動作をスムーズ且つ吐き出し動力の軽減を図
っている。なお、小型カセットの吐き出し動作によって
開蓋状態(スプリングにより閉蓋方向に付勢されている
小型カセットでは、リッドが自動的に閉蓋する)のリッ
ドが上記板バネ部363bの押え部363cに当って閉蓋する。
次に、小型カセットのリッドオープナ組立体回動機構
370としては、第24図ないし第26図に示す如く、ホルダ3
00の天板303の裏面に設けられており、その構成として
は、第24図ないし第27図に示すように、天板303の取付
部371に設けた第1軸376aに軸着された第1アーム373
と、天板303の切起片372の長穴372aに係合した操作ピン
377に軸着された第2アーム374と、この両アーム373,37
4と共に第2軸376bに軸着された第3アーム375から大略
構成している。
370としては、第24図ないし第26図に示す如く、ホルダ3
00の天板303の裏面に設けられており、その構成として
は、第24図ないし第27図に示すように、天板303の取付
部371に設けた第1軸376aに軸着された第1アーム373
と、天板303の切起片372の長穴372aに係合した操作ピン
377に軸着された第2アーム374と、この両アーム373,37
4と共に第2軸376bに軸着された第3アーム375から大略
構成している。
上記第3アーム375は、第2軸376bに設けたスプリン
グ376cにて第26図(a)中時計方向に付勢しているが、
図示しないストッパにて第1アーム373に対して同図
(a)の状態より時計方向には回動しないようにしてい
る。
グ376cにて第26図(a)中時計方向に付勢しているが、
図示しないストッパにて第1アーム373に対して同図
(a)の状態より時計方向には回動しないようにしてい
る。
そして、上記操作ピン377の他端側には回動可能な扇
状板378が設けられ、この扇状板378に係合して左右方向
に移動自在なラック棒379が設けられ、その先端部に形
成したラック379aの近傍に位置して、このラック379aと
噛合するギア381と、下端部に上述した第16図〜第17図
に示す誤挿入防止機構350の誤挿入防止レバー351の係合
部352を押圧する押圧部382を有し、且つ後述するリッド
オープナ組立体390を備えた小型カセット挿入時に小型
カセットの側面をガイドするガイド板380を第3軸384に
軸着している。なお、このガイド板380は第3軸384に設
けたスプリング383にて第25図(b)中反時計方向即ち
垂下状態方向に付勢している。
状板378が設けられ、この扇状板378に係合して左右方向
に移動自在なラック棒379が設けられ、その先端部に形
成したラック379aの近傍に位置して、このラック379aと
噛合するギア381と、下端部に上述した第16図〜第17図
に示す誤挿入防止機構350の誤挿入防止レバー351の係合
部352を押圧する押圧部382を有し、且つ後述するリッド
オープナ組立体390を備えた小型カセット挿入時に小型
カセットの側面をガイドするガイド板380を第3軸384に
軸着している。なお、このガイド板380は第3軸384に設
けたスプリング383にて第25図(b)中反時計方向即ち
垂下状態方向に付勢している。
従って、標準カセットの挿入時に第1ドア210が回動
すると、第26図(a)に示すように第3アーム375がこ
の第1ドア210にて時計方向に押圧され、これにより、
第2アーム374の操作ピン377が切起片372の長穴372aに
案内されてY方向に移動し、この操作ピン377のY方向
の移動により扇状板378が第25図(a)から同図(d)
に示すように回動する。
すると、第26図(a)に示すように第3アーム375がこ
の第1ドア210にて時計方向に押圧され、これにより、
第2アーム374の操作ピン377が切起片372の長穴372aに
案内されてY方向に移動し、この操作ピン377のY方向
の移動により扇状板378が第25図(a)から同図(d)
に示すように回動する。
そして、扇状片378の回動によりラック棒379が第25図
(b)中右側方向に摺動するので、そのラック379aに噛
合しているガイド板380は垂下状態から同図(c)に示
す天板303と略平行な横倒状態となる。
(b)中右側方向に摺動するので、そのラック379aに噛
合しているガイド板380は垂下状態から同図(c)に示
す天板303と略平行な横倒状態となる。
これにより、リッドオープナ組立体390を備えたガイ
ド板380は挿入された標準カセットと天板303との間に位
置するので、同標準カセットの挿入動作に邪魔にならな
い位置に回避することになる。また、ガイド板380は垂
下状態時には、上述したようにその下端部の押圧部382
が第16図に示す如く誤挿入防止レバー351の係合部352を
押圧しているが、横倒状態への変移動作により、第17図
に示す如くこの誤挿入防止レバー351の係合部352の押圧
を解除する。
ド板380は挿入された標準カセットと天板303との間に位
置するので、同標準カセットの挿入動作に邪魔にならな
い位置に回避することになる。また、ガイド板380は垂
下状態時には、上述したようにその下端部の押圧部382
が第16図に示す如く誤挿入防止レバー351の係合部352を
押圧しているが、横倒状態への変移動作により、第17図
に示す如くこの誤挿入防止レバー351の係合部352の押圧
を解除する。
小型カセット挿入時には、第2ドア220は第3アーム3
75と当接しないので、上記動作は行われず、ガイド板38
0はそのまま垂下状態となって、挿入される小型カセッ
トの一側面側をこのガイド板380にてガイドする。
75と当接しないので、上記動作は行われず、ガイド板38
0はそのまま垂下状態となって、挿入される小型カセッ
トの一側面側をこのガイド板380にてガイドする。
また、ホルダ300の天板303には第26図に示すように板
バネ305が第2軸376bに対応して設けてあり、標準カセ
ット挿入時に、第2アーム374が上方に押上げられた
際、この板バネ305が第2軸376b部に当接して第26図
(b)に示すように標準カセットの他方端側のカセット
押えとして作用する(反対側の標準カセットのカセット
押えは小型カセットのカセット押え機構360の外側の操
作部材364が作用している)。
バネ305が第2軸376bに対応して設けてあり、標準カセ
ット挿入時に、第2アーム374が上方に押上げられた
際、この板バネ305が第2軸376b部に当接して第26図
(b)に示すように標準カセットの他方端側のカセット
押えとして作用する(反対側の標準カセットのカセット
押えは小型カセットのカセット押え機構360の外側の操
作部材364が作用している)。
次に、小型カセットのリッドオープナ組立体390は、
上記ガイド板380に設けられており、第3図と第27図及
び第28図に示すように、ガイド板380の一側面に設けた
アームギア391と、リッドオープナ395から構成してい
る。
上記ガイド板380に設けられており、第3図と第27図及
び第28図に示すように、ガイド板380の一側面に設けた
アームギア391と、リッドオープナ395から構成してい
る。
上記アームギア391は、第27図と第28図に示すように
ガイド板380に設けた軸391aにて回動自在に支持される
と共に、円弧状穴391bにガイド板380に設けたピン382が
嵌合して、その回動範囲が規制されている。また、係止
片392とギア部393とを有している。
ガイド板380に設けた軸391aにて回動自在に支持される
と共に、円弧状穴391bにガイド板380に設けたピン382が
嵌合して、その回動範囲が規制されている。また、係止
片392とギア部393とを有している。
上記リッドオープナ395は、軸395aにて回動自在に支
持され、この軸395aからずれた位置に設けたピン396と
上記ガイド板380に設けたピン384との間にスプリング39
4が係止され、通常、第28図(a)中時計方向に付勢さ
れている。また、上記アームギア391のギア部393と噛合
するギア部397と、小型カセット収納空間内に突出し同
小型カセットのリッド(前蓋)を開蓋する爪部399を有
するオープナ部398を有している。
持され、この軸395aからずれた位置に設けたピン396と
上記ガイド板380に設けたピン384との間にスプリング39
4が係止され、通常、第28図(a)中時計方向に付勢さ
れている。また、上記アームギア391のギア部393と噛合
するギア部397と、小型カセット収納空間内に突出し同
小型カセットのリッド(前蓋)を開蓋する爪部399を有
するオープナ部398を有している。
一方、ブラケット100の底板140には、例えば伝達シャ
フト409に軸着された回動自在なアームギアフック160を
設けている。このアームギアフック160は第3図と第27
図及び第28図に示すようにスプリング161にて第28図中
反時計方向に付勢され、その一端が図示しない該ブラケ
ット100の底板140の切欠端部に当接して第27図に示す状
態に保持されている。また、上記アームギア391の係止
片392の先端と係合するフック部162を設けると共に、こ
のフック部162の外側面側にテーパ部163を形成してい
る。
フト409に軸着された回動自在なアームギアフック160を
設けている。このアームギアフック160は第3図と第27
図及び第28図に示すようにスプリング161にて第28図中
反時計方向に付勢され、その一端が図示しない該ブラケ
ット100の底板140の切欠端部に当接して第27図に示す状
態に保持されている。また、上記アームギア391の係止
片392の先端と係合するフック部162を設けると共に、こ
のフック部162の外側面側にテーパ部163を形成してい
る。
従って、カセットの非装着時には、第27図に示すよう
に上記ガイド板380は垂下状態にあり、リッドオープナ
組立体390もアームギア391の係止片392及びリッドオー
プナ395のオープナ部398も共に下向きの状態となってい
る。
に上記ガイド板380は垂下状態にあり、リッドオープナ
組立体390もアームギア391の係止片392及びリッドオー
プナ395のオープナ部398も共に下向きの状態となってい
る。
この状態で第28図(a)に示すように小型カセットを
挿入すると、リッドオープナ395のオープナ部398の爪部
399が小型カセットのリッド(前蓋)の内側に係合す
る。又、上述したようにホルダ300自体が第28図中Y方
向に移動するため、アームギアフック160のフック部162
にアームギア391の係止片392先端が引掛かり、同ホルダ
300の移動に伴って係止片392がX方向に引張られる形と
なる。よって、アームギア391は軸391aを中心として第2
8図中時計方向に回動するため、リッドオープナ395は反
時計方向に回動する。
挿入すると、リッドオープナ395のオープナ部398の爪部
399が小型カセットのリッド(前蓋)の内側に係合す
る。又、上述したようにホルダ300自体が第28図中Y方
向に移動するため、アームギアフック160のフック部162
にアームギア391の係止片392先端が引掛かり、同ホルダ
300の移動に伴って係止片392がX方向に引張られる形と
なる。よって、アームギア391は軸391aを中心として第2
8図中時計方向に回動するため、リッドオープナ395は反
時計方向に回動する。
そして、第28図(b)に示すようにガイド板380のピ
ン384とリッドオープナ395の軸395aとを結ぶ線上をピン
396が越えると、該スプリング394の付勢力は第28図中反
時計方向に働くため、リッドオープナ395は反時計方向
にクリック的に回動して第28図(c)に示す状態とな
る。
ン384とリッドオープナ395の軸395aとを結ぶ線上をピン
396が越えると、該スプリング394の付勢力は第28図中反
時計方向に働くため、リッドオープナ395は反時計方向
にクリック的に回動して第28図(c)に示す状態とな
る。
これに伴って、オープナ部398の爪部399に係止されて
いる小型カセットのリッドが第28図(a)に示す開蓋状
態から第28図(c)に示す開蓋状態となる。
いる小型カセットのリッドが第28図(a)に示す開蓋状
態から第28図(c)に示す開蓋状態となる。
小型カセットのイジェクト時には、リッドオープナ組
立体390が第28図(c)に示す状態でホルダ300がX方向
に移動する。このホルダ300のX方向の移動によって、
第28図(d)に示すようにアームギア391の係止片392先
端がアームギアフック160のテーパ部163に当接し、更に
X方向の移動に伴ってアームギア391に同図(c)中反
時計方向の圧力が加わり反時計方向に回動する。
立体390が第28図(c)に示す状態でホルダ300がX方向
に移動する。このホルダ300のX方向の移動によって、
第28図(d)に示すようにアームギア391の係止片392先
端がアームギアフック160のテーパ部163に当接し、更に
X方向の移動に伴ってアームギア391に同図(c)中反
時計方向の圧力が加わり反時計方向に回動する。
そして、第28図(b)に示すようにガイド板380のピ
ン384とリッドオープナ395の軸395aとを結ぶ線上をピン
396が越えると、該スプリング394の付勢力は上記とは逆
に第28図中時計方向に働くため、リッドオープナ395は
時計方向にクリック的に回動して第27図に示す元の状態
に戻る。
ン384とリッドオープナ395の軸395aとを結ぶ線上をピン
396が越えると、該スプリング394の付勢力は上記とは逆
に第28図中時計方向に働くため、リッドオープナ395は
時計方向にクリック的に回動して第27図に示す元の状態
に戻る。
更に、ホルダ300のx方向への移動により、再びアー
ムギア391の係止片392先端がアームギアフック160のテ
ーパ部163に当接するが、アームギアフック160が時計方
向に回動してこれを乗り越えて第28図(a)に示す元の
フック部162の手前側(X側)に位置するようになる。
ムギア391の係止片392先端がアームギアフック160のテ
ーパ部163に当接するが、アームギアフック160が時計方
向に回動してこれを乗り越えて第28図(a)に示す元の
フック部162の手前側(X側)に位置するようになる。
次に、ワイヤの引き出し機構500について延べると、
上述のようにホルダ300には、標準カセットの検出スイ
ッチ313と小型カセットの検出スイッチ335を備えてお
り、この各スイッチ313,335からのワイヤ501(第1図参
照)をVTRデッキ本体側のマイコンへ導出するが、上記
ホルダ300は移動するため、該ホルダ300の移動動作に伴
ってワイヤ501がVTRデッキ上の他の部材に引掛かったり
して、ワイヤ501が断線したり、ホルダ300が移動できな
くなる可能性がある。
上述のようにホルダ300には、標準カセットの検出スイ
ッチ313と小型カセットの検出スイッチ335を備えてお
り、この各スイッチ313,335からのワイヤ501(第1図参
照)をVTRデッキ本体側のマイコンへ導出するが、上記
ホルダ300は移動するため、該ホルダ300の移動動作に伴
ってワイヤ501がVTRデッキ上の他の部材に引掛かったり
して、ワイヤ501が断線したり、ホルダ300が移動できな
くなる可能性がある。
そこで、例えば第1図と第4図に示すようにホルダ30
0の右ガイドピン302aのX方向側に位置してワイヤの導
出部材502を設けている。この導出部材502は、第29図に
示すように連結部材503にて同ガイドピン302aと回動自
在に連結され、該導出部材502をガイドピン302aと同様
にガイド溝112に嵌合することにより、第4図に示すよ
うにガイドピン302aの移動に連動して移動するようにな
っている。
0の右ガイドピン302aのX方向側に位置してワイヤの導
出部材502を設けている。この導出部材502は、第29図に
示すように連結部材503にて同ガイドピン302aと回動自
在に連結され、該導出部材502をガイドピン302aと同様
にガイド溝112に嵌合することにより、第4図に示すよ
うにガイドピン302aの移動に連動して移動するようにな
っている。
そして、各スイッチ313,335からのワイヤ501を直接導
出部材502の貫通穴504を通して固定のブラケット100の
側板110に導出してもよいが、第4図(b),(c)に
示すようにガイド溝112の垂直部に導出部材502が至った
際に同図中ガイドピン302aを中心として時計方向に回動
するので、これを考慮して第1図に示す如く、例えばワ
イヤ501を導出部材502が回動した際に弛む方向にガイド
ピン302aに適宜巻き付けてから、同導出部材502を介し
てブラケットの側板110の外側面に導出するようにする
と望ましい。
出部材502の貫通穴504を通して固定のブラケット100の
側板110に導出してもよいが、第4図(b),(c)に
示すようにガイド溝112の垂直部に導出部材502が至った
際に同図中ガイドピン302aを中心として時計方向に回動
するので、これを考慮して第1図に示す如く、例えばワ
イヤ501を導出部材502が回動した際に弛む方向にガイド
ピン302aに適宜巻き付けてから、同導出部材502を介し
てブラケットの側板110の外側面に導出するようにする
と望ましい。
これにより、可動するホルダ300より、ワイヤ501を損
傷したり、ホルダ300の移動を妨げることなく極めて簡
単な構成で該ワイヤ50を導出できる。
傷したり、ホルダ300の移動を妨げることなく極めて簡
単な構成で該ワイヤ50を導出できる。
次に、ホルダ300の支持機構600について述べると、第
30図と第31図に示すように、デッキ側に、小型カセット
用の位置決めピン602や伝達ギヤ603等を設けた小シャー
シ601を設け、この小シャーシ601を、第30図に示す標準
カセット装着時にはダウンさせ、第31図に示す小型カセ
ット装着時にはアップさせるようになされている。
30図と第31図に示すように、デッキ側に、小型カセット
用の位置決めピン602や伝達ギヤ603等を設けた小シャー
シ601を設け、この小シャーシ601を、第30図に示す標準
カセット装着時にはダウンさせ、第31図に示す小型カセ
ット装着時にはアップさせるようになされている。
ここで、標準カセットと小型カセットとのホルダ300
内の高さ位置及び所定装着位置での装着高さの違い等に
より、第30図の標準カセット装着時には第4図(b)に
示すようにホルダ300のガイドピン301a(301b),302a
(302b)がガイド溝111(121),112(122)の最下端位
置に達し、このガイド溝111(121),112(122)の最下
端部でガイドピン301a(301b),302a(302b)が支持さ
れて、ホルダ300の位置決めが第30図に示す位置に正確
に行われる。
内の高さ位置及び所定装着位置での装着高さの違い等に
より、第30図の標準カセット装着時には第4図(b)に
示すようにホルダ300のガイドピン301a(301b),302a
(302b)がガイド溝111(121),112(122)の最下端位
置に達し、このガイド溝111(121),112(122)の最下
端部でガイドピン301a(301b),302a(302b)が支持さ
れて、ホルダ300の位置決めが第30図に示す位置に正確
に行われる。
しかして、第31図の小型カセット装着時には第4図
(c)に示すようにホルダ300のガイドピン301a(301
b),302a(302b)がガイド溝111(121),112(122)の
最下端位置より若干上の位置に在るため、上述のように
ガイド溝111(121),112(122)によってガイドピン301
a(301b),302a(302b)を支持することができず、ホル
ダ300の高さ位置の規制が非常に弱い。このため、何か
の原因でホルダ300が所定位置より若干ダウンすること
がある。この場合、ホルダ300がデッキ側の例えばアイ
ドラ等の部材に衝突して動作を妨げたり、ホルダ300が
ダウンした分、第22図に示した小型カセット押え機構36
0の押圧力が増すため、逆に同押え機構360に過大な負荷
となって破損する虞れがある。そこで、上記小シャーシ
601にホルダ300と当接して支持する支持部604を形成し
ている。
(c)に示すようにホルダ300のガイドピン301a(301
b),302a(302b)がガイド溝111(121),112(122)の
最下端位置より若干上の位置に在るため、上述のように
ガイド溝111(121),112(122)によってガイドピン301
a(301b),302a(302b)を支持することができず、ホル
ダ300の高さ位置の規制が非常に弱い。このため、何か
の原因でホルダ300が所定位置より若干ダウンすること
がある。この場合、ホルダ300がデッキ側の例えばアイ
ドラ等の部材に衝突して動作を妨げたり、ホルダ300が
ダウンした分、第22図に示した小型カセット押え機構36
0の押圧力が増すため、逆に同押え機構360に過大な負荷
となって破損する虞れがある。そこで、上記小シャーシ
601にホルダ300と当接して支持する支持部604を形成し
ている。
従って、第30図に示す標準カセットの装着時には、小
シャーシ601がダウン状態にあるので、この小シャーシ6
01の支持部604はホルダ300と当接しないが、第31図に示
す小型カセット装着時には、小シャーシ601がアップし
ているので、同小シャーシ601の支持部604が移動してき
たホルダ300の底面に当接し、このホルダ300を支持す
る。これによって、ホルダ300がむやみにダウンするの
を確実且つ簡単に防止することができる。
シャーシ601がダウン状態にあるので、この小シャーシ6
01の支持部604はホルダ300と当接しないが、第31図に示
す小型カセット装着時には、小シャーシ601がアップし
ているので、同小シャーシ601の支持部604が移動してき
たホルダ300の底面に当接し、このホルダ300を支持す
る。これによって、ホルダ300がむやみにダウンするの
を確実且つ簡単に防止することができる。
次に、位置決めのためのシーケンスについて述べる
と、第1図と第15図に示すように、小型カセット装着時
には、イジェクト時にホルダ300を正規のイジェクト位
置(第1図に示すカセットの装着待機位置)よりもイジ
ェクト方向(第15図中X方向)に余分に移動させて第15
図(b)に示す位置(オーバーストローク位置)まで移
動し、フック341をフックリリースピン343により押し広
げて位置決め動作を解除した後、正規のイジェクト位置
に戻すようにしている。一方、標準カセット装着時に
は、この必要がないので、イジェクト時にホルダ300を
正規のイジェクト位置で止めるようにする。
と、第1図と第15図に示すように、小型カセット装着時
には、イジェクト時にホルダ300を正規のイジェクト位
置(第1図に示すカセットの装着待機位置)よりもイジ
ェクト方向(第15図中X方向)に余分に移動させて第15
図(b)に示す位置(オーバーストローク位置)まで移
動し、フック341をフックリリースピン343により押し広
げて位置決め動作を解除した後、正規のイジェクト位置
に戻すようにしている。一方、標準カセット装着時に
は、この必要がないので、イジェクト時にホルダ300を
正規のイジェクト位置で止めるようにする。
このように、装着されるカセットによってホルダ300
の移動コントロールが異なる。即ち、最終的にホルダ30
0を止める時の移動方向は、小型カセットの場合と標準
カセットの場合とで逆の移動方向となり、センサの精度
やメカのバックラッシュ等により共に同一位置に停止さ
せることが非常に難しい。
の移動コントロールが異なる。即ち、最終的にホルダ30
0を止める時の移動方向は、小型カセットの場合と標準
カセットの場合とで逆の移動方向となり、センサの精度
やメカのバックラッシュ等により共に同一位置に停止さ
せることが非常に難しい。
そこで、第32図に示すように、 a.小型カセットのイン状態(所定位置に装着された状
態)から、ホルダ300をイジェクト方向に移動する際
に、正規のイジェクト位置を越えてオーバーストローク
位置まで移動させる(このオーバーストローク位置への
移動時にフック341による位置決めを解除する)。
態)から、ホルダ300をイジェクト方向に移動する際
に、正規のイジェクト位置を越えてオーバーストローク
位置まで移動させる(このオーバーストローク位置への
移動時にフック341による位置決めを解除する)。
b.ホルダ300を、オーバーストローク位置から一旦イジ
ェクト位置を越えてカセットイン方向に所要量引き込
む。
ェクト位置を越えてカセットイン方向に所要量引き込
む。
c.ホルダ300を、多めに引き込んだ位置から再びイジェ
クト方向に移動し、正規のイジェクト位置に停止する。
クト方向に移動し、正規のイジェクト位置に停止する。
ようにしている。
これによって、標準カセットと小型カセットとで、イ
ジェクト位置への停止時の移動方向が同一とすることが
でき、共に同一位置で停止させ、次のカセットの装着動
作を確実且つ安定させている。
ジェクト位置への停止時の移動方向が同一とすることが
でき、共に同一位置で停止させ、次のカセットの装着動
作を確実且つ安定させている。
以上のように、第1の発明によれば、カセット挿入口
に標準及び小型カセット用の第1及び第2ドアを設ける
と共に、第1ドアの両端にロック部材を設けて、標準カ
セットの挿入時は両ドアを、小型カセットの挿入時は第
2ドアのみを回動するようにしたので、標準及び小型の
両カセットをそれぞれ正規の位置に挿入できホルダ内の
所定装着位置に装着できると共に、両カセットの着脱操
作時にテープ等を損傷することもない。
に標準及び小型カセット用の第1及び第2ドアを設ける
と共に、第1ドアの両端にロック部材を設けて、標準カ
セットの挿入時は両ドアを、小型カセットの挿入時は第
2ドアのみを回動するようにしたので、標準及び小型の
両カセットをそれぞれ正規の位置に挿入できホルダ内の
所定装着位置に装着できると共に、両カセットの着脱操
作時にテープ等を損傷することもない。
また、第2の発明及び第3の発明によれば、ドアロッ
クリリース部材により装着したカセットを利用してドア
ロック部材によるドアロックを解除させることができ、
カセットのイジェクトが可能になる。
クリリース部材により装着したカセットを利用してドア
ロック部材によるドアロックを解除させることができ、
カセットのイジェクトが可能になる。
さらに、第3の発明によれば、ドアロックリリース部
材により小型カセットのイジェクト時には標準カセット
の第1のドアのロックをロック状態に保持して第2ドア
のみを開蓋させてイジェクト可能であり、標準カセット
のイジェクト時には第1ドアのロックを解除することが
可能である。
材により小型カセットのイジェクト時には標準カセット
の第1のドアのロックをロック状態に保持して第2ドア
のみを開蓋させてイジェクト可能であり、標準カセット
のイジェクト時には第1ドアのロックを解除することが
可能である。
さらに、また、第4発明によれば、イジェクト時に標
準カセットであれば第1と第2ドアを開蓋し、小型カセ
ットであれば第2ドアのみ開蓋するようにしたので、小
型カセットのイジェクト時にイジェクトされた小型カセ
ットが位置ずれしたりすることもなく、再挿入時も正し
い位置に挿入でき、また異物の挿入も防止できる。
準カセットであれば第1と第2ドアを開蓋し、小型カセ
ットであれば第2ドアのみ開蓋するようにしたので、小
型カセットのイジェクト時にイジェクトされた小型カセ
ットが位置ずれしたりすることもなく、再挿入時も正し
い位置に挿入でき、また異物の挿入も防止できる。
第1図ないし第3図は第1ないし第4の発明に係るカセ
ット装着装置を説明するための一実施例に係るカセット
装着装置の全体構成を示す平面図と正面図及びドアを開
いた状態での正面図、第4図(a)〜(c)はカセット
装着時の装着位置の移動説明図、第5図と第6図は駆動
力伝達機構とハウジングドアのイジェクト時の開蓋機構
の説明図、第7図はドアを裏側から見た説明図、第8図
ないし第11図はドアリリース機構の説明図、第12図ない
し第14図はハウジングドアのイジェクト時の開蓋動作説
明図、第15図(a),(b)は小型カセット検出機構と
位置決め機構の説明図、第16図と第17図は小型及び標準
カセットの誤挿入防止機構の説明図、第18図ないし第23
図は小型カセット押え機構の説明図、第24図ないし第26
図は小型カセットのリッドオープナ組立体回動機構の説
明図、第27図と第28図は小型カセットのリッドオープナ
組立体の説明図、第29図(a),(b)はワイヤの導出
部材とガイドピンの関係を示す模式図及び正面図、第30
図と第31図はホルダの支持機構の説明図、第32図はカセ
ット装着時のタイミングチャートである。 100……ブラケット、150……カセット挿入口、200……
ハウジングドア、210……第1ドア、220……第2ドア、
222……操作杆、230……引掛けレバー、231……操作ピ
ン、240……ドアロック機構、241……ドアロック部材、
243……L字片、244……係合凹部、245,246……テーパ
部、250……ドアロックリリース部材、251……当接部、
252,253……テーパ部、300……ホルダ、400……駆動力
伝達機構、408,411……メインギア。
ット装着装置を説明するための一実施例に係るカセット
装着装置の全体構成を示す平面図と正面図及びドアを開
いた状態での正面図、第4図(a)〜(c)はカセット
装着時の装着位置の移動説明図、第5図と第6図は駆動
力伝達機構とハウジングドアのイジェクト時の開蓋機構
の説明図、第7図はドアを裏側から見た説明図、第8図
ないし第11図はドアリリース機構の説明図、第12図ない
し第14図はハウジングドアのイジェクト時の開蓋動作説
明図、第15図(a),(b)は小型カセット検出機構と
位置決め機構の説明図、第16図と第17図は小型及び標準
カセットの誤挿入防止機構の説明図、第18図ないし第23
図は小型カセット押え機構の説明図、第24図ないし第26
図は小型カセットのリッドオープナ組立体回動機構の説
明図、第27図と第28図は小型カセットのリッドオープナ
組立体の説明図、第29図(a),(b)はワイヤの導出
部材とガイドピンの関係を示す模式図及び正面図、第30
図と第31図はホルダの支持機構の説明図、第32図はカセ
ット装着時のタイミングチャートである。 100……ブラケット、150……カセット挿入口、200……
ハウジングドア、210……第1ドア、220……第2ドア、
222……操作杆、230……引掛けレバー、231……操作ピ
ン、240……ドアロック機構、241……ドアロック部材、
243……L字片、244……係合凹部、245,246……テーパ
部、250……ドアロックリリース部材、251……当接部、
252,253……テーパ部、300……ホルダ、400……駆動力
伝達機構、408,411……メインギア。
Claims (4)
- 【請求項1】本体前面のカセット挿入口より選択的に挿
入される標準カセットと小型カセットをそれぞれ予め定
めた所定の装着位置に装着するフロントローディングタ
イプのカセット装着装置において、上記カセット挿入口
の横幅を標準カセットの横幅と略同一幅とし、このカセ
ット挿入口には、カセット挿入口全体を開閉する回動自
在な第1ドアを設けると共に、上記第1ドアに、その中
心から若干ずれた位置でその一端部から所要間隔有して
上記小型カセットの横幅と略同一幅の切欠部と、その切
欠部を開閉する回動自在な第2ドアを設け、かつ上記カ
セット挿入口の幅方向両端部に、上記第1ドアと係合し
てロックする係止部と、第1ドアの前方で挿入される標
準カセットと係合するテーパ部を有するロック部材を設
けて、カセットの非挿入時は、上記第1ドアは上記ロッ
ク部材により幅方向両端部をロックされてその回動が阻
止され、上記第2ドアは上記第1ドアに対して常に回動
可能になされていて、標準カセットの挿入時には、挿入
される標準カセットによって上記幅方向の両ロック部材
のテーパ部を押圧することにより当該両ロック部材によ
り第1ドアのロックを解除すると共に、小型カセットの
挿入時には、回動可能な第2ドアのみを押し、ロック状
態の第1ドアの切欠部によってガイドされつつ挿入する
構成としたことを特徴とするカセット装着装置。 - 【請求項2】本体前面のカセット挿入口より挿入される
カセットを所定の装着位置に装着するフロントローディ
ングタイプのカセット装着装置において、上記カセット
挿入口に、カセット挿入口全体を開閉する回動自在なド
アを設けると共に、このドアと係合してこのドアを閉蓋
状態に維持するようロックする係止部と、このドアを介
して挿入される所定サイズのカセットとこのドアの前方
で係合するテーパ部を有するロック部材を設け、かつ所
定装着位置に装着された上記所定サイズのカセットと係
合する係合部と、上記ロック部材を制御する操作部から
なるドアロックリリース部材を備えて、上記所定サイズ
のカセットの挿入時には、挿入されるカセットによって
上記幅方向の両ロック部材のテーパ部を押圧することに
より当該両ロック部材によりドアのロックを解除すると
共に、上記所定サイズのカセットの所定装着位置への装
着時には、該カセットと上記ドアロックリリース部材の
係合によって上記操作部を操作して当該両ロック部材を
非ロック状態に保持する構成としたことを特徴とするカ
セット装着装置。 - 【請求項3】請求項1記載のカセット装着装置におい
て、所定装着位置に装着された標準カセットのみと係合
する係合部と、上記ロック部材を制御する操作部からな
るドアロックリリース部材を備えて、上記標準カセット
の挿入時には、挿入する標準カセットによって上記幅方
向の両ロック部材のテーパ部を押圧することにより当該
両ロック部材により第1ドアのロックを解除すると共
に、標準カセットの所定装着位置への装着時には、標準
カセットとドアロックリリース部材の係合部との係合に
よって上記操作部を操作して当該両ロック部材を非ロッ
ク状態に保持し、一方、小型カセットの挿入時には、回
動可能な第2ドアのみを回動して挿入すると共に、小型
カセットの所定装着位置への装着時には、ドアロックリ
リース部材が小型カセットに係合しないため上記第1ド
アをロック状態に保持する構成としたことを特徴とする
カセット装着装置。 - 【請求項4】本体前面のカセット挿入口より選択的に挿
入される標準カセットと小型カセットをそれぞれ予め定
めた所定の装着位置に装着するフロントローディングタ
イプのカセット装着装置において、上記カセット挿入口
の横幅を標準カセットの横幅と略同一幅とし、このカセ
ット挿入口にはカセット挿入口全体を開閉する回動自在
で、かつ開蓋方向に付勢された第1ドアを設けると共
に、上記第1ドアに、その中心から若干ずれた位置でそ
の一端部から所要間隔有して上記小型カセットの横幅と
略同一幅の切欠部と、一端に操作杵が設けられていて、
上記切欠部を開閉する回動自在で、かつ閉蓋方向に付勢
された第2ドアを設け、かつ上記カセット挿入口の幅方
向両端部に、上記第1ドアと係合してロックするロック
部材を設けると共に、上記第1ドアの裏面に係合する操
作ピンと、通常は上記第1ドアへの開蓋方向の付勢力に
影響を与えず、回動に伴って上記第1ドアに上記ロック
部材のロック力より小さな閉蓋方向への付勢力を付与す
る回動自在な引掛けレバーと、カセットが装填されるホ
ルダを移動制御する駆動力伝達機構を構成するメインギ
アに形成したカム部によって制御され、一端を上記引掛
けレバーに係止した第1開蓋レバーと、一端を上記操作
杵に停止した第2開蓋レバーと、標準カセットが所定装
着位置に装着された時に上記ロック部材を非ロック状態
に制御するドアロックリリース部材とを備えて、標準カ
セットのイジェクト時には、上記ドアロックリリース部
材によって、ローディング動作によるメインギアの回動
によって制御される第1開蓋レバーの回動変位により、
引掛けレバーを開蓋方向に回動せしめ、これによって発
生した上記第1ドアに対する開蓋方向の付勢力により第
2ドアと共に開蓋させると共に、小型カセットのイジェ
クト時には、上記第1開蓋レバーの回動変位に伴う引掛
けレバー開蓋方向の回動によって生じる第1ドアへの開
蓋方向への付勢力を上記ロック部材のロックによって阻
止し、上記第2開蓋レバーの回動変位により上記第2ド
アのみを開蓋させる構成としたことを特徴とするカセッ
ト装着装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1318600A JP2596147B2 (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | カセット装着装置 |
DE69025717T DE69025717T2 (de) | 1989-12-07 | 1990-12-07 | Kassettenladevorrichtung für Video-Kassettenaufzeichnungsgerät |
US07/624,010 US5196972A (en) | 1989-12-07 | 1990-12-07 | Cassette loading device for video cassette recorder |
EP90313318A EP0431966B1 (en) | 1989-12-07 | 1990-12-07 | Cassette loading device for video cassette recorder |
KR1019900020070A KR940001247B1 (ko) | 1989-12-07 | 1990-12-07 | 비데오 카세트 레코더용 카세트 장착장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1318600A JP2596147B2 (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | カセット装着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03181053A JPH03181053A (ja) | 1991-08-07 |
JP2596147B2 true JP2596147B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=18100948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1318600A Expired - Fee Related JP2596147B2 (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | カセット装着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2596147B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5386329A (en) * | 1991-09-20 | 1995-01-31 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Tape cassette loading system |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS632184A (ja) * | 1986-06-20 | 1988-01-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | カセツト装着装置 |
JPH01113950A (ja) * | 1987-10-28 | 1989-05-02 | Hitachi Ltd | 磁気記録再生装置のテープカセット誤挿入防止装置 |
-
1989
- 1989-12-07 JP JP1318600A patent/JP2596147B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03181053A (ja) | 1991-08-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |