JP2591657Y2 - タクシーメータ - Google Patents
タクシーメータInfo
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 28
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- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
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- Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は走行距離と時間の併用に
よって乗車料金を演算して表示するタクシーメータに係
り、特に、一般に無線待ちと称される特定のタリフ操作
に応じ、走行距離により演算を中断して予め定めた時間
率によって料金を更新表示できるようにしたタクシーメ
ータに関するものである。
よって乗車料金を演算して表示するタクシーメータに係
り、特に、一般に無線待ちと称される特定のタリフ操作
に応じ、走行距離により演算を中断して予め定めた時間
率によって料金を更新表示できるようにしたタクシーメ
ータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】上述のような無線待ちタリフは任意の営
業タリフから入るようになされている。例えば顧客がタ
クシー会社に電話してタクシーの配車を依頼した際にタ
クシーが配車先に到着したとき、乗務員はタリフを迎車
から無線待ちに切り換えるが、この操作後一定時間経過
しても顧客がなかなか乗車しないで待たされるときに待
ち料金が発生し、この料金をそれまでの金額に加算して
料金表示器に表示する。また、乗客が一旦乗車しても目
的地に到着するまでの途中で買い物のため降車して店に
入ることがあるが、この際にも乗務員はこの無線待ちタ
リフを操作する。この2回目の無線待ちタリフの場合に
は、その直後から計時を行い、この待ち時間に応じた待
ち料金をそれまでの金額に加算して料金表示器に表示す
るようになっている。
業タリフから入るようになされている。例えば顧客がタ
クシー会社に電話してタクシーの配車を依頼した際にタ
クシーが配車先に到着したとき、乗務員はタリフを迎車
から無線待ちに切り換えるが、この操作後一定時間経過
しても顧客がなかなか乗車しないで待たされるときに待
ち料金が発生し、この料金をそれまでの金額に加算して
料金表示器に表示する。また、乗客が一旦乗車しても目
的地に到着するまでの途中で買い物のため降車して店に
入ることがあるが、この際にも乗務員はこの無線待ちタ
リフを操作する。この2回目の無線待ちタリフの場合に
は、その直後から計時を行い、この待ち時間に応じた待
ち料金をそれまでの金額に加算して料金表示器に表示す
るようになっている。
【0003】ところで、上述のような無線待ちタリフに
したとき、顧客がなかなか乗車しなかったり、乗客が店
から出てこないために、待ち料金が時間の経過に応じて
加算されて相当に大きな金額になると共に、タクシー車
両が長い時間にわたって路上に駐停車されることになる
場合がある。
したとき、顧客がなかなか乗車しなかったり、乗客が店
から出てこないために、待ち料金が時間の経過に応じて
加算されて相当に大きな金額になると共に、タクシー車
両が長い時間にわたって路上に駐停車されることになる
場合がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のタクシーメータは車両に固定して設けられているた
め、このような場合には、乗務員はタキシーメータの料
金表示器を見て顧客或いは乗客に対して待ち時間が長時
間になっていることや、現在の待ち料金を口頭で知らせ
助言することになる。ところが、顧客或いは乗客はこの
乗務員の助言を素直に聞くことが少なく、またこれが原
因で高額になった待ち料金を見て驚き、クレームを付け
るなどのトラブルを生じることがあるという問題点があ
った。
のタクシーメータは車両に固定して設けられているた
め、このような場合には、乗務員はタキシーメータの料
金表示器を見て顧客或いは乗客に対して待ち時間が長時
間になっていることや、現在の待ち料金を口頭で知らせ
助言することになる。ところが、顧客或いは乗客はこの
乗務員の助言を素直に聞くことが少なく、またこれが原
因で高額になった待ち料金を見て驚き、クレームを付け
るなどのトラブルを生じることがあるという問題点があ
った。
【0005】よって本考案は、上述した従来の問題点に
鑑み、タクシー車両内にいない顧客或いは乗客に対し、
無線待ち時の料金を含む金額を口頭によらず、料金表示
を直接視認させることによってトラブルの原因を解消で
きるようにしたタクシーメータを提供することを目的と
している。
鑑み、タクシー車両内にいない顧客或いは乗客に対し、
無線待ち時の料金を含む金額を口頭によらず、料金表示
を直接視認させることによってトラブルの原因を解消で
きるようにしたタクシーメータを提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案により成されたタクシーメータは、図1の基本構
成図に示すように、タクシー車両に封印固定される固定
部1と、該固定部に着脱自在に装着される可搬部2とか
らなり、前記固定部及び前記可搬部は、両者間を接離可
能に電気的に接続するコネクタ7と、両者間を分離可能
に機械的に連結する連結手段8とを備え、前記固定部
は、バッテリ4からの電源線3a、タクシー車両の走行
に伴って距離センサ5が発生する距離パルスを入力する
信号線3b、及びタリフ状態を示す表示を行うウインド
サイン6へタリフ表示信号を出力する信号線3cが引き
込まれ、前記可搬部は、無線待タリフ時に、予め定めら
れた無線待料金データと計時手段21−1による計時と
によって無線待料金を演算し、賃走タリフ時に、予め定
められた料金データと前記距離センサからの距離パルス
及び前記計時手段による計時とによって賃走料金を演算
する演算部21−2と、該演算部による演算結果を表示
する表示手段2hと、前記固定部及び前記可搬部の電気
的な接続により充電され、電気的な分離によって前記演
算部及び前記表示手段に動作電源を供給する充電可能な
電池手段22とを少なくとも備えることを特徴としてい
る。
本考案により成されたタクシーメータは、図1の基本構
成図に示すように、タクシー車両に封印固定される固定
部1と、該固定部に着脱自在に装着される可搬部2とか
らなり、前記固定部及び前記可搬部は、両者間を接離可
能に電気的に接続するコネクタ7と、両者間を分離可能
に機械的に連結する連結手段8とを備え、前記固定部
は、バッテリ4からの電源線3a、タクシー車両の走行
に伴って距離センサ5が発生する距離パルスを入力する
信号線3b、及びタリフ状態を示す表示を行うウインド
サイン6へタリフ表示信号を出力する信号線3cが引き
込まれ、前記可搬部は、無線待タリフ時に、予め定めら
れた無線待料金データと計時手段21−1による計時と
によって無線待料金を演算し、賃走タリフ時に、予め定
められた料金データと前記距離センサからの距離パルス
及び前記計時手段による計時とによって賃走料金を演算
する演算部21−2と、該演算部による演算結果を表示
する表示手段2hと、前記固定部及び前記可搬部の電気
的な接続により充電され、電気的な分離によって前記演
算部及び前記表示手段に動作電源を供給する充電可能な
電池手段22とを少なくとも備えることを特徴としてい
る。
【0007】
【作用】上記構成において、タクシー車両に封印固定さ
れる固定部1及び固定部に着脱自在に装着される可搬部
2の両者間は、コネクタ7によって、接離可能に電気的
に接続され、かつ連結手段8によって、分離可能に機械
的に連結される。固定部には、バッテリ4からの電源線
3a、タクシー車両の走行に伴って距離センサ5が発生
する距離パルスを入力する信号線3b、及びタリフ状態
を示す表示を行うウインドサイン6へタリフ表示信号を
出力する信号線3cが引き込まれている。可搬部2の演
算部21−2は、無線待タリフ時に、予め定められた無
線待料金データと計時手段21−1による計時とによっ
て無線待料金を演算し、賃走タリフ時に、予め定められ
た料金データと距離センサからの距離パルス及び計時手
段による計時とによって賃走料金を演算し、この演算結
果が表示手段2hに表示される。しかも、固定部及び可
搬部の電気的な接続により充電される充電可能な電池手
段22が、両者間の電気的な分離によって演算部及び表
示手段に動作電源を供給する。
れる固定部1及び固定部に着脱自在に装着される可搬部
2の両者間は、コネクタ7によって、接離可能に電気的
に接続され、かつ連結手段8によって、分離可能に機械
的に連結される。固定部には、バッテリ4からの電源線
3a、タクシー車両の走行に伴って距離センサ5が発生
する距離パルスを入力する信号線3b、及びタリフ状態
を示す表示を行うウインドサイン6へタリフ表示信号を
出力する信号線3cが引き込まれている。可搬部2の演
算部21−2は、無線待タリフ時に、予め定められた無
線待料金データと計時手段21−1による計時とによっ
て無線待料金を演算し、賃走タリフ時に、予め定められ
た料金データと距離センサからの距離パルス及び計時手
段による計時とによって賃走料金を演算し、この演算結
果が表示手段2hに表示される。しかも、固定部及び可
搬部の電気的な接続により充電される充電可能な電池手
段22が、両者間の電気的な分離によって演算部及び表
示手段に動作電源を供給する。
【0008】よって、無線待タリフ時に、可搬部2を固
定部1から電気・機械的に分離しても演算部21−2が
無線待料金を演算して表示手段2hに表示することがで
きるようになっている。
定部1から電気・機械的に分離しても演算部21−2が
無線待料金を演算して表示手段2hに表示することがで
きるようになっている。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本考案によるタクシーメータの外観構成を
示し、(a)はその正面図、(b)は一部分を破断した
側面図である。タクシーメータは、タクシー車両に取り
付け固定される固定部1と該固定部1に着脱自在に装着
される可搬部2とからなる。固定部1にはバッテリから
の電源線3a、タクシー車両の走行に伴って距離センサ
が発生する距離パルスを入力する信号線3b、及びタリ
フ状態を示す表示を行うウインドサインへタリフ表示信
号を出力する信号線3cからなるケーブル3が引き込ま
れ、タクシー車両に取り付けた状態で封印されている。
する。図2は本考案によるタクシーメータの外観構成を
示し、(a)はその正面図、(b)は一部分を破断した
側面図である。タクシーメータは、タクシー車両に取り
付け固定される固定部1と該固定部1に着脱自在に装着
される可搬部2とからなる。固定部1にはバッテリから
の電源線3a、タクシー車両の走行に伴って距離センサ
が発生する距離パルスを入力する信号線3b、及びタリ
フ状態を示す表示を行うウインドサインへタリフ表示信
号を出力する信号線3cからなるケーブル3が引き込ま
れ、タクシー車両に取り付けた状態で封印されている。
【0010】上記固定部1及び可搬部2には、両者間を
接離可能に電気的に接続するコネクタ7の雄端子1a及
び雌端子2aがそれぞれ設けられると共に、両者間を分
離可能に機械的に連結する係合穴1b及びL字状の係合
レバー2bが設けられている。係合レバー2bは屈曲部
において回動自在に枢着され、その一端には上記係合穴
1bに係合される係合爪2b1 が形成されている。係合
レバー2bは上記係合穴1bに対する係合爪2b1 の係
合を保持するようにスプリングバネ2cにより付勢され
ており、その他端に連結片2dを介して連結された取り
外し操作レバー2eを操作して傾動させることにより、
係合レバー2bがスプリングバネ2cの付勢力に抗して
回動し、係合穴1bとの係合が外されるようになってい
る。上記係合穴1b、係合爪2b1 などは機械的な連結
手段8を構成している。
接離可能に電気的に接続するコネクタ7の雄端子1a及
び雌端子2aがそれぞれ設けられると共に、両者間を分
離可能に機械的に連結する係合穴1b及びL字状の係合
レバー2bが設けられている。係合レバー2bは屈曲部
において回動自在に枢着され、その一端には上記係合穴
1bに係合される係合爪2b1 が形成されている。係合
レバー2bは上記係合穴1bに対する係合爪2b1 の係
合を保持するようにスプリングバネ2cにより付勢され
ており、その他端に連結片2dを介して連結された取り
外し操作レバー2eを操作して傾動させることにより、
係合レバー2bがスプリングバネ2cの付勢力に抗して
回動し、係合穴1bとの係合が外されるようになってい
る。上記係合穴1b、係合爪2b1 などは機械的な連結
手段8を構成している。
【0011】可搬部2には、上記取り外し操作レバー2
eが設けられる把手2fが表面パネル面2gの左右に設
けられている。この把手2fは固定部1から可搬部2を
分離する際や、取り外した可搬部2を運転手が持ち歩く
際に使用される。表面パネル面2gには、その中央に乗
車料金や迎車料金などを表示する表示器からなる表示部
2hが、その上下に迎車、支払い、無線待ち、営業、空
車、累計の各タリフ操作のための操作ボタン2i1 〜2
i6 がそれぞれ配されている。
eが設けられる把手2fが表面パネル面2gの左右に設
けられている。この把手2fは固定部1から可搬部2を
分離する際や、取り外した可搬部2を運転手が持ち歩く
際に使用される。表面パネル面2gには、その中央に乗
車料金や迎車料金などを表示する表示器からなる表示部
2hが、その上下に迎車、支払い、無線待ち、営業、空
車、累計の各タリフ操作のための操作ボタン2i1 〜2
i6 がそれぞれ配されている。
【0012】図3は上述したタクシーメータの電気回路
の構成を示し、同図において、固定部1は、その内部
に、バッテリ4からの電源を安定化する電源回路11、
距離センサ5からの距離パルスを整形するパルス整形部
12、現在のタリフをウインドサイン6に表示させるよ
う駆動するウインドサイン駆動部13、及び各タクシー
車両毎に距離センサ5からの距離パルスによって所定距
離毎に料金上がりが生じるように距離補正値を設定する
例えばディップスイッチなどからなる距離補正部14を
有する。
の構成を示し、同図において、固定部1は、その内部
に、バッテリ4からの電源を安定化する電源回路11、
距離センサ5からの距離パルスを整形するパルス整形部
12、現在のタリフをウインドサイン6に表示させるよ
う駆動するウインドサイン駆動部13、及び各タクシー
車両毎に距離センサ5からの距離パルスによって所定距
離毎に料金上がりが生じるように距離補正値を設定する
例えばディップスイッチなどからなる距離補正部14を
有する。
【0013】電源回路11は固定部1内の各部に電源供
給すると共に可搬部2に電源供給するためコネクタ7の
雄端子1a1 に、パルス成形部12はその出力の整形距
離パルスを可搬部2に供給するためコネクタ7の雄端子
1a2 に、ウインドサイン駆動部13はその入力に可搬
部2からタリフ信号を入力するためコネクタ7の雄端子
1a3 に、そして距離補正部14は距離補正値を可搬部
2に供給するためコネクタ7の雄端子1a4 にそれぞれ
接続されている。雄端子1a1 〜1a4 は、可搬部2の
雌端子2a1 〜2a4 にそれぞれ接離可能に接続され
る。
給すると共に可搬部2に電源供給するためコネクタ7の
雄端子1a1 に、パルス成形部12はその出力の整形距
離パルスを可搬部2に供給するためコネクタ7の雄端子
1a2 に、ウインドサイン駆動部13はその入力に可搬
部2からタリフ信号を入力するためコネクタ7の雄端子
1a3 に、そして距離補正部14は距離補正値を可搬部
2に供給するためコネクタ7の雄端子1a4 にそれぞれ
接続されている。雄端子1a1 〜1a4 は、可搬部2の
雌端子2a1 〜2a4 にそれぞれ接離可能に接続され
る。
【0014】可搬部2は、その内部に、予め定められた
プログラムに従って動作するマイクロコンピュータ(C
PU)21、充電可能な二次電池22、上述したタリフ
操作ボタンによってオン・オフするスイッチからなるタ
リフ操作部23、表示部2h及び運賃制によって予め定
められた各種の運賃データが格納された例えばデータR
OMからなる料金設定部24を有する。
プログラムに従って動作するマイクロコンピュータ(C
PU)21、充電可能な二次電池22、上述したタリフ
操作ボタンによってオン・オフするスイッチからなるタ
リフ操作部23、表示部2h及び運賃制によって予め定
められた各種の運賃データが格納された例えばデータR
OMからなる料金設定部24を有する。
【0015】CPU21はプログラムを格納するROM
21aと、各種のデータを格納するエリアの他、ワーク
エリアが形成されたRAM21bとを内蔵し、電源回路
11又は二次電池22から供給される電源によって動作
する。今、タリフ操作部23によって営業タリフにされ
ているとき、距離補正部14の距離補正値を参照し、パ
ルス整形部12からの距離パルスによって走行距離を演
算して求め、料金設定部24に定められた料金制を参照
し、該演算した走行距離とプログラムによって計時する
タイマ時間とによって乗車料金を求め、該求めた乗車料
金を表示部2hに表示させる。また、タリフ操作部23
の操作によって選択された営業タリフ信号をウインドサ
イン駆動部13に対して出力してタリフをウインドサイ
ン6に表示させる。
21aと、各種のデータを格納するエリアの他、ワーク
エリアが形成されたRAM21bとを内蔵し、電源回路
11又は二次電池22から供給される電源によって動作
する。今、タリフ操作部23によって営業タリフにされ
ているとき、距離補正部14の距離補正値を参照し、パ
ルス整形部12からの距離パルスによって走行距離を演
算して求め、料金設定部24に定められた料金制を参照
し、該演算した走行距離とプログラムによって計時する
タイマ時間とによって乗車料金を求め、該求めた乗車料
金を表示部2hに表示させる。また、タリフ操作部23
の操作によって選択された営業タリフ信号をウインドサ
イン駆動部13に対して出力してタリフをウインドサイ
ン6に表示させる。
【0016】料金設定部24には、運賃制の一つとし
て、無線待ちタリフ時に使用する図4に示すようなフォ
ーマットで無線待料金データを格納したエリア24aが
設けられている。図4中、無線待料金データ格納エリア
24a1 、無線待基本待時間データ格納エリア24a2
及び無線待その後待時間データ格納エリア24a3 に1
00円、300秒及び60秒がそれぞれ格納されている
場合には、無線待開始から最初の300秒までは無料、
以後60秒経過の都度現在の料金に100円を加算して
いく。
て、無線待ちタリフ時に使用する図4に示すようなフォ
ーマットで無線待料金データを格納したエリア24aが
設けられている。図4中、無線待料金データ格納エリア
24a1 、無線待基本待時間データ格納エリア24a2
及び無線待その後待時間データ格納エリア24a3 に1
00円、300秒及び60秒がそれぞれ格納されている
場合には、無線待開始から最初の300秒までは無料、
以後60秒経過の都度現在の料金に100円を加算して
いく。
【0017】以上の構成において、可搬部2は通常固定
部1に装着された状態で使用される。無線待タリフにな
ったときには、タクシー出力は必ず止まっていて距離パ
ルスの入力がないので、料金表示は時間率による料金演
算によってのみ動作する。従って、無線待時には、固定
部1から可搬部2を取り外し、任意の場所にもっていく
ことができ、例えば乗客が店にいるときには、可搬部2
を店内に持ち込んで表示部2hに表示されている現在料
金を乗客に見せることができる。この際、1秒カウンタ
が1秒を計時したときに、設定時間カウンタ内の設定値
をデクリメントし、その値が0になったところで、無線
待基本時間又は無線待その後待時間に達したと判断し、
これにより無料時間の終了及び無線待料金上を検出して
料金更新を行う。
部1に装着された状態で使用される。無線待タリフにな
ったときには、タクシー出力は必ず止まっていて距離パ
ルスの入力がないので、料金表示は時間率による料金演
算によってのみ動作する。従って、無線待時には、固定
部1から可搬部2を取り外し、任意の場所にもっていく
ことができ、例えば乗客が店にいるときには、可搬部2
を店内に持ち込んで表示部2hに表示されている現在料
金を乗客に見せることができる。この際、1秒カウンタ
が1秒を計時したときに、設定時間カウンタ内の設定値
をデクリメントし、その値が0になったところで、無線
待基本時間又は無線待その後待時間に達したと判断し、
これにより無料時間の終了及び無線待料金上を検出して
料金更新を行う。
【0018】以上概略説明した動作の詳細を、CPU2
1が行う処理を示す図5及び図6のフローチャートを参
照して以下説明する。CPU21は電源の投入によって
動作を開始し、図5のメインフローチャートの最初のス
テップS1において初期化を行い、続くステップS2に
おいてタリフ操作部23のタリフが空車であるか否かを
判定し、この判定がNOのときにはステップS3に進
む。ステップS3においてはタリフ操作部23のタリフ
が営業であるか否かを判定し、この判定がNOのときに
はステップS4に進む。ステップS4においてはタリフ
操作部23のタリフが無線待であるか否かを判定し、こ
の判定がNOのときにはステップS5に進んでその他の
処理を行ってから上記ステップS2に戻る。
1が行う処理を示す図5及び図6のフローチャートを参
照して以下説明する。CPU21は電源の投入によって
動作を開始し、図5のメインフローチャートの最初のス
テップS1において初期化を行い、続くステップS2に
おいてタリフ操作部23のタリフが空車であるか否かを
判定し、この判定がNOのときにはステップS3に進
む。ステップS3においてはタリフ操作部23のタリフ
が営業であるか否かを判定し、この判定がNOのときに
はステップS4に進む。ステップS4においてはタリフ
操作部23のタリフが無線待であるか否かを判定し、こ
の判定がNOのときにはステップS5に進んでその他の
処理を行ってから上記ステップS2に戻る。
【0019】ステップS2の判定がYESのときにはス
テップS6に進み、ここで空車タリフ処理を行ってから
上記ステップS2に戻る。ステップS3の判定がYES
のときにはステップS7に進んで営業処理を行ってから
上記ステップS2に戻る。ステップS4の判定がYES
のときにはステップS8に進み、詳細には図6について
後述する無線待処理を行ってから上記ステップS2に戻
る。
テップS6に進み、ここで空車タリフ処理を行ってから
上記ステップS2に戻る。ステップS3の判定がYES
のときにはステップS7に進んで営業処理を行ってから
上記ステップS2に戻る。ステップS4の判定がYES
のときにはステップS8に進み、詳細には図6について
後述する無線待処理を行ってから上記ステップS2に戻
る。
【0020】図6のフローチャートの無線待処理では、
その最初のステップS8aにおいて設定時間カウンタT
1に300をセットしてからステップS8bに進み、こ
こでT1が0であるか否かを判定する。このステップS
8bの判定がNOのときにはステップS8cに進んでタ
リフ操作部23のタリフが営業であるか否かを判定し、
この判定がYESのときには上記メインフローチャート
に戻り、判定がNOのときには上記ステップS8bに戻
ってステップS8b及びS8cを繰り返す。この過程で
図示しない1秒カウンタによる1秒の計時毎に設定時間
カウンタT1がデクリメントされる。
その最初のステップS8aにおいて設定時間カウンタT
1に300をセットしてからステップS8bに進み、こ
こでT1が0であるか否かを判定する。このステップS
8bの判定がNOのときにはステップS8cに進んでタ
リフ操作部23のタリフが営業であるか否かを判定し、
この判定がYESのときには上記メインフローチャート
に戻り、判定がNOのときには上記ステップS8bに戻
ってステップS8b及びS8cを繰り返す。この過程で
図示しない1秒カウンタによる1秒の計時毎に設定時間
カウンタT1がデクリメントされる。
【0021】このデクリメントにより設定時間カウンタ
T1の値が0になってステップS8bの判定がYESに
なると、ステップS8dに進んで設定時間カウンタT2
に60をセットしてからステップS8eに進み、ここで
T2が0であるか否かを判定する。このステップS8e
の判定がNOのときにはステップS8fに進んでタリフ
操作部23のタリフが営業であるか否かを判定し、この
判定がYESのときには上記メインフローチャートに戻
り、判定がNOのときには上記ステップS8eに戻って
ステップS8e及びS8fを繰り返す。この過程で図示
しない1秒カウンタによる1秒の計時毎に設定時間カウ
ンタT2がデクリメントされる。
T1の値が0になってステップS8bの判定がYESに
なると、ステップS8dに進んで設定時間カウンタT2
に60をセットしてからステップS8eに進み、ここで
T2が0であるか否かを判定する。このステップS8e
の判定がNOのときにはステップS8fに進んでタリフ
操作部23のタリフが営業であるか否かを判定し、この
判定がYESのときには上記メインフローチャートに戻
り、判定がNOのときには上記ステップS8eに戻って
ステップS8e及びS8fを繰り返す。この過程で図示
しない1秒カウンタによる1秒の計時毎に設定時間カウ
ンタT2がデクリメントされる。
【0022】このデクリメントにより設定時間カウンタ
T2の値が0になってステップS8eの判定がYESに
なると、ステップS8gに進んで現在表示料金に無線待
料金を加算した金額を表示部2hに表示させてからステ
ップS8hに進み、ここでタリフ操作部23のタリフが
営業であるか否かを判定し、この判定がYESのときに
は上記メインフローチャートに戻り、判定がNOのとき
には上記ステップS8dに戻って上述の動作を繰り返
す。
T2の値が0になってステップS8eの判定がYESに
なると、ステップS8gに進んで現在表示料金に無線待
料金を加算した金額を表示部2hに表示させてからステ
ップS8hに進み、ここでタリフ操作部23のタリフが
営業であるか否かを判定し、この判定がYESのときに
は上記メインフローチャートに戻り、判定がNOのとき
には上記ステップS8dに戻って上述の動作を繰り返
す。
【0023】フローチャートを参照して行った上述の説
明から明らかなように、CPU21は、計時手段21−
1と、無線待タリフ時に、予め定められた無線待料金デ
ータと計時手段21−1による計時とによって無線待料
金を演算し、賃走タリフ時に、予め定められた料金デー
タと距離センサ5からの距離パルス及び計時手段による
計時とによって賃走料金を演算する演算部21−2とし
て働いている。
明から明らかなように、CPU21は、計時手段21−
1と、無線待タリフ時に、予め定められた無線待料金デ
ータと計時手段21−1による計時とによって無線待料
金を演算し、賃走タリフ時に、予め定められた料金デー
タと距離センサ5からの距離パルス及び計時手段による
計時とによって賃走料金を演算する演算部21−2とし
て働いている。
【0024】上述した実施例では、可搬部2に、CPU
21、二次電池22、タリフ操作部23、表示部2h及
び料金設定部24を持たせている。しかし、可搬部2は
これを固定部1から分離しても無線待時の料金を演算し
て表示できればよく、少なくとも無線待時間による料金
演算を行うCPU21、その電源である入力電池22及
び演算結果を表示する表示部2hがあれば、目的とする
ことが可能であるので、残りの部分、すなわち、タリフ
操作部23及び料金設定部24は固定部1、可搬部2の
何れにあってもよい。
21、二次電池22、タリフ操作部23、表示部2h及
び料金設定部24を持たせている。しかし、可搬部2は
これを固定部1から分離しても無線待時の料金を演算し
て表示できればよく、少なくとも無線待時間による料金
演算を行うCPU21、その電源である入力電池22及
び演算結果を表示する表示部2hがあれば、目的とする
ことが可能であるので、残りの部分、すなわち、タリフ
操作部23及び料金設定部24は固定部1、可搬部2の
何れにあってもよい。
【0025】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、無
線待タリフ時に、可搬部を固定部から電気・機械的に分
離しても無線待料金を演算して表示することができるよ
うになっているので、タクシー車両内にいない顧客或い
は乗客に対し、無線待ち時の料金を含む金額を口頭によ
らず、料金表示を直接視認させることによってトラブル
の原因を解消できるようになる。
線待タリフ時に、可搬部を固定部から電気・機械的に分
離しても無線待料金を演算して表示することができるよ
うになっているので、タクシー車両内にいない顧客或い
は乗客に対し、無線待ち時の料金を含む金額を口頭によ
らず、料金表示を直接視認させることによってトラブル
の原因を解消できるようになる。
【図1】本考案によるタクシーメータの基本構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】本考案によるタクシーメータの外観構成の一実
施例を示す図である。
施例を示す図である。
【図3】本考案によるタクシーメータの電気回路構成の
一実施例を示す図である。
一実施例を示す図である。
【図4】図3中の料金設定部24内のデータの一部を示
す図である。
す図である。
【図5】図3中のCPUが行う処理のメインルーチン示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図6】図5中の一部分の詳細を示すフローチャートで
ある。
ある。
1 固定部 2 可搬部 2h 表示手段(表示部) 3a 電源線 3b,3c 信号線 4 バッテリ 5 距離センサ 6 ウインドサイン 7 コネクタ 8 連結手段 21−1 計時手段(CPU) 21−2 演算部(CPU) 22 電池手段(二次電池)
Claims (1)
- 【請求項1】 タクシー車両に封印固定される固定部
と、該固定部に着脱自在に装着される可搬部とからな
り、前記固定部及び前記可搬部は、両者間を接離可能に
電気的に接続するコネクタと、両者間を分離可能に機械
的に連結する連結手段とを備え、 前記固定部は、バッテリからの電源線、タクシー車両の
走行に伴って距離センサが発生する距離パルスを入力す
る信号線、及びタリフ状態を示す表示を行うウインドサ
インへタリフ表示信号を出力する信号線が引き込まれ、 前記可搬部は、無線待タリフ時に、予め定められた無線
待料金データと計時手段による計時とによって無線待料
金を演算し、賃走タリフ時に、予め定められた料金デー
タと前記距離センサからの距離パルス及び前記計時手段
による計時とによって賃走料金を演算する演算部と、該
演算部による演算結果を表示する表示手段と、前記固定
部及び前記可搬部の電気的な接続により充電され、電気
的な分離によって前記演算部及び前記表示手段に動作電
源を供給する充電可能な電池手段とを少なくとも備える
ことを特徴とするタクシーメータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993063758U JP2591657Y2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | タクシーメータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993063758U JP2591657Y2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | タクシーメータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0736258U JPH0736258U (ja) | 1995-07-04 |
JP2591657Y2 true JP2591657Y2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=13238620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993063758U Expired - Fee Related JP2591657Y2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | タクシーメータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2591657Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-29 JP JP1993063758U patent/JP2591657Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0736258U (ja) | 1995-07-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980818 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |