JP2587856B2 - オレフィン/coコポリマーからの触媒残留物の除去 - Google Patents
オレフィン/coコポリマーからの触媒残留物の除去Info
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- JP2587856B2 JP2587856B2 JP63070847A JP7084788A JP2587856B2 JP 2587856 B2 JP2587856 B2 JP 2587856B2 JP 63070847 A JP63070847 A JP 63070847A JP 7084788 A JP7084788 A JP 7084788A JP 2587856 B2 JP2587856 B2 JP 2587856B2
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G67/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing oxygen or oxygen and carbon, not provided for in groups C08G2/00 - C08G65/00
- C08G67/02—Copolymers of carbon monoxide and aliphatic unsaturated compounds
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、オレフィン不飽和化合物と一酸化炭素との
コポリマーから触媒残留物を除去する方法に係わる。
コポリマーから触媒残留物を除去する方法に係わる。
一酸化炭素と1種類以上のオレフィン不飽和化合物
(以後簡単に符号Aで表す)との高分子量線状コポリマ
ー、即ち当該モノマー単位が交互に配置され、従って一
般式−CO−(A′)−[式中A′は使用モノマーAから
誘導されるモノマー単位を表す]で示される単位を複数
個含むコポリマーは、パラジウム又はニッケル含有触媒
組成物を用いて生成することができる。
(以後簡単に符号Aで表す)との高分子量線状コポリマ
ー、即ち当該モノマー単位が交互に配置され、従って一
般式−CO−(A′)−[式中A′は使用モノマーAから
誘導されるモノマー単位を表す]で示される単位を複数
個含むコポリマーは、パラジウム又はニッケル含有触媒
組成物を用いて生成することができる。
前述のごときコポリマーは優れた機械的特性を有し、
中でも強度、剛性及び耐衝撃性が極めて高い。パラジウ
ム含有組成物又はニッケル含有組成物を触媒として使用
すると、パラジウム又はニッケルのかなりの部分がコポ
リマー中に残留し、洗浄では除去できないという問題が
生じる。コポリマー中にパラジウム又はニッケルが存在
することは2つの理由から望ましくない。1つは、一般
的に高融点のポリマーの処理に伴う問題である。このよ
うな処理、例えば射出成形は、材料を結晶融点より少な
くとも25℃高い温度に維持して溶融状態で行わなければ
ならない。コポリマー中にパラジウム又はニッケルが存
在すると、これらのコポリマーが処理に必要な高温に耐
え得なくなり、変色、分解及び高度のゲル化を生じる。
中でも強度、剛性及び耐衝撃性が極めて高い。パラジウ
ム含有組成物又はニッケル含有組成物を触媒として使用
すると、パラジウム又はニッケルのかなりの部分がコポ
リマー中に残留し、洗浄では除去できないという問題が
生じる。コポリマー中にパラジウム又はニッケルが存在
することは2つの理由から望ましくない。1つは、一般
的に高融点のポリマーの処理に伴う問題である。このよ
うな処理、例えば射出成形は、材料を結晶融点より少な
くとも25℃高い温度に維持して溶融状態で行わなければ
ならない。コポリマー中にパラジウム又はニッケルが存
在すると、これらのコポリマーが処理に必要な高温に耐
え得なくなり、変色、分解及び高度のゲル化を生じる。
本発明の目的は、オレフィン/一酸化炭素コポリマー
から触媒残留物を効果的に除去する方法を提供すること
にある。
から触媒残留物を効果的に除去する方法を提供すること
にある。
そこで本発明は、パラジウム又はニッケル含有触媒を
用いて生成した一酸化炭素と1種類以上のオレフィン不
飽和化合物とのコポリマーから触媒残留物を除去するた
めの方法であって、前記コポリマーを(T+10)℃以上
の温度[Tはコポリマーを生成するための共重合反応実
施温度℃である]でパラジウム又はニッケル用錯生成剤
により処理することを特徴とする方法を提案する。
用いて生成した一酸化炭素と1種類以上のオレフィン不
飽和化合物とのコポリマーから触媒残留物を除去するた
めの方法であって、前記コポリマーを(T+10)℃以上
の温度[Tはコポリマーを生成するための共重合反応実
施温度℃である]でパラジウム又はニッケル用錯生成剤
により処理することを特徴とする方法を提案する。
本明細書で使用する「錯生成剤(complexing agen
t)」という用語には、共重合反応に関与したモノマ
ー、即ち一酸化炭素及びオレフィン不飽和化合物は含ま
れない。
t)」という用語には、共重合反応に関与したモノマ
ー、即ち一酸化炭素及びオレフィン不飽和化合物は含ま
れない。
本発明の方法は、一酸化炭素と1種類以上のオレフィ
ン不飽和化合物とのコポリマーに適用される。一酸化炭
素と重合し得る適切なオレフィン不飽和化合物には、炭
素及び水素のみからなる化合物と、炭素及び水素の他の
1種類以上のヘテロ原子を含む化合物とがある。好まし
いのは一酸化炭素と1種類以上のオレフィン不飽和炭化
水素とのコポリマーである。適当な炭化水素モノマーの
具体例としては、エテン及び他のα−オレフィン、例え
ばプロペン、ブテン−1、ヘキセン−1及びオクテン−
1が挙げられる。本発明の方法は特に、一酸化炭素とエ
テンとのコポリマー、及び一酸化炭素とエテンと別のオ
レフィン不飽和炭化水素、特にプロペンとのターポリマ
ーに使用するのに適している。好ましいのは前述のごと
き交互構造をもつコポリマーである。
ン不飽和化合物とのコポリマーに適用される。一酸化炭
素と重合し得る適切なオレフィン不飽和化合物には、炭
素及び水素のみからなる化合物と、炭素及び水素の他の
1種類以上のヘテロ原子を含む化合物とがある。好まし
いのは一酸化炭素と1種類以上のオレフィン不飽和炭化
水素とのコポリマーである。適当な炭化水素モノマーの
具体例としては、エテン及び他のα−オレフィン、例え
ばプロペン、ブテン−1、ヘキセン−1及びオクテン−
1が挙げられる。本発明の方法は特に、一酸化炭素とエ
テンとのコポリマー、及び一酸化炭素とエテンと別のオ
レフィン不飽和炭化水素、特にプロペンとのターポリマ
ーに使用するのに適している。好ましいのは前述のごと
き交互構造をもつコポリマーである。
本発明者は本発明の研究過程で、一酸化炭素とスチレ
ン誘導体とからなる4つの新規の線状交互コポリマーを
生成した。使用したスチレン誘導体は4−メトキシスチ
レン、4−クロロスチレン、2−メチルスチレン及び4
−メチルスチレンである。これらのコポリマーを分析し
た結果、触媒中に存在するパラジウムのかなりの部分が
残留していた。
ン誘導体とからなる4つの新規の線状交互コポリマーを
生成した。使用したスチレン誘導体は4−メトキシスチ
レン、4−クロロスチレン、2−メチルスチレン及び4
−メチルスチレンである。これらのコポリマーを分析し
た結果、触媒中に存在するパラジウムのかなりの部分が
残留していた。
本発明の方法はパラジウム又はニッケル含有触媒組成
物を用いて生成したコポリマーに適用される。コポリマ
ーの製造に使用し得るパラジウム含有触媒組成物として
は、[(C4H9)3P]2PdCl2、[(C6H5)3P]2PdCl2、π
−アリル[(C6H5)3P]2PdCl及び[(C6H5)3P]4Pdが
挙げられる。
物を用いて生成したコポリマーに適用される。コポリマ
ーの製造に使用し得るパラジウム含有触媒組成物として
は、[(C4H9)3P]2PdCl2、[(C6H5)3P]2PdCl2、π
−アリル[(C6H5)3P]2PdCl及び[(C6H5)3P]4Pdが
挙げられる。
好ましくは、 a)パラジウム化合物、 b)リン、ヒ素、アンチモン及び窒素の中から選択した
少なくとも1種類の元素を含む有機化合物、 c)pKaが6未満の酸の陰イオン をベースとするパラジウム含有触媒組成物を使用する。
少なくとも1種類の元素を含む有機化合物、 c)pKaが6未満の酸の陰イオン をベースとするパラジウム含有触媒組成物を使用する。
触媒組成物で成分a)として使用されるパラジウム化
合物は、カルボン酸のパラジウム塩、特に酢酸パラジウ
ムであるのが好ましい。
合物は、カルボン酸のパラジウム塩、特に酢酸パラジウ
ムであるのが好ましい。
触媒組成物で成分b)として使用し得る化合物の具体
例としては下記のものが挙げられる。
例としては下記のものが挙げられる。
1)トリアリールホスフィン、例えばトリフェニルホス
フィン、トリ(2−メチル−フェニル)ホスフィン、ト
リ(1−ナフチル)ホスフィン; 2)一般式 [式中X及びYは互いに類似しているか又は異なり、各
々が3個又は4個の原子を橋に含みそのうち少なくとも
2個が炭素原子であるような有機架橋基、例えば2,2−
ビピリジン及び1,10−フェナントロリンを表す]で示さ
れる化合物; 3)1個のリン原子と1個以上の窒素原子とを含み、こ
れらの原子が水素をもたず、且つ窒素原子の各々が橋に
少なくとも1個の炭素原子を有する有機架橋基を介して
リン原子に結合されている化合物、例えば2−シアノ−
エチルジフェニルホスフィン、トリス(2−シアノ−エ
チル)ホスフィン、2−ピリジルジフェニルホスフィ
ン、ビス(2−ピリジル)フェニルホスフィン及び3−
(ジフェニル−ホスフィン)−N,N−ジメチル−プロピ
オンアミド; 4)一般式R1R2M1−R−M2R3R4[式中M1はヒ素又はアン
チモンであり、M2はM1より小さい原子番号の元素であっ
てヒ素、リン及び窒素の中から選択され、R1、R2、R3及
びR4は互いに類似しているか又は異なり、極性基で任意
に置換した炭化水素基を表し、Rは橋に2〜4個の原子
を有する二価架橋基を表す]で示される化合物、例えば
1−(ジフェニル−ホスフィノ),3−(ジフェニル−ア
ルシノ)プロパン、1−(ジフェニル−ホスフィノ),3
−(ジフェニル−スチビノ)プロパン、1−(ジフェニ
ル−アルシノ),3−(ジメチル−アミノ)プロパン及び
1−(ジフェニル−ホスフィノ),3−(ジフェニル−ア
ルシノ)エタン; 5)一般式R1R2M−R−MR3R4[Mあリン、ヒ素及びアン
チモンの中から選択された元素であり、R1、R2、R3、R4
及びRは4)項で述べた意味を表す]で示される化合
物、例えば1,3−ビス(ジフェニル−アルシノ)プロパ
ン、1,3−ビス(ジフェニル−ホスフィノ)プロパン、
1,4−ビス(ジフェニル−ホスフィノ)ブタン、1,2−ビ
ス(ジフェニル−ホスフィノ)エタン、1,3−ビス[ジ
(4−メトキシ−フェニル)−ホスフィノ]プロパン、
2−メチル−2−(メチル−ジフェニル−ホスフィノ)
−1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン及びN,
N,N′,N′−テトラキス(ジフェニル−ホスフィノ−メ
チル)エチレンジアミン。
フィン、トリ(2−メチル−フェニル)ホスフィン、ト
リ(1−ナフチル)ホスフィン; 2)一般式 [式中X及びYは互いに類似しているか又は異なり、各
々が3個又は4個の原子を橋に含みそのうち少なくとも
2個が炭素原子であるような有機架橋基、例えば2,2−
ビピリジン及び1,10−フェナントロリンを表す]で示さ
れる化合物; 3)1個のリン原子と1個以上の窒素原子とを含み、こ
れらの原子が水素をもたず、且つ窒素原子の各々が橋に
少なくとも1個の炭素原子を有する有機架橋基を介して
リン原子に結合されている化合物、例えば2−シアノ−
エチルジフェニルホスフィン、トリス(2−シアノ−エ
チル)ホスフィン、2−ピリジルジフェニルホスフィ
ン、ビス(2−ピリジル)フェニルホスフィン及び3−
(ジフェニル−ホスフィン)−N,N−ジメチル−プロピ
オンアミド; 4)一般式R1R2M1−R−M2R3R4[式中M1はヒ素又はアン
チモンであり、M2はM1より小さい原子番号の元素であっ
てヒ素、リン及び窒素の中から選択され、R1、R2、R3及
びR4は互いに類似しているか又は異なり、極性基で任意
に置換した炭化水素基を表し、Rは橋に2〜4個の原子
を有する二価架橋基を表す]で示される化合物、例えば
1−(ジフェニル−ホスフィノ),3−(ジフェニル−ア
ルシノ)プロパン、1−(ジフェニル−ホスフィノ),3
−(ジフェニル−スチビノ)プロパン、1−(ジフェニ
ル−アルシノ),3−(ジメチル−アミノ)プロパン及び
1−(ジフェニル−ホスフィノ),3−(ジフェニル−ア
ルシノ)エタン; 5)一般式R1R2M−R−MR3R4[Mあリン、ヒ素及びアン
チモンの中から選択された元素であり、R1、R2、R3、R4
及びRは4)項で述べた意味を表す]で示される化合
物、例えば1,3−ビス(ジフェニル−アルシノ)プロパ
ン、1,3−ビス(ジフェニル−ホスフィノ)プロパン、
1,4−ビス(ジフェニル−ホスフィノ)ブタン、1,2−ビ
ス(ジフェニル−ホスフィノ)エタン、1,3−ビス[ジ
(4−メトキシ−フェニル)−ホスフィノ]プロパン、
2−メチル−2−(メチル−ジフェニル−ホスフィノ)
−1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン及びN,
N,N′,N′−テトラキス(ジフェニル−ホスフィノ−メ
チル)エチレンジアミン。
触媒組成物で成分b)として使用される化合物は、一
般式(R5)2P−R6−P(R5)2[式中R5は少なくとも1
つの極性置換基、好ましくはアルコキシ基、より特定的
にはメトキシ基をリンに対するオルト位に含む極性置換
アリール基を表し、R6は橋に3個の炭素原子を含む二価
架橋基を表す]で示されるビスホスフィンであるのが好
ましい。この種の化合物の具体例としては、1,3−ビス
[ジ(2−メトキシ−フェニル)ホスフィノ]プロパ
ン、1,3−ビス[ジ(2,4−ジメトキシ−フェニル)ホス
フィノ]プロパン、1,3−ビス[ジ(2,6−ジメトキシ−
フェニル)ホスフィノ]プロパン及び1,3−ビス[ジ
(2,4,6−トリメチル−フェニル)ホスフィノ]プロパ
ン等が挙げられる。
般式(R5)2P−R6−P(R5)2[式中R5は少なくとも1
つの極性置換基、好ましくはアルコキシ基、より特定的
にはメトキシ基をリンに対するオルト位に含む極性置換
アリール基を表し、R6は橋に3個の炭素原子を含む二価
架橋基を表す]で示されるビスホスフィンであるのが好
ましい。この種の化合物の具体例としては、1,3−ビス
[ジ(2−メトキシ−フェニル)ホスフィノ]プロパ
ン、1,3−ビス[ジ(2,4−ジメトキシ−フェニル)ホス
フィノ]プロパン、1,3−ビス[ジ(2,6−ジメトキシ−
フェニル)ホスフィノ]プロパン及び1,3−ビス[ジ
(2,4,6−トリメチル−フェニル)ホスフィノ]プロパ
ン等が挙げられる。
触媒組成物で使用される好ましい成分c)はpKa(18
℃の水溶液中で測定)が4未満の酸の陰イオン、特にpK
aが2未満の酸の陰イオンである。中でも好ましいの
は、スルホン酸例えばパラ−トルエンスルホン酸の陰イ
オン、又はカルボン酸例えばトリフルオロ酢酸の陰イオ
ンである。成分c)は酸及び/又は塩の形態で触媒組成
物中に導入し得る。特に有用な塩は、遷移非貴金属の
塩、例えば銅、ニッケル、クロム、鉄、バナジル、ジル
コニウム、ウラニル及びセリウムの塩、並びに主要グル
ープ金属の塩、例えばアルミニウム、スズ及びアンチモ
ンの塩である。触媒組成物で成分c)として使用するの
に適したハロゲン化物はスズ及びゲルマニウムのハロゲ
ン化物である。金属塩の代わりに、メチルトリフェニル
ホスホニウムパラ−トシレートのごとき第4ホスホニウ
ム塩も触媒組成物の成分c)として使用し得る。
℃の水溶液中で測定)が4未満の酸の陰イオン、特にpK
aが2未満の酸の陰イオンである。中でも好ましいの
は、スルホン酸例えばパラ−トルエンスルホン酸の陰イ
オン、又はカルボン酸例えばトリフルオロ酢酸の陰イオ
ンである。成分c)は酸及び/又は塩の形態で触媒組成
物中に導入し得る。特に有用な塩は、遷移非貴金属の
塩、例えば銅、ニッケル、クロム、鉄、バナジル、ジル
コニウム、ウラニル及びセリウムの塩、並びに主要グル
ープ金属の塩、例えばアルミニウム、スズ及びアンチモ
ンの塩である。触媒組成物で成分c)として使用するの
に適したハロゲン化物はスズ及びゲルマニウムのハロゲ
ン化物である。金属塩の代わりに、メチルトリフェニル
ホスホニウムパラ−トシレートのごとき第4ホスホニウ
ム塩も触媒組成物の成分c)として使用し得る。
所望であれば、成分a)及びc)を単一化合物として
化合して触媒組成物に使用することもできる。このよう
な化合物の具体例としては、錯体Pd(CH3CN)2(O3S−
C6H4−CH3)2が挙げられる。この錯体は、塩化パラジ
ウムとパラ−トルエンスルホン酸の銀塩とをアセトニト
リル溶媒中で反応させることにより生成できる。成分
b)及びc)も単一化合物として化合して使用し得る。
この種の適当な化合物としては、一般式R7R8P−R9−SO3
H[式中R7及びR8は互いに類似しているか又は異なり、
極性基で任意に置換した炭化水素基を表し、R9は橋に1
〜4個の炭素原子をもつ二価架橋基である]で示される
スルホン酸、例えばオルト−(ジフェニル−ホスフィ
ノ)ベンゼンスルホン酸、2−(ジフェニル−ホスフィ
ノ)エタンスルホン酸、3−(ジフェニル−ホスフィ
ノ)プロパンスルホン酸が挙げられる。
化合して触媒組成物に使用することもできる。このよう
な化合物の具体例としては、錯体Pd(CH3CN)2(O3S−
C6H4−CH3)2が挙げられる。この錯体は、塩化パラジ
ウムとパラ−トルエンスルホン酸の銀塩とをアセトニト
リル溶媒中で反応させることにより生成できる。成分
b)及びc)も単一化合物として化合して使用し得る。
この種の適当な化合物としては、一般式R7R8P−R9−SO3
H[式中R7及びR8は互いに類似しているか又は異なり、
極性基で任意に置換した炭化水素基を表し、R9は橋に1
〜4個の炭素原子をもつ二価架橋基である]で示される
スルホン酸、例えばオルト−(ジフェニル−ホスフィ
ノ)ベンゼンスルホン酸、2−(ジフェニル−ホスフィ
ノ)エタンスルホン酸、3−(ジフェニル−ホスフィ
ノ)プロパンスルホン酸が挙げられる。
触媒組成物は成分a)、b)、c)及びこれらの化合
物の他に促進剤も含み得る。適当な促進剤の具体例とし
ては、ジ−tert.ブチルペルオキシドのごとき過酸化
物、1−ニトロ−プロパンのごとき脂肪族ニトロ化合
物、亜硝酸ブチルのごとき有機亜硝酸塩、ニトロ−ベン
ゼン、4−イソプロピルニトロベンゼン、3,4−ジクロ
ロ−ニトロベンゼン、3−(トリフロオロ−メチル)−
ニトロベンゼン及び4−メチル−1,3−ジニトロベンゼ
ンのごとき芳香族ニトロ化合物、1,4−ベンゾキノン及
びテトラメチル1,4−ベンゾキノンのごときキノン、テ
トラヒドロフランのごときエーテル、18クラウン6及び
15クラウン5のごときクラウンエーテル、エチレングリ
コールジアセテートのごときエステル、並びにアセトン
のごときケトンが挙げられる。好ましい促進剤は1,4−
キノン、例えば1,4−ベンゾキノン又は1,4−ナフトキノ
ンである。特に1,4−ナフトキノンを促進剤として使用
すると、1,4−ベンゾキノンより遥かに少ない量で同様
の活性増加を得ることができるため極めて有利である。
1,4−ナフトキノンの代わりにアルキル置換した1,4−ナ
フトキノンを使用することもできる。任意にアルキル置
換した1,4−ナフトキノンをパラジウム含有触媒組成物
中で促進剤として使用する場合には、その量をパラジウ
ム1グラム原子当たり10〜1000モル、特に25〜250モル
にするのが好ましい。
物の他に促進剤も含み得る。適当な促進剤の具体例とし
ては、ジ−tert.ブチルペルオキシドのごとき過酸化
物、1−ニトロ−プロパンのごとき脂肪族ニトロ化合
物、亜硝酸ブチルのごとき有機亜硝酸塩、ニトロ−ベン
ゼン、4−イソプロピルニトロベンゼン、3,4−ジクロ
ロ−ニトロベンゼン、3−(トリフロオロ−メチル)−
ニトロベンゼン及び4−メチル−1,3−ジニトロベンゼ
ンのごとき芳香族ニトロ化合物、1,4−ベンゾキノン及
びテトラメチル1,4−ベンゾキノンのごときキノン、テ
トラヒドロフランのごときエーテル、18クラウン6及び
15クラウン5のごときクラウンエーテル、エチレングリ
コールジアセテートのごときエステル、並びにアセトン
のごときケトンが挙げられる。好ましい促進剤は1,4−
キノン、例えば1,4−ベンゾキノン又は1,4−ナフトキノ
ンである。特に1,4−ナフトキノンを促進剤として使用
すると、1,4−ベンゾキノンより遥かに少ない量で同様
の活性増加を得ることができるため極めて有利である。
1,4−ナフトキノンの代わりにアルキル置換した1,4−ナ
フトキノンを使用することもできる。任意にアルキル置
換した1,4−ナフトキノンをパラジウム含有触媒組成物
中で促進剤として使用する場合には、その量をパラジウ
ム1グラム原子当たり10〜1000モル、特に25〜250モル
にするのが好ましい。
コポリマーの製造に使用するパラジウム含有触媒組成
物の量は広範囲で変化させ得る。重合すべきオレフィン
不飽和化合物1モル当たりの前記触媒組成物の量は、パ
ラジウムを10-7〜10-3グラム原子含むように決定するの
が好ましい。共重合は好ましくは02〜100℃の温度、1
〜200バールの圧力、特に30〜90℃の温度、20〜100バー
ルの圧力で実施する。一酸化炭素に対するオレフィン不
飽和化合物のモル比は10:1〜1:5、特に5:1〜1:5が好ま
しい。
物の量は広範囲で変化させ得る。重合すべきオレフィン
不飽和化合物1モル当たりの前記触媒組成物の量は、パ
ラジウムを10-7〜10-3グラム原子含むように決定するの
が好ましい。共重合は好ましくは02〜100℃の温度、1
〜200バールの圧力、特に30〜90℃の温度、20〜100バー
ルの圧力で実施する。一酸化炭素に対するオレフィン不
飽和化合物のモル比は10:1〜1:5、特に5:1〜1:5が好ま
しい。
有用なニッケル含有触媒としては、例えばニッケルカ
ルボニル又はニッケルシアン化物と第3アミンとの錯体
が挙げられる。
ルボニル又はニッケルシアン化物と第3アミンとの錯体
が挙げられる。
共重合は通常は、当該コポリマーが溶解し得ないパラ
ジウム含有触媒組成物の有機溶液と当該モノマーとを接
触させることによって行う。所望であれば、気相中で共
重合を生起させることもできる。
ジウム含有触媒組成物の有機溶液と当該モノマーとを接
触させることによって行う。所望であれば、気相中で共
重合を生起させることもできる。
本発明の方法では、コポリマーをそのコポリマーの生
成温度より少なくとも10℃高い温度でパラジウム又はニ
ッケル用錯生成剤により処理する。錯生成剤によるコポ
リマーの処理は、当該コポリマーが溶解し得ず且つ形成
されたパラジウム錯体が溶解し得る有機液中で実施する
のが好ましい。適当な有機液としては、メタノール及び
エタノールのごとき低級アルコールが挙げられる。この
ように処理すると、パラジウム又はニッケル含量の低下
した、従ってより大きい熱安定性を示すコポリマーが得
られる。また、得られたパラジウム又はニッケル含有溶
液から形成された金属錯体を分離することもできる。前
記金属錯体を分解させれば、パラジウム又はニッケルを
回収して、共重合触媒として使用し得る組成物の製造に
利用することができる。
成温度より少なくとも10℃高い温度でパラジウム又はニ
ッケル用錯生成剤により処理する。錯生成剤によるコポ
リマーの処理は、当該コポリマーが溶解し得ず且つ形成
されたパラジウム錯体が溶解し得る有機液中で実施する
のが好ましい。適当な有機液としては、メタノール及び
エタノールのごとき低級アルコールが挙げられる。この
ように処理すると、パラジウム又はニッケル含量の低下
した、従ってより大きい熱安定性を示すコポリマーが得
られる。また、得られたパラジウム又はニッケル含有溶
液から形成された金属錯体を分離することもできる。前
記金属錯体を分解させれば、パラジウム又はニッケルを
回収して、共重合触媒として使用し得る組成物の製造に
利用することができる。
錯生成剤によるコポリマーの処理は、所望であれば、
当該コポリマーと形成された錯体とが両方共溶解し得る
ような有機液中で実施することもできる。そのために
は、コポリマーを例えばヘキサフルオロイソプロパノー
ル中に溶解し、コポリマーを錯生成剤により処理した後
で、当該コポリマーは溶解し得ないが形成された金属錯
体は溶解し得る有機液、例えばメタノール又はテトラヒ
ドロフランを加えることにより前記溶液からコポリマー
を分離するようにし得る。
当該コポリマーと形成された錯体とが両方共溶解し得る
ような有機液中で実施することもできる。そのために
は、コポリマーを例えばヘキサフルオロイソプロパノー
ル中に溶解し、コポリマーを錯生成剤により処理した後
で、当該コポリマーは溶解し得ないが形成された金属錯
体は溶解し得る有機液、例えばメタノール又はテトラヒ
ドロフランを加えることにより前記溶液からコポリマー
を分離するようにし得る。
本発明の方法でコポリマーの処理に使用する錯生成剤
の量は、当該コポリマー中に存在するパラジウムまたは
ニッケル1グラム原子当たり0.25モル以上が好ましい。
特に好ましくは、コポリマー中に存在する金属1グラム
原子当たり0.5モル以上、特に1モル以上の量を使用す
る。錯生成剤によるコポリマーの処理は好ましくは150
〜200℃の温度で行う。
の量は、当該コポリマー中に存在するパラジウムまたは
ニッケル1グラム原子当たり0.25モル以上が好ましい。
特に好ましくは、コポリマー中に存在する金属1グラム
原子当たり0.5モル以上、特に1モル以上の量を使用す
る。錯生成剤によるコポリマーの処理は好ましくは150
〜200℃の温度で行う。
好ましい錯生成剤はリン、ヒ素、アンチモン及び窒素
の中から選択した少なくとも1種類の元素を含む化合物
である。触媒成分b)として使用し得る1)〜5)の項
で挙げた化合物はいずれも原則として、本発明のコポリ
マーのパラジウム含量を低下させる錯生成剤として使用
し得るが、これら化合物の他に、窒素含有化合物、例え
ばトリエチルアミン、ナフチルアミン、アニリン、ピリ
ジン、エチレンジアミン及びエチレンジアミンテトラ酢
酸も適当な錯生成剤として使用できる。本発明の方法で
使用するのに極めて適した別のパラジウム用錯生成剤と
しては、酢酸塩、シアン化物、チオシアン酸塩及びアセ
チルアセトン酸塩のごときカルボン酸塩が挙げられる。
好ましい錯生成剤グループの1つは、一般式R10R11N−
C(X1)−X2−Y[式中R10及びR11は互いに類似してい
るか又は異なっていてよく、水素又は炭化水素基を表
し、X1及びX2は互いに類似しているか又は異なっていて
よく、酸素又は硫黄を表し、Yは水素又はアルカリ金属
を表す]で示される化合物を含む。このような化合物に
は、例えばN,N−ジエチル−ジチオカルバミン酸のナト
リウム塩がある。別の好ましい錯生成剤グループは、ト
リフェニルホスフィンのごときトリアリールホスフィ
ン、トリエチルアミンのごときトリアルキルアミン、及
び一般式(R12)2P(CH2)3−P(R12)2[式中R12は
任意に極性置換したアリール基を表す]で示される化合
物、例えば1,3−ビス(ジフェニル−ホスフィノ)プロ
パン及び1,3−ビス[ジ(2−メトキシ−フェニル)ホ
スフィン]プロパンを含む。
の中から選択した少なくとも1種類の元素を含む化合物
である。触媒成分b)として使用し得る1)〜5)の項
で挙げた化合物はいずれも原則として、本発明のコポリ
マーのパラジウム含量を低下させる錯生成剤として使用
し得るが、これら化合物の他に、窒素含有化合物、例え
ばトリエチルアミン、ナフチルアミン、アニリン、ピリ
ジン、エチレンジアミン及びエチレンジアミンテトラ酢
酸も適当な錯生成剤として使用できる。本発明の方法で
使用するのに極めて適した別のパラジウム用錯生成剤と
しては、酢酸塩、シアン化物、チオシアン酸塩及びアセ
チルアセトン酸塩のごときカルボン酸塩が挙げられる。
好ましい錯生成剤グループの1つは、一般式R10R11N−
C(X1)−X2−Y[式中R10及びR11は互いに類似してい
るか又は異なっていてよく、水素又は炭化水素基を表
し、X1及びX2は互いに類似しているか又は異なっていて
よく、酸素又は硫黄を表し、Yは水素又はアルカリ金属
を表す]で示される化合物を含む。このような化合物に
は、例えばN,N−ジエチル−ジチオカルバミン酸のナト
リウム塩がある。別の好ましい錯生成剤グループは、ト
リフェニルホスフィンのごときトリアリールホスフィ
ン、トリエチルアミンのごときトリアルキルアミン、及
び一般式(R12)2P(CH2)3−P(R12)2[式中R12は
任意に極性置換したアリール基を表す]で示される化合
物、例えば1,3−ビス(ジフェニル−ホスフィノ)プロ
パン及び1,3−ビス[ジ(2−メトキシ−フェニル)ホ
スフィン]プロパンを含む。
前述のごとく共重合は、触媒組成物が溶解し当該コポ
リマーが溶解しない有機液の中で生起させるのが普通で
ある。極めて適切な有機液はメタノール及びエタノール
のごとき低級アルコールである。コポリマーは共重合反
応の間に前記有機液中に懸濁した状態で得られる。共重
合が所期の程度まで進んだら、冷却及び圧力低下によっ
て共重合反応を停止させ得る。コポリマーは過によっ
て懸濁液から分離し、洗浄及び乾燥処理し得る。本発明
の方法では、コポリマーのパラジウム含量低下処理を、
前述のごとく生成したコポリマーを再度懸濁させ、この
懸濁液をパラジウム用錯生成剤で処理することによって
行い得る。しかしながら、好ましくは、共重合が所期の
程度に達した時点で反応混合物に錯生成剤を添加する。
前述のごとく、共重合はこの添加処理によって停止す
る。反応混合物への錯生成剤の添加によって共重合を停
止させる方法は、反応混合物を徐冷し且つ圧力を低下さ
せることによって共重合を停止させる従来の方法よりか
なり有利である。従来の方法では、冷却及び圧力低下の
間も共重合が緩慢に進行し、かなり大きい分子量をもつ
コポリマー物質が形成されるからである。このような物
質の形成は2つの理由から望ましくない。1つは、共重
合の目的が所定の分子量のコポリマーを生成することに
あるのに対し、前述のごとく反応が持続すると分子量の
異なるコポリマーが生成されるという点にある。もう1
つは、分子量が不当に大きいコポリマーが形成されると
装置に詰まりが生じるという点にある。
リマーが溶解しない有機液の中で生起させるのが普通で
ある。極めて適切な有機液はメタノール及びエタノール
のごとき低級アルコールである。コポリマーは共重合反
応の間に前記有機液中に懸濁した状態で得られる。共重
合が所期の程度まで進んだら、冷却及び圧力低下によっ
て共重合反応を停止させ得る。コポリマーは過によっ
て懸濁液から分離し、洗浄及び乾燥処理し得る。本発明
の方法では、コポリマーのパラジウム含量低下処理を、
前述のごとく生成したコポリマーを再度懸濁させ、この
懸濁液をパラジウム用錯生成剤で処理することによって
行い得る。しかしながら、好ましくは、共重合が所期の
程度に達した時点で反応混合物に錯生成剤を添加する。
前述のごとく、共重合はこの添加処理によって停止す
る。反応混合物への錯生成剤の添加によって共重合を停
止させる方法は、反応混合物を徐冷し且つ圧力を低下さ
せることによって共重合を停止させる従来の方法よりか
なり有利である。従来の方法では、冷却及び圧力低下の
間も共重合が緩慢に進行し、かなり大きい分子量をもつ
コポリマー物質が形成されるからである。このような物
質の形成は2つの理由から望ましくない。1つは、共重
合の目的が所定の分子量のコポリマーを生成することに
あるのに対し、前述のごとく反応が持続すると分子量の
異なるコポリマーが生成されるという点にある。もう1
つは、分子量が不当に大きいコポリマーが形成されると
装置に詰まりが生じるという点にある。
以下、非限定的実施例を挙げて、本発明をより詳細に
説明する。
説明する。
実施例1 一酸化炭素/4−メトキシスチレンコポリマーを下記の
方法で生成した。250mlの磁気撹拌式オートクレーブ
に、下記の成分からなる触媒溶液を充填した: メタノール……25ml 酢酸パラジウム……0.1mmol 2,2′−ピピリジン……3mmol パラ−トルエンスルホン酸……2mmol 1,4−ベンゾキノン……20mmol 前記オートクレーブ内に25mlの4−メトキシスチレン
を導入し、次いで一酸化炭素を圧力が40バールになるま
で加えた。最後に前記オートクレーブ内の装入物を70℃
に加熱した。5時間後に、装入物を室温まで冷却し次い
で圧力を低下させることによって共重合反応を停止させ
た。コポリマーを別し、メタノールで洗浄し且つ真空
下室温で乾燥させた。パラジウム含量320ppmwのコポリ
マーが28g得られた。これは、触媒中に存在するパラジ
ウムの90%がコポリマー中に残留したことを意味する。
方法で生成した。250mlの磁気撹拌式オートクレーブ
に、下記の成分からなる触媒溶液を充填した: メタノール……25ml 酢酸パラジウム……0.1mmol 2,2′−ピピリジン……3mmol パラ−トルエンスルホン酸……2mmol 1,4−ベンゾキノン……20mmol 前記オートクレーブ内に25mlの4−メトキシスチレン
を導入し、次いで一酸化炭素を圧力が40バールになるま
で加えた。最後に前記オートクレーブ内の装入物を70℃
に加熱した。5時間後に、装入物を室温まで冷却し次い
で圧力を低下させることによって共重合反応を停止させ
た。コポリマーを別し、メタノールで洗浄し且つ真空
下室温で乾燥させた。パラジウム含量320ppmwのコポリ
マーが28g得られた。これは、触媒中に存在するパラジ
ウムの90%がコポリマー中に残留したことを意味する。
実施例2 実施例1とほぼ同様の方法で、但し a)25mlの4−メトキシスチレンではなく25mlの4−ク
ロロスチレンをオートクレーブに充填し、且つ b)反応温度を70℃ではなく80℃にして、一酸化炭素/4
−クロロスチレンコポリマーを生成した。
ロロスチレンをオートクレーブに充填し、且つ b)反応温度を70℃ではなく80℃にして、一酸化炭素/4
−クロロスチレンコポリマーを生成した。
パラジウム含量410ppmwのコポリマーが19.5g得られ
た。これは、触媒中に存在するパラジウムの80%がコポ
リマー中に残留したことを意味する。
た。これは、触媒中に存在するパラジウムの80%がコポ
リマー中に残留したことを意味する。
実施例3 実施例1とほぼ同様の方法で、但し a)25mlの4−メトキシスチレンではなく25mlの2−メ
チルスチレンをオートクレーブ内に充填し、且つ b)反応温度を70℃ではなく80℃にして一酸化炭素/2−
メチルスチレンコポリマーを生成した。パラジウム含量
2910ppmwのコポリマーが2.5g得られた。これは、触媒中
に存在するパラジウムの73%がコポリマー中に残留した
ことを意味する。
チルスチレンをオートクレーブ内に充填し、且つ b)反応温度を70℃ではなく80℃にして一酸化炭素/2−
メチルスチレンコポリマーを生成した。パラジウム含量
2910ppmwのコポリマーが2.5g得られた。これは、触媒中
に存在するパラジウムの73%がコポリマー中に残留した
ことを意味する。
実施例4 実施例1とほぼ同様の方法で、但し25mlの4−メトキ
シスチレンの代わりに25mlの4−メチルスチレンをオー
トクレーブ内に充填して、一酸化炭素/4−メチルスチレ
ンコポリマーを生成した。パラジウム含量350ppmwのコ
ポリマーが24.5g得られた。これは、触媒中に存在する
パラジウムの86%がコポリマー中に残留したことを意味
する。
シスチレンの代わりに25mlの4−メチルスチレンをオー
トクレーブ内に充填して、一酸化炭素/4−メチルスチレ
ンコポリマーを生成した。パラジウム含量350ppmwのコ
ポリマーが24.5g得られた。これは、触媒中に存在する
パラジウムの86%がコポリマー中に残留したことを意味
する。
実施例5 一酸化炭素/エテン/プロペンのターポリマーを下記
の方法で生成した。300mlの機械的撹拌式オートクレー
ブ内に200mlのメタノールを充填した。オートクレーブ
内の空気を完全に除去すべく、圧力が50バールになるま
で一酸化炭素でオートクレーブを加圧しその後圧力を低
下させる操作を3回繰り返した。オートクレーブ内の充
填物を85℃に加熱した後で、一酸化炭素を圧力が30バー
ルに達するまで導入し、次いでプロペンを圧力が40バー
ルになるまで導入し、最後にエテンを圧力が56バールに
なるまで導入した。その後オートクレーブ内に下記の成
分からなる触媒溶液を導入した: メタノール……4.5ml トルエン……1.5ml 酢酸パラジウム……0.01mmol 1,3−ビス[ジ(2−メトキシ−フェニル)ホスフィ
ノ]プロパン……0.012mmol トリフルオロ酢酸……0.2mmol 1,1の一酸化炭素/エテン混合物を加えることにより
圧力を56バールに維持した。4時間後に、前記反応混合
物を室温まで冷却し且つ圧力を低下させることによって
共重合反応を停止させた。ターポリマーを過し、200m
lのメタノールで洗浄し且つ70℃で乾燥させた。パラジ
ウム含量24ppmwのターポリマーが29g得られた。これ
は、触媒中に存在するパラジウムの67%がターポリマー
中に残留したことを意味する。共重合速度は6800gター
ポリマー/gパラジウム/時であった。
の方法で生成した。300mlの機械的撹拌式オートクレー
ブ内に200mlのメタノールを充填した。オートクレーブ
内の空気を完全に除去すべく、圧力が50バールになるま
で一酸化炭素でオートクレーブを加圧しその後圧力を低
下させる操作を3回繰り返した。オートクレーブ内の充
填物を85℃に加熱した後で、一酸化炭素を圧力が30バー
ルに達するまで導入し、次いでプロペンを圧力が40バー
ルになるまで導入し、最後にエテンを圧力が56バールに
なるまで導入した。その後オートクレーブ内に下記の成
分からなる触媒溶液を導入した: メタノール……4.5ml トルエン……1.5ml 酢酸パラジウム……0.01mmol 1,3−ビス[ジ(2−メトキシ−フェニル)ホスフィ
ノ]プロパン……0.012mmol トリフルオロ酢酸……0.2mmol 1,1の一酸化炭素/エテン混合物を加えることにより
圧力を56バールに維持した。4時間後に、前記反応混合
物を室温まで冷却し且つ圧力を低下させることによって
共重合反応を停止させた。ターポリマーを過し、200m
lのメタノールで洗浄し且つ70℃で乾燥させた。パラジ
ウム含量24ppmwのターポリマーが29g得られた。これ
は、触媒中に存在するパラジウムの67%がターポリマー
中に残留したことを意味する。共重合速度は6800gター
ポリマー/gパラジウム/時であった。
実施例6 実施例5とほぼ同様の方法で、但し a)触媒溶液に0.65mmolの1,4−ナフトキノンも加え、
且つ b)反応時間を4時間ではなく2時間にして一酸化炭素
/エテン/プロペンターポリマーを生成した。
且つ b)反応時間を4時間ではなく2時間にして一酸化炭素
/エテン/プロペンターポリマーを生成した。
パラジウム含量21ppmwのターポリマーが31g得られ
た。これは、触媒中に存在するパラジウムの62%がター
ポリマー中に残留したことを意味する。共重合速度は14
700gターポリマー/gパラジウム/時であった。
た。これは、触媒中に存在するパラジウムの62%がター
ポリマー中に残留したことを意味する。共重合速度は14
700gターポリマー/gパラジウム/時であった。
実施例7 実施例5とほぼ同様の方法で、但し a)触媒溶液に0.65mmolの1,4−ベンゾキノンも加え、
且つ b)反応時間を4時間ではなく2時間にして一酸化炭素
/エテン/プロペンターポリマーを生成した。
且つ b)反応時間を4時間ではなく2時間にして一酸化炭素
/エテン/プロペンターポリマーを生成した。
パラジウム含量31ppmwのターポリマーが17g得られ
た。これは、触媒中に存在するパラジウムの50%がター
ポリマー中に残留したことを意味する。重合速度は8000
gターポリマー/gパラジウム/時であった。
た。これは、触媒中に存在するパラジウムの50%がター
ポリマー中に残留したことを意味する。重合速度は8000
gターポリマー/gパラジウム/時であった。
実施例8 実施例5とほぼ同様の方法で、但しメタノール6ml中
に0.08mmolのトリフェニルホスフィンを溶解した溶液を
オートクレーブ内にポンピングすることにより3時間後
に共重合を停止させて、一酸化炭素/エテン/プロペン
ターポリマーを生成した。15分後に反応混合物を室温ま
で冷却し、且つ圧力を低下させた。ターポリマーを別
し、メタノールで洗浄し且つ70℃で乾燥させた。パラジ
ウム含量10ppmwのターポリマーが20g得られた。これ
は、触媒中に存在するパラジウムの20%がターポリマー
中に残留したことを意味する。
に0.08mmolのトリフェニルホスフィンを溶解した溶液を
オートクレーブ内にポンピングすることにより3時間後
に共重合を停止させて、一酸化炭素/エテン/プロペン
ターポリマーを生成した。15分後に反応混合物を室温ま
で冷却し、且つ圧力を低下させた。ターポリマーを別
し、メタノールで洗浄し且つ70℃で乾燥させた。パラジ
ウム含量10ppmwのターポリマーが20g得られた。これ
は、触媒中に存在するパラジウムの20%がターポリマー
中に残留したことを意味する。
実施例9 実施例8とほぼ同様の方法で、但しトリフェニルホス
フィン溶液をオートクレーブ内にポンピングした後で、
温度を110℃に上げ且つ反応混合物をこの温度に15分間
維持して、一酸化炭素/エテン/プロペンターポリマー
を生成した。パラジウム含量4.9ppmwのターポリマーが2
2g得られた。これは、触媒中に存在するパラジウムの11
%がターポリマー中に残留したことを意味する。
フィン溶液をオートクレーブ内にポンピングした後で、
温度を110℃に上げ且つ反応混合物をこの温度に15分間
維持して、一酸化炭素/エテン/プロペンターポリマー
を生成した。パラジウム含量4.9ppmwのターポリマーが2
2g得られた。これは、触媒中に存在するパラジウムの11
%がターポリマー中に残留したことを意味する。
実施例10 実施例5とほぼ同様の方法で、但しメタノール4.5ml
とトルエン1.5mlとの混合液中に0.012mmolの1,3−ビス
[ジ(2−メトキシ−フェニル)ホスフィノ]プロパン
を溶解した溶液をオートクレーブ内にポンピングするこ
とにより2時間後に共重合を停止させて、一酸化炭素/
エテン/プロペンターポリマーを生成した。15分後に反
応混合物を室温まで冷却し、且つ圧力を低下させた。タ
ーポリマーを別し、メタノールで洗浄し且つ70℃で乾
燥させた。パラジウム含量55ppmwのターポリマーが11g
得られた。これは、触媒中に存在するパラジウムの60%
がターポリマー中に残留したことを意味する。
とトルエン1.5mlとの混合液中に0.012mmolの1,3−ビス
[ジ(2−メトキシ−フェニル)ホスフィノ]プロパン
を溶解した溶液をオートクレーブ内にポンピングするこ
とにより2時間後に共重合を停止させて、一酸化炭素/
エテン/プロペンターポリマーを生成した。15分後に反
応混合物を室温まで冷却し、且つ圧力を低下させた。タ
ーポリマーを別し、メタノールで洗浄し且つ70℃で乾
燥させた。パラジウム含量55ppmwのターポリマーが11g
得られた。これは、触媒中に存在するパラジウムの60%
がターポリマー中に残留したことを意味する。
実施例11 実施例10とほぼ同様の方法で、但しビスホスフィン溶
液をオートクレーブ内にポンピングした後で温度を110
℃に上げ、反応混合物をこの温度に15分間維持して、一
酸化炭素/エテン/プロペンターポリマーを生成した。
パラジウム含量5.2ppmwのターポリマーが10g得られた。
これは、触媒中に存在するパラジウムの5%がターポリ
マー中に残留したことを意味する。
液をオートクレーブ内にポンピングした後で温度を110
℃に上げ、反応混合物をこの温度に15分間維持して、一
酸化炭素/エテン/プロペンターポリマーを生成した。
パラジウム含量5.2ppmwのターポリマーが10g得られた。
これは、触媒中に存在するパラジウムの5%がターポリ
マー中に残留したことを意味する。
実施例12 実施例5とほぼ同様の方法で、但し a)反応温度を85℃ではなく65℃にし、 b)触媒溶液を、4.5mlのメタノールと1.5mlのトルエン
との混合物の代わりに6mlのメタノールを使用し且つ1,3
−ビス[ジ(2−メトキシ−フェニル)ホスフィノ]プ
ロパンの代わりに0.012mmolの1,3−ビス(ジフェニル−
ホスフィノ)プロパンを使用して調製し、且つ c)共重合を4時間後ではなく18時間後に室温への冷却
と圧力の低下とによって停止させる ようにして、一酸化炭素/エテン/プロペンターポリマ
ーを生成した。
との混合物の代わりに6mlのメタノールを使用し且つ1,3
−ビス[ジ(2−メトキシ−フェニル)ホスフィノ]プ
ロパンの代わりに0.012mmolの1,3−ビス(ジフェニル−
ホスフィノ)プロパンを使用して調製し、且つ c)共重合を4時間後ではなく18時間後に室温への冷却
と圧力の低下とによって停止させる ようにして、一酸化炭素/エテン/プロペンターポリマ
ーを生成した。
パラジウム含量88ppmwのターポリマーが11g得られ
た。これは、触媒中に存在するパラジウムの86%がター
ポリマー中に残留したことを意味する。
た。これは、触媒中に存在するパラジウムの86%がター
ポリマー中に残留したことを意味する。
実施例13 実施例12とほぼ同様の方法で、但しメタノール6ml中
に0.012mmolの1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロ
パンを溶解した溶液をオートクレーブ内にポンピングす
ることにより20時間後に共重合を停止させて、一酸化炭
素/エテン/プロペンターポリマーを生成した。15分後
に反応混合物を室温まで冷却し且つ圧力を低下させた。
ターポリマーを別し、メタノールで洗浄し且つ70℃で
乾燥させた。パラジウム含量49ppmwのターポリマーが15
g得られた。これは、触媒中に存在するパラジウムの70
%がターポリマー中に残留したことを意味する。
に0.012mmolの1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロ
パンを溶解した溶液をオートクレーブ内にポンピングす
ることにより20時間後に共重合を停止させて、一酸化炭
素/エテン/プロペンターポリマーを生成した。15分後
に反応混合物を室温まで冷却し且つ圧力を低下させた。
ターポリマーを別し、メタノールで洗浄し且つ70℃で
乾燥させた。パラジウム含量49ppmwのターポリマーが15
g得られた。これは、触媒中に存在するパラジウムの70
%がターポリマー中に残留したことを意味する。
実施例14 実施例13とほぼ同様の方法で、但しビスホスフィン溶
液をオートクレーブ内にポンピングした後で温度を110
℃に上げ、反応混合物をこの温度に15分間維持して、一
酸化炭素/エテン/プロペンターポリマーを生成した。
パラジウム含量4.8ppmwのターポリマーが13g得られた。
これは、触媒中に存在するパラジウムの6%がターポリ
マー中に残留したことを意味する。
液をオートクレーブ内にポンピングした後で温度を110
℃に上げ、反応混合物をこの温度に15分間維持して、一
酸化炭素/エテン/プロペンターポリマーを生成した。
パラジウム含量4.8ppmwのターポリマーが13g得られた。
これは、触媒中に存在するパラジウムの6%がターポリ
マー中に残留したことを意味する。
実施例15 実施例5とほぼ同様の方法で、但しメタノール6ml中
に0.14mmolのトリエチルアミンを溶解した溶液をオート
クレーブ内にポンピングすることにより共重合を2.5時
間後に停止させて、一酸化炭素/エテン/プロペンター
ポリマーを生成した。15分後に反応混合物を室温まで冷
却し且つ圧力を低下させた。ターポリマーを別し、メ
タノールで洗浄し且つ70℃で乾燥させた。パラジウム含
量52ppmwのターポリマーが8.8g得られた。これは、触媒
中に存在するパラジウムの46%がターポリマー中に残留
したことを意味する。
に0.14mmolのトリエチルアミンを溶解した溶液をオート
クレーブ内にポンピングすることにより共重合を2.5時
間後に停止させて、一酸化炭素/エテン/プロペンター
ポリマーを生成した。15分後に反応混合物を室温まで冷
却し且つ圧力を低下させた。ターポリマーを別し、メ
タノールで洗浄し且つ70℃で乾燥させた。パラジウム含
量52ppmwのターポリマーが8.8g得られた。これは、触媒
中に存在するパラジウムの46%がターポリマー中に残留
したことを意味する。
実施例16 実施例15とほぼ同様の方法で、但しトリエチルアミン
溶液をオートクレーブ内にポンピングした後で温度を11
0℃に上げ、反応混合物をこの温度に15分間維持して、
一酸化炭素/エテン/プロペンターポリマーを生成し
た。パラジウム含量37ppmwのターポリマーが10g得られ
た。これは、触媒中に存在するパラジウムの35%がター
ポリマー中に残留したことを意味する。
溶液をオートクレーブ内にポンピングした後で温度を11
0℃に上げ、反応混合物をこの温度に15分間維持して、
一酸化炭素/エテン/プロペンターポリマーを生成し
た。パラジウム含量37ppmwのターポリマーが10g得られ
た。これは、触媒中に存在するパラジウムの35%がター
ポリマー中に残留したことを意味する。
実施例1〜16のうち、実施例9、11、14及び16は本発
明に係わる。これらの実施例では、一酸化炭素と2種類
のオレフィン不飽和化合物とのコポリマーを、パラジウ
ム含量触媒組成物を用いて生成し、得られたパラジウム
含有コポリマーを当該コポリマー生成温度より10℃以上
高い温度でパラジウム用錯生成剤により処理して、当該
コポリマーのパラジウム含量を低下させた。本発明の方
法ではパラジウム用錯生成剤によるコポリマーの処理を
より高い温度で行うが、これは、下記の4組の実施例の
結果の比較から明らかなように、コポリマー中に残留す
るパラジウムのパーセンテージに有利な影響を及ぼす。
これら一連の実施例は各組ごとに3つの実施例、即ち錯
生成剤を使用せずに行った実施例、共重合反応温度と同
じ温度で錯生成剤を使用して行った実施例、及び共重合
体反応温度より高い温度で錯生成剤を使用して行った実
施例を含む。
明に係わる。これらの実施例では、一酸化炭素と2種類
のオレフィン不飽和化合物とのコポリマーを、パラジウ
ム含量触媒組成物を用いて生成し、得られたパラジウム
含有コポリマーを当該コポリマー生成温度より10℃以上
高い温度でパラジウム用錯生成剤により処理して、当該
コポリマーのパラジウム含量を低下させた。本発明の方
法ではパラジウム用錯生成剤によるコポリマーの処理を
より高い温度で行うが、これは、下記の4組の実施例の
結果の比較から明らかなように、コポリマー中に残留す
るパラジウムのパーセンテージに有利な影響を及ぼす。
これら一連の実施例は各組ごとに3つの実施例、即ち錯
生成剤を使用せずに行った実施例、共重合反応温度と同
じ温度で錯生成剤を使用して行った実施例、及び共重合
体反応温度より高い温度で錯生成剤を使用して行った実
施例を含む。
第1組:実施例5(67%)、実施例8(20%)及び実施
例9(11%); 第2組:実施例5(67%)、実施例10(60%)及び実施
例11(5%); 第3組:実施例12(86%)、実施例13(70%)及び実施
例14(6%); 第4組:実施例5(67%),実施例15(46%)及び実施
例16(35%)。
例9(11%); 第2組:実施例5(67%)、実施例10(60%)及び実施
例11(5%); 第3組:実施例12(86%)、実施例13(70%)及び実施
例14(6%); 第4組:実施例5(67%),実施例15(46%)及び実施
例16(35%)。
実施例1〜8、10、12、13及び15は比較例であり、本
発明の範囲には含まれない。実施例1〜4は一酸化炭素
とスチレン誘導体との新規のコポリマーの生成に係わ
り、他の実施例で使用する組成とかなり異なる組成のパ
ラジウム含有触媒組成物を使用してコポリマーを生成す
ると、パラジウム残量の多いコポリマーが形成されるこ
とを如実に示している。実施例6及び7は、1,4−キノ
ンを促進剤として含むパラジウム含有触媒組成物を使用
した場合にも、パラジウムのかなりの部分が残留するこ
とを示している。実施例5(6800g/g/時)、実施例6
(14700g/g/時)及び実施例7(8000g/g/時)で得られ
る共重合速度の比較から明らかなように、促進剤として
は1,4−ナフトキノンの方が1,4−ベンゾキノンより遥か
に好ましい。実施例5及び実施例12で生成したコポリマ
ーと同様に、実施例1〜4、6及び7で生成したコポリ
マーに関しても、本発明の方法に従いコポリマー生成温
度より少なくとも10℃高い温度でパラジウム用錯生成剤
により処理するとパラジウム残留量がかなり減少し得る
ことが知見される。
発明の範囲には含まれない。実施例1〜4は一酸化炭素
とスチレン誘導体との新規のコポリマーの生成に係わ
り、他の実施例で使用する組成とかなり異なる組成のパ
ラジウム含有触媒組成物を使用してコポリマーを生成す
ると、パラジウム残量の多いコポリマーが形成されるこ
とを如実に示している。実施例6及び7は、1,4−キノ
ンを促進剤として含むパラジウム含有触媒組成物を使用
した場合にも、パラジウムのかなりの部分が残留するこ
とを示している。実施例5(6800g/g/時)、実施例6
(14700g/g/時)及び実施例7(8000g/g/時)で得られ
る共重合速度の比較から明らかなように、促進剤として
は1,4−ナフトキノンの方が1,4−ベンゾキノンより遥か
に好ましい。実施例5及び実施例12で生成したコポリマ
ーと同様に、実施例1〜4、6及び7で生成したコポリ
マーに関しても、本発明の方法に従いコポリマー生成温
度より少なくとも10℃高い温度でパラジウム用錯生成剤
により処理するとパラジウム残留量がかなり減少し得る
ことが知見される。
13C−NMR分析の結果、実施例1〜4で生成した一酸化
炭素/スチレン誘導体コポリマーは線状交互構造を有
し、従って式−CO−(A′)−[式中A′は使用するス
チレン誘導体A(Aは夫々4−メトキシスチレン、4−
クロロスチレン、2−メチルスチレン及び4−メチルス
チレンである)から誘導されるモノマー単位を表す]で
示される複数の単位からなることが判明した。
炭素/スチレン誘導体コポリマーは線状交互構造を有
し、従って式−CO−(A′)−[式中A′は使用するス
チレン誘導体A(Aは夫々4−メトキシスチレン、4−
クロロスチレン、2−メチルスチレン及び4−メチルス
チレンである)から誘導されるモノマー単位を表す]で
示される複数の単位からなることが判明した。
13C−NMR分析からはまた、実施例5〜16で生成した一
酸化炭素/エテン/プロペンターポルマーが線状構造を
有し、式−CO−(C2H4)−で示される単位と式−CO(C3
H6)−で示される単位とからなることも判明した。これ
らの単位は当該ターポリマー中に任意に分布された状態
で存在する。
酸化炭素/エテン/プロペンターポルマーが線状構造を
有し、式−CO−(C2H4)−で示される単位と式−CO(C3
H6)−で示される単位とからなることも判明した。これ
らの単位は当該ターポリマー中に任意に分布された状態
で存在する。
実施例17 HPd(CN)3を触媒として使用し、60℃の共重合温度
で生成した交互エチレン/一酸化炭素コポリマー(融点
250℃)3gを500cm3のヘキサフルオロイソプロパノール
中に溶解し、遠心分離にかけて金属粒子を完全に分離し
た後で2.5リットルのメタノールを加えて沈澱させるこ
とにより精製した。このようにして得た乾燥基準コポリ
マーは、X線蛍光による分析の結果、2230ppmのパラジ
ウムを含んでいた。前記コポリマー0.3gを50cm3のヘキ
サフルオロイソプロパノールに溶解した溶液に、90mgの
N,N−ジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム三水化物
を加える。この溶液を窒素雰囲気下で2時間還流処理
し、次いで冷却する。250cm3のテトラヒドロフランを加
えて前記コポリマーを沈澱させる。上澄み液を分離し、
沈澱物を先ずメタノール中で撹拌し、次いでアセトン中
で撹拌し、最後に四塩化炭素中で撹拌することにより24
時間懸濁させて、残留ヘキサフルオロイソプロパノール
を完全に除去する。X線蛍光による分析の結果、この乾
燥コポリマー中にパラジウムは検出されなかった。この
方法ではパラジウム濃度が100ppmに低下し、従って精製
コポリマーのパラジウム含量は100ppm未満であった。
で生成した交互エチレン/一酸化炭素コポリマー(融点
250℃)3gを500cm3のヘキサフルオロイソプロパノール
中に溶解し、遠心分離にかけて金属粒子を完全に分離し
た後で2.5リットルのメタノールを加えて沈澱させるこ
とにより精製した。このようにして得た乾燥基準コポリ
マーは、X線蛍光による分析の結果、2230ppmのパラジ
ウムを含んでいた。前記コポリマー0.3gを50cm3のヘキ
サフルオロイソプロパノールに溶解した溶液に、90mgの
N,N−ジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム三水化物
を加える。この溶液を窒素雰囲気下で2時間還流処理
し、次いで冷却する。250cm3のテトラヒドロフランを加
えて前記コポリマーを沈澱させる。上澄み液を分離し、
沈澱物を先ずメタノール中で撹拌し、次いでアセトン中
で撹拌し、最後に四塩化炭素中で撹拌することにより24
時間懸濁させて、残留ヘキサフルオロイソプロパノール
を完全に除去する。X線蛍光による分析の結果、この乾
燥コポリマー中にパラジウムは検出されなかった。この
方法ではパラジウム濃度が100ppmに低下し、従って精製
コポリマーのパラジウム含量は100ppm未満であった。
実施例18 テトラブチルアンモニウムシアン化ニッケル、[N
(C4H9)4]2 +(Ni(CN)4]-2を触媒として使用し、
62℃の共重合温度で生成した交互エチレン/一酸化炭素
コポリマー(融点250℃)459mgを実施例1の方法で精製
した。原子スペクトル分析の結果、該乾燥コポリマー中
にニッケルは検出されなかった。この方法ではニッケル
濃度が550ppmに低下し、従って精製後のコポリマーのニ
ッケル含量は550ppm未満であった。
(C4H9)4]2 +(Ni(CN)4]-2を触媒として使用し、
62℃の共重合温度で生成した交互エチレン/一酸化炭素
コポリマー(融点250℃)459mgを実施例1の方法で精製
した。原子スペクトル分析の結果、該乾燥コポリマー中
にニッケルは検出されなかった。この方法ではニッケル
濃度が550ppmに低下し、従って精製後のコポリマーのニ
ッケル含量は550ppm未満であった。
実施例19 実施例17の方法で生成した金属パラジウム含量3000pp
mの交互エチレン/一酸化炭素コポリマー500mgを12cm3
の水に懸濁させた。
mの交互エチレン/一酸化炭素コポリマー500mgを12cm3
の水に懸濁させた。
この懸濁液に100mgのN,N−ジエチルジチオカルバミン
酸ナトリウムを加えた。この混合物をオートクレーブ内
180℃で5時間45分加熱した。冷却後、コポリマーを
別し、水で洗浄し且つ真空下室温で乾燥させた。パラジ
ウム含量は1770ppmであった。
酸ナトリウムを加えた。この混合物をオートクレーブ内
180℃で5時間45分加熱した。冷却後、コポリマーを
別し、水で洗浄し且つ真空下室温で乾燥させた。パラジ
ウム含量は1770ppmであった。
実施例20 水を4cm3使用し、加熱を200℃で3時間にして実施例1
9の操作を繰り返した。このコポリマーのパラジウム含
量は1364ppmであった。
9の操作を繰り返した。このコポリマーのパラジウム含
量は1364ppmであった。
実施例21 水の代わりに4cm3のエタノールを使用し、加熱を200
℃で10時間にして実施例19の操作を繰り返した。このコ
ポリマーのパラジウム含量は831ppmであった。
℃で10時間にして実施例19の操作を繰り返した。このコ
ポリマーのパラジウム含量は831ppmであった。
実施例22 実施例17の方法で生成した金属パラジウム含量3000pp
mの交互エチレン/一酸化炭素コポリマー200mgを4cm3の
水に懸濁させた。
mの交互エチレン/一酸化炭素コポリマー200mgを4cm3の
水に懸濁させた。
10mgのN,N−ジエチルカルバミン酸ナトリウムを加
え、この懸濁液をオートクレーブ内200℃で30分間加熱
した。次いでコポリマーを実施例19と同様に処理した。
パラジウム含量は753ppmであった。
え、この懸濁液をオートクレーブ内200℃で30分間加熱
した。次いでコポリマーを実施例19と同様に処理した。
パラジウム含量は753ppmであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルイジ・ベナンツイ スイス国、8032・チユーリツヒ、ドルダ ーシユトラーセ・94 (72)発明者 ハインツ・ビツトバー スイス国、8004・チユーリツヒ、シユネ ツグプラツ・1 (72)発明者 ウイリツヒ・ダウム スイス国、8045・チユーリツヒ、リユデ イガーシユトラーセ・20 (56)参考文献 特開 昭53−94598(JP,A) 特公 平6−89131(JP,B2)
Claims (9)
- 【請求項1】パラジウム含有又はニッケル含有触媒組成
物を用いて生成した一酸化炭素と1種類以上のオレフィ
ン不飽和化合物とのコポリマーから触媒残留物を除去す
るための方法であって、前記コポリマーを生成するため
に使用した共重合反応温度をTとした場合に(T+10)
℃以上の温度で前記コポリマーを一酸化炭素を除くパラ
ジウム又はニッケル用錯生成剤により処理することを特
徴とする方法。 - 【請求項2】コポリマーが、 a)パラジウム化合物、 b)リン、ヒ素、アンチモン及び窒素の中から選択した
少なくとも1種類の元素を含む有機化合物、 c)pKaが6未満の酸の陰イオン を含む触媒組成物を使用して生成したコポリマーである
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方法。 - 【請求項3】当該コポリマーが溶解し得ず且つ形成され
たパラジウム又はニッケル錯体が溶解し得る有機液の存
在下で実施することを特徴とする特許請求の範囲第1項
又は第2項に記載の方法。 - 【請求項4】コポリマーを150〜200℃の温度で錯生成剤
により処理することを特徴とする特許請求の範囲第1項
から第3項のいずれかに記載の方法。 - 【請求項5】パラジウム用錯生成剤として、リン、ヒ
素、アンチモン及び窒素の中から選択した少なくとも1
種類の元素を含む有機化合物を使用することを特徴とす
る特許請求の範囲第1項から第4項のいずれかに記載の
方法。 - 【請求項6】使用するパラジウム用錯生成剤が、トリア
リールホスフィン、トリアルキルアミン、及び一般式
(R12)2P(CH2)3−P(R12)2[式中R12は任意に極
性置換したアリール基を表す]で示される化合物の中か
ら選択した化合物であることを特徴とする特許請求の範
囲第1項から第5項のいずれかに記載の方法。 - 【請求項7】錯生成剤が一般式 [式中X1及びX2は各々別個に酸素又は硫黄を表し、R10
及びR11は各々別個に水素、アルキル又はアリールを表
し、Hは水素又はアルカリ金属を表す]で示される化合
物であることを特徴とする特許請求の範囲第5項に記載
の方法。 - 【請求項8】錯生成剤がN,N−ジエチルジチオカルバミ
ン酸ナトリウムであることを特徴とする特許請求の範囲
第7項に記載の方法。 - 【請求項9】コポリマーが交互エチレン/一酸化炭素コ
ポリマーであることを特徴とする特許請求の範囲第1項
から第8項のいずれかに記載の方法。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CH117487A CH673283A5 (en) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | Removing catalyst remnants from carbon mon:oxide-olefin] copolymers |
CH01174/87-4 | 1987-03-27 | ||
NL8700987 | 1987-04-27 | ||
NL01174/87-4 | 1987-04-27 | ||
NL8700987 | 1987-04-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63273641A JPS63273641A (ja) | 1988-11-10 |
JP2587856B2 true JP2587856B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=25686892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63070847A Expired - Lifetime JP2587856B2 (ja) | 1987-03-27 | 1988-03-24 | オレフィン/coコポリマーからの触媒残留物の除去 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2587856B2 (ja) |
CN (1) | CN1021451C (ja) |
AU (1) | AU606665B2 (ja) |
DE (1) | DE3852512T2 (ja) |
ES (1) | ES2066779T3 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1298427C (en) * | 1987-03-13 | 1992-03-31 | Johannes Adrianus Maria Van Broekhoven | Process for removing palladium catalyst remnants from copolymers of carbon monoxide with one or more olefinically unsaturated compounds |
EP0337521A1 (en) * | 1988-03-10 | 1989-10-18 | Shell Internationale Researchmaatschappij B.V. | Polymers of carbon monoxide with ethene |
GB9004158D0 (en) * | 1990-02-23 | 1990-04-18 | Shell Int Research | Process for the preparation of copolymers |
GB9020215D0 (en) * | 1990-09-15 | 1990-10-24 | British Petroleum Co Plc | Process for the removal of residual palladium from polyketones |
CA2055190A1 (en) * | 1990-11-13 | 1992-05-14 | Abe W. De Jong | Polymers of carbon monoxide with styrene |
GB9203988D0 (en) * | 1992-02-25 | 1992-04-08 | British Petroleum Co Plc | Process for removing palladium from polyketones |
GB9307702D0 (en) * | 1993-04-14 | 1993-06-02 | Shell Int Research | Preparation of co-polymers |
ES2282493T3 (es) | 2001-12-26 | 2007-10-16 | Asahi Kasei Fibers Corporation | Policetona y procedimiento para su preparacion. |
AU2003302736A1 (en) | 2002-12-03 | 2004-06-30 | Bristol-Myers Squibb Company | Process for removing metals from liquids |
KR101427014B1 (ko) | 2009-08-18 | 2014-08-05 | 닛뽕소다 가부시키가이샤 | 아릴, 헤테로아릴 혹은 알케닐 치환 불포화 탄화수소류의 제조방법 |
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---|---|---|---|---|
CA1271291A (en) * | 1985-11-26 | 1990-07-03 | Johannes Adrianus Maria Van Broekhoven | Removal of catalyst remnants from ethene/co copolymers |
CA1275532C (en) * | 1985-11-26 | 1990-10-23 | Johannes A. M. Van Broekhoven | Removal of catalyst remnants from ethene/co copolymers |
IN168306B (ja) * | 1986-03-05 | 1991-03-09 | Shell Int Research | |
CA1298427C (en) * | 1987-03-13 | 1992-03-31 | Johannes Adrianus Maria Van Broekhoven | Process for removing palladium catalyst remnants from copolymers of carbon monoxide with one or more olefinically unsaturated compounds |
JPH0689131A (ja) * | 1992-09-08 | 1994-03-29 | Seiko Epson Corp | パーソナルコンピューター |
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- 1988-03-25 EP EP19880200576 patent/EP0285218B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-03-25 CN CN 88101593 patent/CN1021451C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1988-03-25 DE DE19883852512 patent/DE3852512T2/de not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
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CN1021451C (zh) | 1993-06-30 |
EP0285218B1 (en) | 1994-12-21 |
DE3852512T2 (de) | 1995-05-24 |
JPS63273641A (ja) | 1988-11-10 |
CN88101593A (zh) | 1988-11-30 |
EP0285218A2 (en) | 1988-10-05 |
ES2066779T3 (es) | 1995-03-16 |
EP0285218A3 (en) | 1990-12-27 |
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AU1356788A (en) | 1988-09-29 |
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