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JP2579622B2 - 使い捨て下着 - Google Patents

使い捨て下着

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JP2579622B2
JP2579622B2 JP61209404A JP20940486A JP2579622B2 JP 2579622 B2 JP2579622 B2 JP 2579622B2 JP 61209404 A JP61209404 A JP 61209404A JP 20940486 A JP20940486 A JP 20940486A JP 2579622 B2 JP2579622 B2 JP 2579622B2
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Japan
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undergarment
underwear
waist
absorbent
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JP61209404A
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エイ スティーヴンス ロバート
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Kimberly Clark Corp
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Kimberly Clark Corp
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Publication date
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Priority claimed from US06/773,739 external-priority patent/US4701172A/en
Priority claimed from US06/773,744 external-priority patent/US4718900A/en
Priority claimed from US06/773,741 external-priority patent/US4701173A/en
Application filed by Kimberly Clark Corp filed Critical Kimberly Clark Corp
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
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    • A61F13/49007Form-fitting, self-adjusting disposable diapers
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    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
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  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、尿およびその他身体からの浸出物を吸収し
含有するのに用いられる使い捨て下着の類に関する。詳
しくは、本発明は、適切な位置に固定するファスナーを
備えた身体にフィットし自然に調節される使い捨て下着
に関する。更に詳しくは、本発明は新規な素材を用いる
新規な構造をもって適切な密着性および機能性を高めて
いる使い捨てのおむつに関するものである。
(従来の技術およびその問題点) 使い捨て下着は、一般にその分野ではよく知られてお
り、そして、特に乳幼児の世話における分野では、使い
捨ておむつが尿および他の排出物の吸収含有の役目を備
えていて、重要かつ欠くことのできない衛生用品となっ
ている。現在商業的に普及している使い捨ておむつは、
一般に、一個一個、予め形成され折りたたまれていて、
当てる面が多孔性の層をしており、その間に吸収素材を
もった流体を通さない当てシートが配置されている。こ
れらの現在普及している使い捨ておむつは、特定な必要
性に合っていて人気が上がってきている。しかしなが
ら、現在普及している使い捨ておむつは便利で効果的で
あるが、それらには、そのおむつをしている乳児の母親
達によって見出された幾つかの欠点がある。母親達の間
では、彼らの子供に着用させた時、見た目にもきれいで
魅力ある使い捨ておむつが出来ればいいという望みの声
が強かったのである。その見た目にきれいという基準
は、整ったほっそりと見せる適合性と、尿または便を漏
れさせないで胴や足に清潔にフィットすることを含むと
された。また、母親達は、子供達が、しわくちゃになっ
ていたり、がさばったりあるいはだらしなくなっている
ように見えることも望まないということもわかった。さ
らに、これらの母親達は、使い捨ておむつがより大きい
赤ん坊にもフィットしたりあるいは、より大きな寸法を
もった使い捨ておむつがほしいと述べたのである。
これらの母親達によってわかった別の欠点は、皮ふに
接してたまる尿、便あるいは湿気によって生じた皮ふの
かゆみに関係する問題であった。この問題をなくし解決
する使い捨ておむつへの要望も非常に強かった。
別の主な欠点は、赤ん坊におむつを固定する方法に関
する。現在商業上普及している使い捨ておむつにおいて
最も良く用いられる方法はプラスチックの密着テープで
ある。初めは、使い捨ておむつに用いられた締結テープ
は再密着できなかった。つまり、母親がおむつがぬれて
いるか調べたり、おむつの工合を直したりしたい時、そ
のテープは再度密着することのできないものであったの
である。すなわち、このことは、そのおむつは、たと
え、取換えるつもりはなくても、捨てなければならない
ことになるということであった。現在では、使い捨てお
むつには、再密着できるように作られたテープを用いて
いる。しかしながら、現在使用されているテープは、ベ
ビーパウダーあるいはベビーオイルあるいはその他のも
ので汚れがつくと、それらによって再密着できなくな
り、最悪の場合には、最初に使用する時にも密着できな
くなるということがわかった。母親達は、汚れがつかず
に常仁に再度密着できそして赤ん坊が動いたりさわった
りしても容易にはずれることのない締結部を有する使い
捨ておむつを要望する表明をしている。常に再密着でき
るテープを得る試みとしてある製造業者達はテープによ
り強力な接着剤を用いることをしてみた。しかしなが
ら、不幸にも、その強力接着剤は、外側のカバー部分を
破いてしまうことになってやはりおむつを使用できない
ようにしてしまうのである。
さらに、現在の使い捨ておむつに使用されている締結
テープは、またフィット工合も良くないといえる。とい
うのは、テープは、外側カバーのいかなる部分にも密着
できるように作られていて、テープの密着すべき場所を
母親に表示していないので、テープはしばしば良くない
位置で外側のカバーに密着され、このことが、いくつか
の不工合をもたらすのである。第1に、おむつが赤ん坊
に適切にフィットせず、例えば、ゆるすぎるとおむつは
ずり下がってしまったり胴でだらんとなってしまったり
し、また、きつすぎると、外側のカバーを引張ることに
なって赤ん坊を不快にしてしまったりする。第2に、適
切でない位置にテープがあると脚を開いた時にすき間を
生じて漏れを生ずるのである。第3に、上記のような問
題を直そうとテープの位置を再び決めようとすると、テ
ープの汚れを増すことになって、おむつが使用できない
ようになるということが母親達にわかった。
現在の使い捨ておむつに関する欠点を解決しようとす
る試みは数年間におよび、これらの試みには幾つかの異
なった方法が含まれている。フィット工合を良くする一
つの方法では、股部分の見かけ幅を狭くするために長方
形のおむつを幾何学的に折りたたむようにしている。こ
の方法の一つは、ダンカン等による米国特許第Re.26,15
1に教示されており、これにおいて、長方形のおむつは
平行に細長く折りたたまれた箱ひだと両側に沿ってゆっ
たり重なるフラップを備えている。別のものが、ルーベ
ッキィの米国特許第3,196,874号に教示されており、こ
れにおいては、長方形のおむつは、股部分が三角形に折
りこまれている。これらの2つの方法は、おむつが幼児
により簡単につけられるようになっているが、しかしな
がら問題点は残っている。第1に、予め折りたたまれた
長方形のおむつは結果として両脚間のかさばりを増し幼
児に不快感を与えることになる。第2に、そのぴったり
しないかさばりによって、おむつが両脚にぴったりする
ことができなくてすき間を残し漏れを生じることにな
る。第3にぴったりしない両側によって腰部分をずり下
げてしまうことになって、おむつの腰部分の前部分にす
き間を生じやはり漏れを生ずるのである。加うるに、腰
前部にすき間があることによっておむつがかさばり、締
まりなくそしてだらしなくみえるようにしてしまう。
両脚間のぴったりしないかさばりに関する問題を解決
するために、股部分の吸収パッドの幅を減ずることを含
めた方法が試みられた。しかしながら、使い捨ておむつ
を構成するのに用いられる素材は、比較的肌になじまな
いぴったりしないものであるから、大腿部にぴったりフ
ィットさせるのはむずかしく、望ましくないすき間が依
然として生じてしまうことになるのである。さらに、吸
収パッドの幅を減少すると可能な吸収能力を減じてしま
ってそのこともまたさらに漏れの可能性を増すのであ
る。漏れを少くする試みとして、ブーエルの米国特許第
3,860,003号では、おむつの縁部に、その伸縮するライ
ンと股間の吸収パッドの縁部との間に、伸縮性弾力性の
あるフラップを設けている。
また、1つの問題を解決しようとすると別の問題が出
現する結果ともなる。伸縮性のフラップは、その引張弾
力が変形しやすいフラップを押圧して脚部と密接するよ
うになるので大腿部にきっちりと付着する。しかしなが
ら、大腿部においてぴったりと付着することはいくつか
の悪影響が生じてしまう。第1に、ぴったり締めつける
ことによって尿がおむつ縁部近辺に集中することになっ
て、それによって、フラップと肌との間の部分に尿が浸
透しそこで肌にかゆみを生じさせる。第2に、所定のフ
ラップ幅を設けるために、吸収パッドの幅を減らすこと
が必要であるから、残りの吸収材は過剰に漏れることに
なり、やはり漏れが生ずることになる。第3に、減少し
た幅の吸収材が過剰に漏れるようになると、それは分離
して股間底部にひとかたまりになる傾向をもち、かくし
て流体が吸収材の未使用部分に移動するのを防げること
になるのである。
伸縮性フラップに関する問題を解決するために、新し
く改良された使い捨ておむつがウーン等による米国特許
第4,050,462号に教示されており、それにおいては、お
むつは、より良くなった機能的吸収能力と同時によりぴ
ったりと脚にフィットするように狭くなった股の部分に
おける縁部に沿ったところだけ伸縮自在になっている。
このことは、吸収材の縁部にすぐ接してゴムひもをとり
つけたりまた、吸収パッド面をその部分の背当てあるい
は当て材に接着して一体構造にすることによって達成せ
られる。このことによって、ゴムひもが縮むと吸収パッ
ドが縮むようになり、かくして全体にわたるしわが、な
かんずく股部分にできるのである。これらの全体にわら
るしわが、吸収材が分離する傾向を少くしそして吸収材
の吸い上げ特性を増すことによって吸収パッドの効果的
な吸収能力を高めるのである。
本発明は、解剖学的に形がフィットし、着用者の身体
に具合よく適合する形状で、スリムでコンパクトなおむ
つのような使い捨て吸収性下着を提供することを課題と
する。
(問題点を解決するための手段) 本発明による使い捨て吸収性下着は、通気性の弾性不
織外カバーと、該外カバー内に配置された吸収手段とか
らなる。外カバーは、腰部開口と、一対の脚部開口と、
股部および該股部で仕切られた前後パネルとを形成す
る。吸収手段は、身体からの流体物および他の排出物を
吸収保持するためのものである。本発明においては、吸
収手段は、外カバーが伸びた状態にあるときに該外カバ
ーに取り付けることにより、外カバーと吸収手段とが重
なる領域においても該吸収手段によって外カバーの伸縮
性が実質的に妨げられることのないように、該外カバー
に取り付けられる。
(実施例) 各図面において、同じ部分には同一の符号を付してあ
る。第1A図ないし第1D図は、本発明を適用できる使い捨
ておむつの一例を着用状態で示すもきである。腰部開口
12と脚開口14には縁かがり、すなわちヘムが形成されて
いる。第1A図、第1B図及び第1D図には、締結部の位置が
符号16で示されている。第1D図には、おむつを幼児にあ
る時間着用させたときに初めの位置からおむつが変位す
る位置の限界を、点線18で示す。
第2図は、使い捨ておむつの参考図を示すものであ
る。外カバー20は平面図で示されそれには吸収材構造体
22が配置されている。外カバー20は、脚部ヘム24と後側
の腰部フラップ26、前側の腰部フラップ28を折りたたま
れていない状態で示されている。折り線30が示してある
が、ここで後側の腰部フラップ26は折り曲げられるので
ある。同様に折り線32が示してあるが、この場所で前側
腰部フラップ28が折り曲げられるのである。折り線34が
示してあるところでヘム24は折り曲げられる。線36は吸
収材38の周縁を示す。第2図に関連した第3図において
は、吸収材構造体22は液体を通過させる身体側の当て部
分42を備えており、これは液体不透過バリヤ44に接着し
てあり、これらの間に吸収剤38が配置される。バリヤ44
に身体側当て部分42を接着するには適当なあらゆる手段
が用いられる。バリヤ44に身体側当て部分42を接着する
好適な方法は音波すなわち超音波エネルギによってつく
られるボンドのような自生接着剤である。身体側当て部
分42とバリヤ44との間を接着する機能は間に配置された
吸収材38を維持することと、吸収材構造体22を単一構造
体として維持することである。吸収材38によっては、身
体側当て部分42とバリヤ44との間の接着は連続していて
もまたは、一連の点々であってもよい。
第27図に示すように、弾性伸縮自在身体側当て部分42
をバリヤ44に接着することによって吸収材構造体22に所
望の形状をもたらす。このことは身体側当て部分42が伸
びた状態のうちに、弾性伸縮自在身体側当て部分42をバ
リヤ44に接着することによって達成される。所望の形状
は、弾性伸縮自在身体側当て部分42の選択された周辺部
分に引張力を作用することによって、選択的に伸びてい
る身体側によって得られる。例えば、もし当て部分42が
接着中縦方向に伸ばされると、吸収材構造体22は折りた
たまれた形状を呈する。すなわち、引張する力が除かれ
ると端部が互いの方向にからまる。折りたたまれた形状
は第27図に示されている。さらに、もし、弾性伸縮自在
な身体側当て部分42がバリヤ44に接着されときに、身体
側当て部分42には第2の引張力を作用させて体の横方向
に伸ばした状態であるならば、身体側当て部分42の弾力
性によって吸収材構造体22は、第2の引張力が除かれる
と体の横方向に、カップ形体を呈するようになるのであ
る。図面では、明瞭化のために、いくつかの自己接着点
40だけが示されている。その他の方法、すなわち押圧ま
たは感熱接着剤が使われてもよく、そしてこれらは本発
明の範囲内と考えられるものである。第3図に示すよう
に、吸収材構造体22は外カバー20に配置されている。各
構成部分を作っている素材については後述の図において
述べることとする。
第4図には、第2図に示した使い捨ておむつの一実施
例が示されているが、腰部フラップ26および28を備えて
いて、これらは吸収材構造体22上に折りたたまれてポケ
ット29および31を形成している。第4図にはまた折り返
され接着されたヘムすなわち縁部24が示されている。ま
た、接着にはいかなる方法がとられてもよいが、しか
し、自己接着が好適な方法であって一連の点接着46を図
示してある。フラップ26および28を外カバーに接着する
自己接着48も表示されている。わかるように、吸収材構
造体22の端部上にフラップ26および28を折りたたんで吸
収材構造体22を外カバー20の伸縮能力を抑えることなく
外カバーに対する位置に維持するのである。第5図は、
第4図の5−5線に沿った断面図であって、吸収材構造
体22上に折りたたまれた時の腰フラップ26の関係を示し
ている。特に注目すべきことは、外カバー20にも腰フラ
ップ26または28にも吸収材構造体22の端部を保持する直
接の接着材が何もないということである。このことによ
って、外カバー20の伸縮能力が吸収材構造体22によって
抑えられないということを確実にしているのである。前
後の腰フラップ26および28に加えて、おむつの股部分に
おいて外カバー20と吸収材構造体22を接着する自己接着
剤50が表わされている。これらの接着剤は外カバー20の
股部分の伸縮性を抑えることになるが、外カバーにとっ
ては股部分において身体の横方向に延びることは大して
必要性がないので、その接着剤は外カバーの機能性には
さし障りがない。
第6図ないし第9図は、本発明の使い捨ておむつの一
実施例を示すものである。第6図ないし第9図全部にみ
られるように、吸収材構造体22は身体側当て部分42と液
体不透過バリヤ44とを備え、間に吸収材38を配置してあ
る。第6図の7−7線に沿った断面図である第7図に示
されているように、身体側当て部分42は、前述の実施例
で記述されているようにバリヤ44に接着されているとい
うよりむしろ外カバー20に接着されている。製造中吸収
材成分38の形状を維持するために、吸収材成分はティシ
ュで包むようにするか、または第7図および第9図で示
されるようにバリヤ44にティシュ43を接着しておくよう
にしてもよい。身体側当て部分42は、外カバー20が伸び
た状態にある時外カバー20に接着される。この身体側当
て部分42は上述した自己接着45である適宜な方法を用い
る従来の方法によって外カバー20に接着されることがで
きる。第8図および第9図は、外カバー20が伸びていな
い状態にある時の第6図および第7図に示した使い捨て
おむつを示す。形は寸法的には正確ではない。特に、第
8図の9−9線に沿った断面図である第9図によれば、
身体側当て部分42が外カバーに接着されてから、外カバ
ー20がゆるんだ時、身体側当て部分42は外カバー20によ
って吸収材構造体22の下側に引張られることがわかる。
そして、わかるように、この方法は外カバー20の伸縮性
の妨げにならないのである。第6図から第9図を通して
示した使い捨ておむつは、第2図から第5図に示した腰
フラップ26および28によってつくられた幅のあるヘムよ
りもむしろ比較的狭いヘム52および54を、後部腰部分お
よび前部腰部分にそれぞれ有するものである。
第10図は本発明使い捨ておむつのまた別の実施例を図
示するものであって、それには、弾力性部材56が吸収材
構造体22の股部分内部に配置されている。弾性部材56は
身体側当て部分42かあるいはバリヤ44のどちらかにぴっ
たりと接着される。好適には、弾性部材56は身体側当て
部分42に接着されるものである。なぜならば、おむつを
幼児につけた時吸収材構造体22は弾性部材56の引張りに
よってカップ状形体をつくるようになるからである。弾
力性部材56は、吸収材構造体22を平らな状態に拘束し
て、身体側当て部分42に取り付けられる。その拘束を解
除すると、弾性部材56は吸収材構造体22をカップ形状に
する。身体側当て部分42をバリヤ44に接着する自己接着
剤40は自己接着剤48と同じく第10図に部分的にのみ示さ
れている。注目すべきことは、吸収材構造体22を外カバ
ー20に接着する自己接着剤50は、弾性部材56の内側に示
されていることである。また第10図と第10A図には後部
腰フラップ26と前部腰フラップ28の最も外側の部分に腰
のタック57が図示されている。腰タック57は、おむつを
赤ん坊に固定した時、腰をすっきりとみせるようにし、
そして締結部位置近辺をなめらかな形状にする。腰タッ
ク57は前後部腰フラップ26および28の最先端近くにそれ
ぞれ位置し、第10図の10A−10A線に沿った断面図である
第10A図により明白に示されているように折りたたまれ
るのである。図の符号59で示した長さは1/4インチ(約
0.6センチ)から1/2インチ(約1.2センチ)の範囲内に
あり、折りたたんだ長さ61は約1/4インチ(約0.6セン
チ)である。赤ん坊の腰をすっきりとみせるようにする
ことに加えて、腰タック57は腰部を赤ん坊の肌により密
接にとどめるようにして、それによって腰部をすき間が
生じないようにしている。すき間がなくて、赤ん坊につ
けたおむつの外観が良くなり、そして腰部分に不当な引
張りを加えなくてもより心地よく腰部分がフィットする
のである。腰のタックは好ましくは自己接着剤で適所63
に保持される。前述したように、その他の接着方法が用
いられてよくそれらは本発明の範囲内とみなされるもの
である。
第11図および第12図は、使い捨ておむつのさらに別の
参考例を示すもので、それにおいては、弾性部材58は後
部腰フラップ26内に配置され、そして弾性部材60は前部
腰フラップ28内に配置されている。弾性部材62は脚部ヘ
ム24に配置されている。第12図は第11図の12−12線に沿
った断面図であって、弾性部材56および62を吸収材構造
体22および脚部ヘム24にそれぞれ配置することを示して
いる。前に記したように、自己接着剤50は、液体不透過
バリヤ44を外カバー20に接着する一方、自己接着剤40は
液体透過層42を間に配置した吸収材38でもって吸収材構
造体の液体不透過層44に接着する。また第12図には自己
接着剤46がヘム24をこのヘム24内に配置された弾性部材
62でもって外カバー20に接着していることが示されてい
る。注目することはヘム24は外カバー20の部分から成っ
ているということである。
第13および13Aは、第6図ないし第9図に示した使い
捨ておむつに対して、弾性部材58がヘム52に、弾性部材
60がヘム54に、そして弾性部材62が脚部ヘム24に配置さ
れている例を示すものである。第13図の13A−13A線に沿
った断面図である第13A図は、第10図および第10A図に関
して述べた腰タック57に類似の腰タック65を示す。第13
図および第13A図に示したタック65は折りたたまれたと
ころを示してあり、弾性部材58を内蔵している。このこ
とによって弾性部材58を固定することになっている。こ
の弾性部材の固定に関する説明は第19図に関する説明の
ところですることとする。
第14図ないし第16図は、外カバー20に取付けた固定ポ
イント締結部すなわちファスナーの実施例を示す。外カ
バー20は大体後部腰部分64と前部腰部分66とそれらの間
に配置した股部分68とからつくられている。後部腰部分
64の最も外側部分に一対のファスナー部材70および72が
取付けられており、これらについては、後記の図に関連
して詳しく説明することとする。前部腰部分66の最も外
側の部分に一対のファスナー部材74および76が取付けら
れているが、これらについても後記の図に関連して詳し
く説明する。注目することは、ファスナー部材70および
72は外カバー20の内側に取付けられ、一方ファスナー部
材74および76は外カバー20の外側に取付けられるという
ことである。さらに注目することは、ファスナー部材70
および72は外カバー20の外側に締結され、そしてファス
ナー部材74および76は外カバー20の内側に取付けられる
ことができるのである。第14図は自己接着剤78で外カバ
ー20に取付けられたファスナー部材70、72、74および76
を示す。第15図は第14図の15−15線に沿った部分断面図
であって、自己接着剤78で外カバー20に取付けられたフ
ァスナー部材72を示す。外カバー20にファスナー部材72
を接着するその他の方法が考えられることはもちろんで
あつて、自生接着剤だけに限るものではない。第16図は
第14図の16−16線に沿った断面図であって、自己接着剤
78によって外カバー20に接着されたファスナー部材76を
示す。同様に、ファスナー部材76を外カバー20に接着す
るには他の方法を用いることができることはもちろんで
ある。第14図ないし第16図は、一対のファスナー70およ
び72が一対のファスナー74および76と結びついた時、後
部腰部分64の最も外側の部分が前部腰部分66と重なる方
法を示すものである。この重なり締結方法は第17図およ
び第18図において明白にされるであろう。
第17図および第18図において、第17図はファスナの相
対位置関係を示すため、1つのファスナを開いて赤ん坊
につけられるときのおむつを示す。第18図は、第17図の
18−18線に沿った断面図であって、ファスナー部材70と
このファスナー部材70と重なり合ったファスナー部材74
とが、自己接着剤78で外カバー20に接着されていること
を示す。注目することは、外カバー20の第1の部分77は
外カバー20の第2の部分79と重なることである。
第19図、第20図および第21図において、本発明の使い
捨ておむつの更に別の実施例が示されている。この実施
例において、外カバー延長部材80および82が前部腰部分
66の最も外側部分に取付けられている。ファスナー部材
74および76は延長部材80および82に取付けられる。上記
のように、延長部材80および82を外カバー20の前部腰部
分66の最も外側の部分に、そしてファスナー部材74およ
び76を延長部分80および82に取付ける方法は、接着剤、
ステーフル打ち、リベット打ち、ミシンかけなどを包含
する技術分野におけるいくつか周知の方法とすることが
できる。本実施例においては、ファスナー部材70、72、
74、76を延長部材80、82取付け、そして延長部材80、82
を外カバー20に取付けることに関して、点78によってグ
ラフ的に示されている自己接着が図示されている。
また第19図、第20図および第21図においては腰部分と
脚部ヘムに弾力性をもたらす様子が示されている。弾力
性をもたらす1つの方法は、腰部分に弾性部材58および
60を、そして脚部ヘム24に弾性部材62を用いることによ
るものである。わかるように、弾性部材58、60、62は本
発明のいずれの実施例にも用いられるが、しかしここで
は明確化のためにある図にだけに示すこととした。弾性
部材は、天然ゴムの薄いリボン状のものなどのようなお
むつ製造技術において用いられる普通の弾性材を包含す
るものである。腰部分およびまたは脚部ヘムに弾力性を
もたらす好適な方法は、米国ミネソタ州セントポールの
H.B.Fuller社の商標「FULLASTIC」として市場に出てい
るような高温溶融感圧弾性接着剤を押出すことである。
注目すべきことは、第19図においては腰部の弾性部材
は、それぞれのファスナー部材によって各端部に止めら
れていることが図示されている。例えば、弾性部材58は
ファスナー部材70および72によって各端部に止められ
る。さらに、第13図に関して前記したように、腰部にお
ける弾性部材はタック65によって止められてもよい。同
様に、弾性部材60はファスナー部材74および76によって
各端部に止められる。両脚部の弾性部材62はまたそれぞ
れのファスナー部材によっても止められる。弾性部材を
止めつけることによってより一層力が均等に行きわたる
ことになり、それによって害となる、あるいは無駄な引
張りをおむつのどの部分からも排除するのである。これ
によってすき間ができることを防ぐようになり、よって
尿や排泄物の漏れをなくすことになるのである。
第22図は、ファスナー部材の関係を示すために一方の
ファスナーを開いた状態にした子供につける時の様子を
あらわす、第19図ないし第21図に示した実施例を示す。
第23図は、第22図の23−23線に沿った断面図である。第
23図は、延長部材80、82をつけ加えた結果による突き合
せ結合部88を写実的に示す。この結合部88で注目すべき
ことは、外カバー20の2つの部分は重ならずに接してい
るということである。
第24図および第25図は、固定位置ファスナー部材70お
よび74それぞれの実施例を示す。ファスナー部材70、74
はいくつかの方法によって製造されることができると考
えられる。ファスナー部材70、74を効果的に作り出す一
つの方法は、それらが相当な長さに押出されるようにそ
れらを設計することであってそれによって個々の部材は
材料のかなりの長さから切断することができるのであ
る。かなりの長さのものは巻き取られ、続く行程で貯蔵
される。効果的な生産のさらに別の態様は、同じ断面を
有するようにファスナー部材を設計することであって、
そのため各ファスナー部材は同一の材料ロールから切断
できるのである。
ファスナー部材70、74は、それらが赤ん坊の肌をすり
むいたりもぞもぞさせたりしないように、そして同時に
たやすく外れたりしてしまわないように、慎重に設計さ
れなければならずまた、慎重に選択された素材から作ら
なければならない。
ファスナー部材70、74の素材の選択において考えねば
ならない別の要素は、下着への取付方法あるいはファス
ナー部材70、74を下着と一体化させる方法である。例え
ば、もし、自己接着が用いられることになれば、自己接
着できる素材を選ぶ必要があるのである。
ファスナー部材70、74の素材および設計の選択基準
は、弾性率(E)に関連して素材の慣性モーメント
(I)を考えることである。(E)(I)の積にかかわ
る選択基準は次のようである。値(E)(I)は素材/
設計の組合せで決定される。すなわち、値(E)(I)
は特定の素材を用いる特定の設計に対して決定される。
値(E)(I)は、1972年マグロ−ヒル社発行、ジョセ
フ.E.シグレイのテキストブック「メカニカルエンジニ
アリングデザイン」(“Mechanical Enginnering Desig
n")第2版699頁からとった以下の公式から計算され
る。
EI=L3M/48 これにおいて、MはASTMテストD−790から得られ、ま
たLはASTMテストD−790によって定められる。
例えば、ファスナー部材70、74のようなファスナー部
材では、約0.5ポンド・平方インチないし約3.5ポンド・
平方インチの範囲における(E)(I)との素材/デザ
インの組合せは、結合されたファスナー部材70、74が通
常の使用と通常の状態での着用者の肌を傷めずまた通常
の使用と通常の状態では外れることがないようにするの
に好適であるということが見い出された。値(E)
(I)の特に好適な範囲は約0.9ポンド・平行インチな
いし約3.4ポンド・平行インチである。
弾性率(E)は標準表からいろいろな素材に対して決
定できる。もし、約4,000psiないし約60,000psiの範囲
内の、そしてさらに好適には約6,000psiないし約40,000
psiの範囲の弾性率を有する材料が選択されると、満足
いく値(E)(I)を得ることは容易である。表1は代
表的な材料とそれらの弾性率を挙げている。
わかるように、ファスナー部材の適切なデザインとフ
ァスナー部材の適切な選択は、下着の心地良さと機能性
にとって最も重要である。もしファスナー部材があまり
伸縮性がないと、着用者に不快を生じさせそして傷つき
やすくなる。もし、ファスナー部材が伸縮性がありすぎ
ると、締め付けるのがむずかしく、通常の使用そして通
常の状態では締めたままにしておくことができず、また
下着の形をとどめることができない。すなわち下着が巻
かれたりだんごになったりしてしまう。
再び第24図によれば、ファスナー部材70はフラット部
分90と孔92と成形した2つの留め金94、96から一般に成
っている。第24図に示したファスナー部材70は、上述し
たような材料の連続ロールから長さ「X」の部分をカッ
トして得られる。その部分の全体の長さ「X」の横断面
は、線105で切断した部分を示してある。次いで孔92が
設けられていて、それはフラット部分90から材料の一部
分と、留め金94と96との間の留め金材の一部分とを切り
取ったものである。
第25図には、ファスナー部材74が示されている。(フ
ァスナー部材76も同じである)。ファスナー部材74は上
記のファスナー部材70と同じようにして作られる。ファ
スナー部材74は材料の連続ロール(図示せず)から切断
される。この材料のロールは、好適には、ファスナー部
材70が切断されるロールと同一のものである。この場
合、部材74は一般にフラット部分98と孔100と2つの留
め部102と104とから成る。部材は、ファスナー部材70の
長さ「X」より少し長い長さ「X′」で切断されるが、
その訳は後に述べる。さらに、第25図においては、孔10
0の長さは、第24図に示した孔92より小さい。留め部102
と104の端部は留め部94と96の端部より十分大きくて、
留め部94と96の端部を留め部102と104の下で相互連結す
ることができるようになっている。留め部102と104の側
部は、106で示したようにフラット部分98に接着しても
よい。接着の好適な方法は自己接着であって、自己接着
剤を符号106で示してある。
第24図および第25図、並びに上記したEIの値を参照す
ると、線105(第24図)と線109(第25図)によって示さ
れた区域のEIの値は、0.5−3.5ポンド−平方インチの範
囲内にあるように、また好適には0.9−3.5ポンド−平方
インチの範囲内になるように選択される。線103(第24
図)と線107(第25図)によって示された区域にわたるE
Iの値は、0.002ないし0.010ポンド−平方インチの範囲
内になるように選択される。
第26図において、相互連結された個々の留め部102と9
4が示されている。留め部と長さ「X」(第24図)およ
び「X′」(第25図)の所望の関係との相互関係がここ
で明らかである。ファスナー部材は合致するための補助
横断面部分を有し、そして着脱自在に相互連結できるも
のである。留め部102の縁部をフラット部98に接着する
自己接着剤106は2通りの機能を有している。1つはフ
ァスナーに安定性を与え、そして、2つ目は留め部94が
留め部102の側からすべりおちないようにする。
各部分に使用される材料について記述すると、本発明
の使い捨ておむつに用いる液体浸透身体側当て部分42は
次の規準に合うことが望ましい。1つは、身体側当て部
分42は乾燥しているとこと、すなわち吸収材構造体22が
尿を吸収した後に乾燥した感触を有していること。この
基準の測定は、身体側当て部分42は通常の尿が吸収構造
体に吸収された後、さわって乾燥していると感じること
である。2つ目は、身体側当て部分42のZ方向(身体側
から外カバーへの外方向にむかう方向)の流体透過率
が、乳幼児の尿を出す率において、尿を吸収材へと透過
させるのに十分高いものであることである。3つ目は、
感触色、不透明度がさらに基準としてあり、これらは、
他の色でも良いのだが最も好適で満足いくのは白い材料
であって、吸収材内の尿または排泄物の色を覆うのに十
分な不透明度があるものである。4つ目は、身体側当て
部分42は液体不透過バリヤ44に自己接着できることであ
る。バリヤ44は好適にはポリプロピレンから成るが、他
の液体不透過材質のものも使用可能である。
身体側当て部分は、ポリエステル/ポリプロピレンの
ような合成繊維から成る柔らかで圧縮性のある材質のも
のであって、流体を移動させるための密度を濃くした地
帯を設けるために、間隔をおいた場所における上部当て
部分に一体化して接着されている。
そのようなウエブは本発明出願人の米国特許第4,397,
644号(発明者Mattews外)に記載されているがその記載
は本文にも引用されている。上部当て部分は、ポリプロ
ピレン、ポリエステルなどのような合成繊維のスパンボ
ンドされたウエブを接着したパターンのものである。身
体側当て部分の組合わされた坪量は、約30−100g/m2
範囲にあるものである。それは全体にわたる湿潤仕上げ
(wetting finish)をしなければならない。身体側当て
部分の底部層は典型的には、100%までのポリエステル
ファイバー、好ましくは25−50%のポリエステルステー
プルを含むポリエステル/ポリプロピレンファイバーの
カーディングしたウエブであって、湿潤可能であるよう
に十分に界面活性剤による仕上が施されている。湿潤仕
上げをしたデュポン社の5.5デニールの2インチポリエ
ステルステープル、タイプT808、中空ファイバーが好ま
しいが、その他の湿潤可能なポリエステルステープルフ
ァイバーでも大丈夫である。ハーキュール社(Hercules
Inc.)のポリプロピレンタイプT−123も3デニールで
1−7/8インチステープルで湿潤仕上げしてあり好適で
ある。ウエブは、当て部分に取付ける間隔をおいた接着
剤を介して一緒に接着されるだけであって、それらは熱
または超音波接着で一般的には得られる。底部層はまた
スパンボンド作用などのその他の不織行程で形成され、
それにおいては、フィラメントが紡がれて接着せずにワ
ヤスクリーンで集められ、次いで上述したように予め接
着された当て部分に接着される。それは、例えば、ロー
ム、アンドハース社(Rohm and Hass Co.)の0.2−0.5
%TRITON X−102、あるいは同等の表面活性剤で処理す
ることによって得られるような湿潤仕上げをするもので
ある。
本発明の外カバー20は好ましくは約20パーセントから
200パーセントまでの伸縮性を有する弾力性のある伸縮
材質から作られる。ここで使用する伸縮性という語は次
のような関係とされている。
伸縮性=〔(最終寸法−初期寸法)/初期寸法〕×100
% 外カバー20は弾力性があり、すなわち外カバーは伸縮力
が除かれるとほぼ初期の寸法に戻る。
そのような弾力性をもった伸縮性材料としては、押し
出し可能で、押し出し後にこか固化することにより、例
えば繊維状の不織エラストマーウエブなどのようなエラ
ストマー生成物を形成するエラストマー組成物がある。
この種の押出可能なエラストマー組成物は、(1)A−
B−A′ブロックコポリマーで重さが小さくとも約10パ
ーセントのものから成るもの(AおよびA′は各々ポリ
(ビニールアレン)のようなスチレン族を包含する熱可
塑性ポリマーエンドブロックであり、Bはエラストマー
ポリ(エチレン−ブチレン)ミッドブロックである)
と、(2)ポリオレフィンで重さが0パーセントより大
きく90パーセントまでのものから成るものとが混合され
ているもので、このポリオレフィンは、A−B−A′ブ
ロックコポリマーと混合され、そして適当な高圧と高温
条件を与えた時、混合した形で、A−B−A′ブロック
コポリマーとともに押出できるものである。A−B−
A′ブロックコポリマーは、押出可能な成分から形成さ
れた生成物にエラストマーの特性を与える役割をし、そ
して混合された状態のポリオレフィンの存在は、純粋の
A−B−A′コポリマーの粘性に比べて成分の粘性をお
さえる役割をし、従って成分の押出性が強められるので
ある。
好適には、ブロックコポリマーのエンドブロックを含
有するAおよびA′の熱可塑性スチレン族は、例えばポ
リ−(アルファーメチルスチレン)のようなポリスチレ
ンおよびポリスチレン族を含むグループから選択され
る。ある実施例においては、エンドブロックを含有する
AおよびA′熱可塑性スチレン族は同一である。好適に
は、ポリオレフィンは、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブテン、エチレンコポリマー、プロピレンコポ
リマー、ブテンコポリマーあるいは、これらの物質の2
つまたは3つの配合物から選択した少くとも1つにポリ
マーを含むグループから選択される。
通常配合物は、ブロックコポリマーを少くとも重さ約
20%から重さ約95%までと、ポリオレフィンを少くとも
重さ約5%から重さ約80%まで包含する。例えば、配合
物は、ブロックコポリマーを約30%重量から約90%重量
までと、ポリオレフィンを約10%重量から約70%重量ま
で含む。好適には、配合物は、約50%重量から約90%重
量までのブロックコポリマーと、約10%重量から約50%
重量までのポリオレフィンとを含むものである。例えば
配合物は、約50%重量から約70%重量までのブロックコ
ポリマーと約30%重量から約50%までのポリオレフィン
を含むこともできる。1つの配合物は約60%重量のポリ
オレフィンを含む。押出し可能な組成物は押出されたり
あるいはその他、たとえば注入モールドなどのモールド
法によって、適切、かつ効果的な高圧と高温条件の組合
せで、形成される。これらの条件は、使用されるポリオ
レフィンによって変化することになる。例えば、もし配
合物にポリオレフィンとしてポリエチレンが使用される
と、少くとも約125℃の温度で押出し成分が押出され、
もし、例えば配合物にポリプロピレンが使用されると、
少くとも約175℃の温度で成分が押出され、例えば少く
とも約290℃から約345℃までの温度で押出され、特に、
少くとも約300℃から約335℃までの温度では例えばエラ
ストマーファイバーのようなエラストマー生成物に押出
され、それは繊維状の不織エラストマーウエブとして集
収される。
好適には、配合物は、ダイ・チップ内で(たとえば、
ダイ・チップの線上1インチにつき30の押出し毛細管を
有するもので、各々の毛細管は直径0.0145インチ長さ0.
113インチである押出し毛細管をもったダイ・チップ内
で)約300ポンド/インチ2ゲージ以下の高圧で、たとえ
ば約20ポンド/インチ2ゲージから約250ポンド/インチ
2ゲージまでの圧力で上述した温度範囲内で押出され
る。特に配合物は、約50ポンド/インチ2ゲージから約2
50ポンド/インチ2ゲージまでの圧力において、例えば
約125ポンド/インチ2ゲージから約225ポンド/インチ2
までの圧力において上述した温度範囲内において押出さ
れる。1インチ当りのダイス型にもっと少ない数の毛細
管を有する他のダイス型のものではもっと高い圧力が使
われるがしかし、概して生産率は低い結果となる。
重量なことは、押出し成分におけるポリオレフィンの
存在が、押出し成分の粘性を、純粋なブロックコポリマ
ーの粘性に比較して、十分なレベルにまで下げるので全
体にわたって押出し成分が十分に押出されることがわか
った。もし全て他のパラメータが同じままであるとすれ
ば、この減少した粘性がダイス型先端圧力を比例的に減
少する。たとえば、押出し成分の粘性は、上述の温度お
よび上述の圧力範囲内で押出された時一般に、約500ポ
イズ以下である。好適には、押出し成分の粘性は、上述
した上昇温度上昇圧力の範囲内では、約300ポイズ以下
である。例えば上述した上昇温度上昇圧力条件において
押出された時押出し成分の粘性は少くとも約100ポイズ
から約200ポイズまでである。
ポリオレフィンは、ブロックコポリマーの粘性に比較
して、配合物の粘性を減少するので、押出し成分は、例
えば、約0.0145インチの直径と約0.113インチの長さの
毛細管をダイス型1インチ平方当り30個有するダイス型
を介して、少くとも1つの毛細管から約0.02グラム/分
から約1.7グラム/分以上の割合で押出される。例え
ば、押出し成分は約0.0145インチの直径と約0.113イン
チの長さの毛細管をもった上述のダイス型を介して少く
とも1つの毛細管で約0.1グラム/分から約1.25グラム
/分までの割合で押出される。好適には、押出し成分
は、約0.0145インチの直径と約0.113インチの長さの毛
細管をもった上述したダイス型チップを介して1つの毛
細管で少くとも約0.3グラム/分から約1.1グラム/分ま
での割合で押出される。
押出し成分は、好適には、約100ミクロンより大きく
ない平均的直径のミクロファイバーを有し、また好適に
は約300グラム/m2以下の平均基本重量を有する、たと
えば、約5グラム/m2から約100グラム/m2またはそれ
以上までの平均基本重量を有する繊維状の不織エラスト
マーウエブに形成される。さらに特別には、平均基本重
量は約10グラム/m2から約75グラム/m2までの間であ
る。例えば、繊維状不織ウエブは、押出成分を、適切な
すなわち効率的な組合せの上昇温度と上昇圧力条件で押
出すことによって形成される。好適には、押出し成分
は、もしポリオレフィンがポリエチレンであれば少くと
も125℃からまたはもしポリオレフィンがポリプロピレ
ンであれば少くとも約175℃から、例えば約290℃から約
345℃まで、さらに特別には、約300℃から約335℃まで
の温度で押出される。好適には、押出し成分は、上述し
た温度と圧力範囲内で、約300ポンド/in2ゲージ以下
の、たとえば約20ポンド/in2ゲージから約250ポンド/
in2ゲージまでのダイス型チップ内で、(たとえば、約
0.0145インチの直径と約0.113インチの長さを有する毛
細管の各々がダイス型チップの直線1インチにつき30こ
あるダイス型チップの毛細管内で)押出される。さら
に、特別には、押出し成分は、上述した圧力において、
約50ポンド/in2ゲージから約250ポンド/in2ゲージま
で、たとえば、約125ポンド/in2ゲージから約225ポン
ド/in2ゲージまでの上述したダイス型チップの毛細管
内で押出される。
エラストマー不織ウエブの形成において、押出成分
は、上述した上昇温度と上昇圧力条件において、少くと
も約0.02グラム/毛細管/分から約1.7グラム/毛細管
/分以上まで、例えば、少くとも0.1グラム/毛細管/
分から約1.25グラム/毛細管/分まで、さらに特別に
は、少くとも約0.3グラム/毛細管/分から約1.1グラム
/毛細管/分までの割合で、複数の小さな直径の押出し
毛細管を有するダイス型を介して、溶融した糸としてガ
ス流内に押出されるのであって、このガス流はその溶融
した糸を細くしてガスから生じた流れのミクロファイバ
ーをもたらしそれらは次いで繊維性の不織エラストマー
ウエブに形成されそれらが蓄積されたところで集収され
る。先細りガス流れは、少くとも約100℃から約400℃ま
で、たとえば約200℃から約350℃までの温度でそして少
くとも約0.5ポンド/in2ゲージから約20ポンド/in2
ージまで、たとえば少くとも約1ポンド/in2ゲージか
ら約10ポンド/in2ゲージまでの圧力で溶融糸にもたら
される。糸を細くするガス流は、不活性で非酸化のガス
流、たとえば、窒素ガスの流れなどであってもよい。い
くつかの実施例においては、糸を細くするガス流の速度
と温度は、約10ミクロンから約60ミクロンまで、たとえ
ば少くとも約10ミクロンから約40ミクロンまでの直径を
有するファイバーを実質的に連続して集められるように
調整される。そのように形成された繊維性不織エラスト
マーウエブは、少くとも約10%重量のブロックコポリマ
ーと0%重量以上で約90%重量までのポリオレフィンと
から成るエラストマーファイバーを包含する。ファイバ
ーは通常少くとも約20%重量から約95%重量までのブロ
ックコポリマーと、少くとも約5%重量から約80%重量
までのポリオレフィンとから成る。たとえば、ファイバ
ーは少くとも約30%重量から約90%重量までのブロック
コポリマーと少くとも約10%重量から約70%重量までの
ポリオレフィンとから成る。好適には、ファイバーは約
50%重量から約90%重量までのブロックコポリマーと、
少くとも約10%重量から約50%重量までのポリオレフィ
ンとから成る。例えば、ファイバーは、少くとも約50%
重量から約70%重量までのブロックコポリマーと少くと
も約30%重量から約50%重量のポリオレフィンとから成
る。
伸縮可能な弾性材料の他の例としては、次の組み合わ
せのうちの一または二以上のものを含む。すなわちエラ
ストマーファイバー、好適には溶融吹きつけエラストマ
ーファイバーは、(i)A−B−A′ブロックコポリマ
ー(AおよびA′は同じあるいは異なるエンドブロック
であって、各々は熱可塑性ポリマーエンドブロックまた
はセグメントで、これはポリスチレンまたはポリスティ
レン類のようなスチレン族を包含するものであり、また
Bはエラストマーポリマー中間ブロックまたはセグメン
トで、たとえばポリ(エチレン−ブチレン)、ポリイソ
プレンおよびポリブダジエンを包含する群から、好適に
はポリ(エチレン−ブチレン)から選択された中間ブロ
ックである。)と、(ii)(1)のA−B−A′ブロッ
クコポリマーおよび1つまたはそれ以上のポリオレフィ
ンの配合物とを含む群から選択した物質から形成され
る。Bはポリ(エチレン−ブチレン)中間ブロックであ
る。
また、AおよびA′エンドブロックの各々は、ポリス
チレンおよびポリスチレン類、たとえばポリ(アルファ
メチルスチレン)から成る群から選択され、またBがポ
リ(エチレン−ブチレン)中間ブロックであるA−B−
A′ブロックコポリマーと1つまたはそれ以上のポリオ
レフィンの配合物からエラストマーファイバーが形成さ
れる場合、ポリオレフィンはポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリブテンエチレンコポリマー、プロピレンコポ
リマーおよびブテンコポリマーの1つまたはそれ以上か
ら選択される。エラストマーフィルムおよびエラストマ
ー不織ウエブ、例えば、溶融吹きつけミクロファイバー
を形成するエラストマーファィバーは、少くとも10パー
セント、たとえば少くとも20パーセント、特別には少く
とも30パーセント、たとえば約10パーセントから90パー
セントまでの重量の前記A−B−A′ブロックコポリマ
ーと、0パーセント重量以上で、たとえば約90パーセン
トから約10パーセント重量までのポリオレフィンとから
成る。弾性ウエブ、たとえば、繊維性弾性ウエブは、複
数の間隔をおいた場にくり返しパターンで集収ウエブに
接着され、そして集合可能ウエブは接着された場所と場
所の間に集められる。好適には弾性ウエブは、約5ない
し約300グラム/m2好適には約5ないし約200グラム/
m2、たとえば約5ないし約100グラム/m2の低基本重量
を有するが、しかし、その基本重量はもっと高いことも
可能である。集合可能ウエブは、不織非弾性材、好適に
はポリエステルファィバー、例えばポリ(エチレンテレ
フタレート)ファイバー、ポリオレフィンファイバー、
ポリアミドファイバー、たとえばナイロンファイバー、
セルロースファイバー、たとえばコットンファイバー、
そしてそれらの混合物を包含する群から選択された物質
で形成されたファイバーから成るものである。また一
方、集合可能ウエブはどのような適切な織物繊維であっ
てもよい。特定の点においては、使用されるA−B−
A′ポリマーの成分は、Aの分子量とA′の分子量の合
計がA−B−A′ブロックコポリマーの分子量の約14か
ら31パーセント(Bがポリ(エチレン−ブチレン)であ
るときは14ないし29パーセント)であるようになってい
る。
さらに、伸縮性の弾性材料としては、溶融吹きつけ
(メルトブロー)等により形成される不織弾性ウエブの
他、有孔弾性フィルム等を使用することもできる。形成
された不織弾性ウエブは通常のゆるめられた伸びていな
い、バイアスしていない長さを有する。その後、不織弾
性ウエブは、伸びたバイアスした長さにまで伸ばされて
細長くされる。方法の続いての段階では、繊維性の不織
集合可能ウエブが、たとえば溶融吹きつけかまたはスピ
ン接着方法かのどちらか一方またはその他の形成方法に
よって、不織弾性ウエブの表面に直接に形成される一
方、不織弾性ウエブはその細長くなった伸びたそしてバ
イアスした長さに維持される。繊維性不織集合可能ウエ
ブの形成中、不織弾性ウエブは、そのゆるめられたバイ
アスしてない長さの少くとも125パーセント、すなわち1
1/4の長さに維持される。たとえば、不織弾性ウエブの
伸びたバイアスした長さは、不織弾性ウエブのゆるめら
れたバイアスしてない長さの少くとも約125パーセント
から約700パーセント以上までの範囲内にある。繊維性
不織集合可能ウエブは、不織弾性ウエブに結合される一
方、不織弾性ウエブはその細長い伸びたバイアスした長
さに維持される。この結果、繊維性不織集合可能ウエブ
に結合される不織弾性ウエブを包含する合成不織弾性ウ
エブが形成されることになる。繊維性不織集合可能ウエ
ブは不織弾性ウエブの表面に直接に形成されていて不織
弾性ウエブは伸びたバイアスした長さに維持されている
のであるから、不織弾性ウエブはこの方法段階で、細長
くされ、伸ばされてそしてバイアスされる。そして繊維
性不織集合可能ウエブは集められてはいないが集められ
る状態におかれる。ある態様において、繊維性不織集合
可能ウエブを不織弾性ウエブに結合することは2つのウ
エブを互いに融合する熱接着によって得られる。この熱
接着は、少くとも2つのうちのウエブの1つを形成する
のに用いられる物質のうちの少くとも1つの溶解温度以
下の約50℃から2つのウエブのうちの少くとも1つを形
成するのに用いられる物質のうちの少くとも1つの溶解
温度までの範囲内で実施され得る。高いスループット率
では、熱接着はウエブを形成するのに用いられる物質の
うちの1つまたはそれ以上の溶解温度より上で実施され
ることができる。熱接着はまた適宜の従来の圧力条件で
行なうこともできる。所望であれば、従来からの音波接
着技術が熱接着段階で代りにとられてもよい。
本願のまた別の実施例によれば、繊維性不織集合可能
ウエブを伸びた不織弾性ウエブに結合することは、弾性
ウエブの表面に繊維性不織集合可能ウエブの形成中、そ
の集合可能ウエブの個々のファィバーを不織弾性ウエブ
とからませることによるだけで得られる。もし不織弾性
ウエブが、たとえば溶融吹きつけによって形成された繊
維性不織弾性ウエブであれば、繊維性不織集合可能ウエ
ブの個々のファィバーを繊維性不織弾性ウエブとからま
せることは、繊維性集合可能ウエブの個々のファィバー
を繊維性弾性ウエブの個々のファィバーとからませるこ
とによって得られる。もし不織弾性ウエブが有孔フィル
ムであれば、繊維性不織ウエブをフィルムと結合するこ
とは、フィルムの孔内で繊維性集合可能ウエブの個々の
ファィバーをからませることによって得られる。2つの
ウエブを互いに結合することはまた後述の粘着性の弾性
材、その方法から不織弾性ウエブを形成することによっ
て得られる。さらに、2つのウエブを互いに結合するこ
とは、集合可能ウエブが弾性ウエブの表面に形成された
後2つのウエブに圧力をもたらすことによってさらに強
化される。2つのウエブの結合におけるさらに良い方法
は、不織弾性ウエブの上部表面に、それに繊維性集合可
能ウエブを形成するのに先立って粘着性物質をもたらす
ことによって得られるのである。
2つのウエブの互いの結合がなされて合成弾性ウエブ
を形成した後、バイアスしている力が合成不織弾性ウエ
ブから除かれて、合成弾性ウエブはその通常のゆるめら
れたバイアスしていない長さにゆるめられる。繊維性不
織集合可能ウエブは不織弾性ウエブに結合される一方、
不織弾性ウエブは伸びているので、合成不織弾性ウエブ
をゆるめる結果として、集合可能なウエブは収縮してい
る不織弾性ウエブと共に運ばれることとなって、かくし
て集められるのである。合成不織弾性ウエブ上のバイア
スしている力を減少することによって不織集合可能ウエ
ブを集めることが生じた後、合成不織弾性ウエブは、本
発明によって教示された使い捨て下着のような生産者の
生産の製造行程に向けて貯蔵または荷作り用にロールに
巻かれる。
上述したように、米国特許出願番号( )に記
載された方法は、粘着性の繊維性不織弾性ウエブの使用
によって強化されるが、それは、たとえば、Aおよび
A′が各々熱可塑性ポリスチレンまたはポリスチレン類
エンドブロックであってBは弾性ポリイソプロピレン中
間ブロックであるA−B−A′ブロックコポリマーまた
はそのようなA−B−A′ブロックコポリマーとポリ
(アルファ−メチルスチレン)との配合物のような粘着
性弾性材の溶融吹きつけミクロファイバーによって形成
される。ある実施例においては、AはA′と同じ熱可塑
性ポリスチレンまたはポリスチレン類のエンドブロック
である。粘着性繊維性不織弾性ウエブは次いで細長い、
伸びた長さに伸ばされることによって細長くされ、そし
て繊維性不織集合可能ウエブはたとえば粘着性繊維性不
織弾性ウエブの表面上直接に繊維性不織集合可能ウエブ
を溶融吹きつけまたはスピン接着することによって形成
される一方、繊維性不織弾性ウエブをその伸びた長さに
維持するのである。繊維性不織弾性ウエブは粘着性があ
るということの結果、繊維性不織集合可能ウエブは同時
に粘着性繊維性不織弾性ウエブの表面に形成されそして
粘着をもって結合される。この結果として、粘着性繊維
性不織弾性ウエブに接着結合された非集合繊維性集合可
能ウエブを有する合成不織弾性ウエブの形成ということ
になり2つのウエブを互いに結合することが接着結合に
よって得られそれは繊維性不織弾性ウエブの表面上に繊
維性不織集合可能ウエブを形成する間に生ずるのであ
る。2つのウエブの互いの接着結合は、合成ウエブが形
成された後であって、しかも繊維性粘着不織弾性ウエブ
はゆるめられる前に加熱されていない合成不織弾性ウエ
ブをローラ間のニップを介して通すことによって合成不
織弾性ウエブに圧力を与えて増強されるのである。接着
結合は、さらに粘着性繊維性不織弾性ウエブの表面に、
そこに集合可能ウエブを形成するに先立って接着材を与
えることによって強化される。合成不織弾性ウエブは次
いでその通常のゆるめられたバイアスしてない長さにゆ
るめられるのである。繊維性不織集合可能ウエブは粘着
性繊維性不織弾性ウエブに結合される一方粘着性繊維性
不織弾性ウエブは伸びた状態にあるので、合成不織弾性
ウエブとかくして粘着性繊維性不織弾性ウエブをゆるめ
る結果集合可能ウエブは収縮している繊維性不織弾性ウ
エブと共に運ばれてかくして集められることになるので
ある。繊維性不織集合可能ウエブの集合が生じた後、合
成不織弾性ウエブは、貯蔵用にロールに巻き取られた
り、あるいは本発明によって教示された使い捨て下着の
ような使い捨て下着生産の製造過程に直接にもたらされ
たりする。
繊維性不織弾性ウエブの形成に使用する例としてのエ
ラストマー材はポリエステルエラストマー材、ポリウレ
タンエラストマー材およびポリアミドエラストマー材を
包含する。繊維性不織弾性ウエブの形成に使用の他のエ
ラストマー材は、(a)AとA′が各々スチレン族を包
含する熱可塑性ポリマーエンドブロックであって、A
は、ポリ(ビニールアレン)のような、A′と同じ熱可
塑性ポリマーエンドブロックであり、Bは共役のジエン
または低アルケンのようなエラストマーポリマー中間ブ
ロックである、A−B−A′ブロックコポリマー、また
は、(b)AとA′が各々スチレン族を包含する熱可塑
性ポリマーエンドブロックであって、Aはポリ(ビニー
ルアレン)のようなA′と同じ熱可塑性ポリマーエンド
ブロックであり、Bは共役のジエンまたは低アルケンの
ようなエラストマーポリマー中間ブロックである、A−
B−A′ブロックコポリマーと1つまたはそれ以上のポ
リオレフィンまたはポリ(アルファ−メチルスチレン)
との混合体を包含する。AおよびA′エンドブロックは
ポリスチレンまたはポリスチレン類を包含する群から選
択され、またB中間ブロックはポリイソプレン、ポリブ
タジエンまたはポリ(エチレン−ブチレン)を包含する
群から選択される。もしAおよびA′がポリスチレンま
たはポリスチレン類を包含する群から選択されるなら
ば、そしてBがポリ(エチレン−ブチレン)であるなら
ば、これらのブロックコポリマーと混合される物質は、
エチレン、プロピレン、ブテン、他の低アルケンのコポ
リマーを包含するポリマーあるいはこれらの物質の1つ
またはそれ以上のものである。もしAおよびA′がポリ
スチレンまたはポリスチレン類を包含する群から選択さ
れそしてBがポリイソプレン中間ブロックであれば、こ
のタイプのブロックコポリマーと混合するための物質は
ポリ(アルファ−メチルスチレン)である。
明らかにわかることは、外カバー20用の適切な材料を
作るための方法の記載そして外カバーとして使用するの
に適した材料の記載はただ例としてだけで、何ら限定す
るものではない。他の弾力性をもって伸びることができ
る材質は本発明の精神を逸脱しないで使用できる。
いろいろ材質が、繊維性材、泡状体、粒子などを含め
吸収成分として使用するために考えられる。一般に、使
い捨ておむつに使用するのに、最も経済的な流体吸収材
は吸収ファイバーであった。最も通常に使用された吸収
ファイバーは、通常当業者に「パルプフラク」または単
に「フラフ」として知られている粉砕ウッドパルプのよ
うなセルロース性ファイバーである。これらのファイバ
ーから作られた吸収成分は一般に低密度で高い流体吸収
能力を有するがしかしそれらの吸い上げ能力は比較的悪
いということがわかった。この比較的悪いウィッキング
能力を解決するための従来技術での試みは本願出願人に
譲渡されSiglに発行された米国特許第4,213,459号に教
示されている。米国特許第4,213,459号は吸収成分の孔
の寸法が減少して改良された孔の毛細管作用が重力にま
さって、廃棄流体が上方に動いて吸収成分の他の部分へ
と移るのに打ち勝つようになる方法を示唆している。悪
い吸い上げ能力の問題を解決する別の試みは、吸収成分
に異なる密度または異なる平均孔寸法のセルロースファ
イバーの少くとも2つの層を設けることである。吸収成
分は、身体側当て部分42のすぐ下にある、フラフ(fluf
f)などのようなセルロースファイバーの第1の低密度
の層を備え、第1の層の下にフラフの第2の高密度層を
備えるのである。“主勢”としてソフトウッドパルプフ
ラフが上記した層の各々に使用されている。また、一
方、“主勢”のソフトウッドフラフの層は第1の層に使
用されそして、“優勢”のハードウッドフラフは第2の
層に使用され、この場合において、第1の層と第2の層
との間で変えるのは平均的孔の寸法であって必ずしも密
度ではない。この記載では、「主勢」というのは少くと
も約80%を意味し、一方「優勢」は少くとも約50%を意
味していることである。もう1つの手段は、必ずしも密
度を変化させないで孔の寸法を変えることである。この
ことは、ハードウッドフラフはソフトウッドフラフより
孔の寸法が小さいから行なわれ得る。そして結果とし
て、もし、ハードウッドフラフファイバーが高密度のソ
フトウッドフラフファイバーの代りに使われるならば、
たとえ各層の密度が同じであっても、2つの異なった寸
法の孔の分布が得られる。かくして、たとえば、“主
勢”のソフトウッドフラフパルプから得られた第1の層
における粗い孔の構造と“優勢”のハードウッドフラフ
から成る第2の層における微細な孔の構造とを包含し、
全体にわたって一つの密度を密度を濃くした2つの成分
のフラフのサンドイッチ状体が使用される。
吸収材成分に関する第2の態様は吸収材成分の部分に
ヒドロゲルの一部分を包含することに関する。ここで使
われている「ヒドロゲル」という語はそれ自体の重さの
水分または水状流体の何倍も吸収することができる1つ
またはそれ以上のハイドロコロイド物質のことをいう。
これらの物質は、一般に、従来方法でホモポリマー化さ
れた場合、水溶ポリマーを形成する1つまたはそれ以上
のモノマーをポリマー化することによってつくられる。
それらを水に溶けない本発明に適したものにするため
に、これらのポリマーあるいはポリマー混合物は典型的
には、しばしば架橋剤と反応させて、架橋ポリマーを形
成し、よってある限られた非水溶性をもたらす一方水ま
た水を含む流体で膨張しやすいままになっている。高分
子量ポリマーの鎖をからませることによって擬似架橋結
合がまた得られて、水に溶けない性質をもたらす。典型
的には、これらのハイドロコロイドは、ポリアクリル酸
とメタクリル酸のようなそのバリエーション塩である。
商業上は、それらはGrain Processing社の“WATER LOC
K"、米国アラカワケミカル社の“ARASORB 720"、および
日本触媒の“AQUALICCA"という商標で手に入る。他のヒ
ドロゲルはまたスターチあるいはセルロースのバックボ
ーンおよび架橋結合されたカルボン酸塩セルロース上に
グラフトされた親水性ポリマーを包含する。
ヒドロゲルは第1の高密度層と第2の高密度層との
間、あるいは低密度層と高密度層との間にサンドイッチ
状にされる。ヒドロゲルはまた高密度層に隣接して配置
されそれは次いで低密度層でカバーされてもよい。吸収
材成分が層に構成されていることに加えて、ヒドロゲル
を粉末、ファイバーなどとして吸収材成分内に入れて混
合体を形成してもよい。その場合、吸収材成分は0.1g/c
c.の、あるいは約0.1g/cc.ないし、0.35g/ccまでの範囲
内で全ての層に均一な密度強化をもたらす。
ここで使われる「密度」という語は低密度層または高
密度層の成分構造体の密度のことであって、実際のファ
イバーの密度のことをいうのではない。(実際のファイ
バー密度は約1.5g/cc.である。)低密度層の密度は約0.
03ないし約0.14g/cc.の範囲にあり、好適には約0.07な
いし0.11g/ccの範囲である。高密度層は、約0.14ないし
約0.35g/cc.の範囲、好ましくは約0.16ないし約0.3g/cc
の範囲の密度を有し、余分な剛性をもたない望みの毛細
管を設けている。これらの好適な範囲の密度は、0.2psi
の荷重の下で測定された密度である。
吸収材ファイバーとしては粉末にしたウッドパルプが
好適であるがしかし綿のリンターのようなその他のセル
ロースファイバーを使用することもできる。好適なフラ
フは、(すなわち周知の技術の硫酸塩法で作られる)漂
白されたダイオウマツのクラフトウッドパルプであり、
それはインターナショナルペーパーカンパニーから買う
ことができる。適切なハードウッドフラフパルプはサザ
ーンハードウッドクラフトであってそれは、Weyerhause
r Companyから“New Bern 309"として手に入れることが
できる。
また別の態様が本発明の精神を離れずに用いられる。
たとえば、濃い密度をもったフラフ層はまた低密度にお
ける同形の(ウッドパルプおよびまたはステープルファ
イバーと組合さった溶触吹きつけポリマーファイバー)
ウエブ、カーティングされたウエブ、気体成形の(ステ
ープルウッドパルプブレンド)ウエブなどのようなその
他の吸収材をもって使用される。
本発明のさらに別の態様によれば、吸収材成分は2−
98%重量の充てん物質とヒドロゲル物質との混合物を備
える。その「充てん物質」は、吸収材ファイバーのよう
な粉末、ファイバーまたは粒子状をした広い範囲の種類
の物質を含み、ここにおいて、吸収材ファイバーは(上
記した)セルロースファイバー、親水性物質、または疏
水性物質である。充てん物質は表面活性剤で処理され
て、表面の湿潤性を良くする。実施例では、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、およびポリスチレンのようなポリ
オレフィン、同時に天然のわずかな吸収材の土、雲母、
または野菜(たとえばとうもろこしの軸)くず、同時に
これらの物質の混合物を包含する。米国特許第4,381,78
2号(Mazurak外)を参考のこと。その記載は本文に引用
されている。
本発明によって用いられる表面活性剤は、AEROSOL O.
T.(American Cyanamid)、TEEPOL 610(Particle Data
Laboratories Ltd.)、NEODOL-27(シェル、ケミカル
カンパニー)、DUOMEEN-361(Armour Industrial Chemi
cal Company)、そしてTRITON X-102(ロームアンドハ
ースカンパニー)のようなイオン化または非イオン化物
質を包含する。
充てん物質は、先ず約0.5%から2.5%重量の範囲の表
面活性剤を含む約20%重量の表面活性剤溶液で均一に湿
らされる。ヒドロゲル粉末が次に加えられて、成分が全
体にわたって十分混合一体化するように十分に混ぜ合わ
せられる。ヒドロゲル粒子はわずかに膨張して充てん物
質に接着する。乾燥後、好適には、その混合物に、かた
まりをくだくわずかな機械的作業をかける。使用の際、
充てん物質は、混合物全体にわたって液体を迅速に吸い
上げ、そして実質的にはゲルブロックを形成する傾向を
とり除く作用をするのである。本発明をある特定の論理
に限定することは望まないが、一方表面活性剤は、乾燥
ヒドロゲルをわずかに膨張してそれを粘着性にして、そ
れが充てん材粒子に接着するようにさせることが信じら
れている。このため、好適には、充てん材は、表面活性
剤溶液との混合に先立って約10%重量までの水分を含
み、湿っているのである。
充てん物質の量は、2−98%重量の範囲内にあり、好
適な量としては5ないし95%重量の範囲内であり、より
好適には、ヒドロゲル物質の量にもとづいて25%ないし
7.5%である。表面活性剤は、好適には非吸収材充てん
材の量にもとづいて約0.05%ないし0.5%重量の量が、
そしてより好適には0.1%ないし0.2%重量の量が充てん
物質に加えられるのである。充てん物質は、平均的ヒド
ロゲル粒子直径の1−10,000倍、好適には1−1000倍、
最適には10−100倍の範囲にある比較的大きな平均的粒
子直径のものである。
以上本発明のいくつかの実施例を図示し記述してきた
が、本発明はこれに限定することなく、本発明の精神を
逸脱しないで、当業者によって幾多の変化変形ができる
ことはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
第1A図は赤ん坊に取り付けたところを示す本発明の使い
捨ておむつの則面図、 第1B図は赤ん坊に取り付けたところを示す本発明使い捨
ておむつの正面図、 第1C図は赤ん坊に取り付けたところを示す本発明使い捨
ておむつの背面図、 第1D図はある一定の時間着用していた後の赤ん坊におけ
る配置を示している本発明使い捨ておむつの正面図、 第2図は、半仕上げ状態にあることを示す本発明使い捨
ておむつの一実施例の平面図、 第3図は、第2図の3−3線に沿った断面図、 第4図は、仕上げた状態ではあるがファスナーを除い
た、第2図に示した使い捨ておむつの平面図、 第5図は、第4図の5−5線に沿った断面図、 第6図は、半仕上げ状態で示した本発明使い捨ておむつ
の別の実施例の平面図、 第7図は、第6図の7−7線に沿った断面図、 第8図は、仕上げた状態にある第6図に示した別の実施
例の図、 第9図は、第8図の9−9線に沿った断面図、 第10図は、本発明使い捨ておむつのさらにまた別の実施
例の平面図、 第10A図は、第10図に示した10A−10A線に沿った断面
図、 第11図は、本発明使い捨ておむつのさらにまたまた別の
実施例の平面図、 第12図は、第11図の12−12線に沿った断面図、 第13図は、本発明使い捨ておむつのさらに他の実施例を
示す図、 第13A図は、第13図の13A−13A線の断面図、 第14図は、固定位置ファスナーをおむつに取付ける第1
の方法を示している本発明使い捨ておむつの一実施例の
平面図、 第15図は、第14図の15−15線の断面図、 第16図は、第14図の16−16線の断面図、 第17図は、着用者にとり付けたときの本発明使い捨てお
むつの一実施例の斜視図、 第18図は、第17図の18−18線に沿った断面図、 第19図は固定位置ファスナーをおむつにとり付ける第2
の方法を示している本発明使い捨ておむつの平面図、 第20図は第19図の20−20線に沿った断面図、 第21図は第19図の21−21線に沿った断面図、 第22図は、着用者にとり付けた時の本発明使い捨ておむ
つの一実施例の斜視図、 第23図は第22図の23−23線に沿った断面図、 第24図は固定位置ファスナーの1つの部材の斜視図、 第25図は固定位置ファスナーの第2の部材の斜視図、そ
して 第26図は相互締結された位置で示した固定位置ファスナ
ーの2つの部材の斜視図、 である。 第27図は本発明の吸収材構造体のまた別の態様の斜視図
である。 10…使い捨ておむつ 12…腰開口部 14…脚開口部 16…ファスナー位置 20…外カバー 22…吸収材構造体 24…ヘム 26,28…胴フラップ 38…吸収材部分 42…身体側当て部分 44…バリヤ 46,48…接着剤 54…ヘム 56…弾性部材 57…タック 62…弾性部材 70,72…ファスナー部材 74,76…ファスナー部材 80,82…延長部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 773744 (32)優先日 1985年9月6日 (33)優先権主張国 米国(US) 審判番号 平7−18079 (72)発明者 ロバート エイ スティーヴンス アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 ア ップルトン ノース ミード ストリー ト 2335 (72)発明者 ジョン シー ウィルソン アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 ニ ーナ ケンジントン ロード 721 (72)発明者 ジョージア エル ツェーナー アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 ラ ーセン カウンティー トランク ティ ー 4316 (56)参考文献 特開 昭53−273(JP,A) 特開 昭48−24845(JP,A)

Claims (32)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】腰部開口と、一対の脚部開口と、股部と、
    該股部で仕切られた前後パネルとを形成する通気性の弾
    性不織外カバーと、 身体からの流体物および他の排出物を吸収保持するため
    の、前記外カバー内に配置された吸収手段と、 からなり、 前記吸収手段は、前記外カバーが伸びた状態にあるとき
    に前記外カバーに取り付けることにより、前記外カバー
    と前記吸収手段とが重なる領域においても該吸収手段に
    よって前記外カバーの伸縮性が実質的に妨げられること
    のないように、前記外カバーに取り付けられた、 ことを特徴とする使い捨て吸収性下着。
  2. 【請求項2】前記吸収手段は、独立した吸収構造体と; 液体透過性身体側当て部分と; 前記当て部分に固着された液体不透過性バリヤと; 前記バリヤと前記当て部分との間に配置された吸収材
    と; を備えることを包含する、特許請求の範囲第1項の下
    着。
  3. 【請求項3】前記取り付け手段は、前記外カバーが伸び
    た状態にある間に前記身体側当て部分を前記外カバーに
    接着する自己接着手段を備えることを包含する、特許請
    求の範囲第2項の下着。
  4. 【請求項4】前記吸収材構造体は、さらに前記吸収材の
    一部分のまわりに配置されたティッシュ封入物を備える
    ことを包含する特許請求の範囲第3項の下着。
  5. 【請求項5】前記自己接着手段は超音波的に生じた接着
    剤を備えることを包含する、特許請求の範囲第4項の下
    着。
  6. 【請求項6】前記外カバーは少くとも1つの方向に伸縮
    可能であることを包含する特許請求の範囲第5項の下
    着。
  7. 【請求項7】前記少くとも1つの方向は着用者の体の横
    方向であることを包含する特許請求の範囲第6項の下
    着。
  8. 【請求項8】前記外カバーは20%から200%の範囲で伸
    縮自在であることを包含する特許請求の範囲第7項の下
    着。
  9. 【請求項9】前記外カバーの周囲縁部はヘムかがりされ
    ていることを包含する特許請求の範囲第8項の下着。
  10. 【請求項10】着用者に前記使い捨て下着をとめ付ける
    ための締結手段をさらに備えていることを包含する特許
    請求の範囲第1項または第9項の下着。
  11. 【請求項11】前記締結手段は固定位置締結手段を備え
    ることを包含する特許請求の範囲第10項の下着。
  12. 【請求項12】前記締結手段は長さいっぱいの締結手段
    を備えることを包含する特許請求の範囲第11項の下着。
  13. 【請求項13】前記外カバーは液体透過可能であること
    を包含する特許請求の範囲第1項の下着。
  14. 【請求項14】前記取り付け手段は前記吸収手段を前記
    外カバー内に配置して維持するポケット形成手段を含む
    ことを包含する、特許請求の範囲第2項の下着。
  15. 【請求項15】前記ポケット形成手段は; 内部に前記吸収材構造体の第1の端部が配置されている
    前記外カバーをもった第1のポケットを形成する前腰部
    フラップと; 内部に前記吸収材構造体の第2の端部が配置されている
    前記外カバーをもった第2のポケットを形成する後腰部
    フラップとを備えることを包含する特許請求の範囲第14
    項の下着。
  16. 【請求項16】前記腰部および後部腰フラップは、前記
    外カバーの部分を備え、そこでは前記部分は折り重ねら
    れて前記外カバーに接着されていることを包含する特許
    請求の範囲第15項の下着。
  17. 【請求項17】前記外カバーは、前記前後パネルの少く
    とも一方を、まっすぐにする腰部伸張手段を含むことを
    包含する、特許請求の範囲第1項の下着。
  18. 【請求項18】前記前後パネルの各々をまっすぐにする
    手段を備えている特許請求の範囲第17項の下着。
  19. 【請求項19】前記腰部伸張手段は、前記前後パネルの
    少くとも1つの最も外側部分にタックを備えることを包
    含する、特許請求の範囲第17項または第18項の下着。
  20. 【請求項20】前記前後パネルは折り返された縁部を有
    することと、前記タックは前記折り返された縁部の折り
    たたまれ接着された部分を備えることを包含する特許請
    求の範囲第19項の下着。
  21. 【請求項21】前記折り返された縁部の前記折りたたま
    れ接着された部分は、前記ヘムかがりされた縁部上の選
    択された場所に置かれていることを包含する、特許請求
    の範囲第20項の下着。
  22. 【請求項22】前記選択された場所は、前記前後パネル
    の前記最も外側の部分から前記前後パネルの中央部分ま
    で延長していることを包含する、特許請求の範囲第21項
    の下着。
  23. 【請求項23】前記タックは、予め選択された長さで前
    記ヘムかがりされた縁部に沿って延びることを包含する
    特許請求の範囲第22項の下着。
  24. 【請求項24】前記予め選択された長さは1/4インチか
    ら1/2インチであることを包含する、特許請求の範囲第2
    3項の下着。
  25. 【請求項25】前記選択される場所は、前記前パネルと
    前記後パネルの前記最も外側の部分にあるように選択さ
    れることを包含する特許請求の範囲第24項の下着。
  26. 【請求項26】前記折り返された縁部の前記折りたたま
    れ接着された部分は、予め選択された距離にわたって折
    りたたまれることを包含する特許請求の範囲第25項の下
    着。
  27. 【請求項27】前記予め選択された距離は1/8インチか
    ら3/8インチであることを包含する特許請求の範囲第26
    項の下着。
  28. 【請求項28】前記股部分の前記最も外側の部分にヘム
    をさらに備えている特許請求の範囲第27項の下着。
  29. 【請求項29】前記外カバーに取付けられた長さいっぱ
    いの固定位置締結手段をさらに備えている特許請求の範
    囲第28項の下着。
  30. 【請求項30】前記液体透過性身体側当て部分は、少く
    とも1つの方向において弾性伸縮自在であり、そして前
    記カバー内に一体に保持されていることを包含する特許
    請求の範囲第2項の下着。
  31. 【請求項31】前記身体側当て部分は縦方向に弾性伸縮
    自在であることと、前記身体側当て部分は、それが第1
    の緊張力によって縦方向に伸ばされている間に前記バリ
    ヤに円周上に接着され、それによって前記弾性伸縮自在
    身体側当て部分は、前記第1の緊張力が除かれると、吸
    収材構造体を折りたたまれた位置をとるようにさせるこ
    とを包含する、特許請求の範囲第30項の下着。
  32. 【請求項32】前記身体側当て部分は身体の横方向にさ
    らに弾性伸縮自在であることと、前記身体側当て部分は
    それが、第2の緊張力によって身体の横方向に伸ばされ
    ている間に前記バリヤに外周部が接着されていて、それ
    によって前記吸収材構造体を、前記第2の緊張力が除か
    れる時身体の横方向にカップ状の外形をとるようにさせ
    ることを包含する特許請求の範囲第31項の下着。
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