JP2586715B2 - 動画像信号の符号化方式 - Google Patents
動画像信号の符号化方式Info
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、帯域圧縮技術を用いた動画像信号の符号化
方式に関する。
方式に関する。
(従来の技術) 従来の帯域圧縮技術を用いた動画像信号の符号化方式
としては、たとえば1989年電予情報通信学会春季全国大
会、資料番号D−233に記載の「ISDN対応カラー動画像
テレビ電話装置」などが知られている。この動画像信号
の符号化方式では、画面における顔領域を抽出してマッ
プを作成する。そして、画像符号化部ではフレーム間フ
レーム内適応予測を行い、この時もし顔の領域であれば
最終段まで符号化をし、それ以外の領域であれば1つ前
の段階で符号化を止めることにより符号化量を減らして
いる。
としては、たとえば1989年電予情報通信学会春季全国大
会、資料番号D−233に記載の「ISDN対応カラー動画像
テレビ電話装置」などが知られている。この動画像信号
の符号化方式では、画面における顔領域を抽出してマッ
プを作成する。そして、画像符号化部ではフレーム間フ
レーム内適応予測を行い、この時もし顔の領域であれば
最終段まで符号化をし、それ以外の領域であれば1つ前
の段階で符号化を止めることにより符号化量を減らして
いる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上述した従来の動画像信号の符号化方式
では、顔以外の背景の部分も粗く符号化するから背景部
分の雑音により無駄な情報が発生してしまう。また、連
続する画面間で背景部分から顔部分に変化したとする
と、粗い符号化から細かい符号化に変るから、予測画素
信号がここでもかなり発生してしまい、無駄な情報を符
号化することになってしまう。その結果符号化効率が低
下してしまう。
では、顔以外の背景の部分も粗く符号化するから背景部
分の雑音により無駄な情報が発生してしまう。また、連
続する画面間で背景部分から顔部分に変化したとする
と、粗い符号化から細かい符号化に変るから、予測画素
信号がここでもかなり発生してしまい、無駄な情報を符
号化することになってしまう。その結果符号化効率が低
下してしまう。
(課題を解決するための手段) 本発明の動画像信号の符号化方式は、画面間の相関を
利用した動画像信号の符号化方式であって、入力する動
画像信号の1画面を複数画素からなるブロックに分割
し、ブロック毎に前画面との差分を検出し、該差分値が
予め定められた第1の閾値以上のときには有効ブロック
とし、前記差分値が予め定められた第1の閾値未満のと
きには無効ブロックとしてフレーム毎に第1の有効ブロ
ックマップを作成する手段と、該第1の有効ブロックマ
ップに対して第1の重みづけを行う手段と、前画面にお
ける第6の有効ブロックマップに対して第2の重みづけ
を行う手段と、前記第1の重みづけを行った第1の有効
ブロックマップと、前記第2の重みづけを行った第6の
有効ブロックマップとを加算合成して重みづけが成され
た第2の有効ブロックマップを得る手段と、該第2の有
効ブロックマップに対して、各ブロックの近傍のブロッ
クを参照し、近傍のブロックおよび対象ブロックの値の
合計値が予め定められた第2の閾値以上のときには当該
対象ブロックを有効ブロックとし、第2の閾値未満のと
きには当該対象ブロックを無効ブロックとするセグメン
テーションを行って第3の有効ブロックマップを得る手
段と、該第3の有効ブロックマップ内の無効ブロックに
ついて、近傍のブロックを参照し、近傍のブロックの値
の合計値が予め定められた第3の閾値以上のときには当
該無効ブロックを有効ブロックに置き替え、第3の閾値
未満のときには当該無効ブロックを無効ブロックのまま
として第4の有効ブロックマップを得る手段と、該4の
有効ブロックマップの有効ブロック数が予め定められた
第4の閾値以上の場合は前記第4の有効ブロックマップ
の有効ブロックを全て無効ブロックに置き換えて第5の
有効ブロックマップとし、前記第4の有効ブロックマッ
プの有効ブロック数が予め定められた第4の閾値未満の
場合は前記第4の有効ブロックマップをそのままで第5
の有効ブロックマップとする手段と、該第5の有効ブロ
ックマップを1フレーム時間遅延させて第6の有効ブロ
ックマップを得る手段と、前記動画像信号の入力時から
前記第4の有効ブロックマップの生成時までの時間の遅
延を前記動画像信号に与える手段と、遅延を与えられた
前記動画像信号について、前記第4の有効ブロックマッ
プで有効ブロックとされた領域を、画面間の相関、画面
内の相関またはその両方を用いて符号化を行う手段とを
有する。
利用した動画像信号の符号化方式であって、入力する動
画像信号の1画面を複数画素からなるブロックに分割
し、ブロック毎に前画面との差分を検出し、該差分値が
予め定められた第1の閾値以上のときには有効ブロック
とし、前記差分値が予め定められた第1の閾値未満のと
きには無効ブロックとしてフレーム毎に第1の有効ブロ
ックマップを作成する手段と、該第1の有効ブロックマ
ップに対して第1の重みづけを行う手段と、前画面にお
ける第6の有効ブロックマップに対して第2の重みづけ
を行う手段と、前記第1の重みづけを行った第1の有効
ブロックマップと、前記第2の重みづけを行った第6の
有効ブロックマップとを加算合成して重みづけが成され
た第2の有効ブロックマップを得る手段と、該第2の有
効ブロックマップに対して、各ブロックの近傍のブロッ
クを参照し、近傍のブロックおよび対象ブロックの値の
合計値が予め定められた第2の閾値以上のときには当該
対象ブロックを有効ブロックとし、第2の閾値未満のと
きには当該対象ブロックを無効ブロックとするセグメン
テーションを行って第3の有効ブロックマップを得る手
段と、該第3の有効ブロックマップ内の無効ブロックに
ついて、近傍のブロックを参照し、近傍のブロックの値
の合計値が予め定められた第3の閾値以上のときには当
該無効ブロックを有効ブロックに置き替え、第3の閾値
未満のときには当該無効ブロックを無効ブロックのまま
として第4の有効ブロックマップを得る手段と、該4の
有効ブロックマップの有効ブロック数が予め定められた
第4の閾値以上の場合は前記第4の有効ブロックマップ
の有効ブロックを全て無効ブロックに置き換えて第5の
有効ブロックマップとし、前記第4の有効ブロックマッ
プの有効ブロック数が予め定められた第4の閾値未満の
場合は前記第4の有効ブロックマップをそのままで第5
の有効ブロックマップとする手段と、該第5の有効ブロ
ックマップを1フレーム時間遅延させて第6の有効ブロ
ックマップを得る手段と、前記動画像信号の入力時から
前記第4の有効ブロックマップの生成時までの時間の遅
延を前記動画像信号に与える手段と、遅延を与えられた
前記動画像信号について、前記第4の有効ブロックマッ
プで有効ブロックとされた領域を、画面間の相関、画面
内の相関またはその両方を用いて符号化を行う手段とを
有する。
(作用) テレビ電話などにおいては、背景部分は固定でおもに
話者が動くことから、話者の部分を切出して符号化を行
えば、背景などからの雑音によって発生する無駄な符号
化情報量を除去でき符号化能率を上げることができる。
話者が動くことから、話者の部分を切出して符号化を行
えば、背景などからの雑音によって発生する無駄な符号
化情報量を除去でき符号化能率を上げることができる。
本発明においては、話者の部分を切出して話者部分の
みを符号化することにより、符号化効率を高める。話者
の切出し方について図面を参照しながら詳細に説明す
る。第1図の時刻t0,t1,t2に示すように話者が動いたと
仮定する。そして、時刻t0および時刻t1の画面間での差
分を求めると第2図の斜線で示される領域が求められ、
背景部分の孤立した斜線部分は背景の雑音により発生し
た差分信号であるとする。次に、画面を水平方向n画素
×垂直方向n画素の複数の画素からなるブロックに分割
し、各ブロック内の差分信号の絶対値和が予め定められ
た第1の閾値以上のときには、そのブロックを有効ブロ
ックとし、差分信号の絶対値和が第1の閾値未満のとき
にはそのブロックを無効ブロックとする。以上の処理に
よって得られた時刻t1における有効ブロックマップを第
3図(B)に示す。第3図(B)の黒く塗られた部分が
有効ブロックである。第3図(A)は、時刻t0と時刻t0
よりも1画面前の時刻t0−1との画面間で求められた第
6の有効ブロックマップであるとする。そして、現画面
の有効ブロックマップ(第3図(B))すなわち第1の
有効ブロックマップに第一の重みづけを行い、前画面の
有効ブロックマップ(第3図(A))である第6の有効
ブロックマップに対しては、第2の重みづけを行う。以
下に重みづけの一例を示す。例えば、前フレームの有効
ブロックを1とし、無効ブロックを0とする。現フレー
ムの有効ブロックは2とし、現フレームの無効ブロック
は前フレームの無効ブロックと同様に0とする。この様
にして重みづけを行った前フレームの有効ブロックマッ
プと、現フレームの有効ブロックマップとを加算合成
し、第2の有効ブロックマップを得る。第2の有効ブロ
ックマップは、第3図(C)の様になる。次に第3図
(C)の加算合成された第2の有効ブロックマップに対
して、セグメンテーンションを行う。セグメンテーショ
ンの一例を第3図および第4図を参照しながら説明す
る。例えば、第4図のkをセグメンテーションの対象ブ
ロックとすると、ブロックkの近傍のブロックa,b,c,d,
e,f,g,hの値を参照する。すなわち第3図(C)の第2
の有効ブロックマップの値を参照する。近傍のブロック
a,b,c,d,e,f,g,hおよびブロックkの値の合計値が予め
定められた第2の閾値以上のときには、対象ブロックk
を有効ブロックとし、近傍のブロックa,b,c,d,e,f,g,h
およびブロックkの値の合計値が予め定められた第2の
閾値未満のときには、対象ブロックkを無効ブロックと
する。
みを符号化することにより、符号化効率を高める。話者
の切出し方について図面を参照しながら詳細に説明す
る。第1図の時刻t0,t1,t2に示すように話者が動いたと
仮定する。そして、時刻t0および時刻t1の画面間での差
分を求めると第2図の斜線で示される領域が求められ、
背景部分の孤立した斜線部分は背景の雑音により発生し
た差分信号であるとする。次に、画面を水平方向n画素
×垂直方向n画素の複数の画素からなるブロックに分割
し、各ブロック内の差分信号の絶対値和が予め定められ
た第1の閾値以上のときには、そのブロックを有効ブロ
ックとし、差分信号の絶対値和が第1の閾値未満のとき
にはそのブロックを無効ブロックとする。以上の処理に
よって得られた時刻t1における有効ブロックマップを第
3図(B)に示す。第3図(B)の黒く塗られた部分が
有効ブロックである。第3図(A)は、時刻t0と時刻t0
よりも1画面前の時刻t0−1との画面間で求められた第
6の有効ブロックマップであるとする。そして、現画面
の有効ブロックマップ(第3図(B))すなわち第1の
有効ブロックマップに第一の重みづけを行い、前画面の
有効ブロックマップ(第3図(A))である第6の有効
ブロックマップに対しては、第2の重みづけを行う。以
下に重みづけの一例を示す。例えば、前フレームの有効
ブロックを1とし、無効ブロックを0とする。現フレー
ムの有効ブロックは2とし、現フレームの無効ブロック
は前フレームの無効ブロックと同様に0とする。この様
にして重みづけを行った前フレームの有効ブロックマッ
プと、現フレームの有効ブロックマップとを加算合成
し、第2の有効ブロックマップを得る。第2の有効ブロ
ックマップは、第3図(C)の様になる。次に第3図
(C)の加算合成された第2の有効ブロックマップに対
して、セグメンテーンションを行う。セグメンテーショ
ンの一例を第3図および第4図を参照しながら説明す
る。例えば、第4図のkをセグメンテーションの対象ブ
ロックとすると、ブロックkの近傍のブロックa,b,c,d,
e,f,g,hの値を参照する。すなわち第3図(C)の第2
の有効ブロックマップの値を参照する。近傍のブロック
a,b,c,d,e,f,g,hおよびブロックkの値の合計値が予め
定められた第2の閾値以上のときには、対象ブロックk
を有効ブロックとし、近傍のブロックa,b,c,d,e,f,g,h
およびブロックkの値の合計値が予め定められた第2の
閾値未満のときには、対象ブロックkを無効ブロックと
する。
新たにセグメンテーションによって得られた第3の有
効ブロックマップを第3図(D)に示す。第3の有効ブ
ロックマップには場合によって、動き部分に孤立無効ブ
ロック領域が発生することがある。これは、第1の有効
ブロックマップを得る際、動き部分において画面間での
差分が第1の閾値よりも少し低かったブロックは、無効
ブロックとなるから、動き部分に孤立した無効ブロック
領域が発生する。孤立無効ブロック領域の一例を第5図
に示す。第5図の様に孤立無効ブロック領域を含む第3
の有効ブロックマップ内の有効ブロック領域のみ符号化
を実行させると、有効ブロック領域内の孤立した無効ブ
ロック領域は、符号化が行われないから無効ブロックの
部分と周囲の部分とで符号化画像の連続性がなくなり、
符号化歪が発生してしまう。その結果、非常に見苦しい
符号化画像となってしまうことがある。そこで、孤立無
効ブロック領域の除去を行う。孤立無効ブロック領域の
除去方法としては、セグメンテーションと同様な処理を
無効ブロックを対象に行う。すなわち無効ブロックの近
傍のブロックを参照し、近傍のブロックの合計値が予め
定められた第3の閾値以上のときに、その対象となる無
効ブロックを有効ブロックを示す値に置き替える。以上
の処理により第5図で孤立無効ブロックであった領域を
除去し、第4の有効ブロックマップを得る。第4の有効
ブロックマップを第3図(D)に示す。
効ブロックマップを第3図(D)に示す。第3の有効ブ
ロックマップには場合によって、動き部分に孤立無効ブ
ロック領域が発生することがある。これは、第1の有効
ブロックマップを得る際、動き部分において画面間での
差分が第1の閾値よりも少し低かったブロックは、無効
ブロックとなるから、動き部分に孤立した無効ブロック
領域が発生する。孤立無効ブロック領域の一例を第5図
に示す。第5図の様に孤立無効ブロック領域を含む第3
の有効ブロックマップ内の有効ブロック領域のみ符号化
を実行させると、有効ブロック領域内の孤立した無効ブ
ロック領域は、符号化が行われないから無効ブロックの
部分と周囲の部分とで符号化画像の連続性がなくなり、
符号化歪が発生してしまう。その結果、非常に見苦しい
符号化画像となってしまうことがある。そこで、孤立無
効ブロック領域の除去を行う。孤立無効ブロック領域の
除去方法としては、セグメンテーションと同様な処理を
無効ブロックを対象に行う。すなわち無効ブロックの近
傍のブロックを参照し、近傍のブロックの合計値が予め
定められた第3の閾値以上のときに、その対象となる無
効ブロックを有効ブロックを示す値に置き替える。以上
の処理により第5図で孤立無効ブロックであった領域を
除去し、第4の有効ブロックマップを得る。第4の有効
ブロックマップを第3図(D)に示す。
次に時刻t2における処理について説明する。時刻t1と
時刻t2の画面間での差分を求め、前記第1の閾値にした
がって有効無効判定を行うと、第6図(A)に示す第1
の有効ブロックマップが得られる。この第1の有効ブロ
ックマップに対して第1の重みづけを行う。そして前画
面である時刻t1の有効ブロックマップが第3図(D)で
あるから、第3図(D)の有効ブロックマップに対して
第2の重みづけを行って第1の重みづけを行った第1の
有効ブロックマップと加算合成すると、第6図(B)に
示す第2の有効ブロックマップが得られる。第6図
(B)の第2の有効ブロックマップに対して、第2の閾
値を用いて前記セグメンテーションを行うと、第6図
(C)に示す第3の有効ブロックマップが得られる。次
に、第3の有効ブロックマップに対して、孤立無効ブロ
ック領域の除去を行う。第6図(C)の第3の有効ブロ
ックマップには、孤立無効ブロック領域が存在していな
かったので、第3の有効ブロックマップがそのまま第4
の有効ブロックマップとされ、セグメンテーションによ
って得られた話者領域となる。時刻t2における実際の話
者領域は、画面のほぼ左半分であるのに対し、セグメン
テーションによって得られた話者領域は、画面の右半分
の背景部分にだいぶはみだしているから、第6図(C)
の第4の有効ブロックマップをこのまま用いると、背景
の雑音も符号化してしまう可能性があり、あまり好まし
くない。時刻t1,t2の場合の様に動きが大きく、セグメ
ンテーションで得られた有効ブロックの数が多い場合に
は、前画面における有効ブロックマップの影響を受け
て、前画面の話者領域にふくらんでしまうからである。
従って画面間での動きが大きい場合、すなわち第4の有
効ブロックマップの有効ブロック数が予め定められた第
4の閾値以上の場合には、第4の有効ブロックマップに
対してリセットを行い、第4の有効ブロックマップ内の
有効ブロックを全て無効ブロックに置き換えて第5の有
効ブロックマップとする。第5の有効ブロックマップ
は、1フレーム時間遅延されて第6の有効ブロックマッ
プとなり、次の時刻においてセグメンテーションに用い
られる。たとえば、第3図(A)を前フレームの第4の
有効ブロックマップとし、第3図(B)を現フレームの
有効ブロックマップすなわち第1の有効ブロックマップ
とする。そして、時刻t1において得られた第4の有効ブ
ロックマップの有効ブロック数が、前記第4の閾値以上
であったとすると、第4の有効ブロックマップ内の有効
ブロックを、全て無効ブロックに置き換えて第5の有効
ブロックマップとするから、第5の有効ブロックマップ
が1フレーム時間遅延されて得られる時刻t2における第
6の有効ブロックマップも全て無効ブロックとなる。そ
の結果、時刻t2における第1の有効ブロックマップが、
第6図(A)であったとすると、重みづけが行われた第
2の有効ブロックマップは第6図(D)の様になり、こ
の第2の有効ブロックマップに対して第2の閾値を用い
て前記セグメンテーションを行うと、第6図(A)に示
す様な第3の有効ブロックマップが得られる。この第3
の有効ブロックマップには孤立無効ブロック領域が含ま
れていなかったから、第3の有効ブロックマップがその
まま第4の有効ブロックマップとなり、背景部分を削除
することができる。
時刻t2の画面間での差分を求め、前記第1の閾値にした
がって有効無効判定を行うと、第6図(A)に示す第1
の有効ブロックマップが得られる。この第1の有効ブロ
ックマップに対して第1の重みづけを行う。そして前画
面である時刻t1の有効ブロックマップが第3図(D)で
あるから、第3図(D)の有効ブロックマップに対して
第2の重みづけを行って第1の重みづけを行った第1の
有効ブロックマップと加算合成すると、第6図(B)に
示す第2の有効ブロックマップが得られる。第6図
(B)の第2の有効ブロックマップに対して、第2の閾
値を用いて前記セグメンテーションを行うと、第6図
(C)に示す第3の有効ブロックマップが得られる。次
に、第3の有効ブロックマップに対して、孤立無効ブロ
ック領域の除去を行う。第6図(C)の第3の有効ブロ
ックマップには、孤立無効ブロック領域が存在していな
かったので、第3の有効ブロックマップがそのまま第4
の有効ブロックマップとされ、セグメンテーションによ
って得られた話者領域となる。時刻t2における実際の話
者領域は、画面のほぼ左半分であるのに対し、セグメン
テーションによって得られた話者領域は、画面の右半分
の背景部分にだいぶはみだしているから、第6図(C)
の第4の有効ブロックマップをこのまま用いると、背景
の雑音も符号化してしまう可能性があり、あまり好まし
くない。時刻t1,t2の場合の様に動きが大きく、セグメ
ンテーションで得られた有効ブロックの数が多い場合に
は、前画面における有効ブロックマップの影響を受け
て、前画面の話者領域にふくらんでしまうからである。
従って画面間での動きが大きい場合、すなわち第4の有
効ブロックマップの有効ブロック数が予め定められた第
4の閾値以上の場合には、第4の有効ブロックマップに
対してリセットを行い、第4の有効ブロックマップ内の
有効ブロックを全て無効ブロックに置き換えて第5の有
効ブロックマップとする。第5の有効ブロックマップ
は、1フレーム時間遅延されて第6の有効ブロックマッ
プとなり、次の時刻においてセグメンテーションに用い
られる。たとえば、第3図(A)を前フレームの第4の
有効ブロックマップとし、第3図(B)を現フレームの
有効ブロックマップすなわち第1の有効ブロックマップ
とする。そして、時刻t1において得られた第4の有効ブ
ロックマップの有効ブロック数が、前記第4の閾値以上
であったとすると、第4の有効ブロックマップ内の有効
ブロックを、全て無効ブロックに置き換えて第5の有効
ブロックマップとするから、第5の有効ブロックマップ
が1フレーム時間遅延されて得られる時刻t2における第
6の有効ブロックマップも全て無効ブロックとなる。そ
の結果、時刻t2における第1の有効ブロックマップが、
第6図(A)であったとすると、重みづけが行われた第
2の有効ブロックマップは第6図(D)の様になり、こ
の第2の有効ブロックマップに対して第2の閾値を用い
て前記セグメンテーションを行うと、第6図(A)に示
す様な第3の有効ブロックマップが得られる。この第3
の有効ブロックマップには孤立無効ブロック領域が含ま
れていなかったから、第3の有効ブロックマップがその
まま第4の有効ブロックマップとなり、背景部分を削除
することができる。
以上の様にして得た第4の有効ブロックマップの有効
ブロック領域内すなわち話者領域を、画面間の相関、画
面内の相関またはその両方を用いて符号化することによ
り、背景などの雑音により発生する無駄な情報を容易に
削除でき、符号化効率を高めることができる。
ブロック領域内すなわち話者領域を、画面間の相関、画
面内の相関またはその両方を用いて符号化することによ
り、背景などの雑音により発生する無駄な情報を容易に
削除でき、符号化効率を高めることができる。
上記各閾値および重みづけの値については、予め統計
的に調べた最適値を用いる。また、セグメンテーション
および孤立無効ブロック除去における参照ブロックの配
置は、上記以外の配置およびブロック数でもかまわな
い。
的に調べた最適値を用いる。また、セグメンテーション
および孤立無効ブロック除去における参照ブロックの配
置は、上記以外の配置およびブロック数でもかまわな
い。
(実施例) 次に、図面を参照しながら本発明の一実施例について
詳細に説明する。第7図に本発明の一実施例を示す。入
力する動画像信号は、線100を介して有効無効判定部1
および遅延部11に供給される。有効無効判定部1は、前
画面の動画像信号を蓄えておき、この前画面における動
画像信号と新たに線100を介して入力された動画像信号
とのフレーム差分信号を求め、このフレーム差分信号を
水平方向n画素×垂直方向n画素の複数画素からなるブ
ロックに分割し、それぞれのブロック毎に、ブロック内
のフレーム差分値の絶対値和を求める。求められたフレ
ーム差分値の絶対値和が予め定められた第1の閾値以上
であればそのブロックを有効ブロックとし、フレーム差
分値の絶対値和が第1の閾値未満のときはそのブロック
を無効ブロックとして、第1の有効ブロックマップを得
る。有効無効判定部1で得られた第1の有効ブロックマ
ップは、重みづけ部2に与えられる。重みづけ部2は、
有効無効判定部1から与えられた第1の有効ブロックマ
ップに対して、予め定められた第1の重みづけを行う。
重みづけ部2で重みづけが成された第1の有効ブロック
マップは、加算器4に与えられる。加算器4は、重みづ
け部2から与えられた第1の有効ブロックマップと、重
みづけ部3から与えられる前画面における有効ブロック
マップである第6の有効ブロックマップとを加算し、重
みづけが成された第2の有効ブロックマップを得る。加
算器4で得られた第2の有効ブロックマップは、セグメ
ンテーション部5に与えられる。セグメンテーション部
5は、加算器4から与えられた第2の有効ブロックマッ
プ内の全てのブロックに対して、セグメンテーション処
理を行う。例えば、第4図に示す様にセグメンテーショ
ンの対象となるブロックをkとすると、kおよびkの近
傍のa,b,c,d,e,f,g,hのブロックの値を参照し、それら
の値の合計値が予め定められた第2の閾値以上であれば
そのブロックkを有効ブロックとし、近傍のブロックお
よびkの値が第2の閾値未満の場合にはそのブロックk
を無効ブロックとして第3の有効ブロックマップを得
る。セグメンテーション部5で得られた第3の有効ブロ
ックマップは、孤立無効ブロック除去部6に与えられ
る。孤立無効ブロック除去部6は、セグメンテーション
部5から与えられた第3の有効ブロックマップに含まれ
ている無効ブロックに対して孤立無効ブロック除去の処
理を用い、有効ブロックの連結を行う。孤立無効ブロッ
クの処理は、セグメンテーションと同様に対象となる無
効ブロックの近傍のブロックを参照し、その近傍のブロ
ックの値の合計値が予め定められた第3の閾値以上の場
合は、その孤立無効ブロックを有効ブロックとする。近
傍のブロックの値の合計値が予め定められた第3の閾値
未満の場合は、その無効ブロックは無効ブロックのまま
とし、以上の処理によって孤立無効ブロックの除去を行
った第4の有効ブロックマップを得る。孤立無効ブロッ
ク除去部6で得られた第4の有効ブロックマップは、有
効ブロック数判定部8、有効ブロックリセット部9およ
び符号化部7に与えられる。有効ブロック数判定部8
は、孤立無効ブロック除去部6から与えられた第4の有
効ブロックマップの有効ブロック数が予め定められた第
4の閾値以上の場合には、有効ブロックリセット部9に
リセット実行の指示を与える。また、有効ブロック数判
定部8は、孤立無効ブロック除去部6から与えられた第
4の有効ブロックマップの有効ブロック数が予め定めら
れた第4の閾値未満の場合には、有効ブロックリセット
部9にリセット停止の指示を与える。有効ブロックリセ
ット部9は、有効ブロック数判定部8からリセット実行
の指示が与えられた場合には、孤立無効ブロック除去部
6から与えられた第4の有効ブロックマップの有効ブロ
ックを、全て無効ブロックに置き換えて第5の有効ブロ
ックマップとする。また、有効ブロックリセット部9
は、有効ブロック数判定部8からリセット停止の指示が
与えられた場合には、孤立無効ブロック除去部6から与
えられた第4の有効ブロックマップに何の処理も行わず
にそのままで第5の有効ブロックマップとする。有効ブ
ロックリセット部9で得られた第5の有効ブロックマッ
プは、フレーム遅延部10に与えられる。フレーム遅延部
10は、有効ブロックリセット部9から与えられた第5の
有効ブロックマップを1フレーム時間遅延し、第6の有
効ブロックマップを得る。フレーム遅延部10で得られた
第6の有効ブロックマップは、重みづけ部3に与えられ
る。重みづけ部3は、フレーム遅延部10から与えられた
第6の有効ブロックマップに対して、第2の重みづけを
行って加算器4に重みづけが成された第4の有効ブロッ
クマップを与える。遅延部11は、入力した動画像信号に
対して入力動画像信号が供給されてから第4の有効ブロ
ックマップが符号化部7に与えられるまでの遅延時間補
償を行い、第4の有効ブロックマップと入力動画像信号
の時間合せを行う。遅延部11の出力の時間補償された動
画像信号は、符号化部7に与えられる。符号化部7は、
孤立無効ブロック除去部6から与えられた第4の有効ブ
ロックマップ内の有効ブロック領域すなわち話者領域で
あると示されている部分についてのみ、遅延11から与え
られた動画像信号の符号化を行い、無効ブロックで示さ
れる背景部分は符号化を行わない。
詳細に説明する。第7図に本発明の一実施例を示す。入
力する動画像信号は、線100を介して有効無効判定部1
および遅延部11に供給される。有効無効判定部1は、前
画面の動画像信号を蓄えておき、この前画面における動
画像信号と新たに線100を介して入力された動画像信号
とのフレーム差分信号を求め、このフレーム差分信号を
水平方向n画素×垂直方向n画素の複数画素からなるブ
ロックに分割し、それぞれのブロック毎に、ブロック内
のフレーム差分値の絶対値和を求める。求められたフレ
ーム差分値の絶対値和が予め定められた第1の閾値以上
であればそのブロックを有効ブロックとし、フレーム差
分値の絶対値和が第1の閾値未満のときはそのブロック
を無効ブロックとして、第1の有効ブロックマップを得
る。有効無効判定部1で得られた第1の有効ブロックマ
ップは、重みづけ部2に与えられる。重みづけ部2は、
有効無効判定部1から与えられた第1の有効ブロックマ
ップに対して、予め定められた第1の重みづけを行う。
重みづけ部2で重みづけが成された第1の有効ブロック
マップは、加算器4に与えられる。加算器4は、重みづ
け部2から与えられた第1の有効ブロックマップと、重
みづけ部3から与えられる前画面における有効ブロック
マップである第6の有効ブロックマップとを加算し、重
みづけが成された第2の有効ブロックマップを得る。加
算器4で得られた第2の有効ブロックマップは、セグメ
ンテーション部5に与えられる。セグメンテーション部
5は、加算器4から与えられた第2の有効ブロックマッ
プ内の全てのブロックに対して、セグメンテーション処
理を行う。例えば、第4図に示す様にセグメンテーショ
ンの対象となるブロックをkとすると、kおよびkの近
傍のa,b,c,d,e,f,g,hのブロックの値を参照し、それら
の値の合計値が予め定められた第2の閾値以上であれば
そのブロックkを有効ブロックとし、近傍のブロックお
よびkの値が第2の閾値未満の場合にはそのブロックk
を無効ブロックとして第3の有効ブロックマップを得
る。セグメンテーション部5で得られた第3の有効ブロ
ックマップは、孤立無効ブロック除去部6に与えられ
る。孤立無効ブロック除去部6は、セグメンテーション
部5から与えられた第3の有効ブロックマップに含まれ
ている無効ブロックに対して孤立無効ブロック除去の処
理を用い、有効ブロックの連結を行う。孤立無効ブロッ
クの処理は、セグメンテーションと同様に対象となる無
効ブロックの近傍のブロックを参照し、その近傍のブロ
ックの値の合計値が予め定められた第3の閾値以上の場
合は、その孤立無効ブロックを有効ブロックとする。近
傍のブロックの値の合計値が予め定められた第3の閾値
未満の場合は、その無効ブロックは無効ブロックのまま
とし、以上の処理によって孤立無効ブロックの除去を行
った第4の有効ブロックマップを得る。孤立無効ブロッ
ク除去部6で得られた第4の有効ブロックマップは、有
効ブロック数判定部8、有効ブロックリセット部9およ
び符号化部7に与えられる。有効ブロック数判定部8
は、孤立無効ブロック除去部6から与えられた第4の有
効ブロックマップの有効ブロック数が予め定められた第
4の閾値以上の場合には、有効ブロックリセット部9に
リセット実行の指示を与える。また、有効ブロック数判
定部8は、孤立無効ブロック除去部6から与えられた第
4の有効ブロックマップの有効ブロック数が予め定めら
れた第4の閾値未満の場合には、有効ブロックリセット
部9にリセット停止の指示を与える。有効ブロックリセ
ット部9は、有効ブロック数判定部8からリセット実行
の指示が与えられた場合には、孤立無効ブロック除去部
6から与えられた第4の有効ブロックマップの有効ブロ
ックを、全て無効ブロックに置き換えて第5の有効ブロ
ックマップとする。また、有効ブロックリセット部9
は、有効ブロック数判定部8からリセット停止の指示が
与えられた場合には、孤立無効ブロック除去部6から与
えられた第4の有効ブロックマップに何の処理も行わず
にそのままで第5の有効ブロックマップとする。有効ブ
ロックリセット部9で得られた第5の有効ブロックマッ
プは、フレーム遅延部10に与えられる。フレーム遅延部
10は、有効ブロックリセット部9から与えられた第5の
有効ブロックマップを1フレーム時間遅延し、第6の有
効ブロックマップを得る。フレーム遅延部10で得られた
第6の有効ブロックマップは、重みづけ部3に与えられ
る。重みづけ部3は、フレーム遅延部10から与えられた
第6の有効ブロックマップに対して、第2の重みづけを
行って加算器4に重みづけが成された第4の有効ブロッ
クマップを与える。遅延部11は、入力した動画像信号に
対して入力動画像信号が供給されてから第4の有効ブロ
ックマップが符号化部7に与えられるまでの遅延時間補
償を行い、第4の有効ブロックマップと入力動画像信号
の時間合せを行う。遅延部11の出力の時間補償された動
画像信号は、符号化部7に与えられる。符号化部7は、
孤立無効ブロック除去部6から与えられた第4の有効ブ
ロックマップ内の有効ブロック領域すなわち話者領域で
あると示されている部分についてのみ、遅延11から与え
られた動画像信号の符号化を行い、無効ブロックで示さ
れる背景部分は符号化を行わない。
符号化の方法としては、動き補償などの画面間の相関
を利用した方法、または直交交換などの画面内の相関を
利用した方法、あるいは画面間及画面内の両方の相関を
利用した符号化方法を用いる。
を利用した方法、または直交交換などの画面内の相関を
利用した方法、あるいは画面間及画面内の両方の相関を
利用した符号化方法を用いる。
上記の各閾値および参照ブロック配置などについて
は、予め統計的に調べた最適値を用いる。一例として、
第1の重み付けで現フレームの有効ブロックを2、無効
ブロックを0とし、第2の重み付けで前フレームの有効
ブロックを1、無効ブロックを0とした場合には、第2
の閾値を8、第3の閾値を5とすることで実現できる。
は、予め統計的に調べた最適値を用いる。一例として、
第1の重み付けで現フレームの有効ブロックを2、無効
ブロックを0とし、第2の重み付けで前フレームの有効
ブロックを1、無効ブロックを0とした場合には、第2
の閾値を8、第3の閾値を5とすることで実現できる。
(発明の効果) 以上に詳しく説明したように、本発明の動画像信号の
符号化方式は、セグメンテーションによって得た話者領
域内のみ符号化をすることにより、背景部分の雑音によ
り発生する無駄な情報を削除でき、符号化の効率を高め
ることができる。
符号化方式は、セグメンテーションによって得た話者領
域内のみ符号化をすることにより、背景部分の雑音によ
り発生する無駄な情報を削除でき、符号化の効率を高め
ることができる。
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図および第6図
は本発明の作用を説明する図、第7図は本発明の一実施
例を示す図である。 1……有効無効判定部、2,3……重みづけ部、4……加
算器、5……セグメンテーション部、6……孤立無効ブ
ロック除去部、7……符号化部、8……有効ブロック数
判定部、9……有効ブロックリセット部、10……フレー
ム遅延部、11……遅延部。
は本発明の作用を説明する図、第7図は本発明の一実施
例を示す図である。 1……有効無効判定部、2,3……重みづけ部、4……加
算器、5……セグメンテーション部、6……孤立無効ブ
ロック除去部、7……符号化部、8……有効ブロック数
判定部、9……有効ブロックリセット部、10……フレー
ム遅延部、11……遅延部。
Claims (1)
- 【請求項1】画面間の相関を利用した動画像信号の符号
化方式において、入力する動画像信号の1画面を複数画
素からなるブロックに分割し、ブロック毎に前画面との
差分を検出し、該差分値が予め定められた第1の閾値以
上のときには有効ブロックとし、前記差分値が予め定め
られた第1の閾値未満のときには無効ブロックとしてフ
レーム毎に第1の有効ブロックマップを作成する手段
と、該第1の有効ブロックマップに対して第1の重みづ
けを行う手段と、前画面における第6の有効ブロックマ
ップに対して第2の重みづけを行う手段と、前記第1の
重み付けを行った第1の有効ブロックマップと、前記第
2の重みづけを行った第6の有効ブロックマップとを加
算合成して重みづけが成された第2の有効ブロックマッ
プを得る手段と、該第2の有効ブロックマップに対し
て、各ブロックの近傍のブロックを参照し、近傍のブロ
ックおよび対象ブロックの値の合計値が予め定められた
第2の閾値以上のときには当該対象ブロックを有効ブロ
ックとし、第2の閾値未満のときには当該対象ブロック
を無効ブロックとするセグメンテーションを行って第3
の有効ブロックマップを得る手段と、該第3の有効ブロ
ックマップ内の無効ブロックについて近傍のブロックを
参照し、近傍のブロックの値の合計値が予め定められた
第3の閾値以上のときには当該無効ブロックを有効ブロ
ックに置き替え、第3の閾値未満のときには当該無効ブ
ロックを無効ブロックのままとして第4の有効ブロック
マップを得る手段と、該4の有効ブロックマップの有効
ブロック数が予め定められた第4の閾値以上の場合は前
記第4の有効ブロックマップの有効ブロックを全て無効
ブロックに置き換えて第5の有効ブロックマップとし、
前記第4の有効ブロックマップの有効ブロック数が予め
定められた第4の閾値未満の場合は前記第4の有効ブロ
ックマップをそのままで第5の有効ブロックマップとす
る手段と、該第5の有効ブロックマップを1フレーム時
間遅延させて第6の有効ブロックマップを得る手段と、
前記動画像信号の入力時から前記第4の有効ブロックマ
ップの生成時までの時間の遅延を前記動画像信号に与え
る手段と、遅延を与えられた前記動画像信号について、
前記第4の有効ブロックマップで有効ブロックとされた
領域を、画面間の相関、画面内の相関またはその両方を
用いて符号化を行う手段とを有することを特徴とする動
画像信号の符号化方式。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25290790A JP2586715B2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | 動画像信号の符号化方式 |
DE69126585T DE69126585T2 (de) | 1990-09-20 | 1991-09-18 | Verfahren und Gerät zur Kodierung von bewegten Bildsignalen |
EP91115818A EP0476603B1 (en) | 1990-09-20 | 1991-09-18 | Method and apparatus for coding moving image signal |
CA002051891A CA2051891C (en) | 1990-09-20 | 1991-09-19 | Method and apparatus for coding moving image signal |
US07/764,606 US5177608A (en) | 1990-09-20 | 1991-09-20 | Method and apparatus for coding moving image signal |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25290790A JP2586715B2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | 動画像信号の符号化方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04129491A JPH04129491A (ja) | 1992-04-30 |
JP2586715B2 true JP2586715B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=17243828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25290790A Expired - Lifetime JP2586715B2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | 動画像信号の符号化方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586715B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04144496A (ja) * | 1990-10-05 | 1992-05-18 | Nec Corp | 動画像信号の背景分離符号化装置 |
TW515192B (en) | 2000-06-06 | 2002-12-21 | Noa Kk Off | Compression method of motion picture image data and system there for |
US7085424B2 (en) | 2000-06-06 | 2006-08-01 | Kobushiki Kaisha Office Noa | Method and system for compressing motion image information |
CA2436437A1 (en) * | 2001-01-30 | 2002-08-15 | Kabushiki Kaisha Office Noa | Moving picture information compressing method and its system |
EP1453322A1 (en) * | 2001-11-01 | 2004-09-01 | Kabushiki Kaisha Office Noa | Moving picture information compression method and system thereof |
-
1990
- 1990-09-20 JP JP25290790A patent/JP2586715B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04129491A (ja) | 1992-04-30 |
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