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JP2576704B2 - 動画像信号符号化装置 - Google Patents

動画像信号符号化装置

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Publication number
JP2576704B2
JP2576704B2 JP3050926A JP5092691A JP2576704B2 JP 2576704 B2 JP2576704 B2 JP 2576704B2 JP 3050926 A JP3050926 A JP 3050926A JP 5092691 A JP5092691 A JP 5092691A JP 2576704 B2 JP2576704 B2 JP 2576704B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
threshold
valid
effective
map
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3050926A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04286488A (ja
Inventor
淳一 大木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP3050926A priority Critical patent/JP2576704B2/ja
Priority to EP91115818A priority patent/EP0476603B1/en
Priority to DE69126585T priority patent/DE69126585T2/de
Priority to CA002051891A priority patent/CA2051891C/en
Priority to US07/764,606 priority patent/US5177608A/en
Publication of JPH04286488A publication Critical patent/JPH04286488A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2576704B2 publication Critical patent/JP2576704B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯域圧縮技術を用いた
動画像信号の符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の帯域圧縮技術を用いた動画像信号
の符号化方式としては、たとえば1989年電子情報通
信学会春季全国大会、資料番号D−233に記載の「I
SDN対応カラー動画像テレビ電話装置」などが知られ
ている。この符号化方式では、顔領域を抽出しマップを
作成する。そして、画像符号化部ではフレーム間フレー
ム内適応予測を行い、この時もし顔の領域であれば最終
段まで符号化をし、それ以外の領域であれば1つ前の段
階で符号化を止めることにより符号量を減らしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の様
な符号化方法では、顔以外の背景の部分の粗く符号化す
るため背景部分の雑音により無駄な情報が発生してしま
う。また、連続する画面間で背景部分から顔部分に変化
したとすると、粗い符号化から細かい符号化に変わるた
め、予測誤差信号がここでもかなり発生してしまい、無
駄な情報を符号化することになってしまう。その結果符
号化効率が低下してしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の動画像信号符号
化装置は、画面間の相関を利用した動画像信号の符号化
において、画面を複数画素からなるブロックに分割し、
ブロック毎に画面間での差分を検出し、該差分値が予め
定められた第1の閾値以上のときには有効ブロックと
し、前記差分値が予め定められた第1の閾値未満のとき
には無効ブロックとし、フレーム毎に第1の有効ブロッ
クマップを作成する有効無効判定手段と、第1の有効ブ
ロックマップに対して第1の重みづけを行う第1の重み
づけ手段と、第4の有効ブロックマップに対して第2の
重みづけを行う第2の重みづけ手段と、前記第1の重み
付けを行った第1の有効ブロックマップと、前記第2の
重みづけを行った第4の有効ブロックマップを加算合成
し、重みづけが成された第2の有効ブロックマップを得
る加算手段と、該第2の有効ブロックマップに対してセ
グメンテーションを行うにあたり、前記第4の有効ブロ
ックマップの有効ブロック数に対する前記第1の有効ブ
ロックマップの有効ブロック数が予め定められた第2の
閾値以上であるか否かの判定を行う比率判定手段と、該
比率判定手段の出力が、第2の閾値以上であることを示
している場合は、セグメンテーションにおける閾値とし
て第3の閾値を選択し、前記比率判定器の出力が第2の
閾値未満であることを示している場合は、セグメンテー
ションにおける閾値として第4の閾値を選択し、前記第
2の有効ブロックマップ内の対象となる各ブロックの近
傍のブロックを参照し、近傍のブロックおよび対象ブロ
ックの値が、前記選択された閾値以上のときは、そのブ
ロックを有効ブロックとし、前記選択された閾値未満の
ときはそのブロックを無効ブロックとし、第3の有効ブ
ロックマップを得るセグメンテーション手段と、第3の
有効ブロックマップ内の孤立無効ブロックにおいては、
近傍のブロックを参照し、近傍のブロックの値が予め定
められた第5の閾値以上のときには、その無効ブロック
を有効ブロックに置き替え、近傍のブロックの値が第5
の閾値未満のときは、その無効ブロックを無効ブロック
のままとし、第4の有効ブロックマップを得る孤立無効
ブロック除去手段と、入力信号を遅延させ第4の有効ブ
ロックマップとの時間合せを行う遅延手段と、前記第4
の有効ブロックマップで有効ブロックとされた領域を、
画面間の相関または画面内の相関のどちらか一方、ある
いはその両方を用いて符号化を行う符号化手段とを備え
る。
【0005】
【作用】テレビ電話などのにおいては、背景部分は固定
でおもに話者が動くことから、話者の部分を切出して符
号化を行えば、背景などからの雑音によって発生する無
駄な符号化情報量を除去でき符号化能率を上げることが
できる。
【0006】本発明においては、話者の部分を切出して
話者部分のみを符号化することにより、符号化効率を高
める。
【0007】次に、話者の切出し方について図面を参照
しながら詳細に説明する。図1の時刻t0、t1、t2
に示すように話者が動いた後、時刻t3で話者は静止し
口の部分だけが動いていると仮定する。そして、時刻t
1および時刻t2の画面間での差分を求めると図2の斜
線で示される領域が求められ、時刻t2と時刻t3の画
面間の差分を図7Aの斜線領域で示す。背景部分の孤立
した斜線部分は、背景の雑音により発生した差分信号と
仮定する。次に、画面を水平方向n画素×垂直方向n画
素の複数の画素からなるブロックに分割し、各ブロック
内の差分信号の絶対値和が、予め定められた第1の閾値
以上のときには、そのブロックを有効ブロックとし、差
分信号の絶対値和が、第1の閾値未満のときにはそのブ
ロックを無効ブロックとする。以上の処理によって得ら
れた時刻t1、t2間の第1の有効ブロックマップを図
3Bに、時刻t2、t3間の有効ブロックマップを図7
Bに示す。図3Bおよび図7Bの黒く塗られた部分が有
効ブロックである。図3A、は時刻t0と時刻t1の画
面間で求められた第4の有効ブロックマップと仮定す
る。そして、現画面の有効ブロックマップすなわち第1
の有効ブロックマップに第1の重みづけを行い、前画面
の有効ブロックマップである第4の有効ブロックマップ
に対しては、第2の重みづけを行う。以下に重みづけの
一例を示す。
【0008】例えば、現フレームの有効ブロックは
“2”とし、現フレームの無効ブロックは“0”とす
る。前フレームの有効ブロックは“1”とし、無効ブロ
ックを“0”とする。この様にして重みづけを行った前
フレームの有効ブロックマップと、現フレームの有効ブ
ロックマップを加算合成し、第2のブロックマップを得
る。以上の様な重みづけによって得た時刻t2における
第2の有効ブロックマップは、図4Aの様になる。
【0009】次に、この図4Aの加算合成された有効ブ
ロックマップに対して、セグメンテーションを行う。こ
のとき前フレームの有効ブロック数の値すなわち第4の
有効ブロックマップ内の有効ブロック数を分母とし、現
フレームの有効ブロックである第1の有効ブロックマッ
プ内の有効ブロック数を分子としたときの割合が、予め
定められた第2の閾値以上の場合、たとえば、現フレー
ムの有効ブロック数が、前フレームの有効ブロック数と
同程度または、1/2以上の割合のセグメンテーション
の一例を図4、図5を参照しながら説明する。例えば図
5のkをセグテンテーションの対象ブロックとすると、
ブロックkの近傍のブロックa,b,c,d,e,f,
g,h,の値を参照する。すなわち図4Aの第2の有効
ブロックマップの値を参照する。近傍のブロックa,
b,c,d,e,f,g,h,およびブロックkの値
が、予め定められた第3の閾値以上のときには、対象ブ
ロックkを有効ブロックとし、近傍のブロックa,b,
c,d,e,f,g,h,およびブロックkの値が、予
め定められた第3の閾値未満のときには、対象ブロック
kを無効ブロックとする。
【0010】新たにセグメンテーションによって得られ
た第3の有効ブロックマップを図4Bに示す。第3の有
効ブロックマップには、孤立無効ブロックが発生する場
合がある。このため第3の有効ブロックマップ内の有効
ブロック領域のみ符号化を実行させると、有効ブロック
領域内の孤立した無効ブロック部分は、符号化が行われ
ないためその部分に符号化歪が発生してしまい、非常に
見苦しい符号化画像となってしまうことがある。そこ
で、孤立無効ブロックの除去を行う。孤立無効ブロック
の除去方法としては、セグメンテーションと同様な処理
を無効ブロックを対象に行う。すなわち無効ブロックの
近傍のブロックを参照し、近傍のブロックが予め定めら
れた第5の閾値以上のときに、その対象となる無効ブロ
ックを有効ブロックを示す値に置き替える。以上の処理
により図4Bで孤立無効ブロックであった領域を除去
し、第4の有効ブロックマップを得る。孤立無効ブロッ
ク除去が行われた第4の有効ブロックマップを図6に示
す。
【0011】次に、時刻t3のときの様に前フレームの
有効ブロック数と、現フレームの有効ブロック数の割合
が、前記第2の閾値未満で現フレームの有効ブロック数
が、前フレームの有効ブロック数よりもかなり少ない場
合、たとえば1/2未満の場合のセグメンテーションの
一例を図6、図7、図8、図9を参照しながら説明す
る。図6の時刻t2で求められた第4の有効ブロックマ
ップと図7Bの時刻t3における第1の有効ブロックマ
ップのそれぞれに、前記第1および第2の重みづけを行
って合成すると、図8Aに示す第2の有効ブロックマッ
プが得られる。この第2の有効ブロックマップに対し、
前記第3の閾値にもとづいてセグメンテーションを行う
と、図8Bの斜線で示す第3の有効ブロックマップが得
られる。そして、第3の有効ブロックマップに対して、
前記第5の閾値にもとづいて孤立無効ブロックの除去を
行い、第4の有効ブロックマップを得る。このとき、時
刻t3において求められた第3の有効ブロックマップに
は、孤立無効ブロックが存在しないので、第4の有効ブ
ロックマップは第3の有効ブロックマップと同様にな
る。そして、この第4の有効ブロックマップ内の有効ブ
ロック領域内のみ符号化を行う。しかしながら、この第
4の有効ブロックマップの有効ブロック領域は、図8B
に示すように話者の胸の部分や頭部右上の部分が欠けて
しまっているため、このまま符号化を行うと胸の部分や
頭部に未符号化領域が発生し、符号化画像の話者領域に
不連続な部分が発生してしまい、符号化画像が見苦しく
なることが考えられる。従って、時刻t3のときの様に
前フレームの有効ブロック数と、現フレームの有効ブロ
ック数の割合が、前記第2の閾値未満で現フレームの有
効ブロック数が少ない場合には、セグメンテーションに
おける閾値を切替えることによって話者領域の欠損を防
ぐ。たとえば、図8Aの重みづけがなされた第2の有効
ブロックマップにおいて、セグメンテーションを実行す
る際にセグメンテーションにおける閾値をたとえば、k
が0以外であったらセグメンテーションの対象ブロック
であるkを、有効ブロックとするように閾値を十分低く
することによって、図9に示すような第3の有効ブロッ
クマップを得ることができ、話者領域の欠損を防げる。
このときの閾値を第4の閾値とする。以上の様に前フレ
ームの有効ブロック数と、現フレームの有効ブロック数
の割合が、前記第2の閾値以上のときには、前記第3の
閾値を選択しセグメンテーションを行い、前フレームの
有効ブロック数と、現フレームの有効ブロック数の割合
が、前記第2の閾値未満で現フレームの有効ブロック数
が、前フレームの有効ブロック数よりもかなり少ない場
合には、前記第4の閾値を選択しセグメンテーションを
行う。そして、図6あるいは、図9の有効ブロック領域
内すなわち話者領域を画面間の相関または画面内の相関
のいづれか一方あるいは、その両方を用いて符号化する
ことにより、背景などの雑音により発生する無駄な情報
を容易に削除でき、符号化効率を高めることができる。
【0012】上記各閾値および重みづけの値について
は、予め統計的に調べた最適値を用いる。また、セグメ
ンテーションおよび孤立無効ブロック除去における参照
ブロックの配置は、上記以外の配置およびブロック数で
もかまわない。
【0013】
【実施例】図面を参照しながら本発明の一実施例につい
て詳細に説明する。図10に本発明の一実施例を示す。
入力の動画像信号は、線10を介して有効無効判定器1
および遅延9に供給される。有効無効判定器1は、前画
面の信号を蓄えておき、新たに線10を介して入力され
た動画像信号とのフレーム差分信号を求めて、このフレ
ーム差分信号を水平方向n画素×垂直方向n画素の複数
画素からなるブロックに分割し、それぞれのブロック毎
に、ブロック内のフレーム差分値の絶対値和を求める。
求められたフレーム差分の絶対値和が、予め定められた
第1の閾値以上であればそのブロックを有効ブロックと
し、フレーム差分の絶対値和が第1の閾値未満のとき
は、そのブロックを無効ブロックとして、第1の有効ブ
ロックマップを得る。有効無効判定器1で得られた第1
の有効ブロックマップは、重みづけ回路2および比率判
定器8に与えられる。重みづけ回路2は、有効無効判定
器1から与えられた第1の有効ブロックマップに対し
て、予め定められた第1の重みづけを行う。重みづけ回
路2は、ROM(リードオンリーメモリー)により構成
することができる。たとえば、有効無効判定器1の出力
が有効ブロックであることを示している場合は出力を
“2”とし、無効ブロックであった場合には“0”を出
力する論理を、予めROMに書込んでおけばよい。この
他の方法としては論理ゲート回路などにより、前記論理
を組んでおくこともできる。重みづけ回路2で重みづけ
が成された第1の有効ブロックマップは、加算器4に与
えられる。加算器4は、重みづけ回路2から与えられた
第1の有効ブロックマップと、重みづけ回路3から与え
られる第4の有効ブロックマップを加算し、重みづけが
成された第2の有効ブロックマップを得る。加算器4で
得られた第2の有効ブロックマップは、セグメンテーシ
ョン回路5に与えられる。次に比率判定器8の一例を図
11に示す。比率判定器8は、カウンタ81,82およ
びROM83により構成される。比率判定器8のカウン
タ81は、有効無効判定器1から線120を介して供給
された第1の有効ブロックマップ内の有効ブロック数を
カウントする。比率判定器8のカウンタ82は、孤立無
効ブロック除去回路6から線680を介して供給される
第4の有効ブロックマップ内の有効ブロック数をカウン
トする。カウンタ81およびカウンタ82の出力の有効
ブロック数は、ROM83に供給される。ROM83
は、カウンタ81、82によって求められた第4の有効
ブロックマップ内の有効ブロック数に対する第1の有効
ブロックマップ内の有効ブロック数の割合が、予め定め
られた第2の閾値以上であるか否かの判定を行う。RO
M83には、第4の有効ブロックマップ内の有効ブロッ
ク数に対する第1の有効ブロックマップ内の有効ブロッ
ク数の割合が、予め定められた第2の閾値以上のアドレ
ス領域には、第2の閾値以上であることを示す信号を予
め書込んでおき、第4の有効ブロックマップ内の有効ブ
ロック数に対する第1の有効ブロックマップ内の有効ブ
ロック数の割合が、予め定められた第2の閾値未満のア
ドレス領域には、第2の閾値未満であることを示す信号
を予め書込んでおく。ROM83の出力の第2の閾値以
上であるか否かを示す信号は、比率判定器8の出力とし
て線85を介してセグメンテーション回路5に供給され
る。セグメンテーション回路5は、加算器4から与えら
れた第2の有効ブロックマップ内の全てのブロックに対
して、セグメンテーション処理を行う。例えば、比率判
定器8から与えられた判定信号が、第2の閾値以上であ
ることを示している場合には、セグメンテーションにお
ける閾値として第3の閾値を選択し、前記判定信号が、
第2の閾値未満であることを示している場合には、セグ
メンテーションにおける閾値として第4の閾値を選択し
て、セグメンテーションを行う。セグメンテーション
は、図5に示す様にセグメンテーションの対象となるブ
ロックをkとすると、kおよびkの近傍のa,b,c,
d,e,f,g,h,のブロックの値を参照し、それら
の値が比較判定部8から与えられた判定信号により選択
された閾値以上であればそのブロックkを有効ブロック
とし、参照ブロックおよびブロックkの値が前記選択さ
れた閾値未満の場合には、そのブロックkを無効ブロッ
クとし、第3の有効ブロックマップを得る。セグメンテ
ーション回路5の一例を図12に示す。セグメンテーシ
ョン回路5は、ラインメモリー50、51、遅延52、
53、54、55、56、57、およびROM58によ
り構成することができる。加算器4の出力の第2の有効
ブロックマップは、線45を介してラインメモリー5
0、遅延52およびROM58に供給される。ラインメ
モリ50は、線45を介して供給された有効ブロックマ
ップを1ブロックライン遅延し、ラインメモリー51、
遅延54およびROM58に供給する。ラインメモリー
51は、ラインメモリー50から供給された信号を1ブ
ロックライン遅延し、遅延56およびROM58に供給
する。遅延52、53、54、55、56、57は、供
給された信号を1クロック遅延し、ROM58および次
段の遅延に供給する。遅延54の出力信号が、図5のセ
グメンテーションの対象となるブロックkである。RO
M58は、比較判定器8から線85を介して供給された
信号が、第2の閾値以上であることを示している場合に
おいては、そのアドレス領域に第3の閾値に基づいた判
定値を書込んでおき、比較判定器8から線85を介して
供給された信号が、第2の閾値未満であることを示して
いる場合には、そのアドレス領域に第4の閾値に基づい
た判定値を書込んでおく。たとえばラインメモリーおよ
び遅延から供給された信号が、予め定められた第3の閾
値以上で示されるアドレス領域には、有効ブロックを示
す値を書込んでおき、第3の閾値未満のアドレス領域に
は無効ブロックを示す値を書込んでおく。また、第4の
閾値以上で示されるアドレス領域には、有効ブロックを
示す値を書込んでおき、第4の閾値未満のアドレス領域
には無効ブロックを示す値を書込んでおく。以上の様に
ラインメモリー、遅延およびROMを用いることによ
り、セグメンテーションを実行するブロックkおよび近
傍のブロックの値を参照することができる。
【0014】次に図13を参照しながら孤立無効ブロッ
ク除去回路6を説明する。孤立無効ブロック除去回路6
は、セグメンテーション回路5と同様にラインメモリー
60、61、遅延62、63、64、65、66、67
およびROM68により構成され、無効ブロックの近傍
のブロックの値を参照し孤立無効ブロックの除去を行
う。遅延64からROM68に供給される信号が、孤立
無効ブロック除去の対象ブロックkである。すなわち遅
延64からROM68に供給された信号が無効ブロック
であって、かつ近傍のブロックが予め定められた第5の
閾値以上であれば、ROM68は有効ブロックを示す値
を出力し、遅延64から供給された信号が無効ブロック
で、近傍のブロックが第5の閾値未満の場合ROM68
は無効ブロックを示す値を出力する。また、遅延64か
ら供給された信号が、有効ブロックの場合はROM68
は、出力に有効ブロックを示す値を出力する。上記の様
な論理を予めROM68に書込んでおくことにより、孤
立無効ブロックの除去を行い有効ブロックの連結を行
う。孤立無効ブロック除去回路6の出力の第4の有効ブ
ロックマップは、線680を介して重みづけ回路3およ
び符号器7に供給される。重みづけ回路3は、孤立無効
ブロック除去回路6から供給された第4の有効ブロック
マップに対して、第2の重みづけを行う。重みづけ回路
3は、重みづけ回路2と同様にROMにより構成するこ
とができる。このときROMには第2の重みづけを行う
ための値を予め書込んでおく。重みづけ回路3の出力の
重みづけが成された第4の有効ブロックマップは、加算
器4に供給される。次に遅延9は、入力の動画像信号に
対して入力動画像信号が供給されてから第4の有効ブロ
ックマップが符号器7に与えられるまでの遅延時間補償
を行い、第4の有効ブロックマップと入力信号の時間合
せを行う。遅延9の出力の時間補償された入力の動画像
信号は、線970を介して符号器7に供給される。符号
器7の構成を図14に示す。遅延9から線970を介し
て供給された動画像信号は、符号器7の内部を動ベクト
ル検出器71および減算器72に供給される。孤立無効
ブロック除去回路6の出力の第4の有効ブロックマップ
は、線680を介して符号器7の内部の量子化器74に
符号化実行の領域を示す信号として供給される。動ベク
トル検出器71は、前画面の信号を蓄えておき、新たに
線970を介して入力された信号との画面間での動きを
検出し、動きの量および方向を示す動ベクトルを、フレ
ームメモリー77および可変長符号器78に供給する。
減算器72は、線970を介して供給された入力信号
と、フレームメモリー77から供給される動き補償が成
された予測信号との減算を行い、動き補償予測誤差を得
る。減算器72で得られた動き補償予測誤差信号は、直
交変換器73に供給される。直交変換器73は、減算器
72から供給された動き補償予測誤差信号に対し直交変
換を行い、空間領域の予測誤差信号を周波数領域の予測
誤差信号に変換する。直交変換器73の出力の周波数領
域の予測誤差信号は、量子化器74に供給される。量子
化器74は、線680を介して供給された第4の有効ブ
ロックマップが、有効ブロックであることを示している
ブロックについては、直交変換器73から供給された予
測誤差信号を量子化し、線680を介して供給された第
4の有効ブロックマップが、無効ブロックであることを
示しているブロックは、量子化器の出力をゼロにするこ
とによって符号化を停止する。量子化器74の出力信号
は、逆直交変換器75および可変長符号器78に供給さ
れる。逆直交変換器75は、量子化器74から供給され
た予測誤差信号を逆直交変換し、空間領域の予測誤差信
号に戻す。逆直交変換器75の出力信号は、加算器76
に供給される。加算器76は、逆直交変換器75から供
給された空間領域の予測誤差信号と、フレームメモリー
77から供給される動き補償予測信号とを加算し、局部
復号信号を得る。加算器76の出力の局部復号信号は、
フレームメモリー77に供給される。フレームメモリー
77は、加算器76から供給された局部復号信号を、動
ベクトル検出器71から供給された動ベクトルに従っ
て、遅延量を変化させ動き補償予測信号を得る。フレー
ムメモリー77の出力の動き補償予測信号は、減算器7
2および加算器76に供給される。次に可変長符号器7
8は、量子化器74から供給された量子化が成された周
波数領域の予測誤差信号と動ベクトル検出器71から供
給された動ベクトルを、ハフマン符号などの効率の良い
符号を用いて可変長符号化し冗長度を低減する。冗長度
が低減された可変長符号は、符号化の速度と伝送路の速
度の整合が取られ、可変長符号器78の出力となり符号
器7から伝送路に出力される。以上詳しく説明した様
に、第4の有効ブロックマップに従って、有効ブロック
領域すなわち話者領域であると示されている部分につい
てのみ符号化を行い、無効ブロックで示される背景部分
は符号化を停止する。
【0015】符号化の停止方法については、減算器72
の出力をゼロに置き換える方法でもかまわない。上記の
各閾値および重みづけの値については、予め統計的に調
べた最適値を用いる。
【0016】
【発明の効果】以上に詳しく説明したように、本発明の
動画像信号の符号化方法は、セグメンテーションによっ
て得た話者領域内のみ符号化をすることにより、背景部
分の雑音により発生する無駄な情報を削除でき、符号化
の効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】〜
【図9】本発明による画面の切出し方法を説明する図
【図10】本発明の一実施例によるブロック図
【図11】〜
【図14】本発明の実施例の各部をより詳細に示したブ
ロック図
【符号の説明】 1 有効無効判定部 2、3 重みづけ部 4、76 加算器 5 セグメンテーション部 6 孤立無効ブロック除去部 7 符号化部 8 比率判定部 9、52、53、54、55、56、57、62、6
3、64、65、66、67 遅延 50、51、60、61 ラインメモリー 58、68、83 ROM 71 動ベクトル検出器 72 減算器 73 直交変換器 74 量子化器 75 逆直交変換器 76 加算器 77 フレームメモリー 78 可変長符号器 81、82 カウンタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面間の相関を利用した動画像信号の符
    号化において、画面を複数画素からなるブロックに分割
    し、ブロック毎に画面間での差分を検出し、該差分値が
    予め定められた第1の閾値以上のときには有効ブロック
    とし、前記差分値が予め定められた第1の閾値未満のと
    きには無効ブロックとし、フレーム毎に第1の有効ブロ
    ックマップを作成する有効無効判定手段と、第1の有効
    ブロックマップに対して第1の重みづけを行う第1の重
    みづけ手段と、第4の有効ブロックマップに対して第2
    の重みづけを行う第2の重みづけ手段と、前記第1の重
    み付けを行った第1の有効ブロックマップと、前記第2
    の重みづけを行った第4の有効ブロックマップを加算合
    成し、重みづけが成された第2の有効ブロックマップを
    得る加算手段と、該第2の有効ブロックマップに対して
    セグメンテーションを行うにあたり、前記第4の有効ブ
    ロックマップの有効ブロック数に対する前記第1の有効
    ブロックマップの有効ブロック数が、予め定められた第
    2の閾値以上であるか否かの判定を行う比率判定手段
    と、該比率判定手段の出力が、第2の閾値以上であるこ
    とを示している場合は、セグメンテーションにおける閾
    値として第3の閾値を選択し、前記比率判定器の出力が
    第2の閾値未満であることを示している場合は、セグメ
    ンテーションにおける閾値として第4の閾値を選択し、
    前記第2の有効ブロックマップ内の対象となる各ブロッ
    クの近傍のブロックを参照し、近傍のブロックおよび対
    象ブロックの値が、前記選択された閾値以上のときは、
    そのブロックを有効ブロックとし、前記選択された閾値
    未満のときはそのブロックを無効ブロックとし、第3の
    有効ブロックマップを得るセグメンテーション手段と、
    第3の有効ブロックマップ内の孤立無効ブロックにおい
    ては、近傍のブロックを参照し、近傍のブロックの値が
    予め定められた第5の閾値以上のときには、その無効ブ
    ロックを有効ブロックに置き替え、近傍のブロックの値
    が第5の閾値未満のときは、その無効ブロックを無効ブ
    ロックのままとし、第4の無効ブロックマップを得る孤
    立無効ブロック除去手段と、入力信号を遅延させ第4の
    有効ブロックマップとの時間合せを行う遅延手段と、前
    記第4の有効ブロックマップで有効ブロックとされた領
    域を、画面間の相関または画面内の相関のどちらか一
    方、あるいはその両方を用いて符号化を行う符号化手段
    とを備える動画像信号符号化装置。
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