JP2584496Y2 - 正特性サーミスタ装置 - Google Patents
正特性サーミスタ装置Info
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Landscapes
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、正特性サーミスタ装
置に関し、詳しくは、液体気化発散方式の蚊取器や芳香
器などに使用される正特性サーミスタ装置に関する。
置に関し、詳しくは、液体気化発散方式の蚊取器や芳香
器などに使用される正特性サーミスタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、液体気化発散方式の蚊取器など
に使用される正特性サーミスタ装置としては、図4,図
5,図6に示すような正特性サーミスタ装置がある。な
お、図4は分解斜視図、図5は平面図、図6は正面断面
図である。
に使用される正特性サーミスタ装置としては、図4,図
5,図6に示すような正特性サーミスタ装置がある。な
お、図4は分解斜視図、図5は平面図、図6は正面断面
図である。
【0003】この従来の正特性サーミスタ装置のヒータ
機構部は、液体の吸上げ芯を挿入する放熱筒51とその
外周面を被覆する絶縁層52と、絶縁層52に密着さ
せ、しかも放熱筒51を介して相対向する一対の電極板
(ヒートシンク)53,54と、各電極板53,54の
放熱筒51よりも側端側に突出する平板部53a,54
a,53b,54bの各板面間に装着された正特性サー
ミスタ素子55,56とを備えて構成されている。ま
た、電極板53,54の互に異なる側端側には、引出し
端子53f,54fが延設されている。また、電極板5
3,54の放熱筒51と対向する部分には湾曲部53
c,54cが形成されている。
機構部は、液体の吸上げ芯を挿入する放熱筒51とその
外周面を被覆する絶縁層52と、絶縁層52に密着さ
せ、しかも放熱筒51を介して相対向する一対の電極板
(ヒートシンク)53,54と、各電極板53,54の
放熱筒51よりも側端側に突出する平板部53a,54
a,53b,54bの各板面間に装着された正特性サー
ミスタ素子55,56とを備えて構成されている。ま
た、電極板53,54の互に異なる側端側には、引出し
端子53f,54fが延設されている。また、電極板5
3,54の放熱筒51と対向する部分には湾曲部53
c,54cが形成されている。
【0004】そして、これらの各部材を組み合わせてな
るヒータ機構部の放熱筒51以外の部分を、樹脂などの
絶縁材料からなるケース本体57の挾持部57a,57
b間にはめ込むとともに、ケース本体57に絶縁材料か
らなるケース蓋58を嵌合させた後、放熱筒51をケー
ス蓋58の穴58aから挿入し、上端側のフランジ部5
1aをケース蓋58に当接させた状態で下端部51bを
かしめることにより上記の液体気化発散方式の蚊取器な
どに使用される正特性サーミスタ装置が形成される。
るヒータ機構部の放熱筒51以外の部分を、樹脂などの
絶縁材料からなるケース本体57の挾持部57a,57
b間にはめ込むとともに、ケース本体57に絶縁材料か
らなるケース蓋58を嵌合させた後、放熱筒51をケー
ス蓋58の穴58aから挿入し、上端側のフランジ部5
1aをケース蓋58に当接させた状態で下端部51bを
かしめることにより上記の液体気化発散方式の蚊取器な
どに使用される正特性サーミスタ装置が形成される。
【0005】なお、正特性サーミスタ素子55,56を
挾持する電極板53,54にはケース本体57の挾持部
57a,57bと当接して、電極板53,54の間に正
特性サーミスタ素子55,56を挾持する付勢力を与え
るための凸部53g,54g,53h,54hが形成さ
れている。
挾持する電極板53,54にはケース本体57の挾持部
57a,57bと当接して、電極板53,54の間に正
特性サーミスタ素子55,56を挾持する付勢力を与え
るための凸部53g,54g,53h,54hが形成さ
れている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の正
特性サーミスタ装置においては、所定の外部耐圧規定に
適合させるために、通電路である電極板(ヒートシン
ク)53,54と放熱筒51の間の絶縁距離、すなわ
ち、図6における、電極板53が絶縁層52と接する部
分の上端部Pと、放熱筒51の該上端部Pと対向する部
分Qとの距離を大きくとることが必要となり、絶縁層5
2の厚みを大きくすることが必要になる。そのため、装
置が大型化するという問題点があるばかりでなく、電極
板53,54から放熱筒51への伝熱効率が低下すると
いう問題点がある。
特性サーミスタ装置においては、所定の外部耐圧規定に
適合させるために、通電路である電極板(ヒートシン
ク)53,54と放熱筒51の間の絶縁距離、すなわ
ち、図6における、電極板53が絶縁層52と接する部
分の上端部Pと、放熱筒51の該上端部Pと対向する部
分Qとの距離を大きくとることが必要となり、絶縁層5
2の厚みを大きくすることが必要になる。そのため、装
置が大型化するという問題点があるばかりでなく、電極
板53,54から放熱筒51への伝熱効率が低下すると
いう問題点がある。
【0007】また、上述のように放熱筒51への伝熱効
率が低下すると所定の熱量を伝熱させるために、使用す
る正特性サーミスタ素子55,56のキュリー点を高く
して伝熱効率の低下を補うことが必要になる。しかし、
正特性サーミスタ素子55,56のキュリー点を高くす
ると、樹脂などの絶縁材料からなるケース本体57及び
ケース蓋58の耐熱性により高い性能が要求されるよう
になり、コストの上昇を招くばかりでなく、信頼性が低
下するという問題点がある。
率が低下すると所定の熱量を伝熱させるために、使用す
る正特性サーミスタ素子55,56のキュリー点を高く
して伝熱効率の低下を補うことが必要になる。しかし、
正特性サーミスタ素子55,56のキュリー点を高くす
ると、樹脂などの絶縁材料からなるケース本体57及び
ケース蓋58の耐熱性により高い性能が要求されるよう
になり、コストの上昇を招くばかりでなく、信頼性が低
下するという問題点がある。
【0008】また、電極板53,54と引出し端子53
f,54fが一体に形成されており、熱伝導率の高い材
料を用いて引出し端子53f,54fを形成した場合、
引出し端子53f,54fからの放熱が大きくなるた
め、正特性サーミスタ素子55,56の発熱を絶縁層5
2を介して効率よく放熱筒51へ伝えることができない
という問題点がある。
f,54fが一体に形成されており、熱伝導率の高い材
料を用いて引出し端子53f,54fを形成した場合、
引出し端子53f,54fからの放熱が大きくなるた
め、正特性サーミスタ素子55,56の発熱を絶縁層5
2を介して効率よく放熱筒51へ伝えることができない
という問題点がある。
【0009】この考案は、上記問題点を解決するもので
あり、小型化が可能で、正特性サーミスタ素子の発熱を
効率よく放熱筒に伝えることができるとともに、信頼性
の高い正特性サーミスタ装置を提供することを目的とす
る。
あり、小型化が可能で、正特性サーミスタ素子の発熱を
効率よく放熱筒に伝えることができるとともに、信頼性
の高い正特性サーミスタ装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案の正特性サーミスタ装置は、正特性サーミ
スタ素子と、加熱対象物がその内側にはめ込まれる金属
製の放熱筒と、挿入された放熱筒の外周面と接してこれ
を保持する筒状の放熱筒保持部を備えた下部絶縁ケース
と、所定の嵌入深さになるように前記下部絶縁ケースの
放熱筒保持部と嵌合する筒状嵌合部を備えた上部絶縁ケ
ースと、正特性サーミスタ素子をその両面側から挟持し
て、正特性サーミスタ素子の発熱を放熱筒に伝達する一
対のヒートシンクとを備えており前記一対のヒートシン
クが、下部絶縁ケースの放熱筒保持部と、上部絶縁ケー
スの筒状嵌合部が嵌合してなる結合構造部の外周面の少
なくとも一部と密着するように、該結合構造部の外周面
に対応した湾曲形状部を有しているとともに、ばね性を
有する端子により、少なくとも一方のヒートシンクを正
特性サーミスタ素子に押圧することにより、一対のヒー
トシンクと正特性サーミスタ素子が密着して両者が導通
し、ヒートシンクが電流路となるとともに、正特性サー
ミスタ素子の発熱をその両面側から放熱筒に伝達する伝
熱路となって、加熱対象物を所定の温度に加熱するよう
に構成されており、かつ、前記下部絶縁ケースの放熱筒
保持部の上端側と、前記上部絶縁ケースの筒状嵌合部の
下端側の少なくとも一方に、両者が互いに嵌合して、放
熱筒の厚み方向に放熱筒保持部の上端側と筒状嵌合部の
下端側が重なる部分が形成されるように、筒状嵌合部の
下端側を放熱筒保持部の上端側の外側または内側にはめ
込んで両者を嵌合させ、放熱筒保持部の上端側と筒状嵌
合部の下端側を重なり合わせて、ヒ ートシンクから、放
熱筒保持部と筒状嵌合部の嵌合部を経て、放熱筒の外周
面に至るまでの距離(絶縁距離)が、放熱筒保持部と筒
状嵌合部の重なり部分の厚みより大きくなるように構成
されていることを特徴としている。
に、この考案の正特性サーミスタ装置は、正特性サーミ
スタ素子と、加熱対象物がその内側にはめ込まれる金属
製の放熱筒と、挿入された放熱筒の外周面と接してこれ
を保持する筒状の放熱筒保持部を備えた下部絶縁ケース
と、所定の嵌入深さになるように前記下部絶縁ケースの
放熱筒保持部と嵌合する筒状嵌合部を備えた上部絶縁ケ
ースと、正特性サーミスタ素子をその両面側から挟持し
て、正特性サーミスタ素子の発熱を放熱筒に伝達する一
対のヒートシンクとを備えており前記一対のヒートシン
クが、下部絶縁ケースの放熱筒保持部と、上部絶縁ケー
スの筒状嵌合部が嵌合してなる結合構造部の外周面の少
なくとも一部と密着するように、該結合構造部の外周面
に対応した湾曲形状部を有しているとともに、ばね性を
有する端子により、少なくとも一方のヒートシンクを正
特性サーミスタ素子に押圧することにより、一対のヒー
トシンクと正特性サーミスタ素子が密着して両者が導通
し、ヒートシンクが電流路となるとともに、正特性サー
ミスタ素子の発熱をその両面側から放熱筒に伝達する伝
熱路となって、加熱対象物を所定の温度に加熱するよう
に構成されており、かつ、前記下部絶縁ケースの放熱筒
保持部の上端側と、前記上部絶縁ケースの筒状嵌合部の
下端側の少なくとも一方に、両者が互いに嵌合して、放
熱筒の厚み方向に放熱筒保持部の上端側と筒状嵌合部の
下端側が重なる部分が形成されるように、筒状嵌合部の
下端側を放熱筒保持部の上端側の外側または内側にはめ
込んで両者を嵌合させ、放熱筒保持部の上端側と筒状嵌
合部の下端側を重なり合わせて、ヒ ートシンクから、放
熱筒保持部と筒状嵌合部の嵌合部を経て、放熱筒の外周
面に至るまでの距離(絶縁距離)が、放熱筒保持部と筒
状嵌合部の重なり部分の厚みより大きくなるように構成
されていることを特徴としている。
【0011】また、異常電流が流れた場合に溶断して正
特性サーミスタ素子への給電を停止する安全装置を具備
することを特徴とする。
特性サーミスタ素子への給電を停止する安全装置を具備
することを特徴とする。
【0012】
【作用】下部絶縁ケースの放熱筒保持部の上端側と、上
部絶縁ケースの筒状嵌合部の下端側の少なくとも一方
に、両者が互いに嵌合するように、筒状嵌合部の下端側
を放熱筒保持部の上端側の外側または内側にはめ込んで
両者を嵌合させ、放熱筒の厚み方向に放熱筒保持部の上
端側と筒状嵌合部の下端側が重なる部分が形成されるよ
うにした場合、ヒートシンクから、放熱筒保持部と筒状
嵌合部の嵌合部を経て、放熱筒の外周面に至るまでの距
離(絶縁距離)(例えば、図3の、ヒートシンク9a,
9bの内周上端部Pと、上部絶縁ケース6の筒状嵌合部
5の内周下端部Qまでの距離)を大きくとることが可能
になり、放熱筒保持部と筒状嵌合部の厚さを大きくする
ことなく必要な絶縁距離を確保することが可能になり、
耐電圧を確保しつつ伝熱効率を向上させることが可能に
なる。
部絶縁ケースの筒状嵌合部の下端側の少なくとも一方
に、両者が互いに嵌合するように、筒状嵌合部の下端側
を放熱筒保持部の上端側の外側または内側にはめ込んで
両者を嵌合させ、放熱筒の厚み方向に放熱筒保持部の上
端側と筒状嵌合部の下端側が重なる部分が形成されるよ
うにした場合、ヒートシンクから、放熱筒保持部と筒状
嵌合部の嵌合部を経て、放熱筒の外周面に至るまでの距
離(絶縁距離)(例えば、図3の、ヒートシンク9a,
9bの内周上端部Pと、上部絶縁ケース6の筒状嵌合部
5の内周下端部Qまでの距離)を大きくとることが可能
になり、放熱筒保持部と筒状嵌合部の厚さを大きくする
ことなく必要な絶縁距離を確保することが可能になり、
耐電圧を確保しつつ伝熱効率を向上させることが可能に
なる。
【0013】また、ヒートシンクと給電用の端子とを別
部材として構成し、正特性サーミスタ素子を一対のヒー
トシンクにより挾持するとともに、ばね性を有する端子
により少なくとも一方のヒートシンクを押圧してヒート
シンクと正特性サーミスタ素子とを密着させるようにし
ているので、正特性サーミスタ素子の発熱がその両面側
から一対のヒートシンクを伝わって放熱筒に効率よく伝
達されるとともに、ヒートシンクと端子(引出し端子)
を一体に構成した場合に比べてヒートシンクからの放熱
が抑制され、伝熱効率を向上させることが可能になる。
部材として構成し、正特性サーミスタ素子を一対のヒー
トシンクにより挾持するとともに、ばね性を有する端子
により少なくとも一方のヒートシンクを押圧してヒート
シンクと正特性サーミスタ素子とを密着させるようにし
ているので、正特性サーミスタ素子の発熱がその両面側
から一対のヒートシンクを伝わって放熱筒に効率よく伝
達されるとともに、ヒートシンクと端子(引出し端子)
を一体に構成した場合に比べてヒートシンクからの放熱
が抑制され、伝熱効率を向上させることが可能になる。
【0014】さらに、異常電流が流れた場合に溶断する
安全装置を組み込むことにより、異常発生時に正特性サ
ーミスタ素子への給電を停止して事故の発生を未然に防
止することが可能になる。
安全装置を組み込むことにより、異常発生時に正特性サ
ーミスタ素子への給電を停止して事故の発生を未然に防
止することが可能になる。
【0015】
【実施例】以下、この考案の実施例を図に基づいて説明
する。
する。
【0016】図1は、この考案の一実施例にかかる正特
性サーミスタ装置を示す分解斜視図、図2は、組み立て
られた正特性サーミスタ装置を示す斜視図、図3は、図
2のIII−III線断面図である。
性サーミスタ装置を示す分解斜視図、図2は、組み立て
られた正特性サーミスタ装置を示す斜視図、図3は、図
2のIII−III線断面図である。
【0017】これらの図に示すように、この実施例の正
特性サーミスタ装置は、正特性サーミスタ素子1と、加
熱対象物がはめ込まれる金属製の放熱筒2と、放熱筒2
を挿入することができるように筒状に形成された放熱筒
保持部3を備えた樹脂製の下部絶縁ケース4と、下部絶
縁ケース4の放熱筒保持部3と嵌合する筒状嵌合部5を
備えた樹脂製の上部絶縁ケース6と、放熱筒保持部3と
筒状嵌合部5が嵌合してなる結合構造部7(図3)の外
周面の少なくとも一部と密着するように、該結合構造部
7の外周面に対応した湾曲形状部8a,8bを有し、正
特性サーミスタ素子1の発熱を放熱筒保持部3及び筒状
嵌合部5を介して放熱筒2に伝え、加熱対象物を所定の
温度に加熱する一対のヒートシンク(通常、黄銅やアル
ミニウムなどの熱の良導体から形成される)9a,9b
とを備えて構成されている。なお、下部絶縁ケース4の
相対向する位置には、この正特性サーミスタ装置を、他
の部材などを特に用意することなく蚊取器などに容易に
取り付けることができるように、取付部4a,4bが設
けられている。
特性サーミスタ装置は、正特性サーミスタ素子1と、加
熱対象物がはめ込まれる金属製の放熱筒2と、放熱筒2
を挿入することができるように筒状に形成された放熱筒
保持部3を備えた樹脂製の下部絶縁ケース4と、下部絶
縁ケース4の放熱筒保持部3と嵌合する筒状嵌合部5を
備えた樹脂製の上部絶縁ケース6と、放熱筒保持部3と
筒状嵌合部5が嵌合してなる結合構造部7(図3)の外
周面の少なくとも一部と密着するように、該結合構造部
7の外周面に対応した湾曲形状部8a,8bを有し、正
特性サーミスタ素子1の発熱を放熱筒保持部3及び筒状
嵌合部5を介して放熱筒2に伝え、加熱対象物を所定の
温度に加熱する一対のヒートシンク(通常、黄銅やアル
ミニウムなどの熱の良導体から形成される)9a,9b
とを備えて構成されている。なお、下部絶縁ケース4の
相対向する位置には、この正特性サーミスタ装置を、他
の部材などを特に用意することなく蚊取器などに容易に
取り付けることができるように、取付部4a,4bが設
けられている。
【0018】また、上記放熱筒保持部3と筒状嵌合部5
とは、図3に示すように、互に嵌合するとともに、筒状
嵌合部5の先端が放熱筒保持部3の内側に、所定の深さ
にまで嵌入するように、放熱筒保持部3の上端側の内周
に内径が大きい筒部が形成されているとともに、放熱筒
保持部3と筒状嵌合部5とが嵌合して形成される結合構
造部7の内周面が放熱筒2の外周面と密着するように構
成されている。すなわ ち、放熱筒保持部3の上端側の内
周に形成された内径が大きい筒部に、筒状嵌合部5の下
端側が入り込むことにより、放熱筒2の厚み方向に放熱
筒保持部3の上端側の内径が大きい筒部と筒状嵌合部5
の下端側が重なる部分が形成されることになる。なお、
放熱筒保持部3の外側に筒状嵌合部5の先端側が嵌合す
るように構成することも可能である。
とは、図3に示すように、互に嵌合するとともに、筒状
嵌合部5の先端が放熱筒保持部3の内側に、所定の深さ
にまで嵌入するように、放熱筒保持部3の上端側の内周
に内径が大きい筒部が形成されているとともに、放熱筒
保持部3と筒状嵌合部5とが嵌合して形成される結合構
造部7の内周面が放熱筒2の外周面と密着するように構
成されている。すなわ ち、放熱筒保持部3の上端側の内
周に形成された内径が大きい筒部に、筒状嵌合部5の下
端側が入り込むことにより、放熱筒2の厚み方向に放熱
筒保持部3の上端側の内径が大きい筒部と筒状嵌合部5
の下端側が重なる部分が形成されることになる。なお、
放熱筒保持部3の外側に筒状嵌合部5の先端側が嵌合す
るように構成することも可能である。
【0019】また、正特性サーミスタ素子1は一対のヒ
ートシンク9a,9bの平板部10a,10bの間に挾
持されており、かつ、一方のヒートシンク9aは、ばね
性を有する給電用の端子Aにより正特性サーミスタ素子
1に押圧されている。なお、図1において(a)は端子
Aの先端部のばね構造部11の形状を示している。
ートシンク9a,9bの平板部10a,10bの間に挾
持されており、かつ、一方のヒートシンク9aは、ばね
性を有する給電用の端子Aにより正特性サーミスタ素子
1に押圧されている。なお、図1において(a)は端子
Aの先端部のばね構造部11の形状を示している。
【0020】また、他方のヒートシンク9bは、端子保
持部17に差し込まれた端子Bと接続するとともに、端
子Bにより押圧され、結合構造部7と密着している。端
子Bは、ヒートシンク9bに対応して湾曲した形状に構
成されており、かつ、3本の細片部の先端側にヒートシ
ンク9bとの接触用の突起部12を形成することによ
り、ヒートシンク9bとの接触容量を確保するように構
成されている。なお、端子Bの一方の端部は下記の安全
装置(ガラス管ヒューズ)13の外部端子13bと電気
的に接続するように構成されている。
持部17に差し込まれた端子Bと接続するとともに、端
子Bにより押圧され、結合構造部7と密着している。端
子Bは、ヒートシンク9bに対応して湾曲した形状に構
成されており、かつ、3本の細片部の先端側にヒートシ
ンク9bとの接触用の突起部12を形成することによ
り、ヒートシンク9bとの接触容量を確保するように構
成されている。なお、端子Bの一方の端部は下記の安全
装置(ガラス管ヒューズ)13の外部端子13bと電気
的に接続するように構成されている。
【0021】また、この実施例の正特性サーミスタ装置
には、異常電流が流れたときに溶断して通電を停止する
安全装置(ガラス管ヒューズ)13が組み込まれてい
る。この安全装置13は、下部絶縁ケース4に設けられ
た安全装置保持部14に挿入保持されている。そして、
端子保持部18に差し込まれた端子Cが安全装置(ガラ
ス管ヒューズ)13の一方の外部端子13aと接続する
とともに、そのばね構造部15がこれを押圧することに
より、安全装置(ガラス管ヒューズ)13の他方の外部
端子13bと端子Bが確実に接続されている。なお、図
1において(b)は端子Cの先端部のばね構造部15の
形状を示している。
には、異常電流が流れたときに溶断して通電を停止する
安全装置(ガラス管ヒューズ)13が組み込まれてい
る。この安全装置13は、下部絶縁ケース4に設けられ
た安全装置保持部14に挿入保持されている。そして、
端子保持部18に差し込まれた端子Cが安全装置(ガラ
ス管ヒューズ)13の一方の外部端子13aと接続する
とともに、そのばね構造部15がこれを押圧することに
より、安全装置(ガラス管ヒューズ)13の他方の外部
端子13bと端子Bが確実に接続されている。なお、図
1において(b)は端子Cの先端部のばね構造部15の
形状を示している。
【0022】次にこの正特性サーミスタ装置の組立工程
について説明する。この実施例の正特性サーミスタ装置
を組み立てるにあたっては、まず、下部絶縁ケース4に
正特性サーミスタ素子1を挟み込んだ一対のヒートシン
ク9a,9bを取り付け、ばね構造部11を備えた端子
Aを下部絶縁ケース4の端子保持部16に差し込むこと
により、一方のヒートシンク9aの平板部10aを押圧
して正特性サーミスタ素子1に密着させる。それから、
下部絶縁ケース4の安全装置保持部14に安全装置(ガ
ラス管ヒューズ)13を取り付け、端子Bにてヒートシ
ンク9bと安全装置13を電気的に接続させるととも
に、安全装置13と接続する端子Cを外部に引き出す。
について説明する。この実施例の正特性サーミスタ装置
を組み立てるにあたっては、まず、下部絶縁ケース4に
正特性サーミスタ素子1を挟み込んだ一対のヒートシン
ク9a,9bを取り付け、ばね構造部11を備えた端子
Aを下部絶縁ケース4の端子保持部16に差し込むこと
により、一方のヒートシンク9aの平板部10aを押圧
して正特性サーミスタ素子1に密着させる。それから、
下部絶縁ケース4の安全装置保持部14に安全装置(ガ
ラス管ヒューズ)13を取り付け、端子Bにてヒートシ
ンク9bと安全装置13を電気的に接続させるととも
に、安全装置13と接続する端子Cを外部に引き出す。
【0023】次いで、下部絶縁ケース4に上部絶縁ケー
ス6を取り付け、これに放熱筒2をはめ込んでその上部
をかしめることにより上下の絶縁ケース4,6を結合す
る。それから、上下の絶縁ケース4,6の嵌合部19
(図2,図3)に接着剤20を塗布して嵌合部19を簡
易密閉構造とすることにより、図2,図3に示すような
正特性サーミスタ装置が組み立てられる。
ス6を取り付け、これに放熱筒2をはめ込んでその上部
をかしめることにより上下の絶縁ケース4,6を結合す
る。それから、上下の絶縁ケース4,6の嵌合部19
(図2,図3)に接着剤20を塗布して嵌合部19を簡
易密閉構造とすることにより、図2,図3に示すような
正特性サーミスタ装置が組み立てられる。
【0024】上記のように構成された正特性サーミスタ
装置においては、放熱筒2を保持する下部絶縁ケース4
の放熱筒保持部3と、上部絶縁ケース6の筒状嵌合部5
とが所定の嵌入深さになるように嵌合し、放熱筒2の厚
み方向に、放熱筒保持部3の上端側の内径が大きい筒部
と筒状嵌合部5の下端側が重なる部分が形成されている
ため、絶縁距離(すなわち、図3の、ヒートシンク9
a,9bの内周上端部Pと、上部絶縁ケース6の筒状嵌
合部5の内周下端部Qまでの距離)を大きくとることが
できる。したがって、放熱筒保持部3と筒状嵌合部5の
厚さを大きくすることなく必要な絶縁距離を確保するこ
とが可能になり、伝熱効率を向上させることができるた
め、正特性サーミスタ素子1を小型化して省電力化を図
ることができるとともに、正特性サーミスタ装置全体と
しての小型化を図ることが可能になる。
装置においては、放熱筒2を保持する下部絶縁ケース4
の放熱筒保持部3と、上部絶縁ケース6の筒状嵌合部5
とが所定の嵌入深さになるように嵌合し、放熱筒2の厚
み方向に、放熱筒保持部3の上端側の内径が大きい筒部
と筒状嵌合部5の下端側が重なる部分が形成されている
ため、絶縁距離(すなわち、図3の、ヒートシンク9
a,9bの内周上端部Pと、上部絶縁ケース6の筒状嵌
合部5の内周下端部Qまでの距離)を大きくとることが
できる。したがって、放熱筒保持部3と筒状嵌合部5の
厚さを大きくすることなく必要な絶縁距離を確保するこ
とが可能になり、伝熱効率を向上させることができるた
め、正特性サーミスタ素子1を小型化して省電力化を図
ることができるとともに、正特性サーミスタ装置全体と
しての小型化を図ることが可能になる。
【0025】また、ヒートシンク9a,9bと端子A,
B,Cとを別部材として構成し、正特性サーミスタ素子
1を一対のヒートシンク9a,9bにより挾持するとと
もに、ばね性を有する端子Aにより一方のヒートシンク
9aを押圧してヒートシンク9a,9bと正特性サーミ
スタ素子1の両面とを密着させるようにしているため、
正特性サーミスタ素子1の発熱をその両面側からヒート
シンク9a,9bを介して放熱筒2に効率よく伝達する
ことができるとともに、従来例のようにヒートシンク
(電極板)と端子(引出し端子)を一体に構成した場合
に比べてヒートシンク9a,9bからの放熱を抑制して
伝熱効率を向上させることができる。
B,Cとを別部材として構成し、正特性サーミスタ素子
1を一対のヒートシンク9a,9bにより挾持するとと
もに、ばね性を有する端子Aにより一方のヒートシンク
9aを押圧してヒートシンク9a,9bと正特性サーミ
スタ素子1の両面とを密着させるようにしているため、
正特性サーミスタ素子1の発熱をその両面側からヒート
シンク9a,9bを介して放熱筒2に効率よく伝達する
ことができるとともに、従来例のようにヒートシンク
(電極板)と端子(引出し端子)を一体に構成した場合
に比べてヒートシンク9a,9bからの放熱を抑制して
伝熱効率を向上させることができる。
【0026】さらに、異常電流が流れた場合に溶断する
安全装置(ガラス管ヒューズ)13を組み込んでいるた
め、異常発生時に正特性サーミスタ素子1への給電を停
止して事故の発生を確実に防止することができる。
安全装置(ガラス管ヒューズ)13を組み込んでいるた
め、異常発生時に正特性サーミスタ素子1への給電を停
止して事故の発生を確実に防止することができる。
【0027】なお、上記実施例では、安全装置13とし
て、ガラス管ヒューズを用いた場合について説明した
が、安全装置としてはガラス管ヒューズに限られるもの
ではなく、他のタイプのヒューズを用いたり、端子A,
B,Cの一部を異常電流が流れたときに溶断するように
細く形成して安全装置として機能させることも可能であ
る。
て、ガラス管ヒューズを用いた場合について説明した
が、安全装置としてはガラス管ヒューズに限られるもの
ではなく、他のタイプのヒューズを用いたり、端子A,
B,Cの一部を異常電流が流れたときに溶断するように
細く形成して安全装置として機能させることも可能であ
る。
【0028】なお、この考案の正特性サーミスタ装置
は、上記実施例に限定されるものではなく、放熱筒の具
体的形状、放熱筒保持部と筒状嵌合部の嵌入深さ、上部
及び下部絶縁ケースなどの構造、ヒートシンクの具体的
形状、さらには各端子のばね構造部の構造などに関し、
この考案の要旨の範囲内において種々の応用、変形を加
えることができる。
は、上記実施例に限定されるものではなく、放熱筒の具
体的形状、放熱筒保持部と筒状嵌合部の嵌入深さ、上部
及び下部絶縁ケースなどの構造、ヒートシンクの具体的
形状、さらには各端子のばね構造部の構造などに関し、
この考案の要旨の範囲内において種々の応用、変形を加
えることができる。
【0029】
【考案の効果】上述のように、この考案の正特性サーミ
スタ装置は、下部絶縁ケースの放熱筒保持部の上端側
と、上部絶縁ケースの筒状嵌合部の下端側の少なくとも
一方に、両者が互いに嵌合するように、筒状嵌合部の下
端側を放熱筒保持部の上端側の外側または内側にはめ込
んで両者を嵌合させ、放熱筒の厚み方向に放熱筒保持部
の 上端側と筒状嵌合部の下端側が重なる部分が形成され
るようにしているので、ヒートシンクから、放熱筒保持
部と筒状嵌合部の嵌合部を経て、放熱筒の外周面に至る
までの距離(絶縁距離)を大きくとることが可能にな
る。したがって、放熱筒保持部と筒状嵌合部の厚さを大
きくすることなく必要な絶縁距離を確保することが可能
になり、耐電圧を確保しつつ伝熱効率を向上させること
が可能になる。その結果、正特性サーミスタ素子1を小
型化して省電力化を図ることができるとともに、放熱筒
保持部と筒状嵌合部の厚さを小さくして正特性サーミス
タ装置全体としての小型化を図ることが可能になる。
スタ装置は、下部絶縁ケースの放熱筒保持部の上端側
と、上部絶縁ケースの筒状嵌合部の下端側の少なくとも
一方に、両者が互いに嵌合するように、筒状嵌合部の下
端側を放熱筒保持部の上端側の外側または内側にはめ込
んで両者を嵌合させ、放熱筒の厚み方向に放熱筒保持部
の 上端側と筒状嵌合部の下端側が重なる部分が形成され
るようにしているので、ヒートシンクから、放熱筒保持
部と筒状嵌合部の嵌合部を経て、放熱筒の外周面に至る
までの距離(絶縁距離)を大きくとることが可能にな
る。したがって、放熱筒保持部と筒状嵌合部の厚さを大
きくすることなく必要な絶縁距離を確保することが可能
になり、耐電圧を確保しつつ伝熱効率を向上させること
が可能になる。その結果、正特性サーミスタ素子1を小
型化して省電力化を図ることができるとともに、放熱筒
保持部と筒状嵌合部の厚さを小さくして正特性サーミス
タ装置全体としての小型化を図ることが可能になる。
【0030】また、本考案の正特性サーミスタ装置は、
ヒートシンクと端子とを別部材として構成し、正特性サ
ーミスタ素子1を一対のヒートシンクにより挾持すると
ともに、ばね性を有する端子により一方のヒートシンク
を押圧してヒートシンクと正特性サーミスタ素子の両面
とを密着させるようにしているため、正特性サーミスタ
素子の発熱をその両面側からヒートシンクを介して放熱
筒に効率よく伝達することができるとともに、ヒートシ
ンクからの放熱を抑制して伝熱効率を向上させることが
できる。
ヒートシンクと端子とを別部材として構成し、正特性サ
ーミスタ素子1を一対のヒートシンクにより挾持すると
ともに、ばね性を有する端子により一方のヒートシンク
を押圧してヒートシンクと正特性サーミスタ素子の両面
とを密着させるようにしているため、正特性サーミスタ
素子の発熱をその両面側からヒートシンクを介して放熱
筒に効率よく伝達することができるとともに、ヒートシ
ンクからの放熱を抑制して伝熱効率を向上させることが
できる。
【0031】さらに、請求項2の正特性サーミスタ装置
のように、異常電流が流れた場合に溶断する安全装置を
組み込むことにより、異常発生時に正特性サーミスタ素
子への給電を停止して事故の発生を未然に防止すること
ができる。
のように、異常電流が流れた場合に溶断する安全装置を
組み込むことにより、異常発生時に正特性サーミスタ素
子への給電を停止して事故の発生を未然に防止すること
ができる。
【図1】この考案の一実施例にかかる正特性サーミスタ
装置の分解斜視図である。
装置の分解斜視図である。
【図2】この考案の一実施例にかかる正特性サーミスタ
装置を示す斜視図である。
装置を示す斜視図である。
【図3】この考案の一実施例にかかる正特性サーミスタ
装置を示す図2のIII−III線断面図である。
装置を示す図2のIII−III線断面図である。
【図4】従来の正特性サーミスタ装置を示す分解斜視図
である。
である。
【図5】従来の正特性サーミスタ装置を示す平面図であ
る。
る。
【図6】従来の正特性サーミスタ装置を示す正面断面図
である。
である。
A,B,C 端子P ヒートシンクの内周上端部 Q 筒状嵌合部の内周下端部 1 正特性サーミスタ素子 2 放熱筒 3 放熱筒保持部 4 下部絶縁ケース 5 筒状嵌合部 6 上部絶縁ケース 7 結合構造部 8a,8b 湾曲形状部 9a,9b ヒートシンク 10a,10b 平板部 11,15 ばね構造部 12 突起部 13 安全装置(ガラス管ヒューズ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01C 7/02 - 7/22
Claims (2)
- 【請求項1】正特性サーミスタ素子と、 加熱対象物がその内側にはめ込まれる金属製の放熱筒
と、 挿入された放熱筒の外周面と接してこれを保持する筒状
の放熱筒保持部を備えた下部絶縁ケースと、 所定の嵌入深さになるように前記下部絶縁ケースの放熱
筒保持部と嵌合する筒状嵌合部を備えた上部絶縁ケース
と、正特性サーミスタ素子をその両面側から挟持して 正特
性サーミスタ素子の発熱を放熱筒に伝達する一対のヒー
トシンクとを備えており前記一対のヒートシンクが、下
部絶縁ケースの放熱筒保持部と、上部絶縁ケースの筒状
嵌合部が嵌合してなる結合構造部 の外周面の少なくとも
一部と密着するように、該結合構造部の外周面に対応し
た湾曲形状部を有しているとともに、ばね性を有する端子により、少なくとも一方のヒートシ
ンクを正特性サーミスタ素子に押圧することにより、一
対のヒートシンクと正特性サーミスタ素子が密着して両
者が導通し、ヒートシンクが電流路となるとともに、正
特性サーミスタ素子の発熱をその両面側から放熱筒に伝
達する伝熱路となって、加熱対象物を所定の温度に加熱
するように構成されており、かつ、 前記下部絶縁ケースの放熱筒保持部の上端側と、前記上
部絶縁ケースの筒状嵌合部の下端側の少なくとも一方
に、両者が互いに嵌合して、放熱筒の厚み方向に放熱筒
保持部の上端側と筒状嵌合部の下端側が重なる部分が形
成されるように、筒状嵌合部の下端側を放熱筒保持部の
上端側の外側または内側にはめ込んで両者を嵌合させ、
放熱筒保持部の上端側と筒状嵌合部の下端側を重なり合
わせて、ヒートシンクから、放熱筒保持部と筒状嵌合部
の嵌合部を経て、放熱筒の外周面に至るまでの距離(絶
縁距離)が、放熱筒保持部と筒状嵌合部の重なり部分の
厚みより大きくなるように構成されていること を特徴と
する正特性サーミスタ装置。 - 【請求項2】 異常電流が流れた場合に溶断して正特性
サーミスタ素子への給電を停止する安全装置を具備する
ことを特徴とする請求項1記載の正特性サーミスタ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992081914U JP2584496Y2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 正特性サーミスタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992081914U JP2584496Y2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 正特性サーミスタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0641102U JPH0641102U (ja) | 1994-05-31 |
JP2584496Y2 true JP2584496Y2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=13759721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992081914U Expired - Lifetime JP2584496Y2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 正特性サーミスタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2584496Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3027003U (ja) * | 1995-09-08 | 1996-07-30 | 真康 松室 | 線収納器具 |
-
1992
- 1992-11-02 JP JP1992081914U patent/JP2584496Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0641102U (ja) | 1994-05-31 |
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Date | Code | Title | Description |
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