JP2580077Y2 - 錠におけるデッドボルトの空動き防止装置 - Google Patents
錠におけるデッドボルトの空動き防止装置Info
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- Lock And Its Accessories (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、扉の開放時にデッド
ボルトを子供等が悪戯して空動きさせることを防止する
デッドボルトの空動き防止装置に関する。
ボルトを子供等が悪戯して空動きさせることを防止する
デッドボルトの空動き防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】扉に取り付けられた錠箱内にサムターン
の操作により摺動変位するスライダと、そのスライダに
連結され、フロント板より突出入するデッドボルトとを
備え、上記デッドボルトが扉枠に枢支されたガードアー
ムを作用させる際、スライダに対し上方への変位を許容
させるように案内された錠は、この出願人によって平成
4年1月25日に出願された特願平4−34474号に
示されている。
の操作により摺動変位するスライダと、そのスライダに
連結され、フロント板より突出入するデッドボルトとを
備え、上記デッドボルトが扉枠に枢支されたガードアー
ムを作用させる際、スライダに対し上方への変位を許容
させるように案内された錠は、この出願人によって平成
4年1月25日に出願された特願平4−34474号に
示されている。
【0003】このような錠では、ガードアームの作動時
デッドボルトとガードアームとの間のこじり又は捩れが
デッドボルトの移動によって吸収されるので、ガードア
ームを単純な極薄い板で構成できる利点がある。
デッドボルトとガードアームとの間のこじり又は捩れが
デッドボルトの移動によって吸収されるので、ガードア
ームを単純な極薄い板で構成できる利点がある。
【0004】一方、錠のデッドボルトは、扉を開いた状
態で子供等が悪戯してサムターンを回して突出(空動
き)させることがある。
態で子供等が悪戯してサムターンを回して突出(空動
き)させることがある。
【0005】扉の開放時にデッドボルトを施錠位置又は
ガードアーム作動位置に突出させたままにすると、デッ
ドボルトの先端部分が扉枠又はガードアームに衝突し、
扉の正常な閉止を妨げるばかりでなく、突出したデッド
ボルトにより扉枠又はガードアームを傷めることがあ
る。
ガードアーム作動位置に突出させたままにすると、デッ
ドボルトの先端部分が扉枠又はガードアームに衝突し、
扉の正常な閉止を妨げるばかりでなく、突出したデッド
ボルトにより扉枠又はガードアームを傷めることがあ
る。
【0006】殊に、薄形のガードアームにあっては、ガ
ードアームの外側を傷めるだけではなく変形して作動を
困難にさせたりすることさえ生じる。
ードアームの外側を傷めるだけではなく変形して作動を
困難にさせたりすることさえ生じる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、扉の開放
時にデッドボルトの空動きを阻止し、上記した不都合を
悉く解決しようとするものである。すなわち、扉の閉止
を確実に行えるようにすると共に、デッドボルトの衝突
による扉枠並びにガードアームの損傷又は変形を完全に
防ぐことを目的とする。
時にデッドボルトの空動きを阻止し、上記した不都合を
悉く解決しようとするものである。すなわち、扉の閉止
を確実に行えるようにすると共に、デッドボルトの衝突
による扉枠並びにガードアームの損傷又は変形を完全に
防ぐことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この考案は、扉に取り付けられた錠箱内にサムター
ンの操作により摺動変位するスライダと、そのスライダ
に連結されフロント板より突出入するデッドボルトとを
備え、上記デッドボルトが扉枠に枢支されたガードアー
ムを作用させる際スライダに対し上方への変位を許容さ
れるように案内された錠において、錠箱内で摺動変移す
る支持枠に保持され、フロント板より突出入できるよう
にしたトリガーを備え、そのトリガーは扉の開放時扉の
自由側端縁から突出できるように常に突出方向に付勢さ
せてあり、上記支持枠に設けた作用カムの後方への変位
により、デッドボルトの引込み位置でのみスライダに選
択的に係止できるようにした可動ストッパーを、反係止
方向に付勢させて錠箱側に設けたことを特徴とする。
め、この考案は、扉に取り付けられた錠箱内にサムター
ンの操作により摺動変位するスライダと、そのスライダ
に連結されフロント板より突出入するデッドボルトとを
備え、上記デッドボルトが扉枠に枢支されたガードアー
ムを作用させる際スライダに対し上方への変位を許容さ
れるように案内された錠において、錠箱内で摺動変移す
る支持枠に保持され、フロント板より突出入できるよう
にしたトリガーを備え、そのトリガーは扉の開放時扉の
自由側端縁から突出できるように常に突出方向に付勢さ
せてあり、上記支持枠に設けた作用カムの後方への変位
により、デッドボルトの引込み位置でのみスライダに選
択的に係止できるようにした可動ストッパーを、反係止
方向に付勢させて錠箱側に設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】扉の開放状態にあっては、トリガーはフロント
板より突出しており、トリガーと共に前方位置にある支
持枠上の作用カムは、可動ストッパーを反係止方向への
付勢力に抗して押圧し、該可動ストッパーによりスライ
ダを係止させる。ここに、デッドボルトは引込み位置に
変位不能に保持される。
板より突出しており、トリガーと共に前方位置にある支
持枠上の作用カムは、可動ストッパーを反係止方向への
付勢力に抗して押圧し、該可動ストッパーによりスライ
ダを係止させる。ここに、デッドボルトは引込み位置に
変位不能に保持される。
【0010】他方、扉の閉止状態にあっては、トリガー
はフロント板に対する扉枠の対向面に当接して没入し、
トリガーと共に後退する支持枠上の作用カムは、可動ス
トッパーをスライダに対する係止状態から解放する。こ
こに、デッドボルトはサムターンによる突出方向への変
位が自由となる。
はフロント板に対する扉枠の対向面に当接して没入し、
トリガーと共に後退する支持枠上の作用カムは、可動ス
トッパーをスライダに対する係止状態から解放する。こ
こに、デッドボルトはサムターンによる突出方向への変
位が自由となる。
【0011】
【実施例】以下、図面に示す実施例について説明する。
図1において、符号1は扉、2は固定側の扉枠、2aは
デッドボルト10が填め込まれる扉枠2の嵌め穴をそれ
ぞれ示す。
図1において、符号1は扉、2は固定側の扉枠、2aは
デッドボルト10が填め込まれる扉枠2の嵌め穴をそれ
ぞれ示す。
【0012】符号3は、ねじ4で扉1に取り付けた錠箱
で、箱本体3a、フロント板3b及び側板の一方を形成
する蓋板3cで形成される。3dは錠箱本体3aの側
板、5は側板3dと蓋板3cとの間に設けた円柱状の補
強片である。
で、箱本体3a、フロント板3b及び側板の一方を形成
する蓋板3cで形成される。3dは錠箱本体3aの側
板、5は側板3dと蓋板3cとの間に設けた円柱状の補
強片である。
【0013】図示しないサムターンは、錠箱3に回転可
能に設けた回転軸7に室内側から係合させてあり、回転
軸7に固定されたカム8を回転させる。
能に設けた回転軸7に室内側から係合させてあり、回転
軸7に固定されたカム8を回転させる。
【0014】カム8は回転軸7に一体に結合された第1
カム8a及び第2カム8bとからなり、錠箱3に対し水
平方向に摺動可能に設けたスライダ9を変位させる。
カム8a及び第2カム8bとからなり、錠箱3に対し水
平方向に摺動可能に設けたスライダ9を変位させる。
【0015】カム8の従動部材たるスライダ9には後に
詳記する縦軸11によりデッドボルト10が連結してあ
り、図示例のそのデッドボルト10は、スライダ9の変
位により、図1に実線で示す引込み位置(解錠位置)1
01、鎖線で示すガードアーム作動位置102及び同様
に鎖線で示す施錠位置103の3段階の位置を取り得
る。
詳記する縦軸11によりデッドボルト10が連結してあ
り、図示例のそのデッドボルト10は、スライダ9の変
位により、図1に実線で示す引込み位置(解錠位置)1
01、鎖線で示すガードアーム作動位置102及び同様
に鎖線で示す施錠位置103の3段階の位置を取り得
る。
【0016】一方、扉1を半開き状態に制限するガード
アーム12は扉枠2の上方部に枢支される(図示せ
ず)。
アーム12は扉枠2の上方部に枢支される(図示せ
ず)。
【0017】図示例のスライダ9は側面形がほぼ横向き
のT字状をなす。スライダ9の両側板9a、9bはそれ
ぞれの上方部分に上記の第1カム8a、第2カム8bが
それぞれ係合する従動用切り欠き部91,92を備え、
両側板9a、9bは前方に延長されてその前方部9cは
角筒状に形成されている。
のT字状をなす。スライダ9の両側板9a、9bはそれ
ぞれの上方部分に上記の第1カム8a、第2カム8bが
それぞれ係合する従動用切り欠き部91,92を備え、
両側板9a、9bは前方に延長されてその前方部9cは
角筒状に形成されている。
【0018】サムターンの手指による操作でカム8が回
動すると、スライダ9はそれに押されて距離lの間を前
進又は後退し、スライダ9に連結されたデッドボルト1
0は引込み位置101と施錠位置103との間を変位す
る。
動すると、スライダ9はそれに押されて距離lの間を前
進又は後退し、スライダ9に連結されたデッドボルト1
0は引込み位置101と施錠位置103との間を変位す
る。
【0019】尚、図中符号13は、スライダ9の両側板
9a、9b間に設けたスライダ9の中間定位装置で、ス
ライダ9の両側板9a、9bに回転可能に支持され、先
端に爪片13bを有する係合片13aと、係合片13a
をスライダ9の底板9dに向け付勢する捩りばね13c
と、錠箱3の側板3dに固定された適当な止め片19と
からなる。
9a、9b間に設けたスライダ9の中間定位装置で、ス
ライダ9の両側板9a、9bに回転可能に支持され、先
端に爪片13bを有する係合片13aと、係合片13a
をスライダ9の底板9dに向け付勢する捩りばね13c
と、錠箱3の側板3dに固定された適当な止め片19と
からなる。
【0020】上記爪片13bは、捩りばね13cの弾力
により通常はスライダの底板9dに開口した長孔(図示
せず)より下方に突出しており、デッドボルト10が引
込み位置101から中間のガードアーム作動位置102
に至った時前記の止め片19に係合し、デッドボルト1
0を包持するスライダ9の前方への変位を制限する。
により通常はスライダの底板9dに開口した長孔(図示
せず)より下方に突出しており、デッドボルト10が引
込み位置101から中間のガードアーム作動位置102
に至った時前記の止め片19に係合し、デッドボルト1
0を包持するスライダ9の前方への変位を制限する。
【0021】その位置でのスライダ9の後方への変位
は、カム8(第2カム8b)と従動用切り欠き92との
衝合により阻止される。
は、カム8(第2カム8b)と従動用切り欠き92との
衝合により阻止される。
【0022】ここに、スライダ9はデッドボルト10と
共に中間のガードアーム作動位置102で前後方向の変
位が安定的に停止され、デッドボルト10の不要又は不
正な移動が阻止される。
共に中間のガードアーム作動位置102で前後方向の変
位が安定的に停止され、デッドボルト10の不要又は不
正な移動が阻止される。
【0023】サムターンによるスライダ9の更に前方へ
の進出時には、カム8(第1カム8a)が係合片13a
の上方部に当接して、その係合片13aを捩りばね13
cの弾力に抗して回動させ、爪片13bと止め片19と
の係合を解き、スライダ9の前進を許容する。
の進出時には、カム8(第1カム8a)が係合片13a
の上方部に当接して、その係合片13aを捩りばね13
cの弾力に抗して回動させ、爪片13bと止め片19と
の係合を解き、スライダ9の前進を許容する。
【0024】デッドボルト10は、ガードアーム作動位
置102及び施錠位置103においては、ガードアーム
12に設けた長孔12aを貫通する。
置102及び施錠位置103においては、ガードアーム
12に設けた長孔12aを貫通する。
【0025】デッドボルト10がガードアーム作動位置
102に至った時は、その先端部分に設けた小径部10
aがガードアーム12の長孔12aの部分に定位する。
102に至った時は、その先端部分に設けた小径部10
aがガードアーム12の長孔12aの部分に定位する。
【0026】小径部10aは、扉1を半開き状態に開く
時、長孔12を介して連結されたガードアーム10の傾
動を許容する。また、デッドボルト10の断面異形の先
端部がガードアーム12の長孔12aからの抜け出しを
阻止する。
時、長孔12を介して連結されたガードアーム10の傾
動を許容する。また、デッドボルト10の断面異形の先
端部がガードアーム12の長孔12aからの抜け出しを
阻止する。
【0027】更に、デッドボルト10は、ガードアーム
作動時に傾動するガードアーム12との間に抉れ又は捩
れが生じないように、縦軸11で連結されたスライダ9
に対し上方への変位が許容されている。
作動時に傾動するガードアーム12との間に抉れ又は捩
れが生じないように、縦軸11で連結されたスライダ9
に対し上方への変位が許容されている。
【0028】上記の縦軸11は、角筒状をなすスライダ
前方部9c内に固定され、それへデッドボルト10の後
方部が挿通孔10aにおいて摺動可能に貫通させてあ
る。
前方部9c内に固定され、それへデッドボルト10の後
方部が挿通孔10aにおいて摺動可能に貫通させてあ
る。
【0029】その為、デッドボルト10をガードアーム
作動位置102に突出させて扉1を開放すると、ガード
アーム12の傾動に伴ってデッドボルト10は縦軸11
に巻装した圧縮コイルばね14の弾力に抗して上昇し、
図1に鎖線で示す上方位置104に至る。
作動位置102に突出させて扉1を開放すると、ガード
アーム12の傾動に伴ってデッドボルト10は縦軸11
に巻装した圧縮コイルばね14の弾力に抗して上昇し、
図1に鎖線で示す上方位置104に至る。
【0030】扉1を閉じると、デッドボルト10はガー
ドアーム12の復帰につれて圧縮コイルばね14の弾力
により元の位置にもどる。
ドアーム12の復帰につれて圧縮コイルばね14の弾力
により元の位置にもどる。
【0031】フロント板3bに設けたデッドボルト10
の貫通孔3eは、デッドボルト10の上方位置104へ
の変位を許容するため、長孔に形成されている。
の貫通孔3eは、デッドボルト10の上方位置104へ
の変位を許容するため、長孔に形成されている。
【0032】長孔3eの上方部分には、フロント板3b
と枠板15により案内される2枚のシャッタ板16、1
6が設けられている。
と枠板15により案内される2枚のシャッタ板16、1
6が設けられている。
【0033】シャッタ板16、16は、ガードアーム1
2の傾動に伴って上方に変位するデッドボルト10によ
って開放され、デッドボルト10が下方に戻る時には自
重で降下し長孔3eの上方部分を閉ざす。
2の傾動に伴って上方に変位するデッドボルト10によ
って開放され、デッドボルト10が下方に戻る時には自
重で降下し長孔3eの上方部分を閉ざす。
【0034】尚、符号17及び18は何れも周知のクリ
ック手段を示し、それぞれカム8及びスライダ9部分に
付設してある。また、符号6はスライダ前方部9cに固
定したピッキング防止用の保護板を示す。
ック手段を示し、それぞれカム8及びスライダ9部分に
付設してある。また、符号6はスライダ前方部9cに固
定したピッキング防止用の保護板を示す。
【0035】次に、この考案の主要部の構成について説
明する。デッドボルトの空動き防止装置の各部材は、例
えば、錠箱3内の下方位置に固定された側面形が逆L字
状の仕切枠20の内側に設けられる。
明する。デッドボルトの空動き防止装置の各部材は、例
えば、錠箱3内の下方位置に固定された側面形が逆L字
状の仕切枠20の内側に設けられる。
【0036】水平投影が山形の先端部分を有するトリガ
ー21は、錠箱3のフロント板3bに形成された開口2
2より突出入できるように配設されている。
ー21は、錠箱3のフロント板3bに形成された開口2
2より突出入できるように配設されている。
【0037】トリガー21の後方部は断面コ字状の取付
片23を介して側面形がU字状の支持枠24に一体的に
結合されている。トリガー21、取付片23及び支持枠
24の間はそれぞれ結合ピン25、26により固定され
ている。
片23を介して側面形がU字状の支持枠24に一体的に
結合されている。トリガー21、取付片23及び支持枠
24の間はそれぞれ結合ピン25、26により固定され
ている。
【0038】支持枠24は、該支持枠24に設けた突片
と錠箱の側板3dに開口した水平な長孔からなる案内手
段(図示せず)、その他任意の案内手段により、フロン
ト板に垂直な前後方向に摺動可能に案内されている。
と錠箱の側板3dに開口した水平な長孔からなる案内手
段(図示せず)、その他任意の案内手段により、フロン
ト板に垂直な前後方向に摺動可能に案内されている。
【0039】又、その支持枠の後面と上記仕切枠20と
の間には、トリガー21を常時突出方向に付勢するため
の円錐台形の圧縮ばね27が弾装されている。符号28
は支持枠24に固定された圧縮ばね取付け用のピンで、
支持枠24のストッパーを兼ねる。
の間には、トリガー21を常時突出方向に付勢するため
の円錐台形の圧縮ばね27が弾装されている。符号28
は支持枠24に固定された圧縮ばね取付け用のピンで、
支持枠24のストッパーを兼ねる。
【0040】上記支持枠24上には、フロント板側の前
方に向かって下降する傾斜端縁を有し、楔作用により後
述の可動ストッパー30を駆動する作用カム29を一体
に、又は別体として設ける。
方に向かって下降する傾斜端縁を有し、楔作用により後
述の可動ストッパー30を駆動する作用カム29を一体
に、又は別体として設ける。
【0041】可動ストッパー30は、上記デッドボルト
10の引込み時にのみ上記スライダ9に選択的に係止で
きるようにしたもので、錠箱3の側板3dに設けた横軸
31により回転可能に軸支され、横軸31に弾装された
捩りばね32で常に反係止方向(図1で時計方向)に付
勢されている。可動ストッパー30に設けた突片30a
は作用カム29の傾斜端縁と摺接するものである。
10の引込み時にのみ上記スライダ9に選択的に係止で
きるようにしたもので、錠箱3の側板3dに設けた横軸
31により回転可能に軸支され、横軸31に弾装された
捩りばね32で常に反係止方向(図1で時計方向)に付
勢されている。可動ストッパー30に設けた突片30a
は作用カム29の傾斜端縁と摺接するものである。
【0042】そして、扉1の開放時には、フロント板3
bから突出するトリガー21の前方への変位により、支
持枠24上の作用カムと可動ストッパーの突片30aと
の間に生じる楔作用により、可動ストッパー30を捩り
ばね32の弾力に抗して係止位置に保持させ、もってス
ライダ9を係止しデッドボルト10を引込み位置101
に拘束させる。可動ストッパー30は係止時仕切枠20
に当接して適正位置に係止される。
bから突出するトリガー21の前方への変位により、支
持枠24上の作用カムと可動ストッパーの突片30aと
の間に生じる楔作用により、可動ストッパー30を捩り
ばね32の弾力に抗して係止位置に保持させ、もってス
ライダ9を係止しデッドボルト10を引込み位置101
に拘束させる。可動ストッパー30は係止時仕切枠20
に当接して適正位置に係止される。
【0043】一方、扉1の閉止時には、トリガー21は
扉1のフロント板3bに対する扉枠2の対向面2bに当
接して、楔作用により錠箱内に押込まれる。
扉1のフロント板3bに対する扉枠2の対向面2bに当
接して、楔作用により錠箱内に押込まれる。
【0044】この際、支持枠24上の作用カム29は圧
縮ばね27の弾力に抗して距離mだけ後退するので、可
動ストッパー30は捩りばね32の弾力により矢印P方
向に回動して、スライダ9に対する係止状態から解放さ
れる。
縮ばね27の弾力に抗して距離mだけ後退するので、可
動ストッパー30は捩りばね32の弾力により矢印P方
向に回動して、スライダ9に対する係止状態から解放さ
れる。
【0045】ここに、サムターンによるスライダ9の移
動が自由になるので、デッドボルト10をガードアーム
作動位置102又は施錠位置103に進出させることが
できることになる。
動が自由になるので、デッドボルト10をガードアーム
作動位置102又は施錠位置103に進出させることが
できることになる。
【0046】尚、この考案は上述の実施例に限定される
ことなく種々に変形して実施することができる。
ことなく種々に変形して実施することができる。
【0047】例えば、図1に示す実施例では、トリガー
21に結合された作用カム29は、前方に向かって下降
するように傾斜する傾斜端縁を有するが、これは、図3
に示すように、後方に向かって下降するように傾斜する
作用カム29の傾斜端縁に、中央部を回動可能に軸支さ
れ、前端部にスライダ9を係止する段部を形成し、時計
方向に付勢された可動ストッパー30の後端の突片30
aを弾接させる。
21に結合された作用カム29は、前方に向かって下降
するように傾斜する傾斜端縁を有するが、これは、図3
に示すように、後方に向かって下降するように傾斜する
作用カム29の傾斜端縁に、中央部を回動可能に軸支さ
れ、前端部にスライダ9を係止する段部を形成し、時計
方向に付勢された可動ストッパー30の後端の突片30
aを弾接させる。
【0048】すると、扉閉止時作用カム29が後方(矢
印Q方向)に移動し、その傾斜端縁と突片30aとの間
に生じる楔作用により、可動ストッパー30がその付勢
力に抗して反時計方向に回動し、スライダ9が解放され
る。
印Q方向)に移動し、その傾斜端縁と突片30aとの間
に生じる楔作用により、可動ストッパー30がその付勢
力に抗して反時計方向に回動し、スライダ9が解放され
る。
【0049】
【考案の効果】以上に説明したこの考案のデッドボルト
の空動き防止装置によれば、サムターンによるデッドボ
ルトの突出は、扉を扉枠に閉止させた時にのみ行えるよ
うにし、扉を開いた状態ではできないようにしたので、
扉解放時における悪戯等によるデッドボルトの不要な突
出を完全に阻止でき、扉の正常な閉止を常に行えるよう
にすると共に、デッドボルト先端の衝突による扉枠並び
にガードアームの損傷や変形を確実に防止するところと
する。
の空動き防止装置によれば、サムターンによるデッドボ
ルトの突出は、扉を扉枠に閉止させた時にのみ行えるよ
うにし、扉を開いた状態ではできないようにしたので、
扉解放時における悪戯等によるデッドボルトの不要な突
出を完全に阻止でき、扉の正常な閉止を常に行えるよう
にすると共に、デッドボルト先端の衝突による扉枠並び
にガードアームの損傷や変形を確実に防止するところと
する。
【図1】この考案の錠におけるデッドボルトの空動き防
止装置の実施例を示す部分縦断側面図。
止装置の実施例を示す部分縦断側面図。
【図2】その正面図。
【図3】この考案の変形実施例を示す線図。
1 扉 2 扉枠 2b 対向面 3 錠箱 3b フロント板 9 スライダ 10 デッドボルト 21 トリガー 24 支持枠 29 作用カム 30 可動ストッパー
Claims (1)
- 【請求項1】 扉に取り付けられた錠箱内にサムターン
の操作により摺動変位するスライダと、そのスライダに
連結されフロント板より突出入するデッドボルトとを備
え、上記デッドボルトが扉枠に枢支されたガードアーム
を作用させる際スライダに対し上方への変位を許容され
るように案内された錠において、錠箱内で摺動変移する
支持枠に保持され、フロント板より突出入できるように
したトリガーを備え、そのトリガーは扉の開放時扉の自
由側端縁から突出できるように常に突出方向に付勢させ
てあり、上記支持枠に設けた作用カムの後方への変位に
より、デッドボルトの引込み位置でのみスライダに選択
的に係止できるようにした可動ストッパーを、反係止方
向に付勢させて錠箱側に設けたことを特徴とする錠にお
けるデッドボルトの空動き防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7859092U JP2580077Y2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 錠におけるデッドボルトの空動き防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7859092U JP2580077Y2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 錠におけるデッドボルトの空動き防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0635560U JPH0635560U (ja) | 1994-05-13 |
JP2580077Y2 true JP2580077Y2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=13666130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7859092U Expired - Fee Related JP2580077Y2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 錠におけるデッドボルトの空動き防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580077Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3169743B2 (ja) | 1993-05-29 | 2001-05-28 | 株式会社ゴール | 用心錠 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100903673B1 (ko) * | 2007-09-20 | 2009-06-18 | 서울통신기술 주식회사 | 도어 흔들림 방지유닛을 구비한 디지털 도어록 |
JP6943354B2 (ja) * | 2017-10-31 | 2021-09-29 | 敷島金属工業株式会社 | 機械式錠装置 |
JP7262407B2 (ja) * | 2020-02-07 | 2023-04-21 | ミネベアアクセスソリューションズ株式会社 | ドア開閉システム |
JP7262406B2 (ja) * | 2020-02-07 | 2023-04-21 | ミネベアアクセスソリューションズ株式会社 | ドア開閉システム |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP7859092U patent/JP2580077Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3169743B2 (ja) | 1993-05-29 | 2001-05-28 | 株式会社ゴール | 用心錠 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0635560U (ja) | 1994-05-13 |
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Legal Events
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