JP2579680Y2 - キャブのティルト安定装置 - Google Patents
キャブのティルト安定装置Info
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- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims description 6
- 101100494448 Caenorhabditis elegans cab-1 gene Proteins 0.000 description 8
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 7
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 7
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 4
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 235000013162 Cocos nucifera Nutrition 0.000 description 1
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- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、キャブオーバ型トラッ
ク等においてエンジンの修理、点検等を可能とするた
め、キャブを前倒(ティルト)できるようにした、いわ
ゆるティルトキャブであって、ばねによりキャブをフレ
ーム上に懸架したキャブサスペンション付ティルトキヤ
ブをティルトするときのキヤブのぐらつきを防止し、キ
ヤブを安定せしめるキャブのティルト安定装置に関す
る。
ク等においてエンジンの修理、点検等を可能とするた
め、キャブを前倒(ティルト)できるようにした、いわ
ゆるティルトキャブであって、ばねによりキャブをフレ
ーム上に懸架したキャブサスペンション付ティルトキヤ
ブをティルトするときのキヤブのぐらつきを防止し、キ
ヤブを安定せしめるキャブのティルト安定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、前記ティルトキヤブ、即ちキャブ
前端付近の左右下面に一端を軸で連結したリンクアーム
の他端をフレームに固定したキャブブラケットに枢着
し、且つ基端をフレームに回動自在に支持した油圧シリ
ンダの先端をフレームに連結して、キャブをティルト可
能に支持するとともに、前記リンクアーム上に設けたコ
イルばねによりキヤブを懸架したキャブサスペンション
付ティルトキャブでは、前記ばねが柔らかいため、ティ
ルト時またはティルト完了時にキャブがぐらつき、不安
定となる欠点があった。
前端付近の左右下面に一端を軸で連結したリンクアーム
の他端をフレームに固定したキャブブラケットに枢着
し、且つ基端をフレームに回動自在に支持した油圧シリ
ンダの先端をフレームに連結して、キャブをティルト可
能に支持するとともに、前記リンクアーム上に設けたコ
イルばねによりキヤブを懸架したキャブサスペンション
付ティルトキャブでは、前記ばねが柔らかいため、ティ
ルト時またはティルト完了時にキャブがぐらつき、不安
定となる欠点があった。
【0003】これを改善するために、例えば特公昭61
−48459号公報に示されたチルト時のキャブぐらつ
き防止装置のように、キャブの前端下部を左右一対のコ
イルばねで支持したサスペンション方式のキャブにおい
て、前記コイルばねのばね受座を兼ねる左右一対のリン
クレバーをシヤシフレーム上に固着されたキャブマウン
トブラケットに枢着して後方に延設すると共に前記コイ
ルばねを該リンクレバーの前端と前記キヤブとの間に装
着し、該リンクレバーの後方に延設された一端を前記キ
ャブに固定された左右一対のブラケットに回動自在に連
結し、基端部が前記シャシフレームに枢着された油圧シ
リンダのピストンロッドの一端を該ブラケットに回動自
在に連結し、前記リンクレバーの前端が該油圧シリンダ
によるチルトの途中において前記キャブマウントブラケ
ットの一端に当接して該リンクレバーの回動が停止する
如く構成し、該当接後は前記キャブが前記リンクレバー
とキヤブ側に固定された前記ブラケットとの連結点を中
心に回動してチルトされ、この際前記コイルばねが圧縮
されて密着状態となるよう構成されたものがある。
−48459号公報に示されたチルト時のキャブぐらつ
き防止装置のように、キャブの前端下部を左右一対のコ
イルばねで支持したサスペンション方式のキャブにおい
て、前記コイルばねのばね受座を兼ねる左右一対のリン
クレバーをシヤシフレーム上に固着されたキャブマウン
トブラケットに枢着して後方に延設すると共に前記コイ
ルばねを該リンクレバーの前端と前記キヤブとの間に装
着し、該リンクレバーの後方に延設された一端を前記キ
ャブに固定された左右一対のブラケットに回動自在に連
結し、基端部が前記シャシフレームに枢着された油圧シ
リンダのピストンロッドの一端を該ブラケットに回動自
在に連結し、前記リンクレバーの前端が該油圧シリンダ
によるチルトの途中において前記キャブマウントブラケ
ットの一端に当接して該リンクレバーの回動が停止する
如く構成し、該当接後は前記キャブが前記リンクレバー
とキヤブ側に固定された前記ブラケットとの連結点を中
心に回動してチルトされ、この際前記コイルばねが圧縮
されて密着状態となるよう構成されたものがある。
【0004】上記構成により、チルト時、前記油圧シリ
ンダを作動してキャブを前倒(チルト)するが、この場
合キャブはリンクレバー、コイルばね、ショックアブソ
ーバ等と一体となって、前記キャブマウントブラケツト
におけるリンクレバーの枢着部を中心にチルトする。
(このときコイルばねは圧縮されない。)そしてチルト
角度が一定値に達すると、前記リンクレバーの前端(突
起)が前記キャブマウントブラケットの一端に当接し、
該リンクレバーの、キャブマウントブラケツトにおける
リンクレバーの枢着部を中心とする回動は不可能とな
る。以後、キャブのチルトセンタはリンクレバーのキャ
ブへの連結点に移動し、キヤブは該連結点を中心に引き
続きチルトされるので、コイルばねとショックアブソー
バが圧縮されて密着状態となってその機能を失い、キャ
ブはぐらつくことなく確実にフルチルト状態に維持され
るのである。
ンダを作動してキャブを前倒(チルト)するが、この場
合キャブはリンクレバー、コイルばね、ショックアブソ
ーバ等と一体となって、前記キャブマウントブラケツト
におけるリンクレバーの枢着部を中心にチルトする。
(このときコイルばねは圧縮されない。)そしてチルト
角度が一定値に達すると、前記リンクレバーの前端(突
起)が前記キャブマウントブラケットの一端に当接し、
該リンクレバーの、キャブマウントブラケツトにおける
リンクレバーの枢着部を中心とする回動は不可能とな
る。以後、キャブのチルトセンタはリンクレバーのキャ
ブへの連結点に移動し、キヤブは該連結点を中心に引き
続きチルトされるので、コイルばねとショックアブソー
バが圧縮されて密着状態となってその機能を失い、キャ
ブはぐらつくことなく確実にフルチルト状態に維持され
るのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
公昭61−48459号に係るチルト時のキャブぐらつ
き防止装置では、前記リンクレバーの前端(突起)と該
突起が当接する前記キャブマウントブラケットの一端
(突起)が一対であり、また該ブラケットの一端(突
起)がキャブマウントブラケツトにおけるリンクレバー
の枢着部より上方にあり、さらにキャブマウントブラケ
ツトにおけるリンクレバーの枢着部にマウントラバーを
使用しているので、前記のようにチルト角度が一定値に
達して前記リンクレバーの前端(突起)が前記キャブマ
ウントブラケットの一端(突起)に当接し、該リンクレ
バーの、キャブマウントブラケツトへのリンクレバーの
枢着部を中心とする回動が不可能となった後、キヤブは
前記リンクレバーの前端(突起)と前記キャブマウント
ブラケットの一端(突起)との当接点を支点としてチル
トされ、このため設定された本来のチルト角がとれない
恐れがあり、チルト角が一定しない。また、前記のよう
にキヤブが前記リンクレバーの前端(突起)と前記キャ
ブマウントブラケットの一端(突起)との当接点を支点
としてチルトされるので、むだにチルトされる分油圧シ
リンダを長くする必要があり、重量増となる欠点があ
る。本考案は、従来装置の上記問題点を解決し、所定の
ティルト角が正確に得られ、その正確なティルト角が維
持できるキャブのティルト安定装置を提供することを目
的として案出されたものである。
公昭61−48459号に係るチルト時のキャブぐらつ
き防止装置では、前記リンクレバーの前端(突起)と該
突起が当接する前記キャブマウントブラケットの一端
(突起)が一対であり、また該ブラケットの一端(突
起)がキャブマウントブラケツトにおけるリンクレバー
の枢着部より上方にあり、さらにキャブマウントブラケ
ツトにおけるリンクレバーの枢着部にマウントラバーを
使用しているので、前記のようにチルト角度が一定値に
達して前記リンクレバーの前端(突起)が前記キャブマ
ウントブラケットの一端(突起)に当接し、該リンクレ
バーの、キャブマウントブラケツトへのリンクレバーの
枢着部を中心とする回動が不可能となった後、キヤブは
前記リンクレバーの前端(突起)と前記キャブマウント
ブラケットの一端(突起)との当接点を支点としてチル
トされ、このため設定された本来のチルト角がとれない
恐れがあり、チルト角が一定しない。また、前記のよう
にキヤブが前記リンクレバーの前端(突起)と前記キャ
ブマウントブラケットの一端(突起)との当接点を支点
としてチルトされるので、むだにチルトされる分油圧シ
リンダを長くする必要があり、重量増となる欠点があ
る。本考案は、従来装置の上記問題点を解決し、所定の
ティルト角が正確に得られ、その正確なティルト角が維
持できるキャブのティルト安定装置を提供することを目
的として案出されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本考案は、キャブ前端付近の左右下面に一端を軸連結
したリンクアームの他端をフレームに固定したキャブブ
ラケットに枢着し、且つ基端をフレームに回動自在に支
持した油圧シリンダの先端をキャブに連結して、キャブ
をティルト可能に支持するとともに、前記リンクアーム
上に設けたばねによりキヤブを懸架したキャブサスペン
ション付ティルトキャブにおいて、前記リンクアームの
前端部に、前記キャブブラケット支持部の軸心周りに所
定角度隔てて2以上の突部を形成するとともに、前記キ
ャブブラケットに、前記リンクアームの突部に対応し
て、前記油圧シリンダによるキャブのティルト途中にお
いて前8記突部に当接してリンクアームの回動を停止す
る複数のストッパ部を形成したことを特徴とする。
の本考案は、キャブ前端付近の左右下面に一端を軸連結
したリンクアームの他端をフレームに固定したキャブブ
ラケットに枢着し、且つ基端をフレームに回動自在に支
持した油圧シリンダの先端をキャブに連結して、キャブ
をティルト可能に支持するとともに、前記リンクアーム
上に設けたばねによりキヤブを懸架したキャブサスペン
ション付ティルトキャブにおいて、前記リンクアームの
前端部に、前記キャブブラケット支持部の軸心周りに所
定角度隔てて2以上の突部を形成するとともに、前記キ
ャブブラケットに、前記リンクアームの突部に対応し
て、前記油圧シリンダによるキャブのティルト途中にお
いて前8記突部に当接してリンクアームの回動を停止す
る複数のストッパ部を形成したことを特徴とする。
【0007】
【作 用】上記構成になる本考案キャブのティルト安定
装置では、チルト時、前記油圧シリンダを作動してキャ
ブを前倒(チルト)した場合、チルト角度が一定値に達
すると、前記リンクアームの複数の突部が、前記キャブ
ブラケットに形成した前記突部と同数のストッパ部に当
接し、該リンクアームの、キャブブラケツト支持部を中
心とする回動を全く不可能とする。以後、キャブのテイ
ルトセンタはリンクアームのキャブへの連結点に移動
し、キヤブは該連結点を中心に引き続きテイルトされる
ので、コイルばねとショックアブソーバが圧縮されて密
着状態となってその機能を失い、キャブはぐらつくこと
なく安定し、確実にフルティルト状態に維持される。
装置では、チルト時、前記油圧シリンダを作動してキャ
ブを前倒(チルト)した場合、チルト角度が一定値に達
すると、前記リンクアームの複数の突部が、前記キャブ
ブラケットに形成した前記突部と同数のストッパ部に当
接し、該リンクアームの、キャブブラケツト支持部を中
心とする回動を全く不可能とする。以後、キャブのテイ
ルトセンタはリンクアームのキャブへの連結点に移動
し、キヤブは該連結点を中心に引き続きテイルトされる
ので、コイルばねとショックアブソーバが圧縮されて密
着状態となってその機能を失い、キャブはぐらつくこと
なく安定し、確実にフルティルト状態に維持される。
【0008】
【実施例】図1乃至図3において、キャブ1の前端1a
付近の左右下面にブラケット2を取付け、該ブラケット
2の後端付近にリンクアーム3の一端を軸4により連結
する。また、上記リンクアーム3の他端はフレーム5に
固定したキャブブラケット6の支持部7に枢着する。上
記左右のリンクアーム3には上記軸4に近い側にトルク
チューブ8が固定されており、ティルト時にねじり力が
与えられ、キャブ1を支持する。9は油圧シリンダで、
その基端をフレーム5に固着した取付金具10に回動自
在に支持するとともに、油圧シリンダ9の先端はリンク
11を介してキャブ1に回動自在に連結して、キャブ1
をティルト可能に支持する。12はコイルばねで、前記
リンクアーム3の中間部に形成したばね受け3aと前記
ブラケット2下面に設けたばね受け2a間に配設され、
該コイルばね12によりキヤブ1が懸架される。13は
ショックアブソーバで、前記リンクアーム3の前端部外
側に設けた突子14と前記ブラケット2に固定した受け
板15の間に配設されている。前記リンクアーム3の前
端上部には第1の突部16を、また前記キャブブラケッ
ト6の支持部7の軸心周り(反時計周り)に所定角度隔
てて、リンクアーム3の外側板3bに第2の突部17を
各々形成するとともに、前記キャブブラケット6の支持
部7周面上部に、前記リンクアーム3の第1の突部16
に対応する第1のストッパ部18が形成され、また、前
記キャブブラケット6の外側面における支持部7下方
に、前記第2の突部17に対応する第2のストッパ部1
9が形成されている。上記第1の突部16と第2の突部
17の間隔(第1のストッパ部18と第2のストッパ部
19の間隔)は、油圧シリンダ9によるキャブ1のティ
ルト途中において、前記第1、第2の突部16、17が
前記第1、第2のストッパ部18、19に当接してリン
クアーム3の回動を完全に停止するに十分な間隔とし、
前記第1、第2の突部16、17と前記第1、第2のス
トッパ部18、19の2つの当接点と、前記軸4を結ぶ
三角形をできるだけ大きくとるようにするのがよい。
尚、図において20はクッションゴムである。
付近の左右下面にブラケット2を取付け、該ブラケット
2の後端付近にリンクアーム3の一端を軸4により連結
する。また、上記リンクアーム3の他端はフレーム5に
固定したキャブブラケット6の支持部7に枢着する。上
記左右のリンクアーム3には上記軸4に近い側にトルク
チューブ8が固定されており、ティルト時にねじり力が
与えられ、キャブ1を支持する。9は油圧シリンダで、
その基端をフレーム5に固着した取付金具10に回動自
在に支持するとともに、油圧シリンダ9の先端はリンク
11を介してキャブ1に回動自在に連結して、キャブ1
をティルト可能に支持する。12はコイルばねで、前記
リンクアーム3の中間部に形成したばね受け3aと前記
ブラケット2下面に設けたばね受け2a間に配設され、
該コイルばね12によりキヤブ1が懸架される。13は
ショックアブソーバで、前記リンクアーム3の前端部外
側に設けた突子14と前記ブラケット2に固定した受け
板15の間に配設されている。前記リンクアーム3の前
端上部には第1の突部16を、また前記キャブブラケッ
ト6の支持部7の軸心周り(反時計周り)に所定角度隔
てて、リンクアーム3の外側板3bに第2の突部17を
各々形成するとともに、前記キャブブラケット6の支持
部7周面上部に、前記リンクアーム3の第1の突部16
に対応する第1のストッパ部18が形成され、また、前
記キャブブラケット6の外側面における支持部7下方
に、前記第2の突部17に対応する第2のストッパ部1
9が形成されている。上記第1の突部16と第2の突部
17の間隔(第1のストッパ部18と第2のストッパ部
19の間隔)は、油圧シリンダ9によるキャブ1のティ
ルト途中において、前記第1、第2の突部16、17が
前記第1、第2のストッパ部18、19に当接してリン
クアーム3の回動を完全に停止するに十分な間隔とし、
前記第1、第2の突部16、17と前記第1、第2のス
トッパ部18、19の2つの当接点と、前記軸4を結ぶ
三角形をできるだけ大きくとるようにするのがよい。
尚、図において20はクッションゴムである。
【0009】上記構成になる本考案キャブのティルト安
定装置では、図1の状態からティルトする時、前記油圧
シリンダ9を作動しリンク11を介してキャブ1を前傾
した場合、リンクアーム3はキャブブラケット6の支持
部7を中心に回動するが、このときコイルばね12は圧
縮されない。テイルト角度が一定値に達すると(図
2)、前記リンクアーム3の第1、第2の突部16、1
7が、各々前記キャブブラケット6に形成した第1、第
2のストッパ部18、19に当接し、該リンクアーム3
の、キャブブラケツト支持部7を中心とする回動を全く
不可能とする。この結果、油圧シリンダ9の引き続きの
伸長によつてキャブ1は今度ば前記軸4を中心に前傾
し、このときコイルばね12及びショックアブソーバ1
3は圧縮され、キャブ1はぐらつくことなく確実に、安
定したフルティルト状態を維持する。以後、キャブのテ
イルトセンタはリンクアームのキャブへの連結点に移動
し、キヤブは該連結点を中心に引き続きテイルトされる
ので、コイルばねとショックアブソーバが圧縮されて密
着状態となってその機能を失い、キャブはぐらつくこと
なく安定し、確実にフルティルト状態に維持される。
定装置では、図1の状態からティルトする時、前記油圧
シリンダ9を作動しリンク11を介してキャブ1を前傾
した場合、リンクアーム3はキャブブラケット6の支持
部7を中心に回動するが、このときコイルばね12は圧
縮されない。テイルト角度が一定値に達すると(図
2)、前記リンクアーム3の第1、第2の突部16、1
7が、各々前記キャブブラケット6に形成した第1、第
2のストッパ部18、19に当接し、該リンクアーム3
の、キャブブラケツト支持部7を中心とする回動を全く
不可能とする。この結果、油圧シリンダ9の引き続きの
伸長によつてキャブ1は今度ば前記軸4を中心に前傾
し、このときコイルばね12及びショックアブソーバ1
3は圧縮され、キャブ1はぐらつくことなく確実に、安
定したフルティルト状態を維持する。以後、キャブのテ
イルトセンタはリンクアームのキャブへの連結点に移動
し、キヤブは該連結点を中心に引き続きテイルトされる
ので、コイルばねとショックアブソーバが圧縮されて密
着状態となってその機能を失い、キャブはぐらつくこと
なく安定し、確実にフルティルト状態に維持される。
【0010】
【考案の効果】本考案キャブのティルト安定装置は、キ
ャブ前端付近の左右下面に一端を軸連結したリンクアー
ムの他端をフレームに固定したキャブブラケットに枢着
し、且つ基端をフレームに回動自在に支持した油圧シリ
ンダの先端をキャブに連結して、キャブをティルト可能
に支持するとともに、前記リンクアーム上に設けたばね
によりキヤブを懸架したキャブサスペンション付ティル
トキャブにおいて、前記リンクアームの前端部に、前記
キャブブラケット支持部の軸心周りに所定角度隔てて2
以上の突部を形成するとともに、前記キャブブラケット
に、前記リンクアームの突部に対応して、前記油圧シリ
ンダによるキャブのティルト途中において前記突部に当
接してリンクアームの回動を停止する複数のストッパ部
を形成したことを特徴とするので、リンクアームの1つ
の突部がキャブブラケットの1つのストッパ部に当接し
た後に、該当接部を支点とする不定なキャブの回動が避
けられ、殊にフルティルト時に所定のティルト角を正確
に得ることができ、しかもその正確なティルト角が維持
できる効果がある。
ャブ前端付近の左右下面に一端を軸連結したリンクアー
ムの他端をフレームに固定したキャブブラケットに枢着
し、且つ基端をフレームに回動自在に支持した油圧シリ
ンダの先端をキャブに連結して、キャブをティルト可能
に支持するとともに、前記リンクアーム上に設けたばね
によりキヤブを懸架したキャブサスペンション付ティル
トキャブにおいて、前記リンクアームの前端部に、前記
キャブブラケット支持部の軸心周りに所定角度隔てて2
以上の突部を形成するとともに、前記キャブブラケット
に、前記リンクアームの突部に対応して、前記油圧シリ
ンダによるキャブのティルト途中において前記突部に当
接してリンクアームの回動を停止する複数のストッパ部
を形成したことを特徴とするので、リンクアームの1つ
の突部がキャブブラケットの1つのストッパ部に当接し
た後に、該当接部を支点とする不定なキャブの回動が避
けられ、殊にフルティルト時に所定のティルト角を正確
に得ることができ、しかもその正確なティルト角が維持
できる効果がある。
【図1】本考案キャブのティルト安定装置の非ティルト
時の側面図
時の側面図
【図2】本考案キャブのティルト安定装置のティルト時
の側面図
の側面図
【図3】本考案キャブのティルト安定装置の非ティルト
時の一部省略正面図 1;キャブ 2;ブラケット 3;リンクアーム 4;軸 5;フレーム 6;キャブブラケット 7;支持部 8;トルクチューブ 9;油圧シリンダ 11;リンク 12;コイルばね 13;ショックアブソーバ 16;第1の突部 17;第2の突部 18;第1のストッパ部 19;第2のストッパ部。
時の一部省略正面図 1;キャブ 2;ブラケット 3;リンクアーム 4;軸 5;フレーム 6;キャブブラケット 7;支持部 8;トルクチューブ 9;油圧シリンダ 11;リンク 12;コイルばね 13;ショックアブソーバ 16;第1の突部 17;第2の突部 18;第1のストッパ部 19;第2のストッパ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 33/06 - 33/07 B62D 27/04
Claims (1)
- 【請求項1】 キャブ前端付近の左右下面に一端を軸連
結したリンクアームの他端をフレームに固定したキャブ
ブラケットに枢着し、且つ基端をフレームに回動自在に
支持した油圧シリンダの先端をキャブに連結して、キャ
ブをティルト可能に支持するとともに、前記リンクアー
ム上に設けたばねによりキヤブを懸架したキャブサスペ
ンション付ティルトキャブにおいて、前記リンクアーム
の前端部に、前記キャブブラケット支持部の軸心周りに
所定角度隔てて2以上の突部を形成するとともに、前記
キャブブラケットに、前記リンクアームの突部に対応し
て、前記油圧シリンダによるキャブのティルト途中にお
いて前記突部に当接してリンクアームの回動を停止する
複数のストッパ部を形成したことを特徴とするキャブの
ティルト安定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7332392U JP2579680Y2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | キャブのティルト安定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7332392U JP2579680Y2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | キャブのティルト安定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0629986U JPH0629986U (ja) | 1994-04-19 |
JP2579680Y2 true JP2579680Y2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=13514852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7332392U Expired - Fee Related JP2579680Y2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | キャブのティルト安定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2579680Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030035357A (ko) * | 2001-10-31 | 2003-05-09 | 현대자동차주식회사 | 트럭의 프런트캡 틸팅장치 |
KR100501388B1 (ko) * | 2003-07-15 | 2005-07-18 | 현대자동차주식회사 | 프런트캡 틸팅용 서스펜션 |
JP7240641B2 (ja) * | 2020-02-28 | 2023-03-16 | いすゞ自動車株式会社 | キャブマウント構造 |
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1992
- 1992-09-28 JP JP7332392U patent/JP2579680Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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