JP2587219Y2 - 摺動ブッシュ - Google Patents
摺動ブッシュInfo
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- Japan
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- 239000002184 metal Substances 0.000 description 6
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
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Landscapes
- Support Of The Bearing (AREA)
- Springs (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば自動車の懸架装
置等に使用される摺動ブッシュに関する。
置等に使用される摺動ブッシュに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のサスペンションにおいて
回動を伴うコントロールアームの連結端部等には、回動
を許容しながら防振作用をなす摺動ブッシュが使用され
ている。
回動を伴うコントロールアームの連結端部等には、回動
を許容しながら防振作用をなす摺動ブッシュが使用され
ている。
【0003】上記摺動ブッシュの構成を図3に基づいて
説明すると、まず円筒状金属製の外筒106と、その外
筒106の内側に間隔を置いて同心状に円筒状金属製の
軸102が配置される。そして外筒106と軸102と
の間に円筒状金属製のインナー104が同心状に備えら
れる。更にインナー104と外筒106との間にゴム弾
性体105が加硫接着されると共に軸102とインナー
104との間に円筒状合成樹脂製の摺動部材シート10
9が介装される。
説明すると、まず円筒状金属製の外筒106と、その外
筒106の内側に間隔を置いて同心状に円筒状金属製の
軸102が配置される。そして外筒106と軸102と
の間に円筒状金属製のインナー104が同心状に備えら
れる。更にインナー104と外筒106との間にゴム弾
性体105が加硫接着されると共に軸102とインナー
104との間に円筒状合成樹脂製の摺動部材シート10
9が介装される。
【0004】従来の摺動ブッシュ101の製造方法を以
下に述べると、まず筒材を切断し外筒106を形成する
と共に、別の筒材を切断しインナー104を形成する。
そして外筒106とインナー104との間にゴム弾性体
105を射出成形・加硫接着を行い、外筒106とイン
ナー104とゴム弾性体105よりなる中間組立体12
1をつくる。次に筒材を切断し軸102を形成し、更に
板状の合成樹脂製の摺動部材を円筒状に曲げて摺動部材
シート109を形成する。そしてゴム弾性体105が加
硫接着された外筒106とインナー104とからなる中
間組立体121のインナー104の一端から摺動部材シ
ート109をその内周に挿入する。続いて摺動部材シー
ト109一端からその内周に軸102を圧入し、更に摺
動部材シート109の両端をインナー104両端に沿っ
て軸102径方向外側へ曲げて摺動ブッシュ101を製
造していた。
下に述べると、まず筒材を切断し外筒106を形成する
と共に、別の筒材を切断しインナー104を形成する。
そして外筒106とインナー104との間にゴム弾性体
105を射出成形・加硫接着を行い、外筒106とイン
ナー104とゴム弾性体105よりなる中間組立体12
1をつくる。次に筒材を切断し軸102を形成し、更に
板状の合成樹脂製の摺動部材を円筒状に曲げて摺動部材
シート109を形成する。そしてゴム弾性体105が加
硫接着された外筒106とインナー104とからなる中
間組立体121のインナー104の一端から摺動部材シ
ート109をその内周に挿入する。続いて摺動部材シー
ト109一端からその内周に軸102を圧入し、更に摺
動部材シート109の両端をインナー104両端に沿っ
て軸102径方向外側へ曲げて摺動ブッシュ101を製
造していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上述の如き摺動ブッシ
ュ101において、インナー104に挿入された摺動部
材シート109の内周に軸102が圧入される。このと
きインナー104の内径から軸102の外径を減じた寸
法値は摺動部材シート109の厚さの倍の寸法より小さ
い。その寸法差は摺動部材シート109が圧縮される、
いわゆるしめしろに相当する。ところが、加工寸法のバ
ラツキにより、所定寸法より実際のしめしろが大きくな
りすぎると摺動ブッシュ101の摺動トルクが高くなり
すぎてしまう。反対に所定寸法よりしめしろが小さくな
りすぎると、摺動ブッシュ101の使用により摺動部材
シート109が圧縮され、摺動部材シート109とイン
ナー104との間又は摺動部材シート109と軸102
との間に隙間が発生することによりガタを生じ、摺動ブ
ッシュ101が不良となる。そのため、インナー104
及び軸102外径寸法の公差が極めて厳しく要求される
ということになる。
ュ101において、インナー104に挿入された摺動部
材シート109の内周に軸102が圧入される。このと
きインナー104の内径から軸102の外径を減じた寸
法値は摺動部材シート109の厚さの倍の寸法より小さ
い。その寸法差は摺動部材シート109が圧縮される、
いわゆるしめしろに相当する。ところが、加工寸法のバ
ラツキにより、所定寸法より実際のしめしろが大きくな
りすぎると摺動ブッシュ101の摺動トルクが高くなり
すぎてしまう。反対に所定寸法よりしめしろが小さくな
りすぎると、摺動ブッシュ101の使用により摺動部材
シート109が圧縮され、摺動部材シート109とイン
ナー104との間又は摺動部材シート109と軸102
との間に隙間が発生することによりガタを生じ、摺動ブ
ッシュ101が不良となる。そのため、インナー104
及び軸102外径寸法の公差が極めて厳しく要求される
ということになる。
【0006】そこで、軸102の外径やインナー104
の内径を寸法公差の範囲に入れるために、軸102の外
径においては切削の後更に研磨仕上げが必要とされ、か
つインナー104の内径においては切削仕上げが必要と
される。これにより、軸の外径やインナー104の内径
を寸法公差の範囲に入れることができる。ところがそう
すると、所定の寸法を出すための切削や研磨仕上げに手
間がかかり、生産性が悪くなるという課題があった。
の内径を寸法公差の範囲に入れるために、軸102の外
径においては切削の後更に研磨仕上げが必要とされ、か
つインナー104の内径においては切削仕上げが必要と
される。これにより、軸の外径やインナー104の内径
を寸法公差の範囲に入れることができる。ところがそう
すると、所定の寸法を出すための切削や研磨仕上げに手
間がかかり、生産性が悪くなるという課題があった。
【0007】これに対し、本考案の出願人の先出願であ
る実願平5−58354号において、ゴム弾性体にイン
ナーが埋設され、且つ、インナーと摺動部材シートとの
間に全周に亙たってゴム弾性体の薄膜部を形成した摺動
ブッシュを提供した。ところがゴム弾性体の薄膜部が全
周に亙たっていたため、圧縮されたゴムの逃げ代が無い
ため、摺動ブッシュ組立の際、インナーを埋設したゴム
弾性体に軸が圧入される場合に軸外径とインナー内径及
び摺動部材シートの寸法公差が十分大きく取れず、結
局、切削や研磨仕上げを廃止するなどの加工工程の簡略
化が実現出来ないと言う課題があった。
る実願平5−58354号において、ゴム弾性体にイン
ナーが埋設され、且つ、インナーと摺動部材シートとの
間に全周に亙たってゴム弾性体の薄膜部を形成した摺動
ブッシュを提供した。ところがゴム弾性体の薄膜部が全
周に亙たっていたため、圧縮されたゴムの逃げ代が無い
ため、摺動ブッシュ組立の際、インナーを埋設したゴム
弾性体に軸が圧入される場合に軸外径とインナー内径及
び摺動部材シートの寸法公差が十分大きく取れず、結
局、切削や研磨仕上げを廃止するなどの加工工程の簡略
化が実現出来ないと言う課題があった。
【0008】従って、本考案は上述の如き問題を解決
し、低トルクの摺動性能を持ち、しかもインナーの内径
及び軸の外径の寸法公差を大きく取れて、加工工程が簡
略化できる摺動ブッシュを提供することを目的とする。
し、低トルクの摺動性能を持ち、しかもインナーの内径
及び軸の外径の寸法公差を大きく取れて、加工工程が簡
略化できる摺動ブッシュを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案の摺動ブッシュは
以下の如き構成である。
以下の如き構成である。
【0010】円筒状の外筒と、外筒の内側に円筒状の軸
と、軸と外筒との間に円筒状のインナーを埋設し、イン
ナーの内周側に薄膜部を形成したゴム弾性体とが配置さ
れ、さらに軸とゴム弾性体との間に略円筒状の摺動部材
シートが介装される摺動ブッシュにおいて、ゴム弾性体
薄膜部に複数のスリットを形成する。
と、軸と外筒との間に円筒状のインナーを埋設し、イン
ナーの内周側に薄膜部を形成したゴム弾性体とが配置さ
れ、さらに軸とゴム弾性体との間に略円筒状の摺動部材
シートが介装される摺動ブッシュにおいて、ゴム弾性体
薄膜部に複数のスリットを形成する。
【0011】
【実施例】以下本考案の実施例を図1及び図2に基づい
て説明する。
て説明する。
【0012】まず本考案の摺動ブッシュの構成について
説明をする。
説明をする。
【0013】図1に示す如く、6は円筒状金属製で一端
端部には径方向外側へ延出する第1フランジ部8が形成
された外筒である。2は一対の同軸に突き合わせた円筒
状金属製の軸であり、その軸2は端部に径方向外側へ延
出する第2フランジ部11,11が形成され、外筒6の
内側に同心状に配置される。5は略円筒状のインナー4
を埋設したゴム弾性体であり、外筒6と軸2との間に同
心状に配置される。インナー4は、図2に示すが如く、
外筒6の内側に射出成形・加硫接着されたゴム弾性体5
に埋設され、一端端部に径方向外側へ延出する第3フラ
ンジ部12が形成され、他端端部に径方向外側へ第3フ
ランジ部12の略半分程度延出する第4フランジ部14
が形成された略円筒状金属製である。また、ゴム弾性体
5に埋設されるインナー4内周側及び第3フランジ部1
2・第4フランジ部14の外側にゴム弾性体5薄膜部3
が形成される。そして、その薄膜部3にゴム弾性体5一
端R部16の若干立ち上がった箇所からインナー4内周
側及び他端R部17の若干立ち上がった箇所まで軸方向
に4本のスリット7が形成される。また図1に示すが如
く、9は一対の略円筒状の四フッ化エチレン樹脂製の摺
動部材シートであり、板状の摺動部材を円筒状に曲げた
時に軸方向に延びる接合部を有し形成される。そしてゴ
ム弾性体5薄膜部3と軸2との間に摺動部材シート9が
介装される。
端部には径方向外側へ延出する第1フランジ部8が形成
された外筒である。2は一対の同軸に突き合わせた円筒
状金属製の軸であり、その軸2は端部に径方向外側へ延
出する第2フランジ部11,11が形成され、外筒6の
内側に同心状に配置される。5は略円筒状のインナー4
を埋設したゴム弾性体であり、外筒6と軸2との間に同
心状に配置される。インナー4は、図2に示すが如く、
外筒6の内側に射出成形・加硫接着されたゴム弾性体5
に埋設され、一端端部に径方向外側へ延出する第3フラ
ンジ部12が形成され、他端端部に径方向外側へ第3フ
ランジ部12の略半分程度延出する第4フランジ部14
が形成された略円筒状金属製である。また、ゴム弾性体
5に埋設されるインナー4内周側及び第3フランジ部1
2・第4フランジ部14の外側にゴム弾性体5薄膜部3
が形成される。そして、その薄膜部3にゴム弾性体5一
端R部16の若干立ち上がった箇所からインナー4内周
側及び他端R部17の若干立ち上がった箇所まで軸方向
に4本のスリット7が形成される。また図1に示すが如
く、9は一対の略円筒状の四フッ化エチレン樹脂製の摺
動部材シートであり、板状の摺動部材を円筒状に曲げた
時に軸方向に延びる接合部を有し形成される。そしてゴ
ム弾性体5薄膜部3と軸2との間に摺動部材シート9が
介装される。
【0014】次に、本考案の摺動ブッシュ1の製造方法
を説明する。
を説明する。
【0015】まず、筒材を切断し、プレス加工にて径方
向外側へ延出する第1フランジ部8を有する外筒6を成
形加工する。また筒材にプレス加工を加え一端に第3フ
ランジ部12、他端に第4フランジ部14が形成された
インナー4を成形する。次に外筒6とインナー4とに同
心状にゴム弾性体5を射出成形・加硫接着して、ゴム弾
性体薄膜部3に軸方向等間隔に4本のスリット7が、ゴ
ム弾性体5内周面のゴム弾性体5一端R部16から他端
R部17の若干立ち上がった箇所まで形成された中間組
立体21をつくる。続いて、鍛造加工にて第2フランジ
部11が形成された一対の軸2を形成する。また板状の
四フッ化エチレン樹脂製の摺動部材を円筒状に曲げ、軸
方向に延びる接合部を有する一対の円筒状の摺動部材シ
ート9形成し、そして中間組立体21の両開口から、各
々の摺動部材シート9を挿入する。最後に、軸2を第2
フランジ部11の形成されていない方の端部から、中間
組立体21に挿入された摺動部材シート3の両端開口内
周に圧入する。
向外側へ延出する第1フランジ部8を有する外筒6を成
形加工する。また筒材にプレス加工を加え一端に第3フ
ランジ部12、他端に第4フランジ部14が形成された
インナー4を成形する。次に外筒6とインナー4とに同
心状にゴム弾性体5を射出成形・加硫接着して、ゴム弾
性体薄膜部3に軸方向等間隔に4本のスリット7が、ゴ
ム弾性体5内周面のゴム弾性体5一端R部16から他端
R部17の若干立ち上がった箇所まで形成された中間組
立体21をつくる。続いて、鍛造加工にて第2フランジ
部11が形成された一対の軸2を形成する。また板状の
四フッ化エチレン樹脂製の摺動部材を円筒状に曲げ、軸
方向に延びる接合部を有する一対の円筒状の摺動部材シ
ート9形成し、そして中間組立体21の両開口から、各
々の摺動部材シート9を挿入する。最後に、軸2を第2
フランジ部11の形成されていない方の端部から、中間
組立体21に挿入された摺動部材シート3の両端開口内
周に圧入する。
【0016】従って、インナー4の内側にゴム弾性体5
薄膜部3が形成され、そしてその薄膜部3にゴム弾性体
5一端R部16の若干立ち上がった箇所からインナー4
内周側及び他端R部17の若干立ち上がった箇所まで軸
方向にスリット7が形成され、且つ、かかるスリット7
は径方向等間隔に4本形成されるために、軸2が摺動部
材シート9を介して中間組立体21に嵌装された場合
に、径方向には中間組立体21内周面の薄膜部3が潰れ
ると同時にスリット7に侵入し、軸方向には両端面R部
16,17の径方向外側に若干立ち上がった箇所の薄膜
部3が潰れると同時にスリット7に侵入することができ
るため、十分な圧縮代がとれ、従ってインナー4及び軸
2の径の寸法公差を吸収することが出来きるだけでな
く、軸方向の寸法公差についても吸収することができ
る。しかもインナー4がゴム弾性体5の薄膜部3を介し
て摺動部材シート9を軸2表面に締め付けているためイ
ンナー4にかかる面圧がゴム弾性体5の薄膜部3で吸収
されるので摺動トルクを低く押さえることができる。ま
た、摺動部材シート9の軸方向に延びる接続部がスリッ
ト7に嵌め合わされるので、摺動部材シート9とゴム弾
性体5の薄膜部3とが噛み合い、ゴム弾性体5の薄膜部
3に対して摺動部材シート9が空転しない。
薄膜部3が形成され、そしてその薄膜部3にゴム弾性体
5一端R部16の若干立ち上がった箇所からインナー4
内周側及び他端R部17の若干立ち上がった箇所まで軸
方向にスリット7が形成され、且つ、かかるスリット7
は径方向等間隔に4本形成されるために、軸2が摺動部
材シート9を介して中間組立体21に嵌装された場合
に、径方向には中間組立体21内周面の薄膜部3が潰れ
ると同時にスリット7に侵入し、軸方向には両端面R部
16,17の径方向外側に若干立ち上がった箇所の薄膜
部3が潰れると同時にスリット7に侵入することができ
るため、十分な圧縮代がとれ、従ってインナー4及び軸
2の径の寸法公差を吸収することが出来きるだけでな
く、軸方向の寸法公差についても吸収することができ
る。しかもインナー4がゴム弾性体5の薄膜部3を介し
て摺動部材シート9を軸2表面に締め付けているためイ
ンナー4にかかる面圧がゴム弾性体5の薄膜部3で吸収
されるので摺動トルクを低く押さえることができる。ま
た、摺動部材シート9の軸方向に延びる接続部がスリッ
ト7に嵌め合わされるので、摺動部材シート9とゴム弾
性体5の薄膜部3とが噛み合い、ゴム弾性体5の薄膜部
3に対して摺動部材シート9が空転しない。
【0017】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、ゴム弾性
体薄膜部に複数のスリットを形成したため、インナー及
び軸の径方向と共に軸方向の寸法公差を吸収できる。従
って、従来必要であった軸外径の切削加工及び研磨仕上
げを必要とせず、且つ、インナーの内径切削仕上げも必
要としないので、生産工程を簡略化でき生産性が向上さ
れ、しかも低トルクの摺動ブッシュが得られる。
体薄膜部に複数のスリットを形成したため、インナー及
び軸の径方向と共に軸方向の寸法公差を吸収できる。従
って、従来必要であった軸外径の切削加工及び研磨仕上
げを必要とせず、且つ、インナーの内径切削仕上げも必
要としないので、生産工程を簡略化でき生産性が向上さ
れ、しかも低トルクの摺動ブッシュが得られる。
【図1】本考案の摺動ブッシュを表す縦断面平面図であ
る。
る。
【図2】本考案の摺動ブッシュの中間組立体を表す断面
斜視図である。
斜視図である。
【図3】従来の摺動ブッシュを表す縦断面平面図であ
る。
る。
2 軸 3 薄膜部 4 インナー 5 ゴム弾性体 6 外筒 7 スリット 9 摺動部材シート
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒状の外筒(6)と、当該外筒(6)
の内側に円筒状の軸(2)と、当該軸(2)と外筒
(6)との間に円筒状のインナー(4)を埋設し前記イ
ンナー(4)の内周側に薄膜部(3)を形成したゴム弾
性体(5)とが配置され、さらに前記軸(2)とゴム弾
性体(5)との間に略円筒状の摺動部材シート(9)が
介装される摺動ブッシュにおいて、前記ゴム弾性体
(5)薄膜部(3)に複数のスリット(7)を形成した
ことを特徴とする摺動ブッシュ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073744U JP2587219Y2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 摺動ブッシュ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073744U JP2587219Y2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 摺動ブッシュ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0741091U JPH0741091U (ja) | 1995-07-21 |
JP2587219Y2 true JP2587219Y2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=13527063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993073744U Expired - Lifetime JP2587219Y2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 摺動ブッシュ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2587219Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2004083675A1 (ja) * | 2003-03-19 | 2006-06-22 | 東洋ゴム工業株式会社 | 防振装置及び防振装置の製造方法 |
JP4660331B2 (ja) * | 2005-09-26 | 2011-03-30 | 倉敷化工株式会社 | 摺動ブッシュ組立体 |
KR101417643B1 (ko) * | 2012-12-31 | 2014-07-09 | 현대자동차주식회사 | 프로펠러 샤프트용 센터 베어링 부시 유닛 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01199028A (ja) * | 1988-02-03 | 1989-08-10 | Bridgestone Corp | ブッシュ組立体 |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP1993073744U patent/JP2587219Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0741091U (ja) | 1995-07-21 |
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