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JP2581393Y2 - 測量機における回転軸の固定装置 - Google Patents

測量機における回転軸の固定装置

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Publication number
JP2581393Y2
JP2581393Y2 JP3253793U JP3253793U JP2581393Y2 JP 2581393 Y2 JP2581393 Y2 JP 2581393Y2 JP 3253793 U JP3253793 U JP 3253793U JP 3253793 U JP3253793 U JP 3253793U JP 2581393 Y2 JP2581393 Y2 JP 2581393Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
rotating shaft
fixed
fixing device
fixed ring
Prior art date
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Application number
JP3253793U
Other languages
English (en)
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JPH0686018U (ja
Inventor
中村  聡
Original Assignee
株式会社ソキア
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ソキア filed Critical 株式会社ソキア
Priority to JP3253793U priority Critical patent/JP2581393Y2/ja
Publication of JPH0686018U publication Critical patent/JPH0686018U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は測量機における回転軸の
固定装置に係り、特に回転軸の固定力を改良した測量機
における回転軸の固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から測量機の固定装置としては、各
種の技術が提案されている。一般に固定環と固定つまみ
の軸が同じ方向にある場合には、固定つまみに緊締ねじ
を形成し、このねじを回転させて、当金を固定環に押し
つけ、回転軸を固定する技術が知られている(例えば実
開昭62−126717号公報参照)。
【0003】しかしながら、測量機の構成により、固定
環平面とつまみ軸がずれている場合には、上記のような
緊締ねじを用いることができないために、カムとクラン
ク等により固定当金を押し込む技術が用いられている。
【0004】即ち、固定環の平面上に固定微動等の軸が
ない場合の固定技術としては、例えば、円形カムを回転
させて、第1の押し棒を移動させ、この第1の押し棒に
より押し金を介して或は押し金を介さずに第2の押し棒
を押し、これにより当金を押して固定する技術(実開昭
62−135910号公報参照)や、円形カムを回転さ
せて、L字形レバーを押し、L字形レバーにより押し棒
を押し、これにより当金を押して固定させたり、アーム
とクランクを用いたリンク機構等が提案されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記のように、固定環
の平面上に固定微動等の軸がない場合の固定技術として
は、カム,クランク等によって行なっているが、カムで
押す力をクランク等を介して当金に伝達するように構成
すると、クランク等で固定力が減少してしまうという不
都合があった。
【0006】本考案の目的は、固定環の平面上に固定微
動等の軸がない場合においても、緊締力の減少を招かな
い測量機における回転軸の固定装置の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係る測量機の回
転軸の固定装置は、測量機の回転軸を緩挿した固定環
と、該固定環と前記回転軸との間に配設され回転軸を押
圧する当金と、を有し、前記当金を押圧して固定環によ
り回転軸を固定する回転軸の固定装置であって、前記固
定環の配置平面と、前記当金を押圧するための固定つま
み軸との間で、ずれ量がある時に用いられる測量機にお
ける回転軸の固定装置において、前記当金を押圧する押
しねじと、少なくとも第1及び第2のねじ歯車を備え、
前記第1のねじ歯車は前記押しねじを回動させると共に
押しねじより外径が大きな歯を備え、前記第2のねじ歯
車は前記第1のねじ歯車の歯と噛合し、前記第2,第1
のねじ歯車の回転により、前記押しねじを螺進させて前
記当金を固定環に押して付けて前記固定環により回転軸
を固定してなることを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本考案を
限定するものでなく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
【0009】図1乃至図3は本考案の一実施例を示すも
のであり、図1は回転軸の固定装置の構成を示す斜視
図、図2は固定装置の要部断面あ明図、図3は図2の部
分拡大説明図である。
【0010】本例の固定装置Sは、図示しない測量機の
匡体内に配設されるものであり、固定環の配置平面と、
当金を押圧するための固定つまみ軸との間で、ずれ量が
あるときに用いられる。そして本例の固定装置Sは、固
定環11と、当金12と、押しねじ13と、第1のねじ
歯車14と、第2のねじ歯車15と、を主たる構成要素
とする。
【0011】本例の固定環11は、従来公知の固定環と
同様で、測量機の回転軸として、例えば水平軸16を緩
挿するものである。本例の固定環11の内側には後述す
る当金12の配設凹部11aが形成され、この配設凹部
11aの位置の外周には突出部17が形成されている。
この突出部17は固定環11の配置平面と同方向へ突起
した第1突起部18と、異なる面方向(本例では図1の
上方)に突起した第2突起部19とから構成されてい
る。
【0012】そして第1突起部18には固定環11の径
方向に貫通孔18aが形成され、第2突起部19には貫
通孔18aと直角方向に連結孔19aが形成されてい
る。そして本例の貫通孔18a,連結孔19aには、そ
れぞれ雌ねじが螺刻されている。
【0013】本例の当金12は上記固定環11の配設凹
部11a内に配置されており、次述する押しねじ13に
より押圧されて前記回転軸である水平軸16を押圧す
る。
【0014】そしてこの貫通孔18a内には、押しねじ
13が螺合されており、この押しねじ13の先端側(水
平軸16側)には当金12を介して水平軸16と当接可
能になっている。また押しねじ13の他端側には係合部
13aが形成されている。本例の係合部13aは、矩形
と成っており、この矩形の係合部13aには第1のねじ
歯車14が連結されている。
【0015】本例の第1のねじ歯車14は、一端側に押
しねじ13の矩形の係合部13aと係合するように二股
の係合部14aが形成されており、他端側に歯14bが
形成されている。この第1のねじ歯車14の係合部14
aと歯14bとの間には、凹溝14cが周設されてい
る。そして図2で示すように、第1のねじ歯車14の凹
溝14cには止めねじ14dにより、回転可能である
が、軸方向に移動できないように突出部17と係着され
ている。本例の歯14bは、上記押しねじ13の径と前
記第1突起部18の幅より大きな径となっており、この
第1のねじ歯車14の歯14bと噛合する第2のねじ歯
車15が第2突起部19に取り付けられている。
【0016】本例の第2のねじ歯車15は、図1で示す
ように、センターロッド20の一端部と連結する連結部
15aと、第2突起部19と連結するための連結凹部1
5bと、歯15cが形成されており、第2突起部19の
連結孔19aにセンターロッド受21を装着して、この
センターロッド受21を軸として、回動可能に軸支され
ている。即ち、センターロッド受21には雄ねじ部21
aと、外周に形成された凹溝21bと、先端内側に形成
された連結溝21c(図2参照)と、が形成され、雄ね
じ部21aは連結孔19aと螺合して突起部19に取着
されている。またセンターロッド受21と第2のねじ歯
車15とは、止めねじ20dが凹溝21bに係合するこ
とにより、センターロッド受21回りに回転するように
形成されている。
【0017】この第2のねじ歯車15は、図2で示すよ
うに、センターロッド20の一端部20aと係合し、セ
ンターロッド20の回動に伴って回転されるものであ
る。またセンターロッド20の他端部20bは、固定軸
22の一端部(係合凹部)22a側と係合しており、固
定軸22の他端部22b側は固定つまみ23が取付けら
れている。またセンターロッド20の外周には円筒部2
4が配設されており、この円筒部24には軸方向のスリ
ット24a,24bが形成されている。
【0018】センターロッド20と係合する固定軸22
の端部は、係合凹部22aとなっており、この係合凹部
22aの外周部と円筒部24とが、連結ピン25aによ
って連結され、センターロッド20の他端部は連結ピン
25bによって第2のねじ歯車15と連結されている。
この連結ピン25a,25bは上記円筒部24のスリッ
ト24a,24bに配設されて、固定軸22と第2のね
じ歯車15との間の連結が可動可能になるように形成さ
れている。また固定軸22は軸受27を介して微動軸2
8と連結されており、これらの構成は公知の技術が用い
られる。
【0019】次に上記構成からなる固定装置Sの動作に
ついて説明する。図2で示すように、固定つまみ23を
回動させると、固定軸22を回転させることになり、こ
の固定軸22が回転すると、固定軸22とセンターロッ
ド20を介して連結された第2のねじ歯車15が回転す
る。
【0020】そして第2のねじ歯車15が回転すると、
第2のねじ歯車15と噛合する第1のねじ歯車14が回
転する。この第2のねじ歯車15の回転により、押しね
じ13が二股の係合部14aの間で摺動すると共に、貫
通孔18aを螺進して、当金12を押圧する。これによ
って回転軸16を固定することができる。
【0021】また、第1及び第2のねじ歯車15の配置
状態を変更すること等により、固定環11の平面と固定
つまみ23の軸、即ち固定軸22がずれている状態に合
わせた構成をとることができる。
【0022】
【考案の効果】以上のように、本考案は、当金を押圧す
る押しねじと、少なくとも第1及び第2のねじ歯車を備
え、前記第1のねじ歯車は前記押しねじを回動させると
共に押しねじより外径が大きな歯を備え、前記第2のね
じ歯車は前記第1のねじ歯車の歯と噛合し、前記第2,
第1のねじ歯車の回転により、前記押しねじを螺進させ
て前記当金を固定環に押して付けて前記固定環により回
転軸を固定してなるので、測量機の回転軸の固定装置に
おいて、固定環の平面と固定つまみ軸がずれていても、
第1のねじ歯車の配設面と、第2のねじ歯車の配設面を
異ならしめることができ、また従来のようなカムで当金
を押す技術に比して、ねじで押し込んでいるので、固定
力の損失が少なく、緊締力の減少を招ねかず、回転軸の
固定力が強力になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る測量機における回転軸の固定装置
の構成を示す斜視図である。
【図2】本考案に係る測量機における回転軸の固定装置
の要部断面説明図である。
【図3】図2の部分拡大説明図である。
【符号の説明】
11 固定環 11a 配設凹部 12 当金 13 押しねじ 13a 係合部 14 第1のねじ歯車 14a 係合部 14b,15c 歯 15 第2のねじ歯車 15a 連結部 15b 連結凹部 16 回転軸(水平軸) 17 突出部 18 第1突起部 19 第2突起部 18a 貫通孔 19a 連結孔 20 センターロッド 21 センターロッド受 22 固定軸 23 固定つまみ 24 円筒部 24a,24b スリット 25a,25b 連結ピン 27 軸受 28 微動軸 S 固定装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測量機の回転軸を緩挿した固定環と、該
    固定環と前記回転軸との間に配設され回転軸を押圧する
    当金と、を有し、前記当金を押圧して固定環により回転
    軸を固定する回転軸の固定装置であって、前記固定環の
    配置平面と、前記当金を押圧するための固定つまみ軸と
    の間で、ずれ量がある時に用いられる測量機における回
    転軸の固定装置において、前記当金を押圧する押しねじ
    と、少なくとも第1及び第2のねじ歯車を備え、前記第
    1のねじ歯車は前記押しねじを回動させると共に押しね
    じより外径が大きな歯を備え、前記第2のねじ歯車は前
    記第1のねじ歯車の歯と噛合し、前記第2,第1のねじ
    歯車の回転により、前記押しねじを螺進させて前記当金
    を固定環に押して付けて前記固定環により回転軸を固定
    してなることを特徴とする測量機における回転軸の固定
    装置。
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