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JP2580671Y2 - 仮設手摺 - Google Patents

仮設手摺

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Publication number
JP2580671Y2
JP2580671Y2 JP6741692U JP6741692U JP2580671Y2 JP 2580671 Y2 JP2580671 Y2 JP 2580671Y2 JP 6741692 U JP6741692 U JP 6741692U JP 6741692 U JP6741692 U JP 6741692U JP 2580671 Y2 JP2580671 Y2 JP 2580671Y2
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JP
Japan
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opening
arm member
blow
handrail
temporary
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JP6741692U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0630338U (ja
Inventor
正 田代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Corp
Original Assignee
Takenaka Corp
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Publication date
Application filed by Takenaka Corp filed Critical Takenaka Corp
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Publication of JPH0630338U publication Critical patent/JPH0630338U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、床開口廻り及び吹抜開
口廻りの安全作業を確保するために、く体時に一時的に
構築される仮設手摺に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、く体時の床(スラブ)には、ダ
クトや配管用の開口部をはじめ、ラックやマンホール,
ピット用開口部といった様々な床開口が設けられてい
る。
【0003】そして、この床開口からの墜落災害を防止
するため、従来、図7に示すように木材による養生が行
われている。この養生方法は、桟木1を木製蓋3の裏側
に取り付け、そして、床5に設けられた床開口7に桟木
1を嵌め込んで床開口7を木製蓋3で覆い、安全養生を
行うものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】然し、このような養生
方法にあっては、木製蓋3を一時的に外した後、再び養
生する場合に木製蓋3を確実に取り付けなかったり、木
製蓋3に代えてベニヤ板等を用いて床開口7を覆う等、
取り外した養生を元通り完全に復旧しなかったり、従来
あった養生とは別の仮材で仮復旧することが多く、安全
的強度が維持できなくなることがあった。
【0005】又、床開口面積が大きい場合には、上述の
如き養生方法を行い難いのが実情であり、建物によって
は広い吹抜け空間が形成されるが、従来、これらの床開
口廻りや吹抜開口廻りの作業の安全を確保する有効な手
段がないのが実情であった。
【0006】本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、床開口廻り及び吹抜開口廻りの作業の安全を確保し
て、床開口や吹抜開口からの墜落災害の防止を図った仮
設手摺を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る考案は、H鋼梁のフランジ間に定着
金具を介して着脱自在に取り付き、軸方向に複数の位置
決め孔が穿設された複数の支柱と、当該位置決め孔に対
応して、く体時の床開口や吹抜開口側へ支柱に対し水平
に取り付き、複数の位置決め孔が長手方向に穿設された
アーム部材と、アーム部材の位置決め孔に対応して各ア
ーム部材に取り付き、床開口や吹抜開口に立設する複数
の垂直部材と、各垂直部材に固定金具を介して横架され
る水平部材と、からなるものである。
【0008】そして、請求項2に係る仮設手摺は、支柱
の両端部の少なくとも一方に寸法調整用のねじ部を設
け、当該ねじ部を定着金具に螺着したものである。
【0009】
【作用】請求項1に係る仮設手摺によれば、開口周縁部
に沿って吹抜開口や床開口内に仮設手摺が設置される
と、これらの近くで作業者が作業する場合に、当該仮設
手摺が床開口廻りや吹抜開口廻りの安全作業を確保し、
床開口や吹抜開口からの作業者の墜落防止を図ることと
なる。
【0010】そして、例えばアーム部材を支柱の下方に
位置決めすると共に、開口周縁部から所定の間隔を開け
て垂直部材をアーム部材に位置決めしてその間のアーム
部材上に足場板を架け渡せば、開口周縁部に沿って仮設
足場が形成される。
【0011】又、請求項2の仮設手摺では、定着金具と
の螺着の度合いを変えて支柱の寸法調整を行うことによ
り、様々なサイズのH鋼梁に支柱が取り付くこととな
る。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1に於て、9はく体時の床11に設けられ
た吹抜開口、13はH鋼梁、15はH鋼梁13上に敷設
されたデッキプレートで、H鋼梁13のフランジ13
a,13b間には、定着金具17を介して支柱19が吹
抜開口9側に取り付けられている。
【0013】支柱19はH鋼梁13のウエブ13cより
も短尺なパイプ材で、その両端部に設けたねじ部19a
が定着金具17に螺着してフランジ13a,13b間に
着脱自在に取り付けられている。そして、定着金具17
との螺着の度合いを変えて寸法調整を行うことにより、
様々なサイズのH鋼梁に取り付けることができるように
なっている。そして、支柱19の軸方向には、これに連
結するアーム部材21の位置決めを行う複数のボルト孔
23が穿設されている。
【0014】アーム部材21は一枚のプレートからな
り、図2に示すようにその一端側は円形状に成形され
て、支柱19が挿通する支柱連結部25が設けられてい
る。そして、当該支柱連結部25には、ボルト27を挿
通させるボルト孔29が穿設されており、上記ボルト孔
23と当該ボルト孔29を一致させてこれらをボルト2
7とナット31で締め付けることにより、アーム部材2
1が吹抜開口9側に支柱19に対し水平方向に連結され
た構造となっている。そして、アーム部材21を連結す
るボルト孔23を適宜変更することで、図1に示すよう
にアーム部材21の取付位置が、ボルト孔23の位置に
応じて上下方向(図中、矢印A,B方向)へ変更できる
ようになっている。
【0015】そして、吹抜開口9内に立設するように、
垂直部材33が手摺子35を介してアーム部材21に取
り付けられている。手摺子35は図3に示すように、ア
ーム部材21が係合する切欠き37が下端部に180°
の間隔を置いて形成された円筒状の連結金具で、上部開
口にパイプ材からなる垂直部材33が挿着されている。
又、手摺子35には、アーム部材21の長手方向に穿設
された複数の位置決め用ボルト孔39と一致するボルト
孔41が穿設されており、図1に示すようにボルト孔3
9を適宜選択して手摺子35をアーム部材21にボルト
締めすることで、垂直部材33が矢印C,D方向へ移動
して吹抜開口周縁部11aとの間隔が調整できるように
なっている。
【0016】そして、手摺子35に挿着した各垂直部材
33の上部に、周知の固定金具43を介して長尺な水平
部材45が連結されて、図4に示すように本実施例に係
る仮設手摺47が吹抜開口周縁部11aに沿って形成さ
れた構造となっている。
【0017】本実施例に係る仮設手摺47はこのように
構成されており、吹抜開口周縁部11aに沿って吹抜開
口9内に仮設手摺47を設置するには、例えば、先ずア
ーム部材21の所定位置に手摺子35をボルト締めし
て、次に当該アーム部材21に支柱19を挿通させて、
同様に当該アーム部材21を支柱19の所定位置にボル
ト締めしておく。
【0018】而して、これらの支柱19を定着金具17
に螺着して、定着金具17を回転させ乍ら支柱19をH
鋼梁13のフランジ13a,13b間に取り付け、そし
て、上記手摺子37に垂直部材33を挿入,立設して、
垂直部材33の上部に水平部材45を横架させれば、図
4に示すように吹抜開口周縁部11aに沿って吹抜開口
9内に仮設手摺47が設置されることとなる。
【0019】尚、仮設手摺47の高さ調節は、上述した
ように予め支柱19のボルト孔23を適宜選択してアー
ム部材21を取り付ければよいし、又、吹抜開口周縁部
11aと垂直部材33や水平部材45との間隔の調整
も、アーム部材21の位置決め用のボルト孔39を適宜
選択して手摺子35を固定すればよい。
【0020】このように、吹抜開口周縁部11aに沿っ
て吹抜開口9内に仮設手摺47が設置されると、吹抜開
口9の近くで作業者が作業する場合に当該仮設手摺47
が吹抜開口廻りの安全作業を確保し、吹抜開口9からの
作業者の墜落災害の防止を図ることとなる。
【0021】そして、上記支柱19はフランジ13a,
13bから取り外しが可能であるから、仮設手摺45が
不要となれば、水平部材45や垂直部材33を順次取り
外して、最後に定着金具17を回して支柱19の突張力
を解除してフランジ13a,13b間から支柱19を取
り外せばよい。
【0022】又、上述したように、アーム部材21は支
柱19に対して取付位置が図1の如く矢印方向へ変更可
能であり、手摺部材33は当該アーム部材21に対して
取付位置が矢印方向へ変更可能であるから、図5及び図
6に示すように、例えばアーム部材21を支柱19の下
方にボルト締めすると共に、吹抜開口周縁部11aから
所定の間隔を開けて手摺子35をアーム部材21にボル
ト締めして、手摺子35と支柱19間のアーム部材21
上に足場板49を架け渡せば、吹抜開口周縁部11aに
沿って仮設足場が形成されることとなる。
【0023】従って、本実施例に係る仮設手摺47によ
れば、く体時に於ける吹抜開口9廻りの安全作業を確保
し、吹抜開口9からの作業者の墜落防止が可能となっ
た。而も、本実施例に於けるアーム部材21と垂直部材
33の取付位置は変更可能であるから、上述したように
吹抜開口周縁部11aから所定の間隔を開けて垂直部材
33をアーム部材21に位置決めして、その間のアーム
部材21上に足場板49を架け渡せば、本実施例に係る
仮設手摺47が仮設足場としても利用することができる
利点を有する。
【0024】尚、上記実施例では、アーム部材21の長
さを足場兼用タイプとしたが、手摺用或いは足場兼用各
々のタイプでアーム部材21を成形してよいことは勿論
である。
【0025】又、上記実施例では、吹抜開口9を例にと
って説明したが、ダクトや配管用に設けた床開口に上記
仮設手摺47を設置できることは勿論である。更に又、
上記実施例では、支柱19の両端部に寸法調整用のねじ
部19aを設けたが、ねじ部19aは支柱19の一方側
のみに設けてもよい。
【0026】
【考案の効果】以上述べたように、請求項1に記載の仮
設手摺によれば、く体時に於ける吹抜開口廻りや床開口
廻りの安全作業を確保し、吹抜開口や床開口からの墜落
防止対策として簡便である。
【0027】そして、アーム部材や垂直部材の取付位置
が変更可能であるから、アーム部材を長尺に成形して、
床開口や吹抜開口の開口周縁部から所定の間隔を開けて
垂直部材をアーム部材に位置決めし、その間のアーム部
材上に足場板を架け渡せば、本考案に係る仮設手摺が仮
設足場としても利用することができる利点を有する。
【0028】又、請求項2に記載の考案によれば、定着
金具と支柱との螺着の度合いを変えて寸法調整を行うこ
とにより、様々なサイズのH鋼梁に、本考案に係る仮設
手摺を設置することができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る仮設手摺の断面図であ
る。
【図2】アーム部材の一端部の断面図である。
【図3】アーム部材と垂直部材の連結部の斜視図であ
る。
【図4】本考案の一実施例に係る仮設手摺の平面図であ
る。
【図5】図1に示す仮設手摺を仮設足場として利用した
状態を示す断面図である。
【図6】図5に示す仮設手摺の平面図である。
【図7】従来の床開口部の養生方法を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
9 吹抜開口 11 床 13 H鋼梁 13a,13b フランジ 17 定着金具 19 支柱 19a ねじ部 21 アーム部材 23,29,39,41 ボルト孔 33 垂直部材 35 手摺子 43 固定金具 45 水平部材 47 仮設手摺 51 足場板

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 H鋼梁のフランジ間に定着金具を介して
    着脱自在に取り付き、軸方向に複数の位置決め孔が穿設
    された複数の支柱と、 上記位置決め孔に対応して、く体時の床開口や吹抜開口
    側へ支柱に対し水平に取り付き、複数の位置決め孔が長
    手方向に穿設されたアーム部材と、 アーム部材の位置決め孔に対応して各アーム部材に取り
    付き、床開口や吹抜開口に立設する複数の垂直部材と、 各垂直部材に固定金具を介して横架される水平部材と、 からなることを特徴とする仮設手摺。
  2. 【請求項2】 支柱の両端部の少なくとも一方に寸法調
    整用のねじ部を設け、当該ねじ部を定着金具に螺着して
    なることを特徴とする請求項1記載の仮設手摺。
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JP6406577B2 (ja) * 2014-12-04 2018-10-17 キョーワ株式会社 治具
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