JP2590851B2 - 情報読取り装置 - Google Patents
情報読取り装置Info
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- JP2590851B2 JP2590851B2 JP61296280A JP29628086A JP2590851B2 JP 2590851 B2 JP2590851 B2 JP 2590851B2 JP 61296280 A JP61296280 A JP 61296280A JP 29628086 A JP29628086 A JP 29628086A JP 2590851 B2 JP2590851 B2 JP 2590851B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、マイクロフィルムに写し込まれた原稿情報
を読取る装置、殊にCCDアレイ等の1次元イメージセン
サを用いて読取りを行う情報読取り装置に関する。
を読取る装置、殊にCCDアレイ等の1次元イメージセン
サを用いて読取りを行う情報読取り装置に関する。
従来の技術 マイクロフィルムに写し込まれた原稿情報の読取り
は、ハロゲンランプ等の光源から発した光をコンデンサ
レンズで並行光になおしてマイクロフィルムに照射し、
その透過光をプロジェクションレンズを通して所定倍率
に拡大した状態で、1次元イメージセンサを光路と直交
する方向に移動させながら行う。この場合、光源が理想
的な点光源であれば、コンデンサレンズによって均一な
並行光になおすことができるが、実際上光源はある程度
大きさをもち、しかも各部で明るさが一様でないためマ
イクロフィルムへの照射面において照度ムラを生じる。
この照度ムラは2次元的であり、例えば第7図に示すよ
うに稿リング状のパターンをもつ。このような照度ムラ
は、マイクロフィルムの原稿情報と光学的に重畳されて
イメージセンサに読取られるものであるから、読取った
情報を基にプリントした場合の画像の再現性が頗る悪い
という問題がある。一般に照度ムラは光源の背面にミラ
ーを設けることにより随分軽減できるものであるが、そ
れでも実測値で20〜30%は生じているのが現状である。
は、ハロゲンランプ等の光源から発した光をコンデンサ
レンズで並行光になおしてマイクロフィルムに照射し、
その透過光をプロジェクションレンズを通して所定倍率
に拡大した状態で、1次元イメージセンサを光路と直交
する方向に移動させながら行う。この場合、光源が理想
的な点光源であれば、コンデンサレンズによって均一な
並行光になおすことができるが、実際上光源はある程度
大きさをもち、しかも各部で明るさが一様でないためマ
イクロフィルムへの照射面において照度ムラを生じる。
この照度ムラは2次元的であり、例えば第7図に示すよ
うに稿リング状のパターンをもつ。このような照度ムラ
は、マイクロフィルムの原稿情報と光学的に重畳されて
イメージセンサに読取られるものであるから、読取った
情報を基にプリントした場合の画像の再現性が頗る悪い
という問題がある。一般に照度ムラは光源の背面にミラ
ーを設けることにより随分軽減できるものであるが、そ
れでも実測値で20〜30%は生じているのが現状である。
発明が解決しようとする問題点 従来、第8図に示すような複写機型の原稿読取り装置
においては、ライン状光源81の照度ムラを補正するため
に、センサ82によって原稿83を走査する前に白色の均一
パターンを走査して走査方向の照度ムラをサンプリング
し、そのサンプリングデータを基に原稿走査時に読取り
データに補正をかけるようにしている。図中、84はレン
ズである。
においては、ライン状光源81の照度ムラを補正するため
に、センサ82によって原稿83を走査する前に白色の均一
パターンを走査して走査方向の照度ムラをサンプリング
し、そのサンプリングデータを基に原稿走査時に読取り
データに補正をかけるようにしている。図中、84はレン
ズである。
しかるに、この従来手段は、光源がライン状のもの、
即ち、照度ムラが主走査方向にしか生じないものに対し
ては有効であるが、マイクロフィルムの原稿情報を読取
る場合のように照度ムラが2次元的に生じているものに
対しては適用できないものである。
即ち、照度ムラが主走査方向にしか生じないものに対し
ては有効であるが、マイクロフィルムの原稿情報を読取
る場合のように照度ムラが2次元的に生じているものに
対しては適用できないものである。
一方、2次元的な照度ムラを補正するために第9図に
示すような形状の受光スリット91を設け、照度の高い中
央部92は細くして受光面積を制限し、照度の低い両端93
程幅広として受光面積を大きくし、入射光量が主走査方
向Pに略一定となるよう工夫することが考えられてい
る。図中、同心円状の線は2次元的な照度ムラのパター
ンを示している。
示すような形状の受光スリット91を設け、照度の高い中
央部92は細くして受光面積を制限し、照度の低い両端93
程幅広として受光面積を大きくし、入射光量が主走査方
向Pに略一定となるよう工夫することが考えられてい
る。図中、同心円状の線は2次元的な照度ムラのパター
ンを示している。
しかし、情報読取りセンサがCCDアレイ等のように数
+μオーダの幅しかもたないものの場合、上記受光スリ
ットはあまり効果がないし、しかも照度ムラのパターン
が使用する光源、背面鏡、コンデンサレンズの種類によ
って種々異なるため有効に照度ムラを補正することがで
きないものである。
+μオーダの幅しかもたないものの場合、上記受光スリ
ットはあまり効果がないし、しかも照度ムラのパターン
が使用する光源、背面鏡、コンデンサレンズの種類によ
って種々異なるため有効に照度ムラを補正することがで
きないものである。
光源、背面鏡、コンデンサレンズの種類の如何を問わ
ずに2次元的な照度ムラ補正するシステムとしては、特
開昭59−161177号公報に記載されているように一画像分
のシェーディング用の補正データを記憶するメモリを設
け、スキャナで読み取った読み取りデータにこの補正デ
ータで補正を掛けるとといったものもある。しかし一画
像分ものメモリを設ければ部分コストが大きく跳ね上が
り生産コストが増大してしまう。図7に示したように照
度ムラは縞リングを描くことが判っていながら一画像分
もメモリを増設するのは非常に無駄である。
ずに2次元的な照度ムラ補正するシステムとしては、特
開昭59−161177号公報に記載されているように一画像分
のシェーディング用の補正データを記憶するメモリを設
け、スキャナで読み取った読み取りデータにこの補正デ
ータで補正を掛けるとといったものもある。しかし一画
像分ものメモリを設ければ部分コストが大きく跳ね上が
り生産コストが増大してしまう。図7に示したように照
度ムラは縞リングを描くことが判っていながら一画像分
もメモリを増設するのは非常に無駄である。
本発明は、照度ムラが縞リング状に広がることをうま
く利用して、一画像分のメモリ増設といった生産コスト
の増加を伴わずに効果的に照度ムラを補正できる有用な
手段を提供することを目的としている。
く利用して、一画像分のメモリ増設といった生産コスト
の増加を伴わずに効果的に照度ムラを補正できる有用な
手段を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本発明は、2次元状に配光
する光源により照明された原稿に対し1次元イメージセ
ンサを相対的に移動させ、当該1次元イメージセンサに
おけるセンサ配列方向である主走査方向およびこの主走
査方向に直交する副走査方向に前記原稿の情報を読取っ
て、画素毎の原稿情報信号を出力する読取手段と、少な
くとも1副走査ラインにおける前記光源の照度ムラを表
すデータを画素毎に記憶する第1記憶手段と、少なくと
も1主走査ラインにおける前記光源の照度ムラを表すデ
ータを当該1次元イメージセンサの画素毎に記憶する第
2記憶手段と、前記第1記憶手段及び前記第2記憶手段
に記憶されたデータから原稿の各位置における補正デー
タを算出する算出手段と、前記算出手段によって求めら
れた補正データに基づいて、前記読取手段から出力され
る各画素の原稿情報信号を補正する補正手段とを備えた
ことを特徴とする。
する光源により照明された原稿に対し1次元イメージセ
ンサを相対的に移動させ、当該1次元イメージセンサに
おけるセンサ配列方向である主走査方向およびこの主走
査方向に直交する副走査方向に前記原稿の情報を読取っ
て、画素毎の原稿情報信号を出力する読取手段と、少な
くとも1副走査ラインにおける前記光源の照度ムラを表
すデータを画素毎に記憶する第1記憶手段と、少なくと
も1主走査ラインにおける前記光源の照度ムラを表すデ
ータを当該1次元イメージセンサの画素毎に記憶する第
2記憶手段と、前記第1記憶手段及び前記第2記憶手段
に記憶されたデータから原稿の各位置における補正デー
タを算出する算出手段と、前記算出手段によって求めら
れた補正データに基づいて、前記読取手段から出力され
る各画素の原稿情報信号を補正する補正手段とを備えた
ことを特徴とする。
実 施 例 第1図は本発明が適用される情報読取装置の構成を示
し、1はマイクロフィルム2が巻着されたリールを内蔵
するカートリッジ、3は例えばハロゲンランプからなる
光源、4は背面鏡、5はコンデンサレンズで、光源3か
らの光を並行光になおしてマイクロフィルム2に写し込
まれた所望のコマ2aに照射する。6はマイクロフィルム
2を透過した光を所定倍率拡大するプロジェクションレ
ンズ、7は矢印Pで示す主走査方向に光学情報の読取り
を行う1次元イメージセンサとして例えばCCDアレイセ
ンサ、8はこのCCDアレイ7を矢印Qで示す副走査方向
に移動させるための移動手段である。
し、1はマイクロフィルム2が巻着されたリールを内蔵
するカートリッジ、3は例えばハロゲンランプからなる
光源、4は背面鏡、5はコンデンサレンズで、光源3か
らの光を並行光になおしてマイクロフィルム2に写し込
まれた所望のコマ2aに照射する。6はマイクロフィルム
2を透過した光を所定倍率拡大するプロジェクションレ
ンズ、7は矢印Pで示す主走査方向に光学情報の読取り
を行う1次元イメージセンサとして例えばCCDアレイセ
ンサ、8はこのCCDアレイ7を矢印Qで示す副走査方向
に移動させるための移動手段である。
第2図にCCDアレイ7の読取り情報に含まれる照度ム
ラを補正するシステム構成を示す。同期信号発生回路21
の発生する同期信号はCCD駆動回路22と2つのカウンタ2
3,24に加えられる。CCD駆動回路22は前記同期信号を受
けて、CCDアレイ7を主走査方向に繰り返し光学的読取
りを行うよう駆動する。CCDアレイ7の読取信号はアン
プ回路25で増幅及び波形整形され、A−D変換器26でデ
ィジタル信号に変換される。
ラを補正するシステム構成を示す。同期信号発生回路21
の発生する同期信号はCCD駆動回路22と2つのカウンタ2
3,24に加えられる。CCD駆動回路22は前記同期信号を受
けて、CCDアレイ7を主走査方向に繰り返し光学的読取
りを行うよう駆動する。CCDアレイ7の読取信号はアン
プ回路25で増幅及び波形整形され、A−D変換器26でデ
ィジタル信号に変換される。
主走査同期信号カウンタ23はCCDアレイ7が1画素を
読取る周期に等しいパルス(主走査同期信号という。)
を発生し、一方副走査同期信号カウンタ24はCCDアレイ
7が1回主走査する度に1個のパルス(副走査同期信号
という。)を発する。第4図にこれらの同期信号を示
す。これら同期信号は主走査補正RAM27、副走査補正RAM
28に直接及びデコーダ回路29,30を介して加えられる。
同期信号が直接RAMに加えられる制御ラインl1,l2は各補
正RAM27,28に書込まれたデータを読出す場合に使用さ
れ、また、デコーダ回路29,30を介して同期信号が加え
られる制御ラインl3,l4は照度ムラのデータを各補正RAM
27,28に書込む場合に使用される。デコーダ回路29,30の
うち一方(29)は副走査同期信号をデコードして主走査
補正RAM27に加える。これによって第3図に破線で示す
ように、副走査方向所定位置Aにおける主走査方向の照
度ムラデータを主走査補正RAM27に書込むことができ
る。他方のデコーダ回路30は主走査同期信号をデコード
して副走査補正RAM28に加える。これによって第3図に
一点鎖線で示すように、主走査方向所定位置Bにおける
副走査方向の照度ムラデータを副走査補正RAM28に書込
むことができる。
読取る周期に等しいパルス(主走査同期信号という。)
を発生し、一方副走査同期信号カウンタ24はCCDアレイ
7が1回主走査する度に1個のパルス(副走査同期信号
という。)を発する。第4図にこれらの同期信号を示
す。これら同期信号は主走査補正RAM27、副走査補正RAM
28に直接及びデコーダ回路29,30を介して加えられる。
同期信号が直接RAMに加えられる制御ラインl1,l2は各補
正RAM27,28に書込まれたデータを読出す場合に使用さ
れ、また、デコーダ回路29,30を介して同期信号が加え
られる制御ラインl3,l4は照度ムラのデータを各補正RAM
27,28に書込む場合に使用される。デコーダ回路29,30の
うち一方(29)は副走査同期信号をデコードして主走査
補正RAM27に加える。これによって第3図に破線で示す
ように、副走査方向所定位置Aにおける主走査方向の照
度ムラデータを主走査補正RAM27に書込むことができ
る。他方のデコーダ回路30は主走査同期信号をデコード
して副走査補正RAM28に加える。これによって第3図に
一点鎖線で示すように、主走査方向所定位置Bにおける
副走査方向の照度ムラデータを副走査補正RAM28に書込
むことができる。
31は補正ROMで、CCDアレイ7の読取り信号をdMS、主
補正RAM27からの読出し信号をdM、副補正RAM28から読出
し信号をdSとした場合、次式で演算した結果の値が記憶
されていて、dMS,dM,dSを入力することにより、出力側
から照度ムラの補正を行った読取信号D(M,S)を出力
する。
補正RAM27からの読出し信号をdM、副補正RAM28から読出
し信号をdSとした場合、次式で演算した結果の値が記憶
されていて、dMS,dM,dSを入力することにより、出力側
から照度ムラの補正を行った読取信号D(M,S)を出力
する。
但し、dM,dSは夫々主走査方向、副走査方向の照度ム
ラデータの平均値である。
ラデータの平均値である。
第5図に補正RAM27,28に照度ムラデータを書込む動作
を説明するフローチャートを、第6図にこのデータに基
づき照度ムラの補正を行うフローチャートを示す。先
ず、第5図に従って照度ムラデータを補正RAM27,28に書
込む動作を説明する。マイクロフィルムを光路から除去
した状態で(ステップ1)、副走査カウンタ23のカウン
ト数S及び主走査カウンタ24のカウント数を0にする
(ステップ3,6)。以後Sは副走査同期信号が発生する
度に1ずつ増加する(ステップ4,5)。同様に、Mも以
後主走査同期信号が発生する度に1ずつ増加する(ステ
ップ7,8)。ここで、副走査カウント数Sは第3図中原
稿2aの上端(O−E線)を0とし、下端(C−D線)を
終了値Sendとする。その間は1回主走査される毎に1つ
ずつ増加する。主走査カウント数Mは第3図中の左端
(O−C線)を0とし、右端(D−E線)を終了値Mend
とする。その間は、CCDアレイの読取最小単位である1
画素毎に1つずつ増加する。
を説明するフローチャートを、第6図にこのデータに基
づき照度ムラの補正を行うフローチャートを示す。先
ず、第5図に従って照度ムラデータを補正RAM27,28に書
込む動作を説明する。マイクロフィルムを光路から除去
した状態で(ステップ1)、副走査カウンタ23のカウン
ト数S及び主走査カウンタ24のカウント数を0にする
(ステップ3,6)。以後Sは副走査同期信号が発生する
度に1ずつ増加する(ステップ4,5)。同様に、Mも以
後主走査同期信号が発生する度に1ずつ増加する(ステ
ップ7,8)。ここで、副走査カウント数Sは第3図中原
稿2aの上端(O−E線)を0とし、下端(C−D線)を
終了値Sendとする。その間は1回主走査される毎に1つ
ずつ増加する。主走査カウント数Mは第3図中の左端
(O−C線)を0とし、右端(D−E線)を終了値Mend
とする。その間は、CCDアレイの読取最小単位である1
画素毎に1つずつ増加する。
かくして、S,Mを1つずつ増加しながらCCDアレイ7に
より光源からの光の読取りを行う(ステップ9)。この
とき、Sが所定値、例えば第3図に示したA値に達する
と(ステップ10)、主走査補正RAM27のアドレスMにCCD
アレイ7の読取る照度ムラデータdMSを格納する(ステ
ップ11)。このデータ格納動作はMが終了値Mendに達す
るまで続けられる(ステップ14→ステップ7→ステップ
8→…→ステップ14)。また、同様にMが所定値、例え
ば第3図中のB値に達すると(ステップ12)、副走査補
正RAM28のアドレスSにそのときCCDアレイ7の読取った
データdMSを格納する(ステップ13)。このデータ格納
動作は、副走査のカウント数Sが終了値Sendに達するま
で続けられる(ステップ15→ステップ4→ステップ5→
…→ステップ15)。かくして、主走査及び副走査の両方
とも終了値に達すると、照度ムラデータの格納を完了
し、読取動作を終了する(ステップ16)。この場合、主
走査補正RAM27に格納されたデータdMSは主走査方向の照
度ムラのサンプル値であり、以下の説明ではdMという。
また、副走査補正RAM28に格納されたデータdMSは副走査
方向の照度ムラのサンプル値であり、以下の説明ではdS
という。尚、上記説明では、補正RAMに格納する照度ム
ラデータは主走査方向、副走査方向ともに1つのサンプ
ルライン(M=B,S=A)上のものだけであるが、ステ
ップ10,12において、所定値A,BをA1,A2…B1,B2…という
ように複数設定し複数のサンプルライン上の照度ムラデ
ータを採取するようにしてもよいことはいうまでもな
い。
より光源からの光の読取りを行う(ステップ9)。この
とき、Sが所定値、例えば第3図に示したA値に達する
と(ステップ10)、主走査補正RAM27のアドレスMにCCD
アレイ7の読取る照度ムラデータdMSを格納する(ステ
ップ11)。このデータ格納動作はMが終了値Mendに達す
るまで続けられる(ステップ14→ステップ7→ステップ
8→…→ステップ14)。また、同様にMが所定値、例え
ば第3図中のB値に達すると(ステップ12)、副走査補
正RAM28のアドレスSにそのときCCDアレイ7の読取った
データdMSを格納する(ステップ13)。このデータ格納
動作は、副走査のカウント数Sが終了値Sendに達するま
で続けられる(ステップ15→ステップ4→ステップ5→
…→ステップ15)。かくして、主走査及び副走査の両方
とも終了値に達すると、照度ムラデータの格納を完了
し、読取動作を終了する(ステップ16)。この場合、主
走査補正RAM27に格納されたデータdMSは主走査方向の照
度ムラのサンプル値であり、以下の説明ではdMという。
また、副走査補正RAM28に格納されたデータdMSは副走査
方向の照度ムラのサンプル値であり、以下の説明ではdS
という。尚、上記説明では、補正RAMに格納する照度ム
ラデータは主走査方向、副走査方向ともに1つのサンプ
ルライン(M=B,S=A)上のものだけであるが、ステ
ップ10,12において、所定値A,BをA1,A2…B1,B2…という
ように複数設定し複数のサンプルライン上の照度ムラデ
ータを採取するようにしてもよいことはいうまでもな
い。
次に、補正RAM27,28に格納した照度ムラデータを基に
CCDアレイで検出される原稿情報を補正する動作を説明
する。先ず、マイクロフィルムを光路中にセットした状
態で(ステップ20)、副走査のカウント数S、主走査の
カウント数Mを0にセットし(ステップ22,25)、以後
同期信号が発生する度に1つずつ増加させる(ステップ
23,24,26,27)。そして、Mが1つ増加する度に、CCDア
レイ7で読み取った原稿情報dMSを補正ROM31に入力する
と共に(ステップ28)、各補正RAM27,28から読出したデ
ータdS,dMも補正ROM31に入力する(ステップ29,30)。
補正ROM31はこれらのデータを基に(1)式で与えられ
る補正データDを探し出し出力する(ステップ31,3
2)。この動作を及びSが終了値Mend,Sendに達するまで
行い(ステップ33,34)、両者とも終了値に達すると情
報読取り動作を終了する(ステップ35)。
CCDアレイで検出される原稿情報を補正する動作を説明
する。先ず、マイクロフィルムを光路中にセットした状
態で(ステップ20)、副走査のカウント数S、主走査の
カウント数Mを0にセットし(ステップ22,25)、以後
同期信号が発生する度に1つずつ増加させる(ステップ
23,24,26,27)。そして、Mが1つ増加する度に、CCDア
レイ7で読み取った原稿情報dMSを補正ROM31に入力する
と共に(ステップ28)、各補正RAM27,28から読出したデ
ータdS,dMも補正ROM31に入力する(ステップ29,30)。
補正ROM31はこれらのデータを基に(1)式で与えられ
る補正データDを探し出し出力する(ステップ31,3
2)。この動作を及びSが終了値Mend,Sendに達するまで
行い(ステップ33,34)、両者とも終了値に達すると情
報読取り動作を終了する(ステップ35)。
上記の如くして補正ROM31から得られた出力Dは、CCD
アレイ7で読取った原稿情報dMSに対して主走査方向の
照度ムラ及び副走査方向の照度ムラの補正をかけたもの
であり、従って光源に依存した照度ムラのない再現性の
良い原稿情報を得ることができる。
アレイ7で読取った原稿情報dMSに対して主走査方向の
照度ムラ及び副走査方向の照度ムラの補正をかけたもの
であり、従って光源に依存した照度ムラのない再現性の
良い原稿情報を得ることができる。
尚、この実施例では、照度ムラデータを補正RAM27,28
に一旦記憶し、そのデータをCCDアレイの読取る原稿情
報と共に補正ROM31に入力して照度ムラ補正を行うよう
にしているが、補正RAM27,28及びROM31に替えて、2次
元的な照度ムラデータに近似した関数を記憶する関数発
生器を設け、CCDアレイ7の読取る原稿情報をこの関数
発生器に入力して該発生器の発生する関数信号と掛け合
わせることにより照度ムラの補正を行うようにしてもよ
い。
に一旦記憶し、そのデータをCCDアレイの読取る原稿情
報と共に補正ROM31に入力して照度ムラ補正を行うよう
にしているが、補正RAM27,28及びROM31に替えて、2次
元的な照度ムラデータに近似した関数を記憶する関数発
生器を設け、CCDアレイ7の読取る原稿情報をこの関数
発生器に入力して該発生器の発生する関数信号と掛け合
わせることにより照度ムラの補正を行うようにしてもよ
い。
更に、上記実施例ではCCDアレイを副走査方向に移動
させて画像を読取るものを示したが、CCDアレイは固定
でマイクロフィルムを副走査方向に移動させて画像を走
査し画像読取りを行うようにしてもよいし、また、原稿
及びCCDアレイを固定し、CCDアレイ上にマイクロフィル
ムに写し込まれた画像を結像する光学系の移動によって
画像を読取るようにしてもよいことは勿論である。
させて画像を読取るものを示したが、CCDアレイは固定
でマイクロフィルムを副走査方向に移動させて画像を走
査し画像読取りを行うようにしてもよいし、また、原稿
及びCCDアレイを固定し、CCDアレイ上にマイクロフィル
ムに写し込まれた画像を結像する光学系の移動によって
画像を読取るようにしてもよいことは勿論である。
発明の効果 以上説明したように本発明によれば、マイクロフィル
ムに写し込まれた原稿情報を1次元イメージセンサで読
取る場合に、その読取り情報の中に含まれる光源に依存
した2次元的な照度ムラを電気的な演算によって除去で
きるものであるから、2次元的な照度ムラが複雑なパタ
ーンをしていても確実に、しかも面倒な受光スリットの
形状を工夫するなどといった光学的調整を一切しなくて
も効果的に照度ムラ補正が行える。その上、本発明の第
1、第2記憶手段は、照度ムラが縞リング状に広がる点
に着眼して、それぞれこの縞リングを横切る少なくとも
1主走査ラインおよび1副走査ラインにおける照度ムラ
のデータを画素ごとに記憶するだけでよいから、そのメ
モリ容量も小さいものでよく、このため情報読取り装置
を低い部品コストで製造することができる。しかも、主
走査方向、すなわち1次元イメージセンサのセンサ配列
方向において、当該イメージセンサの画素ごとに照度ム
ラのデータを記憶するので、結果としてそのセンサの感
度ムラをも補正できることとなり、原稿情報をより一層
正確に読取ることが可能になる。
ムに写し込まれた原稿情報を1次元イメージセンサで読
取る場合に、その読取り情報の中に含まれる光源に依存
した2次元的な照度ムラを電気的な演算によって除去で
きるものであるから、2次元的な照度ムラが複雑なパタ
ーンをしていても確実に、しかも面倒な受光スリットの
形状を工夫するなどといった光学的調整を一切しなくて
も効果的に照度ムラ補正が行える。その上、本発明の第
1、第2記憶手段は、照度ムラが縞リング状に広がる点
に着眼して、それぞれこの縞リングを横切る少なくとも
1主走査ラインおよび1副走査ラインにおける照度ムラ
のデータを画素ごとに記憶するだけでよいから、そのメ
モリ容量も小さいものでよく、このため情報読取り装置
を低い部品コストで製造することができる。しかも、主
走査方向、すなわち1次元イメージセンサのセンサ配列
方向において、当該イメージセンサの画素ごとに照度ム
ラのデータを記憶するので、結果としてそのセンサの感
度ムラをも補正できることとなり、原稿情報をより一層
正確に読取ることが可能になる。
第1図は本発明の適用される情報読取り装置の構成を示
す図、第2図は本発明の一実施例を示す電気回路図、第
3図は補正RAMに記憶する照度ムラデータをサンプルす
る位置を示す図、第4図は同期信号を示す波形図、第5
図は補正RAMに照度ムラデータを書込むデータを説明す
るフローチャート、第6図は原稿情報の読取り信号に照
度ムラの補正をかける動作を説明するフローチャート、
第7図は2次元的な照度ムラのパターンの一例を示す
図、第8図は1次元的な照度ムラを補正する従来例の説
明図、第9図は照度ムラを補正する光学的な手段の例を
示す図である。 7……CCDアレイ(1次元イメージセンサ)、27……主
走査補正RAM、28……副走査補正RAM、(27,28……記憶
回路)、31……補正ROM(補正回路)。
す図、第2図は本発明の一実施例を示す電気回路図、第
3図は補正RAMに記憶する照度ムラデータをサンプルす
る位置を示す図、第4図は同期信号を示す波形図、第5
図は補正RAMに照度ムラデータを書込むデータを説明す
るフローチャート、第6図は原稿情報の読取り信号に照
度ムラの補正をかける動作を説明するフローチャート、
第7図は2次元的な照度ムラのパターンの一例を示す
図、第8図は1次元的な照度ムラを補正する従来例の説
明図、第9図は照度ムラを補正する光学的な手段の例を
示す図である。 7……CCDアレイ(1次元イメージセンサ)、27……主
走査補正RAM、28……副走査補正RAM、(27,28……記憶
回路)、31……補正ROM(補正回路)。
Claims (3)
- 【請求項1】2次元状に配光する光源により照明された
原稿に対し1次元イメージセンサを相対的に移動させ、
当該1次元イメージセンサにおけるセンサ配列方向であ
る主走査方向およびこの主走査方向に直交する副走査方
向に前記原稿の情報を読取って、画素毎の原稿情報信号
を出力する読取手段と、 少なくとも1副走査ラインにおける前記光源の照度ムラ
を表すデータを画素毎に記憶する第1記憶手段と、 少なくとも1主走査ラインにおける前記光源の照度ムラ
を表すデータを当該1次元イメージセンサの画素毎に記
憶する第2記憶手段と、 前記第1記憶手段及び前記第2記憶手段に記憶されたデ
ータから原稿の各位置における補正データを算出する算
出手段と、 前記算出手段によって求められた補正データに基づい
て、前記読取手段から出力される各画素の原稿情報信号
を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする情報読
取り装置。 - 【請求項2】前記補正手段は、前記読取手段から出力さ
れる各原稿情報信号の主走査位置に対応して前記第1記
憶手段に記憶されたデータ、及び前記原稿情報信号の副
走査位置に対応して前記第2記憶手段に記憶されたデー
タとを、前記原稿情報信号に掛け合わせることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の情報読取り装置。 - 【請求項3】前記第1及び第2記憶手段は、原稿情報を
読取っていないときに前記読取手段から出力される原稿
情報信号が書込まれていることを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の情報読取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61296280A JP2590851B2 (ja) | 1986-12-11 | 1986-12-11 | 情報読取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61296280A JP2590851B2 (ja) | 1986-12-11 | 1986-12-11 | 情報読取り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63148768A JPS63148768A (ja) | 1988-06-21 |
JP2590851B2 true JP2590851B2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=17831522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61296280A Expired - Lifetime JP2590851B2 (ja) | 1986-12-11 | 1986-12-11 | 情報読取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2590851B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59161177A (ja) * | 1983-03-04 | 1984-09-11 | Nec Corp | 画像入力装置のシエ−デイング補正装置 |
JPS61208370A (ja) * | 1985-03-12 | 1986-09-16 | Nippon Kogaku Kk <Nikon> | 光電変換装置 |
JPS61222374A (ja) * | 1985-03-27 | 1986-10-02 | Fujitsu Ltd | 画像読み取り装置 |
-
1986
- 1986-12-11 JP JP61296280A patent/JP2590851B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63148768A (ja) | 1988-06-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |