JP2003037713A - 画像読取装置 - Google Patents
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- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims 1
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 7
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000003705 background correction Methods 0.000 description 4
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 230000003595 spectral effect Effects 0.000 description 2
- 108010064539 amyloid beta-protein (1-42) Proteins 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 読み取る原稿に合わせた多様な読取方式をも
ち合わせた画像読取装置を提供する。 【解決手段】 第1ミラー18、19、20、21及び
第1集光レンズ22からなり第1光センサ27に反射原
稿を結像させる第1光学系と、第2ミラー23及び第2
集光レンズ26からなり第2光センサ25に透過原稿を
結像させる第2光学系とを備える。第1光学系の光路上
に配置される第1集光レンズ22の倍率に対し、第2光
学系の光路上に配置される第2集光レンズ26の倍率は
2倍である。反射原稿を読み取る場合と、透過原稿を読
み取る場合とでそれぞれ独立した光学系と光センサを使
用するため、高い精度で原稿を読み取ることができる。
ち合わせた画像読取装置を提供する。 【解決手段】 第1ミラー18、19、20、21及び
第1集光レンズ22からなり第1光センサ27に反射原
稿を結像させる第1光学系と、第2ミラー23及び第2
集光レンズ26からなり第2光センサ25に透過原稿を
結像させる第2光学系とを備える。第1光学系の光路上
に配置される第1集光レンズ22の倍率に対し、第2光
学系の光路上に配置される第2集光レンズ26の倍率は
2倍である。反射原稿を読み取る場合と、透過原稿を読
み取る場合とでそれぞれ独立した光学系と光センサを使
用するため、高い精度で原稿を読み取ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアイメージセ
ンサ(以下リニアイメージセンサを「光センサ」とい
う。)を用いた主走査と副走査を行うことにより画像を
読み取る画像読取装置に関する。
ンサ(以下リニアイメージセンサを「光センサ」とい
う。)を用いた主走査と副走査を行うことにより画像を
読み取る画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿上の画像を読み取る画像読取装置と
してスキャナ等が知られている。フラットベッド型スキ
ャナは、原稿の画像を光源によって照射し、その反射光
または透過光を光学系を通して光センサで光電変換する
ことにより画像の一部をライン状に読み取る作動と、光
学系と光センサを搭載したキャリッジを移動させること
によって原稿と光センサの相対位置をずらす作動とを繰
り返して画像全体を読み取る。光センサによって取得さ
れる画素の位置情報、及び分光反射率または分光透過率
に相当する情報は、各種の信号処理が施されデジタル情
報としてパソコン等へ出力される。また、近年では反射
原稿と透過原稿の双方が読取可能なスキャナが実用化さ
れており、このようなスキャナでは、原稿の表裏両側に
光源を設けている。
してスキャナ等が知られている。フラットベッド型スキ
ャナは、原稿の画像を光源によって照射し、その反射光
または透過光を光学系を通して光センサで光電変換する
ことにより画像の一部をライン状に読み取る作動と、光
学系と光センサを搭載したキャリッジを移動させること
によって原稿と光センサの相対位置をずらす作動とを繰
り返して画像全体を読み取る。光センサによって取得さ
れる画素の位置情報、及び分光反射率または分光透過率
に相当する情報は、各種の信号処理が施されデジタル情
報としてパソコン等へ出力される。また、近年では反射
原稿と透過原稿の双方が読取可能なスキャナが実用化さ
れており、このようなスキャナでは、原稿の表裏両側に
光源を設けている。
【0003】一般に、スキャナに用いられている光学系
は、単一の光路によって原稿の反射光または透過光を単
一の光センサに入射させ、また、光学系の倍率は固定さ
れている。このようなスキャナは、読取可能な原稿の最
大幅と光センサの幅が対応するように光学系の倍率が固
定されていた。
は、単一の光路によって原稿の反射光または透過光を単
一の光センサに入射させ、また、光学系の倍率は固定さ
れている。このようなスキャナは、読取可能な原稿の最
大幅と光センサの幅が対応するように光学系の倍率が固
定されていた。
【0004】また、反射原稿と透過原稿の双方が読取可
能なスキャナにおいては、原稿で反射した光が光センサ
に至るまでの光路と、原稿を透過した光がその光センサ
に至るまでの光路とを、いずれか一方の光路上に移動す
る可動ミラーを用い、切り換えることにより読取時に2
つの光路を使い分け、単一の光センサによって反射原稿
と透過原稿を読み取る方法が知られている。
能なスキャナにおいては、原稿で反射した光が光センサ
に至るまでの光路と、原稿を透過した光がその光センサ
に至るまでの光路とを、いずれか一方の光路上に移動す
る可動ミラーを用い、切り換えることにより読取時に2
つの光路を使い分け、単一の光センサによって反射原稿
と透過原稿を読み取る方法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、常に同じ光セ
ンサを用いて原稿を読み取る画像読取装置においては、
その光センサの画素数、画素の配列、電荷の転送方式等
によって読み取った画像の画調がハードウェア上で決ま
り、読み取る原稿に合わせた多様な読取方式をハードウ
ェアにおいて選択することができなかった。
ンサを用いて原稿を読み取る画像読取装置においては、
その光センサの画素数、画素の配列、電荷の転送方式等
によって読み取った画像の画調がハードウェア上で決ま
り、読み取る原稿に合わせた多様な読取方式をハードウ
ェアにおいて選択することができなかった。
【0006】また、可動ミラーと単一の光センサを用い
て反射原稿と透過原稿の双方を読み取るスキャナにおい
ては、可動ミラーを用いて光センサに光を正確に入射さ
せることが困難であるため、読取精度が低くなるという
問題があった。
て反射原稿と透過原稿の双方を読み取るスキャナにおい
ては、可動ミラーを用いて光センサに光を正確に入射さ
せることが困難であるため、読取精度が低くなるという
問題があった。
【0007】本発明は、このような問題に鑑み創作され
たものであって、読み取る原稿に合わせた多様な読取方
式をもち合わせた画像読取装置を提供することを目的と
する。また本発明の別の目的は、複数の光路を使い分け
て画像を読み取る場合において読取精度の高い画像読取
装置を提供することを目的とする。
たものであって、読み取る原稿に合わせた多様な読取方
式をもち合わせた画像読取装置を提供することを目的と
する。また本発明の別の目的は、複数の光路を使い分け
て画像を読み取る場合において読取精度の高い画像読取
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
画像読取装置によると、発光部から投光され原稿で反射
した光、または原稿を透過した光は、光学系によって反
射され第1光センサ及び第2光センサを有する撮像部に
集光される。撮像部では、第1光センサまたは第2光セ
ンサのいずれかが受光した光を電気信号に変換すること
によって原稿の画像が読み取られる。読み取る画像の画
質によって光センサを使い分けることができるため、読
み取る原稿にあわせた多様な読取方式をもち合わせるこ
とができる。
画像読取装置によると、発光部から投光され原稿で反射
した光、または原稿を透過した光は、光学系によって反
射され第1光センサ及び第2光センサを有する撮像部に
集光される。撮像部では、第1光センサまたは第2光セ
ンサのいずれかが受光した光を電気信号に変換すること
によって原稿の画像が読み取られる。読み取る画像の画
質によって光センサを使い分けることができるため、読
み取る原稿にあわせた多様な読取方式をもち合わせるこ
とができる。
【0009】本発明の請求項2記載の画像読取装置によ
ると、第1ミラーは、原稿で反射した光または原稿を透
過した光を反射し前記第1光センサに入射させ、第2ミ
ラーは、原稿で反射した光または原稿を透過した光を反
射し前記第2光センサに入射させ、それぞれ独立した2
つの光路を経由して2つの光センサに結像するため、読
取精度が高い。
ると、第1ミラーは、原稿で反射した光または原稿を透
過した光を反射し前記第1光センサに入射させ、第2ミ
ラーは、原稿で反射した光または原稿を透過した光を反
射し前記第2光センサに入射させ、それぞれ独立した2
つの光路を経由して2つの光センサに結像するため、読
取精度が高い。
【0010】本発明の請求項3記載の画像読取装置によ
ると、第1ミラーは、原稿で反射した光を第1光センサ
に入射させ、第2ミラーは、原稿を透過した光を第2光
センサに入射させるため、第1ミラーを用いた反射原稿
の読み取りと、第2ミラーを用いた透過原稿の読み取り
とを原稿に応じて使い分け、原稿の画質に応じた画像の
読み取りを実現することができる。
ると、第1ミラーは、原稿で反射した光を第1光センサ
に入射させ、第2ミラーは、原稿を透過した光を第2光
センサに入射させるため、第1ミラーを用いた反射原稿
の読み取りと、第2ミラーを用いた透過原稿の読み取り
とを原稿に応じて使い分け、原稿の画質に応じた画像の
読み取りを実現することができる。
【0011】本発明の請求項4記載の画像読取装置によ
ると、第1集光レンズは、原稿から前記第1ミラーを経
由し前記第1光センサに至る光路上に配置されて前記第
1光センサに結像させ、第2集光レンズは、原稿から前
記第2ミラーを経由し前記第2光センサに至る光路上に
配置されて第2光センサに結像させる。このため、それ
ぞれの集光レンズを使い分け、原稿の画質に応じた画像
の読み取りを実現することができる。
ると、第1集光レンズは、原稿から前記第1ミラーを経
由し前記第1光センサに至る光路上に配置されて前記第
1光センサに結像させ、第2集光レンズは、原稿から前
記第2ミラーを経由し前記第2光センサに至る光路上に
配置されて第2光センサに結像させる。このため、それ
ぞれの集光レンズを使い分け、原稿の画質に応じた画像
の読み取りを実現することができる。
【0012】本発明の請求項5記載の画像読取装置によ
ると、第2集光レンズの倍率は、前記第1集光レンズの
倍率の整数倍であるため、反射原稿に比べ拡大した透過
原稿を光センサに投影することができ、より高い解像度
で透過原稿を読み取ることができる。
ると、第2集光レンズの倍率は、前記第1集光レンズの
倍率の整数倍であるため、反射原稿に比べ拡大した透過
原稿を光センサに投影することができ、より高い解像度
で透過原稿を読み取ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
複数の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。本発明
の一実施例による画像読取装置としてのフラットベッド
型スキャナ1を図2に示す。
複数の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。本発明
の一実施例による画像読取装置としてのフラットベッド
型スキャナ1を図2に示す。
【0014】箱型の下部筐体11の上面には、ガラス等
の透明板からなる原稿台12が設けられている。原稿台
12の周囲には、原稿13の読取位置を位置決めし原稿
読取時に原稿13の移動を規制する原稿ガイド30が設
けられる。原稿ガイド30の下面には、高反射率の均一
反射面を有する白基準31が設けられる。下部筐体11
の内部には、図示しない駆動装置により原稿台12に載
せられる原稿13に対して平行に往復移動可能なキャリ
ッジ14が設けられている。下部筐体11の上部には、
図示しない駆動装置によってキャリッジ14と同期して
原稿13に対し平行に往復移動可能な第二光源15を収
容した上部筐体16が設置される。第2光源としては、
このような移動式のものに限らず固定式の面光源を用い
ることが可能である。
の透明板からなる原稿台12が設けられている。原稿台
12の周囲には、原稿13の読取位置を位置決めし原稿
読取時に原稿13の移動を規制する原稿ガイド30が設
けられる。原稿ガイド30の下面には、高反射率の均一
反射面を有する白基準31が設けられる。下部筐体11
の内部には、図示しない駆動装置により原稿台12に載
せられる原稿13に対して平行に往復移動可能なキャリ
ッジ14が設けられている。下部筐体11の上部には、
図示しない駆動装置によってキャリッジ14と同期して
原稿13に対し平行に往復移動可能な第二光源15を収
容した上部筐体16が設置される。第2光源としては、
このような移動式のものに限らず固定式の面光源を用い
ることが可能である。
【0015】キャリッジ14を図1に示す。キャリッジ
14には、第1光源17、第1光学系、第2光学系、並
びに撮像部を構成する第1光センサ27及び第2光セン
サ25が収容される。発光部を構成する第1光源17及
び第2光源15には蛍光ランプなどが用いられ、キャリ
ッジ14の移動方向に対し垂直な方向に長く水平に設け
られる。
14には、第1光源17、第1光学系、第2光学系、並
びに撮像部を構成する第1光センサ27及び第2光セン
サ25が収容される。発光部を構成する第1光源17及
び第2光源15には蛍光ランプなどが用いられ、キャリ
ッジ14の移動方向に対し垂直な方向に長く水平に設け
られる。
【0016】第1光学系は、第1ミラー18、19、2
0、21、及び第1集光レンズ22から構成される。第
1光学系は、第1ミラー18、19、20、21によっ
て第1光源17から投光され原稿13で反射した光を4
回反射することにより第1光源17から第1光センサ2
7に至る光路を形成する。第1集光レンズ22の焦点は
原稿台12の原稿13側の面までの距離に固定されてい
る。
0、21、及び第1集光レンズ22から構成される。第
1光学系は、第1ミラー18、19、20、21によっ
て第1光源17から投光され原稿13で反射した光を4
回反射することにより第1光源17から第1光センサ2
7に至る光路を形成する。第1集光レンズ22の焦点は
原稿台12の原稿13側の面までの距離に固定されてい
る。
【0017】第2光学系は、第2ミラー23、及び第2
集光レンズ26から構成される。第2光学系は、第2ミ
ラー23によって第二光源15から投光され原稿13を
透過した光を反射することにより第二光源15から第2
光センサ25に至る光路を形成する。第2集光レンズ2
6に第1集光レンズ22の2倍の倍率のレンズを用いる
ことにより透過原稿を読み取る場合の解像度を光学的に
上げている。第2集光レンズ26の倍率は第1集光レン
ズの2倍に限定されるものではないが整数倍であること
が望ましい。また、第2集光レンズの焦点は、原稿台1
2の原稿13側の面から約2mm離れた位置に合わせて
固定されている。これは、図3に示すように読取時に透
過原稿28がホルダ29に保持され原稿台12から約2
mm浮き上がるためであり、また、透過原稿28と原稿
台12とが密着に近い状態となることによって発生する
干渉縞(ニュートンリング)を防止するためである。
集光レンズ26から構成される。第2光学系は、第2ミ
ラー23によって第二光源15から投光され原稿13を
透過した光を反射することにより第二光源15から第2
光センサ25に至る光路を形成する。第2集光レンズ2
6に第1集光レンズ22の2倍の倍率のレンズを用いる
ことにより透過原稿を読み取る場合の解像度を光学的に
上げている。第2集光レンズ26の倍率は第1集光レン
ズの2倍に限定されるものではないが整数倍であること
が望ましい。また、第2集光レンズの焦点は、原稿台1
2の原稿13側の面から約2mm離れた位置に合わせて
固定されている。これは、図3に示すように読取時に透
過原稿28がホルダ29に保持され原稿台12から約2
mm浮き上がるためであり、また、透過原稿28と原稿
台12とが密着に近い状態となることによって発生する
干渉縞(ニュートンリング)を防止するためである。
【0018】第1光センサ27及び第2光センサ25に
は、カラーCCDリニアイメージセンサが用いられる。
第1光センサ27または第2光センサ25を構成するフ
ォトダイオードに入射した光の光量に応じた電荷が蓄積
され、蓄積された電荷は所定期間経過後に取り出されて
図4に示す信号処理部32で処理される。A/D変換部
34は、増幅器33を介して入力される第1光センサ2
7または第2光センサ25からのデータをデジタル信号
に変換しシェーディング補正部35に伝送する。シェー
ディング補正部35は、読取開始前に白基準31を読み
取ったデータを用いて第1光センサ27または第2光セ
ンサ25の画素ごとの感度のばらつきや第1光源17及
び第2光源15の主走査方向の光量のばらつきを補正す
る。ガンマ補正部36では、所定のガンマ関数によりガ
ンマ補正が行われ、シェーディング補正部35から出力
された光量信号を画像信号に変換する。その他の補正部
37では、色補正、エッジ強調及び領域拡大/縮小など
の諸変換を行う。制御部38は、CPU、RAM及びR
OM等からなるマイクロコンピュータにより構成され、
フラットベッド型スキャナ1全体の制御を行い、インタ
ーフェース39を介して図示しないパソコンなどの画像
処理装置に接続される。
は、カラーCCDリニアイメージセンサが用いられる。
第1光センサ27または第2光センサ25を構成するフ
ォトダイオードに入射した光の光量に応じた電荷が蓄積
され、蓄積された電荷は所定期間経過後に取り出されて
図4に示す信号処理部32で処理される。A/D変換部
34は、増幅器33を介して入力される第1光センサ2
7または第2光センサ25からのデータをデジタル信号
に変換しシェーディング補正部35に伝送する。シェー
ディング補正部35は、読取開始前に白基準31を読み
取ったデータを用いて第1光センサ27または第2光セ
ンサ25の画素ごとの感度のばらつきや第1光源17及
び第2光源15の主走査方向の光量のばらつきを補正す
る。ガンマ補正部36では、所定のガンマ関数によりガ
ンマ補正が行われ、シェーディング補正部35から出力
された光量信号を画像信号に変換する。その他の補正部
37では、色補正、エッジ強調及び領域拡大/縮小など
の諸変換を行う。制御部38は、CPU、RAM及びR
OM等からなるマイクロコンピュータにより構成され、
フラットベッド型スキャナ1全体の制御を行い、インタ
ーフェース39を介して図示しないパソコンなどの画像
処理装置に接続される。
【0019】以下、フラットベッド型スキャナ1の作動
について説明する。ユーザは、インターフェース39に
接続されるパソコンによってフラットベッド型スキャナ
1を制御し読取開始の指示を与える。
について説明する。ユーザは、インターフェース39に
接続されるパソコンによってフラットベッド型スキャナ
1を制御し読取開始の指示を与える。
【0020】(1)反射原稿を読み取る場合
ユーザが読取開始の指示を与える前に読み取る原稿が反
射原稿であることを指定した場合、フラットベッド型ス
キャナ1は、第1光源17を点燈し第1光学系を用い第
1光センサ27に反射原稿を投影する。読取開始の指示
が与えられると、フラットベッド型スキャナ1は主走査
と副走査を繰り返し連続的に実行する。主走査において
は、第1光源17から原稿13に投光され原稿13で反
射した光が第1光学系を介して第1光センサ27に入射
する。
射原稿であることを指定した場合、フラットベッド型ス
キャナ1は、第1光源17を点燈し第1光学系を用い第
1光センサ27に反射原稿を投影する。読取開始の指示
が与えられると、フラットベッド型スキャナ1は主走査
と副走査を繰り返し連続的に実行する。主走査において
は、第1光源17から原稿13に投光され原稿13で反
射した光が第1光学系を介して第1光センサ27に入射
する。
【0021】(2)透過原稿を読み取る場合
ユーザが読取開始の指示を与える前に読み取る原稿が透
過原稿であることを指定した場合、フラットベッド型ス
キャナ1は、第2光源15を点燈し第2光学系を用い第
2光センサ25に透過原稿を投影する。読取開始の指示
が与えられると、フラットベッド型スキャナ1は主走査
と副走査を繰り返し連続的に実行する。主走査において
は、第2光源から原稿13に投光され原稿13を透過し
た光が第2光学系を介して第2光センサ25に入射す
る。
過原稿であることを指定した場合、フラットベッド型ス
キャナ1は、第2光源15を点燈し第2光学系を用い第
2光センサ25に透過原稿を投影する。読取開始の指示
が与えられると、フラットベッド型スキャナ1は主走査
と副走査を繰り返し連続的に実行する。主走査において
は、第2光源から原稿13に投光され原稿13を透過し
た光が第2光学系を介して第2光センサ25に入射す
る。
【0022】反射原稿及び透過原稿の副走査は、駆動装
置によりキャリッジ14を移動させることによりライン
状の読取を行う主走査を繰り返し連続的に実行すること
によって行われる。透過原稿を読み取る場合には、キャ
リッジ14の移動に同期して第2光源15が制御部38
によって制御される駆動装置により移動する。
置によりキャリッジ14を移動させることによりライン
状の読取を行う主走査を繰り返し連続的に実行すること
によって行われる。透過原稿を読み取る場合には、キャ
リッジ14の移動に同期して第2光源15が制御部38
によって制御される駆動装置により移動する。
【0023】第1光センサ27または第2光センサ25
によって所定期間蓄積された電荷は増幅器33に出力さ
れる。増幅器33からの出力信号は、A/D変換部34
によりデジタルの光量信号データに変換され、シェーデ
ィング補正部35、ガンマ補正部36、及びその他の補
正部37で各種の信号処理が行われ、インターフェース
39を介してパソコンに出力される。
によって所定期間蓄積された電荷は増幅器33に出力さ
れる。増幅器33からの出力信号は、A/D変換部34
によりデジタルの光量信号データに変換され、シェーデ
ィング補正部35、ガンマ補正部36、及びその他の補
正部37で各種の信号処理が行われ、インターフェース
39を介してパソコンに出力される。
【0024】反射原稿を読み取る場合と、透過原稿を読
み取る場合とを比較すると、図5(B)に示すように、透
過原稿を読み取る場合には第2光センサ25に投影され
る画像(図の斜線部分)を第2集光レンズ26を用いて
2倍に拡大することにより実質的な解像度を向上させ
る。このとき、図6に示すように透過原稿を読み取る場
合に第2光センサ25に投影される原稿の幅L2は、反
射原稿を読み取る場合に第1光センサ27に投影される
原稿の幅L1の半分になる。
み取る場合とを比較すると、図5(B)に示すように、透
過原稿を読み取る場合には第2光センサ25に投影され
る画像(図の斜線部分)を第2集光レンズ26を用いて
2倍に拡大することにより実質的な解像度を向上させ
る。このとき、図6に示すように透過原稿を読み取る場
合に第2光センサ25に投影される原稿の幅L2は、反
射原稿を読み取る場合に第1光センサ27に投影される
原稿の幅L1の半分になる。
【0025】本実施例においては原稿によって読取範囲
を切換えるため、読取可能な最大幅L2の原稿に対し半
分の幅L1の原稿を読み取る場合であっても第1光セン
サ27の全画素に画像を投影することが可能であり、同
じ幅で同じ画素数の光センサを利用して実質的な解像度
を2倍に向上させることができる。
を切換えるため、読取可能な最大幅L2の原稿に対し半
分の幅L1の原稿を読み取る場合であっても第1光セン
サ27の全画素に画像を投影することが可能であり、同
じ幅で同じ画素数の光センサを利用して実質的な解像度
を2倍に向上させることができる。
【0026】また、原稿で反射した光及び原稿を透過し
た光を光センサに入射させるミラーはすべてキャリッジ
に対して固定されているため、光路を切り換えるための
可動ミラーを備える画像読取装置に比べ読取の精度が高
い。
た光を光センサに入射させるミラーはすべてキャリッジ
に対して固定されているため、光路を切り換えるための
可動ミラーを備える画像読取装置に比べ読取の精度が高
い。
【0027】さらに、2つの光学系を備え固定焦点を2
箇所に設定することが可能であるため、透過原稿がいわ
ゆる「ピンぼけ」の状態で読み取られることがなく、常
にシャープな画像を再現することができる。
箇所に設定することが可能であるため、透過原稿がいわ
ゆる「ピンぼけ」の状態で読み取られることがなく、常
にシャープな画像を再現することができる。
【0028】上記実施例においては、反射原稿及び透過
原稿を読み取る画像読取装置についてのみ説明された
が、反射原稿または透過原稿のいずれか一方のみを読み
取る画像読取装置であっても本発明を実現することが可
能である。また、本発明はフラットベッド型スキャナに
限らずシートフィード型スキャナ等の様々な画像読取装
置に応用することが可能である。
原稿を読み取る画像読取装置についてのみ説明された
が、反射原稿または透過原稿のいずれか一方のみを読み
取る画像読取装置であっても本発明を実現することが可
能である。また、本発明はフラットベッド型スキャナに
限らずシートフィード型スキャナ等の様々な画像読取装
置に応用することが可能である。
【図1】本発明の一実施例によるフラットベッド型スキ
ャナのキャリッジを示す模式図である。
ャナのキャリッジを示す模式図である。
【図2】本発明の一実施例によるフラットベッド型スキ
ャナを示す模式図である。
ャナを示す模式図である。
【図3】本発明の一実施例において透過原稿の読取位置
を示す模式図である。
を示す模式図である。
【図4】本発明の一実施例によるフラットベッド型スキ
ャナを示すブロック図である。
ャナを示すブロック図である。
【図5】(A)は、本発明の一実施例において第1光学系
を用いた場合、光センサに結像される像の大きさを説明
するための模式図である。(B)は、本発明の一実施例に
おいて第2光学系を用いた場合、光センサに結像される
像の大きさを説明するための模式図である。
を用いた場合、光センサに結像される像の大きさを説明
するための模式図である。(B)は、本発明の一実施例に
おいて第2光学系を用いた場合、光センサに結像される
像の大きさを説明するための模式図である。
【図6】本発明の一実施例において原稿台上の読取可能
な範囲を説明するための模式図である。
な範囲を説明するための模式図である。
1 フラットベッド型スキャナ(画像読取装置)
11 下部筐体
12 原稿台
13 原稿
15 第2光源(発光部)
17 第1光源(発光部)
18、19、20、21 第1ミラー
22 第1集光レンズ
23 第2ミラー
25 第2光センサ
26 第2集光レンズ
27 光センサ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H04N 1/10 H04N 1/10
1/107
Fターム(参考) 2H108 AA01 AA26 CB01 HA01 JA00
5B047 AA01 AB04 BA02 BB02 BC05
BC09 BC11 BC14 CB16
5C051 AA01 BA03 DA02 DB01 DB22
DB24 DB28 DC02 DC04 DC05
DC07 DE09 DE26 FA04
5C062 AB03 AB33 AB41 AB42 AB53
AC02 AC08 AE03 AE15 BA02
5C072 AA01 BA04 CA02 DA02 DA04
EA05 LA20 VA03
Claims (5)
- 【請求項1】 原稿を照射する発光部と、 受光した光を電気信号に変換する第1光センサ及び第2
光センサを有する撮像部と、 前記発光部から投光され原稿で反射した光または原稿を
透過した光を反射し前記撮像部に集光する光学系と、 を備えることを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項2】 前記光学系は、原稿で反射した光または
原稿を透過した光を反射し前記第1光センサに入射させ
る第1ミラーと、原稿で反射した光または原稿を透過し
た光を反射し前記第2光センサに入射させる第2ミラー
とを有することを特徴とする請求項1記載の画像読取装
置。 - 【請求項3】 前記第1ミラーは、原稿で反射した光を
前記第1光センサに入射させ、前記第2ミラーは、原稿
を透過した光を前記第2光センサに入射させることを特
徴とする請求項2記載の画像読取装置。 - 【請求項4】 前記光学系は、原稿から前記第1ミラー
を経由し前記第1光センサに至る光路上に配置される第
1集光レンズと、原稿から前記第2ミラーを経由し前記
第2光センサに至る光路上に配置される第2集光レンズ
とを有することを特徴とする請求項2または3記載の画
像読取装置。 - 【請求項5】 前記第2集光レンズの倍率は、前記第1
集光レンズの倍率の整数倍であることを特徴とする請求
項4記載の画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001224569A JP2003037713A (ja) | 2001-07-25 | 2001-07-25 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001224569A JP2003037713A (ja) | 2001-07-25 | 2001-07-25 | 画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003037713A true JP2003037713A (ja) | 2003-02-07 |
Family
ID=19057702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001224569A Pending JP2003037713A (ja) | 2001-07-25 | 2001-07-25 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003037713A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7391543B2 (en) | 2004-07-23 | 2008-06-24 | Seiko Epson Corporation | Image reading apparatus |
US7471428B2 (en) | 2004-03-12 | 2008-12-30 | Seiko Epson Corporation | Contact image sensor module and image reading device equipped with the same |
JP2009053239A (ja) * | 2007-08-23 | 2009-03-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像読取装置 |
US7535602B2 (en) | 2004-07-23 | 2009-05-19 | Seiko Epson Corporation | Image reading apparatus |
US7633656B2 (en) | 2004-03-31 | 2009-12-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Image reading unit and image reading apparatus having the same |
US7894105B2 (en) | 2005-01-18 | 2011-02-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Image reading unit and image reader |
-
2001
- 2001-07-25 JP JP2001224569A patent/JP2003037713A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7471428B2 (en) | 2004-03-12 | 2008-12-30 | Seiko Epson Corporation | Contact image sensor module and image reading device equipped with the same |
US7633656B2 (en) | 2004-03-31 | 2009-12-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Image reading unit and image reading apparatus having the same |
US7391543B2 (en) | 2004-07-23 | 2008-06-24 | Seiko Epson Corporation | Image reading apparatus |
US7535602B2 (en) | 2004-07-23 | 2009-05-19 | Seiko Epson Corporation | Image reading apparatus |
US7894105B2 (en) | 2005-01-18 | 2011-02-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Image reading unit and image reader |
JP2009053239A (ja) * | 2007-08-23 | 2009-03-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像読取装置 |
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